• "金武久"(/)
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  1. 各務原市議会 2008-02-28
    平成20年第 1回定例会-02月28日-01号


    取得元: 各務原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成20年第 1回定例会-02月28日-01号平成20年第 1回定例会 各務原市告示第5号  平成20年第1回各務原市議会定例会を次のとおり招集する。   平成20年2月21日                           各務原市長  森    真 1 期  日  平成20年2月28日 2 場  所  各務原市議会議事堂          平成20年第1回各務原市議会定例会会議録(第1日目)           議   事   日   程   (第1号)                      平成20年2月28日(木曜日)午前10時開議 日程第 1.会議録署名議員の指名 日程第 2.会期の決定 日程第 3.議第 1号 平成20年度各務原市一般会計予算 日程第 4.議第 2号 平成20年度各務原市国民健康保険事業特別会計予算 日程第 5.議第 3号 平成20年度各務原市老人保健特別会計予算
    日程第 6.議第 4号 平成20年度各務原市介護保険事業特別会計予算 日程第 7.議第 5号 平成20年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第 8.議第 6号 平成20年度各務原市下水道事業特別会計予算 日程第 9.議第 7号 平成20年度各務原市水道事業会計予算 日程第10.議第 8号 平成19年度各務原市一般会計補正予算(第7号) 日程第11.議第 9号 平成19年度各務原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 日程第12.議第10号 平成19年度各務原市老人保健特別会計補正予算(第2号) 日程第13.議第11号 平成19年度各務原市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 日程第14.議第12号 平成19年度各務原市下水道事業特別会計補正予算(第3号) 日程第15.議第13号 平成19年度各務原市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第16.議第14号 人権擁護委員候補者の推薦 日程第17.議第15号 各務原市部設置条例の一部を改正する条例 日程第18.議第16号 各務原市職員定数条例の一部を改正する条例 日程第19.議第17号 各務原市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 日程第20.議第18号 各務原市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 日程第21.議第19号 各務原市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 日程第22.議第20号 各務原市後期高齢者医療に関する条例 日程第23.議第21号 各務原市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程第24.議第22号 各務原市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例 日程第25.議第23号 各務原市福祉の里条例の一部を改正する条例 日程第26.議第24号 各務原市川島健康福祉センター条例の一部を改正する条例 日程第27.議第25号 各務原市介護保険条例の一部を改正する条例 日程第28.議第26号 各務原市保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 日程第29.議第27号 各務原市消防団条例の一部を改正する条例 日程第30.議第28号 各務原市岐阜中流用水使用料徴収条例 日程第31.議第29号 各務原市体育施設条例の一部を改正する条例 日程第32.議第30号 各務原市歴史民俗資料館条例の一部を改正する条例 日程第33.議第31号 各務原市教育委員会委員の定数を定める条例 日程第34.議第32号 各務原市学校給食センター条例の一部を改正する条例 日程第35.議第33号 各務原市図書館条例の一部を改正する条例 日程第36.議第34号 各務原市手数料条例の一部を改正する条例 日程第37.議第35号 各務原市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例 日程第38.議第36号 川島町の編入に伴う各務原市水道事業給水条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例 日程第39.議第37号 公の施設の指定管理者の指定(各務原市丸子町ふれあいセンター) 日程第40.議第38号 市道路線の認定(市道各544号線ほか1路線) 日程第41.議第39号 市道路線の認定(市道川1377号線ほか1路線) 日程第42.議第40号 市道路線の認定(市道鵜1307号線) 日程第43.議第41号 市道路線の廃止及び認定(市道稲233号線) 日程第44.請願第1号 後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める意見書採択についての請願 日程第45.常任委員の選任 日程第46.議会運営委員の選任 日程第47.休会期間の決定           議   事   日   程   (第1号の2)                            平成20年2月28日(木曜日) 日程第 1.市議第1号 道路特定財源の確保に関する意見書 日程第 2.市議第2号 道路特定財源の廃止を求める意見書 〇諸般の報告 1、議案の提出 1、専決処分の報告 1、請願の提出 1、陳情の提出 1、例月出納検査の結果 1、工事監査の結果 〇本日の会議に付した事件 日程第 1.会議録署名議員の指名 日程第 2.会期の決定 日程第 3.議第 1号 平成20年度各務原市一般会計予算 日程第 4.議第 2号 平成20年度各務原市国民健康保険事業特別会計予算 日程第 5.議第 3号 平成20年度各務原市老人保健特別会計予算 日程第 6.議第 4号 平成20年度各務原市介護保険事業特別会計予算 日程第 7.議第 5号 平成20年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第 8.議第 6号 平成20年度各務原市下水道事業特別会計予算 日程第 9.議第 7号 平成20年度各務原市水道事業会計予算 日程第10.議第 8号 平成19年度各務原市一般会計補正予算(第7号) 日程第11.議第 9号 平成19年度各務原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2             号) 日程第12.議第10号 平成19年度各務原市老人保健特別会計補正予算(第2号) 日程第13.議第11号 平成19年度各務原市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 日程第14.議第12号 平成19年度各務原市下水道事業特別会計補正予算(第3号) 日程第15.議第13号 平成19年度各務原市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第16.議第14号 人権擁護委員候補者の推薦 日程第17.議第15号 各務原市部設置条例の一部を改正する条例 日程第18.議第16号 各務原市職員定数条例の一部を改正する条例 日程第19.議第17号 各務原市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 日程第20.議第18号 各務原市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 日程第21.議第19号 各務原市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 日程第22.議第20号 各務原市後期高齢者医療に関する条例 日程第23.議第21号 各務原市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程第24.議第22号 各務原市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例 日程第25.議第23号 各務原市福祉の里条例の一部を改正する条例 日程第26.議第24号 各務原市川島健康福祉センター条例の一部を改正する条例 日程第27.議第25号 各務原市介護保険条例の一部を改正する条例 日程第28.議第26号 各務原市保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 日程第29.議第27号 各務原市消防団条例の一部を改正する条例 日程第30.議第28号 各務原市岐阜中流用水使用料徴収条例 日程第31.議第29号 各務原市体育施設条例の一部を改正する条例 日程第32.議第30号 各務原市歴史民俗資料館条例の一部を改正する条例 日程第33.議第31号 各務原市教育委員会委員の定数を定める条例 日程第34.議第32号 各務原市学校給食センター条例の一部を改正する条例 日程第35.議第33号 各務原市図書館条例の一部を改正する条例 日程第36.議第34号 各務原市手数料条例の一部を改正する条例 日程第37.議第35号 各務原市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例 日程第38.議第36号 川島町の編入に伴う各務原市水道事業給水条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例 日程第39.議第37号 公の施設の指定管理者の指定(各務原市丸子町ふれあいセンター) 日程第40.議第38号 市道路線の認定(市道各544号線ほか1路線) 日程第41.議第39号 市道路線の認定(市道川1377号線ほか1路線) 日程第42.議第40号 市道路線の認定(市道鵜1307号線)
