燕市議会 > 2021-12-13 >
12月13日-一般質問-04号

  • カラス(/)
ツイート シェア
  1. 燕市議会 2021-12-13
    12月13日-一般質問-04号


    取得元: 燕市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    令和 3年 12月 定例会(第4回)    令和3年第4回燕市議会定例会会議録(第4号)          令和3年12月13日(月曜日)午前9時30分開議議事日程                               第 1  一般質問                        本日の会議に付した事件                        日程第 1  一般質問                      出席議員(19名)   2番 岡 山 秀 義 君     3番 田 澤 信 行 君   4番 堀   勝 重 君     5番 柳 川   隆 君   6番 宮 路 敏 裕 君     7番 小 林 由 明 君   8番 樋 浦 恵 美 君     9番 中 山 眞 二 君  10番 山 﨑 雅 男 君    11番 タナカ・キ ン 君  12番 塙     豊 君    13番 丸 山 吉 朗 君  14番 長 井 由喜雄 君    15番 齋 藤 信 行 君  16番 渡 邉 広 宣 君    17番 大 岩   勉 君  18番 土 田   昇 君    19番 渡 邉 雄 三 君  20番 大 原 伊 一 君欠席議員(1名)   1番 柴 山   唯 君説明のため出席した者の職氏名  市  長 鈴 木   力 君   副 市 長 南 波 瑞 夫 君  教 育 長 山 田 公 一 君   総務部長 田 辺 一 幸 君                  (筆頭部長)  総 務 部 十 河   浩 君   企画財政 春 木 直 幸 君  政 策 監             部  長  ( 危 機  管理監)  市民生活 前 山 正 則 君   健康福祉 髙 野 光 郎 君  部  長             部  長  健  康 本 間   修 君   産業振興 遠 藤 一 真 君  福 祉 部             部  長  医療主幹  都市整備 高 波   茂 君   教育次長 太 田 和 行 君  部  長  教育委員 鈴 木 華奈子 君   防災課長 五十嵐 潤 一 君  会 主 幹  地域振興 本 間 聖 規 君   生活環境 清 水   強 君  課  長             課  長  観光振興 梨 本 信 宏 君   都市計画 髙 橋 英 明 君  課  長             課  長                   (空き家                   等対策推                   進室長)  土木課長 斉 藤 孝 徳 君   学校教育 岡 部 清 美 君                   課  長  学校教育 元 川 一 典 君   学  校 篠 崎 健太郎 君  課 主 任             教 育 課  指導主事             指導主事  社会教育 石 田 進 一 君  課  長職務のため出席した者の職氏名  議会事務 丸 山   篤 君   議会事務 酒 井   緑 君  局 長 兼             局議事課  議事課長             課長補佐  議会事務 熊 谷 圭 祐 君   議会事務 渡 辺 由 奈 君  局議事課             局議事課  主  任             主  事          午前 9時29分 開議 ○議長(大原伊一君) 全員ご起立願います。おはようございます。  初めに、柴山唯君より一昨日の12月11日から産休による欠席の届出があり、これを受理しましたので、報告しておきます。  ただいまの出席議員は19名で、定足数に達しております。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、タブレットに配信しました議事日程どおり進めたいと思いますので、ご了承願います。 △日程第1 一般質問 ○議長(大原伊一君) それでは、日程第1 市政に対する一般質問を行います。  最初に、14番、長井由喜雄君に発言を許します。 ◆14番(長井由喜雄君) 日本共産党議員団長井由喜雄でございます。今議会においては、大きく3つのテーマで質問をさせていただきます。1つ目は市の鳥、ツバメの飛来拡大の取組について、2つ目に就学援助の拡充について、3つ目に川と市民が共生する取組についてお伺いをしていきたいと思います。  まず、1つ目の市の鳥、ツバメの飛来拡大の取組について伺っていきます。(1)燕市の由来、ツバメの飛来拡大と保護についてであります。燕市は、鳥の名前のみを冠する全国で唯一の市です。平成の大合併の中で現在の燕市は燕市、吉田町、分水町が合併して誕生しましたが、もともとの燕市の名前の由来は、当初はさんずいの「津」、さんずいの「波」、そして「目」としていたものが、中ノ口川に流れ着いたほこらに鳥のツバメが群れていたことから、鳥の「燕」を当てた名前となったと言われています。これは今から440年ほど前のことと言われています。旧燕市で使われていた名前は2006年3月20日の合併によって引き継がれ、現在に至っているのは承知のとおりです。さらに、2017年3月議会において、燕市における市の鳥としてツバメを4月1日に制定しました。  さて、私たちが住む燕市の名前の由来であるこのツバメが近年飛来数が減少していると言われています。燕市においても皆さんのお宅、身近に見ることができたツバメが最近は見ない、巣自体が壊れて巣立つまでに至らないということはないでしょうか。ツバメは、2月頃九州に飛来し、4月頃北海道にまで飛来します。燕市で見かけるようになるのは3月頃で、卒業と入学のシーズンに見かけます。環境省は10月25日、約20年ぶりに行った国内の鳥類の分布調査の結果を公表しましたが、それによると1990年代の前回調査と比べてスズメやツバメの個体数が大きく減少したということです。環境省では、このままのペースで減少し続けると、将来的には絶滅危惧種に指定される可能性も出てくるということです。ツバメの飛来拡大、保護、育成に、ツバメの名前をつけ、世界的にもこの名前を発信する自治体として、飛来数拡大や保護に積極的に取り組んでいくことを提起しますが、市としての考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、大きな2番、就学援助の拡充についてであります。(1)国が示す補助対象品目と燕市の補助の現状について伺います。①、申請機会の現状についてはどうなっているのか、どのようなタイミング就学援助について知らせているのか、申請の状況と却下の状況についてはどうかお尋ねをいたします。  ②として、現在国は就学援助ポータルサイトにおいて補助対象品目を次のように示しています。学用品費体育実技用具費新入学児童生徒学用品費等通学用品費、通学費、修学旅行費校外活動費、医療費、学校給食費クラブ活動費生徒会費PTA会費卒業アルバム代等、そしてオンライン学習通信費、この14費目を燕市の現状と比較したとき、体育実技用具費、通学費、クラブ活動費卒業アルバム代等オンライン学習通信費が適用されていないのではないか。最低限国が示す対象費目を補助するべきです。これまでになぜこれを充ててこなかったのか、適用した場合の人数や予想額などはどうか、当局の考えを伺います。  (2)として、準要保護世帯基準緩和について伺います。