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2020-12-03 令和2年第4回定例会(第2日) 本文
2020-12-03 令和2年第4回定例会(第2日) 名簿

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  1. 古賀市議会 2020-12-03
    2020-12-03 令和2年第4回定例会(第2日) 本文


    取得元: 古賀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-09
    2020年12月03日:令和2年第4回定例会(第2日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                       午前9時30分開議                       〔出席議員19名〕 ◯議長(結城 弘明君) 皆さんおはようございます。  これより本会議を再開いたします。            ────────────・────・────────────   日程第1.諸報告 2 ◯議長(結城 弘明君) 日程第1、諸報告をいたします。  吉住長敏議員から、第92号議案古賀市名誉市民 中村哲医師の功績を称えるモニュメントの設置を推進する決議についてが追加提出されております。  次に、本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  また、本日は議案の大綱質疑が出ておりますが、大綱質疑は詳細な質疑や一般質問ではなく、大綱的な質疑であるということを十分に御認識いただき、行っていただきますようによろしくお願いいたします。  以上で諸報告を終わります。            ────────────・────・────────────   日程第2.第77号議案 古賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について        第78号議案 古賀市子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について        第79号議案 古賀市重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について        第80号議案 古賀市水道事業の設置等に関する条例及び古賀市下水道事業の設置等に関する条例の一              部を改正する条例の制定について 3 ◯議長(結城 弘明君) 日程第2、第77号議案古賀国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてから第80号議案古賀市水道事業の設置等に関する条例及び古賀市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの4議案を一括して議題といたします。  これより一括して大綱質疑に入ります。質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、内場恭子議員
    4 ◯議員(4番 内場 恭子君) おはようございます。  まず、第78号議案古賀子ども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定についての大綱質疑を行いたいと思います。  この条例改正については、福岡県の子ども医療費の支給制度、これの改正に伴い古賀市の子ども医療費の支給についても変更するということです。そこでお尋ねいたします。  1、中学生の子どもにおける入院以外の場合について、一月の自己負担額を1,600円に設定した根拠は一体何でしょうか。  2、通院以外の場合における一月の自己負担額について、小学生子どもの1,200円と中学生子どもの1,600円との差は一体なぜでしょうか。  このことについてお尋ねいたします。 5 ◯議長(結城 弘明君) 市民部長。 6 ◯市民部長清水万里子君) 内場議員の第78号議案に対する御質問にお答えいたします。1点目、2点目について併せてお答えいたします。  子ども医療の支給制度については、子どもの疾病の早期発見と治療を促進し、もって、乳幼児等の保健の向上と福祉の増進を図るため、その医療費の一部を支給しております。自己負担については、原則福岡県の基準にのっとった形で、また、一部は市の独自助成も含めながら決定をしているところでございます。小学生子ども中学生子ども自己負担額の差については、一般的に年齢が低い小学生子どものほうが中学生子どもに比べ、病院を受診する回数が多いため、1年を通して小学生子ども中学生子ども自己負担額の合計が同程度となるよう、自己負担額に差をつけて設定しております。 7 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 8 ◯議員(4番 内場 恭子君) この福岡県が子どもの医療費、通院、入院ともに中学校卒業まで拡充される、このことについて反対するものではありません。ただ、自己負担額が多いというのは一つ大きな問題と考えております。  福岡県が設定している一月にかかる自己負担額として3歳未満児はゼロ、6歳までは600円、しかし古賀市では800円、小学生の場合の通院に関しては1,200円、中学生は1,600円とするというふうになっております。確かに年齢による疾病の問題、また、病院に通う回数等、いろいろあると思います。しかし、これは子どもという観点から見ると同等であっても問題はないというふうに思っております。さらにもっと引き下げていくべきであったというふうに考えております。  どうでしょう。この改定に当たり、県から最低額として中学校卒業までの自己負担額は県と同じにしてほしいなどという要請や指導があったというんでしょうか。市長、もしあったとすればその辺についてどうお考えになったでしょうか。 9 ◯議長(結城 弘明君) 市民部長。 10 ◯市民部長清水万里子君) 今、内場議員のお尋ねにございました福岡圏から同等にするということの何か働きかけがあったのかということでございますが、特段そういった働きかけがあったわけではございません。本市において福岡県と同基準にするということを協議の上、決定したところでございます。 11 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 12 ◯議員(4番 内場 恭子君) 市長、お尋ねいたします。  古賀市で独自に自己負担額を設定する、より少ない額に設定するというようなお考えはなかったんでしょうか。例えば、県内の他自治体の状況を見ても通院費、この医療費の自己負担額の設定額はばらばらです。少ないところ500円からもあります。そのよそのところをどうのこうのというものではありません。古賀市自体で自己負担額を少しでも安くして子どもたちの健康を守る、子育てを応援するという立場に立って引き下げる、もう少し安いものに設定するというお考えはなかったのでしょうかということをお尋ねしたい。このことです。 13 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 14 ◯市長(田辺 一城君) 今回議題となっています子どもの医療費に関しまして、議員御指摘のとおり自治体間によってですね、額に差があるという実態があるのは認識をしています。それについてですね、そもそもこうしたですね、子どもの医療費のところで自治体間で過当な競争のような形になること自体が望ましいとは思っておりませんので、一定のナショナルミニマムといいますかですね、自治体間で差が出ない、国民の間で公平性が担保されるという状況が最も望ましいとは考えておりますが、実態として現実はそうなって今、いないんでですね、じゃあ本市として今回の県の制度の拡充に合わせてまずはですね、その県の制度拡充に合わせた形で今回、条例改正をお願いさせていただいておりますけれども、既にそれでもなお、古賀市が県よりも、県の考え方よりも独自にやっている部分はまださらにその中でもあるのは議員も御承知だと思います。  その中でさらに、よりよき医療費の在り方が考えられないかという御提議だと思いますが、我々といたしましても今回の県の動きと、また、政令市が特に新たな考え方を提起をしていたりという状況もありますので、周辺の一般市町村等の考え方もですね、動きも見ながら、今後ですね、継続してこの問題については検討をしておりますし、していきたいと考えております。 15 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告者の大綱質疑は終わりました。ほかに質疑はございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(結城 弘明君) 大綱質疑を終了いたします。  ただいま議題となっております第77号議案から第80号議案までの4議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。委員長におかれましては、最終日の本会議において審査結果の報告を願います。            ────────────・────・────────────   日程第3.第81号議案 令和2年度古賀市一般会計補正予算(第6号)について        第82号議案 令和2年度古賀市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について        第83号議案 令和2年度古賀市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について        第84号議案 令和2年度古賀市介護保険特別会計補正予算(第2号)について        第85号議案 令和2年度古賀市水道事業会計補正予算(第2号)について        第86号議案 令和2年度古賀市下水道事業会計補正予算(第2号)について 17 ◯議長(結城 弘明君) 日程第3、第81号議案令和2年度古賀市一般会計補正予算(第6号)についてから、第86号議案令和2年度古賀市下水道事業会計補正予算(第2号)についてまでの6議案を一括して議題といたします。  これより一括して大綱質疑に入ります。質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、田中英輔議員。 18 ◯議員(18番 田中 英輔君) 第81号議案令和2年度古賀市一般会計補正予算(第6号)についてお伺いいたします。  