    日程第43.議第41号 市道路線の廃止及び認定(市道稲233号線) 日程第44.請願第1号 後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める意見書採択についての請願 1、委員会付託(請願第1号) 1、日程追加(市議第1号並びに市議第2号) 日程第 1.市議第1号 道路特定財源の確保に関する意見書 日程第 2.市議第2号 道路特定財源の廃止を求める意見書 1、委員会付託省略(市議第1号並びに市議第2号) 1、可決した意見書の取り扱いについて 1、日程追加(議長の辞職) 1、議長の辞職 1、日程追加(議長の選挙) 1、議長の選挙 1、発言の申し出(16番 古田澄信君) 1、日程追加(副議長の選挙) 1、副議長の選挙 日程第45.常任委員の選任 1、各常任委員会正・副委員長の互選結果 日程第46.議会運営委員の選任 1、議会運営委員会正・副委員長の互選結果 日程第47.休会期間の決定 〇出席議員(27名)                     1 番   横 山 富士雄  君                     2 番   永 冶 明 子  君                     3 番   波多野 こうめ  君                     4 番   梅 田 利 昭  君                     5 番   浅 野 健 司  君                     6 番   川 瀬 勝 秀  君                     7 番   高 島 貴美子  君                     8 番   太 田 松 次  君                     9 番   吉 岡   健  君                    10 番   尾 関 光 政  君                    11 番   三 和 由 紀  君                    13 番   神 谷 卓 男  君                    14 番   角   弘 二  君                    15 番   三 丸 文 也  君                    16 番   古 田 澄 信  君                    17 番   今 尾 泰 造  君                    18 番   関   浩 司  君                    19 番   阿 部 靖 弘  君                    20 番   中 村 幸 二  君                    21 番   平 松 幹 正  君                    22 番   小 島 軍 司  君                    23 番   末 松 誠 栄  君                    24 番   藤 井 国 雄  君                    25 番   横 山 隆一郎  君                    26 番   川 島 勝 弘  君                    27 番   長 縄 博 光  君                    28 番   白 木   博  君 〇欠席議員(なし) 〇欠員(1名)12番 〇説明のため出席した者の職氏名               市長          森     真  君               副市長         五 藤   勲  君               収入役         河 田 昭 男  君               都市戦略企画推進部長  松 岡 秀 人  君               総務部長        五 島 仁 光  君               市民部長        臼 井 壮 一  君               環境部長        五 藤 龍 彦  君               健康福祉部長      紙 谷   清  君               産業部長        岡 部 秀 夫  君               都市建設部長      鈴 木 昭 二  君               文化創造部長      岩 井 晴 栄  君               水道部長        竹 山 幸 市  君               監査委員事務局長選挙管理委員会事務局長兼公               平委員会書記長     熊 崎 敏 雄  君               教育長         高 根 靖 臣  君               消防長         關   邦 明  君               都市戦略企画推進部次長都市戦略企画課長                           磯 谷   均  君               財政課長        小 鍋 泰 弘  君               総務部次長兼総務課長  星 野 正 彰  君               選挙管理委員会委員長  足 立 陽 三  君               代表監査委員      野 田 敏 雄  君               教育委員会委員長    神 谷 真由子  君 〇職務のため出席した事務局職員               議会事務局長      金 武   久               次長兼総務課長     村 井 清 孝               主任主査兼議事調査係長 山 下 幸 二               主任主査        土 川   孝               主査          進 藤 達 彦         ――――――――――――――――――――――――――― (開会式) ◎議会事務局長金武久) 御起立を願います。  ただいまから平成20年第1回各務原市議会定例会の開会式を行います。  森市長からごあいさついただきます。 ◎市長(森真君) 皆さんおはようございます。  本日ここに平成20年第1回の定例会の招集をお願いしましたところ、全員の皆さんに御出席を賜りましてありがとうございます。  後ほど提出申し上げる議案は、平成20年度一般会計予算、その他20年度の骨格を決める大事な案件ばかりでございます。よろしく御審議の上、適切な御決定をいただきたいと存じます。 ◎議会事務局長金武久) 古田議長からごあいさつ申し上げます。 ○議長(古田澄信君) 皆さん、おはようございます。  平成20年第1回各務原市議会定例会が開催されましたところ、全議員の方に御出席を賜り、まことにありがとうございます。  本定例会には、市長より41の議案が提案される予定でございます。新年度予算を初めとしていずれも重要な案件ばかりでございますので、議員各位におかれましては、慎重に御審議の上、適切な議決をいただき、円滑な議事運営に御協力を賜りますようにお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 ◎議会事務局長金武久) これをもちまして開会式を終わります。  御着席願います。         ―――――――――――――――――――――――――――
    △1、開会 (開会) 午前10時35分 ○議長(古田澄信君) ただいまから平成20年第1回各務原市議会定例会を開会し、本日の会議を開きます。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、諸般の報告 ○議長(古田澄信君) 日程に先立って、諸般の報告を職員にいたさせます。         ――――――――――――――――――――――――――― (職員報告) 1、議案の提出  市長から、本日付をもって、議第1号から議第41号までの41案件の提出がありました。 1、専決処分の報告  市長から、地方自治法第180条の規定により、損害賠償の額を定めることについて専決処分した報告が1件ありました。  内容については、お手元に配付した写しのとおりであります。 1、請願の提出  各務原市尾崎南町5-20、年金者組合各務原支部 支部長 内田忠男氏、各務原市那加信長町2-74、各務原民主商工会 会長 加藤信夫氏、各務原市鵜沼朝日町5-234、新日本婦人の会各務原市支部 支部長 高見益子氏、各務原市那加桜町3-33-2、日本国民救援会各務原支部 代表 加藤敏比古氏ほか63名署名から、「後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める意見書採択についての請願」の提出がありました。  内容については、お手元に配付した請願付託表のとおりであります。 1、陳情の提出  加茂郡八百津町伊岐津志2266-7、佐藤朋子氏、各務原市三井北町3丁目7番地 尾関ビル、NPO法人ぎふ福祉サービス利用者センター「びーすけっと」混合型血管奇形の難病指定を求める会 代表 飯尾良英氏から、「混合型血管奇形の難病指定を求める意見書採択についての陳情」の提出が、岐阜市下西郷2-150、岐阜県原爆被爆者の会(岐朋会) 会長 白木幸雄氏から、「原爆症認定問題の早期解決を求める意見書採択の陳情」の提出が、兵庫県西宮市分銅町1-4、日本熊森協会 会長 森山まり子氏から、「「鳥獣被害防止特措法」関連予算を、鳥獣捕殺ではなく自然林復元と被害防除に使うこと等を求める意見書提出に関する陳情」の提出がありました。  内容については、お手元に配付した写しのとおりであります。 1、例月出納検査の結果  監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定により、平成19年度10月分から平成19年度平成20年1月分の例月出納検査を執行した結果の報告がありました。  内容については、省略させていただきます。 1、工事監査の結果  監査委員から、地方自治法第199条第9項の規定により、平成19年度工事監査を執行した結果の報告がありました。  内容については、省略させていただきます。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) 以上で諸般の報告を終わります。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) 本日の日程は、お手元に配付したとおり定めました。         ――――――――――――――――――――――――――― △日程第1、会議録署名議員の指名 ○議長(古田澄信君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員には、会議規則第80条の規定により、議長において10番 尾関光政君、11番 三和由紀君の両君を指名いたします。         ――――――――――――――――――――――――――― △日程第2、会期の決定 ○議長(古田澄信君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  おはかりいたします。今期定例会の会期は、本日から3月26日までの28日間と定めたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(古田澄信君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から3月26日までの28日間と決しました。         ――――――――――――――――――――――――――― △日程第3、議第1号から日程第43、議第41号まで ○議長(古田澄信君) 日程第3、議第1号から日程第43、議第41号までの41案件を一括し、議題といたします。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) 職員の朗読を省略し、提出者の説明を求めます。  市長 森真君。   (市長 森真君登壇) ◎市長(森真君) 平成20年第1回各務原市議会定例会に当たり、市政運営についての所信を申し上げます。  私は、この国は今、1つの時代が終わって、新しい時代に移る過渡期にあると存じます。つまり戦後半世紀余続いた大量生産、大量消費、そして大きな政府、画一的行政という、いわゆる工業化時代は既に終わっていると存じます。次なる時代は、工業化社会からいわば知識社会、つまりコンピューターソフトやデザイン、ファッション、都市づくりなど、知恵の値打ちが機械設備など生産手段を介してでなく、正面に躍り出て経済と社会と進展させるという新しい時代であると存じます。知識社会へ向かうそのビジョンと戦略が希薄な今日の過渡期ゆえの停滞と不安定にあるのが、今日のこの国の姿であると存じます。  21世紀という新しい時代に入りまして、日本の経済指数は軒並み落ちてきています。資料によりますと、国際競争力、戦後一貫して右肩上がりでございましたが、1993年まで5年間連続世界第1位です。それが2006年第16位、2007年第24位でございます。労働生産性、勤勉と創意工夫は、かつてこの国の誇りでございましたが、今日は世界第20位です。米国を100とすれば、ドイツ91に対して日本71という報道もされております。政府の効率性、世界第34位。ビジネスの効率性、第27位。1人当たりのGDP、戦後一貫して右肩上がりで、1993年から1996年まで世界第3位です。ルクセンブルグとかスイスなど小規模国家を除けば、日本は事実上トップランナーでございました。それが、今は2006年第20位でございます。  教育力も、読解力、数学的応用力科学的応用力問題解決能力もOECDの中で日本は低下してきています。知識社会へ向かう教育投資力も、OECD26カ国中第25位でございます。また、最近つくづく思うんですが、国民の安心のための社会保障、その中核である年金と医療、あるいは道路、橋、トンネルなど未来への基盤投資、それを担保する道路特定財源など、国家にとって最も大切なこれらのシステムが今揺らいできています。国民は敏感で、あらゆる世論調査は、あすは今より暮らし向きが落ちてくると感じています。現世代だけでなく、未来を担う若者もそう感じていることは実に悲しいことでございます。  この国は今、そういう閉塞状況にあります。国々に栄枯盛衰はつきものであります。あるいは、再び浮上した国もあります。輝ける日本から閉塞状況下の日本へ、その原因は3つあると存じます。1つは地球規模経済、グローバリズムであります。それが一面、地球規模の競争経済の真っただ中にこの国は生きているということでございます。そのための諸改革がこの国は局部的過ぎます。2つは、先進諸国に比べ改革のスピードが遅過ぎます。3つは文化大国への道とでも言うべき次なるこの国の国家ビジョン、知識社会における国家目標を喪失していると存じます。まさに、そういう意味では漂流する日本でございます。  20世紀は国家の時代、国家間による戦争と平和の時代でございました。21世紀は都市の時代です。世界の注目を集めたダボス会議、世界の各界の指導者がダボスに集まり、だれが何をどう発言するか注目を集めました。その影響力は実にG7に匹敵します。それを主催するのは国家ではなく、世界経済フォーラム、ダボスという一自治体でございます。あるいは、アメリカのアスペン、ストックホルムストーリー、あるいはサスティナブルシティー、つまり固有のアルザス・ロレーヌ文化の復興を旗印に、衰退した都市再生に成功したストラスブール、その成功例は全欧州の国々に影響を与えています。知識社会とはそういう時代だと存じます。都市自治体という1つのまとまりの中で、それがあたかも都市国家のように時代を動かす構想力と推進力を展開する時代であると存じます。歴史は新しい衣装を着て繰り返すといいますが、中世からルネサンス期へ、イタリアでは人口が約4割減少いたしましたが、国民所得が倍にふえ、あのけんらんたるルネサンス期を迎えました。その推進力は地中海沿岸の都市国家群でございました。この国でも、江戸期300諸藩が殖産振興、一種の地方分権で、江戸幕府が各藩に補助金を配った例などありません。時代は地方主権社会でございます。  昨年、私はストックホルムを視察しまして、北欧諸国の再生、ストックホルムストーリーを調査いたしました。全く同感で、我が意を得たりの感がいたしました。つまり世界がバブル経済の崩壊で苦しみ、日本では失われた10年とか15年と言われたころ、不良債権と金融不安、財政赤字と累積債務残高の激増、マイナス経済成長と国民不安を一挙に解決して、再びスウェーデンを浮上させた戦略手法でございます。これらの国難は相互に関連しているとして、政府支出の大胆な削減、消費税率アップと累進課税の復活による税収確保、義務教育の事実上1年延伸と、成人教育のグレードアップを中核とする知識社会最先端への教育投資をすべてほぼ同時に遂行いたしました。つまり諸懸案、諸課題は相互に関連しているということでございます。よって、一挙に二兎も三兎も追うという着眼とたくましい戦略手法とスピードが、閉塞状況にあるこの国の都市自治体には私は必要であると存じます。  行財政構造改革と積極的事業展開、人づくりと美しい都市づくり、高い産業力と快適都市空間の同時進行、つまり快適産業都市、小さな地方政府、多様な市民サービス、ボランタリーと連携する市政、ソフトとハード、その総合が元気な各務原市、それは今、本市の都市ブランドになりつつあります。  10年前、私は細長いこの市域、バランスのとれた二眼レフ地域経済の振興を唱え取り組んでまいりました。新年度、東西2つの都市拠点の完成を迎えます。  東部地域では、美しいJR鵜沼橋上駅舎、名鉄新鵜沼駅前広場の整備、両駅をつなぐ空中歩道等、両駅周辺の一体的インフラ整備が完成いたします。  西部地域では、学びの森の整備、名鉄各務原市役所前駅の北駅舎、南北幹線道路の貫通により駅周辺が便利に美しく変化いたします。東西2大都市拠点の完成でございます。  都市づくりには4つが特に必要だと存じます。  1つは、人づくり都市。本市の高い義務教育水準をさらに進展させるため、新たに学校図書の大幅充実などで国語力の向上を図ります。右脳と左脳、子どもたちの感性を高めるため、各務野吹奏楽アカデミー事業を発足させ、一方、不登校の大事な子どもたちもICロボット科学教室。  2つは、都市の中の歴史でございます。中山道鵜沼宿再生、あの通りを生きた歴史的建築博物館ストリートへ。そして、村国座平成の大修理、6世紀から7世紀の古墳山と村国神社、各務野櫻苑、おがせ池、皆楽座から中山道鵜沼宿へ、都市の中の風格ある歴史街道を誕生させます。  西の環境楽園、東のオールドストリート、人々がにぎわい都市に活力を生む新しいソフトウエアでございます。  3つは、都市の中の自然。私はかねがね、人間が住むに価する都市は、終極のところ公園都市であると考えてきました。時代はそう進化しつつあります。旧川島町との合併協議会最大の課題の1つ、川中島の歴史的遺産である河跡湖公園計画が既に全貌をあらわし、新年度完成いたします。  4つは、都市の文化。桜回廊都市。各務原で生まれた日本女子ホッケーチームの愛称は「サクラジャパン」です。新境川やおがせ池の桜を私たちが楽しめるのは、先代の方々が植えておいてくれたおかげであると存じます。今度は私たちの番です、次世代のために。  桜は、古来この国の聖なる花でございました。古事記天孫降臨編に、既に桜の化身、木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)が登場しています。また、秀吉が花見をした吉野の桜は、その昔、役の行者とともに大海人皇子や村国男依たちが植えた故事もあります。桜はこうして聖なる木から平安貴族の花になり、武士の花、そして江戸期庶民の花になりました。明治5年、学制が公布されました。そして、全小学校で校庭に桜を植樹されました。それは、学校という聖なる場所を守るあかしでございました。明治10年、小学校唱歌制定、今に生きる唱歌、実にその3分の1は桜にちなんだ歌であります。  新年度から桜回廊都市日本一事業を行います。  1つ、第1期事業桜回廊23キロメートル、第2期事業16キロメートル、桜回廊都市づくりです。2つ、村国座平成の大修理竣工にあわせ「各務野櫻苑」を竣工。桜の全種類を集合する美しい市民のための櫻苑を完成させます。3つ、三井山、前渡不動山、伊木山、あるいは城山を順に美しい桜山へ、市民ボランティアとともに。  桜花に抱かれた市民生活。近未来、シーズンには日本中から花見に来訪しましょう。桜マラソンも考えられます。桜は環境指標植物と言われています。きれいな大気、いい土壌、清浄な地下流水の3つが美しい桜花を咲かせます。  各務原市は、毎年その年の課題を決め、市民皆様と御一緒に取り組んでおります。健康増進パワーアップ事業、人づくり都市、そして美しい都市づくりなどです。  新年度は、美しい都市Ⅱ、「環境行動都市」を全市民運動として推進いたします。  ことしから向こう5年間が京都議定書の約束期間でございます。それは、日本の古都京都で締結された国際協約でございます。