仙北市議会 > 2018-09-12 >
09月12日-03号

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  1. 仙北市議会 2018-09-12
    09月12日-03号


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    平成30年  9月 定例会          平成30年第5回仙北市議会定例会会議録議事日程(第3号)                 平成30年9月12日(水曜日)午前10時開議第1 一般質問---------------------------------------出席議員(18名)      1番 門脇晃幸君       2番 武藤義彦君      3番 高橋輝彦君       4番 小木田 隆君      5番 高橋 豪君       6番 熊谷一夫君      7番 平岡裕子君       8番 田口寿宜君      9番 阿部則比古君     10番 黒沢龍己君     11番 荒木田俊一君     12番 小林幸悦君     13番 伊藤邦彦君      14番 真崎寿浩君     15番 八柳良太郎君     16番 高久昭二君     17番 稲田 修君      18番 青柳宗五郎---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長       倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     病院事業管理者   進藤英樹君  代表監査委員    戸澤正隆君     総務部長      阿部慶太君  地方創生・               市民福祉部長兼            小田野直光君              中村和彦君  総合戦略統括監             福祉事務所長  観光商工部長    高橋和宏君     農林部長      浅利芳宏君  建設部長      吉田 稔君     会計管理者     伊藤一彦君                      医療局長兼  教育部長      戸澤 浩君               高橋信次君                      医療連携政策監  総務部次長兼            大山肇浩君     危機管理監     加古信夫君  企画政策課長  田沢湖地域センター所長         角館地域センター所長            石川一幸君               長松谷 光君  西木地域センター所長          総務課長兼            佐藤人志君               朝水勝巳君                      事務事業移転室長  総務部財政課長   草なぎ郁太郎---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     書記        藤岡 純君  書記        堀川貴吉君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) ただいまの出席議員は17名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 遅刻の届け出は、10番、黒沢龍己君です。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。                              (午前9時59分)--------------------------------------- △一般質問 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、一般質問を行います。--------------------------------------- △平岡裕子君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。7番、平岡裕子さん。 ◆7番(平岡裕子君) おはようございます。日本共産党の平岡裕子です。 質問に入る前に、西日本豪雨、台風21号、北海道地震の災害で亡くなられた皆様に御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりのお見舞いを申し上げます。一日も早く皆さん元気で元の暮らしができることを祈っております。 それでは、質問に入ります。 今回の私の質問は、大きく4点に分けて質問をさせていただきます。 まず1点目についてであります。 これは、ことしの夏は例年にないほど高温が続き、とても暑い日が続きました。その酷暑対策についてであります。 命の危険を及ぼす高温注意報が多発しました。熱中症による医療機関の受診者も多かったと伺います。ためらわず、冷房や扇風機の活用をとテレビ画面に流れても、電気料を心配すると我慢せざるを得ない、そんな方にもたくさん出会いました。高齢者、低所得の方への冬の除雪支援対策は充実してきましたが、これからは暑い夏の到来は早く、夏の期間が長くなる予想です。酷暑を乗り切る支援が必要と思います。まず、市長の見解を伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。平岡議員の一般質問にお答えをいたします。 地球の温暖化現象が進展をし、命に危険を及ぼす酷暑日が増加することが予測されております。これに伴い、熱中症等の発症危険度が増すなど、市民の命に危険を及ぼす因子が増加傾向にあると認識をしております。 本市の平成30年7月及び8月について、常勤医が勤務する直営医療機関での熱中症罹患状況を確認したところ、角館総合病院56人、田沢湖病院14人、西明寺診療所37人の計107人が今期熱中症と診断されております。 そこで、医療、保健、福祉の関係機関や団体の御協力をいただき、熱中症等の予防に関する啓発活動を強化するとともに、医療関係者建築関係者電気設備関係者等の専門家からも御意見をお聞きしながら、まずは公共施設の冷房化に向け、整備を進めたいと思います。充足度合いを見ながら、町内や地域の集会施設などの冷房化も検討したいと考えています。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 今、熱中症にかかられて受診をされた方、その対応として、予防としては建築、それから電気屋さんなどなどいろんな方と協議を進めていくという、非常に大事なことだと思います。公共施設への冷房、これもやっぱり充実させていくという、これも非常に大事でありますが、個々の家庭においての支援、これも非常に大事かと思います。例えば、生活保護世帯でありますと、エアコン購入については5万円を限度として申請があれば対応していくと。ところが、その対応していくにしても光熱水費は自分の生活費の中から出さないといけないので、やっぱりちょっと辛抱してしまうという、そういう方もおられました。そういう意味で公共施設、そういうところも非常に大事なんですけれども、個々にとってどういうことかっていう、そういう支援策はお考えにはならないでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、議員がお話のとおり、まずは公共施設の冷房化をしっかりと進めていきたいと。それは、市民の方々が憩いの場所、もしくはコミュニティの場所ともなり得るだろうという考え方です。この考え方は、町内会各集落の基幹的な集会施設も同様のことが言えるという判断があって、公共施設等の冷房化とともに各地域の集会施設の冷房化も検討しなければいけないだろうという考え方です。 一方、今、議員が御指摘のとおり、各個々の世帯への支援はどうなのかというお話でありますけれども、例えば一例としては、東京都の荒川区は65歳以上の高齢者の御家庭が新規にエアコンを購入する場合、やはり5万円という金額の上限を設定した補助制度も設けているようであります。ヒートアイランド現象が著しい都市部では、やはり必要な支援かと思います。しかし、今、先ほどお話のとおり、日本全国が酷暑日の多い列島となっているということを考えると、都市、地方にかかわらず、そのような制度設計が必要な時期になっているというような認識は持っております。一足飛びになかなか進む事案ではないという状況もありまして、財源的な話はそうですけれども、そのような形で、まず皆様方に一番喜んでいただけるところから進めていくと、公共として進めていこうという思いがあるということであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 個々の支援も徐々には進めていく必要があるという、そういう答弁をいただいたと私はそういうふうに思いたいところなんです。 まず新しい、比較的新しい住宅、建物の中に住まわれている方は、エアコンも設備されていて生活しやすく、ところが住宅も、なかなかそこまでは至っていないという家庭もたくさんあるわけで、そして、特に高齢者の方は、加齢とともにですね自分の体温調整がうまくいかなかったりして、外はとっても暑いのに中でいっぱい着込んで、そして戸もずっと閉めきって中で扇風機をぐるぐる回してその中で過ごしているという、そういう方々をどうやって気付くかっていうか、涼しいから大丈夫じゃなくて、その中で水分の不足だったり、いろんな、熱だったりさまざまな要因でもって体調を崩されていくという、そういう方々も多いようです。その中で、じゃあいかにしてその方に早く発見、気付くのかというと、やっぱりコミュニティの力で、それできのうも市長のブログにもあったんですけれども、法を守ればその法でもってなかなか人を救えないというか、やっぱりプライバシーだとか個人情報のそういうこともあって、なかなかままならないということも事実ではありますけれども、やっぱりコミュニティの力も高めていって、そういう方を早く熱中症に防ぐというか予防していくという、そういう地域づくりも必要なのではないかなということをことしの夏で特にそういうふうに感じました。 次の質問に入ります。 私はこれまで小・中学校の普通教室に、ぜひエアコンの設置をと何度も何度も、2回ほどこの場で質問をさせていただきました。その答えの中には、これは教育長さんのほうからでありましたけれども、義務教育のその場では、小・中学校の普通教室へのエアコンの設置は、なかなか例がないと、そういうようなお話でした。まず、衣服の調節でもって季節を感じてほしい、そしてそういう対応をしてほしいという、そういう内容でした。でも、高温で湿度も高い日が続いては、元気な子どもたちもさすがに疲れ、授業に集中できません。ことしの夏は、衣服の調節による暑さ対策は通用しないと教えてくれたように思います。高校の教室にはエアコンがついているのに、小・中学校にないのはなぜかと疑問を持つ声が聞かれます。先日、小学生に、ことしの夏、暑かったね。エアコンがあったらいいなと思った日、何日くらいあった?とそう聞きました。そしたら、1カ月半ぐらいかな」と答えてくれました。そばにいた親は、何だ、それでは夏は毎日じゃないかと、そんな話が聞こえてきました。そしてまた、中学生は遠慮がちに、ことしの夏は本当に暑かったんですね。エアコンがあったらいいなと思ったと、そのように話してくれました。エアコンより施設の改修工事が優先されている現状ですが、児童生徒が集中して学習できる環境づくりを並行して取り組むべきではないでしょうか。このことについて、教育長のお考え、そして先ほどの市長のお考えの中には、公共施設にはエアコンを設置したい、このことも小・中学校が入るのかなとは思いますが、そのことについてもう一度お二人の方から見解を伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 最初は、門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 私のほうから先に御答弁させていただきたいと思います。 今お話のとおり、記録的な暑さを受けて文部科学省でも教室などへのクーラーの設置状況を緊急調査し、秋には結果を公表するということとしているようであります。仮にクーラーの設置を計画する場合、仙北市の学校では、附帯する修繕工事、電気工事等を段階的に進めていかなければならないという状況にあります。文部科学省は、緊急調査とはこれは別に、来年度予算要求に向けた設置ニーズの調査、国がクーラー設備費の3分の1を補助する現行の制度ありますけれども、これを活用して必要な設置を進めるための財源を確保したいという考え方のようであります。 学校のクーラー設置財源をめぐって菅官房長官が7月下旬の記者会見で、来年のこの時期に間に合うように対応したいという発言がありました。仙北市にとどまらず、各自治体、この発言に大変注目しております。この動きが見えてくる状況、概算要求の後になると思いますけれども、今その時期になっておりますけれども、12月、もしくは1月、私どもの予算の動きと仮に連動する状況が見えてくるとすると、かなり現実的な話になるかと思います。 駄弁でありますけれども、過日、市町村長が集まる会議がありまして、やはり暑い最中でありまして、そのときに市長室、私の、雑談程度に市長室が暑くてなかなか執務に集中できないという話をしたところ、エアコンはないのかという全市町村から一気に質問を浴びまして、市長室だけではなくて議長室もないんだという話をしました。びっくりされておりまして、多分25市町村で市長室、議長室にエアコンがないのは仙北市だけではないかというような、そんなムードでありました。その後に各市町村長は、それはともかくも、今、小・中学校、義務教育の学校へのクーラーの設置を真剣に庁内で考えているんだという複数の市町村長の発言がありました。そのような状況になっているというふうに認識しなければいけないと思います。 私からは以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の御質問にお答え申し上げます。 昨今の記録的な暑さを受けまして、学校の学習環境づくりについて国会でも討論、検討する動向が見られるようになってきております。文部科学省によりますと、秋田県は普通教室のエアコンの設置率が小・中学校1.8%、東北で5番目との報道がございました。県内の小・中学校も学校ですね、新設される場合には導入している例がございますけれども、仙北市におきましては、エアコン設置について何とか順次計画してですね、段階的に、例えば保健室だとか特別教室など徐々に設置している現状でございます。普通教室の整備をする場合には、段階的に進めますと、やはり不公平感等が生じてしまうということも危惧されるために、市内全ての学校に一斉に設置するというのはなかなか踏み切れないというふうな状況もございます。 また、設置を進めていく上で、市長のほうからもおりましたけれども、各学校の電気設備、配線関係等もあわせて整備していかなくてはいけません。学校によりましては、築40年以上の長寿命化事業、それから築20年以上の大規模改造等で事業の計画を進めている現状もあり、国の動向等見ながらですね、老朽化対策による各事業にプラスいたしましてエアコン設置等学習環境づくりもきちんとしっかり進めてまいりたいと思っているところでございます。
    ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 国の動向もあり、このエアコン設置については、非常に前向きに取り組まれていくというそういう答弁でありました。 それで、今、教育長のほうから、学校のほうにつくるときに、例えばこの学校だけっていう、だからやるときは一斉にっていう、そういう不公平感を生まないためにやるんだという、そういうことも検討しているという話でした。これがですね、1年生から6年生、そして中学生になると、もっと体格もよくなるわけなんですけども、せめて小学校の1年生、低学年のときは身長も低いですし、やっぱり暑さに対しての体力、そういうのもあるので、全学校が一緒にではなくて、学年ごとに区切ったりとか、いくらでもそういう方法があると思うんです。ぜひそういうところもお考えになられたほうがいいと思います。ちょっとこれは全く余談なんですけども、ある小学校でとても暑い中で子どもたちが一緒に動くわけですね。そうすると担当の先生が、涼しいどっかの部屋に、きょうはあの教室を通って目的地まで行きますっていう、そのヒヤッとしたところにやっぱり一時でも入れてくれる、そういう配慮があったという、せめてそういうふうに使える場が学校の中であったりしていくと、子どもたちもまたいくらか違ってくるのかなと、そんな気もします。ぜひこのエアコンの設置については、よろしく進めていくべきだと思います。 これは先ほど教育長のほうから、県内の小・中学校冷房設置率1.8%、このことについては、さきがけ新聞でもね7月17日の、もうそういう早い時期の記事になっておりましたので、ことしは本当に暑かったんだなということがよくわかるような内容のその記事でししたので、子どもの学力向上のためにも、心身ともに健全な子どもたちを育てるためにも、ぜひ検討してほしいと思います。 それでは、次に2点目、これは市民の足を確保する支援の充実についてであります。 生保内・角館地域は市民バスが運行され、西木・神代・白岩地区においてはデマンド型乗合タクシーが運行されています。市民バスは、予約なしで定刻に運行されるので歓迎をされています。デマンド型タクシーは、予約のための電話や登録制をとっているために、急にそれを利用したいと、そういうふうに申し込んだときに、あなたは登録してありますか、そういうところで何回も手間がかかって、ようやく利用ができたという、結果的には利用ができたというそういうことがありましたが、予約しないと運行しないがデマンド型乗合タクシーは、それは原則とは思いますが、例えば朝は病院の診察時間に間に合い、帰りは買い物ができて帰れる午後の時間を、それを定刻に出発して、予約がなくても、あらかじめそのバスというかそのタクシーを利用する方の把握は必要かとは思いますが、そういうふうに時間が決まっていれば、もっと利用しやすい、そんな声も聞かれました。その要望に応えるために、定刻に運行する時間帯の設定はできないものかと、そんなふうに思いました。 タクシーについては、これは西木のほうになるんですけれども、運行ダイヤは一様には決まっているわけです。決まってはいますけども、例えば予約があれば、あそこに寄って、ここに寄って、ここに寄ってって、タクシーに大体4人ぐらいを乗せて目的地に、角館のほうに向かうと。でも、それがそうではなくて、この時間はまっすぐ角館の病院まで行きますよっていう、その沿線の方を、あまり細かく回らないで沿線の方を拾っていって病院に行けて、そして帰りもまた、この時間には帰りますよっていうふうになったら、そこに決まって帰れる、そういう体制はデマンド型タクシーではできないものかどうか、そのことをまず初めにお伺いします。 それからまた、デマンド型タクシーは、地域内を細やかに運行して、停留所もその路線であれば、コースであれば、市民の利便性を考慮して利用者には大変喜ばれております。しかし、民間バス路線と重なり合う部分があるため、窮屈をしているという、例えばここで利用したいんだけど民間バスが通ってるので、ほかのコースになるので、そこはちょっと利用できないとか、そういう窮屈な声があります。例えばですね、角館の医療機関の前に停留所の設置があれば、デマンド型タクシーをもっと利用しやすいと、そういうふうな声もあります。近くにデマンド型タクシーの停留所があって、医療機関まで少しの間歩かないといけない。それが比較的元気で医療機関に向かう方であればいいわけなんですけれども、ちょっと足が痛かったりそういう方にとっては、自分が行く医療機関のところで乗り降りできたら、もっと楽なのにというそういう声もありました。そのことは、今、私がここで話をするだけでなくて、担当の方へは直接電話なんかでも要望があるやに聞いておりますが、でもそのときに、例えば民間のバスの停留所がそこにあって、デマンドタクシーの停留所もそこにあると、お客さんというか、非常にわかりにくいというか、そこは自分のほうだからここには入ってほしくないという、そういうのがあるかなとは思うんですけども、いずれそういうようなことが実際の場で起きているということを地域公共交通会議では、そういう議論はなかったのかどうか、そのことについても、まずこの2点についてお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 1点目の定時運行のデマンド型タクシーの件でありますけれども、まず議員がお話をされたとおり、現在、西木・神代・白岩地区にデマンド型乗合タクシーを運行しておりまして、市民バスとは異なり、お話のとおり事前の予約というものが必要だということであります。 