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03月06日-02号

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  1. 中野市議会 2020-03-06
    03月06日-02号


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    最終取得日: 2021-08-12
    令和 2年  3月 定例会          令和2年3月6日(金) 午前10時開議---------------------------------------◯議事日程(第2号) 1 議案質疑 2 議案付託 3 市政一般質問---------------------------------------◯本日の会議に付した事件………議事日程に同じ---------------------------------------◯出席議員次のとおり(20名)     1番  松樹純子君     2番  宮島包義君     3番  中村秀人君     4番  中村明文君     5番  塚田一夫君     6番  宇塚千晶君     7番  青木正道君     8番  保科政次君     9番  芦澤孝幸君    10番  小林忠一君    11番  松野繁男君    12番  永沢清生君    13番  清水正男君    14番  阿部光則君    15番  原澤年秋君    16番  高野良之君    17番  芋川吉孝君    18番  町田博文君    19番  湯本隆英君    20番  高木尚史君---------------------------------------◯職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名次のとおり  議会事務局長  柴本 豊  〃 次長    田中 勇  書記      中山 猛  〃       池田 亮---------------------------------------◯説明のため議場に出席した者の職氏名次のとおり  市長                  池田 茂君  副市長                 横田清一君  教育長                 小嶋隆徳君  選挙管理委員長             城本澄男君  農業委員会長              清野信之君  代表監査委員              井本久夫君  総務部長                保科 篤君  健康福祉部長福祉事務所長       太田 敦君  子ども部長               月岡篤志君  くらしと文化部長            小橋善行君  経済部長                宮本浩明君  建設水道部長              上野慎一君  消防部長                三井浩一君  会計管理者               小嶋昭一君  教育次長                花岡隆志君  庶務課長                中山貴弘君  危機管理課長              池田悦智君  政策情報課長              佐野武雄君  財政課長                栗林淳一君  税務課長                竹前辰彦君  健康づくり課長             小林 浩君  高齢者支援課長             吉村恵利子君  保育課長                戸田修三君  文化スポーツ振興課長          佐々木篤博君  市民課長兼市民協働推進室長       久野常志君  営業推進課長              秋元正幸君  道路河川課長              土屋龍昭君  学校給食センター所長          徳竹雅之君  生涯学習課長              池田俊哉君  中央公民館長              荒井裕子君  庶務課長補佐              丸山賢司君--------------------------------------- (開議)(午前10時00分) (開議に先立ち議会事務局長柴本豊君本日の出席議員数及び説明のため議場に出席した者を報告する。) ○議長(原澤年秋君) ただいま報告のとおり、出席議員数が定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配布いたしてあります議事日程第2号のとおりでありますから、ご了承願います。--------------------------------------- △1 議案質疑 ○議長(原澤年秋君) 日程1 これより議案質疑を行います。 議案質疑は、会議規則第55条の規定を遵守して、質疑の範囲内で行ってください。 はじめに、議案第1号 令和元年度中野市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の報告について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、議案第2号 中野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例案から議案第5号 中野市手数料条例の一部を改正する条例案までの以上議案4件について願います。 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) 議案第4号ですけれども、中野市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の一部を改正する条例案についてお尋ねをいたします。 維持、管理その他役務の提供というふうにしていくということですけれども、このタイミングでこういうふうに改正をしていこうというふうにお考えになるのはどういうことなのか。このタイミングでなくても、こういう改正というのは、どういう目的を持ってなされることなのか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 改正後これまで認めてこなかった、今回は役務の提供について加えるということで改正をさせていただくものなんですけれども、この時期にするということの理由につきましては、この法改正があったのは平成16年のときでございますけれども、当時ですけれども、対象業務範囲の検討ということの中では物品の賃貸借あと施設また設備の保守に係る業務のみということは当時、想定しておったということでございますが、市役所業務の人的労務の提供を受ける、例えば窓口業務等ですが、これは、これまで業務委託をしてこなかったわけですけれども、今般アウトソーシングいろいろ検討する中で、民間活力を活用した公共サービス業務も増えるということも含めまして検討して、今般、長期継続契約ということの改正をさせていただくということにしたことでございます。お願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) 業務委託というお話が今出てまいりましたけれども、そんなに毎年毎年、契約を変えていくっていうのは大変だなというふうに確かに思いまして、いい委託ができた場合に、それが継続的に行われるというのはありかなというふうに思うわけでございますけれども、やっぱりそこには、前提として、委託に対する毎年毎年見直しとか、そういうことが入ってくるのかなというようなことも思っております。 それで、5年を限度とするとなっているわけでございますけれども、確認ですけれども、1年ではなく5年にすぐするということなんでしょうか。ちょっとそこらのあたり不勉強で知らないので、教えてください。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 5年の範囲ということの中で、その内容によりまして何年継続をするかということについては、それぞれ検討した中で決定をしていくということでございますので、お願いします。 ○議長(原澤年秋君) ほかに。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、議案第6号 中野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案から議案第9号 中野市介護保険条例の一部を改正する条例案までの以上議案4件について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、議案第10号 中野市霊園条例案から議案第13号 中野市人権センター条例の一部を改正する条例案までの以上議案4件について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、議案第14号 中野市森林経営管理基金の設置、管理及び処分に関する条例案から議案第17号 中野市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案までの以上議案4件について願います。 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 議案第14号 中野市森林経営管理基金の設置、管理及び処分に関する条例案についてでありますが、イメージとしては、どのような方向になっていくのか、説明をお願いしたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 これは、本年度から譲与が始まったものでありまして、森林環境税、国税でありますけれども、これは、森林整備、担い手育成、木材の利用促進や森林界境の明確化、こういったものに充てるものでございまして、令和6年からは、個人住民税の均等割に上乗せとなります。これは、税率は国民1人当たり年額1,000円ということで、これらの事業を実施するという内容であります。 ○議長(原澤年秋君) ほかに。     (発言する人なし)
    ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、議案第19号 令和元年度中野市一般会計補正予算(第8号)について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、議案第20号 令和元年度中野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)及び議案第21号 令和元年度中野市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)の以上議案2件について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、議案第22号 令和2年度中野市一般会計予算について願います。 はじめに、歳入全般について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、歳出のうち議会費及び総務費について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、民生費及び衛生費について願います。 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 予算書103ページ、高齢者福祉施設整備事業の18負担金補助及び交付金となっておりますが、地域医療介護総合確保基金事業ということで、この事業どのような事業であるか、説明をお願いします。 ○議長(原澤年秋君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(太田敦君) お答えいたします。 地域密着の関係で小規模多機能型居宅介護施設と定期巡回・随時対応型訪問介護看護の事業ということで、本年度、私どものほうで公募をかけさせていただいたところ、2つの事業者から提案がありまして、審査して、今のところ、その2者にお願いする予定で、補助金につきましては、今後国と協議してまいるというものでございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) ということは、補助率はまだ決まっていないということですか。 ○議長(原澤年秋君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(太田敦君) お答えいたします。 現在、施設整備に係る補助金につきましては、満額、国のほうから出るというふうになっております。〔後刻訂正〕 以上です。 ○議長(原澤年秋君) ほかに。 11番 松野繁男議員。 ◆11番(松野繁男君) 予算書の119ページ、それから主要施策概要説明書の11ページになりますけれども、放課後児童クラブ統合整備事業費2,771万4,000円が計上してあります。2か所の整備事業だと思うんですけれども、(仮称)北部放課後児童クラブ統合整備事業と、それから(仮称)豊田放課後児童クラブ統合整備事業ということで3点についてお伺いいたしますけれども、それぞれの事業内容について、それからそれぞれの予算配置について、それからそれぞれの児童クラブの開設時期について、以上3点についてお伺いをいたします。 ○議長(原澤年秋君) 子ども部長。 ◎子ども部長(月岡篤志君) 最初に、事業内容でございますが、北部4小学校関係の放課後児童クラブの関係でございますが、令和2年度につきましては、今、平岡放課後児童クラブの隣にあります建物の解体費用の積算とその補償料、それから新築の設計を行うものであります。豊田地域2小学校関係の放課後児童クラブにつきましては、ロッカーと下駄箱の設置工事、それから必要な備品等購入する内容でございます。 事業費につきましては、北部の関係が2,471万4,000円、豊田地域につきましては300万円。 それから、開設時期につきましては、北部が令和4年4月、豊田地域が令和3年4月の開設をそれぞれ目指しておるものでございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) ほかに。 20番 高木尚史議員。 ◆20番(高木尚史君) 125ページの民間保育所運営等事業費幼児教育振興事業費ですが、それぞれ多子世帯の副食費の軽減事業補助金があるわけですが、それぞれの該当者数なども含めて、その内容についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 子ども部長。 ◎子ども部長(月岡篤志君) 民間保育所事業の、ちょっと数についてはすみません、後ほどまたお答えさせていただきたいと思います。 それから、幼児教育につきましては、市内の民間園で約20人ほどを予定しているものでございます。 ○議長(原澤年秋君) 20番 高木尚史議員。 ◆20番(高木尚史君) また後ほどですが、その対象になる要件についてお伺いをいたします。 ○議長(原澤年秋君) 子ども部長。 ◎子ども部長(月岡篤志君) それぞれなんですが、多子世帯ということで、第3子以降のお子さんについては、副食費を軽減するということでそれぞれ事業者のほうに補助をする内容でございます。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 ほかに。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、労働費、農林水産業費及び商工費について願います。 12番 永沢清生議員。 ◆12番(永沢清生君) 179ページ、観光施設維持整備事業費のうち豊田温泉公園もみじ荘改修工事設計業務委託料1,400万円ほど盛ってあるわけですけれども、この内容、どのような内容になるのかと、それから業務委託するわけですから、その後の工事ということになるので、その総事業費と、それからほかに斑尾温泉公園に同様な施設があるわけですけれども、それらも改修工事が盛り込まれているのですが、内容についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 もみじ荘の改修工事設計業務委託料につきましては、この事業、もともとは平成30年度に、源泉からもみじ荘までの温泉管があるんですけれども、それを耐震化いたしました。その施設までの管路工事が終了したため、本体であるもみじ荘の改修を来年度設計業務に計上させていただいた上で、令和3年にもみじ荘の大規模リニューアル工事を実施するという内容であります。設計が完了しておりませんので、本体の金額につきましては、おおよそなんですけれども、1億8,000万円程度の事業費であると見込んでおります。 説明は以上です。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 続けてください。 ◎経済部長(宮本浩明君) すみません。それから、ほかにも公共温泉施設、ぽんぽこですとか、まだらおがあるんですけれども、まだらおにつきましては、それぞれの修繕という内容で、基本協定の中で結んでおります修繕で対応していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 ほかに。 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 予算書171ページの信州中野商工会議所移転改修補助金5,000万円なんですが、もちろん商工業の発展、中野市にとっても非常に大事なことなんですが、この事業の内容はどのようなものであるか、説明をお願いします。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 現在ある商工会議所の建物ですけれども、雨漏り、それから管路系につきまして、老朽化が進んでおりまして、もう今の建物ではお金がちょっと修繕にかかり過ぎるということから、八十二銀行中野支店ですけれども、跡地に商工会議所が入るということで、八十二銀行の建物を購入し、さらに商工会議所が使いやすいような形の修繕を図ることとなっておるそうな計画をお聞きしました。 それに対する費用を、市のほうでも聞き取りして精査する中で、恐らく2億円近くは購入から修繕、改修からかかると思うんですけれども、それに対する補助ということで5,000万円を計上させていただいておりますけれども、これにつきましては、補助金交付要綱を作成しまして、また来年度の予算の説明、この後、来週になりますけれども、委員会ありますので、そちらで詳細の説明をさせていただこうと考えております。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) その詳細につきましては、移転が11月頃には引っ越ししたいということでありまして、1階に商工会議所の事務所が入りまして、テナントとして既に入居の申込みがある事業所もあるそうなので、それ以外のものを有効活用にしたいということで、これからまたその協議に入る予定であります。 説明は以上です。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 20番 高木尚史議員。 ◆20番(高木尚史君) 最初に、161ページの農業用ハウス強靭化緊急対策事業、これ、県のトンネル事業になるようでありますけれども、この具体的な内容についてお聞かせをいただきたいと思います。 それと、165ページのバイオマスの循環型社会推進事業費、委員の報酬4人分が5万4,000円計上されておりますが、この事業については、これから少し時間をかけての事業になるわけですが、どのような委員を委嘱をして報酬を支払うお考えなのか、そのことについてお伺いをいたします。 それと、169ページの森林防害虫、俗に言う松くい虫の伐倒駆除委託料ですが、42万6,000円ですが、前年度と比較をして大幅な減額になっておりますが、松くい虫の被害状況が軽減されてきているということで減額になっているのか、その内容についてお聞かせをいただきたいと思います。 それと、173ページの工業推進事業費の中の工場設置事業の助成金ですが、7,012万5,000円ですが、この具体的な事業の内容、あるいはその補助対象となる企業なり事業所はどういったものなのか、そのことについてお伺いをし、併せてその下段のまちづくりの推進事業費の店づくり支援事業補助金80万円、この内容についてお伺いをします。 それと、175ページの公有財産購入費ですが、陣屋前広場を購入をするようでありますけれども、この用地取得費、面積なども含めてどのような積算になっているのか、お伺いをいたします。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 はじめに、農業用ハウス強靭化につきましては、今年度から事業を実施しておるものでございまして、来年度で終了の予定であります。これは、既存の農業用ハウスの補強用資材に対する支援でありまして、2分の1補助で、今年度は4団体が申込みをして事業に取り組んでおります。これは、災害に強い農業用ハウスの修繕ということでご理解いただきたいと思います。それで、面積につきましては、今年度、来年度合わせまして39ヘクタールのハウスに対して支援をしておるものでございます。 それから、バイオマス関連のご質問でありますけれども、このバイオマス関連につきましては、委員の報酬ということで計上させていただいておるんですけれども、そもそもこの計画をつくる段階で、関係する県ですとか大学の教授ですとか、そういった方に計画策定の段階から入っていただいておりましたので、そういった方々を委員として選考しようというふうに考えております。 それから、松くい虫の関係でございますけれども、松くい虫、完全に中野市からなくなったというわけではございませんでして、山を見ていただくと、赤い松がところどころに点在して枯れておるようなところもありますので、今年度の場合ですけれども、事業を実施したんですけれども、実際には、そこへ行き着くまでに時間がかかるですとか、非効率、また申請がないというようなことから、実績に基づいた予算要求をさせていただいておりますことから、事業費が大幅に減額となっておるものであります。 それから、工場設置に関するご質問でありましたけれども、具体的に既に各企業のほうから申込みがありまして、この場で企業名はちょっとお答えは差し控えさせていただきたいと思うんですけれども、既に4社〔後刻訂正〕ほどありまして、その企業に対する支援であります。 それから、店づくり支援事業補助金80万円につきましては、研修会の開催に30万円ほど、それから空き店舗の情報発信事業として50万円という内容で80万円を計上させていただいておるものであります。 それから、陣屋前の隣接用地の620万円、これにつきましては、不動産売買の実績の価格を参考にさせていただいております。坪単価約11万円でありまして、面積的には185.14平方メートル、これを根拠に予算を要求させていただくものであります。 説明は以上です。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 20番 高木尚史議員。 ◆20番(高木尚史君) 1つは、バイオマスの委員報酬ですが、この計画策定に当たっていた方々をということでありますけれども、ちょっと4人では大変な事業で、これで多くの意見が計画に反映されるのかなという、そんな心配があるわけですけれども、改めてその4人の委員の選出根拠についてお聞かせをいただきたいと思います。 それと、松くい虫についてですが、これは伐倒して燻蒸処理をしていくわけですけれども、前年と比較をして大幅な減額になっているという、そのことについて、まだまだ松くい虫の現状は目につくわけでありまして、例えば地権者の問題もあるでしょうけれども、しっかりやらなければいけない問題だというふうに思うんですが、その積算について改めてお伺いをしたいというふうに思います。 それと、工場設置事業の助成金ですが、4社ということでありますけれども、企業名は特にお答えしなくてもいいわけですが、どのような事業内容の企業であって、そして、4社がそれぞれどの程度の規模になっているのか、例えば、資本金がどのぐらいあるのか、あるいは今回の補助金を受けるに当たって、どの程度の事業規模でその企業が行っていくのか、その内容についてお分かりでしたらお願いをいたします。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 バイオマス関連の委員の数が少ないということでございますけれども、これは、当然バイオマス関連に精通した大学の教授ですとか、そういった方々のご意見を参考に、関係するJAそれから県、これらの方々にも入っていただきまして、実際にどんな内容のものを運用していくのかというものがございまして、それらにつきましては、また専門の委員会を立ち上げながらやるということでございますけれども、2本、計画がありまして、使用済みキノコの培地をガス化するプロジェクト、それから木質バイオマス熱利用プロジェクト、この2本立てがありますので、それぞれ関係する委員の方々をお願いするということなので、4人ということで最初はスタートをさせていただきたいと思います。それで、さらに専門の分野の委員が必要であるということであれば、翌年度以降に、その委員会に改めてまた追加する委員をお願いしようと考えております。 あと松くい虫に関しましては、議員ご指摘のとおり、費用対効果はいろいろありますけれども、まだ完全には終了していないということでありますから、これもまた、そういった現地が確認できて所有者と協議しながら、補正対応する場合があると判断される場合には、補正計上させていただいて事業を実施してまいりたいと考えております。 それから、企業関連の助成金につきましては、主に、具体的には企業名は申し上げられないと話しましたが、運輸会社が2社おったりしておりまして、ただその資本金ですとか、企業の規模については、今手元に資料がございませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 ほかに。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、土木費及び消防費について願います。 14番 阿部光則議員。 ◆14番(阿部光則君) 予算書の193ページ、都市計画総務事務費の中の12委託料なんですが、用途地域等見直し決定図書作成業務委託料、それから都市・まちづくり調査業務委託料、大規模盛土造成地変動予測調査業務委託料、これについて説明をお願いしたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) お答えします。 用途地域の見直しにつきましては、造成等にかかりまして工業地域が住宅地に変わるところがございますので、そこについて検討をしていくところでございます。 都市・まちづくり調査業務委託につきましては、近年、駅周辺等々で土地の動き等がございます。また、市全体も100人会議とかありまして、市全体の将来像を描く必要があるということで都市・まちづくり調査ということでお願いをするものでございます。 