小千谷市議会 > 2010-03-12 >
03月12日-03号

  • "レジ袋削減県民運動"(/)
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  1. 小千谷市議会 2010-03-12
    03月12日-03号


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    平成22年  第1回 定例会            平成22年小千谷市議会第1回定例会               平成22年3月12日(金曜日)                                             〇議事日程 第3号第 1 会議録署名議員指名第 2 市政に対する一般質問(2人)                                             〇本日の会議に付した事件日程第 1 会議録署名議員指名……………………………………………………………………110日程第 2 市政に対する一般質問(2人)                                2 番 佐 藤 隆 一 君…………………………………………………………110        1.ごみ収集有料化について                                18番 安 達   稔 君…………………………………………………………117        1.子宮頸がん予防ワクチンの助成について                                      ◇◇◇                     〇出席議員(19人)   1番   風  間  健  一  君   2番   佐  藤  隆  一  君   3番   山  賀  一  雄  君   4番   宮  崎  悦  男  君   5番   田  中     淳  君   6番   吉  﨑     進  君   7番   川  上  直  栄  君   8番   柳  田  宏  光  君   9番   駒  井  冨 士 夫  君  10番   中  山  俊  雄  君  11番   本  田     剛  君  12番   久 保 田  久  栄  君  13番   風  間  順  一  君  14番   大  平     貢  君  15番   岩  渕     清  君  16番   吉  原  正  幸  君  17番   西  沢  代  三  君  18番   安  達     稔  君  19番   横  田  夘  一  君                                             〇欠席議員(なし)                                             〇説明のため出席した者  市  長  谷  井  靖  夫  君  副 市 長  大  塚  昇  一  君  総務課長  山  岸  明  夫  君  企画財政  山  﨑     淳  君  課  長  税務課長  金  箱  孝  司  君  市民生活  平  澤     肇  君  課  長  社会福祉  久 保 田  幾  規  君  課  長  保健福祉  大  矢  幹  雄  君  課  長  農林課長  渡  辺  靖  雄  君  商工観光  竹  田  幸  雄  君  課  長  建設課長  星  野  康  之  君  消防課長  瀬  沼  賢  一  君  会計管理  平  澤  正  弘  君  者兼会計  課  長  教 育 長  太  田     剛  君  教 育 委  和  田  征  和  君  学校教育  課  長  教 育 委  草  野     薫  君  社会教育  課  長  教 育 委  久 保 田  三 知 男  君  社会体育  課  長  監査委員  横  山  賢  作  君  監 査 委  仲     巳 津 夫  君  事務局長  ガス水道  南  雲     信  君  局  長                                             〇職務のため出席した議会事務局職員  議  会  新  保     賢  君  事務局長  次  長  池        正  君  副 参 事  阿  部  玲  子  君  主  査  野  口  美 奈 子  君                     ◇◇◇ △午前10時00分開議議長風間順一君) これより本日の会議を開きます。   ただいま出席議員19人、全員出席で定足数に達しております。   本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。