新型コロナウイルス感染症による経済停滞、減速によりまして離職や解雇、収入の減少などが顕著になりつつあります。古賀市においても生活保護受給者生活支援事業費生活保護扶助費で1億7,000万円余り、当初予算に比べますと約15%ほど、小中学校就学援助費では合計500万円余り、当初予算の9%近く、小学校だけ見ますと15%に近い補正予算が提案されております。いずれも、対象者、対象世帯の増加を見込んでという説明がされているところです。市民の就労状況の現状と見通し、併せて、失業や収入の減少といった方の増加や企業活動の停滞というものは古賀市の財政にも影響が考えられます。どのように見ておられるか、お伺いしたいと思います。  また、2点目としましては、こういったことで職を失い、求職活動を行っても新たな職が見つからず、大変な状況に至っているという報道もされているところです。扶助費等の支給は生活維持などに密接に関わる支援であることから迅速な対応が求められると思います。  どのようにお考えか、この2点についてお伺いします。 19 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 20 ◯総務部長(吉村 博文君) 田中議員の第81号議案に対する御質問にお答えします。  1点目についてお答えします。就労状況については雇用の縮小が全国的に発生しており、福岡県においても同様に縮小傾向にあります。本市においては、無料職業紹介所の求人者数から見ると大きく落ち込んではいませんが、緩やかな縮小傾向にあると認識しております。将来的には市税の減や生活保護費などの増により少なからず市財政に影響はあるものと考えております。  2点目についてお答えします。扶助費等の支給につきましては、世帯のお困りの状況を丁寧に把握した上で迅速な審査、決定を行うよう努めておるところでございます。 21 ◯議長(結城 弘明君) 田中議員。 22 ◯議員(18番 田中 英輔君) 今、御説明がありましたが、私も調べてみたところ古賀市無料職業紹介所の例で言いますと、仕事を探している方は2020年度上半期で増加傾向になっております。これはやはりコロナの影響かなと感じるところです。しかし、求人件数のほうを見ますと減少傾向が見られております。雇用の確保の努力がこれから非常に大事になってくると思います。  全国の生活保護受給者世帯を見た場合、55%が高齢者、12.4%が障がい者、12.2%が傷病者で、全体の約80%を占めます。残りのうち約5%が母子家庭ということであります。コロナウイルス感染症による経済停滞や減速によりまして、離職や解雇、収入の減少などが顕著になりつつあります。保護を必要とする人への迅速な対応が求められるところです。  そのためには、少なくとも事業周知を含めた相談窓口の周知、あるいは相談受入れ体制の整備、そういったものが重要になってくると思われますが、このような点についてはどのようにお考えでしょうか。 23 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 24 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) 議員おっしゃいますとおり、コロナの影響もありましてそういう職を失う方等々の相談が本市においてもかなり増えている状況でございます。その上で我々といたしましても、相談件数の増に対応すべく体制の強化を図っておりまして、自立相談支援事業に係る相談支援員を2名増員しておりますし、家計相談支援事業に係る家計改善の支援員についても増員を図っているところでございます。 25 ◯議長(結城 弘明君) 田中議員。 26 ◯議員(18番 田中 英輔君) コロナウイルス感染症の影響で10月の失業率はさらに悪化し、失業者は9か月連続で増加したと、これは昨日の新聞報道に書かれておったところです。離職や解雇、収入の減少などを見ますと、現役世代への対応が増えるということが予想されると思います。保護と併せた生活再建に向けた支援、自立支援というのが非常に大事になってくると思います。今後の課題としていただきたいと思います。  以上で終わります。 27 ◯議長(結城 弘明君) 次、奴間健司議員。 28 ◯議員(1番 奴間 健司君) おはようございます。第81号議案令和2年度古賀市一般会計補正予算(第6号)について、大綱質疑いたします。  今回の補正予算は約4億3,000万円の増額補正であり、歳入歳出それぞれ296億1,800万円とするものであります。そこで以下、質問いたします。  1)まず、今回の補正予算の調整過程についてお尋ねします。  ア、庁議等に関する規定第4条は、市議会に提出する案件に関する事項を庁議の審議事項と定めていますが、今回の補正予算は庁議で審議しましたか。  イ、庁議等に関する規定や財務規則には三役査定についての定めはありません。市長は9月議会で予算案は三役査定で決定するものとなっていると答弁していますが、その根拠はどこにありますか。  2)今回の補正は今年度6回目の新型コロナ対策を中心とする補正になります。今回の補正後の新型コロナ対策の累計の予算規模、そのうち市独自対策の予算規模はそれぞれ幾らになりますか。  3)今回の新型コロナ対策補正の財源は、国の新型コロナ対応地方創生臨時交付金ですか。その交付金の交付状況、今後の見通しはどうなっているでしょうか。他の財源や市の負担はありますか。  4)今回の新型コロナ対策補正の中で、遠隔手話通訳電子図書館サービスの導入が特徴となっています。ウィズコロナを視野に入れた対策に重点を置いたと言えるのでしょうか。  5)他市ではPCR検査の検査料補助を打ち出しているところもあります。市民の関心が強い取組ですが、今回の補正には含まれていません。今後の福岡県における第3波に備えるためには重要と思いますが、どのように検討していますか。  6)市長は9月議会で補正予算について感染症対策本部でも検討していると答弁しています。そこで、改めて質疑します。新型インフルエンザ等対策行動計画では、発生段階に応じた組織体制と対応について定めています。市は、この計画を準用して新型コロナに対応していると思いますが、現在の発生段階をどう捉えているのですか。緊急事態宣言が解除されている現在、対策本部を廃止して警戒本部に移行しない理由は何でしょうか。法に基づかない対策本部の所掌事務は何ですか。  以上、市長の答弁を求めます。 29 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 30 ◯総務部長(吉村 博文君) 奴間議員の第81号議案に対する御質問にお答えします。  1点目についてお答えします。古賀市庁議等に関する規定では、第4条に掲げる事項について審議すると規定しておりますが、これは必須とはしていないところでございます。補正予算に関しましては、庁議では審議しておりませんが、三役査定において審議しております。三役査定については、古賀市財務規則第10条第2項に「市長は、前項の審査及び調整の後、各部長に対し予算の査定を実施するものとする」と規定され、市長が予算の査定を実施することになっております。その査定に参加するメンバーから三役査定と称しております。  2点目についてお答えします。今回の新型コロナウイルス感染症対策経費は2,987万3,000円です。今回の補正後の新型コロナウイルス感染症対策経費の累計の予算規模は約73億円となり、そのうち市独自対策の予算規模は約7億5,000万円です。  3点目についてお答えします。今回の補正予算の新型コロナウイルス感染症対策経費の財源は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金ではなく、県支出金と一般財源により対応していますが、今後、新型コロナウイルス感染症対応地方創生交付金の充当も視野に入れております。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の第1次申請分は7月8日付で1億9,326万8,000円の交付決定通知があり、7月27日に交付があっております。第2次申請分は11月25日付で4億9,479万6,000円の交付決定通知があり、12月中に交付される予定です。第3次申請分につきましては、交付限度額の通知が2月にある予定であり、現段階で額は不明です。最終的に他の財源や市の負担があるかは第3次申請分の交付金の額や現在実施しております新型コロナウイルス感染症対策経費の執行結果により変わりますが、計画的に取り組んでまいります。  4点目についてお答えします。新型コロナウイルス感染症の影響下においては、現場の状況を即時的に捉えるとともに、市民生活に及ぼしている影響に的確に対応する必要があると考えております。その上で、目の前の危機対応に加えて、新型コロナ感染症に伴う社会の価値観の変容を適切に捉え、これからのまちづくりにつなげてまいります。  5点目についてお答えします。無症状者に対するPCR検査等については、9月頃から予防健診課において事業を実施する場合における市負担額の試算や感染拡大防止効果等を調査、研究し、その必要性について検討を重ねてまいりました。その後、近隣市町村の動向についても把握を行い、10月21日の市対策本部会議において協議を行い、その段階においては実施を見送ることとしたところです。今後につきましても、県が実施を予定している高齢者施設や障がい者施設の職員を対象とした無料のPCR検査の状況や他自治体の動向を注視しながら必要に応じて検討してまいります。  6点目についてお答えします。現在の県内における発生段階については、感染状況などを踏まえ、小康期であると認識しております。新型コロナウイルス感染症はいまだ終息しておらず、今後の感染拡大も懸念され、継続的な対策が必要となることから、当該行動計画に準じて対策本部の設置を継続しております。また、所掌事務につきましては、対策本部条例施行規則に準じ、当該感染症対策の総合調整等と認識しております。 31 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 32 ◯議員(1番 奴間 健司君) 再質問はちょっと絞ってお尋ねしたいと思いますが、まず、1点目についてですが、今回も庁議では審議せず、三役査定で決定しているということで、財務規則の中に確かに第10条に市長が査定を行い、その後決裁するとなっています。三役査定という言葉はどこにもありません。ですから、私が今日改めてお尋ねしているのは、三役査定、三役査定と全てそうなっているので、どこにそこをきちんと規定しているんですかということをお尋ねしているんですが、今日の答弁は、財務規則の第10条に含まれているという解釈、みなすということでの答弁なんでしょうか。