あと大規模盛土造成地の変動予測調査につきましては、国土交通省のほうで、数年前といいますか、大分前の地形と今の地形を、写真といいますか、地図で比べまして、大規模盛土をやっているところはちょっと危ないというようなこともあるので、国土交通省のほうで大規模盛土について公表をいたしておりまして、それについて詳細な調査のほうを各市町村でやるということでお金がついているものでございます。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 ほかに。 20番 高木尚史議員。 ◆20番(高木尚史君) 195ページの街路事業費ですが、これの内容についてですが、立ケ花東山線だというふうになるわけですが、どの程度までこの事業の進捗状況になるのか、その内容に伴う金額だというふうに思いますが、その状況についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 街路事業費につきましては、国の国庫補助事業で行う場合の県の負担割合は、市は10%でございます。また、単費で行う場合につきましては、15%ということで、併せて6,145万円でございますけれども、一応、県の街路事業費の負担金といたしましては6,154万円、総事業費につきましては、その10倍ですので、6億1,000万円と360万円を足したお金でございますので、6億1,360万円かというふうに思います。 ○議長(原澤年秋君) 20番 高木尚史議員。 ◆20番(高木尚史君) それもそうですが、この予算によって、地元説明会とかいろいろとやっているわけですが、どの程度の進捗率になるのかということをお伺いをしております。 ○議長(原澤年秋君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 主には、補償関係を進めるというふうに聞いてございます。今年度の予算につきましては、踏切周辺の工事を進めたいということでございますけれども、工事を進めるに当たりまして、各地権者さんとの交渉がございますので、主に用地補償のほうを行っていくというふうに承知してございます。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 ほかに。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、教育費、公債費及び予備費について願います。 11番 松野繁男議員。 ◆11番(松野繁男君) 予算書の223ページ、それから主要施策概要説明書では32ページになります。 中学校外国語教育推進事業費のうちの海外短期留学事業の事業内容について、5点についてお伺いをいたします。 まず、留学先について、それから日程について、それから募集人数について、それから個人、公費両方ありますけれども負担について、それから総事業費について、以上5点についてお伺いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) お答え申し上げます。 中学校の海外短期留学事業の関係でございますけれども、まず、来年度予定しております留学先につきましては、これまで2回行いましたオーストラリアそれからアメリカ合衆国がありますけれども、そういうところを考えておりまして、英語圏それから治安の良さということも加味をさせていただいております。 それから、日程でありますが、これまで2回は夏休み期間中に行ってまいりました。ただ新年度につきましては、オリンピックの開催が今予定されておりまして、なかなか業者のほうも手配に苦慮している、あるいは高額になる可能性が高いということから、3月の後半の春休みの期間中を予定をさせていただきたいと考えております。 それから、募集人数につきましては、これまでと同様20名程度を予定をしております。 あと負担の関係でございますけれども、予算措置上はこれまでと同様、事業費も含めまして総事業費は800万円で、それぞれ2分の1ずつ公費と参加者の個人負担というふうに考えておりますが、今年度できるだけ個人負担は抑えることが必要じゃないかというようなご指摘もございましたので、その辺につきましては、できるだけ事業費を抑えるということにもつながることから、春休みが経費も安くなるというふうにも聞いておりますので、そんなようなことも加味して春休みというようなことにすると、それから事業費もできるだけ抑えていきたいと、こういうようなふうに考えておりますが、予算上は昨年と同様の考え方でございます。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 11番 松野繁男議員。 ◆11番(松野繁男君) 日程について、春休みということでございますけれども、令和3年の春休みということでよろしいですか。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 新年度予算でございますので、そのとおりでございます。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 ほかに。 12番 永沢清生議員。 ◆12番(永沢清生君) 243ページの博物館費の中の委託料で展示用レプリカ制作委託料、これについて、その内容とどのような活用方法を考えておられるかお伺いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 博物館の事業の中で展示用のレプリカの作成委託を計上させていただきました。これにつきましては、2年に一度精査させていただいて、今まであった貴重な発掘物についてレプリカを作るという趣旨でやっておりまして、今年度につきましては、具体的にまだ今のところ何をということはちょっと決まってはおりませんけれども、約100万円程度をかけてレプリカを作って展示をしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) よろしいですか。 ほかに。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、債務負担行為、地方債、一時借入金及び歳出予算の流用について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、先ほど20番 高木尚史議員の議案質疑において保留となっている部分について答弁願います。 はじめに、子ども部長。 ◎子ども部長(月岡篤志君) それでは、先ほど125ページの民間保育所運営等事業費の該当者の関係ですが、45人分を見込んでおるものでございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 私、先ほど高木議員のご質問に4社と申し上げましたけれども、この4社というものが限度額企業分だけでありまして、正しくは12社に支援するものでありますので、訂正をお願いしたいと思います。 また、これにつきましては、償却資産が平成30年取得分と平成31年取得分の企業に対するものと、それから家屋が平成31年取得分に対するものと、土地、これについても平成31年取得分に対するものがそれぞれ12社あるということでございますので、よろしくお願いします。 また、ご質問の中にありましたそれぞれの資本金等の詳細につきましては、やはり資料用意してございませんので、それについては回答できませんので、よろしくお願いします。 ○議長(原澤年秋君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(太田敦君) 先ほど103ページの阿部議員さんの地域密着型介護サービス事業の補助金の関係で、私、国が満額補助と申し上げましたが、要望額に対しまして国が3分の2、県が3分の1ということで訂正をお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 先ほど松野議員の教育費の中で海外短期留学の関係で、期間のお話の中でちょっとあやふやな点があったかもしれませんので、再度確認の意味でお答え申し上げたいと思いますけれども、いつ行くのかというご質問に対しまして、新年度の予算であるのでというお答えを申し上げまして、正確に申し上げますと、令和2年度に実施する春休みということでございますのは令和3年の3月から始まる春休みということで確認をさせていただきたいと思います、よろしくお願いいたします。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 次に進みます。 議案第23号 令和2年度中野市国民健康保険事業特別会計予算から議案第26号 令和2年度中野市倭財産区事業特別会計予算までの以上議案4件について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、議案第27号 令和2年度中野市永田財産区事業特別会計予算から議案第30号 令和2年度中野市水道事業会計予算までの以上議案4件について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、議案第32号 中野市辺地対策総合整備計画の変更について願います。     (発言する人なし) ○議長(原澤年秋君) ありませんければ、以上をもって議案質疑を終結いたします。--------------------------------------- △2 議案付託          議案付託表 議案第1号 令和元年度中野市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の報告について          歳入全般 議案第2号 中野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例案 議案第3号 中野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例案 議案第4号 中野市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の一部を改正する条例案 議案第5号 中野市手数料条例の一部を改正する条例案 議案第6号 中野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例案 議案第7号 中野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例案 議案第19号 令和元年度中野市一般会計補正予算(第8号)          歳入全般          歳出のうち  総務費(関係部分)、民生費(関係部分)、教育費          繰越明許費補正(関係部分)          地方債補正 議案第22号 令和2年度中野市一般会計予算          歳入全般          歳出のうち  議会費、総務費(関係部分)、消防費、教育費、公債費、予備費          債務負担行為(関係部分)          地方債          一時借入金          歳出予算の流用 議案第28号 令和2年度中野市中野財産区事業特別会計予算 議案第32号 中野市辺地対策総合整備計画の変更について                             以上 総務文教委員会 議案第1号 令和元年度中野市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の報告について          歳出のうち  民生費 議案第8号 中野市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例案 議案第9号 中野市介護保険条例の一部を改正する条例案 議案第10号 中野市霊園条例案 議案第11号 中野市環境保全及び公害防止に関する条例の一部を改正する条例案 議案第12号 中野市印鑑条例の一部を改正する条例案 議案第13号 中野市人権センター条例の一部を改正する条例案 議案第19号 令和元年度中野市一般会計補正予算(第8号)          歳出のうち  総務費(関係部分)、民生費(関係部分)、衛生費          繰越明許費補正(関係部分) 議案第20号 令和元年度中野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 議案第21号 令和元年度中野市介護保険事業特別会計補正予算(第4号) 議案第22号 令和2年度中野市一般会計予算          歳出のうち  総務費(関係部分)、民生費、衛生費          債務負担行為(関係部分) 議案第23号 令和2年度中野市国民健康保険事業特別会計予算 議案第24号 令和2年度中野市後期高齢者医療事業特別会計予算 議案第25号 令和2年度中野市介護保険事業特別会計予算                             以上 民生環境委員会 議案第1号 令和元年度中野市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の報告について          歳出のうち  農林水産業費          繰越明許費補正 議案第14号 中野市森林経営管理基金の設置、管理及び処分に関する条例案 議案第15号 中野市若者住宅条例の一部を改正する条例案 議案第16号 中野市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案 議案第17号 中野市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案 議案第19号 令和元年度中野市一般会計補正予算(第8号)          歳出のうち  農林水産業費、土木費、災害復旧費          繰越明許費補正(関係部分)          債務負担行為補正 議案第22号 令和2年度中野市一般会計予算          歳出のうち  労働費、農林水産業費、商工費、土木費          債務負担行為(関係部分) 議案第26号 令和2年度中野市倭財産区事業特別会計予算 議案第27号 令和2年度中野市永田財産区事業特別会計予算 議案第29号 令和2年度中野市下水道事業会計予算 議案第30号 令和2年度中野市水道事業会計予算                             以上 経済建設委員会 ○議長(原澤年秋君) 日程2 議案付託を行います。 議案第1号から議案第17号まで、議案第19号から議案第30号まで及び議案第32号の以上議案30件について、お手元に配布いたしてあります議案付託表のとおり、各常任委員会へ付託いたします。 各常任委員会におかれましては、議案の審査を願い、3月16日までに議長の手元まで報告願います。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午前10時45分)--------------------------------------- (再開)(午前10時47分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △3 市政一般質問     令和2年3月中野市議会定例会市政一般質問発言順位表発言順位質問者質問事項答弁者議席議員氏名14中村明文君1 市の文化行政について 2 都市再生特別措置法の改正について 3 太陽光パネルの災害対応について 4 会計年度任用職員について 5 学校給食センターの調理業務委託について市長 教育長213清水正男君1 たかやしろ・見晴らし街道について 2 平岡小学校付近の交差点の交通安全対策について 3 長野電鉄木島線廃線敷の利活用について 4 市内の公設温泉施設について 5 ふるさと寄附金について市長35塚田一夫君1 公金収納のキャッシュレス化について 2 防災強化について市長49芦澤孝幸君1 新型コロナウイルス対策について
    2 若者活躍社会について 3 中野市の魅力発信について市長 教育長512永沢清生君1 令和元年東日本台風被害について 2 特殊詐欺被害防止対策について市長67青木正道君1 令和元年東日本台風について 2 新型コロナウイルスについて 3 暖冬などによる市内経済への影響について市長71松樹純子君1 随意契約ガイドラインについて 2 業務委託について 3 子育て支援について 4 高齢者支援について市長 教育長814阿部光則君1 市民会館のリノベーションについて 2 中野市まち・ひと・しごと創生総合戦略について 3 国民健康保険について 4 全世代型社会保障について 5 教員の変形労働時間制について市長 教育長911松野繁男君1 令和元年東日本台風による被害の復旧・復興状況について 2 中野市水防計画について 3 市民会館整備について 4 豊田小学校について市長 教育長102宮島包義君1 令和元年東日本台風被害の復旧状況について 2 治水対策について 3 農地遊休化防止対策について市長1120高木尚史君1 公契約条例と入札・契約制度について 2 第8期老人福祉計画と介護保険事業計画の策定について 3 特定外来生物の対応について市長123中村秀人君1 市民会館の整備について 2 千曲川に通ずる支流の治水対策について 3 中小・小規模事業者をめぐる環境について市長1318町田博文君1 災害時における情報共有、情報伝達等について 2 サポカー補助金について 3 ストリートピアノの設置について 4 市営住宅の連帯保証人について 5 GIGAスクール構想の実現について 6 リース契約を活用した学校設備等の改善について市長 教育長 ○議長(原澤年秋君) 日程3 これより市政一般質問を行います。 本定例会における市政一般質問の発言順位につきましては、お手元に配布いたしてあります発言順位表のとおりでありますから、ご了承願います。 なお、市政一般質問の質問時間は答弁を含めて60分といたしますので、ご了承願います。 はじめに、順位1番 市の文化行政について、都市再生特別措置法の改正について、太陽光パネルの災害対応について、会計年度任用職員について、学校給食センターの調理業務委託について、4番 中村明文議員。     (4番 中村明文君登壇) ◆4番(中村明文君) 4番 中村明文です。 通告に従って、質問をいたします。 最初に、市の文化行政についてお伺いいたします。 市民会館について、さきの議会全員協議会で市長から市民会館のリノベーションについて説明がありました。その後、パブリックコメント、市民説明会等での市民の皆さんから多くのご意見が出されました。それを拝見すると、意見が多岐にわたり、市民の方の関心の高さを感じます。このご意見を基にこれからリノベーションの基本設計に入るものと思います。 今回の市民会館のリノベーションについては、私自身はやむを得ないものと思います。そこで、よりよい市民会館を造るために市民の方の意見を十分に検討していただきたいと思います。個人的には、中野市は音楽のまちづくりをうたっていますので、音響について配置するための音響の専門家の配置を検討することを提案いたします。 次に、文化芸術振興基金についてお伺いします。 市民会館をリノベーションするに当たり、ハード面だけでなくソフト面の充実が必要になります。そこで、文化芸術振興基金の充実も必要です。この基金をこれから幾ら積むのでしょうか。また、基金を積むだけでなく、この基金を基に文化芸術振興財団の創設とかを、市民会館完成までに少し時間がありますので、それまでに基金の活用を検討し、中野市の音楽を中心としたまちづくりの準備に備えてはどうでしょうか。 次に、音楽のまちづくりの推進についてお伺いします。 「信州なかの音楽祭」の来年度以降の開催についてお伺いします。「信州なかの音楽祭」は、今年度、中山晋平オペラなど盛況のうちに終了し、音楽祭が市民の間に定着してきたと思います。この流れを絶やさないためにも、市民会館がリノベーションの間、令和2年度は従前どおりの音楽祭が開催できると思いますが、令和3年度以降の「信州なかの音楽祭」について、音楽祭実行委員会と連携を保ちしっかりと音楽祭を継続させ、リノベーション完成の暁に充実したオープニングコンサート、「信州なかの音楽祭」などを行う準備を、今のうちから考えていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。 次に、公民館を柱とした生涯学習の推進についてお伺いします。 言うまでもなく、生涯学習の中心を担っているのは公民館です。市民の方から最近言われていますが、公民館運営について人的体制が従来から比べて薄くなってきていると言われております。それは、昔は中央公民館に正規職員が館長をはじめとして6人おり、全県的にも中野市の公民館は大変評価が高いものでした。そして、中央公民館には社会教育主事を配置して、その専門性を生かした講座の企画、社会教育団体への助言、指導を日夜行ってきました。現在は、その社会教育主事は公民館にいません。これから一層の高齢化社会、子育て支援の大きな柱として、市民の生涯学習の中心的な場として公民館、とりわけ中央公民館が一層重要になります。ぜひ人的資源の充実を図る必要だと思いますが、いかがでしょうか。 次に、都市再生特別措置法の改正について伺います。 国土交通省は、市町村が歩行者中心の街なかを整備するための新区域を設定し、街なかの一定のエリアで街路を広場にしたり、沿道の店舗などの1階部分を改修して開放感のある空間にしたりする場合、予算、税制両面で重点支援をするための関連する規定を盛り込んだ「都市再生特別措置法」改正案を今通常国会に提出しました。これは、各地で人口減少が進む中、車中心となっている街なかを人が集まりやすい魅力的な空間に転換し、都市のにぎわいをさらに創出する必要性があると判断したとのことです。 具体的には、市町村が新たに設定できるまちなかウオーカブル区域で歩道を広げる改修や芝生のある広場などを整備する場合、交付金の補助率を必要経費の2分の1に引き上げる。民間事業者が沿道の店舗などの1階部分をガラス張りにしたり、誰もが使える交流スペースに改修したりする際も2分の1を助成するとのこと。税制面では、街路に面した民有地を広場として開放する場合、該当する土地とそこに設置する芝生、ベンチといった償却資産について固定資産税と都市計画税を軽減するなどの措置を講ずる、官民一体で取組を進めるといった考え方です。 この法改正は今国会で成立する見通しで、当市においても、街なか活性化の手段としてこの制度を活用し、中心市街地の活性化、街なかのにぎわいを呼び起こすための手段の一つとして有効に利活用することの検討を今のうちから準備したらどうかお伺いいたします。 次に、太陽光パネルの災害対応についてお伺いします。 太陽光パネルは脱炭素社会への大きなツールであることは否定しません。しかし、最近は、当市でも至るところで太陽光パネルが見られます。今、全国的に太陽光パネルの環境への負荷がかかってきていると報道されています。これは、災害時の太陽光パネルの損傷や設置場所の崩壊などです。 そこで、お伺いします。市内の太陽光パネルの設置について把握しているのでしょうか。そして、全国的にも太陽光パネルについて、災害面、環境面から適正に設置するよう規制がかけられ始めましたが、市としての考えはいかがでしょうか。 次に、会計年度任用職員についてお伺いいたします。 はじめに、来年度の職種別採用職員の数についてお伺いします。 次に、会計年度任用職員の財源措置についてお伺いします。来年度の国の地方財政計画において、会計年度任用職員の期末手当の支給等に係る経費について一般行政経費分、公営企業支出分合わせて1,738億円が交付税措置されました。この点について中野市もそれ相応の財源充当に充てられると思うが、それでよろしいかお伺いいたします。 次に、学校給食センターの調理業務委託についてお伺いします。 はじめに、来年度の給食調理業務委託先は南部学校給食センターの調理業務の受託業者と同じ業者で、南部・北部学校給食センター併せて入札契約するのかお伺いします。 そして、業務委託先決定に係る入札契約についてお伺いします。仮に、新年度予算決定後、4月1日に入札、応札、業務委託契約が行われるから次週の給食業務ができないことになり、今年度は実質的に随意契約に近いことになりました。今回もそのような形になるのかお伺いします。 次に、新年度の給食調理業務委託の予算が1億円を超えます。この予算が市外の業者へ流れるわけです。仮に従業員が市内在住者であるから予算が市内に残ると言われていますが、それでもかなりの金額、それは業者の利益プラス消費税分が市外業者にわたるわけです。 なお、本来は、市に雇用される人は正規職員が当たり前であります。しかし、市の財政的に厳しいということでやむなく非常勤職員、来年度からは会計年度任用職員という低賃金な職員を市の業務に当たらせてきたわけです。そこで、仮に今回の業務委託額の全額を人件費に回してもかなりの部分が市内にとどまるわけで、ひいては働く方の賃金改善になり、給食センターに働く者の労働意欲の一層の向上になると思いますが、いかがでしょうか。 最初の質問をさせていただきました。ありがとうございました。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで10分間休憩いたします。 (休憩)(午前10時58分)--------------------------------------- (再開)(午前11時08分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 市長。     (市長 池田 茂君登壇) ◎市長(池田茂君) 中村議員のご質問にお答え申し上げます。 まず、市の文化行政についてお答え申し上げます。 市民会館をリノベーションにより整備する中野市市民会館整備方針案につきましては、市民説明会やパブリックコメントで多くのご意見、そしてご要望を頂いたところであります。頂いたご意見などにつきましては、公式ホームページや広報なかのに掲載するとともに、同整備方針(案)に掲げるリノベーションのテーマやコンセプト、事業費などを踏まえながら、必要に応じて設計に反映させてまいりたいと考えております。 文化芸術振興基金につきましては、これまでも市の文化芸術の振興のため、様々な事業に活用しているところでありますが、議員ご提案のような活用方法についても研究してまいりたいと考えております。 音楽のまちづくりの推進につきましては、「信州なかの音楽祭」では、市民の方々で組織された実行委員会により、様々な音楽に関する催しを開催していただいているところであります。実行委員会が主体的にイベントを企画、運営していただいており、この音楽祭を通して、音楽によるまちづくりの一翼を担う人材も育っていると感じております。また、本市が輩出した多くの文化人に関する事業を織り交ぜて、中野市らしさを強く発信できるイベントでもあることから、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 リノベーションにより生まれ変わる市民会館を核とし、音楽のまちづくりを一層推進するためには、運営などソフト面も大変重要となることから、市民会館の管理運営方法や運営に係る財源などにつきましても、早期に検討してまいりたいと考えております。 次に、都市再生特別措置法の改正についてお答え申し上げます。 国土交通省は、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」の形成を目指し、「都市再生特別措置法」を改正して、まちなかウォーカブルを推進しております。その設定には官民一体となり進めていく必要性があるため、市街地の活性化に活用できるか、今後研究してまいりたいと考えております。 