よって、朗読を省略いたします。                     ◇◇◇ △日程第1 会議録署名議員指名議長風間順一君) 日程第1、会議録署名議員指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において2番佐藤隆一議員、10番中山俊雄議員指名いたします。               〔「了承」と呼ぶ者あり〕                     ◇◇◇ △日程第2 市政に対する一般質問(2人) ○議長風間順一君) 日程第2、これより市政に対する一般質問を行います。   質問6番、2番佐藤隆一議員質問を許します。   佐藤隆一君。               〔2番 佐藤隆一君 登壇〕 ◆2番(佐藤隆一君) 私は、さきに通告いたしましたごみ収集有料化の件について一般質問をさせていただきます。   市は、平成23年度4月、来年4月でありますが、からごみ収集業務有料化するということで来年度予算にも関係予算を盛り込んでおりますが、その有料化目的として、ごみ減量、あるいは市民意識向上負担公平性などを挙げております。また、その効果として、最終処分場延命化、二酸化炭素の排出削減収集効率化費用削減など、こうした効果を挙げております。しかし、ごみ排出は、例えば小さな子供を抱える家庭であるとか、あるいは疾患を抱える高齢者といった家庭などの特殊といいますか、要因を除けば、大体家族数に応じて増加をするのではないでしょうか。今日の大量生産大量消費という社会構造そのものがそのようになっておりますから、排出責任を単に個人が悪いと個人責任とするのは私は誤りではないかというふうに思っております。   そこで、以下何点かにわたって質問をいたしますが、平成12年度以降、中越大震災により増加した時期を除いては減少をしていると、これは1月22日の第1回の議員協議会で報告をされておりますが、その要因というのは一体何だったのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。   それから、2つ目は、新潟県内は15市中、有料化後9市で住民意識向上したと、これも議員協議会での配付資料等に記載をしてありますけれども、住民意識向上したとしています。しかし、有料化は一時的な削減効果はあっても、数年たつとリバウンドによってその後増加に転ずるといった例もこれまで有料化に踏み切った自治体でも数多く報告されております。有料化によって意識向上したというのは、私は誤りではないかというふうに思っておりますが、いかがでしょう。有料化は、排出する市民にとってはでき得る限り経済的な負担削減をしたいという、そうした動機に基づいてできるだけごみを減らそうということであって、ごみ排出そのもの削減しようという意識に基づいてやっているわけではありません。そういう意味でお考えをお聞きしたいと思います。   それから、3つ目でありますが、先ほども述べましたけれども、ごみ排出は単なる個人責任ではありません。今日では、スーパー等々で買い物すれば必ずレジ袋の中に品物を入れてくれるわけです。マイバッグ運動が広がってはいますけれども、しかし非常に不徹底現状のもとでは市が収集用指定袋をつくるというのは新たなごみをつくり出すことにもなりかねません。有料化を導入するためには当然その前提となる、例えばこうしたレジ袋削減等々の条件整備が当然前提となるというふうに私は思いますが、どのようにお考えでしょうか、その点についてお聞きしたいと思います。   それから、4点目ですが、処理費用税金のみで負担するのは公平性に反するので有料化にする、このことを一つの理由に挙げております。しかし、先ほど述べたように、乳幼児や等々いる家庭などを除けば、家族数にほぼ応じてごみというのは排出をされるのではないかというふうに思いますが、負担公平性に反するとまで言うのは余りにも個人責任を押しつける考え方ではないでしょうか、その点についてお聞きしたいと思います。   それから、5点目ですが、環境対策という観点から分別洗浄徹底を通じて市民参加を促してリサイクルやリユースなどの再利用を進め、市民意識向上を通じてごみゼロを目指すということが重要ではないかというふうに思っております。市は今回の有料化の提案に当たって、分別はそのままで市民意識向上を図るというふうにしておりますが、極めて中途半端な施策と言わざるを得ません。なぜ分別はそのままというふうにしたのでしょうか、その点についてお考えをお聞きしたいと思います。   それから、6点目ですが、有料化に伴ってごみ不法投棄分別の不徹底が予想されますが、どのような対策を講ずるのでしょうか。先行した自治体の例を見ても、有料化導入後に不法投棄がふえたという自治体がかなり多く見られますが、こうした点についてどのような対策を講ずるのか、お考えをお聞きしたいと思います。   