日本は、CO2など地球温暖化ガスを1990年比、2008年から5年間で6%減少させる国際公約でございます。政府は、そのうち3.8%を緑をふやし、その吸収力で、2.2%を技術革新や化石燃料の削減等で達成させるというものでございます。  1990年当時と比べますと、気候変動地球温暖化現象は生活の中で実感され、「日本は6%を守るべき」という世論が8割に近いのであります。そして、そのために「生活習慣の改革が必要」も既に過半数を超えています。  京都議定書に調印しなかったアメリカでは、カリフォルニアやニューヨーク、マサチューセッツなど、有力12州と13のNGOが組んで連邦政府を提訴、京都議定書を上回る削減計画を公表実践し、次期政権下では環境政策が大きく変化すると言われています。  一方、世界銀行の調査では、日本の温暖化対策は先進国の中で最下位と公表されました。ここにも世界の潮流におくれた日本の姿が浮き彫りになっていると存じます。新年度、各務原市は紙ごみ100%リサイクル、緑ごみ100%堆肥化、マイバッグキャンペーンなど55の環境施策をワンパッケージにして推進いたします。環境省によれば、リデュース、リユース、リサイクルを網羅するこれだけの施策をワンパッケージ推進という例は全国にないということでございまして、15万人の環境先進都市になりましょう。  本市の環境行動都市は、新しい時代、美しい都市づくりに直結し、全国を先導しましょう。  次に、本市の財政状況について申し上げます。  景気の緩やかな回復により市税収入は増加する一方で、国庫補助負担金、地方交付税などの減少、また子育て支援、教育、高齢者福祉、環境対策、都市基盤整備など、行政需要の増加や多様化などにより、地方財政は極めて厳しい状況にあります。  このような状況の中で本市は、平成19年度は、市制施行以来初めて普通交付税不交付団体へ移行したことに証明されますように、着実に財政力を強化し、さまざまな財政指標は全国平均に比べ大変良好でありまして、総合財政力は県内21市の中でもトップクラスにあり、健全財政を維持してまいりました。  本市の健全財政のあかしであります基金残高は、平成8年度末に比べ平成19年度末見込みで90億1000万円余、大幅に増加いたしました。  市債残高は、平成8年度末に比べ平成19年度末見込みは増加しておりますが、後年度元利償還時に地方交付税で見られる市債を除いた残高で比較しますと65億2000万円余、実質的には減額になっています。また、平成19年度においては、過去に高利率で借り入れた市債を繰り上げ償還したことにより、後年度の利息負担を1億5000万円余軽減いたしました。  このように、平成19年度末見込みは平成8年度に比べますと、実質市債残高と基金残高合わせて155億3000万円余の財政体力を向上させることができました。  次に、今期定例会に提出いたしました議案につきまして、御説明申し上げます。  今期定例会に提出いたしました議案は、  ・新年度予算           7件  ・本年度予算の補正        6件  ・人事の案件           1件  ・条例の制定・改廃        22件  ・指定管理者の指定        1件  ・市道路線の認定・廃止      4件 の合計41案件であります。  以下、議第1号から議第7号までの新年度予算より順次御説明を申し上げます。  平成20年度当初予算は、「独立都市自治体各務原~さらなる「自立」へ向けて~」をスローガンとし、「美しい都市Ⅱ」を実現させるため、次の3点を重点施策として予算編成をいたしました。  1つ、環境行動都市、2つ、桜回廊都市、3つ、安心安全都市。また、新総合計画及び新市建設計画に位置づけられている事業を積極的に推進するために、歳入歳出ともに聖域なき見直しを行いました。  このような方針に基づき、編成いたしました平成20年度の予算規模は、   ・一般会計            401億8000万円   ・特別会計            275億1375万円   ・企業会計          38億5835万4000円   ・総額           715億5210万4000円 でございます。  これを平成19年度当初予算と比較いたしますと、一般会計で1.7%の増、特別会計で17.8%の減、企業会計で10.4%の減、総計で7.4%の減となります。  一般会計は、国、地方ともに厳しい財政状況の中で、市政初の400億円を超えた予算であり、平成16年度から5年連続の積極型予算でございます。未来への基盤投資である普通建設事業費は0.2%の増であります。
     さらに、国の補正予算等に伴い、平成19年度へ前倒しした事業分5億6100万円を含みますと、実質的な予算規模は一般会計で3.1%の増であります。  特別会計の予算規模が前年度より大幅に減っている要因は、老人保健医療制度が後期高齢者医療制度へ変わることにより、平成19年度までは市で行っておりました医療費給付事業が岐阜県後期高齢者医療広域連合で行われることによるものであります。  なお、各務原市新総合計画の10の都市戦略に基づく施策は151件でございまして、60億7961万8000円、新規主要事業は68件、11億6354万2000円、また新市建設計画に基づく主要な施策として71億8582万5000円を計上しております。  次に、新総合計画に掲げている6つの施策の大綱に沿いまして、主要施策を順次御説明申し上げます。  主要施策の第1は、すべての市民が豊かな生活を満喫できるよう、健康の保持増進と福祉を推進する都市づくりです。  高齢者福祉につきましては、高齢者健康拠点整備事業としての高齢者生きがいセンター稲田園に健康器具を設置するとともに、地域密着型介護保険施設の建設に対する助成、高齢者健康増進パワーアップ事業の展開、在宅生活支援、介護保険事業の円滑な運営に努めてまいります。  障害者支援につきましては、障害者自立支援事業、地域生活支援事業を推進し、市役所に拡大読書器を設置するなど、障害者の社会参加、自立支援に努めてまいります。  子育て支援につきましては、新たに乳幼児等子どもの医療費助成の対象者を拡大することにより、子育て世帯の経済的負担を軽減するとともに、こんにちは赤ちゃん訪問事業における全戸訪問の実施、おざき移動子ども館事業の実施など、子育て世帯への相談・支援等を行います。  さらに、当市にとって市民病院的な存在の東海中央病院の全面改築に対して助成を行います。  福祉施設整備につきましては、稲羽コミュニティセンター建設事業、川島会館空調改修等整備事業、学童保育室空調機設置事業などを実施いたします。  次に、国民健康保険事業は、引き続き適正かつ健全な運営に努めるとともに、新たに創設された後期高齢者医療事業につきましても、医療給付の適正な運営を図ってまいります。  主要施策の第2は、地域活力の源である産業の活性化による都市づくりであります。  各務原市産業振興ビジョンを着実に推進するために、市内産業のイメージ、認知度の向上を目的として「ものづくりナビ事業」、市内企業のロボット・テクノロジー分野への新規参入を図るための「ロボット・テクノロジー推進事業」、市街地活性化を目的として「拠点市街地活性化モデル調査事業」を実施してまいります。  農業振興につきましては、市民に農業体験をしてもらう「かかみ野農業体験塾事業」を実施するとともに、新たな野菜の栽培、市内で生産する野菜のブランド化を図るため「各務野やさいプロジェクト事業」を実施いたします。  主要施策の第3は、良好な自然環境を保全するとともに、循環型社会の形成を推進し、自然との共生を図る都市づくりです。  国際公約である京都議定書の2008年からの発効に基づき、環境行動都市として55の施策を行うことにより、その先進自治体として先頭に立って行動いたします。総合的な環境施策の展開を図るため、環境基本計画を作成するとともに、新たに地球温暖化対策地域推進計画を策定いたします。また、グリーンリサイクル推進事業、15万人の環境宣言事業などを実施してまいります。  環境保全では、市民と協働して行う三井山桜植栽事業、各務野櫻苑整備事業などを実施することにより、自然との共生を図ります。  また、旧北清掃センターを解体し、その跡地にリサイクルセンターを建設いたします。次に公共下水道の整備につきましては、幹線・準幹線の管渠布設を初め、面整備として96ヘクタールを整備し、新総合計画の目標普及率の達成に向け推進してまいります。  主要施策の第4は、快適でゆとりある都市空間の創造と市民の生命と財産の安全を確保する都市づくりであります。  住みよい都市づくり国際コンクール銀賞受賞にふさわしい都市づくりといたしまして、都市景観につきましては、旧鵜沼宿まちづくり事業として、脇本陣復元整備、安積門移築整備等を実施するとともに、屋外広告物設置ガイドラインを作成いたします。  公園整備につきましては、河跡湖公園、(仮称)山の前広場公園、住吉公園、三井山公園などの整備事業を実施し、パークコミュニティーづくりを推進いたします。  道路網整備につきましては、那加メーンロードや(仮称)那加小網線(各務原大橋)などの主要幹線道路を引き続き整備するとともに、身近な生活道路においても、歩道設置、バリアフリー化など人に優しい道づくりを推進いたします。  水道事業につきましては、水道施設リニューアル基本構想(命の水マスタープラン)に基づき、将来にわたって安全な生活用水を供給してまいります。  消防・防災対策につきましては、「安心安全都市」として災害情報スピーカーを活用した全市民参加総合防災訓練事業を実施するほか、引き続き市内小・中学校校舎の耐震補強工事の実施、消防力の整備や救急救助体制の充実を図ってまいります。  主要施策の第5は、未来を担う人材を育成するために、学校教育の充実を図るとともに、ライフステージに応じた学習・活動支援により、文化を創造する都市づくりであります。  小学生の国語力の向上を目的として読書の習慣を身につけるための事業を実施するとともに、中学生の科学技術能力の育成を図るため、ICロボット科学教室事業を実施するほか、楽器ごとにプロの指導者を招聘し、市内全中学校が一斉に基礎能力の取得、公開レッスンなどを行う「各務野吹奏楽アカデミー事業」を実施いたします。  また、新たにポルトガル語圏の児童・生徒を対象に小・中学校生活におけるコミュニケーション能力を身につけさせるために「フゥトゥロ教室事業」を実施いたします。  施設面では、鵜沼第二小学校屋内運動場建設事業等を実施し、学校教育環境のさらなる充実に努めてまいります。  