①、燕市の就学援助実施要綱では、準要保護の対象を生活保護基準の1.3倍以下の者としていますが、昨今の生活労働環境コロナ禍での社会状況の変容を勘案したとき、これを引き上げるべきではないのかと思いますが、考えを伺います。  大きな3番、川と市民が共生する取組についてお尋ねをいたします。(1)大河津分水通水100周年記念事業についてです。①、大河津分水通水100年事業は、今年度プレ事業として幾つかの事業が実施されてきたと思いますが、現在のところでのその成果について伺います。  ②、来年度はちょうど100周年の年となります。来年度の事業については、継続や新たな取組を検討されていると思いますが、その中身について考えをお聞かせをいただきたいと思います。  (2)川を生かす取組についてであります。①、川を市の観光資源とすること、そして水害の観点からは、場合によっては水害の大本となることも含め、川と市民が共生する取組についてこれまでも私自身質問してまいりました。燕市は、大河津分水路を始め信濃川、そして道金と八王寺から変わる中ノ口川、分水と吉田を緩やかに流れる西川などを持っています。私は、燕市として市民が川と触れ合う機会を持つことはとても大事なことだと考えています。さらに、この4河川を観光資源として位置づけ、生かすことも同様にとても大事なことではないかと考えてきました。4河川を持つ燕市としての考えを伺いたいと思います。  ②、異常気象が川を氾濫させる例は国内でも毎年のように起きています。燕市もハザードマップの作成など、ソフト面でそれに対応していますが、越水、氾濫したとき備えるための知恵と実践が何より必要であるのではないでしょうか。水害を経験した自治体では、ゴム製のEボートを保有し、川と触れ合うイベントなどで活用するなど、住民がこれに対応するすべを学んでいます。これまで燕市が何かしら絡んだ事業で、他市からこのEボートを借りてイベントなどを実施した例は承知されているでしょうか。私は、燕市として、大河津分水通水100年事業を名実ともに川を市民に身近なものとする機会としてこれを捉えていくことが重要だと考えます。この機会をただ淡々と記念の事業を消化するという観点ではなく、まさに100年に1回の大きな記念の年と考え、いつ起きてもおかしくない河川の変化に対応できる実践的な住民となってもらうべく、100周年をその機会とするべきです。そのためにもその大きなきっかけとなるであろうEボートの所有についても検討してもらいたいと思いますが、いかがかお伺いをし、1回目の質問といたします。 ◎市長(鈴木力君) おはようございます。長井議員のご質問にお答えします。私から3の(1)の②、来年度の大河津分水通水100周年事業の取組について答弁いたします。それ以外の項目につきましては、それぞれ担当部長から答弁させていただきます。  ご質問3、(1)②、来年度の大河津分水通水100周年事業の取組についてお答えいたします。今年度のプレ事業につきましては、この後部長が答弁いたします。令和4年度については、今年度の事業を継続、発展させながら、引き続き建設に尽力された長善館の門下生を始めとする先人たちにフォーカスし、大河津分水がもたらしてくれた恩恵の一つでもある燕の金属加工産業や農業にもスポットを当てるほか、多くの市民の皆さんから楽しんでいただけるイベントなどの実施についても検討しております。また、国や県、関係市町村で構成する実行委員会でもシンポジウムの開催や記念誌の発行など、様々な事業を計画しておりますので、実行委員会とも連携を図りながら、市内外に向け、大河津分水の偉大さはもちろん、燕市が持つ様々な魅力について情報発信していきたいと考えております。  なお、通水100周年事業の具体的な来年度の事業につきましては、今後の新年度予算編成の中で検討してまいります。 ◎市民生活部長前山正則君) おはようございます。私からは、ご質問の1、(1)①、ツバメ飛来拡大と保護、育成についてお答えいたします。  ツバメは、東南アジアなどの暖かい地域で冬を越し、春になると日本に飛来し、繁殖する渡り鳥の一種であり、天敵であるカラスや蛇から巣を守るため、人通りの多い民家の軒先などに巣を作る習性があります。議員ご指摘のとおり、幾つかの文献ではツバメの飛来が減少しているという報告がされており、その要因として、里山の自然や農耕地の減少により餌となる虫が少なくなっていることや、家屋の建築様式の変化により巣が作りにくくなっていることが一因と言われておりますが、当市の状況については特に把握はしておりません。野鳥等の野生生物の保護については、国や県で生態系の保護などの観点から対策を行っておりますので、現時点で市独自の取組については考えておりません。  以上でございます。 ◎教育次長(太田和行君) おはようございます。私からは、大項目2についてお答えいたします。  初めに、2の(1)の①、就学援助の周知のタイミング、申請と認定、不認定の状況についてお答えいたします。市教育委員会では、就学援助制度の周知を図るため、毎年1月下旬から、小学校に入学するお子さんを含めた全ての児童生徒の保護者に対して、就学援助お知らせ就学援助申請書を配付しております。また、市ホームページや婚活×妊活×子育てまるごと応援Web!、つばめ子育てガイド広報つばめ」にも掲載しているところです。また、平成30年度より、児童手当受給者社会福祉課へ現況届を提出する際に、受給者に対して就学援助お知らせを配付する取組を始めましたが、こちらは令和2年度から現況届の案内文を郵送する際に封筒に同封するという方法に変えて継続しております。さらに、市外からの転入や離婚等で世帯構成が変わった保護者が手続で窓口を訪れた際には、その都度就学援助の案内を行っております。学校においても、学校諸費の納入が滞る等の世帯に対しては、就学援助制度お知らせするなどして、より一層の周知に努めております。  申請と認定、不認定の現状については、令和3年11月末現在で合計937人の申請があります。このうち認定が877人、不認定が60人となっており、割合としては約9割の方が認定となっております。内訳としては、小学校の申請者が583人で、うち認定が548人、不認定が35人、中学校の申請者が354人で、うち認定が329人、不認定が25人となっております。  次に、2の(1)の②、国が示す補助対象品目と燕市の補助の現状についてお答えいたします。体育実技用具費については、国が示す補助対象がスキー、スケート、柔道、剣道となっており、県内20市で対象としている自治体はスキー授業がある自治体です。本市ではスキー授業がなく、柔道、剣道についても燕中学校以外の中学校においては保護者負担がないため、本費目は対象外としております。対象とした場合の想定人数、想定額については、令和2年度認定者数及び国の補助金単価を基に積算したところ、燕中学校の1年生33人で13万円となります。  通学費については、本市では遠距離通学補助金遠距離通学に係る経費を助成する制度が既にあるため、対象外としております。なお、支給対象者数については現時点で把握は行っておりません。  クラブ活動費については、本市では遠征費補助金大会出場者に係る経費を助成する制度が既にあるため、対象外としております。なお、対象とした場合の想定人数は小学校が4年生から6年生、317人、中学校が全学年、345人となり、想定額は小学校が約87万円、中学校が約1,040万円で、合計が約1,127万円となります。  卒業アルバム代については、令和元年度に新設された費目であることから、他市の状況を見定めているところです。今後も引き続き県内自治体の動向を注視しつつ、調査研究を進めてまいります。なお、対象とした場合の想定人数は小学校が6年生114人、中学校が3年生120人、想定額は小学校が約125万円、中学校が105万円で、合計が230万円となります。  