平成22年 第1回
定例会 平成22年
小千谷市議会第1回
定例会 平成22年3月12日(金曜日) 〇
議事日程 第3号第 1
会議録署名議員の
指名第 2
市政に対する
一般質問(2人) 〇本日の
会議に付した
事件日程第 1
会議録署名議員の
指名……………………………………………………………………110
日程第 2
市政に対する
一般質問(2人) 2 番 佐 藤 隆 一 君…………………………………………………………110 1.
ごみ収集有料化について 18番 安 達 稔 君…………………………………………………………117 1.
子宮頸がん予防ワクチンの助成について ◇◇◇ 〇
出席議員(19人) 1番 風 間 健 一 君 2番 佐 藤 隆 一 君 3番 山 賀 一 雄 君 4番 宮 崎 悦 男 君 5番 田 中 淳 君 6番 吉 﨑 進 君 7番 川 上 直 栄 君 8番 柳 田 宏 光 君 9番 駒 井 冨 士 夫 君 10番 中 山 俊 雄 君 11番 本 田 剛 君 12番 久 保 田 久 栄 君 13番 風 間 順 一 君 14番 大 平 貢 君 15番 岩 渕 清 君 16番 吉 原 正 幸 君 17番 西 沢 代 三 君 18番 安 達 稔 君 19番 横 田 夘 一 君 〇
欠席議員(なし) 〇
説明のため出席した者 市 長 谷 井 靖 夫 君 副 市 長 大 塚 昇 一 君
総務課長 山 岸 明 夫 君
企画財政 山 﨑 淳 君 課 長
税務課長 金 箱 孝 司 君
市民生活 平 澤 肇 君 課 長
社会福祉 久 保 田 幾 規 君 課 長
保健福祉 大 矢 幹 雄 君 課 長
農林課長 渡 辺 靖 雄 君
商工観光 竹 田 幸 雄 君 課 長
建設課長 星 野 康 之 君
消防課長 瀬 沼 賢 一 君
会計管理 平 澤 正 弘 君 者兼
会計 課 長 教 育 長 太 田 剛 君 教 育 委 和 田 征 和 君
学校教育 課 長 教 育 委 草 野 薫 君
社会教育 課 長 教 育 委 久 保 田 三 知 男 君
社会体育 課 長
監査委員 横 山 賢 作 君 監 査 委 仲 巳 津 夫 君
事務局長 ガス水道 南 雲 信 君 局 長 〇職務のため出席した
議会事務局の
職員 議 会 新 保 賢 君
事務局長 次 長 池 正 君 副 参 事 阿 部 玲 子 君 主 査 野 口 美 奈 子 君 ◇◇◇
△午前10時00分
開議
○
議長(
風間順一君) これより本日の
会議を開きます。 ただいま
出席議員19人、
全員出席で定足数に達しております。 本日の
議事日程は、お手元に
配付のとおりであります。よって、朗読を省略いたします。 ◇◇◇
△
日程第1
会議録署名議員の
指名
○
議長(
風間順一君)
日程第1、
会議録署名議員の
指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、
議長において2番
佐藤隆一議員、10番
中山俊雄議員を
指名いたします。 〔「了承」と呼ぶ者あり〕 ◇◇◇
△
日程第2
市政に対する
一般質問(2人)
○
議長(
風間順一君)
日程第2、これより
市政に対する
一般質問を行います。
質問6番、2番
佐藤隆一議員の
質問を許します。
佐藤隆一君。 〔2番
佐藤隆一君
登壇〕
◆2番(
佐藤隆一君) 私は、さきに通告いたしました
ごみ収集有料化の件について
一般質問をさせていただきます。 市は、
平成23年度4月、来年4月でありますが、から
ごみ収集業務を
有料化するということで来年度
予算にも
関係予算を盛り込んでおりますが、その
有料化の
目的として、
ごみの
減量、あるいは
市民意識の
向上、
負担の
公平性などを挙げております。また、その
効果として、
最終処分場の
延命化、二酸化炭素の
排出削減、
収集の
効率化や
費用の
削減など、こうした
効果を挙げております。しかし、
ごみの
排出は、例えば小さな子供を抱える
家庭であるとか、あるいは疾患を抱える
高齢者といった
家庭などの特殊といいますか、
要因を除けば、大体
家族数に応じて
増加をするのではないでしょうか。今日の