次に、太陽光パネルの災害対応についてお答え申し上げます。 市内の太陽光パネルの設置数につきましては、自然休養地や農地への設置を除き、届出等の義務がないことから、把握しておりません。太陽光パネル設置に対する規制につきましては、中野市自然保護条例、長野県景観条例、長野県屋外広告物条例により、一部許可や届出等が必要となっておりますが、太陽光パネル設置に特化した規制は現在ありません。メガソーラーといわれる大規模な太陽光パネルが設置されている地域では、一部設備で景観の悪化や光害などの問題に加え、近年の台風や大雨に伴う土砂災害、また、太陽光パネル自体の飛散などが発生していることは承知しております。太陽光パネルの設置規制や適正設置をするための指導等につきましては、国や県が公表するガイドラインなどを参考に、今後研究してまいります。 次に、会計年度任用職員についてお答え申し上げます。 会計年度任用職員の給与に係る財源措置につきましては、制度の施行に伴う期末手当の支給等に係る経費について、国の地方財政計画で財政措置を講ずるとされていることから、令和2年度中野市一般会計予算の地方交付税の算定基礎にこれを含めているところであります。会計年度任用職員の職種別採用数につきましては、総務部長から答弁をさせます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 教育長。     (教育長 小嶋隆徳君登壇) ◎教育長(小嶋隆徳君) ただいまの中村議員の公民館を柱とした生涯学習の推進についてお答え申し上げます。 公民館は、「社会教育法」に基づき教育、学術及び文化に関する事業を行い、市民の生涯学習を推進する上で中心的な役割を担う施設であります。文化教養講座、健康講座などの講座事業につきましては、専門的な業務を所管する担当部署と連携することで、より充実した学びの機会の提供に努めております。 今後も、市民の学びのニーズ把握に努め、積極的に講座に取り入れるとともに、所属職員の研修の充実や自己研鑽による資格取得など、知識を高めることへの対応を考え、併せて利用者団体に対しましては、その活動が一層活性化されるよう指導、支援に努めてまいりたいと考えております。 次に、学校給食センターの調理業務委託についてお答え申し上げます。 学校給食センターの業務委託先につきましては、市で作成した随意契約ガイドラインに沿って準備行為を行い、今年度、南部学校給食センター調理業務を受託している同じ業者と決定いたしました。業務委託先決定に係る入札、契約方法につきましては、契約方法は随意契約とし、市のガイドラインに沿って落札者を決定したところであり、今後、落札者と契約手続を進める予定であります。業務委託予定契約金額につきましては、教育次長から答弁させます。 以上でございます。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。     (総務部長 保科 篤君登壇) ◎総務部長(保科篤君) 会計年度任用職員の職種別採用数につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 令和2年4月1日の採用予定人数は、現在、全職種で420人の会計年度任用職員の採用を予定しており、職種別では、フルタイム保育士62人、パートタイム保育士24人、一般事務窓口48人などであります。なお、平成31年4月1日現在の嘱託及び臨時職員は433人であります。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。     (教育次長 花岡隆志君登壇) ◎教育次長(花岡隆志君) 学校給食センターに係る業務委託予定契約金額につきまして、教育長答弁に補足してお答え申し上げます。 業務委託予定契約金額につきましては、税込みで1億9万5,600円であります。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) これからは再質問という形でお願いしたいと思います。 まず、文化行政についてお伺いいたします。 とにかく、先ほどの最初の質問で私も申したわけなんですが、中野市は音楽という資源があるということはもうご案内のとおりでございますが、そのためにリノベーションという形で市民会館がなされるということでございますが、今日も地元紙においてご意見が掲載されていました。そんな中で、市民の皆さんの中には、やっぱり市民会館は新設のほうがいいという意見もあるというのはご承知だと思います。そんな中で、私は先ほども個人的にはリノベーションやむを得ないということであれば、この新市民会館をどのように利活用するかということに対して、もう一回確認をさせていただきます。 やはり、中野市は音楽のまちづくりだということでありますので、この音楽に、ある程度特化した施設というものが必要、それがひいては、例えば中野市の新市民会館は音楽が聴けるいい市民会館だよというような形でアピールできるチャンスだと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) お答えいたします。 市民会館のリノベーションにつきましては、新設の方向を様々な説明会でご説明しましたが、理由によってリノベーションということで方向転換したものでございます。このリノベーションにより生まれ変わる市民会館でございますけれども、議員おっしゃるように、中野市は音楽のまちということで、偉人の方や現在活躍されている方も大勢いらっしゃることでありますので、そういった方の業績を継承、顕彰しつつ、新たな市民会館を新たな文化活動を示す拠点として生かしていくことが重要ではないかというように思っております。 特に、説明会の中でもご質問がありました音響でありますとか、そういうことが大変重要だということはこちらも承知してございますので、様々設計の中で、専門の業者さんのご意見もお聞きしながら進めてまいりたいというように思っております。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。 実は、その次の質問でありました基金も、これと関連した質問となっております。つまり、新市民会館を生かすも殺すもやっぱりそのソフト面というのは非常に大事だということは、これもまたご理解頂いているかと思いますが、例えば隣の須坂市とか長野市も、市民会館というかを造ったときに、やはり文化振興事業団となるようなものをつくって、専門性を高めるために、市の担当部局ではなく、振興事業団みたいなもので、新市民会館の利活用、また運営、それから企画、それからメンテナンスとか、そういうものを一括してやるのがある面では合理的かなと思っておりますので、この基金をある程度積んだ暁には、そのような利活用をする計画はあるかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) お答えいたします。 近隣または他県の会館でも様々な運営がなされていることは承知しております。直営でありますとか、今、議員がおっしゃりました文化芸術の財団、事業団、またNPО法人に運営を任せているというようなところもございます。 いずれにしても、文化芸術振興基金につきましては、文化芸術の振興を目的とする事業に活用するものでございますので、金額は今、市のほうは非常に少ない額でございますけれども、有効に活用しながら、先ほど市長から答弁申し上げましたとおり、運営方針につきましては、なるべく早急に検討してまいりたいというように思っております。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりましたけれども、繰り返しますが、文化振興というのは、ある面では中野市のこれからの生きていく方向性の一番大きな柱ではないかと改めて申し上げたいと思いますが、そのためにも、文化芸術振興基金をしっかりと積み上げるということで準備をしていったらいいかなと思っております。 その次に、「信州なかの音楽祭」についてお伺いいたします。 先ほども、これから続けていくということでございますが、やはりこの点につきましても、基本的には今年の「信州なかの音楽祭」、大変盛況のうちに、特に中山晋平オペラはもう立ち見じゃないですけれどもとにかくチケットが売り切れという状態で、大変うれしいイベントだと思っております。そんな中で、この盛況というか、この流れを止めないためにもしっかりと、先ほども市長の答弁の中でもあったわけなんですけれども、この信州なかの音楽祭実行委員会と連携を保ってやっていくということで言われましたので、ぜひリノベーション完成と同時進行的に、ソフト面についての充実を図るということを準備していきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) お答えいたします。 「信州なかの音楽祭」につきましては、先ほど市長から答弁申し上げましたとおり、実行委員会さんが自らいろいろ企画をしたり、自分の企画した事業を実施するために寄附等を集めたりというようなことで、自主的、主体的に活動していただいておりまして、大変ありがたいことだというふうに思っております。 こういった活動がリノベーション後の市民会館のソフト面の充実ということにつながってくるのではないかというように思っておりますので、そういった実行委員会や音楽を担っている団体とともに進めてまいりたいと思っております。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。 次は、公民館を柱とした生涯学習についてお伺いしたいと思います。 生涯学習の中心となっているのは、先ほどの教育長の答弁にもありましたが、教育委員会というのが大きな役割になっているということは、重々承知しておりまして、私も昔は社会教育主事として頑張ってきたつもりなんです。 そんな中でやはり、先ほどの質問の中でもあったのですが、社会教育主事が、実は今、公民館にいないわけなんです。やはり、どうしても社会教育主事の役割というものに対して、生涯学習の一番の中心的な担い手だと思っているわけなんですけれども、先ほどの答弁の中で、研修等を充実していくというご答弁がありましたが、具体的には、社会教育主事の配置とか、そういうことは、令和2年度はちょっと無理かもしれませんが、令和3年度以降、検討する余地はないでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 社会教育主事の職を持った職員の配置のことだと思いますけれども、職員の自己研鑽の中でこの資格を取得しようとする職員もおります。そういう意味からも、社会教育主事を持った職員が増えることで、公民館へも配置することが将来は可能になるということも考えられます。ただ、どうしても市全体の中で人事の配置については考えなければいけないという部分もございますので、ご理解を頂きたいと思います。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりましたけれども、繰り返しますが、社会教育主事の重要性というのが生涯学習の大きな柱の一つとなっておりますので、できれば令和3年度以降に向けて、そのようなことを検討していただければなと思っておりますので、よろしくお願いします。 続きまして、都市再生特別措置法の改正についてお伺いいたします。 先ほども質問したんですけれども、この「都市再生特別措置法」、国が、ようやくということではないですけれども、地方の市街地の活性化ということで腰を上げたということで、遅きに失したかなと思うわけなんですけれども、せっかくこの制度が創設される予定でありますので、市としては、ある面ではソフト面という形のほうを中心的にこの取組を早々にやって、法が改正した暁には、滞りなく準備できるようにしてもらったほうがいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) 議員おっしゃるように、このウオーカブル区域というものは、都市再生整備計画区域内の設定した市町村が、こういったものを指定すれば事業ができるということでありまして、補助率も引上げになるというようなことでございますけれども、それぞれ街なかの活性化を考えれば、市長答弁にもありましたように、今後、関係する団体と研究してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) なぜこんなような質問をしたかというと、西町というんですか、駅前に新しいホテルができる予定になっています。そんな中で、やはり空間を大切にするという制度が創設される予定であれば、この研究をして、とにかく駅前をきれいなというのではないですけれども、居心地のいい空間というようにするツールとして役に立つ。 また、例えば横町商店街辺りになってきますと、今度はシャッター街という形になってきております。そういうことになれば、そこにショッピングゾーンとしてできるような空間の整備、とにかく施設の商店の整備をするというのでありますので、ぜひこの制度を採用になるかどうか未定ではありますが、なるたけ研究した中で、街なかの活性化にツールとして使っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) この指定につきましても、議員おっしゃるように、車中心の街なかを歩行者中心にというような転換が必要であるということから、居心地がよく歩きたくなるようなまちというようなテーマでこういった事業が設けられていると思いますけれども、指定につきましては、経済部のほうが所管しておる内容ではございませんので、庁内関係する部署と協議した上で、また進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。ハード面とソフト面がある事業だということは重々承知しておりますので、庁内横断的にこの事業を研究した中で、ぜひ街なかの活性化、喫緊の課題となっておりまして、これは地元の商店街の方も含めて、本当に渇望している事業でありますので、ぜひ取組方をしっかりとお願いしたいと思います。 続きまして、太陽光パネルの災害対応についてお伺いします。 とにかく太陽光パネル、本当に実際数が把握できていないということは分かります。とにかく、地目変更とか、いろいろなこともやっている場合もあるようですけど、例えば宅地や何かは地目変更なしに太陽光パネルが置けるという、そんなような状況でありますので、なかなか市としてはパネル数を把握というのは難しいなというのは理解しております。 しかし、市長答弁でもありましたが、とにかく今時の災害において、太陽光パネルの破損、それから飛散、それから傾斜地の地滑り等が起きているという実態があれば、実は全国の議長会等でも、この太陽光パネルについては、環境面、災害面からしていかがなものかというのが出されたということを承知しておりますので、市としても、これからの災害等についてやっていくには本当に大きな課題になるかと思いますので、ならば届出じゃないですけれども、調査等をする必要があるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) お答えいたします。 太陽光パネルの数につきましては、先ほど申し上げたとおり、相当数でございますので把握していないという状況でございます。ちなみに、平成21年から平成30年度まで市で行っておりました住宅用の太陽光パネルの補助につきましても700件以上ということでありますので、相当数あるのではないかなというふうに思っております。 いずれにしても太陽光パネルにつきましては、先ほど市長から答弁申し上げましたとおり様々な課題がございます。それぞれの自治体で条例でありますとか要綱、それからガイドラインなどによりまして、許可や届出、いろいろありますけれども、そういった規制を実施している自治体もございますので、そんなこともいろいろ研究しながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。とにかく規制となると、脱炭素社会に刃向かうじゃないですけれども、ちょっと逆行するようなということになるわけですが、そういうことではなくて、やっぱり災害とか環境面からすれば、ほかの市でも届出制というのがだんだんと出てきました。これは、規制するという言葉だとちょっときついかもしれませんが、やはり市として災害に対していろいろと考えられる、手段を講じることができるということで、太陽光パネルの数の把握というのは必要だと思います。 とりわけ、二階とか屋根につけるものは、一応飛散というのはあったわけなんですけれども、やはり直置きの太陽光パネルが非常に今回も問題が発生したということで、ぜひパトロールじゃないですけれども、どこどこにパネルがあるということだけは把握して、災害等にとにかく備えていただければなと思いますが、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) 全体数の把握の関係でございますけれども、調査をやってみてはということでございますので、そちらについては方法も含めて検討してまいりたいというふうに思っております。 いずれにしろ、報道によりますと、県が林地開発の関係で4月から新しい基準を導入するというような動きもございますので、そんなことも様々含めながら研究してまいりたいと思っておりますのでお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 次に、会計年度任用職員についてお願いしたいと思います。 先ほど、令和元年度が臨時、嘱託さんが433人、令和2年度が会計年度任用職員が420人との答弁がありました。ということは、ほぼ前年度並みの職員の数というか、いわゆる非常勤職員の方の確保ができるということだそうでありますが、この辺について、この420人ということは適正な人数と考えるんでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 毎年度の非常勤職員の採用予定につきましては、予算編成の際に各職場のほうから次年度の業務の内容ですとか、状況ですとか、増減ですとか、職員の休暇等、長期に休んでいる状況ですとか、そういったものを加味しながら予定をしてきておるところでございますので、その辺に関しては適正な配置に努めているというふうに思っております。 よろしくお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) なぜこんなことを聞くかといいますと、中野市は全国的にも有数の非常勤職員の多いという自治体であるということが総務省のホームページでも掲載されているわけなんです。 ということになれば、先ほど申した420人が適正かというのは、今回の災害のときにおいても、職員の数が足りなかった、それを補うためにも非常勤職員の皆さんに働いてもらったという12月市議会定例会の答弁でもありました。そんな中で、この420人を将来的には増やすんだか減らすんだかというのは、見通しはあるのでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 この会計年度任用職員制度への移行に際しての基本的な考え方なんでございますけれども、非常勤職員の給与、手当等のその処遇を見直して人件費の増となるということもあるんですけれども、その辺は職員のコスト意識を高めるなどして、また働き方改革などを進めて、職員の資質向上や生産性を上げるということが重要ということで考えているんですが、その上に立って、市においては、いろいろ持続可能な財政運営というようなことを踏まえた中で、組織のスリム化ですとか、業務の必要性や手法の見直しなどをして進めようとしております。 そんなような中でも、いろいろ行政ニーズといいますか、そういったことがますます多様化、高度化するといった中で、必要な職員の確保に努めていくというようなことでございますので、そういった総合的に正規の職員と非常勤の職員、こういったもののバランスを見ながら総合的にその辺は判断をしていくというようなことで考えております。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。 続きまして、学校給食センターの調理業務委託についてお伺いいたします。 先ほどの最初の質問でもあったんですけれども、基本的には南部学校給食センターと同じ業者へ北部学校給食センターを併せて、学校給食センターとして契約をするということですけれども、これは準備段階は既に終わっているかと思いますが、確認ですが、同じ業者で準備をしてきたかということを確認したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 4月1日から給食業務を委託する準備行為をさせていただいて、北部も南部と同様な業務を行っているということから1つの業者ということで判断をさせていただいて、手続に従ってまいりました結果、南部と同様の業者に契約を予定するということで今、手続を進めているところでございます。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。ほぼ、実質随意契約ということになるということでございますが、そういうことでご答弁頂きまして、新年度が1億円を超えるという給食業務委託の金額となりました。 そんな中で先回のところでも私が発言したのですが、1億円何がしの予算が市外の業者へ流れるということで、そんな中で、地元の雇用者は雇用者で地元に滞留するじゃないですけれども地元に残るからということなんですけれども、とはいっても数千万円に近い金額が市外の業者へ流れる、それプラス消費税10%という形で金額が市外へいくという形になるということだと思います。そんな中で、この辺については市外の業者だということはやむを得ないということでありますか。 以上、お願いします。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 教育委員会としましては、給食の調理業務を委託をするという選択をさせていただいたと。それについて、委託業者について登録業者の中から選ばせていただいたと。それで、結果的に市外業者に委託するということになったということでご理解を頂きたいと思います。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) そういうことになれば、単価について、契約金額についてということで質問したいと思うんですが、改めて、今いる職員というか、従業員の賃金プラス業者の利益プラス消費税10%がこの委託料に含んでいるという形でよろしいですか。確認です。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) はい、おっしゃるとおりであります。そこへ当然、賃金以外にも消耗品等の額も含まれているということでございます。 以上でございます。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) その賃金相当分についてお伺いするわけなんですけれども、いわゆる令和元年度分についての業務委託契約額は、元いた職員の現給保障という形で行ったということでありますが、では令和2年度も現給保障という形になるかと思いますが、では令和元年度の職員の賃金を基準、令和2年度におきましては市の職員は会計年度任用職員ということになるわけなんです。そうすると、そこに給食センターの職員の賃金差というものが発生するかもしれないんですけれども、その辺について認識はいかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 現在の臨時、嘱託の賃金相当額を維持していただきたいというようなお願いをしているところであります。その中でも、前の年から比べれば最大賃金のアップとか、そういう上昇はありますけれども、そういうものも加味して今年度の賃金の額を保障していただきたいと、こういうことはお願いをしているところでございます。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。