オンライン学習通信費については、本市ではタブレット端末を家庭に持ち帰っての学習を行っていないため、現状としては対象外としております。今後の状況により検討してまいります。なお、対象とした場合の想定人数は小学校が全学年、587人、中学校が全学年、345人、想定額は小学校が約880万円、中学校が517万円で、合計が約1,397万円となります。  市教育委員会といたしましては、厳しい財政状況の中でありますので、まずは学用品費生徒会費PTA会費、給食費など、全てのお子さんが必要となる経費の財源を引き続き優先して確保しつつ、現在支給対象者としていない費目についても調査研究を進めてまいります。  最後に、2の(2)の①、就学援助認定基準の引上げについてお答えいたします。燕市におきましては、現在生活保護基準の1.3倍以下を認定基準とし、制度の周知や相談に丁寧に対応することにより、必要な世帯への支援を行っているところです。県内市町村認定基準を見ますと、1.3倍より高い倍率の設定の市町村も少数ながらありますが、大半の市町村が1.3倍となっています。市教育委員会といたしましては、このことから現在の認定基準、1.3倍以下を維持しつつ、今後の引上げに関しては生活保護基準の見直しや社会経済状況、さらに県内他市の動向も注視しながら調査研究してまいります。 ◎企画財政部長(春木直幸君) おはようございます。私からは、ご質問の3、(1)①、大河津分水通水100周年プレ事業の成果についてお答えいたします。  今年度実施しているプレ事業では、大河津分水が通水から100年を迎えることを広く市民の皆さんから知っていただくとともに、その通水に向け尽力した先人たちスポットを当て、燕市の歴史と魅力を再発見し、PRすることを目的に実施しております。主立ったものとしては、のぼり旗や公用車のマグネットシート、職員の名札などを活用した情報発信を始め、大河津分水を切り口に開催した良寛史料館長善館史料館での企画展や、長善館の門下生にフォーカスした燕大学の開講などの長善プロジェクトに取り組みました。さらに、100周年記念商品の開発やつばめ若者会議燕ジョイ活動部によるTwitter川柳コンテストなども実施したところです。こうしたプレ事業各種メディアでも多数取り上げていただいたため、100周年の機運を盛り上げるという意味において一定の効果があったと認識しており、引き続き全庁的に取り組んでまいりたいと考えております。 ◎産業振興部長(遠藤一真君) おはようございます。私からは、ご質問3番の(2)の①、川を観光資源として生かすことについてお答えいたします。  川と人間や自然との関わりを見詰め直すことは大切なことであり、特に大河津分水路のおかげで洪水がない農業に適した穀倉地帯となり、また日本有数産業集積地として発展できたという恩恵を観光の視点においても市民や市外の方々に伝えていくことは大切なことであると認識しております。大河津分水路改修工事やにとこみえーる館、道の駅国上を中心とした国上地区、寺泊や観光面で連携している弥彦村の観光資源を結ぶエリアは、まさにゴールデンルートでもあります。来年の大河津分水通水100周年に向け、全庁的な取組として様々な事業を検討しているところですが、この期間にしか見ることができない大河津分水路改修工事を観光面で生かすことについても取り組んでまいります。  以上です。 ◎都市整備部長(高波茂君) おはようございます。私からは、ご質問の3の(2)の②、水害への備えや川と触れ合うイベントの活用を目的としたEボートの所有と、イベント時のEボートの他市からの借用について承知しているかについてお答えをいたします。  現在、川と触れ合うイベントとして、大曲河川公園ファンクラブ主催の川下り、燕楽・水辺の巻が毎年大曲河川公園スタート地点として中ノ口川で開催されており、多くの市民の皆様から参加をしていただいております。その際、3艇のEボートのうち1艇は大曲河川公園ファンクラブが所有し、もう2艇は長岡市から借用しているものと承知しております。  また、ご指摘のとおり、水害を経験している自治体の中にはEボートを所有している自治体もあることは承知をしております。しかしながら、河川の氾濫等大規模な水害が発生した際には、障害物も多い中での救助が想定されることから、Eボートよりも耐久性や小回りの利く機動性、転覆しない安定性などの高い機能を持つボートが必要であるとも考えられております。燕・弥彦総合事務組合消防本部においても、同様の考え方に基づき、Eボートとは異なる災害救助用のボートを所有しておると聞いております。消防本部が必要と考えている以外の災害救助用のボートを所有することは難しいものと考えてございます。  また、イベント専用として所有することについても、費用対効果の面からほかの事業と比較しても優先順位は必ずしも高いとは言えず、現時点では難しいものと考えてございます。  以上でございます。 ◆14番(長井由喜雄君) では、最初のほうからお聞きをしていきたいと思いますけれども、答弁のほうは燕市としては市の鳥、ツバメの保護、飛来拡大の取組については特に考えてはいかないと、考えていないし、いくこともないと、市独自での考えはないというふうな答弁でありましたけれども、本当に考えてみると、現燕市になってようやく市の鳥について議会でも提起もあり、市としても2017年にようやく市の鳥、ツバメということで制定がされたわけです。あまりにもこの燕という名前に、私自身もそうですが、当たり前過ぎてきたかなと、この名前が。唯一ツバメという1つの鳥の名前のみを冠した自治体は1つだけになるわけですが、ほかにいろいろついている町村はあるにしても。なので、そういうことを考えると、改めて考えると、このツバメという名前が市の名前になっていることということについて、これは大きなものなんだなというふうに私自身思うところがあります。多くの市民の方がこれ当たり前だというふうに思ってきたところがあると思うんです。皆さんにしても同様ではないかというふうに思いますけれども、このツバメの飛来については、先ほど答弁もあったように、飛来数が減っているという調査は、私も申し上げたように、これはあるわけでして、これをやっぱり保護しましょうよという、これは燕市として、具体的なところをこれから模索をしていくにしても、そういう呼びかけとか、ツバメについていろいろ情報を市民に対しても発信をしていくというのは、別にこれはしないことを大きく選択するという、それほどのことではないと思うんです。逆に今まで関心がなかったかもしれないけど、今ツバメについて考えるとこうだねということを広報等を通じて、あるいは皆さんの様々な市民との関わりの中でその機会を捉えていくことは大事ではないかなと私は思うんです。なので、今後もしていくつもりはないと言い切ることではなくて、柔軟にこの思いを今後に向けていくべきではないのかなというふうに思うんですが、まず部長答弁されましたので、部長の考えをお聞かせいただきたい。 ◎市民生活部長前山正則君) 私先ほど答弁させてもらった市としての具体的な対策ということにつきましては、具体的にツバメに対してこうしよう、ああしようというような具体策は国、県がしておりますので、そちらに委ねたいということで答弁させていただいたものでありまして、議員さんのおっしゃるところはツバメを大切にしようという、そういう気持ちを市民と共有しようというようなところだと思いますので、先ほど議員さんのほうからお話ありましたけれども、平成29年にツバメを市の鳥に制定をいたしました。もちろんツバメを大切にしようという気持ちを込めての制定だというふうに認識をしております。制定から4年以上がたちました。ツバメが市の鳥であるということを忘れている方もいらっしゃると思いますし、分からないという方もいらっしゃると思いますので、まず機会を捉えまして市の鳥であるということを市民の皆様にPRして、ツバメを大切にしようというような気持ちを持ってもらうということで考えておるところでございます。