もう一度お答え願いたいんですが。であるならば、市長査定は、今回の補正予算については市長査定はいつ行い、市長決裁はいつだったのか、答弁をお願いしたいと思います。  また、特に私は庁議で審議された場合には部課長会議や部門会議、課内会議で審議されたり報告されるという流れが本来あります。ちょっとこれを繰り返しお尋ねしているのは、補正予算といえどもかなり規模が最近大きい補正が続いております。そういった中で市役所全体における情報共有や一致団結して取り組もうというモチベーションが形成されているのかが気になります。部門、部課長会議、部門会議、課内会議でもこうした補正予算についてきちんと議論されているのかどうか、お尋ねします。  もう一つは財源との関係ですが、ちょっと答弁が、メモがしきれなかったんですが、今回の財源はコロナ対応の臨時交付金ではない一般財源、県支出金であるという答弁だったように思うんですが、聞き間違えではないと思うんですけれども、とすると、コロナ対策において最終的に市の負担というのはやっぱりどの程度になるのかというのはちょっと気になっております。今後、コロナ対応臨時交付金を充当するという答弁もありました。臨時交付金の実施計画の中には、今回打ち出されている電子図書館の導入に関する予算、交付金申請していますよね。ですから、一旦市は出しているけども、最終的には国の交付金で充当するので、市の持ち出しはないと理解していいのかどうか。ちょっとそこのところをですね、現時点での状況と最終的にですね、どうなのかということについて、もう一回ちょっと明確に答弁いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。  それとですね、ちょっとこれも今回の新型コロナ対策の予算金額ちょっと私、メモできなかったんですが、生活保護給付費の増額や就学援助の増額はコロナ対策として計算に入れていますか。生活保護給付については3款に計上され、就学援助に関しては10款に計上されています。市の考えは、コロナに関するものは全て4款に計上するという、区分するとなっておりました。ということは、この影響を受けているけども生活保護と就学援助についてはコロナ対策の予算の総額には含まないということで理解していいんでしょうか。含んでいるんでしょうか。ちょっとそこのところを明確に答弁をお願いしたいと思います。  取りあえず再質問の1回目はこの2つ、お尋ねしたいと思います。 33 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 34 ◯市長(田辺 一城君) まず、査定に関しましてですけれども、本市の行政のルール上ですね、査定をできるのはもう最後決めるのは私でありますので、市長が査定することに先ほど申し上げたようにルール上なっています。ただ、私という人間1人で最後は決定はしますけれども、私という人間1人の頭だけで決めるのではなくですね、多くの副市長だったり教育長だったり私を補佐する役割の者がいますので、その三役がそろった形で私の最終的な査定、意思決定を支えてもらうために一緒に査定をやっているということでありますので、それで三役査定という名称を使って内部でさせていただいております。つまるところ、古賀市財務規則第10条第2項にあるように、「市長は、前項の審査及び調整の後、各部長に対し予算の査定を実施するものとする」という規定に基づいてこの三役査定なる名称で、私自身の市長としての査定をさせていただいているということであります。  1点目のこの残余については、部課長に答弁をさせます。  2点目、新型コロナウイルスに係る市の負担が今後どうなるのかという御質問でございます。まずですね、今回先ほど部長答弁しました、もう一回申し上げますとですね、今回の財源は地方創生臨時交付金ではなく、県支出金と一般財源により対応していますと。これはまず予算編成の技術上こうしているわけです。その後に答弁していますが、今後、地方創生臨時交付金の充当も視野に入れているということで、視野に入れているというのは先ほど議員御提起いただいた電子図書館も交付金を充てるということを念頭に置いて、今回予算編成をしていると。ただ、予算編成の技術上まず県支出金と一般財源によって対応をさせていただいているということで御理解いただけたらと思います。  なお、新型コロナウイルス感染症ですね、国のこの臨時交付金を使うということを当然念頭に置いていますけれども、これが幾ら古賀市に来るかということありきで、対策を講じているわけではありません。今、目の前に我々がやるべき課題があって、その課題に対応するために様々な対策を、幾ら来ると分からない段階から市民サービスに必要な対策を取ってきているというのが基本姿勢です。結果としてですね、臨時交付金の額が順次見えてくるということ、現実も受入れつつ、やはり市費負担が過大になってはいけないというのも当然財政運営上念頭に置いていますので、結果として臨時交付金の規模と私たちが取っている対策の規模が大きく異なることにはならないようにというのは当然念頭には置いています。  まだこの先、交付額が幾らになるかということは分からない部分もありますので、結果として、あと執行状況とかもありますが、結果として市による、市の単費といいますか、市の財布からコロナ対策費を出さざるを得ないという状況も当然想定はしていますけれども、それが過大なものにはならないようにということは頭に置いて我々財政運営をしているということが、先ほど答弁の中に計画的という文言もありましたが、そうしたことを考えて、対策と財政運営を今、させていただいているというところであります。  残余は、部課長に答弁をさせます。 35 ◯議長(結城 弘明君) 財政課長。 36 ◯財政課長(柴田 武巳君) まず、本補正予算の三役査定の日でございますが、10月29日でございます。それから、決裁日については申し訳ありません、今ちょっと分かりません。それから、生保、就学援助が含むのかという御質問でございますが、部長答弁しました約73億円というのは、臨時交付金の対象になるかどうかで整理をさせていただいております。この分に生保と就学援助の分は含まれておりません。 37 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 38 ◯総務部長(吉村 博文君) 奴間議員から部門会のお話がございました。部門会につきましてはですね、審議または伝達する事項として部門の予算編成がございますので、事前事後の部門会の中でそれぞれの部で審議または伝達しているものと考えてございます。 39 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 40 ◯議員(1番 奴間 健司君) 三役査定については分かるようで分からない面もあるんですが、そういう名称を使っているということなのかなと。したがって会議録も作成されてないんだなと思うんですが、10月29日に三役査定が行われ、市長決裁がちょっと分からないという答弁はありましたが、恐らくそんなに間を置かずに決算しているだろうと思います。そうすると、11月いっぱいあったので、今回の補正内容については例えば関係する部はもちろんですが、関係しない部、課に所属する課長たち、職員の皆さんも十分これは共有していると理解してよろしいですか。議案が提出されて初めて知るというようなことが起きてはいかんなと私はちょっと危惧しますのでね、そういうことは起きてないだろうと思うんですけども、市長査定の日程からすれば十分職員に共有する時間はあっただろうと思うので、ちょっと念のためにお聞きしておきたいと思います。  それと、生活保護と就学援助については、答弁によると、いわゆるコロナ対策の予算規模には入っていませんという答弁だったと思います。したがって、予算概要の説明を執行部からいただいたときにちょっと歯切れが悪いなと思ったんだけど、そのほかコロナの影響を受けて云々かんかんの中に生活保護と就学援助が記載されていました。だから4款じゃないんだなと。何で4款じゃないのかという疑問と同時に、やっぱりこれは3款、10款なんだなと受け止めたわけですが、本当にそういう理解でよろしいんですかね。生保の増額、就学援助の増額はコロナ対策ではないという理解でよろしいのか。ちょっと総額に含まないということはそうなりますので、ちょっと明確にもう一回だけ答弁をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 41 ◯議長(結城 弘明君) 市長。 42 ◯市長(田辺 一城君) 議員御指摘のどれがコロナ対策でどれがコロナ対策ではないかという話ですけれども、これ、ゼロ、100じゃないと思うんですね。例えば生活保護だったり、就学援助を要する市民の方が増加することは当然コロナという状況を踏まえて今回、予算措置をお願いさせていただいていますけれども、じゃあそれが全て結果としてコロナなのかと言われるとそうではない現実もある可能性はあるということで、コロナの影響によってそれが要することになった市民とそうでない市民と当然混在するであろうということもありましょうから、コロナという状況下があるからこそ増額しなければいけないという意思を持って今回お願いをさせていただいているけれども、それが必ずしも全てコロナによるものかどうかは結果としては分からないだろうというふうに思っております。  というのがまず第1点。例えばGIGAスクールもそうですよね。そもそもGIGAスクールやらなきゃいけないものであって、4年間でやりますって言っていたのをこのコロナがあったから1年間にさせていただけませんかと、国の姿勢も変わったからですね。ですけれども、これは完全にコロナ対策かというと、コロナによってスケジュール感の変更はしたけれどもそもそも本市としてICT環境を4年かけてやりたいという意思は持っていたわけですから、じゃあ絶対にこれが全てコロナ対策かというとそうではないという側面が、様々な事業、事象によって私はあると考えております。  そうした中で、それでも事業はどこかで区分、これをコロナ対策の予算が、例えば国の交付金が充てられる、充てられないとかいう分類の手法によって区分、区分けをしているという手法の話だと私は理解をして運営をさせていただいております。  残余は部課長に答弁をさせます。 43 ◯議長(結城 弘明君) 総務部長。 44 ◯総務部長(吉村 博文君) 先ほどお尋ねになられた部門会の話です。先ほども答弁させていただきましたとおり部門会の中では部門の予算編成について審議または伝達することとなってございますので、今回の補正内容につきましても、当然ながら部門の部課長で共有しているものと考えてございます。 45 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。