乗車のための手続が必要で、利用者の皆様には御負担をかける部分も確かにありますけれども、そのメリットは、車両が市民バスよりも小型で、道幅の狭い道路も運行が可能で、さらに停留所も多く設置できることであったり、予約による運行ということで、利用人数に応じた効率のよい運行が可能となるという点などが挙げられると思います。 これに比べ、定時発車バスの場合でありますけれども、原則全ての停留所を通過しなければならないということもあり、時間が多くかかることであったり、乗車人数の把握ができないため、車両の手配が難しいといった側面もあるようであります。 ただ、地域公共交通へのニーズは、利用者の現状により変化をすることは当然だと思っております。今後も地域の皆様との意見交換会を予定しておりますけれども、さらに意向調査だったり、御指摘の定刻運行のデマンド型タクシーの試験運行などを行ったりしたいと思っています。 それから、2点目のデマンド型タクシーの特徴を生かすということでありますけれども、デマンド型乗合タクシーの停留所の設置については市民からの要望にできる限り対応しているという現状がありますけれども、民間バス事業者で設置している停留所と重複する箇所については、事前に事業者から意見を聞いた上で判断をしているということであります。 過去に要望のあったケースでは、競合することになるので配慮してほしいとの事業者の意見があって設置を見送ったケースもあります。必ずしも全ての事案が地域公共交通会議で議論になるということではないという現状があります 高齢化等の進展で地域公共交通の需要が年々高まっていて、国も規制の緩和などでその充足に本腰を入れて取り組んでいます。私も前回の出前まちづくり講座桧木内松葉地区を中心とした方々との懇談の際に一番の話題が、やはり出かけるということに対する御自身、皆様方の何というか手段の獲得、確保というふうに集中したお話がありました。その際もデマンド型乗合タクシーの利便性だったり、もしくは使い勝手がなかなか思うようにいかないということだったり詳しくお聞きしております。あと、内陸縦貫鉄道の松葉駅の駅周辺の整備についても御提案をいただいております。やはり地域の方々は、この後、この地域で住み続けるためには、医療機関に行って、買い物をして、ときには友だちと会ってというようなことが支えになっていくということで、そのための交通手段の確保が最も興味の高い話題だというお話を強く認識してきました。 決して地域公共交通会議で全てを決めるという状況ではもうなくなっておりまして、規制の緩和も進んでおります。そのような形ではありますけれども、今後は地域公共交通会議、私今まで複数回、会議はありますけれども参加したことがあまりないわけで、しっかりと参加をして、そういうその地域の方々のお話をお伝えする係ということで出席をして、そのニーズを皆様方にお知らせをし、対応をするというような形をとっていきたいというふうに、改善をしたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 利用する方が自分にとってというか、皆さんの利用をしやすくするために民間のバスもあまり利用者がなくて、廃止をして、こちらのタクシーに移行したっていうそういう経緯はあるわけで、私に話された方は、朝は隣近所の人の出勤時間にあわせて病院に行くことができると。そこの診察が終わってから、今度、デマンドタクシーを使うとなると、場所を言ってしまうとどこの医療機関か大体わかるわけなんですけども、広域交流センターのあの坂のところで降りるわけですね。そういうふうになっていくと、そこまで歩くのも大変だから、結局はタクシーを頼んでワンダーモールまで行くと、そしてそれから自分のところまで帰ってくる。そうなると非常に不便だという、多分そのことがちょうど停留所が重なり合うので、事業所の方のほうから、そこには停留所を設けないでほしいという、そういうふうな話になったかとは思うんですけれども、でも、そのことを非常に希望している方が多いということで、交流センターのところには、何も日除けもないし、非常に待つのがつらくて、結局は駅のほうで待って、時間になってまた交流センターのほうにまで来る。そうすれば、病院から、その医院から駅まで行って、また交流センターまで出てくると、それが病院に通っている患者さんの動向というか、そういうのであれば、そこのところが自分のかかっている医療機関のところに、そこが利用できるんだから、そこに停留所がほしいなという、そういう希望がありました。そういうことについて、市長も皆さんの声はよく聞かれていると思うので、今度ぜひそういう話も皆さんの声として、そういう機会を多く持っていただくよう切に願うものであります。 それでは、デマンドタクシー、それから民間バスは通っているんだけど、デマンド型タクシーを利用できていないというか、そういう走行されていない地域もあるわけですね。そういうふうになったときに、例えば刺巻地域なんかは、路線バスもあるけど本数が前に比べるとずっと少なくなった、それから、JRの刺巻駅はあって、こまちはときどきとまりますけど乗れませんという、そういう話をたくさんしておりました。その中で病院に行くとなると田沢湖のほうに行く、そしてまた、帰りも不便だという、そういう状況の中でタクシーを使うと、刺巻まで田沢湖から戻ってくるのも2,000円以上はかかるというか、それでお医者さんにかかるのに非常に交通費がかかって、また大変だと。今は車の運転ができるけど、これがやがて返納するようになったときは、やっぱり心配であると、そういうような声も聞かれます。そういうことに対しての支援策としてどうするのか。そこで私は、タクシーの助成もあったらいいのかなという、福祉のほうでは障がいをお持ちの方には外出支援としてタクシーの補助券なんかも出しておりますし、また、返納した方については、1万円程度の、100枚綴り、1回につき100円でしたっけか、そういうのについての何か対策もとられていますけれども、非常に今、返納する方も高齢になっても車から離れると非常に不便だということで、返納されている方もそんなに多くないというのが実態の中で、返納してもやっぱり大丈夫なんですよ、あなたの足はしっかり確保、まずできるように応援はしますという、そういう対策をとられるべきじゃないかなと思って質問をいたします。お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 刺巻地区に限らず地域内に公共交通があるけれども不便を感じているというお話は大変多く耳にしておりまして、この課題を解決することで私の重い気持ちは随分軽くなるのかなと思うくらい重要な、この後の仙北市を持続可能な行政体としていくために最も重要な一つの課題だというふうに捉えて、改善に向けてさまざまめぐらせた思いもあります。特に買い物であったり通院・通学など日常生活に欠かすことのできない移動手段としての地域公共交通へのニーズは、ますます高まってくるということだと思います。現在は家族や地域内の共助により対応しているとしても、今後の高齢化の進展で現状維持できなくなるということもあると思います。地域の足の確保は、先ほどお話のとおり、市全体の大変重要な大きな課題と捉えております。 これまで市は、民間バス事業者によるバス路線の廃止に伴って、市民バスやデマンド型乗合タクシーの運行に取り組むなど、実情に合わせて対応をしてきたつもりであります。近い将来、この地域での公共交通需要が増加した場合、個別の運賃助成などではなくて、現行でもう既に運行を行っている例えば刺巻地区であれば、たっこちゃんバス向生保内線の延伸等での対応が現実的ではないかというふうに思っています。 また、今既にデマンド型乗合タクシーが運行されている地域であっても、そのようなループ型の市民バスの必要性も相当声高にお話をいただいている状況にありまして、特に西木地区などではその話がとても多いわけであります。 全市のその公共交通のあり方、これまでは市民の方々の需要に応えようという形で対応してきたつもりでありますけれども、その次の時代、高齢化社会のもう一つ進展した時代のイメージをしっかりと持った総合的な公共交通のあり方というものに、しっかりと対応していくというそういう姿勢でこの課題に取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 今、市長のほうからも刺巻地域に限ったことではないという、そういうことです。神代地区の中でも卒田のほうから角館に向かう、前はわらび座さんのシャトルバスが定期的に出たりして、その沿線の方々はそれを利用もしておりましたが、あれを運行していく場合に700万円ほどの予算がかかって、それの拠出がなかなか大変だということで、今そのシャトルバスを、全くなくしたわけではないんですけど、地域の沿線の方は利用しにくくなっているという、そういうところからいくと一つの空白地域になっているという、近くまでは白岩のほうに回ってくるデマンド型タクシーもあるわけですけれども、ぜひその辺との兼ね合いなんかも考慮すべきじゃないかなと、そんなふうに考えます。前回、武藤議員のほうからも、このことについて質問があって、買い物支援なんかも改善していくという話で、そのときに答弁の中で、それらの地域の方々、必要としている地域の方々と話を深めていくという、そういうことを市長はおっしゃいましたけれども、その後そういうようなことは実際に取り組まれているのかどうか、そういう話し合いは持たれているのでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 例えば地域運営体の方々とのお話し合いであったり、先ほど話をしたまちづくり懇談会で議題としていただくというようなことで、さまざまな場面でお話をさせていただいております。そのときに出てきたことをちょっとだけお話しますと、今あるスマイルバスだったり、たっこちゃんバスだったり、それが何というか独立して運行しているというような状況に見えると。もっと接続性が高いと、いろんな回遊ができるんじゃないかと。そこにはやはり回遊できるループ型のバス、台数をふやすとかですよ、そういうことをしていくと、市内全域で乗り継ぎ乗り継ぎだけれども必要な場所に行けると、市民バスを活用して行けるというような交通体系、システムをつくることができないかというようなお話もありました。今あるその制度、デマンド型乗合タクシーだったり、秋田内陸縦貫鉄道にも補助を出している状況もありますし、生活バス、路線バスにも補助金を出しているという状況がありますけれども、そういう幾つもの制度の上にさらにそのようなループ型のバス運行ということを考えていくのは、これは結構大変なことでないかというのは皆さんよくわかっていました。ですので、何を整理してこのような形をつくるという、そういうスクラップとビルドをしていくという作業を、まさに今していますという話をして御理解いただいているという状況、御理解というかお待ちいただいているという状況があるというのが現状だというふうに認識しております。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 話し合いをして、夢を語るのはいいんですけども、やっぱり早期に実行をして、利用者もきょうは元気だけども、もう少ししたら元気でなくなるという、そういう場面も出てきますので、早めの対応をぜひ実現するようにお願いをしたいものです。 それでは、3点目として、子どもの医療費の負担軽減についてであります。 子どもの医療費、親が子育てする中で、本当に子どもに元気に育ってほしいというのが一番の願いであって、病気が一番心配なわけです。県の事業としても中学校卒業まで医療費の無料化が実現をしております。しかし、本市においては、市民税所得課税世帯に上限1,000円で窓口負担をお願いしている状況にありますので、このことについてはまだ完全無料化になったとは言えないと思います。県内で窓口負担がある自治体は少なくなっています。本市においても、負担なしに取り組むべき時期に入っているのではないかと思いますが、その辺のところの実情、いかがお考えなのか伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 方向性としてお話をすると、議員の御提案と私も同様の思いを持っております。中学校卒業まで医療費の無料化、この案件については、市民税所得割課税世帯に上限1,000円を窓口で、無料化している市町村も多い、これは県内18市町村、半数以上に既にその状況があるということのようであります。市民の無料化を希望する声が大きいことも十分承知をしております。 また、議員が御質問の中に取り上げている例えば県の事業として中学校卒業まで医療費の無料化が実現というふうな形でありますけれども、県の事業としては、所得制限があって、県の事業では該当しない所得、オーバーの子どもの世帯でも仙北市が独自で該当させているというような制度も仙北市は運用をさせていただいております。また、現在、福祉医療制度を実施していることで国民健康保険事業の国からの交付金、これが減額されている実情もあります。さらにサービスを拡充していくと、交付金がさらに減額になってくるというような相対の関係が実はあります。 子育ては市の重要な施策であります。市全体の事業計画の推進の中で、ほかの子育てに関する事業との関係も考慮しながら財源の確保対策を検討しなければいけないという状況があります。来年度の当初予算に向けてさまざまな対応をしたいというふうな思いを持って、今まさに情報の収集等をしている状況にあります。先ほど話したとおり、大きな子育て支援、仙北市の子育て支援の質の中でこの対応を検討していくということで、当初予算にいかに反映させることができるかというところになろうかというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 子どもの医療費の無料化については、国のほうでは小学校の6年生、就学までの無料化は実現しているけれど、あと実際にやられているところは、私たちのところの自治体のほうで自主的にやっているというのが実情であります。それ非常によくわかります。この部分を窓口負担なんかをなくしていくと、結局、ペナルティとして交付金が減らされてくるという、そういう苦しい状況にもあるわけですけれども、でもやっぱり子どもを大事に育てる、健康で育てる、そういう市なんだ、町なんだというところもはっきりとお示しいただくためにも、ぜひこのことは実現に向かって取り組んでいただくようここで提案をいたします。 中学生までの無料化が進んで、今度は高校を卒業する年齢までの無料化の実現を目指してほしいなと、そんなふうに提起するわけなんですけれども、でも、先ほどの窓口負担のことについても、いろんなことについても、市の財政も伴うことです。でも、そのことについて、まず実現可能かどうか。もし、もしですよ、可能であれば一番いいことなんですけれども、まだ中学校卒業までの医療費の無料化の実現に至らなかったときに、仙北市では中学生の入院費の無料化、そしてまた、歯科治療、それから通院に係るその経費については応援しましょうと、そういう取り組みをなされた実績があります。このことをまず高校卒業までの医療費の無料化の実現とあわせて、そのことについても今ここでお考えいただけないものかどうか、伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) これもまた中学校の完全医療費無料化の御提案をされている議員と思いは同一方向にあります。私の思いも同一方向にあります。 県の基準では、中学校卒業までが対象年齢で、高校生については市独自の政策ということになろうかと思います。中学校の無料化に向けた段階で議員が今お話をしていただいたとおり、完全無料化に向けたプロセスの中で市が、でもやろうということでやったようなメニューづくりということも当然考えなければいけない、高校生の場合は、市町村の自治体の枠を超えた子どもさん方がともに暮らす、学ぶ場所でありますので、その連携がどのようにうまく進めることができるのかということで、若干不安を持っていることもありますけれども、しかしながら、この方向性はやはり議員の御指摘の中で、私の中でもこれは同様なベクトルだというふうに認識をしていただいて結構であります。 この事案についても、どこまでできるのかということは、この後の来年度、再来年度に向けたさまざまな予算の議論の中でも皆様方と一緒に議論を継続させていっていただければありがたい事案というふうに捉えていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 過去にですね学校で健康診断をして、その中の診断結果が返ってくるわけですね。家庭のほうで。それを持って受診する家庭が、思った以上に非常に少なかったっていう、それも年齢が高くなれば受診率が少なくなっている。高校生の場合も、学校の検診でやっても、やっぱり歯科とかそういうことに対しては、なかなか治療費だとかそういうことが困難であって医療機関にかかっていないというそういう実態も非常に多いようでしたので、ぜひこのことも、先ほど市長が見解として述べられたようなことも実現に向かっていくべきと思います。 それでは、4点目として、国保税の負担軽減を願ってとして質問をいたします。 平成29年度の国民健康保険税の徴収率は、現年課税分、滞納繰越分とともに前年を上回ってはいますが、収入未済額は2億2,577万円ほどになっております。不納欠損額は、前年比よりわずか少なくはなっておりますが、処分の理由は「滞納処分できる財産がない。滞納処分することによって、その生活を著しく窮迫させる恐れがある。」が多数を占めております。家計における国保税の負担の大きさを表しております。応能負担は当然ではありますが、所得割の軽減、平等割額、均等割額負担の見直しを図り、被保険者の負担軽減につなげていくべきと思いますが、まず、いかがお考えでしょうか。 そしてまた、2億円を超す未済額を、どのように受けとめられておるのかお伺いをいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 国民健康保険税の算定は、被保険者の負担能力に応じ賦課される応能分所得割と応益に応じて等しく被保険者に対し賦課される応益分、均等割と世帯別平等割であります、で構成されているわけであります。 御質問の被保険者への負担軽減の見直しでありますけれども、低所得者等の事情のある被保険者については、応益分を軽減、これは7割、5割、2割の3つの方法があります、の割合の制度があります。この制度があって、地方税法の改正に即して毎年度軽減措置の見直しを行って拡充を図っているという現状にあります。負担の適正化を図るため、所得の少ない被保険者に対しては、軽減制度が適用されます。本年度であれば5割軽減の基準については、被保険者に乗じる金額を27万円から27万5,000円に引き上げておりますし、2割軽減の基準については、被保険者に乗じる金額を49万円から50万円に引き上げているという現状があります。 また、災害や病気、けがなど予期しないことで収入が著しく減少して国保税の納付に困難を生じるというような方には、減免制度の活用で対応しております。 今後もこれまでと同じように随時納税、納付相談、しっかりと受けて、皆様方の実情に即した対応を応援するというような毎日であります。 次に、未納額についてでありますけれども、平成29年度国民健康保険税の調定額は8億4,311万1,371円、これに対し収入額が5億6,631万208円で、収納率が67.2%、不納欠損額が5,108万4,357円、未納額が2億2,557万106円でありまして、これが翌年度へ繰り越しとなっております。平成30年度の収納率については、市政報告でも申し述べたように、滞納繰越分については7月末現在で11.1%、前年同月を7ポイント上回って改善されております。不納欠損については、決算書に記載のとおり、地方税法に基づき処理をしております。国保税を含む市税の未納額は、市財政の影響が大変大きくて重要な課題であります。収納推進課の設置であったり、市税等目標収納率、これは平成32年度目標の設定などをしております。目的意識をしっかり持って未納額の縮減に取り組むことは当然であります。また、コンビニ収納など納付環境の整備にも力を入れております。随分と多くの方々がこれを御利用いただいているという状況も、議員よく御承知のとおりであります。一層一層の収納率の改善に努めるしかないというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 税金の納入については、これは前年の収入、所得に応じて納入する、これがもっともなことでありますけれども、でも、減免の方以外にやっぱりこれほどなかなか納入に大変難儀をしているという、そういう方が多いというあらわれでもないかなと、そのように捉えます。この国保税の納入のあれを見ますと、所得割では40歳から64歳まで医療分、後期高齢者支援金分、介護保険分を合わせて14.3%になるんです。