    ◆4番(中村明文君) 以前の答弁だと、給食センターを業務委託契約するには、職員が会計年度任用職員になれば、やっぱり人件費相当分が上がってくるという形の中で、というような答弁がされたと思います。 やはり、そうなってくると、繰り返しますが、従来いる市役所の会計年度任用職員と従業員、今度は移行というか給食センターへ移行した職員の賃金格差というのは、これはもう検証できないわけですよね、それについては教育委員会としてはその検証はできないわけですよね。お願いします。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 先ほどお答え申し上げましたとおり、現在の賃金の保障をできるだけお願いしたいということでありまして、教育委員会として検証ができないということでありますけれども、業者のほうへはそういう形でお願いをしているということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) そうなってくると、例えば、いわゆる一般の会計年度任用職員と同額の保障をしなければ本当はいけないなと思ってくるんです、そういう理屈からいえば。そうなってくれば、やはりこれは業務委託する必要がない。そうなってくれば、全くその業務委託の単価と直営する単価がイーブンというか、同じくなってくると思うわけなんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 会計年度任用職員と同等の額を保障すべきだというようなご発言だと思いますけれども、そのようには考えていないと、現給保障でお願いしたいということであります。 ほかにも、お金だけの話ではなくて、委託することによって、現実問題として、調理に当たっている皆さんも自主的にあるいは積極的に業務に当たっていただいているということもあります。また、市の職員も人事管理の面で、そちらではなくて本来の企画部門のほうへ力を注ぐことができたというように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) そうなってくると、やはり新しい委託先の職員というのは、会計年度任用職員よりは低いという可能性はあるということなんですけれども、今言ったとおり、それは検証ができないということの答弁だと思うわけなんです。 なぜそんなことかというと、やはり市のほうが直接、給食業務に対していわゆる指導、助言というのができなくなってきているという形、必ず協議なんです、委託だから。つまり、それによって例えばその中における職員の処遇については協議となるわけなんですけれども、いわゆる会社の自治というんですか中においてで、と思うわけで、当然、会社の従業員の賃金が従前の職員の賃金と同等であるという検証はできないわけですよね、自治ということになれば。市としては、それ以上、差し挟めないということですよね。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 委託先の従業員の給与については、おっしゃるとおり、相手先で決定することでございますので、私どもとすれば、現給保障をできるだけお願いしたいというお願いを契約前にするということだけでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) とにかく最近の働き方改革も含めて、賃金のアップというのは必要かと思うわけなんですけれども、市がどうしてもそんなに関われないということは理解するわけなんですけれども。やはりそうなれば、繰り返しますが、直営にすることによって職員一人一人の賃金について目配せできるという、やっぱりこのほうが働く者にとっては合理的ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) お答え申します。 先ほども申し上げましたとおり、教育委員会としては、直営、いろいろなやり方がある中で、できるだけ周りの方に迷惑がかからない制度を利用したということで、業務委託を選択させていただいたということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 業務委託ということで、今回の議案第4号の役務についての条例改正案が出されているわけなんですけれども、そうなってくると、このいわゆる今回契約を予定している業者と将来的には3年ないし5年という契約を念頭に置いているわけでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 今と同じ業者というのは、それは分からないわけでありますけれども、当然、長期継続契約、役務の提供で長期ができるというふうに条例改正がされて、お認めいただければ、そういうことも視野にしていくことは当然のことではないかというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) そうすると、いわゆる令和3年度は今回の議案第4号の条例はとりあえず適用しないといいうことですね。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 学校給食につきましては、学校数がこれからまた減る予定になっておりますので、単年度契約ということで今は考えております。〔後刻訂正〕 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 単年度契約、単年度契約、となれば、非常に今度はそこに勤めている方が身分というんじゃないですけれども、不安定な思いをされるかと思うんです。これは、発言としては矛盾するわけなんですけれども、例えば、指定管理者のときもそうだったんですけれども、3年、5年ということにした訳は、とにかくそこの一つの業者が長年、ある程度の年数によって職場を確保できる、そこにいて従業員は安心してじゃないですけれども、3年、5年と安定感の中で職場にいられるということなんですけれども、今言われたとおり、1年、1年ということになれば、じゃあ来年度はどうするのかなというような心配をされる場面が出てくる可能性があるわけなんです。 その辺について、どのようにこれから給食センターの業者の契約年数を考えているか、改めてお伺いします。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) お答えいたします。 先ほどちょっと、学校給食センター、学校数の減という理由から単年度と申し上げましたけれども、新たに2つの施設を一緒に委託するということから単年度にさせていただくということに訂正させていただきます。 今後どうするかというのは、先ほど申し上げましたとおり、長期継続契約の下、2つの調理をやっていただいて、また評価をして、特段問題がなければ、今度は長期のことを考えていきたいということも視野に入れているということでよろしくお願いしたいと思います。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) その点については一応理解しました。 ただし、もう一つの重大な問題の偽装請負というのが、先回も私が質問して、業務委託契約は、協議ということでしか行政というか市の意見を伝えられないという、そういうのが業務委託契約であるのですけれども、どうしても、偽装請負という形を--直接、事務方から従業員等への指示命令じゃないですけれども、そういうことをするということをせざるを得ない場面が出るかと思います。とりわけ今回の学校休校によって給食が停止になっているかと思います、そんな中で、やはり指示命令という形でやると大変な時間がかかるかと思いますが、その辺について、業務委託契約について、指示命令という形ではどういうふうに従っているのですか、ちょっとだけ聞かせさせてもらいたい。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 請負契約の場合は、直接、事業に当たっている方々に指示命令はできないということでありますので、責任者の方を選任していただいて、その方とお話し、協議をしているということで、今回もそのように対応させていただきました。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。いずれにしましても、意見じゃないですが、直営のほうがやはり基本的に安上がりだということを申し上げまして、以上で質問を終わります。 ○議長(原澤年秋君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午前11時54分)--------------------------------------- (再開)(午前11時54分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 順位2番 たかやしろ・見晴らし街道について、平岡小学校付近の交差点の交通安全対策について、長野電鉄木島線廃線敷の利活用について、市内の公設温泉施設について、ふるさと寄附金について、13番 清水正男議員。     (13番 清水正男君登壇) ◆13番(清水正男君) 13番 清水正男でございます。 まず、通告いたしました5項目について質問させていただきます前に、昨年の台風第19号で被災されました皆さんに心よりお見舞いを申し上げ、また一日も早く元の生活に戻られることをご祈念申し上げます。 さて、通告いたしました5項目について質問させていただきますけれども、その前に、今市議会定例会の冒頭で市長のほうから、簡略して申し上げますが、住みよさで選ばれるまちを目指すというごあいさつを頂きました。私、選ばれるというのは目線の違いがありますので、今回の私の質問全てにこの目線のことも関係しますので、あえてこれを引用させていただきました。 それでは、質問に入らせていただきます。 まず、1項目めといたしまして、たかやしろ・見晴らし街道についてお伺いをいたします。 この命名については、平成27年度の科野地区、倭地区区長会の皆さんの合意の下、各地元区において全戸アンケートを実施された結果、一番ふさわしいとされた名称であり、区長会の皆さんから中野市へ提案され、採用とされた名称であります。地域の多くの皆さんから命名後の対応について、ご意見、ご要望等も届いているところであります。そこでお伺いします。 (1)として、命名以降6年目を迎えていますが、今日までの取組状況についてでありますが、このようなことにおいては維持する自治体、つまり中野市として、市外に向け常に発信していくべきと考えます。科野地籍、倭地籍に各1か所、大変すばらしい標柱は早い時期に設置されましたが、このこと以外については動きがありません。時間は止まっています。 ①として、知名度向上策の実施状況はどのようにされているか、お伺いをいたします。 ②やはり、中野市の中でも恐らく誰でも気軽に行ける場所であり、歩いて、自転車で、バイクで、車でその眺望は本当にすばらしく誇れる場所であります。このたかやしろ・見晴らし街道は観光にも生かせるものと考えます。観光に役立っているとお考えでしょうか、お伺いをいたします。 ③命名以降6年目を迎えても、飯山方面から、また中野市街地、国道292号方面からの入り口案内看板が設置されません。入り口案内看板がなければすばらしい眺望の場所へご案内はできません。案内看板の設置のお考えはあるか、お伺いをいたします。 (2)として、今後の取組についてお伺いをします。 やはり、地元の皆さんのアンケートの総意を重く受け止めていただく中で、また、中野市民以外の皆さんに中野市を知っていただくためにも、①として、今後、知名度向上に向けて施策を打ち出していくべきと考えます。どのように進められるか、お考えをお伺いいたします。 ②今日、北陸新幹線飯山駅を利用される観光客数が大分増えつつあるようであり、そのような方に来ていただくことも視野に、インバウンドの推進に活用していくお考えはどうか、お伺いをいたします。 ③どうしても必要不可欠と考えます入り口案内看板の設置時期をお聞かせいただきたいのですが、お伺いをいたします。 次に、2項目めの質問に進みます。 平岡小学校付近、この4月から北部4小学校が統合して高社小学校になりますが、この場所の交通安全対策についてお伺いをいたします。 この場所については、以前より交通事故が多発していました。このため、地元の多くの方々より信号機設置の要望がなされていたことは承知をしているところでありますが、(1)として、利用者の安全確保のためにも信号機設置等についてお伺いをします。 ①として、今までの信号機設置要望への対応について、お伺いします。 ②平成30年度子ども議会の市長答弁に、しばらくの間は警察官が交差点で交通指導を行い、交通事故を防いでいくとありますが、この実績についてお伺いします。 ③2年後に計画されています放課後児童クラブの統合新設でありますが、その新設に伴い、保護者の皆さんのお迎えによる交通量が大幅に増えることが予想されることに対する対応についてお伺いをいたします。 次に、3項目めに進みます。 長野電鉄木島線廃線敷の利活用についてお伺いします。 現在、中野土改良区、また一部保育園用地等々に利用されておりますが、(1)として、現在の管理状況についてお伺いをします。 ①現在の管理者はどのようになっているか、お伺いします。 ②中野市として、現時点の管理状況をどのように捉えておいでになるか、お伺いをいたします。 (2)として、鉄道敷でありますから、一定の距離と幅のある大変広い用地でございますけれども、その用地を中野市としてどのように利用していくのがいいのか、今後の対応についてお伺いをします。 ①いろいろと利活用のアイデアもあるかと思いますが、今時点でのお考えをお伺いします。 ②今、自転車を利用していく取組が近隣の自治体において活発に取り組まれていることはご承知のとおりであります。もちろん、我が中野市もその中に参加していることも承知しています。飯山市に降り立つ、日本人、外国人観光客の皆さんに、また通勤や通学、健康維持に自転車専用道路に活用してはどうかというお考えをお伺いします。 次の4項目めに進みます。 市内の公設温泉施設についてお伺いします。 まず、(1)温泉施設の管理運営についてであります。 ①各施設の指定管理期間及び指定管理者の決定方法はどのようにしてされているか、お伺いをいたします。 ②市内3施設の管理運営状況はどうなのか、過去3年ぐらいの状況をお伺いします。 ③各施設とも老朽化を含め修繕も多くあるのではないかと推測しますが、運営、施設修繕等について、市と指定管理者の負担割合はどのように決められているか、お伺いをいたします。 ④各運営施設からの施設修繕等の要望はどのようなことがあるのか、お伺いします。 ⑤指定管理期間終了時において、施設ごとの点検確認は行われているのか、お伺いをいたします。 (2)として、今後の対応についてお伺いをします。 ①現在設定の指定管理期間について適切と考えるか、お伺いします。 ②現状での施設等の不具合に対する対応についてお伺いします。 ③各施設の要望についての対応はどのようにされるか、お伺いをいたします。 次の質問、5項目めに進みます。 ふるさと寄附金についてお伺いします。 中野市の取組については、総務省通達に従い、いち早く返礼品の見直しがなされ、結果、寄附額の大幅な減少となり、この制度の活用を推進するべきとする者として、大変物足りなく残念に捉えているところであります。しかしながら、今年度、県内近隣の自治体において、再度の返礼品見直し、充実により、寄附額が大幅に回復したとの報道が多々あります。お伺いします。 (1)中野市における寄附金額の推移について過去5年間の推移はどうか、お伺いします。 ②総務省通達による返礼品の見直し、変更状況はどうか、お伺いします。 ③県内自治体の状況把握はどうか、お伺いします。 (2)として、今後の対応についてお伺いをします。 ①経費はかかりますが、より一層の寄附をお願いしていくには、より良い取扱いポータルサイトの充実が有効と考えますが、お伺いをします。 ②返礼品から削除した市内の大変優秀な工業製品の復活や、人気農産物の取扱い方法など、もっと中野市を応援してくださる皆さんのニーズを掘り下げての改善を図ることが支持につながると考えます。いかがでしょうか、お伺いします。 以上、この場での質問といたします。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで昼食のため午後1時まで休憩いたします。 (休憩)(午後0時06分)--------------------------------------- (再開)(午後1時00分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 市長。     (市長 池田 茂君登壇) ◎市長(池田茂君) 清水議員のご質問にお答え申し上げます。 まず1点目、たかやしろ・見晴らし街道について、お答え申し上げます。 このたかやしろ・見晴らし街道につきましては、科野地区及び倭地区からご要望を受け、高社大橋信号機から田上地籍までを結ぶ市道3路線の道路愛称として、平成27年度に決定をしたものであります。 本街道の知名度向上策の実施状況につきましては、愛称決定時に広報なかの、公式ホームページ及びプレスリリースで広く周知するとともに、現地に標識柱を2か所設置したほか、観光パンフレットにも愛称で記述しているところであります。また、本街道につきましては、高社山登山口や桜の名所などもあり、観光に役立つものと考えております。入口案内看板設置につきましては、関係機関と調整を図り、早期に設置できるよう検討してまいります。 今後の知名度向上策につきましては、現在「千曲川・高社山SEA TO SUMMIT」の自転車コースで使用しており、また高社山登山口にも接続していることから、アウトドア関連においてもPRしてまいりたいと考えております。さらに、この街道沿いは、北信五岳や市内の田園風景を一望できる絶好のスポットであるため、インバウンドの誘客にもこれを活用してまいりたいと考えております。 次に、平岡小学校付近の交差点の交通安全対策について、お答え申し上げます。 議員がご質問の交差点は、もともと一灯点滅式信号機が設置されておりましたが、一時停止をしないまま交差点に進入する車による事故が多発することから、以前より地元区から、三灯式信号機の設置について要望がされております。 昨年度、改めて地元区から要望があり、警察と道路管理者等が現地調査を行った結果、三灯式信号機の設置に必要な条件がそろっておらず、また、県道中野飯山線の開通に伴い県道の交通量が増えていることから、中野警察署では、県道壁田松崎線側を優先道路と定め、事故の原因の一つとされていた一灯点滅式信号機を廃止し、旧県道側に光る一時停止標識の設置等が行われております。 また、中野警察署では、しばらくの間は交通指導を実施し、継続的な取締りにより、交通事故が以前より大幅に減少したことから、今後も取締りの実施などにより様子を見ていきたいとのことであります。 放課後児童クラブの新設に伴う対応につきましては、児童クラブ等の利用者へ、交差点での注意喚起を促すとともに、道路の利用状況の変化に伴い、地元等から道路環境の改善等の要望があった場合には、市では現地調査等の実施に向け、警察や道路管理者等と連絡調整をこれ図ってまいります。 次に、長野電鉄木島線廃線敷の利活用につきまして、お答え申し上げます。 長野電鉄木島線廃線敷につきましては、一部は県道、土地改良区の畑かん配水路、あるいは保育園用地として利用されておりますが、残った廃線敷は長野電鉄株式会社の所有地であります。管理状況につきましては、所有者が適正に管理していただいているものと認識しております。今後の利活用におきましては、所有者において検討されるものと考えております。 自転車専用道路としての活用につきましては、一部は県道敷となっていること、また、道路と交差する箇所が多く、安全対策が必要となり、整備には多額の費用が見込まれることから、難しいものと考えております。 次に、市内の公設温泉施設について、お答え申し上げます。 指定管理者の選定につきましては、原則公募としており、庁内で組織する中野市指定管理者選定委員会において審査し、これを決定しております。 施設修繕等における市と指定管理者の負担割合につきましては、基本協定書で修繕の責任分担を設け、施設、設備、備品の経年劣化によるもの、または第3者の行為から生じたものなど、相手方が特定できないものについては、年額100万円を超えるものは市で対応するものと定めております。 各施設からの施設修繕等の要望につきましては施設ごとに異なりますが、主なものとして、空調設備や厨房の改修について要望されております。 指定管理期間終了時の施設の確認につきましては、特に行っておりませんが、指定管理者の変更により修繕が必要な箇所等が確認できた場合には、基本協定書の責任分担により実施をしております。 指定管理期間につきましては中野市公の施設に係る指定管理者の指定手続き等に関する条例及び中野市指定管理者制度に係る運用指針により、指定の期間を5年以内とし、施設の設置目的や性格等を考慮し定めており、それぞれ適切な指定管理期間であると考えております。 現状の施設等の不具合に対する対応につきましては、各施設からの要望を踏まえ対応してまいりたいと考えております。各施設の要望に対する対応につきましては、温泉関係では、湯量が安定しないことにより温度調節が一定にならないとの要望もあるため、源泉ポンプ等の機器類の点検や修繕に努めてまいりたいと考えております。 市内、公設温泉施設3施設の指定管理者名、指定管理期間及び利用者数につきましては、以下、経済部長からこれを答弁させます。 次に、ふるさと寄附金について、お答え申し上げます。 総務省通達による返礼品の変更状況につきましては、返礼割合が寄附額の3割を超えていた返礼品については3割以下とし、また、資産性の高いもの、価格が高額なものについては、取扱いを自粛しております。 県内の他の自治体では、家電製品や工業製品等を取り扱っている自治体が、大きく寄附金額を伸ばしている状況があります。本市においても、市内に技術力の高い工業製品を生産している企業がありますので、新年度の返礼品に加えられるよう、企業側と協議してまいりたいと考えております。 取扱いポータルサイトにつきましては、現在2社と契約をしておりますが、さらに寄附金額の増額を図るため、新年度からの新たなポータルサイトの導入に向け、取組を進めているところでございます。返礼品の取扱い等の改善につきましては、農産物の品ぞろえが少なくなる冬季間において先行予約ができるよう、生産者を交え、検討をしてまいります。 過去5年間の寄附金額の推移につきましては、経済部長からこれを答弁させます。 以上、お答え申し上げました。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。     (経済部長 宮本浩明君登壇) ◎経済部長(宮本浩明君) 市内、公設温泉施設3施設の指定管理者名、指定管理期間及び利用者数につきまして、市長答弁に補足して、お答え申し上げます。 3施設の指定管理者は、中野市晋平の里間山温泉公園が一般財団法人信州なかの産業・観光公社、中野市豊田温泉公園が株式会社ユアーズ静岡、中野市斑尾高原体験交流施設が株式会社斑尾であります。 指定管理期間は、3施設とも平成31年4月1日から令和6年3月31日までの5年間であります。 ぽんぽこの湯の利用者につきましては、平成29年度が7万4,106人、平成30年度が7万2,813人、令和元年度が12月末現在で5万3,447人であります。もみじ荘の利用者数につきましては、平成29年度が7万9,048人、平成30年度が7万4,504人、令和元年度が12月末現在で4万5,661人であります。まだらおの湯の利用者数につきましては、平成29年度が5万2,602人、平成30年度が5万1,911人、令和元年度が12月末現在で4万1,835人であります。 次に、ふるさと寄附金の過去5年間の寄附金額の推移につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 平成27年度は2億8,919万7,310円、平成28年度は2億9,386万7,001円、平成29年度は1億9,346万1,509円、平成30年度は1億7,205万5,000円、令和元年度は1月末時点で3億791万8,800円となっております。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 13番 清水正男議員。 ◆13番(清水正男君) ここでは順序不同になるかもしれませんが、継続でよろしくお願いいたします。 まず、最初に、たかやしろ・見晴らし街道の件でございますけれども、この知名度向上について答弁いただいた市長の答弁では、観光パンフレットとかホームページとか、いろいろ載せているということでございますけれども、やはりこういうところは、市外、県外の皆さんに知っていただくためには、今のパンフレット等は中野市内のみの配布でありますし、そういう点から見ると、やはり出入口の表示をして、それで、地図上にたかやしろ・見晴らし街道ということが載せていただけるようなところまで持っていっていただければ、大変ありがたいと、こんなふうに考えているところでございます。 市長の答弁の中にありましたけれども、「SEA TO SUMMIT」が今度3回目です、行うについても、そういうところでもバイクもありますし、いろいろな県外から来て、参加していただいた皆さんに、ここは、たかやしろ・見晴らし街道だよというようなことを覚えていただければ、そこからまた口コミで広がっていくのではないかということで、あそこの見晴らし街道の眺望については、先日、ある市内の方ですけれども、「あそこはいいね」と。その方はよくバイクで、わざわざそこへ家族を連れて乗せていったり、車で行ったりして、休みのときは、家族全員でお昼を持って、お弁当を食べに行ってもいいんだよというようなこともおっしゃっておりました。 確かに、気軽に行けて眺望を楽しめるというのは、中野市内では標高が高いところがあったにしても、あれだけの眺望のいいところはなかなかないんではないかと思いますので、市長は先ほど、早期に案内看板を設置したいということでございますので、早期というのはいつ頃かというのは、おおよそ市長のほうで答弁できるようであればしてもらえれば、私もちょっといいかなと。いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) たかやしろ・見晴らし街道につきましては、途中のところに2本あるわけなんですが、通っていらっしゃる方が、たかやしろ・見晴らし街道を通っていると、「ああ、ここがそうなんだな」というふうに分かるんですが、さすがにほかから誘導するという観点は少し欠けていまして、案内看板がないのは承知しておるところでございます。 できるだけ早くということでございますけれども、ちょっと今年度につきましては、もう予算をやりくりするのは無理だというふうに思いますので、新年度、なるべく早いうちに対応してまいりたいというふうに考えます。 ○議長(原澤年秋君) 13番 清水正男議員。 ◆13番(清水正男君) できるだけ一日でも早くということで、大いに期待申し上げます。 次に移りますけれども、平岡小学校の信号機設置要望についてという件でございますけれども、これにつきましては、大分前から要望が出されております。これは市長のほうもご存じだと思うんですが、通学路の安全点検状況というようなことで、旧県道中野飯山線の交差点ということで、危険個所の内容というと、信号がなくなり車の動きが読みにくく横断歩道を渡りにくいと、これは安全点検のときの議事録であります。危険箇所に対応する対応要望等という欄では、スクランブルの歩行者用信号を設置するなど、何かしらの歩行者の安全を高める措置をしてほしいということもございます。 それから、昨年の10月31日に行われました中野市通学路安全推進会議という、この役所で行われているわけですけれども、その中で平岡小学校に関しては、取締り強化、中野警察署、一灯点滅があった場所だが、一灯点滅は全て廃止する方向ということであります。一時停止の交差点に替えていくようになっている、三灯式の信号機設置の要件に合致しない、地元区長との同意を得て一時停止にしている。このことは、現状ではそのとおりであります。 しかしながら、平成19年、ちょっと遡りますけれども、そのとき、ある議員さんが、平成16年3月に県道中野飯山線が開通して以来、事故が多発している交差点でありますと、金井若宮地籍の平岡12号線と県道壁田松崎線交差点に命の犠牲者が出る前に信号機の設置を急ぐべきという質問をされております。この場所は、平岡小学校のすぐ下、西側にあり、子供たちが巻き込まれるのではないか、そしてまた、市外からの観光客の方々の通る道でもあります。地元の方々が巻き込まれ、3年余りの間に人身事故で8件、物損事故で17件、合わせて25件の事故が発生しております。警察に届けていただいたものだけでこれだけですから、警察に届けないものも含めると、もっと増えているでしょうという質問をされております。 そういう質問の中で、やはり安全を高めるために信号機の設置をしてほしいというような質問をされました。その中では、当時の市長の答弁で、「平成18年12月に、平岡地区区長会や地元の小・中学校PTAなど5団体の連名による信号機設置要望書が中野警察署に提出され、市にも書面にて、信号機早期設置促進協力と交通安全の確保について」、お願いが出されたという答弁があります。 それに関連して、平成30年度子ども議会の質問書で平岡小学校の児童さんが、現場の交差点では少なくとも1年に2、3回は事故が起きています。その理由の一つは、点滅信号の意味を分かっていない人がいることや、優先順位を分かっていない人が多くいるからだと思います等々の質問をされています。 先日、広報で現場の交差点についての記事が配られました。そこには、信号をつけるのではない改善方法が載っていました。そして、そこは今までと優先道路が変わるので注意してくださいとも書いてありました。しかし、これは優先道路が変わってしまうことで、もっと事故が増える可能性があると思います。これは小学生の子供の質問でありますし、市長もそこに参加されておりましたからご承知と思うんですが、改善していく中で、池田市長の答弁の中では、優先道路を新しい幅の広い道路に変更し、優先道路でなくなる前の道路側に、光る一時停止標識を設置し、道路に「とまれ」の文字を入れますと。これは、実際に私も何度も通っておりますし、昨日の夜も、この質問に対して確認のため、光る信号であるかどうか、確認してきました。 