    46 ◯議員(1番 奴間 健司君) この程度で前半のところは終わりますが、古賀市の特有の整理の仕方がコロナ関係は4款に区分して分かりやすくするって言っておりますから、生保や就学援助は3款であり、10款であります。それを私も別にびしっと言おうとしているんじゃないんだけれども、総額コロナ関係幾らになりますかって聞くと、そこには生保と就学援助は含んでいませんという答弁だったので、関連はするけれども整理の仕方としてはそこには入らない、ということが分かったといいますか、一応念頭に入れて特別委員会での審議に臨みたいと思います。  それからちょっと後半なんですが、PCR検査の助成についてですが、10月21日の対策本部会議で協議して見送ることとしたという答弁がありました。ごく最近のこの12月議会前後して、福岡市では介護、医療従事者を対象に唾液による検査キットを使って無料でPCR検査ができるようになった。一般市では八女市において無症状でもPCR検査を受ける65歳以上に2万円、65歳未満に1万円を助成する補正予算が提出されております。古賀市でもありがたいことに11月から診療・検査医療機関が指定されて、そのうち自ら公表を了解した2つの医院においては診療と検査ができる、こういう機会が広がりました。ただ、これは診療による検査ですので自己負担は多分ないんだと思いますが、今、問題になっているのは無症状でも検査を希望する方への助成が課題となっているんじゃないかというふうに思いまして、今回質問しています。  そこで、大綱質疑になじむようにお尋ねしたいのは、10月21日の対策本部会議で見送った理由は何なのか。それから大分今、月日がたって全国的に感染も拡大しています。現状もそれに変わりがないのか。今回の補正には出てないけれどもどうなのか、ちょっとそこのところはお尋ねしておきたいと思います。  もう一点は、新型インフルエンザ等対策行動計画に基づく発生段階の認識ですが、小康状態と認識しているという答弁がございました。そうだろうなと思います。今後はちょっと分かりませんけども。であるならば、行政の本来の意思決定機関、あるいは政策を決め、こういった補正予算を議論する仕組みというのは何らその機能を失われてないと認識します。したがって、対策本部があるがゆえに庁議とか部課長会議とか部門会議、課内会議がむしろこう、軽視されたり、後回しになっている面がないだろうか、ということをお尋ねしています。  小康状態であれば、行動計画に基づけば本来は警戒本部、あるいは通常の体制に戻すのがルールだと思うんですね。万が一に備えて存続しているという答弁でしたけど、万が一だけではなくて、常に機能しています、今、古賀市の対策本部は。補正予算に関することも議論しています。それは、対策本部の所掌事務に合致した内容なんでしょうか。私は本来の機関決定のルートに乗せて協議し、決定されるのが望ましいのではないかと思ってお尋ねしています。  小康状態という認識を持ちながら、警戒本部に移行したり、あるいは、通常の機関決定のルールに乗せないで対策本部で協議している理由は何なんでしょうか。そこのところはちょっと明確に答弁いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 47 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 48 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  まず、PCR検査を見送っている理由でございます。いろいろ試算をしたりとかですね、周辺自治体の状況を確認したりとか、いろいろな要素はあるんですけれども、やっぱり大きな理由の一つといたしまして、新型コロナウイルス感染症対策分科会のほうがまず、本年の7月16日にですね、検査体制の基本的な考え・戦略というものを出しています。これ、10月29日に第2版ということで若干改定をされているんですけれども基本的な骨子については変わっておりませんで、このPCR検査を含めた検査体制ですね、これについての分科会での基本的な考え・戦略が載っております。  この中で、ちょっと長くなって恐縮でございますけども、大きく言いましてまず症状がある方、それから無症状だけども感染リスクがかなり高い方、それと無症状で感染のリスクが基本的にはあまりないと考えられる方、3つの分類にしまして、その上で最初に言いました有症状の方、それから無症状だけども感染リスクがかなり高いような方については積極的に検査をしなさいというような内容になっています。一方で無症状で感染リスクがあまり高くないと思われる方につきましてはメリット、デメリット、いろいろ掲示をされているんですけども、その中でやはり一番のポイントといたしましては、そういう方々に対しては検査をしても基本的には感染者を発見する可能性は極めて低いと。膨大な検査を実施しても陽性者は僅かである。したがって、感染拡大防止に対する効果も低いということが明確に記載をされているわけでございます。  もちろん、その地域の状況でですね、今後福岡県内が感染爆発期に入ったとかですね、今、保健所で実施をいたしております疫学調査、これが十分機能していなくてもう手に負えない状況になったということであれば、そういう方々に対して検査を実施していくというところの意味が出てくるかなというふうに認識をしているところでございます。したがいまして、そういった理由から現段階は見送っておりまして、今後の状況の推移に応じて改めてまた検討等はしていきたいというふうに考えているところでございます。  すみません、2点目でございます。小康状態なのに対策本部にしているというところについてでございますけれども、今回の感染症につきましては、何ですかね、今まで未知の感染症ということもありまして、一旦終息というか小康状態になっていますけども、他都道府県の例にありますとおり、また感染拡大期に移行するということが十分懸念をされているところであります。従いまして、特に前から言われていましたとおり冬場の気温が低いところ、それから湿度が低い場合、こういった場合には感染が拡大するという話のとおり今、現状がこういうふうな状況になっているということでございます。  したがいまして我々としては感染拡大のなかなか歯止めがかからないと、今後、まだますます感染が拡大をしていくという認識の下、対策本部というものを維持して総合的な対策に当たっているということでございます。コロナに関する対策を総合的にやるにはコロナ対策本部で検討するのがいいだろうということでやっているわけでありまして、そもそものいろんなところでの検討をないがしろにしているということではないというふうに認識をしております。 49 ◯議長(結城 弘明君) 副市長。 50 ◯副市長(横田 昌宏君) 私のほうからちょっと補足だけさせていただきますが、このコロナ対策会議の中でコロナ対策事業についての議論を当然行います。その中には他市の状況であるとか、国、県の動向であるとか、いろんな情報をここで出し合って、古賀市にとって必要な事業、やらなければいけない事業というのを議論しております。あくまでもここは議論の場であって、最終的にはそれを予算案として上げるかどうかは先ほどから出ています査定の中で市長が最終決定をされるということでございますので、そこはきっちりすみ分けはできております。 51 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 52 ◯議員(1番 奴間 健司君) すみません、これで最後にいたします。  PCR検査の件につきましては、現時点での判断根拠や経過については一応お聞きしました。ただやっぱり状況、刻々と変わっております。福岡県は小康状態という認識が仮に成り立ったとしても、今後もそうあり続けるかどうかは分かりませんし、だからこそ今の備えが必要かと思いますので、ぜひこれは県、他市の状況を見ながらですね、迅速な対応を検討されるようにお願いしたいと思います。補正予算に計上されてないことについての質疑は特別委員会ではしにくいので大綱質疑でさせていただきましたので、そこは御理解をお願いしたいと思います。  そして体制の問題についてはですね、やっぱり新型コロナの対応は新型インフルエンザの行動計画に基づいて準用して対応していますが、やっぱりその所掌事務とかその規定についてですね、やっぱり明確にされたほうがいいのではないかなと思います。緊急事態宣言が発令されたときに対策会議を設置するとなっていますね、今の行動計画では。今、解除されているし、ましては今日答弁を聞いたら小康状態という認識。であるならば、どうなのかなと思いますので、この行動計画の見直し議論ということもですね、日々のことに対応しながら大変ではありますが、やっぱり新たな事態に適切に対応できるような行動計画の見直しというのはぜひ執行部内部で積極的に進めていただきたいなと思います。  この行動計画の見直しとかを所管するのは総務部なんですか、保健福祉部なんでしょうか。ちょっと最後にそこだけお聞きして終わっておきたいと思います。 53 ◯議長(結城 弘明君) 保健福祉部長。 54 ◯保健福祉部長(野村 哲也君) 当該行動計画につきましては保健福祉部予防健診課で所管をいたしております。今、議員御指摘ありますとおり、やはりこれに準じてやっておりますけども、今回の感染症が必ずしもこれに合致した対応ができない部分というのも生じているのも事実でございますので、その辺も含めまして今後、この行動計画につきましては見直しを図ってまいりたいというふうに考えております。 55 ◯議長(結城 弘明君) 以上で通告者の大綱質疑は終わりました。ほかに質疑はございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(結城 弘明君) 大綱質疑を終結いたします。  お諮りします。ただいま議題となっております第81号議案から第86号議案までの6議案については、委員会条例第6条第1項及び第2項の規定により補正予算審査特別委員会を特別委員18人で設置し、これに付託の上、今会期中の審査といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 57 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。  よって、第81号議案から第86号議案までの6議案は、補正予算審査特別委員会を特別委員18人で設置し、これに付託の上、今会期中の審査とすることに決定いたしました。  ただいま設置されました補正予算審査特別委員会の特別委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長を除く全議員を指名いたします。  