大量生産、
大量消費という
社会構造そのものがそのようになっておりますから、
排出の
責任を単に
個人が悪いと
個人の
責任とするのは私は
誤りではないかというふうに思っております。 そこで、以下何点かにわたって
質問をいたしますが、
平成12年度以降、
中越大震災により
増加した時期を除いては
減少をしていると、これは1月22日の第1回の
議員協議会で報告をされておりますが、その
要因というのは一体何だったのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 それから、
2つ目は、
新潟県内は15市中、
有料化後9市で
住民意識が
向上したと、これも
議員協議会での
配付資料等に記載をしてありますけれども、
住民意識が
向上したとしています。しかし、
有料化は一時的な
削減効果はあっても、数年たつとリバウンドによってその後
増加に転ずるといった例もこれまで
有料化に踏み切った
自治体でも数多く報告されております。
有料化によって
意識が
向上したというのは、私は
誤りではないかというふうに思っておりますが、いかがでしょう。
有料化は、
排出する
市民にとってはでき得る限り経済的な
負担を
削減をしたいという、そうした動機に基づいてできるだけ
ごみを減らそうということであって、
ごみの
排出そのものを
削減しようという
意識に基づいてやっているわけではありません。そういう
意味でお
考えをお聞きしたいと思います。 それから、
3つ目でありますが、先ほども述べましたけれども、
ごみの
排出は単なる
個人の
責任ではありません。今日では、スーパー等々で買い物すれば必ず
レジ袋の中に品物を入れてくれるわけです。
マイバッグ運動が広がってはいますけれども、しかし非常に不
徹底な
現状のもとでは市が
収集用の
指定袋をつくるというのは新たな
ごみをつくり出すことにもなりかねません。
有料化を導入するためには当然その
前提となる、例えばこうした
レジ袋の
削減等々の
条件整備が当然
前提となるというふうに私は思いますが、どのようにお
考えでしょうか、その点についてお聞きしたいと思います。 それから、4点目ですが、
処理費用を
税金のみで
負担するのは
公平性に反するので
有料化にする、このことを
一つの理由に挙げております。しかし、先ほど述べたように、
乳幼児や等々いる
家庭などを除けば、
家族数にほぼ応じて
ごみというのは
排出をされるのではないかというふうに思いますが、
負担の
公平性に反するとまで言うのは余りにも
個人に
責任を押しつける
考え方ではないでしょうか、その点についてお聞きしたいと思います。 それから、5点目ですが、
環境対策という
観点から
分別と
洗浄の
徹底を通じて
市民参加を促して
リサイクルやリユースなどの再
利用を進め、
市民意識の
向上を通じて
ごみゼロを目指すということが重要ではないかというふうに思っております。市は今回の
有料化の提案に当たって、
分別はそのままで
市民意識の
向上を図るというふうにしておりますが、極めて中途半端な
施策と言わざるを得ません。なぜ
分別はそのままというふうにしたのでしょうか、その点についてお
考えをお聞きしたいと思います。 それから、6点目ですが、
有料化に伴って
ごみの
不法投棄や
分別の不
徹底が予想されますが、どのような
対策を講ずるのでしょうか。先行した
自治体の例を見ても、
有料化導入後に
不法投棄がふえたという
自治体がかなり多く見られますが、こうした点についてどのような
対策を講ずるのか、お
考えをお聞きしたいと思います。 それから、最後になりますが、一昨年以来の
経済危機のもとで、額が多いか少ないかはそれぞれの判断になるでしょうが、新たに
市民生活に
負担を強いるこうした
有料化は
市民の
理解と
協力なしに成功はしないのではないかというふうに思います。その
意味でなぜこの時期なのでしょうか、その点についてお
考えをお聞きしたいと思います。
答弁に基づきまして、自席にて再
質問をさせていただきます。
○
議長(
風間順一君)
谷井市長。 〔
市長 谷井靖夫君
登壇〕
◎