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 今ほどの答弁でも具体的なところでは国や県がやっているから、そこに委ねるということでしたが、いろんな調査とか様々については国や県が主導して、県というよりも国が、環境省が主導しながらと、それも20年に1回調査したらこうだったという、環境省も一体そんな長い間どう見ていたのかなというふうに思うわけですけれども、確かに大きなところでは、私たちでできないようなことは、それは国や県がやってもらうべきだと思いますけれども、少なくとも私たちはこの市の鳥、ツバメをもっと身近に感じて、少しでも守ってやろうかなというふうな、あるいは拡大してほしいなと、飛来数が増えてほしいと、元気よくひなたちが巣立ってほしいと、そのためには今何を私たちができるのかなと、そういうことを少しずつ考えていくことは、燕市として私は非常に有効なことだと思います。例えば教育委員会を通じて子供たちに、小学校、中学校でこのツバメということをどの程度教科の中であるのか分かりませんけれども、住んでいる燕はツバメの名前を取った市なんだよというところから、まさに動物の育成あるいは生態、様々教えていくということは、これは可能性として十分あるだろうと。今どうしているか私分かりませんけれども、その辺については教育的観点から教育長なんかどう考えるかちょっとお聞かせをいただきたいところでありますが。 ◎教育長(山田公一君) 燕市の名前の由来等についてということも含めての考えですけども、現在社会科の中で郷土を学ぶということをやっています。そこの中で燕の名称の由来であったり、そういったことについては子供たちに伝えているというふうに認識しております。渡り鳥の生態とかそういったものについては、ちょっと私理科の授業どこまでどういうふうな形で取り組まれているか明快には今の時点で把握はしていないんですけども、そうしたSDGsの関係もあったりしますので、その辺も含めまして今後ちょっとその辺のところは検討してまいりたいと思っているところです。 ◆14番(長井由喜雄君) ツバメの飛来数というのが環境省の20年ぶりの調査においても、これは2016年から2021年まで日本野鳥の会や山階鳥類研究所と共同でこの調査をしたということですが、全国の拠点で見た、その数値の比較ということでありますが、前回の97年から2002年と比べてツバメについては1万4,978羽から今回の調査では8,978羽に減ったと。極端に言ったら半分近くまで減っているということなんです。同様に最近はムクドリに侵食をされたようにして見なくなったスズメも、これも3万1,159羽から2万627羽に減ったと。最近スズメが群れているのをなかなか見る機会ありませんけれども、それくらいに大きく変化をしてきているという現状があります。  それで、学校でも郷土のということでは燕市という名前等のことで教えてもいるということでありますが、天敵、カラス、蛇、これからどう守るかという、この辺が天敵だというのもありました。私自身、去年駐車場のところに巣を作って、ひなも生まれて、巣立つかなと思っていたら、いよいよだと思っていたところに巣が落ちていました。ですから、これきっとカラスが、カラスも何度も見ましたので、カラスが足でおっことしたんだろうと、ひなをくわえてでも逃げたんだろうというふうに思いますけれども、非常に残念な思いでしたけれども、こういうことについて、確かに西洋家屋が増えている、田畑、田んぼがだんだん畑になってきた、休耕田となって水が張られない田んぼが多くなった、様々な要因はあると思いますが、でもツバメにおいても燕市、旧燕の商店の雁木のところには照明のところに巣を作っていたのが、子供の頃からそれは当たり前だったわけですけども、近年どうかについてはなかなか私も、その時期に商店街を歩くということがないので、ちょっと正確には分かりませんけれども、しかしこういう例もあるんです。  ツバメが人のすぐそばで作るのは天敵となるカラスとか蛇が人に近づかないことを逆手に取った営巣の手法であると。ひなを守るために出入りの多いうちなどに巣を作るということです。実は市内の吉田地域ですが、ある印刷屋さんでは屋内の事務室に、室内の照明のところに巣を作って、繁殖も2回行っているという話でした。日中は親鳥が出入りをするので、戸を開けている。しかし、夜は閉めておく。親鳥も休むので。そういう話でした。ですから、こういうところがあるんだなと。それも2回巣立ちするのかということで私もびっくりしたんですけども、文献等によれば3回もあり得るみたいな、そんなふうにも書いてあります。  巣立ちの数、平均が調査では農村部では4.3羽、都市部では平均で0.4羽少なくなって4を切っていると。繁殖成功率や巣立つひな数を考慮した計算式で、巣立ちのひな数4羽以上だと個体数は維持をされるけれども、3羽、4を切ると個体数が減少していって、どんどん、どんどんツバメが減っていくというふうに言われています。なので、今ぎりぎりのところにあるんだなというふうに私自身この問題を勉強しながら思ったところですが、せめて燕市で平均4羽以上が巣立ってくれるような、そういう環境を燕市としても応援をするというふうなことを、どんなことできるのかなということを一緒に考えたり、あるいはカラスが来ないように巣をどう守るかについて市民にちょっとお知らせをして、こんなの見たらこんな対応してくれませんかというふうなことは私あってもいいと思うんですけれども、その辺については担当部長、どうお考えになりますか。 ◎市民生活部長前山正則君) 今ほど議員さんのほうからお話がありましたように、長年毎年ツバメが来て巣を作っているようなお宅では非常に大切にしているというようなお話をよくお聞きしております。ただ、民家で巣を作るということもありまして、なかなか市としてこうしてくれとか、ああしてくれとかと言うことが非常に難しいというふうに考えております。やはり大切にする気持ちを持っていただくということが大切だと思いますので、先ほど申しましたとおり、市の鳥であるということをまずPRしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) この問題で最後に聞きますけど、巣の落下を防ぐためには、カラスが来ないように例えば糸を張る、あるいは落下防止のためにちょっと板を置いておいてやるとか、あるいは落ちた場合はそっとティッシュなどをカップ麺の容器に入れて、近いところにガムテープで貼ってやりましょうとか、そんなふうにいろいろ見ると書いてありますけれども、市長は燕市の市長としてこのツバメという問題、ちょっと提起をさせていただきましたが、どのように考え、どんなことをしていきたいと思ってくれればいいですが、どういうふうにそこをお考えになるか聞きたいと思います。 ◎市長(鈴木力君) 燕市という全国でも唯一の鳥の名前、ツバメに関連しているということで、燕市と鳥のツバメというものをダブらせながら燕市のいろんな政策を打ち出していく、それは私就任して以来むしろある意味積極的にやってきた部分がございます。それで、今回の長井議員のご指摘のツバメの数の減少を抑えるとか、増やすとか、生態系にまで踏み込むという話になると、なかなかそこまで燕市が完璧にやれるかというと荷が重たいのかなという感じはしております。個々のいろんなおうちの様式の問題であったり、取組というのをお願いしていくということはなかなか難しいと思うんですが、もう少しイメージというか、ビジョンといいますか、それとまちと重ね上げながら、燕市としてツバメという鳥も大切にしていきたいんだということに取り組んでいくということは必要なんだろうと思います。  