警察官が交差点で交通指導を行うというところでは、いつ頃、どのくらいの期間、その中で、取締りの結果等、もし分かるようでしたら、ちょっとお教えいただきたいのですが。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) お答えいたします。 今、いろいろ様々な経過でありますとか要望等をいただきましたが、今の状態になりましたのは昨年の5月からということでございますが、そこから頻繁に警察官の方に立会いいただいて、指導または取締りをやっておるということでございます。また、これからも不定期にやっていくということでございますが、取締り等々の関係で、その回数等々につきましては教えていただけないという状況でありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 13番 清水正男議員。 ◆13番(清水正男君) 先日、科野の児童クラブの役員会というか総会がございまして、その中で、保護者の児童クラブの正副会長さんももちろん参加されているんですが、そういう方とか地元の方に、あそこの取締り状況というのをお聞きして、見たことがないよなと言う人がほとんどなんですよ。かと言って、警察のことですから、やるときはやっていると思いますので、その件については、私は疑いを持つ必要もないし、しつこく質問することもないとは思っていますので、それはそれでいいんですけれども。 私が一番心配していることは、交通量が信号を設置する条件に満たないという公安委員会だか警察のところで、そういう案件でありますけれども、今の交差点より300メートルぐらい北に行きますと、恐らくあれは、子供たちが横断するための押ボタン式信号機が付いているんですよ。ということは、同じ頻度ではないかもしれませんけれども、子供たちも歩く。それ以上に私が心配するのは、2年後に放課後児童クラブが4校統合して、平岡小学校の横に新設されるということは、先ほど子ども部長からも、ほかの議案の説明の中であったように、4校の児童クラブの生徒が全部あそこに集中するわけです。 その数字は、今現在の放課後児童クラブの平岡は除きます、今現在、平岡ですので、長丘小学校、今現在の登録人数が32人、科野小学校が30人、倭小学校が33人が登録されています。これが、この子たちが、登録されている方が全員出られるわけではないんですけれども、一日の平均が長丘小学校が21.35人、科野小学校が17.57人、倭小学校が13.36人が利用されて、昨年と今年の平成31年の4月から令和2年2月の年間の利用者数を集計したものをいただいたんですけれども、長丘小学校では平成31年4月から令和2年2月においては5,487人、科野小学校では4,638人、倭小学校では3,527人の児童たちが児童クラブを利用していると。これが年間合計では1万3,652人になります。 これが仮に2年後になってほぼ横ばいの数字で行った場合に、放課後児童クラブですから、子供たちの通学はスクールバスで来ますけれども、お迎えはお家の人ですよね、児童クラブですから。そうしますと、ほとんどの方が車でお迎えに行かれます。単純計算でいうと、平岡小学校を除いてありますから、年間で1万3,652台の通行量が増えるというふうに推測できるわけです。そのお迎えに行く方々は、お母さん、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんが多いのではないかなと、何割とかそういうことはわかりませんけれども、そんなようなことで1日の平均にしても52.28台が2年後には増える、今のままの数字ですけれども、それぐらいが増えるので。 それで、そこのお母さん方にもちょっとお聞きしたんですけれども、これは科野の方ですけれども、たかやしろ・見晴らし街道のほうを通って迎えに行きますか、あるいは県道側を使っていきますかと言ったら、その正副会長さんは、それは下です、県道側ですよねと。あそこの一時停止の標識、そんなもの、雪が降れば下は見えませんよというような言い方もされました。見える見えないは除雪の関係があったり、雪の量にあったりするんですけれども、とにかくあそこは怖いから信号機をつけてほしいということは言われました。そういう現状であります。 ですから、私が一番言いたいのは、2年後の児童クラブが統合されたときの交通量を基に、もう一度、市のほうで、警察なり公安委員会、あるいは小学校の、あるいはPTAの皆さんと会合を持っていただいて、これだけの交通量が増えるんだけれども、信号の設置の要望をしたほうがいいかどうか、再度検討をしてほしいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) お答えいたします。 信号機の設置の条件につきましては、交通量だけではなくて、車道の幅でありますとか、歩行者の方がちゃんと安心して待てるスペースでありますとか、また信号機の設置場所、それから事故の発生状況等々ございます。そんな状況を勘案する中で、あそこにつきましては、三灯式信号機の設置の条件にはなっていないということでございます。今後、交通量が、今、議員さんがおっしゃられたような変化、それからそれに伴いまして地元の要望等々あった場合には、またそれぞれ協議をしながら、立会い調査などを進めてまいりたいと思っております。 ○議長(原澤年秋君) 13番 清水正男議員。 ◆13番(清水正男君) 今後、また地元の要望等で検討していただけるということでありますけれども、統合の後、とにかく子供を乗せてお迎えの車であそこのところで事故が起きないように、ひとつできる限りの対応も、市のほうにお願いをして、次の質問に移らさせていただきます。 長野電鉄木島線廃線敷の利活用についてですけれども、一部が土地改良区、保育園ということで利用されるということで、あとは長野電鉄の管理下ということでございました。 ここは鉄道敷でありますから、幅もあるし距離もあるということで、私もいろいろな横断道が無数にあるということは承知はしているんですけれども、そこら辺を何とかクリアして、自転車専用道路に利活用をしていって、中野市への市外の皆さんの使いよい道路になればいいなと思っているんですけれども、外国人の方なんかは、結構、自転車が経費もかからないからいいんだろうと思うんですけれども、そういうことで自転車道路に、ぜひ、できるかどうか、また今後、検討していただければありがたいと、こんなふうに思います。 次の質問に進みます。 公設温泉施設についてでありますけれども、管理運営について、私は、3施設の責任者の方のところへ出向いて、聞き取りをさせていただきました。その項目、施設の現状についてお聞かせくださいということで、食事処について、売店について、トイレについて、現在の脱衣所のロッカーについて、浴室内設備について、指定期間終了時での義務付け分の指定者の検査や義務履行の指摘はあるか、それから8番として、指定期間中、設備の修理義務は明確化されているか、最後に指定管理者として今一番要望したいことは何ですかということで9項目の聞き取りをさせていただきました。 運営に係る市の対応は、営業に支障が出ないように、3施設とも市には大変よくやっていただいていると、大変ありがたいというか、うれしい評価がある反面、目線を変えてみた場合、私もお風呂が好きなので、今週も毎日行っています。昨日も行きました。それで私が一番感じるのは、この運営する施設側に対する市の手当は非常にありがたいというような感謝の言葉もありましたし、営業に支障もないので、十分とは言わないまでも、そこそこ高評価であったということは先ほど申し上げましたけれども、一方、利用者目線から見た場合、お風呂ですから、日本人ですから、着衣は全部脱いでロッカーに入れます。そのロッカーのことで、私は非常に残念な思いをしています。なぜならば、この聞き取りの中に、ある施設にロッカーについてお聞きしました。脱衣所のロッカーだけ申し上げますけれども、ある施設は男女87ずつある。問題なしが31と43、鍵故障が26と32、鍵なしが20と50、これだけの不具合があります。その次の施設は、脱衣所のロッカーについて男女合わせて100個、鍵の有効なものは100個中71個、扉のないものは100個中11個、扉はあるが鍵が使えない数100個中18個。もう1施設も、これは4、5年前に1回リフォームをしていますので、たしか10個ぐらいのロッカーが使えないというようなことであります。 利用者目線から見ると、お風呂の入浴料金を払っていって、最初に入る脱衣所のロッカーがあの騒ぎというのは、私はよその県外とか市外もよくお風呂は行くんですが、あれだけの脱衣所の悲惨な状況は、どこの施設に行っても経験したことがございません。中野市は3施設とも悲惨な状態であると私は思います。 そこで、先ほどの質問にありましたように、施設の指定管理が終わったときに、施設ごとの点検、確認は行われているのかという質問項目の中で、答弁では行っていないという答弁をされました。でも、これは指定管理の契約の中には、点検は行うということが入っていないのではなくて、時間とか忙しくて、継続でやってもらう施設だからということで、確認が行われなかったのかなと思うんですけれども、やはり指定期間というものがあったら、1回その負担割合は、先ほど100万円以上は市でやるんだよという話でしたけれども、年に100万円以上というお答えでしたので、100万円以下なら毎年例えばチェックできれば、ロッカーの1個、2個壊れたものが、その施設の責任で直してもらえるということにもなりましょうし、5年間経ったところでチェックして、そこで金額の上下は別として、1回、施設のお客さん目線のほうは、リセットして全部使える状態にして次の業者に引き渡す、あるいは継続でもいいんですけれども、そこでリセットするべきだと思うんですよね、過去はいいんですよ、もう、過ぎたことは。これからの指定管理の中で、そういう対応をしていただけますかどうか。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答え申し上げます。 ただいま議員ご指摘のように、ロッカーの故障につきましては、3施設ともどのくらいの状況かというものは確認させていただいております。 それで、先ほど市長答弁にもありましたように、修繕に関わる金額が年度内100万円を超えている場合には、市で負担して修繕すべきであると私も考えておりますし、その点につきまして、議員のほうからご提案があったからやるというようなお話ではなくて、今年の予算の状況を見ますと、早急に修繕が指定管理者側、あるいは超えた部分に関しまして、市のほうで負担、これは修繕の費用も合わせて見積りを取りましたところ、今年度中に実施できるというようなめどがつきましたもので、それぞれの負担割合に応じて、早急にロッカーの改善をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 13番 清水正男議員。 ◆13番(清水正男君) それは、利用者側から、私のほうからすれば本当に有り難いと、皆さんの評価も本当にロッカーがぐだぐだの温泉施設に行ったら、もう2度と行きたくないというようなことにもなりかねませんので、大変有り難いなと、ぜひ、実施をお願いします。 それで、その後いろいろ聞きたいんですけれども、時間もないんですけれども。 各施設の要望についてですけれども、市長答弁にもありましたけれども、湯量が安定しなくて、ある施設では、日に日に湯量が変わるので、センサーでお湯を温めているんですが、湯量の少ない日は温度が上がり過ぎてしまって、利用者からクレームが来ると、湯量が多いときは今度は適温、あるいはぬるいと言う人もいるというんですけれども、そういうクレームが来るということも多々あるというふうに聞き取りの中ではありました。ある施設は、もう湯量が全く足りなくて、本来、温泉施設というのは、源泉かけ流しをうたいたいんだけれども、とてもそこには行きつかないというようなことで、ぜひ、期間を見てでもいいから源泉の掘り直しを検討してもらえないかなという要望もございました。 この辺については、どのようにお答えになりますか。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答え申し上げます。 今回、議員からのご質問の内容を各施設に私どものほうで聞き取りをさせていただきました。それで、それぞれの温泉3施設の湯量につきましては、ぽんぽこの湯が毎分58リットル、もみじ荘が毎分120リットル、まだらおの湯が毎分100リットルということでありまして、十分に足りているという回答を得ておりますので、今のところ新たな温泉の工事につきましては、考えておりません。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 副市長。 ◎副市長(横田清一君) 私のほうでもみじ荘とまだらおの湯に関して管理させていただいておりますので、ご答弁を申し上げますが、先ほど、期限が切れたということで、指定管理者が替わった部分については、もみじ荘が該当するかと思うんですけれども、もみじ荘については昨年度の末まで営業をしておりまして、4月1日から替わったということで、そういう中でうまく検査ができなくて、新しく指定管理を受けられた方には少しご迷惑をおかけした部分があって、4月中は準備をしていただいているような状況がありました。 今回の議案32号でお願いしているように、辺地の計画を変更する中で財源を頂いて、令和3年の中で今までできてこなかった部分、建設から一度、平成16年に模様替えだけはさせていただいたんですけれども、大規模な改修をしていなかったので、ここでお願いするというような形で、大変ご迷惑をおかけしている部分があるかと思うんですけれども、そういうことで改修をしてまいりたいと思います。 それから、まだらおの湯の部分については、昨年、管理をしていただいているまだらおのほうと、それぞれロッカーの部分であったり、それから露天風呂の目隠しフェンスであったり、そういう部分について、まだそのほかにあるんですけれども、点検をさせていただいて、まず一番必要な点というのは湯船のところの換気扇だということで、換気の部分を重点的にやらせていただきました。 そのほかについては、今、経済部長からお話ししたとおり、順次予算化をする中で、快適に利用していただけるような施設となるように、順次改善をしてまいりたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 13番 清水正男議員。 ◆13番(清水正男君) ありがとうございます。 経済部長のほうから答弁があった中で、聞き取りをしたけれども、湯量については問題ないという答弁でございましたけれども、ちょっと私の聞き取りとは大分食い違っておりますので、私も後日また出向いてちょっと確認をさせていただきたいと思います。 それであえて通告はしませんでしたけれども、これは私が施設からの要望のことをお伝えするということだけで、要望の形になりますけれども、大分各施設とも利益が出ない状況が続いているということで、ある施設については平成28年度は200万円余、平成29年度は600万円余、平成30年度は370万円余、今年度は12月末時点で200万円余の赤字が出ている、赤字決算であるというデータをいただいているんですけれども。 この中でいろいろな話をしたんですけれども、料金を上げてくれというような端的なことは私は避けますけれども、近隣の温泉施設を見ますと、大体600円が相場、須坂、小布施辺りの相場は600円。中野は条例で決めていますから、一律450円でありますけれども、その辺のこの利用人数から割った中での料金の改定について、赤字が補填できる程度のことを、できたら検討していただければ、経営する方も、その赤字が続いている関係で従業員の雇用がままならないと、昇給もできないしボーナスも払えないというような言葉もいただきました。そういうところで、私の要望ですけれども、その辺の赤字解消策を何かしら検討をしていただきたいと、こんなふうに要望をしておきます。 次に進みます。 ふるさと寄附金についてであります。 ふるさと寄附金につきましては、先ほどご答弁いただきましたとおりでありまして、大分、がたっと減ったところで、また令和元年度は3億円を超えたということでありますけれども。いろいろなところの新聞スクラップ等を私も何部か用意したんですが、須坂市のふるさと納税寄附額は2018年度4億7,761万円、伊那市はふるさと納税が3年ぶりに10億円超え、飯山市ふるさと納税寄附金急増し10億円突破と、こういう新聞スクラップがここにあるんですけれども。 その中で須坂市の取組、須坂市では返礼品について、返礼品の約8割が市内産のブドウ、シャインマスカットやナガノパープル、リンゴや桃などの果物、2014年度の寄附額は1,300万円余、2015年度は1億4,400万円に増えたと。市は当初、民間のポータルサイト1つを利用していたが、全国に市の知名度を高める目的で、2018年12月に6サイトを追加、現在は8サイトを利用しているという報道であります。他自治体に寄附をした市民の2018年度の市民税控除減額は約4,000万円余りで、差し引くと約4億3,000万円の黒字、ただ、ポータルサイト利用料や返礼品の送料、在庫管理などの民間業者への業務委託費などを合わせた諸経費は寄附額の5割前後を占める見通しということであります。 ですから、当市もポータルサイトを1つ、2つ増やすという市長答弁がございましたけれども、もう少し大幅に増やして、このように須坂市が4億3,000万円の約半額が手元に残る、2億円以上が残るという形ですから、それと先ほどの経済部長のほうから取組も変えていくということでありますけれども、須坂市は農産物を予約制で、来年の農産物でいいから、予約するから寄附をするという、ということは通年寄附できるということだそうです。当市はもう写真を見ても時期が来るとクローズになっているんですね。ではなくて、例えばリンゴでもブドウでもいいんですけれども、農産物については何月頃収穫できるからそこでくださいということで年間受付すれば、また寄附額の増にも寄与するんではないかと思います。 ちょっと戻ってしまうんですけれども、飯山市とか伊那市などは、一時削除した家電製品、飯山市はパソコンとか新聞にそのように載っていますので言いますけれども、そういうものを復活して10億円以上の寄附をいただいたということでありますので、ぜひ、当市においても、一度、総務省通達の中で削除した優秀な工業製品を来年度は扱いたいというお話でありましたけれども、この復活は、ぜひ、私もお願いしたいところであります。 そのようにしてふるさと納税の寄附を今まで以上に募っていただいて、とにかく、このふるさと納税も寄附する皆さんの目線を掘り下げていかないと、ただ、中野市はこれだけですよ、こういう品もありますよではなくて、皆さんが先ほどの須坂市のように、予約サイトで増やして、予約も取れるんだよと、一年中予約できますよというような利用者目線を大事にしていただいて、今後取り組んでいただきたいと、そのように要望を申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(原澤年秋君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午後1時49分)--------------------------------------- (再開)(午後1時50分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 順位3番 公金収納のキャッシュレス化について、防災強化について、5番 塚田一夫議員。     (5番 塚田一夫君登壇) ◆5番(塚田一夫君) 5番 塚田一夫でございます。 通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。 まず1項目めの公金収納のキャッシュレス化についてをお伺いします。 皆さん、ご承知のように、キャッシュレス決済とは紙幣、硬貨といった現金を使わず、最近話題となっているアプリやQRコードを使ったスマートフォン決済をはじめ、クレジットカードや電子マネー、口座振替を利用する決済方法のことでありますが、今回はこの中でも納税者等におけるスマートフォン決済対応についてお聞きします。 昨今、本市の大多数を占める中小企業、小規模企業の多くは、人手不足の深刻化や労働生産性の伸び悩み、さらには後継者不足などで厳しい環境にあり、様々な問題を抱えております。こうした中にあって、年間約1兆円とも言われている我が国の現金決済インフラにおける維持コストの削減にもつながることが期待されるキャッシュレス決済の導入は、特に、小売業や飲食店など小規模事業者にとって、大変メリットがあるものと思われます。 しかしながら、2018年4月に国が公表したキャッシュレス・ビジョンによると、2015年の世界各国のキャッシュレス決済比率は、韓国が89.1%、中国が60%、アメリカが45%であったのに対して、日本は18.4%と、世界的な規模でキャッシュレスが進んでいる流れから取り残され、キャッシュレス後進国と言われることがあります。こうしたことから、国においては、大阪・関西万博が開催される2025年までに、キャッシュレス化決済比率を40%にする目標を掲げ、将来的には世界水準の80%まで引き上げることとしており、キャッシュレス決済導入を推進しているところでございます。 昨年の2019年10月から施行された消費税増税に伴う需要平準化対策とともに、キャッシュレス導入促進を目的としたポイント還元付与や端末機導入補助、さらには決済手数料補助などをメインとするキャッシュレス・消費者還元事業を強力に推し進めているところであります。このようにキャッシュレス導入が加速する波が生まれている中で、本市もスマホ決済事業者の営業力と、それぞれの小売業、飲食業、サービス業さん等の意識の高さから、導入された企業さんも多くおられます。買物や食事、移動など生活のあらゆる場面で、電子決済が浸透してきている中で、本市におきましては、まだ公金収納におけるキャッシュレス化が整備されておりません。 全国の導入例を見ますと、これは一つのスマホ決済事業者の数字ですが、本年、2020年1月時点で、水道局を含む307の地方公共団体、そして19の電力・ガス事業者が、公共料金の支払いに対応しております。取扱いの内容はそれぞれの自治体によって違いますが、主なものは、市・県民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税、上下水道料などに対応しております。 県内におきましては、岡谷市、茅野市、軽井沢町が導入済みでございますが、本日の地元地方紙には、本年4月より諏訪市と下諏訪町も導入予定との記事が掲載されておりました。また、長野県においても、本年4月より自動車税の納付にスマホ決済を導入する予定とのことです。 スマホ決済は何が便利かと申しますと、市、あるいは県からの納税通知書を金融機関あるいはコンビニエンスストアに行くことなく、その通知書に印字されたバーコードをスマートフォンで読み込むことによって、金額が表示され、その場で決済ができることです。この窓口に出向く時間を省けること、そして支払いのための現金準備の手間も省けるため、払い忘れの防止にも役立ち、より納付者にとって利便性が増し、収納率向上に寄与するものと確信いたします。 数十年前には金融機関を挙げて市・県民税などの口座振替運動を展開しましたが、数年前からはコンビニ決済が増加傾向と伺っております。そして現在は、スマートフォンの普及とキャッシュレス化の進展により、公金の納付環境も、生活様式の変換や時代の流れに対応していかなければならないと考えます。多様な納付環境を整備することにより、納付率をアップさせることができるのではないかと推察いたしますが、このキャッシュレス決済事業、特にスマホ決済について、今後施策を展開される予定はあるのでしょうか、お伺いします。 次に、手数料の支払いにおけるスマホ決済対応についてお聞きします。 現在、庁内の窓口において、各種証明書等の発行手数料は、現金だけの対応かと思われますが、QRコードを利用してのスマホ決済対応についてのお考えはありませんでしょうか、お伺いします。 次に、2項目めの防災強化についてをお伺いします。 先日、地元地方紙に、昨年10月の台風第19号豪雨災害から4か月となるのを機に、県内77市町村長を対象にした同災害からの復旧・復興に向けて直面している課題と、同災害をきっかけにして「着手したか」「着手を予定・前向きに検討している」の今後の対策を尋ねたアンケート調査についての結果が載っておりました。回答を見ると、被害が大きかった千曲川流域の東北信地方に限らず、中南信地方の自治体でも、今回の災害の教訓を生かし、積極的に対応しようとしている動きが見て取れました。 同災害からの復旧・復興に向けて直面している課題については、何項目かの設問がある中で、ほとんどの市町村で、「河川や道路インフラの復旧」「農業関連インフラの復旧」を挙げておりましたが、今回は技術職員の不足についてお聞きします。中野市も同項目を挙げておりましたが、現在、技師と呼ばれる技術職員さんは何人いらっしゃるのでしょうか。また、同職員の不足に対しての対応策は何かお考えでしょうか。 次に、同災害をきっかけにして「着手をした」か、「着手を予定・前向きに検討している」の今後の対策についてお伺います。 中野市は「指定避難所の見直し」をはじめ、「ハザードマップの見直し」「災害時の職員体制、運用の見直し」などは着手済みとなっており、防災対策を加速されているものと評価させていただいておりますが、「避難勧告・避難指示などのタイミング」についてと、「住民、自治組織との連携強化」については、着手予定・検討となっております。この2項目についても非常に重要な課題と考えますが、それぞれの具体的な実施事項について、今後のお考えをお聞かせください。 最後に、「避難勧告・避難指示などの伝達方法の見直し」についてお伺いします。中野市は、この項目が空欄となっておりましたが、緊急時には現在の状況、そしてこれからの予想、あるいは身の処し方などを考えるには、とにかく情報を得たいと思うものだと推察いたします。したがって、緊急時の伝達方法につきましては、準備万端に整え、いかなる災害時にも対応ができるようにしておかなければなりません。特に防災行政無線、音声告知放送の放送内容と広報の対象エリアについては、早急な対策と検討の余地があるものと考えますが、いかがでしょうか。 以上、市の見解をお聞きしまして、最初の質問とさせていただきます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで10分間休憩いたします。 (休憩)(午後2時00分)--------------------------------------- (再開)(午後2時10分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 市長。     (市長 池田 茂君登壇) ◎市長(池田茂君) 塚田議員のご質問にお答え申し上げます。 まず1点目、公金収納のキャッシュレス化についてお答え申し上げます。 市税及び国民健康保険税などの公金収納において、スマートフォンを利用してキャッシュレス納付ができる、いわゆるスマホ決済につきましては、本市では現在、対応しておりません。納税方法につきましては、公平性の確保と納税者の利便性の観点から、納め忘れの少ない口座振替の利用を推進しているところであります。 スマホ決済につきましては、若者から中高年層まで幅広い世代での利用が見込まれるため、費用対効果等を考慮しながら、中野市公金収納推進事務担当者部会等で今後、検討をしてまいりたいと考えております。