それから、最後になりますが、一昨年以来の経済危機のもとで、額が多いか少ないかはそれぞれの判断になるでしょうが、新たに市民生活負担を強いるこうした有料化市民理解協力なしに成功はしないのではないかというふうに思います。その意味でなぜこの時期なのでしょうか、その点についてお考えをお聞きしたいと思います。   答弁に基づきまして、自席にて再質問をさせていただきます。 ○議長風間順一君) 谷井市長。               〔市長 谷井靖夫君 登壇〕 ◎市長谷井靖夫君) 佐藤議員の御質問にお答えいたします。   ごみ収集有料化についての第1点目、ごみ排出減少している要因は何かについてであります。当市資源リサイクル対象も含めたごみの総排出量は、中越大震災の影響である時期を除くとほぼ横ばいが続いています。ごみ排出量種類別に比較しますと、燃やすごみ減少、缶、瓶、ペットボトル、容器包装プラスチック資源ごみ横ばい埋め立てごみ粗大ごみ減少しています。燃やすごみ減少したことは、市内各種団体による集団回収平成20年度から正式に実施した古紙回収成果であると考えられ、感謝をしております。埋め立てごみ粗大ごみ減少は、中越大震災により耐久消費財一定量が新品に入れかわったこと、家電リサイクル対象品目の拡大、技術革新による商品の軽薄短小化などが考えられます。   次に第2点目、有料化によって住民意識向上したとするのは誤りではないかについてであります。私どもが先行して有料化を実施した県内16市に対して行った調査では、回答のあった14市のうち、有料化の後一たん減少した排出量がその後ふえた市は2市でした。住民意識については詳細な解析を行っていませんので、断定はできませんが、各市担当職員が実感した副効果として、地域のコミュニティが強化された、これは新潟市でございます。それから、分別意識が高まった、これは長岡市でございます。ごみステーションがきれいになった、三条市でございますが、などが報告されております。これらのことから、住民意識が高まったと評価すべきものと受けとめております。   次に第3点目、有料化を導入するには条件整備が必要ではないかについてであります。レジ袋削減につきましては、県では昨年3月、レジ袋削減県民運動を宣言しました。当市においても同様の宣言をし、市報おぢやなどで周知を進めてまいりました。これに呼応し、市内のスーパーマーケットなどではマイバッグを持参した消費者に対し少額の割り引きを行うなど、レジ袋削減に取り組んでいます。お話によりますと、マイバッグ利用者は次第に多くなってきていると伺っています。市民皆さんからこうした生活習慣消費行動の改善を推し進め、定着していただけるように今後も広報を進め、より多くの市民皆さんに一層の御理解と御協力お願いしてまいります。   次に第4点目、処理費用税金のみで負担するのは公平性に反するので、有料化するというのは誤りではないかについてであります。各家庭でできることから減量化に努めていただきたいと考えておりますが、減量に努力した人としない人の費用負担を同じにすることは、公平とは言えないのではないかと考えております。また、風間健一議員への答弁でも申し上げましたが、市内のアパートなどに居住している方の中には住民登録をしていない場合もあり、これらの皆様からも負担していただくことで公平性の確保につながるものと考えております。   次に第5点目、なぜ分別はそのままとしたかについてであります。分別細分化につきましては、風間健一議員答弁しておりますとおり、費用効果考え、今後の検討課題とさせていただきます。   次に第6点目、不法投棄分別不徹底対策についてであります。不法投棄につきましては、昨年の第2回定例会一般質問川上議員質問にも答弁しておりますが、先行して有料化に踏み切った県内各市において増加したという事例もあり、当市においても起こり得る課題と認識しております。防止するには、町内会や警察や保健所、道路や河川の管理者などとの連携が肝要であり、小まめなパトロールを根気よく続けることや、原因者が不明の場合は早期に撤去することが必要であります。不法投棄分別の不徹底モラルの欠如が根本的な原因であり、意識改革市民協力が不可欠であると考えております。今後さらなる啓発を進めてまいります。   次に第7点目、なぜこの時期なのかについてであります。ごみ処理有料化検討が初めて公式に市政課題となったのは、平成8年を初年度とする第三次小千谷総合開発計画であります。10年後の平成18年を初年度とする現在の第四次小千谷総合計画にも引き継がれ、この間検討を重ねてまいりました。昨年の1月20日に小千谷環境審議会に諮問を行い、同3月26日に答申を得ましたことは、御案内のとおりでございます。その後実施計画の策定に入り、作業が進捗したのが今ということでありまして、ほかに他意があって今の時期を選んだということではありません。現状は、税という形で市民負担をしているわけでございます。