ここで、暫時休憩いたします。                       午前10時22分休憩            ………………………………………………………………………………                       午前10時45分再開                       〔出席議員19名〕 58 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  ただいま、休憩中に補正予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の互選をお願いしておりましたので、その結果を報告願います。  事務局長。 59 ◯事務局長(渋田 倫男君) それでは報告いたします。  補正予算審査特別委員会委員長、村松謙二議員、副委員長、井之上豊議員。  以上のとおりであります。 60 ◯議長(結城 弘明君) 補正予算審査特別委員会委員長におかれましては、最終日の本会議において審査の結果の報告を願います。            ────────────・────・────────────   日程第4.第87号議案 古賀市農業委員会の委員に占める認定農業者等又はこれらに準ずる者の割合を4分の1              以上とすることについて 61 ◯議長(結城 弘明君) 次、日程第4、第87号議案古賀市農業委員会の委員に占める認定農業者等又はこれに準ずる者の割合を4分の1以上とすることについてを議題といたします。  これより大綱質疑に入りますが、ただいまのところ通告はありません。質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(結城 弘明君) 大綱質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第87号議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。委員長におかれましては、最終日の本会議において審査結果の報告を願います。            ────────────・────・────────────   日程第5.第88号議案 財産の取得について 63 ◯議長(結城 弘明君) 日程第5、第88号議案財産の取得についてを議題といたします。  これより大綱質疑に入りますが、ただいまのところ通告はありません。質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第88号議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。委員長におかれましては、最終日の本会議において審査結果の報告を願います。            ────────────・────・────────────   日程第6.第89号議案 市道路線の認定について        第90号議案 市道路線の変更について 65 ◯議長(結城 弘明君) 日程第6、第89号議案市道路線の認定について及び第90号市道路線の変更についての2議案を一括して議題といたします。  これより一括して大綱質疑に入りますが、ただいまのところ通告はありません。質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 66 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております第89号議案及び第90号議案の2議案は、お手元に配付をいたしております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。委員長におかれましては、最終日の本会議において審査結果の報告を願います。            ────────────・────・────────────   日程第7.第91号議案 古賀市監査委員の選任について 67 ◯議長(結城 弘明君) 日程第7、第91号議案古賀市監査委員の選任についてを議題といたします。  これより質疑に入りますが、ただいまのところ通告はございません。質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。  お諮りします。ただいま議題となっております第91号議案は委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。  直ちに採決に入りますが、採決は押しボタンにより行います。  第91号議案古賀市監査委員の選任について川添義則氏を選任することに対し同意を求める件について、賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違えはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 71 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第91号議案古賀市監査委員の選任については川添義則氏の選任に対し、同意することに決定いたしました。            ────────────・────・────────────   日程第8.第92号議案 古賀市名誉市民 中村哲医師の功績を称えるモニュメントの設置を推進する決議につい              て 72 ◯議長(結城 弘明君) 次、日程第8、第92号議案古賀市名誉市民 中村哲医師の功績を称えるモニュメントの設置を推進する決議についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。吉住長敏議員。                       〔吉住議員 登壇〕 73 ◯議員(9番 吉住 長敏君) それでは、第92号議案古賀市名誉市民 中村哲医師の功績を称えるモニュメントの設置を推進する決議について、提案理由等につきまして御説明を申し上げたいと思います。まずもって、本追加議案を受け入れていただきました議長等、感謝申し上げたいと思います。  本案は、提出者、私、賛成者、古賀誠視議員で提出するものでございます。その大意につきましては、この議案の理由に書かれておりますように、古賀市名誉市民 中村哲医師の没後1年に際し、比類のない尊く人道的な個人の功績と意思を永遠に継承していくためでございます。その決議案につきましては、裏面に古賀市との関わりなどをるる記載しておりますが、長文になりますので読み上げは割愛させていただきますけれども、決議の趣旨としましては、この際比類のない尊い中村哲医師の足跡が将来にかけて国内外の人々の記憶に残り続けるよう、しかるべき場所に中村哲医師の功績をたたえるモニュメントの設置を求めるものでございます。  くしくも、本日は明日銃撃で倒れられました1年の前日でありまして、昨年思い起こせば12月5日に本会議の冒頭、皆様で一緒に本会議で黙祷をささげた意義深い日を迎えるわけでございます。そこで本来は、正直申し上げまして本会議の以前にいろんな議論ができるものと思っておりましたけど、諸般の事情でそれがかないませんだったものですから、あえて補足説明資料ということで私なりに2日間かけて書面にさせていただきました。  項目だけ申し上げますと、まず、経過などを含めました「はじめに」というのが1点、2番目から「今年春からの構想」について記述しました。3点目は「避けたかった私からの提出」という項目にさせていただきました。4点目は「青柳村生誕の甘蔗大吽の言葉」、それから5点目は「志村けんさんの場合」、6番目に「「せめて小さな碑」の声」ということを掲げました。7点目は市制施行時から市民の支援があるという下地について記載させていただきました。8点目は西小学校児童生徒、「ようこそ先輩」の件で記載させていただきました。9番目、「然るべき場所」という表記についての思いを記載しております。10番目は、アフガン緑化公園に記念塔が既にできているということについての記述でございます。11番目、先ほど冒頭申し上げましたように、12月4日、中村哲医師の銃撃死の急報について全市が一面トップで掲げているという大きな扱いについての件で、改めて記載をしております。12点目、ぬくもりある話題で年を越したいものだという項目を上げました。13番目、「名誉市民条例の運用議論」との関わりについて記載しました。14番目、「タイミングを失しない」というテーマで上げました。15番目、「「出身地」の表記」についての説明をいたしました。16番目、「モニュメントという表記」についての説明をいたしました。17番目、田辺一城市長の所信について共有したい意味から掲げました。18番目、「終わりに」ということで、NHK放送予定番組が年末にかけて続けざまに放映されます。どうか御覧になっていただきまして、御検討、御審議の一助にしていただければありがたいと思っております。  以上、本文は読みませんけれども、どうか一読していただければ幸いに存じます。  最後になりますけど、ペシャワール会の来年のカレンダーは「人・水・命」でございますけど、この中に7月号にはかんがいのことを意識したカレンダーだと思いますけど、私たちの中村哲医師のことが書かれております。「私たちの小さな試みが平和への捨て石となり、大きな希望につながることを祈る。中村哲」このことを申し上げまして、どうか慎重審議の上、皆様の暖かい御理解を賜りまして、趣旨説明に代えたいと思います。よろしくお願いします。                    〔吉住議員 提出議員席に着席〕 74 ◯議長(結城 弘明君) これより大綱質疑に入ります。質疑ございませんか。  福崎議員。 75 ◯議員(2番 福崎トビオ君) 提案された議員の一般質問では、この町の歴史や風土についてのお考えをたくさん聞かせていただいております。今回は、議員の一般質問ではなく、古賀市議会の総意としての決議と受け止めておりますので、3点ほど質疑をさせていただきます。  1つ目は、今回の御提案に当たり、どのような声を受け止められてきたのか。御家族の方々、活動を支援されているペシャワール会の関係者、いわゆる中村医師サイドの方々のお声、それから、この町の地域の声、とりわけ母校である古賀西小学校の子どもたち、その子どもたちの活動を支える先生方、関係者、この町サイドの声、どのような声を受け止めて今回の御提案に至ったのかをお聞かせ願いたい。  2つ目は、今回のタイミングにつきまして。あの事件から1年がたちました。区切りをつける、このタイミングを逃さずにという理由でしたら、また別の視点の考え方から違う発案もあったかと考えられます。古賀西小学校の在校生はあの事件があるずっと前から何か支えることができないかと活動を取り組み続けておりまして、あの事件を一つの区切りとして捉えてはおりません。以前に提案議員とお話をしたことがあります。私の考えは、何かを伝えたい、続けていくために次はこういうことをしていきたい、そういう子どもたちや地域の機運が高まっていったときにみんなと一緒に力を合わせて実現に向けて行動に移す、そういうタイミングがあるのではないでしょうかというお話をさせていただいたことがあります。今回のいささか急過ぎるとも感じるこのタイミングについてのお考えをお聞かせ願いたい。  それから、最後に3つ目ですが、モニュメントの必要性につきまして。私がいる古賀西校区の地域ではいつか記念館ができるといいね、資料館なんかできるといいね、そういう声をよく聞いております。形あるものを残していくというより、中村医師の生き方、そういう形のないものを伝え続けていきたいという願いが籠もっているのではないかと私は感じております。今回モニュメントをつくることが目標となったときに、完成してよかった、よかった、今まで地域が少しずつ温めてきたその感情が何か変化してしまうのではないかと感じております。地域の方々、この町の多くの方が誇りを持って長く愛着あるものになるのかどうか。そのモニュメントの必要性についてのお考えをお聞かせ願いたい。  以上3点です。御答弁をお願いします。