例えば先ほどもご指摘ありましたけど、ツバメが飛来するおうちというのは人の出入りが多くて活気があるということですから、ツバメが飛来する燕市というまちは活気があるまちだみたいなイメージで、例えば人口減少対策をしっかりこれからもやるとか、市街地の空き家をなくすように空き家対策をやっていくとかというような形での取組をして、全体としてツバメがどんどん飛来してくるような活気あるまちを目指して取り組んでいるんだねと、市民も一緒になって取り組んでいるんだねということは是非やらせてもらいたいなというふうに思っています。  ちょうどこれNHKのSDGsをテーマにした番組のテーマソングが「ツバメ」という歌なんです。YOASOBIという人気のグループが歌を作っていて、そこが非常にいい歌詞があって、私ぐっと心を打たれて、今大好きな歌なんですけど、そういったNHKがSDGsと絡めながらツバメという鳥も象徴的にやっているんで、まさに燕市が保育園とかで「ツバメ」を歌ったり踊ったりしながら、そこに込められている、歌詞の中に、市全体で取り組んでいこうみたいなことは是非やりたいなというふうに考えております。具体的に今現在どのぐらいツバメがいるかも分からないのに、それをどこまで個体数がどうのこうのと言われると、ちょっとそこまでは市としてはなかなかということなんですが、今ほど申し上げたような意味合いであれば是非取り組んでいきたいというふうに思っています。 ◆14番(長井由喜雄君) 私も今度そのSDGsの関係の「ツバメ」聞いてみたいなというふうに思っていますが、私も今燕市が調査しているわけではないのに、そこを分からないのを根拠にこうすべきなんて言っているんじゃなくて、まずはツバメという今まで当たり前だったことについて、鳥と重ね合わせてちょっと見ていこうねと、そういう提起なんです。全国の自治体ではツバメを保護しようという、大事にしていこうよという自治体が18あって、今年度だけですけど、感謝状を贈呈されているという記事なんかも出ています。燕市も是非ここに加わっていこうというふうな姿勢を持っていただきたいということを申し上げて、次に行きたいと思います。  就学援助の関係です。先ほど来出ていますけれども、今14費目の中に入っていないものについての様々ななぜこれを入れていないかの話はありましたが、例えばクラブ活動費なんか見てもやっているところも、燕中だってあったりするわけでしょう。やっているところがあるのに対象外という何か根拠はあるんですか。
    教育次長(太田和行君) クラブ活動費についての質問です。繰り返しになりますけど、クラブ活動費については遠征費補助金大会出場者に係る経費を助成する制度が既にあるため、対象外としていると先ほど答弁させていただきました。まずは、厳しい財政状況の中でありますので、学用品費生徒会費PTA会費等の全てのお子さんが必要となる費用について優先的に援助しているところです。クラブ活動費を対象とするかどうかは、今後も他市の動向を注視しつつ調査研究してまいりたいと今のところ考えております。 ◆14番(長井由喜雄君) 失礼、そうですね。体育実技用具費の関係で柔道があると、剣道もあったりするわけですけれども、そうだということでした。私がちょっと間違えましたが、通学費の関係でも遠い子については対象としているという話でしたが、国が出す費目の単価、これと合わせたときにはその状況というのは、対象とはしているということと、その範囲内で十分対象児童生徒がいらっしゃったとしたら賄えているんだよと、最高額までちゃんと出していますということなのか、その辺のところはどうなんでしょうね。 ◎教育次長(太田和行君) 通学費に対しての質問です。通学費に対しては、児童生徒が遠距離から通学するために利用する公共交通機関の運賃が援助の対象となっております。この対象範囲ですと、本市においてはごく一部の電車通学の生徒のみが対象となります。これは現在遠距離通学補助金を補助している範囲より狭い範囲でありますので、通学費を対象とした場合と比較してより広く補助していると認識しております。国ののでやると、電車で行っているけど、親の送迎とかもありますんで、そうするとちょっと該当しなくなりますんで、現在やっている遠距離通学補助金で燕市は対応しているところです。 ◆14番(長井由喜雄君) 大きな根拠として、そこを除いていますという根拠については、一部対象としていると、別な形で。それもありますけれども、今おっしゃったように、厳しい財政状況だというのがまず来るわけですよね。全体に網がかぶるようにと、そこを優先しているというのが来るわけなんだけども、しかしながら国でさえもこの就学援助の拡充というところでは、1人1台タブレット化という中で、オンライン学習通信費なども、当たり前だけれども、国は進めようとするわけだから、それまで入れ込んできているわけです。つまりはまだ持ち帰っていないからという話ではありましたけれども、今後これはとても具体的な話になるし、ましてやネット環境の差がいじめにも発展する可能性って今のこの時代だと一番大きく考えられるわけですけれども、タブレットについては様子を見るということでしたが、皆さんの中では、既にもうタブレットも配付をしているわけだけど、検討というのはされているところですか、お聞かせください。 ◎教育次長(太田和行君) タブレットにつきましては現在持ち帰りをしていないということで、この通信費については今後持ち帰りしてきたときにまた検討したいと考えているところです。これから持ち帰りについては、うちのICT推進協議会のほうで持ち帰りの時期について今後検討するということになっております。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) この就学援助というのは、言うまでもなくですが、まず根拠法として憲法26条に義務教育の無償化、これが一番上位法としてあると。次に教育基本法の4条で全て国民はひとしくその能力に応じた教育を受ける権利を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位または門地によって教育上差別されない、そしてさらに学校教育法の19条で経済的理由により就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は必要な援助を与えなければならない、こう規定しているわけですよね。そのときに国が示した14費目、これを品目と呼んだり様々ですけども、私は費目と言いたい。この14費目について少しでも対象となり得るところがあるとすれば、やっぱりそれはちゃんと形はつくっておくべきと。ただ、違う対応でやっているんであればそれはそれなんだけども、対象費目としてはちゃんと市としては示すということはとても大事なことだと思いますが、改めてそこを聞かせていただきたい。 ◎教育次長(太田和行君) 国の14品目について助成してはどうかということです。燕市といたしましても、今挙げた4品目については、国の基準ではやっておりませんが、それに代わる補助金等で現在やっております。そして、ほかの今後またタブレット等、持ち帰り等で検討が出た場合はまたそれを検討していくということで答弁させていただきました。今後についても、まずは学用品費生徒会費等、全てのお子さんが必要になるのを優先して確保してまいりたいと考えます。ほかの費目についても今後検討してまいります。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 県が決算をしたときの資料、結構多く出るんですが、これによると、令和2年の県の決算資料ですけれども、就学援助率、これが燕市は平成27年13.6%だったのが、令和1年は15.3と年々対象数は上がっているんです、ご存じのとおり。対象者、援助率、そこが上がってきていると。