市長(
谷井靖夫君)
佐藤議員の御
質問にお答えいたします。
ごみ収集の
有料化についての第1点目、
ごみの
排出が
減少している
要因は何かについてであります。
当市の
資源、
リサイクル対象も含めた
ごみの総
排出量は、
中越大震災の影響である時期を除くとほぼ
横ばいが続いています。
ごみの
排出量を
種類別に比較しますと、燃やす
ごみが
減少、缶、瓶、ペットボトル、
容器包装プラスチックの
資源ごみが
横ばい、
埋め立てごみと
粗大ごみは
減少しています。燃やす
ごみが
減少したことは、
市内各種団体による
集団回収や
平成20年度から正式に実施した
古紙回収の
成果であると
考えられ、感謝をしております。
埋め立てごみと
粗大ごみの
減少は、
中越大震災により
耐久消費財の
一定量が新品に入れかわったこと、
家電リサイクル対象品目の拡大、
技術革新による商品の
軽薄短小化などが
考えられます。 次に第2点目、
有料化によって
住民の
意識が
向上したとするのは
誤りではないかについてであります。私どもが先行して
有料化を実施した
県内16市に対して行った調査では、回答のあった14市のうち、
有料化の後一たん
減少した
排出量がその後ふえた市は2市でした。
住民意識については詳細な解析を行っていませんので、断定はできませんが、
各市の
担当職員が実感した副
効果として、地域のコミュニティが強化された、これは
新潟市でございます。それから、
分別意識が高まった、これは
長岡市でございます。
ごみステーションがきれいになった、三条市でございますが、などが報告されております。これらのことから、
住民意識が高まったと評価すべきものと受けとめております。 次に第3点目、
有料化を導入するには
条件整備が必要ではないかについてであります。
レジ袋削減につきましては、県では昨年3月、
レジ袋削減県民運動を宣言しました。
当市においても同様の宣言をし、
市報おぢやなどで
周知を進めてまいりました。これに呼応し、
市内のスーパーマーケットなどでは
マイバッグを持参した
消費者に対し少額の割り引きを行うなど、
レジ袋の
削減に取り組んでいます。
お話によりますと、
マイバッグの
利用者は次第に多くなってきていると伺っています。
市民の
皆さんからこうした
生活習慣や
消費行動の改善を推し進め、定着していただけるように今後も
広報を進め、より多くの
市民の
皆さんに一層の御
理解と御
協力を
お願いしてまいります。 次に第4点目、
処理費用を
税金のみで
負担するのは
公平性に反するので、
有料化するというのは
誤りではないかについてであります。各
家庭でできることから
減量化に努めていただきたいと
考えておりますが、
減量に努力した人としない人の
費用負担を同じにすることは、公平とは言えないのではないかと
考えております。また、
風間健一議員への
答弁でも申し上げましたが、
市内のアパートなどに居住している方の中には
住民登録をしていない場合もあり、これらの
皆様からも
負担していただくことで
公平性の確保につながるものと
考えております。 次に第5点目、なぜ
分別はそのままとしたかについてであります。
分別の
細分化につきましては、
風間健一議員へ
答弁しておりますとおり、
費用対
効果も
考え、今後の
検討課題とさせていただきます。 次に第6点目、
不法投棄、
分別不徹底対策についてであります。
不法投棄につきましては、昨年の第2回
定例会の
一般質問で
川上議員の
質問にも
答弁しておりますが、先行して
有料化に踏み切った
県内の
各市において
増加したという事例もあり、
当市においても起こり得る
課題と認識しております。防止するには、
町内会や警察や保健所、道路や河川の
管理者などとの連携が肝要であり、小まめなパトロールを根気よく続けることや、
原因者が不明の場合は早期に撤去することが必要であります。
不法投棄も
分別の不
徹底も
モラルの欠如が根本的な
原因であり、
意識改革と
市民の
協力が不可欠であると
考えております。今後さらなる啓発を進めてまいります。 次に第7点目、なぜこの時期なのかについてであります。