平等割額は3万5,000円、均等割額が4万3,000円ですね。そして、ゼロ歳から39歳までの均等割額は3万4,000円です。この均等割額は、ゼロ歳から、もう生まれたときから国保税に加入すると、1人あたり納める金額になります。家族が多い、子どもが多い家庭にあっては、非常に負担が大きくなるこの均等割額ではないかなと、そのように思います。今、子どもの教育費の負担が家計に占める割合が非常に大きいと言われている中で、高校卒業年齢に達するまでは、この均等割額をぜひ見直してはいかがでしょうかと、ここで提案をいたしますが、このことについてはお考えいただけるでしょうかどうか、お伺いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、議員から均等割の見直しという御提案をいただきました。均等割の見直しをすることで国保会計がどのような形、全体の予算ベースの中でどのような形になるのか、議員よく御承知のとおり、例えば剰余金が発生しても、その剰余金が決して無駄になっているということではないことは、よく御承知のとおりだと思いますけれども、そのような形で国保加入者が全体で全体を支え合うというこのシステムに、どのような影響があるのか、ここを一言でお話するということは、なかなか困難な答弁になろうかと思います。全体の中の均等割の見直しがどの程度の影響を及ぼすか、将来年度にわたってどのような影響を及ぼすかということを、しっかりと調査し、また、検討しなければいけないというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(平岡裕子君) 今、人口減少も大きな社会問題になっておりますし、家庭にあっても子どもは2人、3人と、多くいれば子どもの人間関係も家庭の中でもよくなって、そういうふうに望んでいる親というんでしょうか、家族の願いでもあったりしますので、このことについてはぜひお考えをいただくことをお願いをいたしまして私の質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番、平岡裕子さんの一般質問を終わります。 11時10分まで暫時休憩します。                             (午前10時59分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時10分)---------------------------------------阿部則比古君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。9番、阿部則比古君。 ◆9番(阿部則比古君) 阿部則比古でございます。私から、一般質問に入る前に、一言だけお話をさせていただきたいと思います。 皆様方もおわかりのように、私どもの前同僚議員でございました門脇民夫君が先月、病魔に侵されて闘病中でございましたが、闘病むなしく帰らぬ人となってしまいました。まことに残念の極みでございます。ここに立っておりますと、彼が本当に一心になって、あの顔で、あの声で、ここで質問しておった姿が、まるできのうのことのように思い起こされてなりません。本当にさまざまな思いを残したまま、まるで生木を裂かれるようにして死に至るまで大変苦しみ抜いて亡くなっていったようでございます。本当に考えますと、痛切の極みでございまして、まことに無情と言うしかないわけでございますが、本当にここに改めまして門脇民夫君に、これまでの私たちの生前の御厚誼に感謝を申し上げますとともに、心からの彼の御冥福と、あわせて同時に深甚なる哀悼のまことをここにお捧げしながら一般質問に入らせていただきたいと存じます。よろしくお願いを申し上げます。 私のほうからは、5点について通告をいたしてございます。順に質問させていただきたいと思いますが、時間の関係上、もしかして表面的な話になってしまうかもしれませんが、この1番から質問させていただきます。 これ1番と2番、実は昨年質問した内容と、ほぼ同じでございまして、ただ、いろいろこれ、後で反響もございまして、特にこのウイスキーの樽について、その後ずっと勉強させていただきましたので、また違ったアプローチから何とかならないかということで質問させていただくわけでございますけれども、昨年もこれお話申し上げましたけれども、スコッチ、ヨーロッパでのスコッチのモルト、熟成するための多くの樽なわけでございますけれども、ヨーロッパでは多くの樽と申しますかオーク材が枯渇してしまって、大分前から樽がつくれなくなってしまって、その後、ロシアや中国から輸入しておったようでございますけれども、これももうなくなってしまって、今現在、北海道から大分、これはミズナラというナラの一種、オークの近縁種ということになるわけでございますけれども、これが結構輸出されているようでございまして、これもいずれ、いいとこ、ここでいう出しのいいところのミズナラ材は大分なくなってしまって、北海道といっても北海道の北部にしか生えていないそうでございまして、それともう一つ、このミズナラというのは樺太から九州は鹿児島まで自生しているようでございますけれども、このウイスキーのモルトの熟成に適したミズナラというのは、北海道の北部と秋田県にしかないというふうにおっしゃる方も、私よくわからないですけれども、これが最も適したミズナラ材という、ジャパンオークという名前で呼ばれているそうでございますけれども、そういうことを考えますと、これ、今、日本は空前の洋酒ブームと言ってもいいんだろうと思います。以前に朝ドラで「マッサン」のあれ、竹鶴さんが、彼がいなければニッカも、御存じですけれどもサントリーもなかったそうでございまして、彼の功績というのは偉大なもんだなというふうに思うわけですけれども、そんな日本のウイスキーが非常に成長しまして、いまや日本のこのスコッチは世界一だというふうに言われるようになってまいりました。非常に銘柄的に言いますと、サントリーですと『山崎』、あるいは『響』、ニッカですと『竹鶴』、あるいは『余市』といったものが、もうモルトがもうなくなっているそうでございまして、大変なこのプレミアがついて、私どもの口にはもう入らなくなってしまったわけですけれども、その中でもサントリーが特にこのミズナラの樽にこだわっているようでございまして、普通酒樽というのは、酒樽をつくる業者から買うのが一般的だそうですけれども、サントリーのこのミズナラの樽というのは、もうサントリーの社員が直接北海道の北、山に出向いていって、自分でこの木、このミズナラというふうに指定して、それを切り出してきて樽をつくっているというほど、非常にこのミズナラの酒樽にこだわっているようでございまして、今もミズナラという名前を冠したウイスキー、例えば『山崎ミズナラ』18年物とかって出ているわけですけども、これ18年物になりますと、私、桁一つ間違ったのかなと思ったんですが、45万円とか50万円、720ミリリットル1本が実勢価格だそうでございまして、とても誰か買って飲む人いるもんだろうかなというふうに思ったりしたわけですけれども。スコッチですと『シーバスリーガル』というメーカーがございますが、シーバスがやっぱりミズナラに大分凝っているようでございまして、こちらは値段は安いんですけれども日本人向けということで、大分これもミズナラの樽で製造しているようでございます。 そんなこんな考えますと、さっきから申し上げたように、黙っていますと、これ秋田県のこのミズナラが、私どもがよくわからないうちに切り出されてヨーロッパに、みないってしまうんでないかなというふうに危機感を持って私はおります。もう既に大分輸出もされているような感じもしますけれども、余談のような話になりますけれども、先日4日に台風に追われるようにして仕事でしたけれども北海道に秋田空港から行って大変な目に遭ったんですけれども、行くときボンバルでございまして、プロペラのやつなんですが、ちょうど座席のここでブンブンプロペラが回るもんですから、ちょっと恐い思いをしたんですけれども、ずっと秋田空港から風向きによって南に離陸したり北に離陸したりするわけですけども、当日は南に離陸しまして、ずっと大きくバンクしてちょっとしますと田沢湖が見えてきまして、札幌というか新千歳便というのは、ちょうど私の上、西明寺の上が航路になっておりまして、ああ、これうちの上飛んでいくんだなと思ってよく見てみたわけなんですけども、全部田沢湖周辺から西木のあらかたが上空から見えまして、いや、これこの際にこれ、どのぐらいこれ材木が下にあるんだろうかなと思って目を凝らしてずっと見ていったんですが、郡境のあたりまでもほとんどこの奥の山の木が切られておりませんでしたが、北秋のほうに入りますと、あちこち、あれ、これゴルフ場なのかなと思ったところが何箇所かございまして、よく目を凝らしてみますと、ゴルフ場じゃなくて今、パワーシャベルで山を、大分山、荒れるんですけれども、あれで道路をつくって集材しているわけでございますけども、その後でございまして、やっぱり秋北というのは、これ林業が盛んなんだなというふうな思いを持って、ずっと青森まで見ていったんですけれども、これ何のために切ったんだろうなと、多分チップ材として切られたんでないかなと思いますけれども、そこのただミズナラも何もいっしょくたにしてこれチップ材にされているんだなというような思いも持ちました。それで北海道に行きまして、レンタカー借りまして、せっかくだからということで道南、道東も、このミズナラ材がどのぐらいあるもんだろうかなと思って全部じゃないんですけども車から降りてあちこち見てみたんですけども、私の見た限りでは、ミズナラなんて1本もなくて、林というのは、ほとんどさまざまな樹種の混交林でございまして、やっぱりこれ、道北の一部にしかそのミズナラ材はないんだなという感覚を持ってきたわけですけれども、それだけに私はこの秋田県のミズナラ材が貴重になるんだろうなというふうな思いをさらに強くしたわけでございますけども、これ黙って材木のまま、まるでチップ材のような値段でこれ輸出してしまったんでは、非常にばかくさいので、昨年は上桧木内の廃校になった小学校の体育館を工場にして市で何とか林業公社を立ち上げて樽をつくられないだろうかというような話もしました。ただやっぱりいろいろ考えてみますと、かなり難しいという思いもしますので、これ、市でどうこうとするのではなく、私はできると思いますよ。私が市長だったらプロジェクト組んでやるんですけれども、相当これエネルギーが必要だなと思いますので、この機会に秋田県のこれ地場産業として、これ県に働きかけてですよ、ここの仙北市のどっか廃校になったとこで実験的に、実験的にと言っても自分で樽つくたってなんともならないので、ヨーロッパあたりから名の知れた樽職人を連れてきてですよ、これ招聘してつくってもらって、そこで秘伝を伝授してもらって、仙北市内にもこれ、特にあれです、小細工士さん、今はもうほとんど仕事がなくなってしまったそうで、この方たちを中心として、技術を伝授してもらって、いずれは工業化して樽のパーツを全部その正確な機械で刻んで、油圧、協力な力で樽を締めて、たがを簡単にはめられるようにして、工業化するということも視野と申しますか考えられるわけですけれども、まずとりあえずはその手づくりの樽を、ミズナラの樽をつくるという、県の力を借りられないもんだろうかなという質問なんですが、そこら辺で市長いかがでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 阿部議員の一般質問にお答えをいたします。 1点目のナラ材、ミズナラ材を活用したウイスキー樽の製造の件でありますけれども、同様の御提案を昨年6月議会でもいただきました。大変すばらしいアイデアでありましたので、当時、早速市内のミズナラを含む広葉樹の森林資源を調査して、同時に大手、先ほどお名前が出ておりましたけれども、大手ウイスキーメーカーとも、その可能性について数回にわたり協議を行っております。 ウイスキーメーカーのお話では、ウイスキー樽に適しているミズナラ材は、胸高直径が40センチ以上、樹齢だと100年から200年程度だそうであります、を一つの目安と考えておりました。多分これは、お話の内容を簡単にお話をすると、作業効率を考慮しているのかなというようなニュアンスのお話であります。市内にナラ材は豊富にありますけれども、ほとんどが胸高直径40センチ以上というのは、なかなか実は見当たりませんので、この大手メーカーのウイスキーの樽材になり得るナラというものは、なかなか入手することが困難だということがわかっております。 しかし、ことしに入り、全国で飲食チェーン店を展開する株式会社ドリームリンクが秋田県産のウイスキーをつくるとの話を耳にしましたので、すぐに会社側と懇談の機会をいただくことができました。これまで数度にわたって調整を行ってきております。その結果、ドリームリンク社では、ウイスキー樽の製造について、若齢木のミズナラでウイスキー樽製造の可能性を探りたいという結論に達しております。仙北市のミズナラがウイスキー樽になるということのお話をいただいております。現在は、市内の民有林の広葉樹の分布図を確認いただくなど作業を行っていただいております。 県産のウイスキーづくりというのは、とても魅力のある大きな夢の事業であります。仙北市としてこの事業に参加できることを大変うれしく思っております。事業化にはさまざまな課題もあるようでありまして、しっかりと事業を支え、また、県からも当然御指導いただきながら事業の支援を行っていきたいと思っております。 先ほどお話があったように、樽職人が実は大変不足しているという話もしておりました。その過程でどのような課題解決に至ることができるのかというところも、大変私どもも着目している状況があります。議員があの質問の反響とても大きかったというお話でありますけども、私もそのブログに書いたところ、大変反響が大きくて、今回の御答弁の前段として幾つかブログに書いておりますけども、その反響がとてもやっぱり大きいものでありまして、着目度の高い事業です。なおかつ仙北市の山、森林資源を活用できる、これが大きく展開できると、秋田県の森林資源の活用ということまでつながることが可能ではないかという思いも持っております。風味はまさにオリエンタルですばらしいジャパンオークのウイスキーだそうであります。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 9番。 ◆9番(阿部則比古君) ミズナラの樽ということは、もう当初は全くそういう発想にサントリーもなかったらしいんですけども、第二次世界大戦でオークの樽がアメリカだとかヨーロッパから入ってこなくなりまして、やむなくこのミズナラでつくってみようかということでつくってみたところが、青いドングリくさくて、これ失敗したなと思ったそうですが、樽というのは回し使いするそうでございまして、2回目、3回目になると非常にきらびやかな、それで芳醇なウイスキーができたということで、サントリーが非常にそれにこだわっているようでございますが、サントリーの使っている樽、ミズナラというのは、北海道のさっき申し上げましたように、やっぱり胸高で1メートルぐらいの200年前後のナラ材を使っているということでございますけども、そうしたものがもうほとんどなくなってきているようでございまして、私はシーバスリーガルなんてのはそういう特別なミズナラ材を使うわけでないようですけれども、それほど太くなくてもパーツに分けてみますと大した幅の樽の構成でもないので、短いのですと幅3センチとかのあれを組み合わせて、10センチ近いのもありますけれども、そうしてつくっているようでございまして、それほど太いミズナラ材でなくても十分にできるわけですけれども、そこら辺は樽の製品として、あれ一つ樽、大体15万円ぐらいだそうでございまして、ミズナラ材となりますと、もっとずっと高くなるようでございます。一般的なオーク材で15万円ということでございますので、なかなかそう職人技でつくって、そうポンポンできるようなものでもないらしいんですけれども、この秋田県の地場産業おこしとして、これはすばらしい、うまくいけばですけれども、角館の樺細工のような非常に息の長い、爆発的なあれにはならないかもしれませんけれども、息の長い地場産業として私は育てていくことができるのでないかなというふうな夢を持っておりまして、市のほうからも折につけていろいろこうした形で、県のほうにも何とか機会あったら話持ち込んでいただければ、もしかすれば佐竹知事、最後のあれとして乗ってくれるかもしれませんので、最初のこのパイロットプロジェクトとして、これ、何とか上桧木内の廃校舎で、小学校の、やってもらうようにお願いできればなというふうにお願いをいたしておきたいと思います。 時間ございませんので、次の2番目に移らせていただきますけれども、これもまたさっき申し上げましたが、昨年6月定例会にお話申し上げましたけれども、どう考えても私は門脇市政と申し上げれば抵抗あるんだかもしれませんけれども、やっぱりこの第1次産業の農業に対する手当と申しますか、第1次産業のこれ、非常に手薄だなというふうにずっと感じてございまして、これもきょねん話したんですけども、よく私ども同年代との話になりますというと、今、農地の集約化というの、非常にある意味で順調に進んでいるわけでございますけれども、農地を手放したり、あるいは耕作を委託してしまうというと、その人が別の仕事があればいいわけですけれども、大概の方は仕事がないということでございますので、失業者を一方でつくっているような格好でないかなと思いますけども、彼らというのは私もあまり大きいこと言われませんけれども、私だってそれなりに農業に自信がありますし、やる気であれば土づくりから播種、あるいは施肥の仕方、あるいは消毒の仕方などもそれなりにわかっているつもりでございますので、私以上に私の同年代の百姓した方々というのは、畑もいろいろつくってこれまできておりますので、野菜づくり、あるいは食物を育てるプロでございましょうから、一から手を取って教えなくても肝心なところだけを教えていただければ、例えば果樹でも蔬菜でも園芸、花卉でも、どんどんマスターしていくもんだろうというふうに思っております。そういうことですから、広報などで例えばですよ果樹、特に私、果樹、これいずれ道の駅ということを考えれば、果樹関係が非常に手薄なので、これやっぱり果樹園をつくって育てさせたいなと思うわけでございますけれども、例えばブドウの栽培に興味ある方いませんかとか、あるいはブドウでなくても梨でも結構でしょうし、サクランボでもいいし、メロンでもスイカでも何でもいいわけですけれども、そういう部会をつくってですよ先進地、先進地といってもはるか遠くに連れていく必要はありませんので、県内で結構ですから、そういうところを見せて、さらに何回か会議開いて要点を教えてもらって、現地で実際に植えたり何だりすることを教えていただければ、意外と簡単にブドウでも何でもできるようになると思うんですけれども、なかなかこのまま黙って手こまねいていても全然、昨年も話しましたけれども、ここというのは、特に西木を考えてみますと、袖野だとか西中高野、あるいは潟野なんていうところは水稲の不適切地帯でございまして、ああいう水のかからないところに田んぼつくったってどうにもならないわけでございまして、ああいうところこそ、やはりほかの作目に転換するべき土地だろうと思いますけれども、あまりこういうことを言うと抵抗感じるかもしれませんが、ことしの春、何月でしたっけか、農業再生会議に私、産建の委員長ということで呼ばられて総会に出席して、私一言も発言しませんでしたけれども、何で発言しなかったかっていうのは、あそこに県からの職員が2人ばかりいたので、あまり話すると、これ、市としてまずいのかなと思って発言を控えましたのですが、あれの趣旨というのは、水稲がこのとおり自由化されますし、この秋田県というのは水稲偏重型の農業なので、水稲からほかの作目に転作するための研究費ということで勉強しなさいよということで七百数十万円の補助金だったと思いますけれども、私が聞いていた限りでは、実質的なものにほとんど使われないで、ただ補助金の償還のためのあれなんだなというふうに思ってきたわけですけれども、ああいう金を利用してそういう部会を立ち上げたり、近いところの研修費に使ったり、プロを呼んで指導していただいたらいいのでないかなというふうに非常に強く思ったわけですけれども、今後いずれ門脇市長も道の駅をやるんだということを約束してございますので、そういうものに向けてやっぱり下準備と申しますか、こうしたさまざまなものを納品する会員を育てるために、農業というもの、それからこの地区全体の収入の底上げするためにも、どうしてもこういう手当が必要でないかなと思うわけです。