    76 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 77 ◯議員(9番 吉住 長敏君) 真摯な御質問、大変ありがたく受け止めました。  まず、1点目でございますけど、市民の声をどのように受け止めたかということだろうと思いますが、この補足説明資料にもその件については十二分に意識した説明をしているつもりではありますけれども、私自身、子どもがそばに実際おるわけじゃありませんけれども、これまでの中村哲医師と市民との関わりを市制施行以前に、市制施行の頃から遡ってみました。そのことが記載されているわけですけれども、もう同級生はもちろんでございますけど、当時の有志の方々が高校生や会社、商工会青年部が協力、共同してですね、まつり古賀とかいろんなところに声をかけて、当時は今のようなまだ事業が具体的に動き始める以前で、いわゆるハンセン病と言われておりましたそういう医療施設を造るというような動きの出発地点といいますかね、それでも中村さんは15年ぐらい活動されておったようですけれども、でも諸外国がその医療団から離れていくと。それも支えておったのは古賀市を中心とした有志の方々であったと。それを全面的にバックアップしとるのは古賀市の商工会青年部であるという既成の事実をやっぱり私はベースといいますかね、古賀市の歴史的な伝統が中村さんを通じて今までつないでいるんだという、やっぱり事実の重みは大きいのじゃないかというふうに思いました。  でございますが、今おっしゃいますように古賀西小学校の児童生徒の今の空気感とか保護者とか先生たちとか、そこまでは私は正直言って直接足を運んでいるわけではありませんが、それを支えるチーム──いわゆる指導者といいますか──の方たちと接触を持ちまして、例えば古賀西小学校の生徒を薦野で今いろいろあっています五右衛門風呂とかですね、そういうものに連れていって、いろんなないところから始めようといいますか、そういう体験をさせたいという指導者たちの願いがありまして、そういうものに接触した経緯はあります。だけど、直接私がいろいろ拾っているわけじゃありませんけど、それは多数の皆様方の場面にもそういったそれなりの声はあるのじゃないかなと思っております。1番がちょっと舌足らずかもしれませんけど、そういうような意味合いでございます。  2点目はですね、タイミングの問題をおっしゃっていたと思います。なるほど、私もなぜ急ぐのかということはあるのじゃないかと思いますが、私はそのことも意識したものを僕なりの視点で記したつもりではありますけれども、やはり議論の、やっぱりこれは途中経過とかそういうものじゃなくて、公式に古賀市議会の場でモニュメントをつくろうではないかというスタートといいますかね、出発点と僕は捉えているつもりなんです。だから、これを区切りがいい、やっぱり1年というのは報道機関もそうでありますし、いろんな社会的にもそうだし、やっぱり一周忌というものをにらんだ様々な企画されているのが世の常じゃないかなと思うんですね。  そのときに私どもが、市民の代弁する機関であるこの市議会が、何らかのやっぱりアクションを起こすということは私は必要なのではないかなというふうに思って、今こそ1年目に当たることこそ何らかのやっぱり言葉は発するべきだと。出発しようじゃないかと、今から始めようじゃないかと。終わりじゃないと思います。その証拠に、どんな形でつくるかとか、どんな方法でとか、そういうことは一切触れているわけではありません。どうか、もしこれがその暁になった場合はですね、関係者の方でより多くの方々の中でしっかりもんでもらって、あるべき方向を明確につくってもらったらありがたいと思っております。  それから、3点目はモニュメントの考え方です。モニュメントという表現そのものも実際悩みましたが、まず第一に私は有形無形があるべきだと思います。文化財はそうでありますように。だから、しかし一方では人間の記憶なんていうのははかないものでありまして、私どもは今、こういますけど、これが50年、100年とするうちにその功績があった人の名前すら忘れられていくものではないでしょうか。  だからそこにやっぱり先人たちが石碑、碑文という形で残しているのは古今東西、やはりそういう知恵から、思いからそれがいまだに続いているのではないかなと思うわけでございます。ちなみに、私が直接経験しましたのは古賀中学校の50周年事業でもですね、私も事務局長をしておりましたけれども、皆様方に募って、そして校庭前にモニュメントをですね、5つの慈しみとかいろいろ掲げましてモニュメント広場を作りました。なおかつ、古賀西小学校のところにも古賀中学校は最初はそこにあったんだという記念碑もですね、石碑で残しています。あれは50周年事業で造ったものなんです。そういう意味合いで、もちろん石碑とか、いろんな形にこだわらず、何ですかね、有形無形様々なやり方があって僕はしかるべきだと思うし、それはその時々の皆様のコンセンサスを得ながらつくり出していけばいいのじゃないかなと思っております。  ちょっと取りあえずそういう意味でございます。十分でなかったら再質問お願いします。 78 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 79 ◯議員(2番 福崎トビオ君) 御性格なんだろうなと思いますが、その実直な素朴な姿勢というのが、僕は議員から大変多くを学んでおります。  私は毎日古賀西小学校におります。今まで一番歌った歌で一番多いのは古賀西小学校の校歌です。僕にとってはとても大切な母校です。そこに通う子どもたちは私にとってはとても大切な存在です。中村医師の「一隅を照らす」、古賀西小学校にもその言葉は残っております。やはり、その場の方々のお気持ちを聞いてから、そして、もし今、そういうものを求めていないようなことを感じるのであれば、なぜそれを求めていったほうがいいのか、そういうことを大人として何か取り組んでいくこともあるのではないかなと思っております。つまり、やはり僕は、その場にいる方々の思いが強くなっていく、そのタイミングをこれから見るべきではないかと感じておるのです。  モニュメントにつきましても、古賀西小学校にはここが古賀中だったという石碑が残っております。枯れ葉に埋もれたりとか、砂ぼこりになったりとか、古賀の中の多くのそういう記念碑はいつもぴかぴかの状態ではありません。いつかやっぱり風化していきます。人の記憶が風化するように記念碑も風化していくものだと思います。だから、形がないものをどう伝え続けていくかが大切なのではないかと考えております。  今、古賀西校区ではその記念館や資料館といった、伝え続けていきたいという形のないものを求めているように感じておりますので、もしモニュメントをつくることが一番の目標とおっしゃるのであれば、手順としてはまずはその記念館や資料館など何か、そういうものが出来出してからそこに設置するという手順になるのではないかと思っております。  そのことからも、やはり今回の御提案はいささか急ぎ過ぎているのではないかと感じておるのですが、その辺りのことはどうお考えでしょうか。 80 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 81 ◯議員(9番 吉住 長敏君) ストレートな疑問、もっともといいますか、とは思いますが、ちょっと順序が逆になるかもしれませんけれども、モニュメントについての考え方は、これは提出段階でお知恵もいろいろ借りたわけでございますが、簡単に言うなら今、言われました資料館とか記念館とかいうものも含む表現でございます。広辞苑にはそう書いてあります。  したがいまして、先ほど申しましたように、中村哲出身の地と碑という端的なそのことだけを指しているのではなくて、幅広く、どんな形がいいかおっしゃるような議論もあるでしょうし、私は、僕自身で言えばそういうものを並行して求めたい気持ちはやまやまでございます。しかし、それを最初からスタート時点で打ち出すということは、じゃ、そのお金はどうするのかとか、場所はどうするのかとか、いろいろなってくるので、やはりまずはこういった古賀市が出身地である二十歳代まで過ごされた偉大なですね、これはもう誰も異論はないところだと思いますけれども、中村哲医師がいらっしゃるお膝元で、何らかのやっぱりアクションを起こすべきだ、というのはアフガニスタンでもう既に、びっくりしましたけど15メートルもある記念塔がもう既に出来上がっているんですね。それは中村哲さんの誕生日に合わせて今年の1月からこの工事が始まったということ、直接ペシャワール会の方から聞きました。  それは現地でございますけれども、ここの、育ちの場所といいますか、しかもいろんな方が中村哲さんと関わっておられる方が一番実際で多いんじゃないかなと僕は思うんですけれども、そういう下地がある古賀市で、この機会に声を発するということはむしろ早いというよりも、やっぱり自然体ではないのかなと、言葉返すようでございますけど私はそのように、一議員がやっぱり本会議の場で、このことをあからさまにしていく、建てようじゃないかと。これは私、提案者、皆さんの意見を全部聞いたわけじゃありませんけれども、例えば賛同者であります古賀議員もお知り合いの方から、やっぱり何かせないかんっちゃないとかというような、やっぱり御意見を受けられているわけですね。だから、私自身も少なくありません、そういう声はですね。  