ごみ処理有料化の
検討が初めて公式に
市政の
課題となったのは、
平成8年を
初年度とする第三次
小千谷市
総合開発計画であります。10年後の
平成18年を
初年度とする現在の第四次
小千谷市
総合計画にも引き継がれ、この間
検討を重ねてまいりました。昨年の1月20日に
小千谷市
環境審議会に諮問を行い、同3月26日に答申を得ましたことは、御案内のとおりでございます。その後
実施計画の策定に入り、作業が進捗したのが今ということでありまして、ほかに他意があって今の時期を選んだということではありません。
現状は、税という形で
市民が
負担をしているわけでございます。
経済不況のときこそ
ごみを
減量していただいて、
処理費用を抑制したり、施設への負荷を減らして
延命化を図っていきたいと
考えております。 一方、
経済的弱者の方々への配慮といたしまして、
生活保護世帯、3歳未満の
乳幼児のいる
世帯、
高齢者介護家族世帯など、また
町内会などが実施する
ボランティア活動に対する
軽減措置を考慮しております。いずれにいたしましても、
有料化を実施する場合には
事前に
市民の
皆様に直接十分な
説明をする機会を設けるようにいたしますので、御
理解を賜りますよう
お願いいたします。 以上であります。
◆2番(
佐藤隆一君) 今回この問題といいますか、
課題について
質問をしましたのは、私これまで何回か
一般質問をさせていただきましたが、いろんな
自治体でですね、
有料化をして
事業を進めているというのは、私も承知をしております。
質問の中にも触れましたが、今まで
小千谷市は要するに
税金、税でこの
処理業務を全部賄っていたということでありますが、その上で改めて
負担の
お願いをしてやっぱりやるんだというからには、先ほどの
質問でもふれましたけれども、
条件を
整備をした上で
お願いをするというのが、私は筋ではないかというふうに思いますが、どうも
連合審査会や
常任委員会等での質疑を行いますと、
順序がどうもその逆ではないかというふうに感じるんですね。 先ほど
レジ袋の件について、
条件整備の
一つではないかというふうに
考えて
質問をしたわけですけれども、例えば1つとして、その
レジ袋の
削減について、これ
連合審査会ですかね、
常任委員会でしたか、市のほうから例えばそうした大
規模小売店舗に話をして方策について
研究をするということもできるわけですが、たしか
課長さんの
答弁では強制はできないと、こういう
お話でした。それは確かにそのとおりだというふうに思いますけれども、しかし
事前にそうした話し合いを進めて、
条件整備をした上で改めて
市民に
お願いをするということが私は必要ではないかというふうに思うわけです。 それで、何点かちょっと
質問したいと思いますが、
一般質問で私は
家庭から出される生
ごみの
処理についてですね、現在はすべて水を切った上で燃して捨てると、埋め立てると、こういうことになっているわけです。池ケ原の
堆肥センターで、現在
学校給食センターから出される生
ごみと
畜ふんを発酵させて、
堆肥化をしております。こうしたところにその原料として使ってはどうかというような
お話をしましたけれども、
堆肥の質の問題があるからこれは難しいと、こういうことでした。しかし、例えば隣の
長岡市では、発酵させた飼料を
家畜の
えさとして例えば使うというような
方法もあるわけです。その気になれば私はやれないことではないというふうに思いますが、この点についてはどのようにお
考えなのでしょうか。
使用方法は何も
肥料用に使うというだけではないというふうに思うんですが、こうした点についてお
考えをお聞きしたいというふうに思っております。 それから、この10日の
市報でですね、私も初めて見たんですが、「
容器包装プラスチック類は
資源ごみです。みなさんのもうひと手間で
Aランクを目指しまょう」というような
広報が行われております。これはせんだって市がですね、
分別、
洗浄が不
徹底だからぜひ
市民の
皆さん協力してくださいということを市の
広報で
周知をしたんだと思いますが、その具体的な