経済不況のときこそごみ減量していただいて、処理費用を抑制したり、施設への負荷を減らして延命化を図っていきたいと考えております。   一方、経済的弱者の方々への配慮といたしまして、生活保護世帯、3歳未満の乳幼児のいる世帯高齢者介護家族世帯など、また町内会などが実施するボランティア活動に対する軽減措置を考慮しております。いずれにいたしましても、有料化を実施する場合には事前市民皆様に直接十分な説明をする機会を設けるようにいたしますので、御理解を賜りますようお願いいたします。   以上であります。 ◆2番(佐藤隆一君) 今回この問題といいますか、課題について質問をしましたのは、私これまで何回か一般質問をさせていただきましたが、いろんな自治体でですね、有料化をして事業を進めているというのは、私も承知をしております。質問の中にも触れましたが、今まで小千谷市は要するに税金、税でこの処理業務を全部賄っていたということでありますが、その上で改めて負担お願いをしてやっぱりやるんだというからには、先ほどの質問でもふれましたけれども、条件整備をした上でお願いをするというのが、私は筋ではないかというふうに思いますが、どうも連合審査会常任委員会等での質疑を行いますと、順序がどうもその逆ではないかというふうに感じるんですね。   先ほどレジ袋の件について、条件整備一つではないかというふうに考え質問をしたわけですけれども、例えば1つとして、そのレジ袋削減について、これ連合審査会ですかね、常任委員会でしたか、市のほうから例えばそうした大規模小売店舗に話をして方策について研究をするということもできるわけですが、たしか課長さんの答弁では強制はできないと、こういうお話でした。それは確かにそのとおりだというふうに思いますけれども、しかし事前にそうした話し合いを進めて、条件整備をした上で改めて市民お願いをするということが私は必要ではないかというふうに思うわけです。   それで、何点かちょっと質問したいと思いますが、一般質問で私は家庭から出される生ごみ処理についてですね、現在はすべて水を切った上で燃して捨てると、埋め立てると、こういうことになっているわけです。池ケ原の堆肥センターで、現在学校給食センターから出される生ごみ畜ふんを発酵させて、堆肥化をしております。こうしたところにその原料として使ってはどうかというようなお話をしましたけれども、堆肥の質の問題があるからこれは難しいと、こういうことでした。しかし、例えば隣の長岡市では、発酵させた飼料を家畜えさとして例えば使うというような方法もあるわけです。その気になれば私はやれないことではないというふうに思いますが、この点についてはどのようにお考えなのでしょうか。使用方法は何も肥料用に使うというだけではないというふうに思うんですが、こうした点についてお考えをお聞きしたいというふうに思っております。   それから、この10日の市報でですね、私も初めて見たんですが、「容器包装プラスチック類資源ごみです。みなさんのもうひと手間でAランクを目指しまょう」というような広報が行われております。これはせんだって市がですね、分別洗浄が不徹底だからぜひ市民皆さん協力してくださいということを市の広報周知をしたんだと思いますが、その具体的な成果なのだろうというふうに思いますが、これまでDランクであった小千谷市のプラスチック類ごみがですね、Bランクに上がりましたと、こういう広報が行われております。   市長がきのうの答弁でもですね、ごみ細分化は要するに収集業務等々の問題もあって費用効果の問題もあるから、そうした観点でただ単に細かく分ければいいというものではない、そういう言葉は使っておりませんが、費用効果観点からやっぱり考えていかざるを得ないというようなお話だったというふうに思います。しかし、私は最終的に排出するごみを減らすためには、基本はやっぱり分別洗浄徹底をするということが基本にないと、なかなか最終的なごみ削減を目指すという市民意識というのは根づいていかないのではないかというふうに考えております。   そこで、今回のこの容器包装プラスチック類ごみの件でありますが、これは市が現在の洗浄の実態が不十分だからということで広報を行った結果としてこうした成果が出たということなのでしょうか。あるいは、ほかに何か特別なですね、施策を行った結果としてこういうふうになったのですか、そこらあたりの細かい実情といいますか、経過についてお話をお聞きしたいというふうに思っております。   それからですね、先ほどお聞きしました個人責任というなんですけど、要するに連合審査会常任委員会、あるいは本会議等でも、市長の口からもたびたびお話が出ますし、担当課からもお話が出ますが、個人モラルの問題ということがよく答弁として出てくるわけですよね。確かにそのモラルの悪い人も中にはいることは間違いない事実ですね。しかし、そのことだけで、そのことを放置しておいてですね、個人が悪いんだからということでごみ収集処理業務を行っていたのでは、私は市の責任というのは果たせないのではないかというふうに思っております。