一人一人聞いてみますと、別にそれ事業としてやらねくてもいい、孫の小遣いなればいいんだよという話される方も非常に多いわけでございまして、事業として年間何百万も収入にならなくても、1年で30万円でも40万円でもなれば孫の小遣い程度にはなるだろうし、しかもそのぐらいの生産量ですと地産地消で、ここの場所で全部消化できるもんでしょうから、ある程度軌道に乗ってきたら、やっぱりもっと栽培を大きくしようと思う方も出てくるんでないかなと思いますけれども、そこら辺の市長の考えを何とかここでお伺いしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この御質問も昨年6月議会と同様でありますけれども、それ以降の変化もありますので、あわせて御答弁させていただきたいと思います。 仙北市の農業は、先ほどから議員もお話のとおり、農地に占める米の作付が67.8%、依然として園芸関係が弱いことは御指摘のとおりであります。この農業構造を改革するために、また、農家所得を確保するために、花卉を含む園芸作物を米に代わる重要品目と位置づけてさまざまな取り組みが既に始まっているというふうに捉えて結構だと思います。ことしもこの方向で進めていることに変わりはありませんし、各種事業等の予算についても議会にお認めをいただいて事業を進行しているという現在があります。 園芸作物全体の状況でありますけれども、JAの資料によると昨年4月から8月までの販売額は2億19万6,000円、本年同月までの販売額は2億1,690万6,000円と、着実に伸びてきております。これから収穫が本格化する花卉やシイタケなど、年間販売額が1億円を超える品目が複数出てきていて、本当にうれしく思っております。各生産部会の間でも、皆様も大きな励みになっているという話もお聞きしております。 このことは、市内の認定農業者、農業法人等が稲作を中心とした経営から園芸重視の経営にシフトしていることを示す明らかなトレンドと受けとめております。 また、市内の農業法人では、人手不足の解消策として特区の規制緩和でシルバー人材センターの皆様の積極的な雇用も進んできております。 御指摘の果樹でありますけれども、この振興については、高収益品目として導入を進めてきたシャインマスカット等のブドウが3年目を迎えて年々作付が伸びてきております。伸びてきているといっても、そんなに莫大に伸びてきているというそもそもの下地はないわけでありますけれども、平成29年が66.49アール、平成30年度が81アールまで伸びております。66.49アールから81アールまで伸びているという状況であります。 間もなく本格的な収穫を迎える時期となります。実は9月4日の台風21号の被害を大変心配しました。一部地域で果実の落下等があったものの、大きな被害にはならなかったということで、私も含め関係者、大いに安堵している状況にあります。 この取り組みが来年以降さらに広がって、将来的には観光農園を見据えた経営に発展するということの期待もしているという現状にあります。 誘致したストロベリーファームが生産する夏イチゴは、技術の確立だったり販路確立だったりがうまくいきまして、現在の100坪ハウス3棟からの生産では供給が間に合わないという状況になっております。本年度新たに120坪ハウス2棟、108坪ハウス1棟、72坪ハウス1棟の計4棟を増設し、需要にお応えしたいというお話で意気込みも伺っております。 なお、増設部分の敷地は、西木工業団地跡の北側部分を賃貸借で対応いたします。 御質問になかったんですけれども、畜産についても少しこの機会にお話させていただきたいと思います。 肉用牛と肥育豚については、これまでの施策が浸透して、飼養頭数、販売額とも伸びております。園芸作物の販売額を既に上回っている状況にあります。JAの資料でありますけれども、平成29年度の総販売額は10億2,822万円であります。さかのぼる1年前、平成28年は9億7,000万円でありますので、初めて10億円を突破いたしました。これはおばこ農業協同組合管内の販売額の実に43%を占めております。仙北市農業の基幹作目として確実に成長しているという、すばらしい実績を上げていただいております。 園芸や果樹、畜産については、その技術習得や新植、育成から出荷まで時間を要するものもありまして、一気に取り組みが進むというものではないかもしれませんけれども、これまでさまざまな施策や支援を講じてきたことが、少しずつ確実に結果としてあらわれているという現状があります。この後も取り組みがとまらないように、現場に即した力強い支援を継続していきたいと思っております。 なお、先ほどお話をいただいた再生会議での補助金の内容についてでありますが、少し農林部長から補足させていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 浅利農林部長。 ◎農林部長(浅利芳宏君) 御質問の再生協議会の補助金のことでございますけれども、あのことにつきましては、経営所得安定対策といいまして転作にかかわる部分の確認だったり、それから、それにかかわる地域の推進委員、その方たちの報酬だったりして使わせていただいております。目的がある補助金ですので、そういった園芸振興の視察等には使えない補助金ですので、この場で申し上げます。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 9番。 ◆9番(阿部則比古君) 大変よくわかりました。何としても、やっぱり門脇市政の農政に対する手当と申しますか、やや希薄に感じますので、どうかひとつ、さらに先ほどの話をボリュームアップして、スピードアップして、もう3年半あるわけですから、ひとついろんなものを軌道に乗せていただければなというふうにお願いを申し上げまして、時間もありませんので次の質問に移らさせていただきます。 3番は、JAおばこ農協の例の大変な不祥事だわけでございますけれども、事が事だけに言葉を選ばなければならないわけでございますが、あれがですよ、公的な機関だとしたら、これはもう大変なことになっておったと思います。私どもも県警による家宅捜索を経験しましたけれども、あの程度でもああいうことでございますので、今回の赤字と、それから例の宮城の農家からの回収が果たして、これ12億数千万円ですが、なるのかならないのかということでございますけれども、さまざまな方たちからいろんな話を聞きますと、とてもこれは無理だろうという、むしろあっちのほうでは倉庫料払ってくれというような主張もしているようでございまして、全く見込みないんでないかなと思います。そうなりますと、これ総額で74億円程度の赤字ということになるんだろうと思いますけれども、大変な金額でございまして、これが公でございますと、例えば森友学園だとか加計学園、これに比べたら本当わずかな金額で国がこんなふうになっている状態でございまして、一国の総理も大変な思いをしたわけでございまして、そうしたことからしますと、この74億円の不明金と申しますか、この損失というのは、これ大変な金額でございまして、これが公の組織だとしますと、これはもうトップの特別背任罪でございましょうし、それから横領もございますし、さらには収賄もあるということでございまして、しかも組織的な反抗でございますから、かなりの逮捕者が出て送検されたもんだろうというふうに、送検と申しますか裁判になったもんだろうと思いますけれども、これが農協というヤウチということでございまして、みんなヤウチのことだからヤウチでなんとかせというようなこととしか考えられないわけでございますけども、しかし、考えようによっては準公的な機関でございまして、果たしてこれでいいのかなという強い思いがするわけでございます。農協は特に、ここまで話していいのかどうかよくわかりませんけれども、原組合長は、もう発覚した翌日に県警にどうしたらいいべということで相談に行っている、さまざまな話をしているようでございますし、後で私も西明寺に来たときに行っていろいろ話したのですけれども、明らかにこれ、うそついてるんでないかなというふうに私は非常に強い思いを持ちました。目撃者が何名かおりますので話してもいいんだろうと思いますけれども、翌日に4トン車で段ボールでかなりの量の書類が運び出されて、見ていた人たちは、あれあのまま花館の焼却場さ行ったんだろうなというふうに思ったようでございますけども、実際はどうも業者、取引がある業者の倉庫に運んでいったのでないかなと思います。それで、非常に運んだ時期が全く違うということで、その業者が新聞でも、あるいはテレビなどでも話しておりましたけども、その後、何があったのかわかりませんけれども、黙り込んでしまいましたけども、こういうことを考えますと、しかも今度、責任取って全部辞めると、役員、あるいは執行部が。新しい体制に変わるということだわけでございますけれども、全くこの何と申しますか、組合員のきちっとしたけじめも何もつけないままで、これがいいんだか悪いんだか私はわかりません。もしかして、これ刑事事件になって正式に告発されると、まあまあ手入れされたもんだろうと思いますけれども、これがうやむやのままでいったほうが、もしかすると、これ本当に実際に県警が踏み込むということになりますと、農協そのものが打開してしまう恐れもあったわけでございまして、どっちがよかったとか私のほうからは申し上げられませんけれども、ここら辺を踏まえて、この市のほうでは何と考えているのか、市長の見解をお伺いしたいと思います。これただ、直接的な一般行政でないわけでございまして、話できないと言えばそれまででございますけれども、ただ、これ本市の多数の市民の方々が組合員になってございますし、私も組合員でございまして、実は本当に出資金も結構出資しておるんですけれども、これ、赤字だから金には代えられないよというような被害者でもございまして、そこら辺まで含めて市のほうでどう考えておられるのかということをひとつお伺いしておきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 答えられる部分で答弁願います。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) ご答弁申し上げます。 JA秋田おばこは、御存じのとおり平成10年4月に仙北管内14市町村の20農協が合併して発足をしております。農業関係事業や共済、介護福祉、生活事業など、市民生活、仙北市民の生活にもかかわるさまざまな事業を展開しておりまして、米の取扱収量、これは日本一を誇る大きな農協であります。 問題となった米の直接販売は、農家所得向上を目指して先進的な取り組みがあったとは思います。が、報道で知る限り、その手法、管理、経理等に根深い問題があったと言わざるを得ないと感じております。 今回の米問題で農家のJA離れが進み、不信感や不安が農業の停滞を招いたことは、JAにとっての大きな損失だと思います。同時に、仙北市にとっても少なからず影響が出ているものと感じております。 しかしながら、JA秋田おばこは、これまでも農業関連をはじめ信用事業共済、介護福祉、生活関連など、組合員以外の市民に対してもさまざまな形でかかわりをもっております。産業、経済、雇用など地域を支える中心的な団体として役割を果たしてきたことも事実であります。一日も早く経営再建を行い、農家が不安を払拭できるような体制となるための改革を注視したいと思います。あわせて、2市1町で足並みをそろえて市内農業者の支援を今後も継続していきたいと思っております。 なお、この質問の一番最初の冒頭で、以前、仙北市の贈収賄事件をお話をされておりまして、あの程度というお話がありましたけれども、私どもはそのような認識ではないことは申し添えておきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 9番。 ◆9番(阿部則比古君) あの程度と申し上げましたけれども、撤回したいと思います。大変なことでございましたので、市長の改めてそうした認識をお伺いしまして非常に安心をいたしました。ありがとうございました。 この件に関しては、これで終わりたいと思います。いろいろあまり掘り下げると問題もございますので。 次に、4番のクニマス未来館の今後の展望についてということなんですが、私、このクニマス未来館の建設に反対した一人でございまして、恐らく早晩こういうことになるんだろうなというふうにあのときもお話申し上げましたし、全くそのとおりになったなというようなそういう気持ちだわけでございますけれども、次々とクニマス、マスですから非常に寿命が短いわけでございまして、五、六年という寿命ですから、次々と死ぬのはやむを得ないわけでございますけれども、これがですよ、きのうも熊谷議員のほうから質問がありましたわけですけれども、水族館でもない、見せるものといったら、あのクニマス、外国人がロシアだかカナダとかから来たち人たちは、見ると、おらえの川、そこの川さ行けばいっぺ泳いでるっていうような魚の形でございまして、見たところで感動も少ないんだろうと思いますけれども、ただ、何もいなくなってしまったんじゃあこれ大変なことでございまして、やったからにはある程度の頭数そろえておかないといけないと思うわけですけれども、ただ、山梨のほうでも聞くところによりますと、大変個体数を確保するのに難儀しておるようでございまして、禁漁令を敷いておりまして、誰もクニマスを捕獲することができないということになっているようでございますけれども、やっぱり山梨の水産試験場のほうでも個体数が十分確保できないようで、何だか聞くところによりますと、漁業者に隠れて職員が自分たちで獲っているというような話も聞こえてきておりますし、なかなか、特に二世代目以降の繁殖というのは非常に難しいと言われてきましたけれども、まさにそのとおりなんだろうなと思うわけですけれども、そこら辺に関して、私はクニマス、こうして見せ物にして次々と殺してしまうというのはいかがなものかというふうな以前にも話を申し上げたわけですけれども、これ本当にクニマスというものに対して真剣な考えを持つとしたら、やっぱり田沢湖に住めなくなる段階で発眼卵をあちこちのああいう西湖だとか本栖湖だとかああいうところに送ってやって放してほしいということで、たまたまそれが西湖で見つかったということでございますけれども、あの当時と今は科学技術力が全く違いますので、クニマスに最も適したカルデラ湖だとか、これだけ湖沼がありますので、うちのほうにも専門家がおりますけれども、水中カメラ、あるいはアクアラングで潜っても結構ですし、適当な深さと、適当な水質であれば、ある程度の深いところの砂れき層から湧き水が、特にミネラルを含んだ湧き水がこんこんと湧いてくるようなところが湖の下に何箇所かあれば、恐らくそこに動物性のプランクトンがあって、そうしたものをクニマスがある程度食事できるようになりますと、そういうものを食べて成長してきたんでないかなと。さらにそのプランクトンを食べるオキアミみたいなものもいて、ある程度大きくなったらそういうものを食べてきたのかなというふうに思うわけですけれど、そこら辺までは含めてその湧き水がきてるところのプランクトンを採取して、これがクニマスの餌としてどうなんだろうということを確かめることもできますし、それがオーケーということになれば、ある程度のそこに放せば成長というか、ふえていくことは間違いないことだと思いますので、それほど難しくないので、私はそちらのほうに力を入れるべきでないかなというふうに思っておったわけですけども、こういう形になったわけでございまして、ただ、やったからには、やっぱりさっぱりその頭数を確保できないとなると、これ大変なことになると思いますので、そこら辺の見通しから、これから更には未来館の今後はどうしていくのか、これ、当然もうリピート客なんか希望するべきでもないでしょうし、どんどん来館者が減るもんだろうというふうにしか思われませんけれども、そこら辺の展望についてひとつお伺いをしておきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 昨年7月にオープンした田沢湖クニマス未来館は、平成29年度の来場者数は2万5,003人、初年度ということもありまして県内外の多くの皆様に入館をいただくことができました。 目標達成の主な要因は、クニマスの発見や、その里帰り、そしてそれにまつわる田沢湖の歴史、また、京都大学中坊先生が書き下ろした「幻の魚は生きていた」が中学1年生の教科書に掲載されるなど、話題が豊富だったことによるものと考えております。 今年度の入館者数は、8月末で1万1,553人で想定した入館者数で推移しております。 また、初年度と比べて入館者に違った特徴も出てきております。それは、ことしの入館者が宮城などからの中学生の団体がふえていることでありまして、これはまさに教科書効果ではないかと考えております。 今後も、東北エリアだけではなくて、広く関東エリアへの周知も力を入れて入館者増を図るとともに、特徴的な環境学習ができる施設として、その役割をしっかりと果たしていきたいと考えております。 へい死したクニマスの補給についてでありますけれども、山梨県と秋田県が現在協議しております。山梨県の展示施設のクニマスも、先ほどお話のとおり未来館のクニマスと同世代でありまして、抱えている課題が全く同じであります。これについては生態展示に支障がないよう、山梨県でその学術的な調査、研究の進展に努力をされていると伺っております。近いうちにはっきりとした方針が示されるものと聞いております。 今後の誘客対策でありますけれども、間もなく着工の大沢地区森とふれあい空間整備事業で、未来館南側の森に遊歩道や広場、東屋の整備が行われること、未来館の桟橋設置も検討していることなど、周辺の施設整備が進みます。 また、田沢湖の冬期観光をけん引するため、魅力ある企画展の開催なども行います。 未来館南側の森の一部に民間事業者がカフェを建築する準備が進んでおります。予定では、この冬からの営業を開始するとのお話であります。冬の未来館周辺が、より楽しいものとなると思われます。さらに昨日の質問でもありましたけれども、訪日外国人の観光客の方々は、冬も市内にたくさん訪れていただいておることから、多言語対応を早急に整備して冬の田沢湖に加え、未来館の誘客も促進したいと思います。 田沢湖クニマス未来館は、クニマスを通じ、失った自然環境の大きさや、その自然を取り戻すことの難しさを訴えながら、どうにかして田沢湖にクニマスを還すことができないかを問い続ける施設であります。国内はもとより全世界にアピールできる施設となるように努力を続けていきたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 9番。 ◆9番(阿部則比古君) 西湖でもクニマスの個体数が大分減っているようでございまして、いろいろとクニマスの今後のことを考えますと、不安がさまざまあるわけでございまして、クニマスそのものもそうでございますし、クニマス未来館につきましても生き物を飼っているわけですから、職員数も多いし、多額な維持管理費がかかるわけでございまして、それにさらに入館者がほとんどいなくなるということになりますと、これもまた大変なことでございますので、そこら辺はゆめゆめ私が言ったようにならないようにひとつお願いを申し上げておきたいというふうに思います。 それから、最後の質問でございますが、これ、この前の全員協議会のときに私が発言をするつもりでなかったんですけれども、この水素ガスの発生実験について非常に疑問、あの時点で感じたわけでございまして、こういうことをしてもいいもんだべがなというふうに強く思いました。アルミニウムというのは、まず基本的に人体に必須な元素でありません。鉄なんかは必要なわけですけれども、マグネシウムとかも微量に必要なんですが、アルミニウムは全く必要がない元素でございまして、これ溶かすことですから、急速に酸化して溶けていく酸、98度のpH2の沸騰しているあれに漬けますと、あっという間にアルミホイルぐらいは溶けてしまうわけですけれども、その際に水素ガスH2を放出するというメカニズムだわけですけども、確かに鉄を入れてもアルミを入れても水素ガスは出るわけですけれども、この実験程度だったら差し支えないのかもしれませんけれども、これ実証実験となりますと、アルミニウムが、これ水に溶けた状態でそのまま放流するということでございまして、全くこれ、水の汚染にほかならないわけでございまして、大分前からアルツハイマーの方の脳の中に結構大量のそのアルミニウムが蓄積されているということがかなり前から問題視されておりました。ただ、今現在でも医学的な因果関係というのは確立されておりませんけれども、確実にとらないほうがいいんだろうというのは定説になってございまして、今、特に若い人たちが許容量を超えるアルミニウムを摂取している若い方たちが多くなってきたということで、社会問題化しているようでございます。特にベーキングパウダーなんていう、膨張剤という名前だわけですけれども、あの中にもアルミニウムが入っておりまして、非常に膨張はするわけですが、ガスを出すもんですから。