成果なのだろうというふうに思いますが、これまで
Dランクであった
小千谷市の
プラスチック類の
ごみがですね、
Bランクに上がりましたと、こういう
広報が行われております。
市長がきのうの
答弁でもですね、
ごみの
細分化は要するに
収集業務等々の問題もあって
費用対
効果の問題もあるから、そうした
観点でただ単に細かく分ければいいというものではない、そういう言葉は使っておりませんが、
費用対
効果の
観点からやっぱり
考えていかざるを得ないというような
お話だったというふうに思います。しかし、私は最終的に
排出する
ごみを減らすためには、
基本はやっぱり
分別と
洗浄を
徹底をするということが
基本にないと、なかなか最終的な
ごみの
削減を目指すという
市民意識というのは根づいていかないのではないかというふうに
考えております。 そこで、今回のこの
容器包装プラスチック類の
ごみの件でありますが、これは市が現在の
洗浄の実態が不十分だからということで
広報を行った結果としてこうした
成果が出たということなのでしょうか。あるいは、ほかに何か特別なですね、
施策を行った結果としてこういうふうになったのですか、そこらあたりの細かい実情といいますか、経過について
お話をお聞きしたいというふうに思っております。 それからですね、先ほどお聞きしました
個人の
責任というなんですけど、要するに
連合審査会や
常任委員会、あるいは本
会議等でも、
市長の口からもたびたび
お話が出ますし、
担当課からも
お話が出ますが、
個人の
モラルの問題ということがよく
答弁として出てくるわけですよね。確かにその
モラルの悪い人も中にはいることは間違いない事実ですね。しかし、そのことだけで、そのことを放置しておいてですね、
個人が悪いんだからということで
ごみ収集処理業務を行っていたのでは、私は市の
責任というのは果たせないのではないかというふうに思っております。そういう
意味で、
条件整備という中に市はどういった問題についてお
考えなのでしょうか。あるいは、そうしたことは必要ないというふうにお
考えなのでしょうか。私は、
有料化を導入するに当たっては
条件整備が必ず必要だと思いますし、その例として先ほど
レジ袋の点についてお
考えをお聞きしたわけでありますが、
答弁の中で具体的な
条件整備が必要であるのかないのか、あるいは必要であるとすればどういった点について
条件整備が必要なのか、こうした点について触れていなかったように思いますが、その点について改めてお聞きしたいというふうに思います。
◎
市長(
谷井靖夫君)
佐藤議員の再
質問は3点あると思いますが、1点目の生
ごみにつきまして、御
質問の結論としては
家畜の
えさ等にも
利用できるのではないかというふうに、最終的な御
質問の趣旨はそういうことではないかと思うんですが、これは
堆肥につきましては先ほど
議員もおっしゃったようにですね、
家庭ごみが必ずしもいい
堆肥の材料になるかどうかわからないということもありますし、それから今
家畜の
えさにつきましてもですね、これは大変難しいことがありまして、例えば
家庭ごみの中に
つまようじが入っていたらですね、それが1本でも入っていたら
家畜の
えさには使えないというふうなこともありまして、非常に難しい問題だと思います。ただ、そうは申しましても、使える
資源はですね、再
利用することは、これは私も賛成でございます。ただ、その前にいろいろ出た生
ごみの
利用方法というのはあるんですが、それよりも以前にもっと
基本的に
家庭から出さないということが重要でございまして、今回
ごみの
有料化の
目的の
一つもそういう点にあるということをひとつ御
理解をいただきたいというふうに思います。当然今後そういう
家畜の
えさに
利用すると、あるいはもっと別のほうに
利用するということがあれば、それは今後の
課題として市も
研究をしていきたいというふうに思っております。 それから、2番目の
容器包装プラスチックの
洗浄の度合いが
Dランクから
Bランクになったのは市の
広報の結果かということでございますが、私、市の
広報をさせていただいた結果であるというふうに思っております。私、