そういう意味で、条件整備という中に市はどういった問題についてお考えなのでしょうか。あるいは、そうしたことは必要ないというふうにお考えなのでしょうか。私は、有料化を導入するに当たっては条件整備が必ず必要だと思いますし、その例として先ほどレジ袋の点についてお考えをお聞きしたわけでありますが、答弁の中で具体的な条件整備が必要であるのかないのか、あるいは必要であるとすればどういった点について条件整備が必要なのか、こうした点について触れていなかったように思いますが、その点について改めてお聞きしたいというふうに思います。 ◎市長谷井靖夫君) 佐藤議員の再質問は3点あると思いますが、1点目の生ごみにつきまして、御質問の結論としては家畜えさ等にも利用できるのではないかというふうに、最終的な御質問の趣旨はそういうことではないかと思うんですが、これは堆肥につきましては先ほど議員もおっしゃったようにですね、家庭ごみが必ずしもいい堆肥の材料になるかどうかわからないということもありますし、それから今家畜えさにつきましてもですね、これは大変難しいことがありまして、例えば家庭ごみの中につまようじが入っていたらですね、それが1本でも入っていたら家畜えさには使えないというふうなこともありまして、非常に難しい問題だと思います。ただ、そうは申しましても、使える資源はですね、再利用することは、これは私も賛成でございます。ただ、その前にいろいろ出た生ごみ利用方法というのはあるんですが、それよりも以前にもっと基本的に家庭から出さないということが重要でございまして、今回ごみ有料化目的一つもそういう点にあるということをひとつ御理解をいただきたいというふうに思います。当然今後そういう家畜えさ利用すると、あるいはもっと別のほうに利用するということがあれば、それは今後の課題として市も研究をしていきたいというふうに思っております。   それから、2番目の容器包装プラスチック洗浄の度合いがDランクからBランクになったのは市の広報の結果かということでございますが、私、市の広報をさせていただいた結果であるというふうに思っております。私、市長といたしまして、市民皆さんがやっぱりそういうことに意識を向けていただけたということは非常にありがたいことでございますが、ただ他の自治体ではAランクが非常に多いそうでございまして、まだまだBランクでは満足できないというふうに思いますので、今後も続けて広報をいたしまして、市民皆様に御協力お願いしていきたいというふうに思っております。   それから、3番目の御質問は、市民モラルの問題だけなのかと、条件整備は必要ではないかということでございますが、物事の順序としまして、健全な小千谷市というものを考えた場合に一番の基本になるのは、何事についても市民モラルではないかと思うんですね。モラルを抜きにして、その上でそれに市がいろいろな施策をする、事業をするというのは、これは私は間違いだというふうに思っています。やはりモラル基本でございます。ただ、モラルだけでカバーし切れないところもございますので、それを補完する意味で市がいろいろな条件整備をするということは必要であると思います。個々にこういうことをやれということは、この場で私細かいことは申し上げませんが、先ほど例に出ておりますように、レジ袋でございますが、これは小千谷市の全商店がこれに賛同していただければありがたいと思いますが、一番効果のある、一番たくさんレジ袋を使っている大型店に対しましてまず御協力お願いすると、今後これを徐々に広げていくということはしなければいけないというふうに思っております。   以上であります。 ◆2番(佐藤隆一君) ちょっとわかったようなわからないようなあれなんですが、繰り返しになりますけどね、条件整備がない中で有料化を行うというのは、その連合審査会でもありましたけれども、今まで市は要するに無料化でやってきたわけです。これたわけですよね。その上で改めて負担お願いをしてこの収集処理を行うというのは、言い方が適切かどうかはわかりませんけれども、改めて税ということではありませんが、指定した収集袋を有料で買ってくださいと、こういうことですよね、単純に言えば。そうしたことを改めてやっぱり市民お願いをする上で、市として効果なり目的の一番大きな柱としてごみそのものを、今市長答弁されましたけどね、ごみそのものを要するに出さないということが一番の目的であり、最終処分場延命化をする効果だという、こういう御答弁でした。そうしたことをやっぱり進めるためにはですね、どうしてその条件を市として整えていくかということが先になければ、私は順序はあべこべではないかというふうに思うんですよ。   例えば先行して行っている自治体では、市民の有志にモニターになってもらって、こうした分別洗浄について一定期間区切って徹底的な調査といいますか、実験を行ってもらった上で有料化に踏み切るといったようなところもあるように聞いております。