これなんかも、あと規制かかって、もう使われなくなるんでないかなと思うんですが、そうしたアルミニウムをですよ、あそこに大量に溶かして流すということになりますと、河川から田沢湖が文字通りの毒水になってしまいますし、これらが犬でも何でもどこでもこれ、イオン状態なもんですから、とりあえずですけれども、そういうところで濃縮されて動物の口に入って、今度はいずれ人間の口にも入るというようなことでございますので、ましてかこれ、クニマスを何とか田沢湖になんて言ってるときに、片方でそういう毒性の高いもの、どのぐらい毒性あるかというと、あれですよね、切り花なんかの花瓶の中に1円玉とか10円玉入れておくと水が腐らないわけですよ。あれ、イオン化して水の中にわずか溶けただけで雑菌が繁殖できないというぐらいの毒性があるわけでございまして、そういうものを大量に田沢湖に流すなんていうことは、これはもう話にならないわけでございまして、これ、天に向かってつばする行為にも見えますがと通告しておりますけども、特にクニマスとの矛盾性というものを考えたときに、これはもうやめるべきだと思いますけれども、そこら辺、どこまでこれ推進する、実験するつもりなのかということを改めてお伺いしておきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 1点目の御質問にお答えいたします。 これまで玉川温泉の温泉水は、温泉としての活用をされてきておりますけれども、毎分9,000リットルの湧出量を活用しきれているとは言い切れない状況でありました。東北大学大学院環境科学研究科の研究により、玉川温泉が強酸性、高温であることから、廃アルミを活用し、電力を使用せずに水素を容易に取り出せることが実証できております。これは次世代のエネルギー源としての期待がある水素が、仙北市内で大量に生産できる可能性を示したものということで、地産地消型のエネルギー資源としての期待が高いというふうな状況であります。そのため、仙北市では、水素エネルギー利用の可能性を追求するために今回の議会で補正予算の御審議をお願いしている地方創生推進交付金事業により、東北大学との連携の中で水素生成に係る実証実験を進めるとともに、仙北市における将来的な水素エネルギーの活用方針を策定しております。 また、あわせて、市民の皆様に水素エネルギーを身近に感じていただける取り組みも進めていくという計画であります。 水素エネルギーに関しては、政府で2050年を目標とする水素基本戦略を閣議決定しております。エネルギー安全保障の確保と温室効果ガスの排出削減の課題を同時並行で解決をして、水素利用において世界をリードし、世界に先駆けた水素社会を実現するということが目標であります。 仙北市では、水素が資源として賦存することが明らかとなったわけでありますので、仙北市においても水素の積極的な活用の方法等、しっかりと定めていくということが必要ではないかと思っております。そのため、今年度は地方創世推進事業で仙北市の再生可能エネルギー、水素エネルギー利用のあり方を検討し、新地域エネルギービジョンを改正したいと思っております。この検討の中で現在の東北大学との連携に加え、既に始めておりますが、金融機関、また、民間企業との連携を進め、産業振興につながる事業として推進をしていきたいというふうに考えております。この研究の進め方ぐあいで先ほど議員が御心配のアルミニウムが混在した水源の上流部からの放出ということに対する対応策であったり、もしくはその影響力等であったりというものが、しっかりと明らかになってくるのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 9番。 ◆9番(阿部則比古君) 私、この矛盾性を考えているわけですよ。田沢湖の水を浄化しなければならない、人によっては毒水と言うべきでない、あれは酸性水なんだという、毒水という言葉を使うなという方もおられますけれども、これにやっぱり高濃度のアルミをイオン化した水というものを注入するということになりますと、これ、新たな汚染、まさに毒水を田沢湖に注ぐということにもほかなりませんので、非常にこの強い矛盾性があるわけですよ。これ恐らくあれですよ、ある程度大量になりますと、田沢湖に流さなくても恐らく海に直接流しても、恐らく漁協の大反対が、これ当然、魚がいろんなものを食べたり何だりしているうちに、その肝臓にさらに蓄積されたものを人が食うということに、風評被害だけでも大変なことになるわけでございまして、そういうものをマスコミとかにすっぱ抜かれたら、たちまち海にすら放流できなくなるんでないかなと思います。そういう実際のそういう毒水を田沢湖に流すということ、そのことももちろん大変なんですけども、象徴的な意味でもですよ、1リットルの毒性のあるものだって田沢湖に流すということになれば非常に抵抗があるわけでございまして、そうした観点から、市長考えて、これまで田沢湖の水を浄化しなければいけないといってさまざまな場面でそういった話をしてきて、一方ではそういう毒水を田沢湖に注入するというこの非常に強い矛盾性に対してどのように思うかということの質問なわけですよ。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 私が東北大学の皆様方とお話している中では、今回のこの実証実験も、ボリュームはこんな小さなものですけども、これが大きく拡大して、仮に産業という経済活動ということになった場合、田沢湖への水質も汚濁度というか影響、どのようなものかという話になったときには、現在の中和処理のそのスピードを高めることができるという話をお聞きしたことがあった記憶がございます。そのシステム等について、私専門的ではありませんので、ここも含めて戦略統括監のほうから少しお話をいただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 小田野統括監。 ◎地方創生・総合戦略統括監(小田野直光君) 阿部議員の御質問にお答えいたしますけれども、市長が答弁されたように、アルミニウムの影響につきましては、今後、実証プラン等検討する中で東北大学との連携でしっかりと検討していきたいと思っております。 若干補足をさせていただきますと、現在、玉川温泉に含まれるアルミニウムの濃度は約200ppmであります。昨年、東北大学が実験を行った結果でありますけれども、それを玉川のほうにですね廃液を流した場合の影響につきましては、アルミニウムの濃度の上昇が0.008ppmということでありまして、もともと玉川温泉に含まれている濃度からすれば、わずかであるというふうな結果となっております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 9番。 ◆9番(阿部則比古君) 非常に象徴的な意味からしますと、こんけ入ってんだからこのぐらい入れたって何ともねえべというような考えも成り立つのかもしれませんけど、私は、この田沢湖に関しては、それは非常にまずいんだろうというふうに思います。非常に象徴的な、少しずつなばいいべがというような考え方では、もうならないわけでございまして、少しでもやっぱり田沢湖というものを浄化する、していく必要が、さまざまな角度から浄化していく必要があるんだろうと思います。そういう意味で、これで質問は終わりますけれども、あまりこの実験に関しては、やっぱりよく考えていただいたほうがいいのでないかなというふうに進言を申し上げまして私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(青柳宗五郎君) 9番、阿部則比古君の一般質問を終わります。 13時15分まで暫時休憩をいたします。                              (午後0時10分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時15分)--------------------------------------- △真崎寿浩君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。14番、真崎寿浩君。 ◆14番(真崎寿浩君) このたびの一般質問、1年以上ブランクがあります。やっぱりここに立つと、ものすごく緊張するというのが本音であります。その分、責任の重さ等、改選後初めての一般質問でありますので、しっかりと頑張っていきたいと思います。 それでは、一般質問を始めさせていただきます。 このたびの一般質問は、抱返り渓谷周辺の整備について、限定してお伺いをいたします。 合併以来、今回で12回目の質問でありました。今まで観光行政のあり方等の質問の関連から抱返り渓谷に関する質問は3回ほど行っております。そういう中において、今回大変残念なことでありましたけれども、抱返り渓谷におきまして8月に秋田県を代表する観光地の一つの抱返りとしての安全性等、懸念せざるを得ない事案、水難事故が発生してしまったことを踏まえ、このたびまた質問させていただくという経緯であります。 1つ目の項目、安全な観光地として、さらなる整備をということで、遊歩道のみならず全体的な安全対策は万全なのかということについてお伺いをいたします。 8月11日、ちょうどお昼ころでありました。我が家の前をサイレンを鳴らした車両が頻繁に行き来いたしました。何事だろうかなと思いながら、たまたま在宅中でありましたので、交通事故かな、交通安全協会の役割をやっている立場上、行ってみるかなと思い、ほどなく軽トラでそのサイレンを鳴らしていった車の行った方向へ行ってみましたが全然わからなくて、一旦家に帰ってから、たまたま後に通りかかった防災課の職員に問い合わせをし、水難事故のことを知った次第であります。 夏休み中の子どもの事故で、既に私自身、幼少のころよく遊んだ場所でもあるその現場での事故でしたので、大変に心が痛みました。この場では、水難事故の詳細について、原因等については触れませんが、お悔やみ、また、お見舞い申し上げるところであります。 抱返り渓谷といえば紅葉シーズンがたくさんの来訪者が訪れてくださるというのが通説でありますけれども、近年は紅葉シーズンのみならず雪解けの春、緑ふる新緑のころにも多数の来訪者が訪れております。近所の方から聞くところによると、時間帯もまちまち、また、その来る時期についても、冬の降雪期間においても来訪される方がいるということでありました。 現在、現状での抱返り渓谷は本当に安全なのかなと、今回の水難事故のことも含めてでありますけれども、来訪者はその季節によって、そのときどきにおいては、それぞれが求めるものは違っているので一概には言えませんが、今後のことを考えると、昨年、2年前ですか、ミシュラングリーンガイドのほうにも掲載され、国際的にも知名度が上がった抱返り渓谷でありますので、まず最初に観光地としての安全性についての見解をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 真崎議員の一般質問にお答えをいたします。 まず、抱返り地区の環境、景観の保全、管理等について、地域の方々の御支援、御尽力に、この場をお借りして深く感謝を申し上げます。 抱返り渓谷は、両岸に多種多様な樹種の自然林が広がり、特に新緑や紅葉時期は美しく、また、ミシュラングリーンガイドジャパンでも星を獲得するなど、多くの観光客を魅了する東北を代表する観光名所の一つであります。 観光地であるとともに、一方で河川である玉川、この玉川の流れを利用した田沢疎水の頭首工と水路、若松堰の施設等があります。 今夏は痛ましい事故が発生してしまいました。先ほど議員と同様、本当に悲しく残念な事案の発生でありました。心から御冥福とお見舞いを申し上げたいと思います。 渓谷の地形は非常に急峻であることから、岩盤や斜面からの落石、倒木、土砂流出等が頻繁に発生し、これまでも再三にわたり安全対策のための事業がなされてきております。今年に入ってからも台風や豪雨で落石や土砂流出が予想されるときは、遊歩道を全面通行止めにするなどの事故防止策を細やかに細やかに行っております。 県では、整備計画を作成し、年次計画で整備を行っております。昨年度は地域の皆様の長きにわたる御要望、また、真崎議員など活動が実を結んで、渓谷の入り口の歩道勾配の改修工事、本年度はその舗装工事及び防護さく設置のほか、トンネル改修工事の設計業務も発注になりました。 市も本年度は、抱返り神社付近から神の岩橋までの遊歩道にLED街灯を7基設置する工事を行います。 この地区は、安全に配慮すべき施設や箇所が非常に多く、そして管理者がそれぞれ異なっております。今回の事故を受け、県、市、若松堰土地改良区の連名で注意喚起をする看板を設置させていただきました。今後もこの事故に限らず、各管理者が連携し、安全対策に努めなければいけないと思っております。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(真崎寿浩君) ありがとうございます。本当に私、一番近いところに住んでいる、議員の中でですけども、そういう中において、さっきもお話しましたとおり、子どものころから慣れ親しんだ場所であります。本当に残念な事案だというふうに思っておりましたので、あえてこの来訪者、安心して来ていただける体制というものが一番のことだなということで、まず最初に質問をさせていただきました。 実は昨日、議会がちょっと早めに終わりましたので、夕方でしたけれども抱返りへ行きました。今回は、広久内側左岸側から入ってみましたけれども、ちょうど夕方4時過ぎでしたけれども、結構人いるんですよね。そういう中で、私自身も滝の遊歩道が整備された最終地点まで、回顧の滝まで行ってみましたけれども、10名ほどの方々がちょうど戻ってくる時間帯でありました。そういう中でいろいろ久しぶりに行ったもんですから、手すり大丈夫かなとか、こういうとこどうなのかなと思いながら写真も100枚以上撮ってきましたけれども、実際、施設に触ったり何だりで、歩く途中にはやっぱり直径20センチくらいの石がゴロンとただ落ちていたりとかというのが一例でありましたけれども、平日の夕方、10名ほどのその散策をする来訪者と出会って、私最後かなと思っておりましたら、私が戻りかけたときに、また若い方が、ちょっと私も意外に思ったんで、草履を履いたまま滝のほうに向かって行かれました。途中、帰り道も写真撮りながら帰ったわけですけれども、その間には、また戻ってこられたその若い方は、私より先に戻ってはいったんですけれども、やっぱりその注意喚起の部分で、ハイヒールとかではふさわしくないよとかっていう立て看板等はあるのはわかっておりましたけれども、実際のところそうやって草履で来られて、いや、この方はと思いながら、前回、平成27年の質問のときも申し上げたことでありましたけれども、せっかく来たんだから暗くなるちょっと前なんだども行ってみようかなんて軽い気持ちで行ってしまうのかなというふうに、そういうふうに思ったところでありました。その時間の都合上で遊歩道のほうに入る方というのは、たくさんいるのかなというふうにも思ったところであります。そういう中において、さっきお話したとおり、木さく等整備された部分、ぐらつきとかないのかななんて思いながら触りながらいったわけでありますけれども、しっかりとした部分は、やっぱりその整備された部分だけなんですよね。実際、その前の、前回にやった部分、ちょうど橋の上の欄干というんですか、やっぱりちょっとぐらつきがあるのかなって、私みたいに体重の多い人ちょっとのっかかれば、もし間違ってっていうのがあるのかなというふうにも思ったところでありました。立て看板には、さくのそばには近づかないでくださいとかって注意喚起はしているわけでありますけれども、そういうことを思いながら行って、途中ですけれども整備できないで残っている部分、さくがちょうど80センチから1メートルくらいしかない低い部分ありました。結局そこは、木さくが整備できなくて残された部分なのかなと思いながら、今回その夏休み中の子どもの事故、水難事故ではありましたけれども、そういうちょっとしゃがんで写真を撮ったときにちょっと思ったことでありましたけども、2年か3年前も何かさくから転落されて亡くなった方がいたったなということをちょっと思い出したところでありまして、その対策というものが本当にそれでいいのかなっていうふうに、仮設でもいいので、そこはちょっとやっぱりすぐ下、崖だったっていう部分がありましたので、仮設でもいいので高さ嵩上げとかしての整備は必要だなっていうふうに感じたところでありました。その全体的なことを見て、まず今回の水難事故だけでなく、二、三年前でも転落事故とかっていうことも起きていることもありますので、全体的な安全性というか、前段のほうでお話した時間の都合で無理しても行ってみようか、暗くなる間際ってば、やっぱり何が起きてもっていうふうなことが考えられますので、その辺のところの安全性についての見解をもう一度お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 後で担当部長からも答弁補足をお願いしたいと思いますけれども、この紅葉シーズンに限らず、相当実は職員が心配な箇所に対しては見回り等を行って、これは多分、一緒になったこともあるという話聞いたことありますので、ごらんになっているかもしれませんけれども、そういうふうにして日常的に注意をしているという場面が相当数あります。 先ほど話したとおり、天候の悪化に伴った気象状況の変化で遊歩道等に障害物、石が落下しているということも見つけて、すぐに撤去するというようなことも、本当に雨の次の日、毎回と言っていいほど行っているという状況がありまして、この後の質問にもありますけれども、その中で、じゃあどうやって対応していくんだという全線、全部の計画をどうやって進めていくんだという話にも関係してきますけれども、そういう状況がありますので、注意をしなければいけないところについては、しっかりと改善をしていくということは、これは継続していかなければいけないと思っております。 補足することがあると思いますので、担当部長から一言答弁お願いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 高橋観光商工部長。 ◎観光商工部長(高橋和宏君) 今、市長から答弁がありましたけれども、今一度安全確認を行いまして、見栄えは悪いかもしれませんが、仮設等で対応してまいりたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(真崎寿浩君) 確かに私自身も毎回行って、もう熟知しているつもりではありましたけども、やっぱり滅多にないが、膝痛いのにしゃがんで見たりしたもんだから、やっぱりそういうふうに考えてしまった、考えというか思ったということでありましたので、やっぱりいろんな状況、いろんな場面でのいろんな考え方で、皆さん求めるものが違えば来ますので、やっぱり対処という部分は、そこはしっかりとお願いしたいところであります。またこれから、先ほど御紹介もあったようなミシュラングリーンガイドに載っているという部分では、ましてに海外からのという部分は年々ふえているのが現状でありますので、その部分も含めての安全対策をひとつよろしくお願いしたいと思います。 次に、同じ抱返り渓谷の中での話でありますけれども、2番のほうに入っていきたいと思います。 受け入れ態勢のさらなる充実をということで標題を掲げてあります。 この安全の部分でのお話の中からの関連することがたくさんあります。まず最初に1点目、通年観光ができる体制づくりをという部分につきましては、今、市長からもお話あったとおり、紅葉シーズンだけでなく、いろんな場面で、いろんな時期に、いろいろなものを求めて人はおいでをいただいております。通年を通しての来訪者がいる現状において、その受け入れ体制は現状のままでいいのかということでの、例えば今回の事故のようなこともあります。緊急の連絡先の明示、また、人の張りつけという部分については、異常気象の後の見回り等は御難儀されているのは、今、答弁をいただいたとおりで本当御難儀しているのは重々わかっておりますけれども、緊急時の連絡体制とか、また、その四季折々で求めてくるものがそれぞれ違う来訪者の渓谷の魅力を説明する案内についても、また国際的な対応などについても、まだまだ必要な部分があるのかなというふうに思っております。確かに紅葉シーズンだけは、ほかのシーズンと比較にならないほどの来訪者で、その対応には実際のところ、苦慮せざるを得ないと私自身、紅葉まつり実行委員会のメンバーとして実際は感じているところでありますが、せめて新緑のころ、季節を区切っての新緑のころの対応等、手だてはないのかを伺いたいと思います。 ここからは、全部通して最後まで質問させていただいてから答弁をいただきたいと思います。 2点目の遊歩道の未整備区間の整備に関しての県に対する働きかけはということでありますけれども、抱返り渓谷の関連する質問の今まで3回行った中では、毎回毎回答弁をいただいて進歩下部分もありますが、現状の中で回顧の滝より奥の部分のことにつきましては、平成27年の私の一般質問において取り上げてくださいました要望等、しっかりと行っていくという答弁をいただいておりましたが、あれから3年たっておりますけれども、その後の進展等ありましたら、それを御披露いただきたいと思います。