いうことなので、いろいろ、こういうことについては特に造詣が深い福崎議員でございますが、そういう意味ではちょっと私の言う……、ちょっと通じないかもしれませんけど、素直な気持ち、1年に及びまして、志村けんさんでさえ名誉市民になられまして既にもう銅像やったですかな、何かそれがもうできるんだと、来年設置するんだという報道もなされておるようでございます。そういう意味合いでは、この時点でこの声を発す……、上げ方についてはもう私も恥じたいところがたくさんあります。私は本来自分がならんほうがいいっちゃなかろうかとずっと思っておりましたけれども、しかし、誰かが声を出さなきゃならないという責めに私はあえてそうさせていただきました。 82 ◯議長(結城 弘明君) 福崎議員。 83 ◯議員(2番 福崎トビオ君) それでは、もう一つ最後に私が不安に思っていることをお聞かせください。  今回古賀市議会がその総意で決議をした場合、古賀市議会が率先してこの言葉を発していくということだと思うんですけれども、これからの古賀市議会はどのようになっていくのでしょう。このモニュメント、その記念館等いつ、どこへ、どうやって、どういう思いを込めて、それはまた、違う方がされるのでしょうか。古賀市議会はモニュメントをつくったらどうかという提案をしましたよ、で終わるのでしょうか。それとも最後まで責任を持って古賀市議会が中心になって責任を持って市民を巻き込み、つくっていくものをめざされているのか、その辺りのところはこの古賀市議会のその立ち位置、どのような役割を持っていく決意なのでしょう。お願いします。 84 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 85 ◯議員(9番 吉住 長敏君) こういった顕彰する仕方といいますかね、というのはいろんな、10人いらっしゃると10人それぞれの対応とか、自治体自治体のやり方といいますか、主体性がどこにあるかというのは変わってくるんじゃないかと思いますが、私はやっぱり市議会の立ち位置という意味では市議会は執行機関ではないので、やはり例えば実行委員会の中心的なメンバーになって、企画・立案していくとか、そういうような立ち位置ではないのではないかと、僕個人的には思いますね。  だから、それもこの市民、こういった中村哲さんという方がおられて、この方に対して一つの節目に当たって何らかのものを、この場合は有形には間違いありませんけれども、モニュメントめいたものをつくろうではないかということを、市民世論を代表する議会としてですね、やはり決議するということは執行部が先ほど申しましたように、古賀市としてもこれをどういうふうに継承していくかということを施政方針として掲げておられるわけですから、それをやっぱり後押ししていくといいますか、これに共感していくといいますか、そういうような僕は立ち位置でもあるのではないかなと思います。  推進していく執行機関ではないので、やはりそれを共感し、それを後押ししていくというそういうものを機会づくりといいますか、そんなふうに私は思っている次第です。 86 ◯議長(結城 弘明君) ほかにございませんか。  内場議員。 87 ◯議員(4番 内場 恭子君) 御質問いたします。  まず、この決議案を出していただいたということについて、深い感銘を受けております。その理由の一つとしては私、昨年から宮地岳線跡地の活用についてということで中村医師の悲報を聞いた後、地元の方たちとも話をして、この活用方法の一つとして西小学校近くの西鉄宮地岳線跡地を使ってここに中村医師の心を、思いを、理念を受け継ぐような記念館であったり、記念的な物をつくったらどうですかという提案をいたしました。これについては市長のほうもある程度の理解は示していただきましたが、具体的な話には至りませんでした。教育長のほうからは西小学校の中に教室などを使った、中村医師の功績、また理念、思いなどを子どもたちに伝える場所を作っていきたいというふうな話があっておりました。  こういう思いを持たれているのは吉住議員をはじめとするほかの皆さん、議員も全ての方、また、古賀市の皆さんも、皆さん思っていらっしゃると思います。誰が発案する、誰が発案しないとかそういうものではなく、市民の中からおのずとあふれて出るものが今、ある形となって出てきたんだろうと思っております。ただ、そこの中でなかなかまとまるものがうまく形になっていないのかなというふうに思っております。そういう意味では、私と吉住議員の間の意思疎通なども十分じゃなかった部分があるやというふうに思って、この趣旨説明の文章と決議文を読ましていただいております。  そこでお尋ねしたいのですが、例えば今、西小学校の中にある、一部コーナーになっておりますが、中村哲さんのそういう思いをつなぐようなそういうコーナーとか、そういうものとの関係ということを考えると、これをどんなふうに発展させていこうというふうに提案された吉住議員のほうは思われていらっしゃるんでしょうか。  また、趣旨説明の中に端々に、この決議を上げることをきっかけにというような言葉で議論を深めてほしいというような感じのお言葉が出ておりました。また、この趣旨説明書の中にも市が絡んだ何らかの市民世論を酌む、広範な実行委員会等の立ち上げによる熟議に委ねることが適切というふうな、そういう趣旨の言葉が書いてあります。ただ、決議の趣旨としては、最終的に一番文章をまとめれば、中村医師の功績をたたえるモニュメントの設置を求めるというものになっております。この辺の提案された吉住議員の考えとして、あくまでもこのモニュメントをつくるというものだけを決め、それを議会が決議し、その後は市のほうが進めていく、市民のほうにその決定、内容、趣旨などは全部委ねていくというふうな趣旨でよろしいのかという点を確認したいと思いますが、いかがでしょうか。 88 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 89 ◯議員(9番 吉住 長敏君) 私も、今の説明に対してですね、いろいろ思うんですけれども、この種の議論というのは僕は最初から言っているんですけど、どちらかといえば笑み笑みと、こうあるべきじゃないかとかいろんな議論が発展的に形になっていくような姿が望ましいという僕はイメージを持っています。なので、今、言われました古賀西小学校の中というか、何かそういうものがあるものをどう発展させていくのかという視点ということまで僕は踏み込んでいません。  いろんなやっぱり子どもたち、そして大人、この中村哲さんへの評価、顕彰のこれから先の発展のさせ方みたいなものは多くの、場合によっては時間が、合意形成が必要なんじゃないかなとは思いますけれども、私は、先ほども言いましたが、どなたにも誕生日があるように、命日があるようにですね、やっぱり一つの1年という区切りについて何らかのやっぱり、古賀市の最高決議機関であるこの場で、中村さんに対する何か思いを表明する場がやっぱりあってしかるべきではないのかなというのが、私の素直な気持ちなんです。  これが、もし仮になかったら、ずっとやっぱり1年過ぎていくでしょうし、それはそれでいいんじゃないかという意見ももちろんあって、それを否定しているわけではありませんが、否定しているわけではありませんけど、1年という区切りがやってくる、はっきりしているからこそやっぱり私は提案させていただいたというのが素直な気持ちです。  だから、私がこういうような形を持っていきたいとかということは慎みたいと思っています。やっぱり様々な衆知を交えてこれから出発してもらいたいというのが、出発しようじゃないかという一つの衆意、気持ちといいますか、心を合わせるといいますか、福崎議員と僕が、いろいろあるかもしれませんけど、心を合わせてよっしゃということで2020年を越えるという明るい話題を市民の中に提供していくということがやっぱり今、あってもいいのかなというふうに思いましての提案でございます。 90 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 91 ◯議員(4番 内場 恭子君) もう質問というよりも、吉住議員の一周忌を大事に考える思い、これは皆さん誰しも大切に思われている部分だと思います。ただ、節目というのは一周忌だけではありません。3年、5年、10年、20年というような長いスパンもありますし、もっと短いスパン、その当日であったし、次の日であったし、1週間であったし、1か月であったし、半年であったしというような、いろんな節目の記念碑、また、心に残るものはあったと思います。ですから、それを長い短いとか早いとか遅いとかいうようなものを質問して問題にするものではないんです。あくまでも、それは個人の考えと、どこを大事な起点にするかという点だと思います。  一番私は思うのは、中村先生のその功績をたたえるというよりも思いをつなぐ、こういう願い、それをどうやって遺志を、今までの何を考え、どう生きていかれたかを、それをつないでいくようなものをきちっと残していくべきだというふうに考えております。ですから、早急に姿を見せるようなものを必要とするものではないし、本当にこれから先、誇れるものとして子どもたちに残していけるものがあるのか、それをどんな形でつくっていくのか、これは本当に熟考しなければいけないし、時間もかかるべきものだと考えております。ですから、自分自身も力及ばぬながら一般質問の中で提案をしたりしてやっておりました。  ですから、そこは慌てるものではなく、もっともっと時間がかかってくるものだろうなと質問しながら自分で考え直しておりました。そういう思いを持っているということだけをお伝えした形で質問とせずに終わらせてもらいます。 92 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 93 ◯議員(9番 吉住 長敏君) ありがとうございます。発案は今回でございますけど、5W1Hじゃないんですけども、いつまでにということも私はこの中で求めているわけじゃありません。やはり、一つのこういう区切りの中で、いつこれが日の目を見るかどうかは別としまして、こういう思いを発する1年でありたいと、区切りでありたいというのが私の偽らざる気持ちでございまして、その件は19人議員がおられましたらそれぞれの思いがおありでしょう。しかし、それはそれで私は気持ちの中まで入り込みませんけれども、少なくとも古賀誠視議員と私は今回これを提出するということについては、基本的に一致して及んでいるわけでございます。ここは一つのルールにのっとったやり方でございますから、どうか皆様方のさらなる御理解を願いたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。 94 ◯議長(結城 弘明君) ほかに御質疑ございませんか、大綱質疑。  