手数料等の支払におけるスマホ決済対応につきましても、納税等のスマホ決済と同様に検討してまいります。 次に、防災強化についてお答え申し上げます。 防災強化に関する県内市町村長アンケートにつきましては、令和元年東日本台風における水害の教訓を広く共有するための、新聞社からのアンケート調査に回答したものであります。 技術職員不足への対応につきましては、災害時を想定し、計画的な技術職員の採用に努めており、職員採用ポスターの作成やSNSを利用した情報発信などを行っておりますが、近年、応募者数の減少があり、採用予定人数の確保が困難な状況であります。今後も職員採用に関するPRを行い、計画的な技術職員の採用に努めてまいります。 避難勧告・指示のタイミング見直しへの対応につきましては、令和元年東日本台風による夜間瀬川の上流部の降雨により、急激な水位上昇が発生しました。現在、夜間瀬川の水位観測所は星川のみであり、さらに、琵琶池や熊ノ湯における降雨量との相関関係を予測することが難しい状況であります。同災害では平岡地区に対し、避難勧告を昨年10月12日午後8時に発令いたしましたが、その後の水位は下降していることから、夜間瀬川における発令のタイミングについて見直しの検討を行っているところであります。 住民・自治組織との連携強化の具体的な実施事項につきましては、同災害に限らず、行政の力、いわゆる公助だけでは災害時に対応することは困難であります。そのような中、住民相互の助け合いの力、いわゆる共助が大変重要であると改めて考えているところであります。かねてより、自主防災組織の組織率を高めていくことが重要であると考えており、今後も各区に対し、自主防災組織の重要性を説明してまいりたいと考えております。 また、有事の際は、各地区と行政の情報の共有が重要であることから、その在り方について検討してまいります。避難勧告・指示などの避難情報の伝達方法につきましては、現在、防災行政無線のほか、音声告知放送や、すぐメールを使用しており、同災害では消防団による広報や、緊急速報メール等も活用したところであります。 防災行政無線につきましては、屋外拡声子局ごとに放送が可能であります。 また、音声告知放送につきましては、地区単位での放送となっており、土砂災害等が関係しない区へも避難情報が放送されております。放送単位が地区ごとになっていることから、これ以上放送エリアを細分化することは困難でありますが、今後は、情報を正確にお伝えするため、該当する地区名をはっきり放送し、運用面においての改善を図ってまいります。 技術職員の人数につきましては、総務部長から答弁させます。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。     (総務部長 保科 篤君登壇) ◎総務部長(保科篤君) 技術職員の人数につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 現在、市の技術職員の人数は、管理監督職を含め、土木技師25人、建築技師5人であります。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) ありがとうございました。 それでは、継続で質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 順不同でお聞きしますが、まず、防災強化についての技術職員の不足についてに関して、お聞きをします。 ただいまご答弁ありましたように、土木技師が25名、建築技師が5名とのことでしたが、そのときの新聞の同記事に載っていた上田市の話なんですが、復旧に103人の土木技師が当たっていたが、それでも不足していたと、県内外の8つの自治体から延べ18人の派遣を受け入れて対応している状況だということでございます。しかし、それもお手伝いに来ていただく方があっても、不足しているということで、特に設計のできる技師が足りていないということでございました。 人口の割合から鑑みると、中野市においてもちょっと少なすぎるかなと、もう少し、やはり技師といわれる方がおられたほうがいいのではないかなと感じております。確かにここ数年の職員採用の状況をホームページで見ますと、先ほど市長さん、おっしゃっておられたように、応募者数自体が少なくなっているのが現状だと思います。大変厳しいことは承知しておりますが、これから職員採用のPRなどを行って、計画的な技術系職員の採用をしていただけるということでございますので、安心をしました。 特に、こういった技師の方、災害時だけではなくて、これからのまちづくりなどに関しても、そういった設計のできる技師さんというのは、本当に貴重な存在だと思いますので、これからもぜひ優秀な技師さんを採用していただきますようお願いをしたいところでございますが、それに関して、もう一度お答えいただけますでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 ただいま議員さんのほうからもお話ございましたけれども、土木技師に関しましては、ここ数年、特にここ2年、続けて採用の公募をしたわけですけれども、結果的には採用に至っていないという状況が続いております。 そのようなことで、ただいま災害の話もございましたけれども、それ以外にも土木技師、足らないということで、引き続き採用に向けて努力したいという思いでございますので、来年度に向けても、また条件等もほかの市や何かと見比べながら、考慮できるところは考慮しながら、採用に向けて努めてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) 大変心強いお話いただきまして、ありがとうございました。ぜひ、積極的な採用をよろしくお願いをいたします。 続いて、住民・自治組織との連携強化についてお伺いしますが、ただいまのお答えいただきましたように、公助だけではやはり限界があると、やはりそこは災害時に円滑に助け合いができるように、日頃からご近所さん、そしてまた地域の方々と助け合いについて備えることは重要だと考えております。 今後も、各区と自主防災組織について説明会等を開いて、説明をしていくというお考えのようでございますので、期待をしているところでございます。その際、ぜひ地元の方々の意見、例えば、この場所は水が出やすいところだとか、少量の雨でも土砂が崩れかけている場所があるとか、特に避難所に関しては、雨災害のとき、ここの場所は避難所に向かない危険な場所だとか、そういうことはやはり地元の方が一番よく把握されていると思いますので、どうかよくお話をお伺いしていただいて、柔軟な対応をとっていただければと思いますが、その辺に関してはいかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 各地区のそういう危険箇所の事前の確認等のことですけれども、当市におきましては、まなびぃ塾ですとか、あと土砂災害防災訓練などで、区のほうにお邪魔する機会がございます。そんなときに防災のいろいろな話、自主防災組織も含めてですけれども、するわけですけれども、そんな中で情報共有というか、そういったことは努めてまいりたいと思いますし、また、新たな取組としては、来年度、土砂災害防災訓練地域である科野地区ですけれども、地区防災マップ作成ということに取り組むことにしております。 これは、それぞれの地区で、その地区の人でないと分からないような、非常に細かいところの危険な箇所というのをそれぞれの皆さんが検証しながら、共通認識をしていただくというような取組なんですけれども、そんなようなこともしながら努めてまいりたいと思っています。 よろしくお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いいたします。 次に、避難勧告、避難指示などのタイミングについて、お聞きします。 先ほどお答えいただきましたように、川の水位というのは、降る場所そしてまた降雨量などによって、判断が非常に難しいものだと思います。しかし、これからまたさらに見直しの検討をされるということでございますので、よろしくお願いをいたします。 次に、避難勧告、避難指示などの伝達方式見直しについて、お聞きします。 この項目は、先ほど申しましたように、中野市は空欄となっておりましたが、緊急時には、そのとき、現在の状況、これからの予想、あるいは身の処し方などを考えると、とにかく情報を得たいはずなんですね。したがって、この項目を万全に準備し、いつでも対応ができるようにしてこなければならないことだと思っております。 昨年の台風第19号のときの中野地区の話をさせていただきますが、まず、当日16時頃です、警戒レベル3の避難準備に関しての放送、これは中野地区全域を対象に広報されました。そして、夜の9時30分に警戒レベル4の避難勧告、指示が出されました。このときは対象となった区は結局、山際の3区だけだったんです、中野地区でも。このときの放送では、その3区の区名を入れて放送をしていただきました。 それで、先ほどお話ありましたように、防災無線は区ごとに放送ができるということで、このときは3区を対象にした放送だったわけです。3区以外のほうは流れなかったと。でも、それと併せて音声告知放送でも流れたわけでございますが、これは区ごとに分かれた放送ができませんので、中野地区全域に流れたと。これは、中野地区全域に流れたことによって、3区以外の方々はこの時点で避難しなくても大丈夫だなという判断ができたわけでございます。 しかし、この3区以外の方で、音声告知放送の端末を備えていなくて、また携帯電話の中野市すぐメール、これを受信できない方々にとっては、16時の避難準備開始の広報を聞いた以降は、情報は得られていなかったんです。非常に不安な一夜を過ごされたことと想像するわけでございます。そんなことで、現在、音声告知放送の端末機の設置率というのは、何%ほどあるでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 令和2年の2月末現在での加入率で申し上げますが、53.9%であります。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) 6割弱ということですね。案外少なかったんで、ちょっと驚いていますけれども、これ、今から導入するとなると、幾らぐらいの費用がかかるものなんでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 音声端末放送の端末機につきましては、1台につきましては、無償貸与ということでございますけれども、実際、引込み工事、それから宅内配線に係る費用がかかるわけでございます。大体、おおむね引込み工事については2万5,000円、それから宅内配線についてはそれぞれのご家庭の状況がございますので、プラスアルファということでございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) ありがとうございます。 無償貸与ということは、ずっと期限なしで借りられるということでよろしいんでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) 基本的には期限なしということで使えるうちは使っていただいて、例えば、市外に転出するとか、そういったときにはお返しいただくとか、亡くなったとき、お返しいただくということでございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。
    ◆5番(塚田一夫君) ありがとうございます。 そういったことで、私も、ちょっとお金がかかるのかなと、もう少しお金がかかるのかなと思っていたわけですが、その辺がまだ理解されていない方も多くいらっしゃると思うんですね、無償で貸与されるというのが。ですから、そういったことは、こういった災害があったとき、ぜひまた、中野市の広報とかそういうところに載せていただいて、ぜひ入れていただくような情報を載せていただければと思います。 私、中野市のホームページで、独り暮らしの高齢者への補助について見てみたんですが、高齢者世帯への支援の一つに、65歳以上の独り暮らしの低所得高齢者の方に、火災報知器並びに緊急通報装置などを給付、貸与しますとありましたけれども、ちなみにこの緊急通報装置というのはどういうものなんでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(太田敦君) お答えいたします。 独り暮らし高齢者の方のお宅に緊急通報装置の本体を設置しまして、委託業者の方に緊急時に連絡することができるというものでございます。非常押ボタンを押しますと、委託業者のほうに繋がりまして、登録しています第一通報者のところにその委託会社から連絡が行って、独り暮らし高齢者の宅に向かうというようなシステムでございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) ありがとうございました。 そうすると、受けるほうでなくて、こちらから発するほうということでよろしいですね、何かあったときに。 そうしましたら、ここの支援内容に音声告知放送の端末機の設置というのを入れて、先ほど端末機は無償ということでございましたので、引込線に係る費用あるいは建物内配線に係る費用等を、補助していただくというようなことはできないものなんでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 音声告知放送の加入の関係の補助に関しましては、先ほども申しましたが、引込線工事費等を、実費をこれまでも申込みの方には負担をしていただいております。そのようなことから、公平性の観点から、それに対する補助というのを新たに行うということは考えていないということでお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) こういう話だと、すぐ公平性というような話になろうかと思いますけれども、この支援内容の火災報知器とか緊急通報装置に対する補助、これもどこかのタイミングで創設されたものだと思うんですね。結局、そうしたときには、以前の人はそれはその恩恵を受けられなかったと、それでもこういったことが導入されているわけですね。 それと同じに考えれば、今後の災害時のためにも、この機会にそういった補助制度を、ここで設けたほうがいいような気がするんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 今、情報伝達手段につきましては、いろいろと複数の手段を組み合わせるということで、情報伝達の確実性が高まるということ、それから多様化する市民ニーズに対応するということで考えておりまして、市では音声告知放送サービスに加えて、すぐメールサービスを提供しているということでございます。今後も市においては、こういった複数の手段をバランスよく組み合わせるという中で、情報伝達手段の最適化をまず図っていきたいというふうに考えております。 また、高齢者の方ですとか障がい者の方などにつきましても、その方の特性によりいろいろな情報手段というのは異なることもあろうかと思います。そんなようなことでの対応ということをまず優先させていただきたいということで、今のところはそういう補助については考えていないということで、ご理解をお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) ただいまお話ありましたように、中野市すぐメールが受信できる方でしたらいいんですが、そうでない皆さんにとってみれば、やはり音声告知放送が一番の身近な情報元だと思いますので、ぜひまた今後、検討していただけますよう、また要望させていただきますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、続きまして、納税等におけるスマートフォン決済対応について、再質問させていただきます。 先ほどのお答えは、現在、口座振替の利用を推進しているとのことで、これから費用対効果を考慮しながら、スマホ決済についても検討をしていきたいというお返事でしたが、少し、今現在の状況についてお聞きします。 まず初め、納税者が納付するに当たっての納付方法と、納付期日までに収められない場合は、その対処の仕方について、お聞かせください。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 まず、口座振替でございますけれども、残高不足により納期の期限での引落しができない場合は、おおむね12日後に再振替を行っております。それでも引落しのできない場合や口座が閉鎖された場合は現金納付と同様に納期限が過ぎているため、督促状を送付しまして、金融機関等の窓口で納付するということになります。 また、納付書による現金納付につきましては、自ら窓口へ行って納付する必要がありますが、金融機関の営業時間にとらわれない24時間納付可能なコンビニエンスストアでの納付も行い、納税者の利便性を図っているというところでございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) ありがとうございます。 未納の場合の数字など、また後ほどお聞きしたいと思いますが、先に主な税金である市・県民税、固定資産税、国民健康保険税、軽自動車税などの納付に関して、金融機関の口座振替、それと市の窓口も含む金融機関への納付、それとコンビニエンスストアへの納付、これらの昨年度の納付割合はどうなっていますでしょうか。 もし、上下水道料金も数字、併せ持ってお持ちでしたら、お願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) それでは、まず、私の関係する部分から申し上げます。 市・県民税の場合でございますが、口座振替が60.79%、金融機関窓口等が11.70%、コンビニ納付が27.51%でございます。 固定資産税の場合ですが、口座振替が74.22%、金融機関窓口等10.56%、コンビニ納付15.22%でございます。 あと、軽自動車税の場合ですが、口座振替45.91%、金融機関窓口等17.28%、コンビニ納付36.81%。 あと、国民健康保険税の割合は口座振替が57.54%、金融機関窓口等が25.27%、コンビニ納付が17.19%でございます。 ○議長(原澤年秋君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) それぞれ上下水道料金について申し上げます。 口座振替につきましては79.89%、金融機関窓口につきましては7.06%、コンビニ納付につきましては13.05%でございます。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) ありがとうございました。 お聞きするとやはり、現在は口座振替が6割から8割と多くを占めております。 しかし、軽自動車税に関しては、コンビニ納付がほかの税目に比較すると多いというような印象がございます。これは多分、軽自動車税以外の税目、そして上下水道料は世帯主さんがお支払いになるということがほとんどかと思われますが、こと軽自動車税に限っては、お子さんとかそれぞれ所有されている方が支払うということで、口座振替ではなくて手軽なコンビニ納付が多くなっているのかなというふうに思われます。これに対して、何か市のほうは分析とかはされていますか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) 細かな分析までは承知はしていないんですけれども、固定資産税の場合は、ある程度決まっているといいますか、そういったことがあるので多いのかなというふうには思いますけれども。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) それでは、続きまして金融機関の口座振替とコンビニ払い、それぞれ1件当たりの手数料と、ここ3年間におけるそれぞれの年間合計件数、年間合計金額、これを教えていただけますでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 今のご質問にお答えする前になんですけれども、先ほどの納付率の割合の関係で、軽自動車税の関係で、コンビニ納付が多いという理由については、収める回数が1回だけということが多い理由なのかなというような分析ということでございます。 それで、ただいまのご質問にお答え申し上げますけれども、手数料につきましては、口座振替の手数料はそれぞれ各銀行で若干の差異はあるんですが、1件について10円前後となっておりまして、コンビニ収納サービスの取扱い手数料につきましては1件66円というふうになっております。 ただいまの質問の市・県民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税、上下水道料金の合計としまして、ここ3年間の手数料の件数及び実績額ということで申し上げますけれども、平成28年度口座振替手数料が21万3,810件、金額が200万9,728円。コンビニ収納手数料が5万3,677件、354万3,061円。それから、平成29年度の口座振替手数料につきましては、件数が20万6,937件、額が195万606円。コンビニ収納手数料に関しましては5万4,271件の額が359万3,215円。平成30年度でございますが、口座振替手数料につきましては、件数が20万2,678件、額が191万847円。コンビニ収納手数料につきましては、件数が5万4,317件、額が358万4,531円でございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) ありがとうございました。 やはり、口座振替は若干年々減ってきている傾向で、コンビニ納付が少しずつ増えているということが分かりました。 次に、昨年度、納付期日までに納入がないために、その方に送付した督促状、これは何通ほどあるんでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 平成30年度に発送いたしました督促状でございますが、市・県民税、それから固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税、上下水道料の合計で申し上げますけれども、発送通数は2万3,544通でございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) 2万3,544通と言われましたが、これは普通に1通84円で計算してよろしいんですよね。 今ざっと84円で計算すると、百九十何万円なのかな200万円弱になろうかと思いますけれども、すごい金額なんですけれども、これで合っていますでしょうか、84円。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) 郵便料ということですが、実は、はがきなものですから、1通62円の計算ということでございます、ということでお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) はがきですか、納入用紙を送るんではなくて。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) はい、見開けるような状態になっているはがきということでお願いします。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) そうすると、ちょっと簡単に紙で計算しかできないんですけれども、130万円ぐらいになるのかな。まあまあ、これにつきましても結構いい金額だなと思います。 それとまた、2万5,000通出すというのは、金額があれなんですけれども、ここに関わる職員さん、この手間を考えると莫大な経費だと思うんですね。しかしながら、これを納めていただくには必要不可欠なことですので、やらざるを得ないことなんだと思っております。 それを考えますと、やはり1回目での収納率を増やさなければ、毎年これだけの経費がかかってしまいますので、何か対応策をお考えになったほうがいいかと思われるんですが、今までにクレジットカードをはじめ、電子決済等について検討されたことはございますでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 過去に、平成25年度になりますけれども、庁内においてクレジット納付について検討した経過がございます。そのときは、当時、取扱手数料が割高で、費用対効果から導入は困難というような結論に至った経過ということでございます。 それから、先ほどから何回か、督促状の料金の関係でご答弁をさせていただいたんですが、申し訳ございません、封書ということで80円ということでございます。 失礼いたしました。     (「税込みなんですか」と呼ぶ者あり) すみません、84円ということです。〔後刻訂正〕 失礼いたしました。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) そうすると、検討されたけれども、やはり手数料もかかりますし、クレジットカードとなると手数料がかかる、そしてまた、読み取る機械とか準備しなきゃいけないということで、最初の設置費用が高額になってしまうということで、なかなかこれは導入に踏み切れないということは想像いたします。 それでは、次にもう一つの支払方法についてお聞きをします。 これは庁内の窓口での各種手数料の支払いをQRコードを利用したスマホ決済ができないかでございますが、いわゆるQRコードを利用した支払い、これは導入費用、一切かかりませんし、QRコードが印刷された紙を窓口に置いておくだけで、それを支払う方がスマホで読み取って金額を打ち込み、支払いができるということでございます。 先ほど申しましたように、キャッシュレス化は国の政策でもありますので、その場で、そこで使い方を教えると、教示するというのも、また住民サービスの一つであろうと思います。私の周りにも使い方をよく分からないから利用していないという方も多くおられます。確かに、コンビニとかスーパーで、レジで使い方をよく理解しないで、後ろがつかえたりすること、これを嫌って利用しない方もおられます。 そういうことを考えますと、市役所の窓口、ここでは支払いするときに後ろに並ぶということもございませんし、待っている方は待合いの椅子で待っておられますので、後ろに列をつくるような心配をしないで、ゆっくりと使い方を教えてもらえるということもできると思いますので、そういったお考えで導入を検討していただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) お答えを申し上げます。 先ほど、市長答弁にもありましたように、納税等のスマホ決済と同様に、また検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 5番 塚田一夫議員。 ◆5番(塚田一夫君) ありがとうございます。 日本では、偽札の流通がほぼなくて、現金が信用されている、あるいは現金で決済が終了するので、現金の匿名性が重宝されているというような観点から、キャッシュレス化がなかなか進まないという捉え方をされておりますが、高速道路のETCあるいは都市部の電車などでは交通系ICカードを、ほとんどの方が今現在、利用している時代でございます。 