ないならないで結構であります。 3点目、駐車スペースの整備の考え方はという項目でありますけれども、前回の質問でも真っ暗な駐車場に外国からの団体のツアーのお客様が夕暮れ時に来ているという状況のことをお話させていただきましたけれども、紅葉シーズン、本当に多くの方が意外な時間と言えば失礼かもしれませんが、おいでをいただいております。御存じのとおり、秋は本当に土日に関しては大変なものがあります。 毎年毎年、秋の紅葉シーズンの県で借り入れをしております部分、舗装した部分の駐車場の料金徴収のことでお伺いをいたしますけれども、市長も御存じ、認識しているかとは思います。多くの苦情が寄せられているということ。そのことを踏まえて、どのような考えを持っておられるのか、ほかに何かよい手法はないものかなというふうに常日ごろ思っておりますので、その辺のところをお伺いしたいと思います。実際問題、地元神代の人の生の声として、地元の抱返りでねぐなっちゃったな、じぇんこ払ってまでだば行がねたっていいという声は実際あるのです。昔は、ああだこうだいうぼやきとしてちょっと聞き流せなかった言葉でありましたので、何か行きにくくなったなという声は、やっぱり本音なのかなと、地元の抱返りではねえんだなというふうな声だなというふうに重く受けとめまして、あえて秋田県の観光を引っ張っていく仙北市でありますので、その辺のところ、住民の生の声としてとらえて、その辺のところも含めてお伺いをするものであります。 あわせまして、私たち抱返り紅葉まつり実行委員会において、期間中に開設している臨時駐車場、これも前回もお聞きをしております。善意でお借りをしている土地を使っての臨時駐車場であります。市長も御存じのとおり、土日は道路いっぱい、大渋滞なっております。そういう点も踏まえながら、その善意に甘えて借りたまま料金を取ってのこの手法でいいのかという部分、このお借りしている土地の成り立ちのことから考えていきますと、そのことを踏まえても、前回の質問のときには積極的に検討していきたいなというふうな答弁をいただいておりましたけれども、その後はどういう考えをお持ちなのかなというふうに思いましたので、その辺のところをお伺いいたします。 4点目、夏瀬温泉へのアクセス道路のさらなる整備の必要性ということであります。 私の描く抱返り渓谷、本当に有効にたくさんの方、来ていただけるようなものになるためには、先ほどの遊歩道の未整備の部分とあわせて、橋を渡って夏瀬温泉で回遊ができるというスタイルが一番のスタイルだと思っております。そういう点で、現時点で遊歩道の未整備の部分の整備につきましては、いろいろ今答弁をいただくことかと思いますけれども、夏瀬温泉までの卒田出口地内からの市道夏瀬線の整備の進捗状況と言いますか、何年か手をかけているのは知ってはおりますけれども、そこの部分での整備の方針等ありましたらお伺いをいたします。 5点目です。広域的な連携による誘客対策はということについてであります。 これも前回、平成27年の抱返り渓谷のことについての質問の中で、みずほの里ロードのことを生かしての、連携してのというような質問をしておりました。実際問題、平成27年の質問のときにも申し上げましたけれども、真木渓谷に行ったことのない私は、現場において真木渓谷ってどんなとこというふうに聞かれて、同じようなとこだと答弁をした、来訪者に答弁をしたということの思い出があります。そういうことも踏まえながら、やっぱり秋田県内の渓谷を結ぶ広域的な連携とか、また、滝がある、回顧の滝を含めいろんな県内にも回顧の滝よりも有名な滝もあるかとは思いますけれども、そういう部分も含めてのリーダーシップを発揮した中での連携というようなものについての考え方、また、現在の取り組みについてと広域的な取り組みについて等をお伺いいたします。 お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 大きな2つ目の項目の1点目、通年観光ができる体制づくりを進めなければいけないという御指摘であります。 先ほどからお話のとおり、抱返り渓谷は、四季折々に魅力的な姿を見せてくれております。このすばらしさを通年で提供できる工夫はぜひとも必要であります。ただ、安全面を考えるときに、特に冬期間でありますけれども、除雪等を含む受け入れ体制に克服しなければいけない幾つもの課題があるというのも事実であります。 国内のみならず雪の降らないアジア地域からの観光客が格段に増加しておりますので、この状況を安全というそのセーフティーネットをつくりながら、どのような見せ方ができるのか、楽しみ方を提供できるのか、観光協会、また、地元の方々、行政など関係機関で受け入れ体制のあり方を今一度しっかりと検討しなければいけない時期にもう入っていると思わざるを得ないと思います。 先ほど御指摘のあったとおり防災面での連絡体制の整備充実ということは、全くそのとおりでありまして、今でも御存じのとおり実行委員会と警察、それから消防、それから市役所観光課等々の連絡については不便はないわけでありますけれども、さらにそこに安全対策を講じていくという、その工夫が必要だというふうに強く認識しました。ありがとうございます。 2点目でありますけれども、遊歩道の未整備区間の整備に関しての県に対する働きかけ、変わっているところがあったらという話でありますけれども、未整備区間の整備について、これまでも幾度となく県と協議をしておりまして、また、ことしも市と仙北市地域振興局との行政懇談会で早期整備についての強い要望を行っております。 ただ、未整備区間には、先ほどからお話のあったとおり崩落等の危険性が高い箇所も数箇所含まれていることから、整備については費用が多額となり、以前の概算で恐縮でありますけれども、約20億円かかるという試算の結果もあるわけであります。整備は相当に困難な事案と認識せざるを得ない現状だと思っております。 こうしたことから、今この時点での私の考えというのは、未整備区間の整備を検討することよりも、現在お楽しみいただいている、供用できている施設環境の充実と安全対策を最優先させるべきではないかというような思いがあるというのが正直な心持ちであります。 3点目であります。駐車場スペースの整備の考え方についてでありますけれども、抱返りの駐車場については、これは議員御存じのとおり紅葉まつり期間中は通常の駐車場に加えて実行委員会で私有地を借り上げて臨時駐車場を開設して、さらに白岩地区の方々が運営している駐車場も含めて駐車場の運営は、相互協力のもとに行われているという現状であります。 実行委員会で運用している土地は、先ほどお話のとおり私有地でありまして、この所有者が、例えばほかの方にこの土地を譲ったり用途が変わる可能性がないとは言えないという状況も心配の種であります。そうした場合、その地区全体に大きな影響が出ることを考えると、有償譲渡も含めて土地所有者と協議を行うことが賢明な対応ではないかと思っております。そのようにさせていただきたいと思います。 また、街灯の設置等については、事業として進めさせていただきたいと思います。 また、料金徴収についてでありますけれども、以前からたくさんの事案の御提案だったり、もしくは苦情というかクレームだったりということもいただいている状況がありますので、この土地の所有の進行状況とあわせて抜本的なシステムの検討を行うということにしたいというふうに考えております。 それから、4点目の夏瀬温泉へのアクセス道路のさらなる整備の必要性でありますが、夏瀬温泉は重要な観光資源として深く、また強く認識しております。したがって、ここにつながるアクセス道路の市道夏瀬線も重要路線ということができるかと思います。このことから、平成26年度から過疎対策事業で整備に着手しております。計画延長は2キロでありますが、年次計画で事業を進めていて、平成29年度までの整備済み延長は745メートル、進捗率は37%であります。今年度は、計画延長220メートルとし、9月4日の契約で既に工事を発注しております。完成後の進捗率は48%になる予定であります。 また、ことし5月18日の豪雨で路肩崩落箇所の災害がありまして、この復旧工事に関しても9月4日の契約で工事発注をしております。 その夏瀬線の今後のまだ残区間がありますので、今後については、皆様方と御検討をさせていただきたいということで、この後、少しお時間をいただきたいと思っております。これまで2キロとしたのは、例えば東北電力さんであったり夏瀬ダムの管理ということで、あそこの入り口まではやはり公共的な事業としてやる必要が、認識しなければいけないということで、夏瀬温泉さんとも一緒になって考えた案でありましたけれども、そこまでは、それをまず優先してやろうというところで、まだこれが貫通していないという状況でありますので、まずこれを先んじて行いたいということであります。 それから、広域的な連携による誘客対策はどうなっているのかという御指摘でありますけれども、大曲仙北観光圏域推進協議会、これは大仙市、それから美郷町、それから秋田県、そして仙北市の4構成団体であります、の事業として沿線の観光名所やグルメ等の情報を記載したドライブマップを作成し、PRを行ってきております。 また、大仙市、美郷町、それから仙北市の3市町が連携して、平成28年度から東北観光復興交付金によるインバウンドサイクリングコース活用事業に取り組んでいると。これは先ほどのお話のとおりであります。本事業は、最近、外国人に人気の高い自転車を活用して、みずほの里ロードを含む、これは抱返り渓谷をしっかりと見ていただいてというコースがあります。全体で10コースありますけれども、このサイクリングコースとして整備をするものでありまして、抱返り渓谷を楽しんでいただいて、また、さまざまな周辺も楽しんでいただけるというコース設定になっております。 広域連携についてですが、こうした事業を通して抱返り地区を含んだ魅力ある観光ルートの形成、情報の発信、情報の交換を行いながら、さらに広域周遊の推進を図らなければいけないと考えております。過日、秋田内陸縦貫鉄道の取締役会がありまして、このときに実は内陸縦貫鉄道はサイクルトレインという事業を行っております。車両に自転車を積み込むことができるサービスとして積み込むことができるという事業なのでありますが、平成28年、平成29年、ともに10件程度の活用しかなかったというお話でありました。ぜひこの広域観光の推進ということで、県北にも足を伸ばすことが可能なサイクル事業でありますので、ただ、峠等があってこれは大変だという方々には、内陸線に自転車を乗せていただいて県北まで足を伸ばしてほしいという、ツールとして内陸線を活用いただけるのではないかという提案をさせていただいております。そうすると、みずほの里ロード、県南から県北へのアクセスも可能となるということで、さらに広域化が進むというふうに考えております。これらは一つの例でありますけれども、この後も田沢湖と、それから角館のまさに結束点となっている抱返り渓谷に、たくさんの方々がおいでいただけるように、もう少し広い範囲での提案をしていく必要があるというふうに認識をしております。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(真崎寿浩君) 私の思い入れが近所の部分ということでありましての抱返り渓谷、また、愛着のある場所でもあります。昨年、私たち頑張っている抱返り紅葉まつり、60周年でありました。実際のところは昨年で61年目でありましたけれども、来訪者は御存じのとおり毎年毎年、国際的な部分も含めてたくさんの方、おいでをいただいております。私たちの抱返り紅葉まつり実行委員会、60年たっておりますが、私も平成5年、田沢湖町の議会にお世話になってからのことを考えますと25年たっております。当時は一番若手、バリバリと言われた私ももう25年たちまして56なっておりますけれども、ほかのメンバーの方々、大体同じ顔ぶれでこられた中で、それだけ年を重ねて、実際問題いろんな場面で障害が出てきているのも事実であります。それは実行委員会の内部のお話でありますけれども、高橋会長はあのとおり実直な真面目な方でありますから一生懸命引っ張ってはいってくださっておりますけれども、やっぱりそういう姿を見る中で対応しきれない部分が、先ほど言われたその安全性の部分で何かあればというのが、ものすごく来ていただいた来訪者の方々に御迷惑をかけるようなことがあればというふうに思っているのも事実であります。先般の台風で木も倒れていたというような部分で、またあのそばでお茶会をやろうというふうな部分も考えておりまして、昨年、強風が吹いたときには、仮に建てたテントが壊されるというような事案も発生している中でのことであります。その対処という部分では、またいろいろな力をお借りしないとできていかないのかなと、実際問題、これから秋、紅葉シーズンを迎えるにあたり、8月末の水難事故とあわせまして、やっぱり受け入れ体制という部分は、私たちがそばにいる、私たちがやっぱりしっかりとしたものを、これだけのものを提供できますよと自信持って言えるものがなければ、やっぱり大きい顔してというか、おいでくださいとは言えないのかなというふうな思いがありますので、あえてその点はお願いしたいと思います。 そういう中での広域的な取り組みの中での話で、先ほども少しお話しましたけれども、やっぱり渓谷というもの、秋田県内まだまだ数箇所あることであります。まずその中で一番知名度の高い抱返りというふうに、まず思っているわけでありますけれども、そういう中で仙北市がリーダーシップをとって県内の渓谷をつなぐネットワークとか、やっぱり先ほど言ったとおり、訪れる方々、来訪者は、求めているものみんなそれぞれ違うという中で、やっぱりその連携という部分では、その部門部門というのも、滝についてもそのとおりだと思います。また、もとあそこが森林軌道があった場所だということも踏まえてのそれぞれの求めてくるものを、いくらかでも対応できるような体制づくりというのが必要なのかなというふうに思いますので、その辺もお願いをしておきたいと思います。 何はともかく安全な観光地ということでありますので、今話したその安全だからみんな来てけれっていうような言葉を市長のほうからひとつよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) お盆の水難事故があった翌朝ですけれども、私も初め関係職員が集まって現場のほうに伺ったわけでありますが、広久内側のほうから入っていって、そして頭首工、取水口の見える反対側の岸のほうに立つまでコンクリートの階段を下りていって、そうすると、これ、事故があったのでこのような話をするのは不適切なのかもしれませんけれども、すばらしい環境なんです。ちょうどその取水口のあり方というものが、これは以前、施工された方々の思いが非常によく感じられる、取水口としての機能はもちろんそうだけれども、親水、水に親しむというような配慮のあるような構造体でありまして、すばらしく美しいあそこで、本当に悲しい事案が起きてしまったことで、なおさら心が沈むわけでありますけれども、あの安全をどうやって守っていくか、これは多分仙北市という行政の力だけではなくて、地域の方々の思いと、それから安全対策にかかわる全ての機関の方々、やっぱりみんなでこれだけすばらしい環境のあるものをしっかりと財産にしていこうと、そして安全宣言していこうというぐらいのところまで組織をきちんと立ち上げる体制を整える、それを発するというようなことにならなければ、本当のその恵まれた環境をアピールできないのではないかというふうな思いに至りました。今回も間もなく紅葉まつり始まりますけれども、皆様方にもしっかりとその点については御相談させていただきたいと思います。そして、その相談の中で先ほどお話のあったとおり、皆さんやっぱりすごい思いを持ってこれまで取り組んできた紅葉まつりでありますので、何よりも来たお客様方に喜んでいただけるということを実行委員会の方々の周辺の協力者をできるだけ多く厚くつくって、そして開催していけるというようなところにするために、またこれも役員の方々からいろんなアドバイスを、毎年いただいていますけれども、アドバイスをいただいて前に進めていきたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(真崎寿浩君) 本当によろしくお願いをしたいと思いますけれども、毎回毎回抱返りのことを取り上げての部分につきましては、先ほども申し上げたとおり幼少のころ遊んだ場所というその場面でのものすごく私自身も親しみがある場所でしたので、安全性という部分につきましては、今言った体制のことを含めてよろしくお願いしたいと思います。 質問のたびに観光に対して私は素人であります。観光のことについて論ずることは、私自身は本当はできないかもしれません。私自身もそうしなければならないなと、そういう考えを持たなければならないなという認識のもと、質問させていただいております。というのは、おもてなしの気持ちというものが、へば私は派生するのかなとか、いろんなことを考えてしまいます。今言ったとおり来訪者が満足のできる観光地であるためにということは、住民一人一人全ての人が、ここはいいところでしょうって胸を張って自慢ができる場所でなければ、自信を持って言える場所でなければならないと思っております。うわべだけのものではなく、安全性についてもです。飾ったものでもなく、しっかりとした観光地、また、近隣の人方が近くが観光地でよかったな、悪かったなという人もいるかもしれません。実際いろんな声は聞こえてきます。いろんな書き込みを見ても、いいことはいっぱい出てきますけども、悪いのもあるのも事実であります。そういう中において、私たち地域住民というものは、近くに観光地があって迷惑だななんて思っちゃ決していけないと、住民一人一人しっかりと喜びを感じたり、まして近所ですので、喜びを感じたり、嫌なことも感じたり、実際そのとおりであります。長続きのできる観光地として抱返りをしっかりと整備をしていただきたい、その点につきましてはリーダーシップを発揮していただきたい、そのことを御要望申し上げて一般質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番、真崎寿浩君の一般質問を終わります。 14時15分まで暫時休憩します。                              (午後2時02分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時15分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 先ほど14番、真崎寿浩君の一般質問に対しまして答弁に誤りがあるようですので訂正の要請があります。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) お時間をいただいて恐縮であります。 先ほど真崎議員の抱返り渓谷周辺の整備の1点目、安全な観光地としてのさらなる整備をということで、安全対策は万全なのかという御質問に際し、私のほうから、さきの水難事故を受けて県、市、若松堰土地改良区の連名で注意喚起の看板を設置したという御答弁をさせていただきましたけれども、正式には、市、若松堰土地改良区の連名で注意喚起の看板を設置したということの間違いであります。大変恐縮であります。どうかよろしく訂正をお願い申し上げたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番、真崎寿浩君、いいですか。 ◆14番(真崎寿浩君) はい。--------------------------------------- △田口寿宜君 ○議長(青柳宗五郎君) 引き続き一般質問を行います。 通告により発言を許します。8番、田口寿宜君。 ◆8番(田口寿宜君) お疲れさまです。蒼生会の田口寿宜です。6月定例会に引き続きまして2度目の質問となります。お疲れのところ恐縮でございますが、しばしの間、しっかりと議論してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは早速、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず初めに、市民会館の設備更新についてであります。 1980年10月に旧田沢湖町民会館として開館し、合併と同時に仙北市民会館として生まれ変わり、本市の文化の殿堂、拠点として多くの方々に愛されている施設でありますが、開館から間もなく38年を迎えるにあたり、施設の老朽化が目立ち始めている現状にあります。音響設備もしかりでありますが、ステージに関する設備、特に吊り物関係の設備の老朽化が著しい現実があります。 各種イベントや吹奏楽関係の合宿等では、必ずステージが使用されます。