文化振興につきましては、プロアーチストを目指す市内在住、在学の高校生・大学生に演奏の機会を提供するため、新たに「各務原ヤングワンコインコンサート」を実施するなど、都市の文化力の底上げを推進し、文化創造都市を目指してまいります。  主要施策の第6は、市民と行政の協働による都市づくりであります。  市民参加によるまちづくりについては、公共施設アダプトプログラム事業として、公共施設の美化・管理を市民参加により実施するほか、違反屋外広告物の除去、通学路ふれあい事業を実施するなど、市民が積極的に参画できる活動を推進してまいります。  地域情報化につきましては、平成20年度末に完成する鵜沼駅自由通路に証明書自動交付機を新たに設置し、市民の利便性を大幅に拡大いたします。  国際交流につきましては、姉妹都市大韓民国春川市との交流を初め、米国セリトス市との英語教育交流、中学生海外派遣などを積極的に実施いたします。  また、敦賀市との友好都市20年を記念して、小・中学生交流事業や記念植樹事業等を実施いたします。  最後は、行財政運営の効率化についてであります。  本市は、平成19年度に市制施行以来初の普通交付税不交付団体となりました。これは、市民の皆様と行政がともに知恵を出し合いながら協働して市政運営を行ってきたことと、他自治体に先駆けて行財政構造改革を実施してきた結果であり、健全財政を維持しながら、県内でもトップクラスの行政サービスを行ってまいりました。  平成20年度当初予算におきましても、人件費の削減や学校給食センター調理業務等委託、更木・鵜沼東保育所の民営化など、「小さな市役所、多様な市民サービス」を目指し、一層の自主的・自立的な行財政運営と都市経営力を発揮し、「21世紀型市役所」を推進してまいります。  最後に、一般会計の歳入の主なものについて、順次説明をいたします。  平成20年度も国・地方を通じて依然として厳しい財政状況の中で、地方財政計画などに留意し、歳入全般にわたる財源の適正な確保に努めてまいりました。  市税につきましては、景気回復や税制改正等を勘案した上で、対前年度当初比で3.3%増、216億3816万9000円を計上しております。  地方交付税については、市税の増収や算定方法の変更による影響などにより、対前年度当初比30.8%減の4億5000万円を計上しております。  国庫支出金、県支出金につきましては、合併市町村支援交付金の終了などにより、対前年度当初比2.0%減の64億9851万2000円を計上しております。  市債につきましては、将来の公債費負担、プライマリーバランス等を勘案し、地方交付税で見られる有利かつ良質な地方債を厳選して、対前年度当初比0.6%増の40億4510万円を計上しております。このうち、合併特例債は26億1220万円であります。  繰入金については、未来への基盤投資の財源として、公共施設整備基金などの基金から前年度当初と同額の13億円を計上しております。  次に、新年度予算以外の議案につきまして御説明を申し上げます。  議第8号から議第13号までの6案件は、本年度予算の補正に関するものでございます。  議第8号は、平成19年度一般会計補正予算(第7号)を定めるものでございます。  国の補正予算等の追加を受けまして、蘇原第一小学校屋内運動場建設事業、蘇原第二小学校、那加第三小学校校舎耐震補強事業等を前倒しして実施するのを初め、街区公園整備事業その他既定の事業経費の確定等、当面の行政需要に対応するため、歳入歳出予算、繰越明許費、債務負担行為、並びに地方債の補正を行うものでございます。  歳入歳出予算中、歳入におきましては、  ・市税                   6億1422万2000円  ・地方交付税            減額  1億1589万1000円  ・繰越金                    9億2425万円  ・市債               減額    4億2390万円 などを計上しています。  一方、歳出におきましては  ・市単道路改良事業費              4226万6000円  ・街区公園整備事業費            3億7053万2000円  ・蘇原第一小学校屋内運動場建設事業費    3億2638万1000円  ・小学校校舎耐震補強事業費         2億3447万8000円 などを計上しております。  この結果、一般会計の予算規模は12億1663万1000円を追加し、補正後の予算総額は412億6241万7000円となります。  繰越明許費につきましては、国の補正予算等の追加により、蘇原第一小学校屋内運動場建設事業ほか14件を翌年度に繰り越して実施しようとするものでございます。  債務負担行為の補正につきましては、2008年北京オリンピック男子ホッケー予選大会会場整備事業を追加するものでございます。  地方債の補正につきましては、国の補正予算に伴うものや事業費の変更及び確定などにより、小学校施設整備事業債ほか5件の追加、変更及び廃止をするものでございます。  議第9号は、平成19年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を定めるものでございます。  一般被保険者療養給付費等の見込み増、老人保健医療費拠出金の確定などにより、歳入歳出ともに3億3045万2000円を追加し、補正後の予算総額を136億3162万1000円としています。  議第10号は、平成19年度老人保健特別会計補正予算(第2号)を定めるものでございます。  医療給付費の見込み増により、歳入歳出ともに2億8641万2000円を追加し、補正後の予算総額を96億7377万4000円としています。  議第11号は、平成19年度介護保険事業特別会計補正予算(第3号)を定めるものです。  介護保険制度改正に伴うシステム改修費により、歳入歳出ともに220万5000円を追加し、補正後の予算総額を67億5003万3000円としております。  議第12号は、平成19年度下水道事業特別会計補正予算(第2号)を定めるものでございます。  事業費の変更等に伴い、汚水管渠布設事業費等の減額などにより、歳入歳出ともに1億8318万4000円を減額し、補正後の予算総額を42億292万5000円としています。  繰越明許費につきましては、事業の執行状況の見込み等により、南町南準幹線ほか1管渠整備事業を翌年度に繰り越しして実施しようとするものでございます。  地方債の補正につきましては、事業費の変更及び確定などにより、公共下水道債、流域下水道債を変更するものでございます。  議第13号は、平成19年度水道事業会計補正予算(第2号)を定めるものでございます。  収益的収支につきましては、有収水量は増加したものの、配水補助管布設工事等の減少により、収入及び支出額の減額をするものでございます。  資本的収支につきましては、高金利企業債の借りかえが繰り上げ償還にかわったことによる減額及び下水道工事や開発関連工事の減少に伴い、工事負担金収入及び関連工事費の減額等をするものでございます。  この結果、水道事業収益は27億5137万5000円に、水道事業費用は24億7874万8000円になります。また、資本的収入は6億5656万9000円に、資本的支出は22億866万4000円になります。  次に、議第14号は、人権擁護委員加藤和夫氏の任期が6月30日に満了するため、その後任の候補者に梶原上氏を推薦しようとするものです。  議第15号から議第36号までの22案件は、条例の制定・改廃に関するものでございます。  議第15号は、行政組織の見直しに伴い部を再編するため、議第16号は、職員の定数を改めるため、議第17号、議第18号、議第19号及び議第35号は、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い関係規定を整備するため、議第20号は、後期高齢者医療制度の実施に伴い関係規定を整備するため、議第21号は、国民健康保険法施行令の一部改正等に伴い関係規定を整備するため、議第22号は、子どもの医療費助成の対象者を改める等のため、議第23号及び議第24号は、障害者自立支援法に基づく障害福祉サービス事業の見直し等に伴い関係規定を整備するため、議第25号は、平成20年度の介護保険料率の特例を定めるため、議第26号は、保育所の民営化に伴い更木保育所及び鵜沼東保育所を廃止するため、議第27号は、消防団の定員を改めるため、議第28号は、岐阜中流用水使用料を徴収するため、議第29号は、旧岐阜女子商業高校の体育館を新たに利用に供するため、議第30号は、中山道鵜沼宿町屋館を開館するため、議第31号は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い教育委員会委員の定数を定めるため、議第32号は、学校給食センターの建てかえに伴い位置等を改めるため、議第33号は、総合教育メディアセンターの機能を中央図書館に移すため、議第34号は、建築基準法等の一部改正に伴い関係規定を整備するため、議第36号は、川島地区における各務原市水道事業給水条例の適用の経過措置を廃止するため、それぞれ条例を制定・改廃しようとするものです。  次に、議第37号は、各務原市丸子町ふれあいセンターの指定管理者として丸子町自治会を指定しようとするものです。  最後に、議第38号から議第41号までの4案件は、市道路線の認定・廃止に関するものでございます。  議第38号は、新たに設置する道路を、議第39号は、開発行為により設置された道路を、議第40号は、私道を、それぞれ市道として認定しようとするものでございます。  議第41号は、市道路線の再編成をするため、市道の廃止及び認定をしようとするものでございます。  以上で、提出議案の提案理由説明を終わらせていただきますが、御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(古田澄信君) 以上で説明は終わりました。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) なお、質疑の発言通告書は3月4日午前10時までに御提出ください。         ――――――――――――――――――――――――――― △日程第44、請願第1号 ○議長(古田澄信君) 日程第44、請願第1号を議題といたします。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) 職員の朗読を省略し、紹介議員の説明を求めます。  17番 今尾泰造君。   (17番 今尾泰造君登壇) ◆17番(今尾泰造君) 後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める意見書採択についての請願を、請願文を朗読して提案させていただきます。  なお、この請願には、各務原市の年金者組合各務原支部各務原民主商工会、新日本婦人の会各務原支部、日本国民救援会各務原支部、そしてその所属する各支部、団体など、さらには市内のシニアクラブの代表の方々など、22の団体、44筆の署名として寄せられております。  それでは、請願文を朗読いたします。  4月から75歳以上の高齢者を対象とした「後期高齢者医療制度」が始まり、同時に70~74歳の「前期高齢者」の方を対象にした窓口2割負担の引き上げが行われます。