そうしたことがあって私は初めて、有料化について改めて市民負担お願いをするということもそれなりに説得力を持ってくるのではないかというふうに思っています。なぜなら先ほど市長も言いましたが、出すのは一人一人の市民なんですよね。その人たちがわかったと、なるほどなということで協力をしてもらわなければ、どだい成功はおぼつかないというふうに私は思うんです。そういう意味で、改めて別に細かい答弁をしれとは言いませんが、そうした条件整備について市としてやっぱり検討する必要があるんではないでしょうか。どうも本議会の連合審査会から始まった話を聞いておりますと、そうしたところの考えというのが何か欠落しているような気がするんですが、その点について改めてお考えをお聞きしたいと思います。 ◎市長谷井靖夫君) ただいまの御質問の趣旨とするところは、もっと市民にこの状況を説明した上でやりなさいということではないかというふうに思うんですが、今後ですね、実施までに十分に市民皆さんに今のそのごみの状態がどうであるか、なぜ有料化しなければいけないかということを十分にですね、説明していきたいというふうに思っております。私としては、それで市民皆さんにぜひ御理解いただきたいというふうに思っております。   以上であります。 ○議長風間順一君) 次、質問7番、18番安達稔議員質問を許します。   安達稔君。               〔18番 安達 稔君 登壇〕 ◆18番(安達稔君) 私は、さきの通告に基づきまして、市長子宮頸がん予防ワクチンの助成について御質問させていただきます。   私は、7年ほど前になりますが、家内など比較的年齢を重ねた女性に責め立てられまして、マンモグラフィ検診について質問させていただいたことがございます。今回は、女のお子様をお持ちの比較的若いお母様方からきつく言われて質問いたしております。したがいまして、私からではなく、若いお母様方から質問されているとの思いで傾聴していただけると幸いでございます。答弁も、お母様方にお答えするような思いでお願いいたします。   さて、この3月2日、女優の仁科亜季子さんらが子宮頸がん予防ワクチンの公費助成を実現させるため、実行委員会を発足させた模様がニュース配信されました。ここでは、国によるワクチン助成の法案化を目指し、署名活動を行うとともに、正しい情報を発信していきたいとしておりました。38歳のときに子宮頸がんを発症した仁科さんは、子宮や卵巣を全部摘出。手術から18年以上たった今も後遺症に悩んでいるとし、「がんにならないほうが絶対いい。予防ワクチンは、神様からの贈り物だと思う」と強調しておられました。     御案内のように、1981年以来、日本人の死亡原因の第1位ががんであり、年間30万人以上ががんで亡くなっております。このことから、2007年に超党派議員によるがん対策基本法が制定されました。今回質問させていただいております子宮頸がんは、女性がかかるがんとしては乳がんに次いで2番目に多い病気です。報告によれば世界で年間50万人が発病し、約27万人が毎年死亡をしていると試算されております。国内では年間1万人以上が発症していると推計されており、20代から30代の女性がかかるがんの第1位であり、年間3,500人以上の方が亡くなっております。     また、この子宮頸がんは、近年ほかのがんにない特徴があることがわかりました。子宮頸がんの発症がウイルスの感染が原因と解明され、ウイルスの名前もヒトパピローマウイルス、略してHPVというウイルスの感染によるものであるということであります。発症はせずとも、女性の約80%、ほとんどの女性が一生のうちにHPVに感染することがわかってまいりました。そして、約90%の人は自身の持っている免疫力でウイルスを追い出せるそうですが、免疫力が弱いと長い時間の中で細胞が変化し、がん細胞へと変化するということであります。長い間がんの発症原因は不明とされておりましたが、HPVの感染が原因と解明されたことから、一気にワクチン開発などが進みました。     この研究者が2008年にノーベル医学生理学賞が贈られました。以来、子宮頸がんは唯一予防できるがんという認識が定着し、予防ワクチンでほぼ100%防げることがわかっております。このことから、ワクチン接種は101カ国以上で始まり、30カ国で公的支援があると日本産科婦人科学会では報告しております。この予防ワクチンは既に世界的に使用されていることから、ようやく日本では昨年10月に厚生労働省が承認し、12月から発売開始されたことにより、予防接種が可能となりました。     小千谷市の医療機関でも、現在接種が受けられるようになりました。当市の医療機関では、いずれも1回1万5,000円。最低3回接種する必要があり、約5万円となります。一連の接種で10年から20年は効果が継続いたします。