市長といたしまして、
市民の
皆さんがやっぱりそういうことに
意識を向けていただけたということは非常にありがたいことでございますが、ただ他の
自治体では
Aランクが非常に多いそうでございまして、まだまだ
Bランクでは満足できないというふうに思いますので、今後も続けて
広報をいたしまして、
市民の
皆様に御
協力を
お願いしていきたいというふうに思っております。 それから、3番目の御
質問は、
市民の
モラルの問題だけなのかと、
条件整備は必要ではないかということでございますが、物事の
順序としまして、健全な
小千谷市というものを
考えた場合に一番の
基本になるのは、何事についても
市民の
モラルではないかと思うんですね。
モラルを抜きにして、その上でそれに市がいろいろな
施策をする、
事業をするというのは、これは私は間違いだというふうに思っています。やはり
モラルが
基本でございます。ただ、
モラルだけでカバーし切れないところもございますので、それを補完する
意味で市がいろいろな
条件整備をするということは必要であると思います。個々にこういうことをやれということは、この場で私細かいことは申し上げませんが、先ほど例に出ておりますように、
レジ袋でございますが、これは
小千谷市の全商店がこれに賛同していただければありがたいと思いますが、一番
効果のある、一番たくさん
レジ袋を使っている
大型店に対しましてまず御
協力を
お願いすると、今後これを徐々に広げていくということはしなければいけないというふうに思っております。 以上であります。
◆2番(
佐藤隆一君) ちょっとわかったようなわからないようなあれなんですが、繰り返しになりますけどね、
条件整備がない中で
有料化を行うというのは、その
連合審査会でもありましたけれども、今まで市は要するに
無料化でやってきたわけです。これたわけですよね。その上で改めて
負担を
お願いをしてこの
収集処理を行うというのは、言い方が適切かどうかはわかりませんけれども、改めて税ということではありませんが、指定した
収集袋を有料で買ってくださいと、こういうことですよね、単純に言えば。そうしたことを改めてやっぱり
市民に
お願いをする上で、市として
効果なり
目的の一番大きな柱として
ごみそのものを、今
市長も
答弁されましたけどね、
ごみそのものを要するに出さないということが一番の
目的であり、
最終処分場の
延命化をする
効果だという、こういう御
答弁でした。そうしたことをやっぱり進めるためにはですね、どうしてその
条件を市として整えていくかということが先になければ、私は
順序はあべこべではないかというふうに思うんですよ。 例えば先行して行っている
自治体では、
市民の有志にモニターになってもらって、こうした
分別や
洗浄について一定期間区切って
徹底的な調査といいますか、実験を行ってもらった上で
有料化に踏み切るといったようなところもあるように聞いております。そうしたことがあって私は初めて、
有料化について改めて
市民に
負担を
お願いをするということもそれなりに説得力を持ってくるのではないかというふうに思っています。なぜなら先ほど
市長も言いましたが、出すのは一人一人の
市民なんですよね。その人たちがわかったと、なるほどなということで
協力をしてもらわなければ、どだい成功はおぼつかないというふうに私は思うんです。そういう
意味で、改めて別に細かい
答弁をしれとは言いませんが、そうした
条件整備について市としてやっぱり
検討する必要があるんではないでしょうか。どうも本議会の
連合審査会から始まった話を聞いておりますと、そうしたところの
考えというのが何か欠落しているような気がするんですが、その点について改めてお
考えをお聞きしたいと思います。
◎
市長(
谷井靖夫君) ただいまの御
質問の趣旨とするところは、もっと
市民にこの状況を
説明した上でやりなさいということではないかというふうに思うんですが、今後ですね、実施までに十分に
市民の
皆さんに今のその
ごみの状態がどうであるか、なぜ
有料化しなければいけないかということを十分にですね、