他の自治体でも上がっているところが市でいってもほかに7市ぐらいあると。つまり半分ぐらい結構上がっているんです。もちろん抑えている自治体は下がっているところもあります、新潟のように。逆にそういうところはあるんだけども、自然に見ていったときに、燕市においてはその対象、援助率というのは非常に上がってきていると見て私はいいと思うんです。そのときにこういう状況、経済状況、コロナ禍にあってさらに大変、こんな状況の中で、呼びかける、それについてはいろいろやっていて、皆さんも頑張っていらっしゃると思うので、いいと思うんですけれども、ここで1つ大事になるのが、教職員に対してこの就学援助の説明を教育委員会としてしているかどうか、これとても重要なところだと思うんです、教師の意識としても。その点はどうかお聞かせください。 ◎教育次長(太田和行君) 就学援助の周知を教職員にしているかという質問です。就学援助お知らせについては、先ほど答弁したとおり、1月下旬に全員にお知らせと申請書を配らせてもらっています。その前の段階で校長会や、あと各学校のほうに周知をさせていただいております。 ◆14番(長井由喜雄君) 今の点ですけど、教育委員会として多くの教師を対象にその説明をきちんとやっているかということなんです。これやるからねと言って、あとは学校任せで、それやっているだろうじゃなくて、その徹底というのはどうかを尋ねています。いかがですか。 ◎教育次長(太田和行君) 特別教職員を集めて説明会というのは行っていませんが、校長会でお知らせを配布のときに説明させていただいたり、あと係のほうから学校に案内文を上げたときに、分からないところがあれば連絡くださいというふうな感じでさせてもらっております。 ◆14番(長井由喜雄君) そこはやっぱり大事だと思うんです。まだ教師への説明というところが非常に少ないということもいろいろと研究者も指摘もしています。だから、私も大変大事なところだと思うということを申し上げたい。  それから、準要保護の関係ですけれども、これは大きいところもあれば、低いところもあるけれども、平均がそんなんで、燕市もそれにのっとると。しかし、さっき言ったように、15.3%に援助率が上がってきているというふうに考えたときに、そこはもう一つ別視点を持つ必要が教育委員会としてあるんではないかと思いますが、教育長にお尋ねします。その辺どういうふうに認識をされるか。 ◎教育長(山田公一君) 今ほどのお尋ねは、援助の倍率の話ということで理解してよろしいでしょうか。            〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎教育長(山田公一君) 子供の数が減っている中で、やはり受給者数の数が増えてきているというのは、そういう傾向にあるというふうに理解しておりますし、その分きちんと周知がある程度できているというところにもつながっているのかなというふうに思っております。いずれにいたしましても、セーフティネットの部分の機能を持っておりますので、支給対象の費目も含めまして今後また研究させていただきたいというふうに思っています。 ◆14番(長井由喜雄君) 全市、県内の市町村を見ても、燕市は9品目、他市では10、11、中には12対象としているところもあるということは皆さんも承知のとおりだと思いますので、是非その視点に立っていただきたいということを申し上げて、次に行きたいと思います。  最後に、川との共生ですけれども、プレ事業、皆さんいろいろやっていますというんだけども、川と直接関係あることをこの間やってこられているのかなと見たときに、どうなんでしょうかということを尋ねたいんです。ちょっと漠然としたお尋ねになるので、さっき答弁をされた部長、そこをちょっとそれぞれの立場で答えていただきたい。 ◎企画財政部長(春木直幸君) 申し訳ございません。私のほうで1回答えさせていただければと思っております。  先ほど答弁いたしましたとおり、プレ事業は通水100周年を広く市民の皆さんに周知を図って、通水に尽力した先人たちスポットを当てることで、燕市の歴史と魅力を再発見する事業展開を行ってまいりました。こうしたことは、プレ事業ですので、まずは100周年の機運を盛り上げていくということが重要でないかと考えてのことであります。今ご質問の川に関するイベントや観光事業などにつきましては、特にプレ事業を行っている今年度につきましては、コロナ禍の中でかなり制限があって限定的なものにならざるを得なかったという状況でございます。こうしたことを踏まえて、令和4年度の本番ではこういった川と関連した事業についても検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 今年度の予算の資料等を見たときにも、例えば新商品開発、これ一番大きく300万円の予算取っているわけですが、今年度どんなふうなこの通水100年に絡んだものが作られているんですか、教えてください。 ◎産業振興部長(遠藤一真君) 今年度通水100周年の記念事業ということで、新商品開発ということで行わせていただいております。今年度採択させていただいたものは9品目あります。中には大河津というものに関連したビールグラスですとか、あるいはカトラリー、それから生活用品、そういったもの、それから大河津分水がもたらす恵みによって生まれた野菜ですとか、そういう素材からできるもの、それからお弁当、それから日本酒とか、そういったものについて採択しているところでございます。 ◆14番(長井由喜雄君) 今年度の予算で1,543万3,900円と。コロナ禍でもあり、未執行分もあるのかもしれませんが、現状のところ全てできていないということなんですか。ちょっとそこは総体的に教えていただきたい。 ◎企画財政部長(春木直幸君) 予算の執行率ということになりますと、今ちょっと手持ちに資料がありませんので、きちんとした答えはできませんが、今年計画したプレ事業についてはおおむね順調に進めておるというところでございます。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 通水100年の事業ということで、私はもっと川に積極的に関わるような取組というのがあるべきだというふうに思うんです。今までやってきた事業に逆にこの名前をつけて、じゃその延長線で商品開発だとか、今までやっている事業に対してこの名前をつけてやっている、そういうふうに私には見えてならんのです。来年度、今年未執行の分含めて似たような事業を中心にやっていくということですか。 ◎企画財政部長(春木直幸君) 来年度の事業についてであります。先ほど市長が答弁いたしましたとおり、今年度の継続事業もありますけれども、大河津分水からの恩恵である本市の金属加工産業や農業にもスポットを当てたイベントあるいは事業、さらには分水路の改修工事を観光面での活用、先ほど産業振興部長がお答えいたしました。また、桜まつりなど既存のイベントを拡充して、そこに人からたくさん来てもらおうという関係人口の創出などなど、多数の事業を今現在検討しておるところでございます。  以上です。 ◆14番(長井由喜雄君) 私はもっと川に、直接市民が水に触れるくらいの事業についても検討すべきだというふうに思いますが、その辺についてはどうなのかな。市長から。 ◎市長(鈴木力君) 長井さんのご意見としては川に直接触れるというご意見だと思いますけれど、我々は大河津分水、100年前にああいったことを造ろうと、あるいは造るに努力されたというそこの部分にフォーカスを当てたいというのがまず1つあります。そこには長善館という教育がしっかり行われていて、そこで育った方々がいろいろと活躍したから、あの大工事がまず道が開けたということ、すなわち教育のまち燕市ということを改めて市民の皆さんに振り返ってもらうとともに、そういったまちなんだよということを全国に発信したいということでございます。