高額との考えもありますが、東京都杉並区によれば、区が4月から実施する公費助成に関し、ワクチンの接種は費用効果にすぐれているとの見解を示しております。これによりますと、子宮頸がんに罹患した場合の医療費や労働損失はワクチン接種にかかる費用の数倍であるとし、経済的な側面からも費用効果にすぐれていると説明しております。     先ほども述べましたが、このがんの特徴の1点目は、ヒトパピローマ、HPVウイルスの感染によるものであり、もう一つの特徴は発症年齢が低いことにあります。最近では若い人が急増しており、20代から30代の女性がかかるがんの第1位であります。昨年、全国で初めて全額補助を打ち出した新潟県魚沼市の後を受けて、兵庫県明石市では小学校6年生から中学3年生までの女子生徒6,000人の全額助成を決め、医師会と調整の上でことしの秋をめどに実施するということです。魚沼市によりますと、①対象者を12歳とし、約200人。②費用を全額補助で半年間に3回接種、4万から5万円などと具体的に示しておりました。     さて、魚沼市が12歳を軸に全額助成に踏み切りましたが、これを受け各地の自治体では相次いで一部公費助成の動きが広まっております。そこで、当市も早い段階で公費助成を検討すべきではないかと考えます。市長の見解を伺います。あわせて子宮頸がんの昨年の検診率はどのくらいであったのか、また今後の検診率の目標はどのように立てておられるのか、お聞きいたします。     また、ほとんどの人がかかると言われる子宮頸がんの予防ワクチンの有効性について、広く普及啓発を図っていただきたいと考えます。検診率、ワクチン予防を初め、子宮頸がんへの理解を高めるための施策考えについてもお聞かせください。     終わりになりますが、日本は世界に類のない超高齢化社会を迎え、医療、年金、介護などさまざまな難題を抱えております。それを解決する前提として、女性の健康を守ることが重要なことは言うまでもありません。人間の生命と健康を守ることが政治の最優先課題と言っても過言ではございません。とりわけ女性がはつらつとした健康な日々を送ることができれば、世の中はもっと元気で明るくなるに違いないと、そのように申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長風間順一君) 谷井市長。               〔市長 谷井靖夫君 登壇〕 ◎市長谷井靖夫君) 安達議員子宮頸がん予防ワクチンの助成についての御質問にお答えいたします。   第1点目の当市も公費助成を行ってはどうかについてであります。議員の御質問のように、魚沼市では中学1年生の女子を対象に、子宮頸がん予防ワクチン接種を全額公費助成で実施すると公表しております。当市のがん予防事業につきましては、国、県の施策に準じて実施しているところであり、当ワクチンの厚生労働省認可が平成21年10月で、現在国のがん対策推進基本計画や新潟県がん対策推進計画を見直しするという情報提供や通知はありませんが、今後国、県の動向を見ながら検討したいと考えております。     次に、第2点目の子宮頸がんの昨年の検診率はどのぐらいか、また今後の検診率の目標はについてであります。当市の子宮がん検診については、2年に1回の隔年検診として周知を図りながら実施しているところであり、平成20年度の受診率は24.3%でありました。また、検診率の目標は、小千谷市健康増進計画により、平成25年度には30%以上としております。     次に、第3点目の検診率、またワクチン予防を初め子宮頸がんへの理解を高めるための施策考えはについてであります。今後目標に向けて、市報おぢややホームページ、保健推進員の町内活動及び各種保健事業を通じて周知するとともに、受診勧奨に取り組んでまいりたいと考えております。     以上であります。 ◆18番(安達稔君) 検診率でございますが、24.3%とのことでございましたけど、この検診率につきましては国が年齢、それと項目を何点か入れた中で基準というものを設けましたので、それからいきますとこの数字は相当低いのではないかとも思うわけでございますが、次の目標が30%以上とのことでございますが、これは全国の平均からいくとかなり低いような気がいたします。特に国の新しい基準からいくと、大幅に劣るのではないかと。具体的な数値を持たないで言っておるわけでございますので、ここはひとつしっかり検討していっていただきたいと申し上げまして、答弁はよろしいですかね。難しいですよね。はい、ありがとうございました。 ○議長風間順一君) これにて市政に対する一般質問を終結いたします。                     ◇◇◇
    議長風間順一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。   本日はこれにて散会をいたします。 △午前10時51分散会...