説明していきたいというふうに思っております。私としては、それで
市民の
皆さんにぜひ御
理解いただきたいというふうに思っております。 以上であります。
○
議長(
風間順一君) 次、
質問7番、18番安達稔
議員の
質問を許します。 安達稔君。 〔18番 安達 稔君
登壇〕
◆18番(安達稔君) 私は、さきの通告に基づきまして、
市長に
子宮頸がん予防ワクチンの助成について御
質問させていただきます。 私は、7年ほど前になりますが、家内など比較的年齢を重ねた女性に責め立てられまして、マンモグラフィ検診について
質問させていただいたことがございます。今回は、女のお子様をお持ちの比較的若いお母様方からきつく言われて
質問いたしております。したがいまして、私からではなく、若いお母様方から
質問されているとの思いで傾聴していただけると幸いでございます。
答弁も、お母様方にお答えするような思いで
お願いいたします。 さて、この3月2日、女優の仁科亜季子さんらが
子宮頸がん予防ワクチンの公費助成を実現させるため、実行委員会を発足させた模様がニュース配信されました。ここでは、国によるワクチン助成の法案化を目指し、署名活動を行うとともに、正しい情報を発信していきたいとしておりました。38歳のときに子宮頸がんを発症した仁科さんは、子宮や卵巣を全部摘出。手術から18年以上たった今も後遺症に悩んでいるとし、「がんにならないほうが絶対いい。予防ワクチンは、神様からの贈り物だと思う」と強調しておられました。 御案内のように、1981年以来、日本人の死亡
原因の第1位ががんであり、年間30万人以上ががんで亡くなっております。このことから、2007年に超党派
議員によるがん
対策基本法が制定されました。今回
質問させていただいております子宮頸がんは、女性がかかるがんとしては乳がんに次いで2番目に多い病気です。報告によれば世界で年間50万人が発病し、約27万人が毎年死亡をしていると試算されております。国内では年間1万人以上が発症していると推計されており、20代から30代の女性がかかるがんの第1位であり、年間3,500人以上の方が亡くなっております。 また、この子宮頸がんは、近年ほかのがんにない特徴があることがわかりました。子宮頸がんの発症がウイルスの感染が
原因と解明され、ウイルスの名前もヒトパピローマウイルス、略してHPVというウイルスの感染によるものであるということであります。発症はせずとも、女性の約80%、ほとんどの女性が一生のうちにHPVに感染することがわかってまいりました。そして、約90%の人は自身の持っている免疫力でウイルスを追い出せるそうですが、免疫力が弱いと長い時間の中で細胞が変化し、がん細胞へと変化するということであります。長い間がんの発症
原因は不明とされておりましたが、HPVの感染が
原因と解明されたことから、一気にワクチン開発などが進みました。 この
研究者が2008年にノーベル医学生理学賞が贈られました。以来、子宮頸がんは唯一予防できるがんという認識が定着し、予防ワクチンでほぼ100%防げることがわかっております。このことから、ワクチン接種は101カ国以上で始まり、30カ国で公的支援があると日本産科婦人科学会では報告しております。この予防ワクチンは既に世界的に使用されていることから、ようやく日本では昨年10月に厚生労働省が承認し、12月から発売開始されたことにより、予防接種が可能となりました。
小千谷市の医療機関でも、現在接種が受けられるようになりました。
当市の医療機関では、いずれも1回1万5,000円。最低3回接種する必要があり、約5万円となります。一連の接種で10年から20年は
効果が継続いたします。高額との
考えもありますが、東京都杉並区によれば、区が4月から実施する公費助成に関し、ワクチンの接種は
費用対
効果にすぐれているとの見解を示しております。これによりますと、子宮頸がんに罹患した場合の医療費や労働損失はワクチン接種にかかる
費用の数倍であるとし、経済的な側面からも
費用対
効果にすぐれていると
説明しております。 先ほども述べましたが、このがんの特徴の1点目は、ヒトパピローマ、HPVウイルスの感染によるものであり、もう