     75歳以上の高齢者は、これまで加入していた国保や健保を脱退させられ、後期高齢者だけの医療保険に加入させられます。これまで扶養家族として被用者保険に加入していた人も、この制度では一人ひとりが保険料を払うことになります。そして、保険料は年金天引きとなります。さらに、この制度の問題は後期高齢者が受ける医療の内容も差別されることになることです。保険料を滞納すると保険証を取り上げられ、資格証明書となって、病院での医療費の支払いは一たんは全額払うことになり、一層高齢者を医療機関から遠ざけることになります。  この制度の中身が明らかになるにつれて、高齢者、国民の反対の声が大きく広がっています。「長生きってだめですか」「早く死ねっていうことですか」、これが高齢者の悲痛な叫びです。政府・与党はこうした国民の怒りの声に押されて、一時的、部分的な凍結策を打ち出さざるを得なくなっています。しかし、これは抜本的なものではなく、負担の時期を先送りしたにすぎません。今後2年ごとに保険料が見直され、一層負担の増大を高齢者に強いることになります。  それは、後期高齢者だけでなく、国民すべてにかかわる医療の問題であり、約500の地方議会が中止・凍結の決議、意見書の採択を行っています。4月実施に向け、さらにその数はふえる状況です。後期高齢者医療制度をめぐる状況にかんがみ、ぜひ各務原市議会におかれましても、国に向けての次の内容で意見書を採択されることを請願いたします。 〔請願事項〕  1.後期高齢者医療制度は中止・撤回すること。  2.医療予算をふやし、高齢者を初め国民が安心できる医療の充実を図ること。  以上です。  なお、この各地方議会がそれぞれ採択の方向に進んでいるわけですけれども、県内では大垣市議会においても、自民クラブの会派などが後期高齢者医療制度に断固反対という位置づけでこの議会にのせられるということで、自民クラブの会報などがそのことを報道しておりますことを申し添えて、ぜひ皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(古田澄信君) 以上で説明は終わりました。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、委員会付託(請願第1号) ○議長(古田澄信君) ただいま議題となっております請願第1号については、お手元に配付いたしました付託表のとおり、総務常任委員会に付託いたします。  なお、委員会は会期日程表のとおり開催する旨、委員長にかわって告知いたします。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) これより暫時休憩いたします。 (休憩) 午前11時28分         ――――――――――――――――――――――――――― (再開) 午前11時29分 ○議長(古田澄信君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、日程追加(市議第1号並びに市議第2号) ○議長(古田澄信君) ただいまお手元に配付したとおり市議第1号並びに市議第2号が提出されました。  おはかりいたします。この際、市議第1号並びに市議第2号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(古田澄信君) 御異議なしと認めます。よって、この際、市議第1号並びに市議第2号を日程に追加し、議題とすることに決しました。         ――――――――――――――――――――――――――― △日程第1、市議第1号並びに市議第2号 ○議長(古田澄信君) 日程第1、市議第1号並びに市議第2号を一括し、議題といたします。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) 職員の朗読を省略し、提出者の説明を求めます。  最初に、市議第1号について、8番 太田松次君。   (8番 太田松次君登壇) ◆8番(太田松次君) 市議第1号について説明させていただきます。  市議第1号 道路特定財源の確保に関する意見書については、案文を朗読し、提案にかえさせていただきます。              道路特定財源の確保に関する意見書  道路整備は、市民生活の利便、安全・安心、地域の活性化にとって不可欠であり、住民要望も強いものがある。  本市は、市中心部を東西に平行して横断する2本の鉄道と航空自衛隊岐阜基地により、南北に分断されているため、(仮称)那加小網線、各務原扶桑線や犬山東町線バイパスなど、県境を跨ぐ広域的な南北幹線道路及び橋梁の整備が最重要課題となっている。  また、防災対策、通勤・通学、救急医療などのための生活道路の整備や維持補修、さらに、交通渋滞の解消・バリアフリー化、電線類の地中化など、良好な都市環境の整備を進める上で、まだまだ道路整備は不十分である。  このような中、仮に現行の道路特定財源の暫定税率が廃止された場合、地方においては約9千億円の税収の減が生じ、さらに地方道路整備臨時交付金制度も廃止された場合には、合わせて1兆6000億円規模の減収が生じることとなる。  こうしたこととなれば、本市では11億円規模の減収が生じることとなり、厳しい財政状況の中で、道路の新設はもとより、着工中の事業の継続も困難となるなど、本市の道路整備は深刻な事態に陥ることになる。  さらには、本市の厳しい財政運営を直撃し、教育や福祉といった他の行政サービスの低下など市民生活にも深刻な影響を及ぼしかねないことにもなる。  よって、国においては、現行の道路特定財源の暫定税率を堅持し、関連法案を年度内に成立させるよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成20年2月28日                                 岐阜県各務原市議会 各関係行政庁 宛  議員皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(古田澄信君) 続いて、市議第2号について、3番 波多野こうめ君。   (3番 波多野こうめ君登壇) ◆3番(波多野こうめ君) 市議第2号について、意見書を朗読して提案とさせていただきます。              道路特定財源の廃止を求める意見書  1949年、揮発油税がつくられました。この時は使い道を限らない一般財源でした。1954年度に道路整備5カ年計画が始まり、その財源として揮発油税が道路整備のための特定財源とされました。当時は国道・県道の舗装率が5%以下で整備を急ぐためには安定した財源が必要との理由でした。1974年からは、ガソリン税などには2年間の特別措置として、本来の税率より上乗せした税率、暫定税率が課せられました。ところが「暫定」といいながら5カ年計画の期限が来るごとに延長され、今日まで30年以上も続いています。  昨年末に政府・与党が合意した「道路中期計画」では、2008年度から10年間に59兆円を道路事業に使うことを決めました。総額先にありきの計画です。  高速道路から生活関連道路まで対象になっています。その4割以上を占めるのが、「国際競争力の確保」を名目にした高規格幹線道路、いわゆる高速道路です。全国に1万4000キロもの高速道路を張りめぐらせる構想を完成させようとしています。  また、「基幹ネットワークの整備」として拠点的な空港・港から高速道路のインターチェンジに10分以内で行けるようにすることを盛り込みました。ところが、いまも12分ほどで行けるところも対象にしています。さらに和歌山から淡路島に巨大な橋を架ける、東京湾第二アクアライン、関門海峡道路など6つの長大橋道路計画も含まれています。  道路特定財源が自動的に入るために、際限なく高規格道路をつくり続ける計画になっています。無駄な道路建設を中止すれば、総額も減らすことができます。一般財源化すれば本当に必要な道路を一般財源で建設することができます。道路特定財源を続ける理由はありません。  よって、国におかれては、下記事項を実現されるよう強く要望します。                     記  1.暫定税率は、道路特定財源をさらに上乗せして無駄な道路を加速する役割を果たしており廃止すること。  1.10年間に59兆円も道路整備につかう総額先にありきの「道路中期計画」は撤回すること。  1.道路特定財源は廃止し一般財源化して、道路にも福祉・教育にもつかえるようにすること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成20年2月28日                                 岐阜県各務原市議会 各関係行政庁 宛  以上、御賛同をよろしくお願いをいたします。 ○議長(古田澄信君) 以上で説明は終わりました。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) これより質疑を行います。  質疑はありませんか。   (「なし」との声あり) ○議長(古田澄信君) これをもって質疑を終結いたします。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、委員会付託省略(市議第1号並びに市議第2号) ○議長(古田澄信君) おはかりいたします。ただいま議題の2案件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(古田澄信君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま議題の2案件については、委員会付託を省略することに決しました。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) これより討論を行います。  討論はありませんか。   (「議長、3番」と呼ぶ者あり) ○議長(古田澄信君) 3番 波多野こうめ君。   (3番 波多野こうめ君登壇) ◆3番(波多野こうめ君) 市議第1号 道路特定財源の確保に関する意見書について、日本共産党を代表して反対討論を行います。  道路特定財源は、自動車関連の税金を道路建設・整備にだけ使う仕組みです。この仕組みが無駄な道路づくりの自動装置となり、さらに暫定税率と称して税率を上乗せして、無駄な道路づくりを加速させてきたことは明らかです。  政府は、今後10年間で59兆円を使う道路中期計画の策定を進めています。国民生活に本当に必要な道路の計画を積み上げるのではなく、初めに59兆円を使い切ることを決める総額先にありきという方式で、それ自体が無駄な道路づくりをやみくもに進める方式にほかなりません。実際、その内容は、全国各所で拠点空港や港湾から既に12分から18分で高速道路にアクセス可能な道路があるのに、10分以内で高速道路に接続する道路をつくるなど不要不急な計画が満載されています。  政府が、暫定税率を含めて年間5.6兆円に及ぶ道路特定財源をさらに10年間延長することに固執している理由は、59兆円という道路中期計画にそのお金を使い切ることにあります。  日本共産党は、道路特定財源は道路以外にも使えるように一般財源化し、上乗せされた暫定税率はやめるという考えです。歩道の整備や防災対策、渋滞解消などの生活道路の整備は当然であり、緊急性が求められています。道路だけではなく、福祉や教育、暮らしにも自由に使えるようにするためにも、一般財源化が必要です。暫定税率を廃止すると、本市の道路整備に支障が出るといいます。しかし、国際競争力を口実にした無駄な高規格道路計画を中止すれば、総額も減らすことができ、予算に穴があくこともありません。本市の必要な道路は、一般財源化した財源で建設することができます。  さらに、現行のエネルギー課税のあり方を抜本的に見直し、二酸化炭素(CO2)の排出量を考慮した環境税を導入することもあわせて提案します。  無駄な道路建設を続けるために、巨額な税金を温存する必要はありません。よって、この意見書に反対します。   (「議長、13番」と呼ぶ者あり) ○議長(古田澄信君) 13番 神谷卓男君。   (13番 神谷卓男君登壇) ◆13番(神谷卓男君) 市議第1号 道路特定財源の確保に関する意見書について、賛成の立場で討論いたします。  意見書に述べられているとおり、本市は市中心部を東西に平行して横断する2本の鉄道と航空自衛隊岐阜基地により、南北に分断されています。(仮称)那加小網線、各務原扶桑線や犬山東町線バイパスなど、広域的な南北幹線道路の整備や、愛知県へ通じる新愛岐大橋や各務原大橋などの橋梁の整備が重要課題となっております。  さらには、市民生活に直結する生活道路の整備や日々の維持補修、交通渋滞の解消・バリアフリー化、電線類の地中化など、良好な都市環境の整備を進めなければなりません。  このような状況の中で、現行の道路特定財源の暫定税率が廃止された場合、本市の20年度予算では11億円規模の減収が生じることとなり、道路の新設はもとより、着手中の事業の継続も困難となります。  さらに、本市を含め多くの地方自治体にとっては、市民生活を維持するため、道路特定財源の暫定税率を財源とする道路整備が必要不可欠と考えます。  よって、市議第1号の道路特定財源の確保に関する意見書をもって、現行の道路特定財源の暫定税率を堅持し、関連法案を年度内に成立させるよう、各務原市議会の意思として強く求めていくことに賛成します。 ○議長(古田澄信君) これをもって討論を終結いたします。
            ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) これより採決を行います。  最初におはかりいたします。市議第1号を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(古田澄信君) 起立多数であります。よって、市議第1号は原案のとおり可決されました。  ただいまの議決により市議第2号は議決不要となりました。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、可決した意見書の取り扱いについて ○議長(古田澄信君) おはかりいたします。ただいま可決されました意見書の取り扱いについては、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(古田澄信君) 御異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(古田澄信君) これより暫時休憩いたします。 (休憩) 午前11時45分         ――――――――――――――――――――――――――― (再開) 午後1時31分 ○副議長(三丸文也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、日程追加(議長の辞職) ○副議長(三丸文也君) 議長 古田澄信君から、議長の辞職願が提出されております。  おはかりいたします。この際、議長の辞職についてを日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○副議長(三丸文也君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議長の辞職についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、議長の辞職 ○副議長(三丸文也君) 議長の辞職を議題といたします。  16番 古田澄信君に申し上げます。本件は地方自治法第117条の規定に抵触いたしますので、議場からあなたの退席を求めます。   (16番 古田澄信君退場) ○副議長(三丸文也君) 議長の辞職願を事務局長に朗読いたさせます。         ――――――――――――――――――――――――――― (事務局長朗読)                 辞   職   願  私は、このたび一身上の都合により議長の職を辞したいので、地方自治法第108条の規定により許可されるよう願い出ます。   平成20年2月28日  各務原市議会副議長 三 丸 文 也 様                          各務原市議会議長 古 田 澄 信         ――――――――――――――――――――――――――― ○副議長(三丸文也君) おはかりいたします。16番 古田澄信君の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○副議長(三丸文也君) 御異議なしと認めます。よって、16番 古田澄信君の議長の辞職を許可することに決しました。  16番 古田澄信君の除斥を解きます。   (16番 古田澄信君入場)         ――――――――――――――――――――――――――― △1、日程追加(議長の選挙) ○副議長(三丸文也君) ただいま、議長が欠員となりました。  おはかりいたします。この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○副議長(三丸文也君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、議長の選挙 ○副議長(三丸文也君) これより議長の選挙を行います。  議場の閉鎖を命じます。   (議場閉鎖) ○副議長(三丸文也君) ただいまの出席議員は27名であります。  投票用紙を配付いたさせます。   (投票用紙配付) ○副議長(三丸文也君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。   (「配付漏れなし」との声あり) ○副議長(三丸文也君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。   (投票箱点検) ○副議長(三丸文也君) 異状なしと認めます。  念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。なお、重ねて申し上げます。同姓の方もおられますので、被選挙人の氏名ははっきりと記入願います。  点呼を命じます。 ◎議会事務局長金武久) 1番 横山富士雄君から順に点呼を行ったが、これの記載を省略する。   (点呼に応じ各議員投票) ○副議長(三丸文也君) 投票漏れはありませんか。   (「投票漏れなし」との声あり) ○副議長(三丸文也君) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。   (投票箱閉鎖) ○副議長(三丸文也君) 議場の閉鎖を解きます。   (議場開鎖) ○副議長(三丸文也君) 開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に1番 横山富士雄君、10番 尾関光政君を指名いたします。よって、両君の立ち会いを願います。   (開票) ○副議長(三丸文也君) 選挙の結果を報告いたします。  投票総数 27票。これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち   有効投票     23票         無効投票     4票  有効投票中  三丸文也     20票         今尾泰造君    3票  以上のとおりであります。  この選挙の法定得票数は6票であります。よって、私が議長に当選いたしました。  議長就任のあいさつをさせていただきます。   (議長 三丸文也君議長席横へ) ○議長(三丸文也君) このたび皆様の御推挙により議長の大役を仰せつかりました。この上は、市政とは何か、議会とは何かという問いに対して原点に立ち返り、真摯に検討し、皆様とともにそれらの活性化に誠心誠意努力したいと思いますので、さらなる御指導、御協力をお願いいたします。  各務原市の今後のますますの発展を祈念するとともに、その発展の一翼に寄与する機会を与えられたことを感謝し、議長就任のごあいさつとさせていただきます。(拍手)         ――――――――――――――――――――――――――― △1、発言の申し出(16番 古田澄信君) ○議長(三丸文也君) 16番 古田澄信君から発言の申し出がありますので、この際、特に発言を許します。  16番 古田澄信君。   (16番 古田澄信君登壇) ◆16番(古田澄信君) 市議会議長を辞任するに当たり、ごあいさつを申し上げます。  平成19年の3月の市議会におきまして、議長に御指名をいただきました。この1年間、大過なく職務を遂行できましたことは、議員各位の御理解と御支援のたまものと心から厚く御礼を申し上げます。  また、森市長を初め理事者の皆様、私を補佐していただいた三丸副議長、金武局長を初め事務局の皆様、この1年間、議長として交流をさせていただいた多くの皆様方には貴重なアドバイスと御協力をいただき、幅広い経験と深い友情、そして人として進むべき道を含め、多くの御教授をいただき、心から感謝を申し上げます。  平成19年、確かにそれは悠久の歴史の中における一瞬のときではありましたが、私の人生の中で一番実りの多い1年間ではなかったかと振りかえっております。昨年、ことしと市議会の重責を担わせていただいた経験を生かして、今後とも皆様方とともに市政の発展のために全力を尽くしてまいりたいと存じますので、変わらぬ御指導を賜りますように心からお願いを申し上げまして、辞任に対しましてのごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)         ――――――――――――――――――――――――――― △1、日程追加(副議長の選挙) ○議長(三丸文也君) ただいま副議長が欠員となりました。  おはかりいたします。この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