そして、先人たちの功績によって大河津分水ができ、そのおかげで産業が発展し、農業が発展したという、その恩恵によって燕市がどう発展してきたというところにもフォーカスを当てて、それを発信したいということが我々の100周年記念事業としての基本的な考え方です。川そのものについては、国なりの川そのものを所管している皆さんの事業の中でもしかしたらそういうのがあるのかもしれませんが、燕市としてはそこに取り組んだということ、その恩恵を受けたということを基本に考えていきたいなというふうに思っているところでございます。その過程では、そこ全体を見るに当たって雄大な川を眺めてもらったりとか、あるいはこれから始まる新しい工事というところ、また次の大工事が始まるということも見ていただきながら全体の観光ルートをつくっていこうということは取り組みたいと思いますけれど、我々の考えとしては川に直接触れ合うということを前面に打ち出した事業までは考えておりません。 ◆14番(長井由喜雄君) 防災という観点からお聞きしますけれども、氾濫ということは十分あり得るわけですけれども、防災の観点でこの川について、これは(2)の②、異常気象等について燕市がどう、市民が関われるかというところですけれども、どのように皆さん見解持っているのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎総務部政策監(危機管理監) 十河浩 君) それでは、防災の観点からということですので、危機管理監がお答えいたします。  まず、長井議員さん言われるように、Eボートを始めとしてボートはたくさんあるわけですけども、私はどうもちょっと重要なところが抜けているなと思います、この話の中で。何かというと、じゃボートさえあれば水難救助はできるのか。じゃ燕市役所にボートを買いました。置きました。じゃ水害が起きましたから、総務部と企画財政部と市民生活部から2人ずつ出して救助に当たってください、そんなことが成り立つのか。つまりボートそのものよりもボートを使って救助に行く人、その人たちの技術と体力とそれに基づく使命感、これがあるのかどうかということがまず最初に来て、その人たちがいるから、その人たちの能力に合ったボートを導入して配置をする。そういう観点からすると、消防は少なくともEボートよりは、ほぼ同じ値段でちょっと安いFRPボート、これがいいということで、今回も4そう買っております。ということですので、やはり現場で命がけで救助に当たる人が自分の命をかけてもいいと思うボートを買う、これが正しいと思いますので、長井さんが言われるレジャーとしてのボートというのはちょっとしたスリルがあるから、面白い、それは分かります。ただ、それを、私も33年間自衛隊でそういう業務に携わってきましたけど、自分の命をかけてもいいボートかというと、それはなかなか難しいところだと思います。ですから、レジャーと人命救助というのは根本的に違うので、切り離して考えたほうがいいというふうに私は考えております。 ◆14番(長井由喜雄君) 決してレジャーという観点ではないというふうに私も申し上げたいと思うんだけど、逆に危機管理監は専門の立場からということなので、市民にそれを求めてもそもそも話が合わないわけでして、水害というのは市民全体に及んでくるわけなので、その場合に市民が自分の命を守る、近くにいる人をどう守るかという点での対応というのは、これは必要だというふうに思うわけですが、改めてちょっと意見をお聞かせいただきたい。 ○議長(大原伊一君) 長井さん、通告外のほうに踏み込んでいると思うんですけど。1回ぐらいは許していますけど、2回目、3回目となると、さすがにそこまで突っ込まれると通告外というふうに言わざるを得なくなりますが、どうしますか。 ◆14番(長井由喜雄君) 私は、やっぱりこの異常気象の中で水害は起こり得るというふうに思っています。ですから、専門の方がどう助けに来るかじゃなくて、みんな市民が守れるものは守れる力を持っているならばそれを生かそうという観点でのこのEボートの提案でもあるので、そういう観点から最後にお聞かせをいただきたい。 ○議長(大原伊一君) 長井さん、言い訳のような質問をしなくても結構なんですけど、通告外で、もし質問したいんであればきちっと項目を起こしておいていただかないと、関連部署の方が、たまたま今回危機管理監がおられたから、答弁できていますけど、そうでなければ答弁はできないわけです。だから、きちっと項目を起こした中で質問をしていただきたい。あなたももう5回、6回と当選されていますから、それは当然のごとく分かっていられると思うんですけど、その辺のところをきちっとやっていただきたいということをお願いしたいと思います。時間が来ましたので。  ここで説明員入替えのため、休憩します。          午前10時35分 休憩          午前10時49分 再開 ○議長(大原伊一君) 休憩を解き、会議を再開します。  次に、11番、タナカ・キン君に発言を許します。 ◆11番(タナカ・キン君) それでは、12月定例会最後になりましたが、一般質問を行います。大項目で3点あります。  大項目1、松長小学校の今後の在り方について、中項目(1)複式学級と統合についてであります。燕市教育委員会学校教育課が発行している「まつなが通信」第1号は、令和元年11月29日に開催した松長小学校の地域・保護者説明会の様子を載せています。このとき令和5年度から複式学級になることや、複式学級を避ける場合には令和5年度から他の学校との統合と回答しています。  小項目①、およそ2年が経過し、「まつなが通信」も令和3年11月1日で第7号が発行されています。これは、実際にはその後第8号も発行されております。これまでの経緯について伺います。  ②、最初の資料では、児童数、学級数の推移と見込みが令和5年度から複式学級となり、7年度には複式学級は2学級となるとあります。8年度と9年度の見込みについて伺います。  ③、令和2年度は1学年12人の見込みでありましたが、実際は9人の入学でありました。理由についてお伺いします。  ④、学校とは将来社会という人の集まる集団の中で生きていくために、学力、体力を身につけ、活動することで集団の中での自分の在り方、コミュニケーションの取り方を学ぶ大切な場であります。これらを考えますと、複式学級は決してよい教育環境と言えるものではありません。市の考えを伺います。  大項目2、市展について、中項目(1)審査の在り方です。小項目、応募者や応募点数が年々減っている中で、打開策について伺います。  ①、市展では作品解説の日を設けていて、各部門で審査された先生が展示されている作品の前で1点ずつ解説を行うことになっています。出品者の多くが解説を聞いて作品作りの参考にしようと耳を傾けています。書道部門で起きたことでありますが、ある作品には、しばし沈黙があったそうなんですけども、審査の先生、これは汚いですよねと言い、別の作品でもこんな作品は出品するよりも家に飾っていればいいですねと解説者にあるまじき失礼な発言を行ったというのであります。これについては私も確認しておりますが、そう言われた方、汚いと言われた方、この方は最初だったもんですから、いたたまれなくなったんですけど、そこで動くと自分だというのが分かるんで、じっとこらえていたといいます。その場で聞いていた出品者を傷つける発言で、許せるものではありません。解説者が出品者のやる気をなくす発言をするようでは出品者が増えるわけがありません。この件について市はどう考えるのか伺います。  ②、新燕市になって今年で16回を数える市展ですが、日本画の審査員は毎年替わっています。ここで、ちょっと資料として私の一般質問の資料送ってもらっていいですか。