一つの特徴は発症年齢が低いことにあります。最近では若い人が急増しており、20代から30代の女性がかかるがんの第1位であります。昨年、全国で初めて全額補助を打ち出した
新潟県魚沼市の後を受けて、兵庫県明石市では小学校6年生から中学3年生までの女子生徒6,000人の全額助成を決め、医師会と調整の上でことしの秋をめどに実施するということです。魚沼市によりますと、①対象者を12歳とし、約200人。②
費用を全額補助で半年間に3回接種、4万から5万円などと具体的に示しておりました。 さて、魚沼市が12歳を軸に全額助成に踏み切りましたが、これを受け各地の
自治体では相次いで一部公費助成の動きが広まっております。そこで、
当市も早い段階で公費助成を
検討すべきではないかと
考えます。
市長の見解を伺います。あわせて子宮頸がんの昨年の検診率はどのくらいであったのか、また今後の検診率の目標はどのように立てておられるのか、お聞きいたします。 また、ほとんどの人がかかると言われる子宮頸がんの予防ワクチンの有効性について、広く普及啓発を図っていただきたいと
考えます。検診率、ワクチン予防を初め、子宮頸がんへの
理解を高めるための
施策の
考えについてもお聞かせください。 終わりになりますが、日本は世界に類のない超高齢化社会を迎え、医療、年金、介護などさまざまな難題を抱えております。それを解決する
前提として、女性の健康を守ることが重要なことは言うまでもありません。人間の生命と健康を守ることが政治の最優先
課題と言っても過言ではございません。とりわけ女性がはつらつとした健康な日々を送ることができれば、世の中はもっと元気で明るくなるに違いないと、そのように申し上げまして、私の
質問を終わります。ありがとうございました。
○
議長(
風間順一君)
谷井市長。 〔
市長 谷井靖夫君
登壇〕
◎
市長(
谷井靖夫君) 安達
議員の
子宮頸がん予防ワクチンの助成についての御
質問にお答えいたします。 第1点目の
当市も公費助成を行ってはどうかについてであります。
議員の御
質問のように、魚沼市では中学1年生の女子を対象に、
子宮頸がん予防ワクチン接種を全額公費助成で実施すると公表しております。
当市のがん予防
事業につきましては、国、県の
施策に準じて実施しているところであり、当ワクチンの厚生労働省認可が
平成21年10月で、現在国のがん
対策推進
基本計画や
新潟県がん
対策推進計画を見直しするという情報提供や通知はありませんが、今後国、県の動向を見ながら
検討したいと
考えております。 次に、第2点目の子宮頸がんの昨年の検診率はどのぐらいか、また今後の検診率の目標はについてであります。
当市の子宮がん検診については、2年に1回の隔年検診として
周知を図りながら実施しているところであり、
平成20年度の受診率は24.3%でありました。また、検診率の目標は、
小千谷市健康増進計画により、
平成25年度には30%以上としております。 次に、第3点目の検診率、またワクチン予防を初め子宮頸がんへの
理解を高めるための
施策の
考えはについてであります。今後目標に向けて、
市報おぢややホームページ、保健推進員の町内活動及び各種保健
事業を通じて
周知するとともに、受診勧奨に取り組んでまいりたいと
考えております。 以上であります。
◆18番(安達稔君) 検診率でございますが、24.3%とのことでございましたけど、この検診率につきましては国が年齢、それと項目を何点か入れた中で基準というものを設けましたので、それからいきますとこの数字は相当低いのではないかとも思うわけでございますが、次の目標が30%以上とのことでございますが、これは全国の平均からいくとかなり低いような気がいたします。特に国の新しい基準からいくと、大幅に劣るのではないかと。具体的な数値を持たないで言っておるわけでございますので、ここはひとつしっかり
検討していっていただきたいと申し上げまして、
答弁はよろしいですかね。難しいですよね。はい、ありがとうございました。
○
議長(
風間順一君) これにて
市政に対する
一般質問を終結いたします。 ◇◇◇