      (「異議なし」との声あり) ○議長(三丸文也君) 御異議なしと認めます。よって、この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、副議長の選挙 ○議長(三丸文也君) これより副議長の選挙を行います。  議場の閉鎖を命じます。   (議場閉鎖) ○議長(三丸文也君) ただいまの出席議員は27名であります。  投票用紙を配付いたさせます。   (投票用紙配付) ○議長(三丸文也君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。   (「配付漏れなし」との声あり) ○議長(三丸文也君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。   (投票箱点検) ○議長(三丸文也君) 異状なしと認めます。  念のために申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。なお、重ねて申し上げます。同姓の方もおられますので、被選挙人の氏名ははっきりと記入願います。  点呼を命じます。 ◎議会事務局長金武久) 1番 横山富士雄君から順に点呼を行ったが、これの記載を省略する。   (点呼に応じ各議員投票) ○議長(三丸文也君) 投票漏れはありませんか。   (「投票漏れなし」との声あり) ○議長(三丸文也君) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。   (投票箱閉鎖) ○議長(三丸文也君) 議場の閉鎖を解きます。   (議場開鎖) ○議長(三丸文也君) 開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に4番 梅田利昭君、9番 吉岡健君を指名いたします。よって、両君の立ち会いを願います。   (開票) ○議長(三丸文也君) 選挙の結果を報告いたします。  投票総数 27票。これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち   有効投票     23票         無効投票     4票  有効投票中  太田松次君    20票         波多野こうめ君  3票  以上のとおりであります。  この選挙の法定得票数は6票であります。よって、太田松次君が副議長に当選されました。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(三丸文也君) ただいま副議長に当選されました太田松次君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。  副議長 太田松次君のあいさつがあります。   (副議長 太田松次君登壇) ○副議長(太田松次君) このたびは、議員の皆様の御推挙によりまして、副議長の大任をお受けすることになりました。本当にありがとうございました。  もとより浅学非才ではございますが、議長の補佐役として一生懸命精進してまいりたいと思います。今後ともより一層、議員の皆様、また執行部の皆様の御指導、御協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)         ――――――――――――――――――――――――――― △日程第45、常任委員の選任 ○議長(三丸文也君) 日程第45、常任委員の選任を行います。  おはかりいたします。常任委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、1番 横山富士雄君、2番 永冶明子君、6番 川瀬勝秀君、14番 角弘二君、16番 古田澄信君、20番 中村幸二君、21番 平松幹正君、以上7人を総務常任委員に、4番 梅田利昭君、9番 吉岡健君、10番 尾関光政君、17番 今尾泰造君、23番 末松誠栄君、25番 横山隆一郎君、28番 白木博君、以上7人を民生消防常任委員に、3番 波多野こうめ君、5番 浅野健司君、7番 高島貴美子君、15番 三丸文也、19番 阿部靖弘君、22番 小島軍司君、26番 川島勝弘君、以上7名を経済教育常任委員に、8番 太田松次君、11番 三和由紀君、13番 神谷卓男君、18番 関浩司君、24番 藤井国雄君、27番 長縄博光君、以上6人を建設水道常任委員にそれぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(三丸文也君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました以上の諸君をそれぞれ常任委員に選任することに決しました。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(三丸文也君) これより各常任委員会を開催し、正・副委員長を互選の上、その結果を議長まで御報告願います。  これより暫時休憩いたします。 (休憩) 午後2時1分         ――――――――――――――――――――――――――― (再開) 午後2時21分 ○議長(三丸文也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、各常任委員会正・副委員長の互選結果 ○議長(三丸文也君) 各常任委員会の正・副委員長が決まりましたので、これより御報告いたします。  総務常任委員長には川瀬勝秀君、同じく副委員長には横山富士雄君、民生消防常任委員長には尾関光政君、同じく副委員長には梅田利昭君、経済教育常任委員長には高島貴美子君、同じく副委員長には波多野こうめ君、建設水道常任委員長には関浩司君、同じく副委員長には三和由紀君がそれぞれ選出されました。  以上、御報告いたします。         ――――――――――――――――――――――――――― △日程第46、議会運営委員の選任 ○議長(三丸文也君) 日程第46、議会運営委員の選任を行います。  おはかりいたします。議会運営委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、5番 浅野健司君、6番 川瀬勝秀君、7番 高島貴美子君、14番 角弘二君、16番 古田澄信君、17番 今尾泰造君、18番 関浩司君、24番 藤井国雄君、26番 川島勝弘君、以上の9名を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(三丸文也君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました以上の諸君を議会運営委員に選任することに決しました。         ――――――――――――――――――――――――――― ○議長(三丸文也君) これより議会運営委員会を開催し、正・副委員長を互選の上、その結果を議長まで御報告願います。  これより暫時休憩いたします。 (休憩) 午後2時23分         ――――――――――――――――――――――――――― (再開) 午後2時36分 ○議長(三丸文也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、議会運営委員会正・副委員長の互選結果 ○議長(三丸文也君) 議会運営委員会の正・副委員長が決まりましたので、これより御報告いたします。  議会運営委員会委員長には藤井国雄君、同じく副委員長には角弘二君が選出されました。以上、御報告いたします。         ――――――――――――――――――――――――――― △日程第47、休会期間の決定 ○議長(三丸文也君) 日程第47、休会期間の決定を議題といたします。  おはかりいたします。議案精読のため、2月29日から3月11日まで12日間休会いたしたいと思います。これに御異議はありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(三丸文也君) 御異議なしと認めます。よって、2月29日から3月11日までの12日間休会することに決しました。  なお、質問の発言通告書は3月3日午前10時までに御提出ください。         ――――――――――――――――――――――――――― △1、散会 ○議長(三丸文也君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。 (散会) 午後2時37分         ―――――――――――――――――――――――――――  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。            各務原市議会議長     古 田 澄 信            各務原市議会議長     三 丸 文 也            各務原市議会議員     尾 関 光 政
               各務原市議会議員     三 和 由 紀...