スマホ決済は、利用者側からすると非常に便利ですし、ポイントも付与されるということですので、これから急速に増えていくものと思っております。そして、何より公金の収納率の向上には欠かせない納付手段となることは容易に想像できますので、どうか前向きに検討していただけますよう強く要望させていただいて終わります。 ありがとうございました。 ○議長(原澤年秋君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午後2時49分)--------------------------------------- (再開)(午後2時50分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 順位4番 新型コロナウイルス対策について、若者活躍社会について、中野市の魅力発信について、9番 芦澤孝幸議員。     (9番 芦澤孝幸君登壇) ◆9番(芦澤孝幸君) 9番 芦澤孝幸でございます。 通告に従い、順次質問させていただきます。 1点目、新型コロナウイルス対策についてであります。 ご存じのとおり、中国武漢市での肺炎の流行から始まり、日本のみならず世界各地で感染が拡大している状況にあり、国内感染者は1,000人を超え、県内でも2名〔後刻訂正〕の感染が確認されております。とにかく連日の報道等により情報量が多く、何がうそで何が本当か、何が正しく何が間違っているのか、何をしていいのかすべきでないのか、混乱しているというのが今の状況ではないでしょうか。 国が主導で行うべき対策、県が行うべき対策、そして市ができる対策、様々な考え方、方法があろうかと思いますが、まずは、市内公共施設等における対策状況についてお伺いいたします。保育園での対策はいかがでしょうか。小中学校での対策はどうでしょうか。高齢者施設等での対策はどうでしょうか。お伺いいたします。 また、日本全国、マスク、消毒液等が手に入らない状況にあることはご存じかと思いますが、それぞれの施設でのマスク、消毒液等の在庫状況はいかがでしょうか。介護施設等、ないでは済まされない施設もあろうかと思いますが、その対策についても併せてお伺いいたします。昨日の新聞では、国に743万枚のマスクの備蓄があるとの報告がございましたが、災害用の備蓄など、本市もあろうかと思います。状況が分かりましたらお聞かせください。 次に、イベント等への対応でありますが、ホームページには、4月19日の緑化苗木頒布会の中止までアップされておりました。卒園式、卒業式等、感染対策本部により2月28日付で情報をいただいておりますが、その後、イベント等の対応、検討状況をお知らせいただきたいと思います。 そして、大切なのは今後の対策についてであります。正しい情報を市民の皆さんに伝えることが何より大事だと思いますが、情報発信方法についてお考えをお伺いいたします。また、2月27日、中野市新型コロナウイルス感染症対策本部が設置されております。様々な視点から検討されていると思いますが、今後の行政がすべき対策の考えをお伺いいたします。 2点目、若者活躍社会についてお伺いいたします。 ここでは、大学との連携についてお聞きしますが、平成30年3月市議会定例会の一般質問にて質問させていただいた経緯がございますが、その際、同年4月に、長野県立大学の開校に当たり、大学との連携に、より若者の意見を取り入れ、地域づくりをしてほしいと提案させていただきました。その際の答弁では、本市が抱える社会問題やまちづくりに対し、若者目線の考えや外からの視点でのアイデアを生かしていくことは大変重要であり、本市が取り組むべき課題と大学と連携する目的を明確にする中で検討していくとの答弁をいただきました。 その後、昨年3月に、本市と県立長野大学との間で包括連携に関する協定が締結されました。大学が有する知識や人材により協力をお願いし、これからの中野市づくりのお手伝いをいただくものと考えますが、改めて、連携の目的と、締結から約1年がたちましたが、これまでの取組状況と今後の進め方をお伺いいたします。 また、大学連携の取組は、今や全国の自治体で盛んに行われておりますが、例えば、信州大学においては、2019年までに長野県を含む県内19の自治体と連携の締結を、信州大学学部間では、山ノ内町など県内10自治体との連携をしておる状況であります。中野市においては、言わずと知れた音楽のまちでもあります。芸術、文化の面からも積極的に他大学との連携を増やしていくべきと思いますが、市長の考えをお伺いいたします。 3点目、中野市の魅力発信について、ここでは、PR大使等についてお伺いいたします。 親善大使、文化大使、民間大使、観光大使、ふるさと大使、名誉大使、今や全国には数え切れないほどの何々大使が、地域の文化、交流の推進や観光振興の推進などを目的に、様々な分野で活躍しております。本市においても、2014年より麻衣さんが音楽親善アンバサダーとして、2017年には食の大使として杉浦太陽さんがPR大使として活躍いただき、イベントの際には、中野市に何度も足を運んでいただき、様々な面で本市を盛り上げる一翼を担っていただいております。先月には、グランセローズ柳沢監督が、ぽんぽこの湯の応援大使として産業公社より任命されるなど、地域の活力向上や情報発信の面からも大変意義ある手段と考えます。 そこで、現在、市内大使等の任命状況はいかがでしょうか。また、これまでの取組と成果をどのように検証されてますでしょうか。また、最近では、昨年10月に、市内在住でインフルエンサーとして活躍されている中島侑子さんが、信州なかの魅力発信スペシャルアンバサダーに任命されるなど、今後も積極的に事業拡大の意向の様子がうかがえますが、例えば、音楽大使や食の大使、バラ大使など、1人ずつでなく複数人いても面白いのではないでしょうか。今後のPR大使等の任命についてのお考えをお伺いいたします。 以上、3点、最初の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 訂正をお願いしたいと思います。 先ほど県内感染者2名と申し上げましたところ、本日、新たに1名が確認されたということでございますので、3人というふうに訂正をよろしくお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 市長。     (市長 池田 茂君登壇) ◎市長(池田茂君) 芦澤議員のご質問にお答え申し上げます。 1点目、新型コロナウイルス対策についてお答え申し上げます。 保育所での新型コロナウイルス感染症の対策につきましては、園児、職員の手洗い、うがいの徹底、手指のアルコール消毒のほか、せきエチケットの実施などを行っております。また、小まめに部屋の換気を行っているほか、複数人が集まる行事や遊びを中止または見直すなどの対策を行っております。 デイサービスセンターさくらでの新型コロナウイルス感染症の対策につきましては、厚生労働省からの社会福祉施設等における感染拡大防止のための留意点についての事務連絡に従い、利用者及び職員の発熱の有無や、健康状態等の確認を行うなど、国の指導に沿った対応を、指定管理者である中野市社会福祉協議会において実施しております。 マスク、消毒液の備蓄状況と対策につきましては、保育所は当面の間の数量は確保しておりますが、不足が生じた場合は、新型インフルエンザ等感染症対策として保管している備蓄品から補充してまいります。デイサービスセンターさくらは、当面の間のマスク、消毒液を備蓄しており、補充については、指定管理者である中野市社会福祉協議会で対応可能であるとのことであります。また、市では、感染症が流行した際の対応のため、当面の間、業務継続に当たって使用できる分のマスクと手指消毒液の備蓄をしております。 イベント等への対応につきましては、対策本部の方針に基づき、市が主催する多数の参加者が集まるイベント等は感染リスクが高いため、延期または中止を検討することとしております。中でも特に、参加者が不特定多数に及ぶイベント等については、原則、延期または中止とするほか、屋内の狭いスペースに長時間とどまるものも原則、延期または中止とし、中止の判断をしたイベント等の情報は、公式ホームページでお知らせすることとしております。なお、実施日の変更が困難なものは、参加者を極力限定するなどした上で感染症対策を徹底し、参加者への注意喚起を十分に行って開催するものとしております。 情報発信方法につきましては、公式ホームページや音声告知放送、文字放送、中野市すぐメール、SNS、広報なかのなどを活用し、感染症の予防方法や新しい情報に基づいた冷静な対応を積極的に呼びかけしております。 今後の対応につきましては、対策本部の決定に基づき、市主催のイベント等の見直しや正確な情報提供の強化、徹底のほか、市の組織における感染拡大防止対策並びに関係機関との連携強化により、一層の感染症対策の徹底を図ってまいります。 次に、若者活躍社会についてお答え申し上げます。 長野県立大学との連携の目的につきましては、相互が有する資源、研究成果等を生かし文化、産業、教育、学術等の分野における交流、連携及び協力を通じ、地域の振興及び発展、教育研究の充実並びに人材の育成に寄与することを目的に連携協定を締結したものであります。 取組状況につきましては、平成30年10月から半年間、ソーシャル・イノベーション創出センターへ職員1人を研修派遣しております。また、昨年11月と本年1月に実施した、わくわく信州なかの100人会議では、県立大学からファシリテーターの紹介をいただいたほか、当日、サポートの協力をいただいたところであります。このほか審議会等の委員を県立大学の先生にお願いしているほか、相談や情報交換などを行っております。 今後の進め方につきましては、地域の課題解決に向けた取組などを協議しながら進めてまいりたいと考えております。 他大学との連携につきましては、現在のところ予定はありませんが、必要に応じて考えてまいります。 次に、中野市の魅力発信についてお答え申し上げます。 中野市の魅力発信につきましては、本市の魅力を市内外に広くPRし、イメージアップを図るため、本市にゆかりのある方などを市の大使等に任命し、活動いただいているところであります。現在、音楽親善アンバサダーに歌手の麻衣さん、食の大使に俳優の杉浦太陽さん、バラ大使に女優の西丸優子さん、信州なかの魅力発信スペシャルアンバサダーに医師でインフルエンサーの中島侑子さんの4人の方々を任命しております。取組状況及びその成果につきましては、それぞれ多方面で活躍をいただいており、本市の認知度向上などに一定の成果があったものと考えております。 今後のPR大使等の任命につきましては、目的や時代の流れなどを見極めながら、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。それぞれの大使の任命状況、取組及び成果並びにその検証の細部につきましては、くらしと文化部長、経済部長及び建設水道部長から答弁させます。 以上、お答え申し上げました。 ○議長(原澤年秋君) 教育長。     (教育長 小嶋隆徳君登壇) ◎教育長(小嶋隆徳君) ただいまの芦澤議員のご質問にお答え申し上げます。 はじめに、新型コロナウイルス対策についてでございます。 小中学校での新型コロナウイルス対策につきましては、臨時休業前は国や県からの通知に基づき、手洗いやせきエチケットなどの基本的な感染症対策を徹底してまいりました。 マスク、消毒液等の備蓄状況につきましては、学校では児童・生徒及び教職員が着用するマスクについて、各自で用意をお願いしておりますが、学校での備蓄につきましては、風邪症状があったり、あるいはマスクの着用が必要な教育活動の際に、持参しなかった児童・生徒用として予備的に備えており、当面の数量は確保できております。また、消毒液につきましては、実情に応じ、今回の新型コロナウイルス対策にかかわらず学校ごとに購入しておりますが、当面の間の使用分は確保できております。 学校における節目の大きなイベントである卒業式につきましては、現段階では、参集範囲の縮小と式典全体の時間を短縮し、参加者全員にマスクの着用を義務付けるとともに、会場入り口等にアルコール消毒液を設置するなど、感染予防対策をした上で実施をする予定であります。 なお、入学式につきましては、国・県等の方針や本市の状況を踏まえ、適切な時期に判断をしてまいりたいと考えております。 現在、市内の全小中学校では、国の要請を受け、3月2日から春季休業開始までの間、臨時休業としておりますが、学校の再開後も引き続き、感染症対策に万全を期してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。     (くらしと文化部長 小橋善行君登壇) ◎くらしと文化部長(小橋善行君) 音楽親善アンバサダーの任命状況、取組及び成果並びにその検証の細部につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 音楽親善アンバサダーにつきましては、本市にゆかりのある童謡、唱歌をはじめとする音楽の魅力を市内外に情報発信し、本市を広くPRするとともに本市のイメージアップを図るため、平成26年6月に歌手の麻衣さんを任命しております。中野市イメージソング「空みあげて」の作詞や、「信州なかの音楽祭」でのコンサート、市内の小学生を対象にしたアウトリーチ活動、テレビやラジオ番組への出演のほか、神宮球場で開催された「信州中野ナイター」への出演など、多方面で活動していただいております。 特に、中野市イメージソング「空みあげて」につきましては、市内小学校や合唱団などでも広く歌われており、さらには、麻衣さんの海外公演において、アンコールの中で披露していただくなど、市内外に本市と音楽のすばらしさを広く伝えていただいているところであります。県外からも、合唱したいので楽譜が欲しいといった問い合わせもいただいております。また、市内の小学生を対象にしたアウトリーチ活動、麻衣先生の特別授業は、未来を担う子供たちに音楽の楽しさやすばらしさを感じてもらう機会を提供するもので、プロの音楽家から子供の頃の様子や現在の活動を聞くことにより、夢や希望に向かい努力をする大切さを学ぶよい機会ともなっており、子供たちや学校関係者からも大変好評をいただいております。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。     (経済部長 宮本浩明君登壇) ◎経済部長(宮本浩明君) 食の大使及び信州なかの魅力発信スペシャルアンバサダーの任命状況、取組及び成果並びにその検証の細部につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 食の大使につきましては、平成29年2月から俳優の杉浦太陽さんを任命し、本市が誇る高品質で豊富な農産物を全国に紹介いただいております。本市の知名度向上のため市内の園地等を訪問し、各種農産物の生産状況や生産者の農業に対する思いを発信されているほか、きのこマイスターの資格を取得され、キノコの消費拡大に関する取組を実施いただいております。 また、各種団体が主催するイベントやテレビ、ラジオ番組への出演に合わせ、杉浦さん自身のブログで市内産農産物を紹介いただき、本市の魅力を広くPRしていただいております。食の大使を通して発信した情報が、各種メディアの注目を集めた結果、農産物をテーマとした番組取材が増加したことに加え、全国放送でも市内農産物が登場するなど、市の知名度向上に寄与しているものと考えております。 次に、信州なかの魅力発信スペシャルアンバサダーにつきましては、本市の認知度の向上及び魅力発信を図ることを目的として、市内在住の医師でインフルエンサーである中島侑子さんを、令和元年10月から3年間の任期で任命しております。中島さんのインスタグラムによる本市の魅力発信のほか、先月出版された書籍にも、本市の名称を多数掲載いただきました。 現在、中島さんを核とした信州なかの魅力発信アンバサダープロジェクトを進めており、県外在住の11名を含む25人がアンバサダーとして活動する中で、本市にこれまでご縁がなかった方がアンバサダーとして本市を訪れ、情報発信において強力な仲間になっていただいております。アンバサダーの皆様が、養成講座を通じて、それぞれのSNSフォロワーがどの程度増加し情報発信力が向上したのかを、今後検証してまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 建設水道部長。     (建設水道部長 上野慎一君登壇) ◎建設水道部長(上野慎一君) バラ大使の任命状況、取組及び成果並びにその検証の細部につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 バラ大使は、平成20年5月から、本市出身の女優西丸優子さんに委嘱しております。バラ大使の活動には、本市のバラの広報、宣伝活動があり、メディア等を通じて広く本市のバラを発信していただいております。また、「信州なかのバラまつり」の広報、PRのほか、市の企画イベント等にも参加していただいております。バラ大使は委嘱から10年を経過し、本市にゆかりの深いバラ大使として定着しており、バラのPRに多大な貢献をしていただいていると感じております。 以上でございます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) ここで10分間休憩いたします。 (休憩)(午後3時13分)--------------------------------------- (再開)(午後3時26分) ○議長(原澤年秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) それでは、以降継続でよろしくお願いいたします。 先に若者活躍社会についてからお聞きしたいと思うのですけれども、県立大学との連携提携をされ、1年たつわけでありますけれども、1点ちょっとお聞きしたいのですけれども、まず、締結の際に、私もどんなことを話したのかなという、ちょっとネットで見てみますと、県立大学の教授が、農家や食品関連企業と連携し、農業食品分野にAIやICTを導入するフードテックの実現を図りたいというふうにおっしゃっておったというような記事が載っていました。 このうちの1点、フードテックの実現を図りたい、そのことについては、現在、市とは何か協議されておりますでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 市長。 ◎市長(池田茂君) あの時点では、フードテックということで、大きな意味での6次産業みたいな形でお話を頂きました。その後、実は県立大学の安藤理事長のご紹介でもって、大手の通信会社で、そのAI等、中野市で展開する余地があるかどうかということで入っていただいた経過がございます。現在もJA等にご紹介して、その流れは続いていると思います。 それに加えまして、その折、フードテックという話だったのですが、現在、今進めております、これまで農業経営塾を展開していたのですが、これをさらに機能強化をするという意味で、インキュベーション的なものに仕立て上げていこうという、今、もくろみで、これから動くわけですけれども、その中で基本的にはまたフードテックにつながるような、大学連携等々の取組を1つの項目として入れ込んでいくというようなことも、現在、頭の中で考えております。これにつきましては、来年度の中で検討を加えて、再来年度に向けて、実施に向けて準備を進めたいというふうに考えておる次第です。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 AI、ICT等はこれからの時代の先端の農業であります。ぜひともいい方向で展開を期待しております。 また、先ほどの連携の中で、職員を1名、県立大学のほうに派遣されている。また、最近では、わくわく100人会議等に学生も出席いただいて会議を開いている状況等をお聞きしますけれども、これは昨年の11月に行われて、私も参加したかったのですけれども、ちょっと都合が悪く出席できなくて、ホームページ等で見ますと、どんなことをやったのかというようなことが詳細に載っておりました。 ちなみに、このわくわく100人会議の中で、県立大学の学生さんは何名ぐらい出席されたのでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) ただいま、ちょっと資料がございませんので、また後ほどお答えしたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。後ほどお願いいたします。 第1回のわくわく会議でありましたということは、当然、これから第2回会議等があると思います。その1回目の会議の中でいろいろな意見があったのは、私もホームページを見ておりますけれども、本当にあらゆる方面から中野市を盛り上げるための施策ですとか、こうであったらいいのかなというような提案があったように思います。 でありますけれども、ちょっとこの間、私、実は須坂市のほうで、先月の2月8日なのですけれども、蔵の町並みキャンパス成果発表会というものが須坂市で開かれておりまして、興味があったのでちょっと参加してきたのですけれども、それもやはり大学連携との成果発表ということで、どんなことを話されるのかなというふうに行って拝見してきましたが、実はその蔵の町並みキャンパスの成果というのは、蔵の町並みキャンパスという事業が、こちら平成17年に設置されたそこからもう既に始まって、現在に至っているようであります。 毎年、成果発表会がありまして、行ってみますと、清泉女学院大学、県立大学、信州大学教育学部、信州大学工学部建築学科、文化学園大学や東京工科大学、こういった大学の生徒さんが、それぞれ須坂市に足を運んで、蔵の町並みづくりにどんなふうであったらいいのかということを、毎年足を運んで、実際に歩いてみて、例えばこの空き家だったらこういうふうにしたほうがいいのかとか、いろいろな展開をされている報告会で大変びっくりしました。 また、例えば、これから須坂としては、空き家をリノベーションして地元の高校生に使っていただき、須坂の町について話していただく場にするとか、そこに大学生も一緒に入って、ぜひやっていただきたいというような提案も須坂市もされておりました。このキャンパスですけれども、行政だけでなく、地元の企業も入っておりましたし、まちづくり団体、市民の方も一緒に入っていろいろとなされているようでして、実際、そこで成果発表後は何らかの形で、これはいいなと思ったら、実際にその市内の企業等が出資しまして、それを実現しているようなことも実際起こっているそうです。 中野市におきましては、今お聞きしますと、まだ今の段階では、学生を入れてこれからの中野市づくりにというようなことではありますけれども、私もこの1年間見ていまして、実際にこう本当に学生たちのやったことをこれから実現してくれるのかな、市は予算を立てて実際に本当にやってくれるのかなというように思いましたし、そういうことがないと、学生にとってもただの話合いで終わってしまっては、当然、今後の事業展開にもつながらないわけなのですけれども、そこら辺、実際、中野市としても、今回のわくわく会議もそうです、大学と一緒になって、新たな実践的にこれに取り組むというような形が見えていましたら、伝えていただけたらと思います。 ○議長(原澤年秋君) 市長。 ◎市長(池田茂君) お答え申し上げます。 まず、芦澤議員おっしゃるとおり、いろいろ考えるだけで、これまでいろいろアイデアがそのまま消えていくという、消えていくという表現はちょっとあれですけれども、実行に移されなかったという点が多々あったかと思います。 この100人会議でも、私のほうで冒頭、会議のスタートに当たりまして皆様にお願いしたことは、ハードを考えるよりも、まず都市の機能を考えてくださいということで、たしかお話を申し上げたかと思います。そういったアイデアを生かす場というものは、そこでも皆様にお約束申し上げましたけれども、これからの都市、まちづくりの中に十分に取り入れていくという思いは強く持っておりまして、そんな意味でも具体的な提携につきましてはこれから進めてまいりたいと思います。 それから、これは蛇足ですけれども、付け加えますが、私宛てに直接、中野市の高校出身の学生さんで県立大学に入学された学生から、とにかくまちづくりに一生懸命協力したいということでメールを頂戴しています。そんな意味で、こういったいろいろな活動を展開しているということを知っていただくこと、また、参加していただくこと、具体的に力を出していただくこと、その場を設けることがこれからまた重要になってくるかと思いますが、先ほど申し上げましたこれからのインキュベーション構想等々につきましても、そういった方々に参加を促していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) 先ほど、答弁漏れであった点につきまして、ご答弁させていただきたいと思います。 わくわく信州なかの100人会議の長野県立大学学生の参加人数でございますが、4人ということでございます。お願いします。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) ありがとうございます。 今回、私も須坂のその発表を聞いて大変驚いたのは、例えば建築学科の学生ですと、町並みを実際こう小さな模型にして展示してあるのですけれども、それが学生レベルの模型ではなく、本当にプロレベルのすばらしい模型で、実際、蔵づくりの町並み等を再現したり、びっくりするほど、学生たちはここまでやるのかというふうに驚かされました。ぜひ中野市としても、いろいろな面でこれからまだまだ大学と連携余地があると思います。 実際、これからもっと発展に向けて努力いただきたいと思いますが、また、1点、他大学との連携についてでありますけれども、先ほども予定は今のところないというような答弁を頂きましたが、私が思うに、ぜひお願いしたいというか、こことはどうかという思いがあるのですけれども、例えば国立音大ですね。何といっても、国立音大の学長が中野市出身の武田学長ということで、音楽祭のときにも実際に足を運んでいただき、子供たち等にも学長自ら指導いただいているような流れもあります。 ちょっと国立音大のホームページで見てみますと、たしか立川市にあったかと思うのですけれども、実際、立川市とも大学との連携協定を結んでいるということで、国立音大もそうですけれども、大学としてもいろいろな地域とのこれからも連携提携をしていきたいという流れがあるようでございます。せっかくのつながりであります。例えば、学生が夏場の長期の休みに中野に来て合宿していただいて、そこに子供たちも一緒に参加してとか、いろいろな流れが考えられる、展開が考えられると思います。積極的に横のつながりを深めていただき、検討していただきたい。 また、信大などもそうですけれども、信大に関しましては、前回の平成30年3月の答弁の中にも、市長答弁の中に、信大も考えているというような言葉もありました。先ほど、壇上でも申し上げましたとおり、信大は県内19の自治体と締結している、その中に中野は入っていないわけですけれども、今後、中野市づくり、いろいろな面で中野市をよくするために、若者の意見を取り入れていくという観点からも、積極的にこの他大学とも連携を図っていただきたい。そのように要望、お願いいたします。 