この先何年も更新されずにいくと、ステージ使用中に何かが起これば大変な状況になるのは目に見えております。今は、関係各位の最大の努力により、何事もなく動いておりますが、これにも限界があるものと感じております。 きのうの一般質問でも財政についていろいろ議論しておりましたけれども、改めて財政の厳しさを知ることができました。そのような中でも、あらゆる施策に予算を充当しなければならないことには理解を示しますが、人命にかかわること、そして、真に文化の殿堂、拠点ということを踏まえると、早急な更新が必要であると考えます。 市民会館のパンフレットでの市長の御挨拶を読ませていただきました。後半部分に「平成28年、仙北市は小さな国際文化都市を目指し、新たな一歩を踏み出しました。今後は、世界基準のまちづくりを加速します。その文化的ステージの中心が市民会館です。これまでの取り組みをさらに高め、時代のニーズに応える質を持ったサービスの提供で、皆様から親しまれる愛される存在になりたいと思います。一層の御利用と御提案をお待ちしております。市民会館が皆様の新たな夢をつむぎ出す場所として大きく飛躍することを期待し、御挨拶とします。」との言葉がございました。この言葉をしっかりと形にする上でも、もしものことが起こる前に最大限の対策を講ずるべきと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 田口議員の一般質問にお答え申し上げます。 仙北市民会館は、議員御指摘のとおり築37年を経過いたしまして老朽化が進んでいるために、設備更新の必要性は本当に十分私どもも認識しているところでございます。 市民会館の安全管理に関する施設整備につきましては、平成24年度から天井裏キャットウオーク補強工事102万円でございます。それから、耐震補強工事1,510万円、外装改修工事5,474万円、照明・音響設備の更新3,375万円、空調機器の修繕344万円と、これまで1億円を超える財源を投じて安全対策を講じてきているところでございます。 施策の現状でございますが、舞台吊り物のワイヤーにつきましては、保守管理基準を満たしてはいるものの、構造上の特性として消耗品的要素も併せ持っており、前回のワイヤー交換から18年が経過しているところであります。滑車や引きロープに経年劣化が認められ、万が一の破断、吊り物落下の懸念もあることから、更新の必要性が認められているところであります。 仙北市民会館の吊り物については、手動式でございまして、県内の1,000人以上収容の文化会館で電動化されていないのは当館だけであり、舞台技術者も手動式に慣れていない方も多くなってきております。このため、更新の際には、吊り物の電動化、まず予定では1億7,500万円ほどというふうにお聞きしておりますが、を整備計画として予定しているところでございます。 電気設備につきましては、高圧機器の各種設備等が更新推奨期間を経過するなど、経年劣化による故障等で停電事故に至る恐れがあることから、高圧受電設備等電気設備更新と、これは660万円を予定しておりますが、このようなものを予定しているところでございます。 舞台照明につきましては、現在の照明に使用されている白熱球の製造が平成32年度に中止されることが決まっております。消費電力の減少、機材の減量化による吊り物への負担軽減があることから、照明機材のLED化、これは額が未定であります、を予定しているところであります。このほかに音響設備、観客席改修等も計画しているところでございます。 施設の整備につきましては、舞台の安全管理上、吊り物の更新を最優先とし、電気設備、舞台照明等、順次計画してまいります。 開館40周年にあたる2020年までには、最低限度の工事を終えたいというふうに考えているところでございます。 今後も仙北市文化のまさに拠点としてそれに応えるべく、施設整備について計画していきたいと思っているところでございます。 この場からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) ただいま、縷々更新する設備等の計画があるという話いただきました。そして2020年までには最低限のところまではしっかりとやっておきたいと、40周年に向けたですね、というお話でしたけれども、その最低限の部分というのは、つまり先ほど答弁でもありました吊り物を最優先してやりたいというところで理解してもよろしいでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長
    ◎教育長(熊谷徹君) 最低限と言いますと若干幅のある捉え方ではございますけれども、やはり安全ですね、安全な面を最重要点といたしまして、何とかお金の部分、財政部分では非常に多額かかるところはございますが、何とかしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 何とかしてまいりたいという教育長の答弁でありましたけれども、金額的に非常に大きい金額がかかるという、財政状況を鑑みましても非常に苦しい状況の中での更新になろうかと思いますけれども、やっぱりこのステージで演ずる、あるいは講演をするというケースが非常に多いわけでございますので、やっぱりその吊り物関係というのは2020年、40周年を待たずとも、しっかりと更新をしていかなければいけないものと私は考えておりますけれども、ここは市長から見解を伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 議員は、この会館のさまざまな場面で、もちろん委員としても御議論の中にあるという方でありますので、その経緯についても十分御承知かと思います。 教育委員会の皆さんを擁護するということでありませんけれども、これまで数年にわたって予算要求もいただいておりまして、しかしながら実現できなかった。実現しているものも当然あることも御存じかと思いますけれども、それは金額的に何とか予算配分ができるということで、結果的に残ったのが大規模な吊り道具の改修だったということにならざるを得なかったわけであります。 今、1億7,500万円という概算のお話をいただきましたけれども、これに対して今度は設計の業務も当然委託しなければいけませんし、この工事の性格上、2年に分けてというわけにもいかないだろうということも十分承知をしております。教育委員会の皆さんには、これは教育委員会に限らずですけれども、事業を行いたいというときの予算要求に関しては、財源をしっかりと考えて盛ってきてくださいということを各課のほうに言っているわけであります。この案件に関しては、財源の手当がなかなかないという状況であります。知恵を絞らなければいけない。もしかしたら、皆様方から、全国の皆様方から、この事業に対して御賛同をいただくという方法もあるかもしれないというようなことを内部では話し合っております。2020年に向けて、できる限りの努力をしていくということは約束できます。しかし、この後、何があるかわからない世の中でありますので、平成31年度の予算に関して必ずこれを予算計上できますよというような発言は、控えなければいけないと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) そういう考え方があろうかと思いますけれども、かなりの多額のお金がかかるというようなことは重々承知の上でございましたが、いずれそういう設備等、お金がかかるものたくさんあるわけですけれども、県民会館が今、閉館して、会館にあったものが無償で譲渡されるようなことが実はあったんですけれども、これ、一番最初にホールを持っている自治体に県のほうからそういう設備ありますけれども、いりませんか、どうぞ使ってくださいという案内と言いますか、連絡、通達が入ってだったと思うんです。だけど、私、その情報もらったのが6月15日に市民の方からそういう情報をもらったんですよ。そういうのあるけど、そういうのを使って市民会館の施設の設備、更新したらどうっていう提案いただきまして、それを市民会館と教育委員会のほうにもお話をしまして、県民会館からいろいろわずかなものですけれどももらってきた経緯があります。そのもらってくる前には、やっぱり一番最初にそのホールのある自治体に連絡がいってるもんですから、その連絡をもらった自治体のホール関係者、いの一番に行っていいものをもらってきたと。うちほうは、あまったものからいいものをもらってきたというそういう悲しい結末があったんです。どこでどういうふうになったのかわかりませんけれども、いずれそういうもったいないことを我々といいますか仙北市はしてしまったんですよ、残念ながら。これはですね非常にゆゆしきことでもありますし、また、ホール関係者、そしてホールをいろんな形で使っている方々も、これはどういうことよという、偽りの声を私たくさんいただいておるんです。やっぱりここは、しっかりとそういうもったいないことがないようにですね連絡系統、あるいはそういう情報の共有等々しっかりして、お金かかるものもありますけども、かからないで実はそういうふうにもらえるというようなこともあるというのもありましたので、そこはしっかりと体制を整えていただきたいなと思うんですけれども、そのあたりの考え方をお聞かせください。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まさに議員がお話のとおり、情報の共有にそごがあったという案件だったと思っております。ただこれは、県は県で財産処分をするというそういう行為があって、財産処分の所管と、それから実際に県民会館をこれまで運営してきた場面の所管とまた違うわけでありますが、その中にもありますけれども、私のほうでも市民会館を所管する教育委員会、そして財産処分等を行う、もしくは財産管理を行う総務とのそごがあったということは認めざるを得ないという状況だと思います。いずれにしても、先ほど議員は、何というか県から処分をいただいた、これは実際の話をすると、幕等が多いわけでありますけども、一部照明等もありますけれども、あれを購入するだけで多分私の試算では二、三千万円分ぐらいがあるのかなと思うような非常に有効な譲渡をいただいたというふうに思っておりまして、それだけでもありがたかったと正直な気持ちであります。 しかし、その前の段階で、さまざまほかのものについても財産処分の備品の中で私どものほうで有効活用できるものがあった、なかったかというと、それはあったというふうに思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) いずれそういうもったいないことがあったというところをしっかりと踏まえて、今後、運営というかですね進めていただきたいと思いますし、そういう情報のそごが互いの課であった場合は、やっぱりそこをどうするかというところもですね、今後ちゃんと打ち合わせといいますか話し合った中で進めていかなければいけない事案だったのかなというふうに思っております。 まず、市民会館の設備更新について、まずは2020年という40周年に向けてというお話を賜りましたので、この項については終わりたいと思います。 次に、コミュニティスクールについてということで質問させていただきます。 このコミュニティスクールにつきましては、昨年12月の定例会での一般質問におきまして、関係当局から見解をお伺いさせていただきました。 このコミュニティスクール、いわゆる学校運営協議会制度を改めて簡単に説明させていただきますと、輝く子どもたちの未来創造に向けて、学校と地域がパートナーとして連携、協働による取り組みを進めていくために学校と地域住民等が、地域でどのような子どもを育てるのか、何を実現していくのかという目標やビジョンを共有し、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる地域とともにある学校への転換を図るための有効な仕組みであります。 このコミュニティスクールでは、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことができる制度でもあります。 一般質問の際の教育長の答弁では、学校は、地域コミュニティの核としての性格を有し、防災、子育て、地域の交流の場など、さまざまな機能を併せ持っている。学校を核とした地域づくりの観点からも、コミュニティスクールの導入については近隣市町村の動向も注視しながら検討を進めてまいりたいとの答弁をいただいております。 児童・生徒数の減少により、さまざまな面を考慮し、学校のあり方が論じられておりますが、やはり地域にならなくてはならない場所が学校であると私は強く感じております。学校と地域がさまざまな面で良好な関係を築いている今だからこそ、コミュニティスクールを導入し、さらなる結びつきを強めるとともに、学校を地域の拠点の一つと捉えていくべきと私は考えますが、改めて関係当局の見解及び一般質問以降の動向をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の御質問でございますが、学校の第一義的役割は、言うまでもなく仙北市の未来を担う子どもたちの教育であります。が、そのほかにも今おっしゃられましたとおり、地域の防災、子育て、交流の場など、さまざまな機能を併せ持って、地域の拠点の一つとなっております。 また、新学習指導要領では、社会に開かれた教育課程もポイントの一つとして挙げられております。これからの学校教育は、学校内で閉じることなく、その目指すところを社会と共有、連携しながら実現させることが求められているわけであります。 議員が御指摘のコミュニティスクールにつきましても、その実現へ向けた一つの大変有効な手段と捉えているところでございます。 各学校では、新学習指導要領への移行に向けまして研究・実践に取り組むとともに、地域に根差した特色ある教育活動の充実に努め、地域の人材の活用や地域行事等への積極的参加等により、学校全体だけでなく地域にも活気とにぎわいをもたらしております。特に角館小学校と中川小学校では、地域と学校が連携協働して、地域全体で子どもたちの成長を支える地域学校協働本部を設置しております。そこでは、地域コーディネーターを橋渡し役といたしまして、地域全体で子どもたちの学びや成長を支え、地域と学校が相互のパートナーとして連携、協働してさまざまな活動を行う地域学校協働活動を推進し、大きな成果を上げているところでございます。 私ども教育委員会といたしましては、社会に開かれた教育過程の推進に向けて、まずはこの地域学校協働活動の市全体への拡大を最優先に検討しているところでございます。 コミュニティスクールにつきましては、学校と保護者、地域住民がともに知恵を出し合い、一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え、地域とともにある学校づくりを進める仕組みであり、地域学校協働活動の拡大とともに近隣市町村の動向も注視しながら、その導入につきまして引き続き検討を進めていると、そういう現状でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 今、地域学校協働活動本部ですか、そういうのを組織して角館小学校、中川小学校で展開していると。これをいずれ市内全域の小町校、あるいは中学校にも広げていくということで理解してよろしいですか。はい。そのような形で進めていくと。つまりは、それの活動が土台となって将来的といいますか、近隣市町村の動向を見きわめながらという話でしたけれども、コミュニティスクールのほうに転換をしていくという考え方でよろしいでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員おっしゃるとおりでございます。現在は角館小、中川小でございますが、実際、中川はそれで文部大臣表彰などを受けたところでございますけれども、それを拡大した中で、要するに、より地域、保護者、学校との信頼度などが本当に醸成された中で、まずコミュニティスクールのほうにというふうに考えているところであります。 それで、何と言いますか、一言では言えないんですが、コミュニティスクールというのは、地域学校協働活動のまた一つ、より高い段階と言ったらいいでしょうか、ハイステージの中にあるのがコミュニティスクールでありまして、やっぱり地域学校協働活動の中で保護者とか地域の方たちとしっかりと連携した中で、一つできていたところで何年後かにはコミュニティスクールの導入というふうに、まず私どももそういうステップを考えているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) そういうしっかりとした土台づくりをして次のステップにいこうという考え方はわかりましたけれども、その各小・中学校に地域学校協働活動本部を、どういう時期にそういうふうなものをつくっていくか、そういう計画というのがあれば、ぜひ教えていただきたいと思いますけれども。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) まず現在は、角館地区、角館小、中川小なんですが、生保内小も以前ですね学校地域支援本部事業というのがあったんですが、それに取り組んでおりましたけれども、いずれ生保内地区、神代地区であれ、西木の地区であれ、それにやはりつくっていってですね、本当にある程度のそういうふうな地域連携、地域と学校との連携がしっかりとれるようになった形で、それからのコミュニティスクール導入というふうに、まず私どもは考えているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 考え方はよくわかりましたけれども、例えば明確にといいますか、例えば3年ぐらいかけてこうやっていきますというような、例えば4年ぐらいかけてこういうふうな形でやっていった上で状況を見まして5年後、6年後にはコミュニティスクールを導入してみましょうというような、そういう青写真的なビジョンというのは、お持ちではないんですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 年次計画という形までは入っておりません。教育委員会の中でもしょっちゅう話し合いというか、協議会等でも話をしていることなんですけれども、コミュニティスクールにいった場合に、地域学校協働本部との協働活動の違いというのは、端的に申し上げれば、コミュニティスクールになった場合には先生方の異動ですね、任用なんですが、それに対して保護者、または地域から人事の具申権といったらいいでしょうか、あの先生にこうというふうに希望を言うことができるという、そういうふうなところがあります。ですから、非常に地域と、地域保護者と学校とが密接に寄りかかってくるんです。ですから校長は、必ずその学校運営協議会というのをつくるんですが、それがメインになるステージであります。そこに必ず自分の学校経営の目標とかですね、1年間の計画を提出して承認していただかなければいけないわけです。そこが非常にメインになる協議会であります。そこで、先生方の任用も、あの方とかとこうあるわけであります。そうした場合に、やはり学校がしっかりと校長を中心に職員集団がきちんとした形でまとまっているといいますか、同じ方針のもとに、同じベクトルのもとに進んでいるようなきちんとした学校でないと、万が一ですねやっぱり例えば地域の方々からの声が非常に多くて、あの先生がいいとか、どうしたとかっていうような、いろいろまず危惧がされる面もあるわけであります。ですから、そういう意味で、やはり地域と学校との信頼関係というのをしっかりと醸成された上でこのコミュニティスクールを導入していくというのが、私のまず考えであります。 ただ、残念ながら年次計画のところまでは、教育委員の皆さんとまだ話しておりませんが、いずれその方向にいくということは、近々にですねそういう方向にいくということは、まずお互いに申し合わせているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 今すぐコミュニティスクールに移せという話をしているわけじゃないので、将来的なところの話なんですけれども、地域と学校とのかかわり方というのをやっぱりもう少し重視していきたいという思いだったんです。その思いの中でいただいた答弁が、地域学校協働活動本部というようなものが存在して、それを展開していくという話でしたので、さすればそれを早い段階ではないんですけれども、しっかり計画を立てた上で進めていくべきだなというような思いを持ったわけです。せっかくいいことをしようとしているのに、この先どうしよう、どこまでもっていこうというのがないというのは、非常に残念なところだと私は思いましたので、そこはやっぱりきっちりと教育委員会の皆さんと御相談しながら進めていくべきではないのかなと思いました。