奴間議員。 95 ◯議員(1番 奴間 健司君) 第92号議案について提出議員に質疑をさせていただきます。  明日、12月4日は中村哲医師が凶弾に倒れて1年を迎えます。改めて命と平和、水と緑を文字どおり体を張って守ろうとした中村哲医師の御功績をたたえるとともに、その志を受け継いでいくことを誓いたいと思います。  御承知のように古賀市は昨日からリーパスプラザで中村哲医師の追悼と継承のため、パネル展示やメッセージ板の設置が昨日から始まりました。明日の夕方にはトーク企画も計画されています。古賀市を挙げて中村哲医師に対する思いを発信している企画が実施されていると思います。  この議案ですが、提出前に提出議員には私自身の思いと感想を述べ、少し時期を見合わせたほうがいいんじゃないかという御意見は述べました。しかし、掲出された以上は提出議員とそれを受けた私の質疑を行うしかないので、ちょっと質疑をさせていただきます。ちょっと同僚議員の質問に対するやり取りを聞いていると、何か思いの意見交換というような印象がちょっとどうもするんですが、あくまで議案となりましたので、議案審議として質疑をさせていただきますので、簡潔な答弁をお願いしたいと思います。  一つは、決議というスタイルを取っています。例えば非核平和都市宣言などのように議会として非核、平和を守るためにこのような行動をするという決意、意思を内外に示すのが決議だろうと私は理解をしております。例えば、中村哲医師のことに関して言えば中村哲医師の功績をたたえ、その思いを引き継ぐために議会はこうする、ああする、というのが盛り込まれるのが決議ではないかなと私は理解をしています。  しかしながら、中身を見ると、モニュメントの設置を市長に求めるという内容になっています。先ほどから提出議員は声を発することが大事だということを強調されていますが、中身は市長への要望となっています。であるならば、例えば提出議員が所属する総務委員会で発案し、取りまとめ、全員協議会に諮り、合意に基づいて議長名で市長に要望書を出すという選択肢が現実的ではないかなと私は思います。  そういう意味でお尋ねしたいのは、なぜ要望書というスタイルを取らずに決議というスタイルを取ったのか、その点についてお考えをまず、お聞かせください。 96 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 97 ◯議員(9番 吉住 長敏君) 最初は、補足説明書にも書いておりますが、意見書とかいわゆる要望書とか、そういう字句を考えておりましたし、今、奴間議員が言われましたように総務委員会への付託みたいなイメージで私も思っておりましたが、その辺のことは前期のときに補正予算か何かで議員が提出者、賛成者ということで決議というのがあったそうですね。だからそういうものをまずは前例の中で市に求めるものを意見書等というのはちょっとどうかなというのは助言もありましたので、決議という形になりました。だから、その辺の持っていき方というんですか、それについては不十分な面があったことはおわびしたいと思います。 98 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 99 ◯議員(1番 奴間 健司君) やっぱり私にとっては決議というのはかなり格調高くですね、こういった大きな目的のために議会自身がこうするということを何か宣言できるような内容が決議らしい決議ではないかなとちょっと理解していますので、ちょっと申し上げました。  もう一つは、顕彰の在り方については私は全く異論がございませんし、また、市長自身も、市民の意見を聞きながら検討するともう表明していますから、もし議会として顕彰の在り方を提案するとしたら、やっぱりしっかり議論を重ねてですね、まとめて出す必要があると思うんです。正直言って今、議会の中でこの提案議案きっかけで議論することになっちゃっていますけれども、全く議論はされていないと思います。ですから、この議案に限らず、これからの議会の在り方にも関わるんですね。やっぱり議員間討議を真剣に積み重ねて総意として合意形成を図る努力、これは時間がかかるかも分からないけど決して惜しんではいけないと私、痛感しています。特に最近痛感しています。  お互い議員相互の信頼関係を確認し合い、時間をかけて議論すれば必ず最善の合意形成が図れると私は信じております。そういう意味で、名誉市民に関する議会の議案ですから、私は全会一致で可決するというのが望ましいと私は思います。そういう意味で、どうなんでしょうか、提出議員、そこのところは思いが先走ってですね、やっぱり議員相互の信頼関係に基づく熟議を重ね、合意形成を図るという手間をちょっと省いてしまったんじゃないかなと受け止めているんですが、いかがお考えですか。 100 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 101 ◯議員(9番 吉住 長敏君) 誠に失礼な言い方かもしれませんけど、省こうとか、自分の1枚で最後まであれしようなんていうことは毛頭思っておりませんで、これは本音のところ、事務局とも打合せしたんですが、もう原形がなくなるぐらいまでの議論が僕はあっていいということを最初の段階から申し上げておりました。それで、しかしそういう結果的にここに立っておりまして、熟議が、少人数学級云々の議論じゃありませんけど、いろいろ経験しているのも私もその立場にあったわけなので十分分かっているんですけれども、この決議ですね、中村医師の功績をたたえるモニュメントの設置を求めるという、いろんなものがあるかもしれんけど、その求めるという決議についてシンプルで、特別に最終的にはこれによって見識のある御判断をいただける以外にないと思うわけです。  おっしゃるように結果的にその熟議が結局足らなかったじゃないかということは私も率直に認めているし、いやそういうつもりじゃ全くなかったわけですよ。しかし、ここのテーブルにのっていることについて私は、やはり1年というサイクルの中でこれはもう、せいては事を仕損ずるという言葉がありますが、そういう私はことに、場合によってはなるのかもしれませんよ、今回はね。しかし、やっぱり大局を見なきゃならないのじゃないかと。今、中村哲さんが置かれている状況について古賀市はやっぱりそれなりに今、全国国内外からこの状況が見られていると思うので、その辺もやっぱり私は視野に置いて私は考えてきましたが、それについてもひとつどうか熟考願えればと思います。 102 ◯議長(結城 弘明君) 奴間議員。 103 ◯議員(1番 奴間 健司君) もう一点だけお尋ねします。ちょっと今のやり取りでは、やっぱり私はタイミングというのは大事かと思うんですが、やっぱり議員相互の信頼関係と熟議を重ねるということはもう今、まさに問われていることだと思います。一石を投じるというやり方が一つのきっかけかも分かりませんけれども、熟議を重ねれば必ず最善の案が出ると私は信じておりまして、そのことをちょっと提出議員にはお伝えしたかったし、お聞きしたかった点であります。  最後の点はですね、中村哲医師をたたえるというのであれば、やっぱり中村哲医師がどんな思いでどんな姿勢であれだけの功績を残したかということを本当に学ぶ必要があると思うんですね。私は毎年、現地報告会をお聞きして、直接中村先生ともお話したんですが、やっぱり現地の人々の置かれている状況を十分考慮し、力を合わせてあれだけの結果をもたらし、緑を復元しました。しかも、現地の事情、大きな重機がしょっちゅう手に入るわけじゃない、そういう中でですね、見事に中村先生がいなくても事業継続できるような人々を、現地の人々を養成していますよね。私はやっぱりすごい長期的な視野で取り組んだ中村先生だと思います。  であるならばですね、中村哲医師の功績をたたえる行為は決して慌てる必要はない、ゆったり構えてですね、熟議を重ねて、いい結果をもたらしたほうがいいと私は思うんです。そういう意味で、中村哲医師の姿勢、理念を踏まえて、拙速な決議ではなく、腰を据えて議会の総意をまとめることに力を注いだほうがいいのではないかな。議会最終日まであと2週間も、2週間ありますので、今日のこのこういった場でしか議論できなくなったのはちょっと残念ではありますけれども、これも一つの議員間討議と受け止めていただきですね、熟考していただきたい、再考していただきたいなと思います。  中村哲医師の生きた生き方、姿勢を学ぶのであれば、そんなに慌てて1年だからとかいうことだけを優先する必要はないだろうというふうに思いますが、どうでしょうか。 104 ◯議長(結城 弘明君) 吉住議員。 105 ◯議員(9番 吉住 長敏君) これは、補足説明の中にもあえて書かせていただきましたけれども、拙速な気持ちは僕、全くありません。古賀市は二十数年も中村哲を支えてきたんですよ。有志の方々がですね。で、この瞬間をやっぱり、16日やったですかね、決議ね、どうなるか分かりませんけど、今始まったことじゃないんですよ、古賀市は。多くの方々が中村哲さんとペシャワール会を支えてきた今日があるわけですよ。だから、それは拙速という気持ちは僕、全くないですね、それは。  やっぱり、今でこそ中村哲さんの功績をですね、1年という節目に当たってきちっと、古賀市議会が決議すべきである、私はそう思います。論議はかみ合うんじゃないかと思うんですよ。やっぱ、皆さん方いっぱいいろいろ過去にね、たくさん、50周年記念事業でも中村哲さんを支えましたよ。でも、だんだん忘れていくんですね。商工会青年部でもね、もう全部挙げて支援されていますよ。そういうやっぱり足場というか、基盤がある中でこそこれが発したと私は思っております。 106 ◯議長(結城 弘明君) ほかに御質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 107 ◯議長(結城 弘明君) 大綱質疑を終結いたします。  お諮りします。ただいま議題となっております第92号議案は、委員会付託を省略し、最終日の本会議において質疑、討論、採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。よって、第92号議案は、委員会付託を省略し、最終日の本会議において質疑、討論、採決を行うことに決定いたしました。            ────────────・────・──────────── 109 ◯議長(結城 弘明君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                       午前11時49分散会            ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...