続きまして、中野市魅力発信についてでありますけれども、先ほどもいろいろな大使があるということを述べさせていただきました。今、4名ほど、中野市としては、大使というか親善、いろいろな形で任命されております。杉浦太陽さんなんかは、本当に大変多く中野市に足を運んでいただき、活躍している場にも私も参加させていただきましたし、大勢の市民の皆様も参加されて楽しんでおります。また、麻衣さんにおきましても、本当にいろいろな面で中野市に足を運んでいただき、実際、子供たちにも音楽指導等、いろいろな面で貢献いただいているような現実があります。 壇上でも申しましたけれども、例えば1人じゃなく2人でもいいのではないかというようなことを述べさせていただきました。例えば「バラまつり」ですと、最近ご存じのとおり、来場者も年々右肩下がりで下がっている状況の中で、現在バラ大使を西丸さんに務めていただいておりますけれども、例えば女優つながりでいうならば、中野市出身の滝沢沙織さんなんかも大変今テレビ等でも活躍されています。そんな方にも一緒になってバラの大使に任命したらどうかなと思いますし、また、その横のつながりを考えますと、例えば杉浦太陽さんの場合は、なっていただいたら実はマネージャーが中野市の高校出身だったですとか、当然ご存じだと思いますけれども、奥さんのほうも大変有名で、もしお二人が中野市に来て、例えば講演していただいたら、多分いっぱいになるぐらいの方が絶対関心を持たれるのかなと思います。 そんな点もぜひ考えていただきたいですけれども、一番今回申し上げたかったのは、麻衣さんの関係で、久石譲さんがお父さんでございます。中野市出身であるということで、前からもいろいろな話は出ているのですけれども、久石譲さんに関しましては、長野市芸術館の芸術監督というものを5年半務められた経緯があります。芸術館開館前、2年半前から務めていただき、昨年の3月にその芸術監督を退任されたというような記事が載っておりましたが、ということは、例えば中野市、これから市民会館、どんな形で最終的になるか、まだはっきりしませんけれども、新しくリノベーションし建てられます。これは、麻衣さんと一緒になって久石譲さんにも中野市の芸術を盛り上げていただくという意味でも、今までの経緯もあろうかと思いますが、お声がけして、ぜひとも一緒になって盛り上げていただきたいなというふうに私は思うのですけれども、その辺の考えは、市長、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) お答えいたします。 久石譲さんでございますが、大変有名な方でお忙しい方でございますが、おっしゃられるように本市出身でありまして、また、娘の麻衣さん、音楽親善アンバサダーというふうに任命しておりますので、近隣にコンサートでお見えになったときに、理事者等も伺って楽屋に顔を出したりですとか、また、久石さん、麻衣さんの所属の事務所の方とも何度となく打合せをして連絡を密にしております。また、市民会館のリノベーションに関しましても、何らか関わりを持っていただくようなことで、関わりを模索しているところでございます。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 これは本当に、もちろん予算もありますし、タイミングというものもあると思います。ぜひとも何かの機会で、何かの機会といいますと、これからやっぱり市民会館等があると思います。これも一つのタイミングかなと考えておりますし、そういった麻衣さんとのつながりもある中で、検討しておられるということでございますので、ぜひとも何とか考えていただきたいなと思います。 また、大使としましては、ちょっと私もいろいろとネットで検索していますと、中野市出身の有名な方としますと、気象予報士さんですとか、ビーチバレーで活躍されている方、バレーボール、また宝塚ですとか、本当に有名な方が中野市出身の方で、知らないところで活躍されている方も大変多いです。いろいろな形、どんな形でも構わないですので、ぜひ、例えば何とか大使等々で、ぜひとも活躍いただきたいなという、そういうふうに思います。ぜひとも積極的に展開を図っていただきたいと思います。 それで、変わりまして、新型コロナウイルス対策についてお聞きしたいと思いますが、先ほども私も壇上でも県内2人と申し上げたところ、3人だったと。今日の午前中、来る前はまだ2人だったと思います。1人増えるということで、本当に日々状況が変わっております。この通告したときも、もう2月28日ですので、それからもう1週間ぐらいたつ中で、当然毎日のように状況が変化しております。今、質問をちょっとさせていただきますけれども、私も何かいろいろと混乱していまして、通告したか、していないか、いろいろとありますけれども、もし通告していなければ止めていただきたいと思います。 ということで、先ほどいろいろと答弁いただきました。まず、何といいましてもマスクの状況でありますけれども、先ほど答弁いただく中で、どの施設も今のところ在庫に問題はないというような答弁をいただきまして、ほっとしております。でも、例えば保育園等におきまして、その職員の方や子供たちにマスクがない場合は、市で備蓄しているマスク等を配布する、放出していくという答弁がありましたが、どうでしょう、市にはどのくらい今マスク、消毒液等の保存があるのか。例えば何日分でも構わないですけれども、そういった状況が分かりましたらお知らせいただきたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(太田敦君) お答えいたします。 対策本部を設置しておりまして、対策本部の中で職員ですが、感染した場合、重篤な症状になりやすい方を対象に相談等に応じている職員、いわゆる高齢者ですとか、子供たちの相談に応じる職員とか、あと、不特定多数の方の窓口相談に従事する職員、いわゆる市民課の窓口の職員ですとか、その方に、職員自身から市民の方にうつしてはいけないということで、備蓄したマスクを配って着用をさせることとしております。 その分を差し引きまして、現在、健康づくり課のほうで備蓄しておりますマスクの枚数ですが、現時点で5万300枚でございます。手指消毒液につきましては、5リッターのものが34個でございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) ありがとうございます。 5万300枚ほど、健康づくり課のほうで備蓄というような話がありましたけれども、ほかの課、市全体で、例えば災害用にとかという、そういったマスクの備蓄はどうでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(太田敦君) お答えいたします。 実は、健康づくり課で備蓄をしておりますのは、市で備蓄をしているのと同じことでありまして、中野市新型インフルエンザ等対策行動計画ということで、新型インフルエンザが流行しそうであった平成26年のときにこの行動計画はつくりましたが、その方針に基づきまして、備蓄を始めたというものでございます。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 備蓄の量は分かりましたし、今現在、いろいろな施設においては問題なく対応できているという話をお聞きしましてほっとしておりますけれども、実際、このコロナウイルスの状況がいつまで続くか分からない、先が見えないという中で、昨日等も国のほうでもいろいろな対策を講じる中で、マスク、消毒液の対応をされているように思いますが、今後の長い先を考えますと、市としては、これから、それがなくなった場合には、すぐに入ってくるような段取り、その対処法はどのように考えていますでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(太田敦君) お答えいたします。 国のほうでもマスクを増産するよう指示をしているという話もございます。また、昨日、安倍首相が、保育所や介護施設、障がい者施設などで働く職員に対しまして、布製マスクを少なくとも1枚は行き渡るように配布するというような報道もございます。いつまでこの状況が続くか分かりませんが、なるべく大切に使っていければと考えております。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 実際、市内でも当然マスクに関しましてはどこも売り切れ状態が続いております。例えば、トイレットペーパーですと、デマの報道だったということで、恐らくこれから落ち着いてくるのだろうと思います。私も昨日行きましたら、昨日はトイレットペーパー等、ある程度、お店には並んでいたように思いますし、これから収束するのかなというふうに思います。また、当然いろいろなことを考える中で、しっかりとマスク、そういった備品確保には慎重に情報を集めまして対応していただきたい、そのように思います。 次に、保育園の対応について若干お聞きしたいと思いますが、昨日も私、この一般質問を市立図書館で原稿を書いておったわけなのですけれども、そうしましたら、入り口で若いお母さんが保育園児のちっちゃい女の子を連れてくる中で、図書館に入るときに消毒液で手を消毒するわけですけれども、ちっちゃい女の子が、もう私、さんざだから嫌だというふうに言って、泣いて駄々をこねていたのですけれども、それくらい本当にどこの施設に入るときでもそういった消毒液がありますし、多分、お母さんも心配して、入るたびに小さい子供にも消毒液で手を消毒されているのかなというような様子はうかがえます。当然、子供にとっては、保育園でもそういった対応をされていることから、もう本当に手が荒れるくらい多分消毒しているのではないかと思いますけれども、そういった保護者の方からすると、やはりそういった点も大変不安に感じておられるのだなとつくづく感じました。 保育園に関してですけれども、今回、国の方針で3月2日から学校が一斉休校という要請がなされ、全国どこを見ても本当に対処に困っている状況がうかがえるわけであります。保育園においては、そういった一斉休園の要請はなかったということで、またいろいろと話題になっておりますけれども、そこで問題が出てきたのが、例えば保育士さんのお子さんが、小学生、中学生だった場合、自分の子供がうちにいる、私は保育園に出勤しなければいけないというような中で、全国的には保育士さんもお休みされる方が出てきているという状況もニュースで流れておりましたが、中野市ではどんな状況でしょうか。
    ○議長(原澤年秋君) 子ども部長。 ◎子ども部長(月岡篤志君) 全国的にはそういうニュースもお聞きしておりますが、各保育園の中ではそういう、保育園についてはぜひやってほしいという、そういう社会的要請を受けておりますので、職員が日々雇用という言い方をしてはあれなのですが、そういう方の協力も得ながらみんなで対応しておりますので、今のところそういう不足するような状況にはなってございません。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) ほっとしました。 それで、全国的にそういう状況である中で、いろいろな自治体によっては、保育園児の保護者に対しても、できれば保育園に来るのを自粛していただきたいという要請を出している自治体もあるというふうにお聞きしました。今日の地元紙を見ましたら、県知事名で、家で見られる家庭は登園をお考えくださいとした文書が保護者に配布されているというような記事が載っておりましたが、こういった状況で間違いないでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 子ども部長。 ◎子ども部長(月岡篤志君) 県知事から保護者宛てのこういう要請をしていただきたいということで頂きましたので、各保護者に届くように配布させていただいております。今の状況からすれば、知事の要請というか、お願いを見て休ませた方も若干いるみたいですし、小学校も休みなので注意をして、上の子と一緒に休ませていますという方、また、学校とか仕事が休みになったのでということで、いろいろなことで少し若干休みの方もいますが、大部分の方は通常どおり利用されている方が今は多いという状況でございます。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 市内においては、そういったことにより大きな混乱もないというような状況をお聞きしましたので、それについてもほっとしておりますが、保育園に関しては、やはり、例えば小学校や中学と比べても、大変大勢のお子さんがそれほど広くない教室と言ってはあれですけれども、狭い空間でというようなことも大変取り沙汰されております。それぞれの保育園におきましては、手洗いや換気等々、十分考慮していると思いますので、これからもそういった対応をしていただきたいなというふうに思います。 次に、小中学校の対応なのですけれども、今日来てみますと、中学校の入学式の通知が届いておりましたけれども、通常どおり行うということでございました。小学校の入学式に関してはいかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 教育次長。 ◎教育次長(花岡隆志君) 現在のところは、予定どおり行うことにしておりまして、実施の中身については、またこれからの対応になったりするということもありますし、状況の変化によっては、もしかしたら延期等を考えるところでございます。 以上であります。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 これに関しても状況の変化ということで、何があるか分かりませんけれども、その都度しっかりと対応いただきたいと思うわけであります。 また、先ほどから申し上げているとおり、小中学校におきましては、3月2日から全国一斉の休校というような要請の中で、本当にいろいろな対応をされて混乱している状況があるかと思います。記事によりますと、県内公立学校648校が休校になっている状況ということもお聞きしましたが、例えば辰野町などは2日からではなく6日から休校にしたという記事が載っておりまして、その町の教育委員会の話によりますと、子供たちにとって大切な時期の時間を少しでも保証したかったから、その2日からの要請じゃなくて6日からにしたというような記事が載っておりました。 あと、全国でも8府県399校が休校措置を取りやめたという記事もありました。これに関して、例えばテレビ報道では金沢市の市長さんが取材を受けておりまして、例えば金沢市ですと、共働き率が全国よりも高いから、こういった措置を取らないのだというように市長さんがおっしゃっていまして、それも一つの要件であると思います。 例えば、この共働き率を見ましても、中野市におきましては、政策研究所の発表では67%超えの方が共働き率があるということで、これは長野県内19市の中で中野市が一番共働き率が高い状況であります。本当に67%超えというのは大変すごい数字だと思うのですけれども、では金沢市はどのくらいなのかと見てみましたら、2017年なのですけれども54%の共働き率でありました。そのときの全国平均が48.8%ということで、中野市よりもそんな大したことないなと言ってはあれですけれども、その数字でそこまで考えられるというふうに市長さんがおっしゃっていました。 これはやはり、なかなか国の要請に対してどうのこうのじゃないですけれども、市長さんの責任においてこういった対処方法を取るということは、本当にもし何かあったら全責任が市長に来ている、そういったことを考えますと、当然なかなか踏み切れないことが多いかなと思います。そんな点、学校の休校に際して、教育長、また市長の意見がございましたらお聞きしたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 教育長。 ◎教育長(小嶋隆徳君) 今、議員さんがおっしゃったように、やはり中学生はともかく小学生、しかも低学年、1、2、3年生、中野市は大変共働きの家庭が多いということは私も十分承知はしておりました。学童保育の関係で大変いい対応をしてくださっているもので、若干こう私自身の気持ちの中で安心したという面もあるかもしれませんが、実際に休みに入りまして、各学校の声を聞きますと、特に保護者から苦情等は今のところないと。ある中学校では、PTAの理事会を開いた日に、時たま休みだと、教育委員会からこういうことが来たというようなことで、理事会に参加しているお母さん方、「仕方ないね」と、皆さん、そうおっしゃっていたというような声も私はちょっと聞いていたものですから、本当にご両親、家族のいろいろなご理解あっての今に至っているかなと、こんなふうに思っておりますが。よろしくお願いします。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) すみません、市長もできれば一言頂きたいかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 市長。 ◎市長(池田茂君) 今回の学校の一斉休業につきましては、どう考えるかということは非常に私自身も整理するのに大変だったのですけれども、基本的にはやはり感染しない、させないということ、それは命を守るということです。今回の新型コロナウイルス、報道等の情報によりますと、非常に感染率が高いということもございました。ここに来て、市の判断ではなかなかできないところ、首相の判断で党力を上げて、それがどういった科学的根拠があるかというようなことも問われていましたけれども、ここはやはり、14日間という定説に従って感染の拡大を防ぐというその施策に、私は乗るべきだろうと考えた次第です。 その上で、教育委員会等のほうで、教育長のほうでご判断をいただいて、いろいろな対応につきましてどんな支障があるかどうか検討された上で、今回こういう中野市での体制を取らさせていただいたと、そういうふうに思っておりますし、また、先ほどお話ししました共働きの家庭が19市中第1位であるという前提で、実際、本当にそういったお子さんをお持ちのご家庭で不都合はないだろうかということは、相当心配させていただきまして、いろいろ情報をもらいながらこれに対処していこうということで、今回入ったわけでございます。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 本当に今回のウイルスに関しましては、今まで想定しなかった出来事、事態でありますので、それによって市がどのように対応、対処してくれるのか、当然、市民の皆さんも行政の行うことを頼りにしていられる方が多いと思います。ぜひともしっかりとした対応をお願いしたいと思います。 また、ちょっと1点お聞きしたいのですけれども、本日の地元紙におきますと、例えば休校することによって、小学校の低学年、1、2年のお子さんを学校のほうで受け入れて、例えば佐久市のように居場所を提供ということがスタートしたそうであります。おうちで面倒を見られないお子さんに関しては、学校のほうで自習ですとか、そういう形で受け入れて、開放するというような動きも出ているそうですけれども、先ほどの教育長の答弁では、そういうことをしなくても中野市は大丈夫だよと思っていてもよろしいでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 教育長。 ◎教育長(小嶋隆徳君) 今の段階では、今、議員さんがおっしゃったとおりで、私もそう考えております。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 それでは、次に移りたいと思いますけれども、高齢者施設です。先ほども、高齢者施設に関しては、マスク、消毒等、まだ備蓄があるから、在庫があるので大丈夫というような情報をお聞きしました。これは、恐らく中野市においては、例えばデイサービスですと、さくらを管理しているわけですけれども、ほかのデイサービスのほうは民間のほうに経営が移っております。という状況でありますけれども、市のほうは、備蓄等は大丈夫だという話がありました。ほかの施設に関しては大丈夫だというような情報は市のほうで入っていますでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(太田敦君) お答えいたします。 直接それぞれの事業者には確認はしてはございませんが、特段マスクがないとかいうような情報は入ってございません。〔後刻訂正〕 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 そういう情報がないということですけれども、市のほうでも備蓄を放出する用意があるということですので、もし何かありましたら、中野が一丸となって対応をお願いしたいと思います。 次に、イベント等への対応なのですけれども、イベントに関しましては、いろいろな面で中止、延期が出てきております。私の気にするところは、各区の対応なのですけれども、実は私の地元区でも明日、明後日ですか、新年総会みたいなものがこれからどんどん行われていくような中で、例えば明後日行われる会議では30名か40名でしょうか、小規模の会議ではありますけれども開催されます。 そういった区に対して、市のほうから、例えば自粛要請ですとか、こういうふうにしてほしいというような情報提供は区のほうに対してどのように行われていますでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) それぞれ各区の対応でございますが、区長会事務局を持っております市民協働推進室のほうからは、市の対応はこうでありますけれども、特段、自粛要請等はしてございません。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 したほうがいいのではないかと、個人的には思うのですけれども、これからでもしませんか。 ○議長(原澤年秋君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(小橋善行君) そうですね。今日も感染者が長野県内、おいでになったということもございますので、近隣の市町村の状況等々、加味しながら検討してまいりたいと思います。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 私もこの時期に区のほうで開催すると聞きしまして、区長さんに問合せしまして、「やるんですかね」と聞きましたら、「やるさ」というふうにおっしゃっていまして、なんせ区のほうはやはり懇親会も付き物でして、ご存じのとおり、中野市の場合、杯の関係もあったり、いろいろとこれから感染要因というものも多いのかなという感じがします。 また、そういった地元の区のいろいろな会議になりますと、高齢者の方も大変多く出席されるということで、いろいろな面で考えていかなければいけないのかなと思っているのですけれども、それは早急にでも、私は個人的には区のほうに積極的に、せめて、例えば消毒液を区のほうで用意してください等々の対応はしっかり情報発信していくべきであると思いますが、そこら辺もぜひとも検討をお願いしたいと思います。 最後の質問ですけれども、今回のコロナウイルスについて、何といっても懸念されることが、これからの地元の経済についてですけれども、この間もちょっと懇親会等があって行った中で、大変大きな会場の懇親会場におきましても、これから入・卒園式、卒業式等の中で歓送迎会等、本当に市内、これから大勢の方が出られてそういった会が催される予定だったのに、全てキャンセルになっている状況は恐らく市長さんもご存じだと思います。本当に大変な状況でして、例えば大きな会場ですと、50人から100人の会議が、それこそ5件、10件じゃなくてもう十数件、何十件というふうな感じでキャンセルが続いているような状況はご存じだと思います。 例えば、これはニュースでやっていたのですけれども、例えば飲食店においては、前月の売上げより10%下がったら、それに対して特別融資を市のほうで行うという自治体も出てきておるそうです。これからのことを考えますと、そういった補助、または、特別融資等も検討していかなければいけないと思うのですけれども、そこら辺の考えについては検討されておりますでしょうか。 ○議長(原澤年秋君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 商工会議所のほうへも実はその件につきまして問い合わせましたところ、このようにまだ拡大する前の回答でしたもので、今のところ支援の要請はないと。それから、営業推進課のほうに対しましても、具体的な支援要請というものは今のところ届いておりませんけれども、議員ご心配していらっしゃいますように、国・県の支援等が今後発表されるかもしれませんけれども、それらを併せまして、市でも独自の支援ができるかどうかは今後ちょっと調査をして、支援できるものがあれば検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(原澤年秋君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(太田敦君) 大変申し訳ありません。先ほど議員さんの質問の中で、介護施設のマスク等の備蓄は大丈夫かというような質問で、私、把握は現在できておりませんというお答えをしましたが、実は県からの指示で、介護施設へのマスク、消毒液の備蓄状況を今調査しているというところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 9番 芦澤孝幸議員。 ◆9番(芦澤孝幸君) 分かりました。 先ほどの経済的な面の観点から、まだましなほうとしても、恐らく今のところ、そういった話がまだ下から上がってこない状況ではあろうかと思いますが、間違いなく市内におきましてはそういった影響が出ておることは事実でありますし、これから商店の皆さんとか、今回のウイルスに関して、商店に限らず企業も、恐らくいろいろな面で心配されることが多々出てくると思います。 そんなときの対応のために、積極的に今のうちから、国の方針と一緒にというような話もありましたけれども、足並みをそろえて、また、それよりも一歩進んで、市のほうとしては対処できるような、今のうちから検討をお願いしたいと思います。 いずれにしましても、コロナウイルスに関しましては、命を守るということが大切であります。しっかりとした情報提供をいただきまして、市としてできることを全て対策としてお願いしたいことを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(原澤年秋君) 次に進みます。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(原澤年秋君) この際、総務部長から発言の申出がありますから、これを許します。 総務部長。 ◎総務部長(保科篤君) 先ほどの塚田議員の市政一般質問における平成30年度の督促状等を発送する際の郵便料につきまして、82円と申し上げるところを84円と申し上げてしまいました。訂正をお願いいたします。 ○議長(原澤年秋君) 以上のとおりでありますから、ご了承願います。--------------------------------------- ○議長(原澤年秋君) 本日の市政一般質問はこの程度にとどめ、残余は3月9日に行います。 本日はこれにて散会いたします。 (散会)(午後4時09分)...