そこら辺もうちょっと考えていただきたいんですけれども、教育長からもう一回見解を伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 本当に大変すぐれたコミュニティスクールの仕組みというのは、本当に学校教育にとりましては大変すぐれた制度と言いましょうか、だと私も思っているところでございます。 議員からいろいろアドバイスいただきましたこと等、教育委員会の委員と皆さんとですね打ち合わせをしながら、まず年次計画等で何とか早めにですねコミュニティスクールのほうに移行できるようにこっちのほうも進めてまいりたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) わかりました。まずはそれこそ本部ですね、協働活動本部ですか、それを充実させるというところに重きを置いていただければ、それからのコミュニティスクールですので、考えていただければと思います。 まずこの項につきましては、以上で終わらせていただきます。 次に、DMOについてでございます。 通告のほうで、観光連盟と記しておりましたけれども、観光協会でございました。大変申しわけございません。訂正しておわびを申し上げます。 平成28年6月定例会での一般質問におきまして、さらなる観光振興を図る上で、地域内DMOを組織するべきではという内容の質問をさせていただきました。その際の市長の答弁は消極的な答弁でありました。この4月に設立されました田沢湖・角館観光協会を最大限活用し、強靭化していくことのほうが利が高いという思いの方が、もしかしてまだ高いのかなというふうに思っておりますけれども、私はこの現状のままでいくと、連盟・行政・民間の関係、そして意識的な部分でも、これまでとあまり変わることなく進んでしまうのではないのかという危機感を実は抱いております。 先般、第2次観光振興計画が策定されまして、これが現在進み始めておりますけれども、平成34年の理想の姿は、仙北市の魅力が国内外に浸透し、まちがにぎわっている、観光消費額326億円達成というふうになっております。まずはそれまであと4年を切っております。 計画の基本理念としまして、1つ目に、何かある観光で潤うまち、2つ目としまして、交流人口消費額の拡大、3つ目としまして、ブランドの確立と発信の3つの理念のもとに、湯治文化の再創造、四季を楽しむまち、市民主体のまちおこしという3つの戦略の柱としまして、細かいアクションプランが提示をされております。そのアクションプランの課題、分析、対策をプロジェクトチームで議論をし、そこから出された意見を市長が座長を務めます新設されます戦略会議において決定をし、観光施策の形にすることにしております。しかし、このとおり進みますと、やはり前段で示したような危機感を私は抱いてしまいます。この計画を達成するには、地域の稼ぐ力を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する、観光地経営の視点に立った観光地域づくりの舵取り役としてのDMOを組織しまして、多様な関係者と協働しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現することが、まさに求められているものと私は考えます。計画進捗管理、プロジェクト推進体制の流れを見ましても、また、本市の最大の強みであります観光資源を生かす上でも、協会を土台として地域内DMOを組織するべきと私は考えますが、改めて御見解をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず、ことし7月末現在で秋田県内で地域連携型DMOに1件、これは御存じのとおり秋田犬ツーリズムで、構成が大館市、北秋田市、小坂町、上小阿仁村であります、1件。それから、地域DMO候補として4件、これは1社、横手市観光推進機構、横手市であります、1社、男鹿市観光協会、男鹿市であります。(株)鹿角観光物産公社、鹿角市、そしてトラベルデザイン株式会社、これは羽後町です、の4つが登録されている現状にあります。 議員が御指摘なったDMOに関して、平成28年6月の定例会の一般質問でありましたけれども、議員の御指摘、当時の田沢湖角館観光連盟を土台に地域内DMOを組織すべきという御提案でありました。これに対してDMOという形にしなくとも、今ある組織の中で十分対応できるのではないかという御答弁をさせていただいたというのが経緯であります。 質問をいただいた当時でありますけれども、各地区に観光協会が存在をし、盛んにこの観光協会の一本化に向けた議論をしていた大変難しい時期ということもあります。まず、組織を一本化して、その組織を強靭化することが専決だという私の思いもありました。このようなことから、DMOについては時期尚早ではないかという御答弁をさせていただいたということであります。 しかし、それ以降ですね、観光を取り巻く状況は、さらに大きく変化をしております。来年1月から国際観光旅客税、出国税と言われているものですけれども、が適用されますけれども、税収は観光振興に使われるということがもう既にわかっております。今の試算でいくと、フルサイズで430億円程度と言われております。この予算は、DMOの登録法人、これは候補を含むということでありますけれども、に優先して割り振られるやの状況を察知しております。この5月にですね、この状況を察知しております。この5月にですね、この状況を察知しましたので、観光庁は国土交通省観光庁ということで組織になっていますけれども、東北の出先というか窓口は運輸局なんです。運輸局のほうに伺いまして状況精査を行っております。その時点で、この後の出国税の運用については、間違いなくDMO等の団体に大きくシフトした交付が行われるという感触をつかんでまいりました。このような状況でありましたので、私としては立ち遅れている秋田県のインバウンド対策でも大変重要な役割を担うということでもありますし、そのインバウンド対策をリードしなければいけない仙北市でありますので、役割をしっかりと担うということはどういうことかというと、予算の獲得もしっかりしなければいけないということと連動します。こういうこともありまして、その受け皿となり、積極的な事業を展開する財源を確保するためにも、この4月、一本化となっていただいた田沢湖角館観光協会に地域DMOの組織化に取り組んでほしいという思いをお伝えしております。もちろん市は、基幹産業の振興を行うために徹底した支援を行いたいとも思っております。 田沢湖角館観光協会では、既に役員が県内の先進事例の研究を始めております。また、来月には、先ほどお話をした運輸局、もしくは運輸局から推薦のあった方においでをいただく勉強会の開催もしてはどうかという話まで進んでおります。私としては、今年中に何とか地域版DMOの候補としての申請をしていただければありがたいなという思いがあります。これはどういうことかというと、来年にもう既に国際観光旅客税の配分が動き始めるのが、もうまさに12月、もっと前かもしれません。というような状況の中で、少なくとも候補団体となっているということが、来年度の予算の獲得、これ、私が話すると予算の話ばっかりになってしまいますので、ではなくて、その動き方等に対しても有効なのではないかというような思いもありまして、できる限りこの動きを加速していただきたいという思いは観光協会さんのほうにはお伝えさせていただいているという状況にあります。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 大変大きい収穫のある御答弁でよかったなというふうに思っております。 実は私も何をやるにしてもやっぱり、事業を進めるにしても、その予算的な部分が非常に考えるほうですので、例えば市財政が厳しい中で、このままの状況でいけば、やっぱり市からのあらゆる支援が必要になってくるであろうというような思いも持っておりました。これがDMOという組織になりますと、やはりある意味、その観光面に対して、もっともっと先進的な取り組みができるであろうし、また、その先進的な取り組みをする上での財源というものも国のほうからも、もしかしたらそういうふうにいただけるような状況ができると、そういうふうになれば、例えば市のほうが県なりに行って何とか補助金お願いします、お願いする行為もあろうかと思いますけれども、そのDMOが主体となって予算獲得に動くようなこともでき得る状況が可能になる。そうなっていけば、おのずとひとり立ちして、しっかりとした形の観光に向かっていけるのではないかというような期待を持った中で、このDMOについて2回質問させていただきました。その中での御答弁、そういうふうに前向きに進んでいるという答弁いただいたところで、非常に納得をさせていただきましたので、このDMOについては質問を終わらせていただきます。 次に、SDGsについてであります。 この6月15日に本市はSDGsの未来都市に選定されまして、認定証の授与を受けました。このSDGs、日本語では、持続可能な開発目標と訳されております。 2015年9月に「誰ひとり取り残さない」を理念とし、国連の持続可能な開発サミットにおきまして、196の加盟国が全会一致で採択されました。その内容については、17の開発目標と169のターゲット、240の指標からなっておりまして、地球全体に偏在する社会、経済、環境、文化、平和、安全といった社会課題を解決するための行動計画であります。 これを受けましてユネスコでは、教育、文化、ユニセフでは、子どもの育成や教育、FAO、これ、国際連合食料農業機関でありますけれども、そこでは食料、ULWTO、これは国際世界観光機関というところでありますけれども、そこでは観光と、各国連専門機関においてSDGs達成に向けた新しい取り組みを推進している状況にあります。 こうしたことを受けまして、日本でもこのSDGsに取り組んでいくものと私は感じております。誰ひとり取り残さない、これは地球上で言えば人類です。自治体でいきますと、市民の幸せをつくり出すことが持続可能な開発であると私は考えまして、これは非常に奥の深いことであると感じております。SDGs未来都市計画、きのういただきまして示されました。今後は、仙北市SDGs未来都市宣言が公表されますが、このSDGsのもとに、どのように幸せを創り出していくのか、御所見をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず御答弁の前に、議員には、SDGsに対する高い評価をいただいたことに心から感謝を申し上げたいと思います。 2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発のための2030アジェンダ国際的行動計画にて記載された2030年までの国際目標、持続可能な世界を実現するための17のゴール、169のターゲット、244の指標で構成されているということが先ほど議員の口からも出ておりますけれども、全くそのとおりであります。 SDGs:Sustainable Development Goalsの略称であるそうであります。持続可能な社会を創るために、今こそまさに立ち上がろうというわけでありますけれども、目標は地球上の誰ひとりとして取り残さないということであります。 仙北市も市民の誰ひとりとして取り残さないまちづくりの実現に向けて、経済、社会、環境の3側面の取り組みの相乗効果が期待できる施策を実施していきたいと思っております。 市が直面している人口減少や少子高齢化などの地域課題を解決し、若い世代が定住しやすいように雇用の創出を図り、歳を重ねても健康寿命の延伸などによって全ての市民が健やかに平等に安心して幸せに暮らすことができるような、こういう施策を仙北市SDGs未来都市計画として策定し、先ほど議員のお話のとおり、皆様に見ていただいたという状況があります。 仙北市は、6月に内閣府からSDGs未来都市に選定をされておりますけれども、それより先に4月から市長が本部長を務める推進本部を立ち上げております。2030年のあるべき姿の検討を第2次総合計画の理念をもとに全庁的な取り組みを推進してきた、そういう経過があります。その後、ワーキンググループの編成で、例えば1の貧困をなくそうから17のパートナーシップで目標達成しようというまでの17の開発目標に向けて、市民を主体とした基本方針とKPI、これは重要業績指標であります、を設定してSDGs未来都市宣言に向けた具体の取り組み、整理表を調整しております。 全ての市民の皆様が幸せになるためには、持続可能な開発目標、SDGsであります。これをツールとして仙北市の現状と課題にしっかりと向かい合い、市民と行政が協働し、第2次総合計画の事業を着実に進めていく必要があります。 また、幸せは企業や民間の事業者、各種団体、関係する市民、全ての目指すところであり、行政だけではなく市民一人一人の力の結集が重要であります。こういう言葉を聞くと、まさに思い起こすのが協働のまちづくりであります。まさに同じ目標がSDGsの申請、それからSDGsの都市に選定される以前から仙北市がまさに取り組んでいたということが、実は私ども多くの職員が気が就きました。全庁的な取り組み及び課題解決に向けた施策や事業を展開することはもちろんでありますけれども、持続可能な開発目標SDGsとは何なのかということを、まず市民の皆さんにもう一度わかりやすく興味を持っていただけるように、SDGs未来都市宣言を発表したいと思っております。その詳細については、現在調整中であります。 参考までにでありますけれども、先ほどお話をした3側面について、若干御説明の機会をいただきたいと思います。 3側面というのは、経済面、社会面、環境面であります。 経済面については、持続可能なまちづくりのため、市民生活の質の向上は不可欠だと思っておりますし、地域経済の活性化や雇用の創出などを図ることが必要であります。そういうことで、今、市が進めているIoTであったりクリーンエネルギーであったり、最先端技術の活用であったり、産業構造の変化であったりということが、まさにここにはまっております。 それから、社会面でありますが、生産人口の減少や超高齢化社会の最先端による地域コミュニティの維持、これが弱体している現状から、何とかしてこれを支えていって、かつてのにぎわいではない別の社会構造、コミュニティをつくり出すということが私たちの目下の大変大きな仕事であります。さらに、ここに必要な健康の維持ということを考えていくと、豊富な温泉の資源を活用したり、また、湯治文化を再創造したりということがあります。健康寿命の延伸は、もちろん先ほどものお話のとおりであります。 環境面でありますけども、基幹産業の農業分野における担い手不足であったり、耕作放棄地の解消に向けた農業生産の効率化、先ほどから話があった例えば構造転換というと、稲作一辺倒から果樹だったり畑作だったり、施設園芸だったり、それから畜産だったりに展開していくんだということも、この環境面の中で議論が大いに活発化になるというふうに思っております。 また、玉川温泉の活用ということでは、水素エネルギーを積極的に活用していこうというふうな思いもあります。大きいのは、田沢湖再生について、このSDGsの活用で何とか前に進めていきたい、田沢湖を再生していきたいというようなものも盛り込ませていただいております。 仙北市の特徴としては、このSDGsの前に近未来技術実証特区、さらに地方創生特区をいただいておりますので、全国にはこのような自治体ありません。この前、梶山大臣が仙北市にお越しいただいたときにも、まさに地方創生特区と、SDGsをかけて倍に、何倍にもしていくという素地はこのまちにはありますよという大きなエールをいただいております。私たちは、職員だけでなくて仙北市全体の取り組みとして、できる限り多くの力を結集できるように、この後も頑張っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) このSDGsについてですけれども、その過程の中で、これまで仙北市が取り組んできた協働の理念のもとに取り組んで来たことが、実はこっちにつながってあったというのを気づいたという点については、非常によかったなというふうに思います。そこに気づかないで、このままSDGsだって進んでしまいますと、単なるSDGsの政に終わってしまう、これが今までの仙北市だったと思うんです。政で終わらないような環境が、まず少しできあがった。そこから一歩踏み出せたというところがまずよかったなというふうに思っています。ただ、これからが本番だと思うんです。地方創生特区もしかり、近未来もしかり、SDGsもしかり、このいろんなものが3つ、4つもある状況の中で、これをしっかり整理して進めていかないと、ややもすればまた政に終わってしまうというような危険性も側面にはあるということをしっかり気づいていかなければいけないと思うんです。 その上で、このSDGsというのは、その国連、ある書物を読みまして、国連関係の人も言ってました。あまり意味がわからないんだけれども、ただこのSDGsの理念に対して理解と認識というものをしっかりと深めていかないといけないものだというふうな話をしておりました。当然、私自身もそのSDGsについて、これは一体何だということは、正直まだうすらわかる程度で深くまではわからない状況なんです。ということは、これをやっていく、進めていく中で理解していって、深めていって、認識をしていく。その認識していくところで、このSDGsのすごさが出てくるというような、つまりは行動していく中で全てがわかってくるということが、これなのかなというのは非常に今気づいたところです。やはりそういう認識をしっかりと共有した上で進めていっていただければなというふうに思っているところです。 重ねて言えば、SDGsでこういうことしますよっていうビジョン、ビジョンといいますか出てますけれども、実際こっちのほうからこうやると今まで示した状況で進んできた中で、成果が出たものというのはあまりなかった、あることはあるんですけども、そんなにそんなよかったなと思うことはなかったと思うんです。つまりは、やっぱり市民の人方の生活とか、どういうふうに過ごしているんだ、どういう思いなんだっていうのをちゃんと見た上で、じゃあこういうことします、こうです、どうですってこっちが示していかないと、いけないんじゃないかと。つまり、思いと政策のマッチングをちゃんとしていかないと、物事が実際には進んでいかないのかなというふうに思いました。そして、それをやることによって幸せもつくっていけるのかなというふうなことを思ったところであります。 改めて、市長からこのSDGs特区、近未来関係、地方創生特区、3つありますけれども、この3つをどう整理しなからこれから進めていくのか、その見解をひとつお尋ねしまして私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 適切かどうかはわかりませんけれども、イメージとしてですけれどもお伝えするとすると、例えば地方創生特区だったり、近未来技術実証特区だったり、それからIoT推進ラボだったり、今回のSDGsだったり、いろんなバリエーションというか、いろんなツールを持った仙北市でありますけれども、イメージは、私が持っているイメージですよ、イメージは、玄関に立ちました。玄関に立って、玄関のここにある長靴を履きました。長靴もツールです。そして手元には鍬を持ちました。鍬も地方創生特区という鍬かもしれません。それから麦わら帽もかぶりました。これはもしかしたらIoT推進ラボかもしれません。そういうものを履いて、履いただけで果物、履いただけで作物を手にすることはできません。履いて、玄関から出ていって、田んぼか畑かを耕して、そして種まいて、そして育てて収穫して、その収穫したものを家さ持ち帰って食卓さ上げて食べなければいけない。私たちはこれまでの取り組みの幾つかは、靴履いただけ、鍬持っただけ、帽子かぶっただけで終わってしまっているのかもしれないという反省は大いにあります。今回のこのSDGsは、そのような形では終わることなく、もちろん今までもお話したとおり靴履いてよかったこともありますし、鍬持ってよかったこともあるんですけども、さらに相乗効果で田んぼと畑を耕すということをして、初めて果実とか、作物を手に入れるというところまでいかなければ意味がないというふうに思います。それを享受できる幸せづくりをするということに対して、SDGsは大きな糸口、きっかけになるというふうに思っております。今まさに玄関で靴履いた状況だと思っておりますので、どうか皆様方から御支援よろしくお願い申し上げたいと思います。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番、田口寿宜君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) これで、本日の日程は全部終了をいたしました。 本日の会議を閉じ、散会をいたします。                              (午後3時09分)...