皆さん、日本画の審査員は毎年替わっているんですけど、燕はほかのところはみんな2年続けてとかなんです。もう一つは胎内市です。毎年のように替わっております。だから、こういう2年連続して審査を行うと出品者が減少していくんです。  これについてはなぜかというと、ちょっと挙げますけれども、例えば洋画部門で言いますと、大きく分けて抽象画とか具象とかありますけれども、近年はそれらとまた全く違う表現の作品もあります。でも、その先生が具象、これもまた例えばですけど、例えば風景画専門の先生であれば、抽象画とか、あるいはそれらを超えた前衛的な表現なんかについて本当に理解できるだろうかというふうに思っております。  以前、数年前燕の市展、私市展は毎年見に行くんで、洋画部門です。おっ、いいな、これ。2点出されていたんですけども、すぐ力のある人だというのは分かりました。しかし、奨励賞ももらっていなかったので、どうしてかなと。たまたまその日が搬出の日でもありましたので、しばらくしてその方が取りに見えました。私は、声をかけて、残念でしたね、でもあなたのはすばらしい作品なのにというお話をさせていただきました。そして、よくよく聞いてみると、その方は最近引っ越してきたと、それまでは長岡にいて、長岡の美術協会の会員でしたということを教えてもらいました。長岡の美術協会、長岡は燕市よりも、申し訳ないですけど、やっぱりレベルが高いです。私はじゃまた来年もというふうに言って、来年も出していただきました。また賞ももらえていません。その方は、もう翌年から出さなくなりました。全く残念です。これは、審査する方がそういった自分の専門外のやつを見る目が少し足りなかったのかなというふうに私は思います。  今回の書道部門もそうです。書道も年々表現の幅が変わってきております。そうすると、自分の社中、自分のグループでもってやっているだけでは、今度はそれ以外の作品はなかなか見る力が弱いと思うんです。そういうためにも審査員はやはり毎年替えていく必要があると思います。燕市に伺います。  それと、小項目③、燕市では作品審査の日、作品の解説、審査の先生方と出品者の懇親会が別の日に行われております。しかし、県内ではこれらが同日に行われている自治体も増えていますが、検討の余地があると思います。伺います。  中項目(2)会場の設営について。会場は産業会館の大ホールで、パネルを設置して作品を展示していますが、パネルが床から立ち上がっていて向こうが見えないものもあれば、下のほうが空いて見苦しいと感じる設置もあり、ばらばらであります。理由についてお聞きしますが、これについても資料がありますので、お願いします。  今皆さんが見られているのは、これは実は市展ではないんです。産業会館で今年行われた吉田の文化祭です。下のほうがパネル、予備のパネルがちゃんと塞いであります。これがパネルの使い方なんです。皆さんもご存じのように、このパネルというの、組立て式のパネルは背の高い作品には上げますよね。書道なんか最たるものです。そうすると、下のほうの隙間をやはりこういうふうに予備というか、そういう小さいパネルで見えなくするんです。ところが、こう文化祭では行われているのに、市展でありながらそういうことがやられていないのは残念でありますが、これらの理由についてもお聞きします。  大項目3、文化祭についてであります。会場の設営について。①、秋は市展を始め各地区で文化祭が催され、見る者の目を楽しませてくれています。市展や中央公民館、産業会館での文化祭は、会場の設営についてはシルバー人材センターに委託してパネル等を設置するのだと聞いていますが、それ以外の地区公民館での文化祭は地域の人たちがやっているはずですが、この違いは何なのかお聞きします。  これで1回目の質問を終わります。 ◎市長(鈴木力君) タナカ議員からいただいたご質問は教育委員会所管の具体的な内容のものとなっておりますので、教育委員会のほうからお答え申し上げます。大項目1番につきましては教育委員会主幹から、大項目2番、3番につきましては教育次長のほうから答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 私からは、大項目1、松長小学校の今後の在り方についてお答えいたします。  初めに、1の(1)の①、松長小学校の今後の在り方検討会におけるこれまでの経緯についてお答えいたします。令和元年11月29日に開催した地域・保護者説明会では、少子化の影響等により、松長小学校が令和5年度に複式学級が見込まれることなど、松長小学校の現状についてご説明いたしました。加えて、松長小学校の今後の方向性を協議するための検討会を組織し、将来の松長小学校の子供たちの教育環境としてどのような方向が望ましいのかを今後検討していくことについてもご説明いたしました。その後、この検討会では約2年間にわたり、松長小学校の将来的な児童数の推移や複式学級のメリットとデメリット、地域等に実施したアンケート調査の結果等を参考資料として、将来の子供たちの教育環境がどうあるべきかを15回にわたり協議いたしました。さらに、検討会においては他市で複式学級となっている学校への委員視察を行ったり、自治会及びPTA、保育園等の保護者を対象とした説明会をそれぞれ実施し、地域や保護者の皆様がどのようなお考えなのかを把握するなどしながら、これまで丁寧に議論を重ねてきたところでございます。  次に、1の(1)の②、令和8年度、9年度の児童数と学級数についてお答えいたします。令和8年度は、全児童数は43人で、全学級数は複式学級2学級を含む4学級となります。令和9年度は、全児童数は39人で、全学級数は複式学級2学級を含む4学級となります。これらはどちらも見込みとなります。  次に、1の(1)の③、令和2年度の入学者数が見込み人数より減少した理由についてお答えいたします。入学者の見込み人数につきましては住民基本台帳を基に算出しておりますので、毎年どの学校でも転出入等により見込み人数と実際に入学する人数が異なる場合が生じます。  最後に、1の(1)の④、複式学級に対する市の考えについてお答えいたします。全国的に家庭及び地域社会における子供の社会性育成機能の低下が見られる中、学校の小規模化に伴い、そうした教育上の諸課題がこれまで以上に顕在化することを懸念されてのご質問であると認識しております。複式学級については、子供たちが互いに親密な関係を築くことができることや、少人数のよさを生かしたきめ細かな指導を受けられる等のメリットがある一方、大きな集団での社会的経験の場や機会が不足しがちになることや、学年別指導において教師の直接的な指導を受ける時間が少ない等のデメリットもあります。  以上です。 ◎教育次長(太田和行君) 私からは、大項目2と3についてお答えいたします。  初めに、2の(1)の①、市展の審査員による作品解説についてお答えいたします。議員ご指摘の市展の作品解説会における審査員の発言についてでありますが、当日作品解説会に付き添っていただいた燕市美術協会の役員と係員数人に確認したところ、発言された内容は全て記憶はしていないが、中にはそのような発言があったとのことでした。本来公募展における審査員の作品解説の内容については、作品のよい点については大いに認め、評価し、努力が必要な部分については指摘しつつも、その結果、出品者の技術の向上を図るという前向きな解説であることが求められると考えています。市教育委員会といたしましても、出品者の皆様がまた出品したいと思えるような作品解説会にしていきたいと考えておりますので、去る12月3日に市展の反省会のために開催された美術協会の役員会において、作品解説会の趣旨をお伝えし、その趣旨にのっとった解説となるようお願いをしたところです。  次に、2の(1)の②、審査員が2年連続していることについてお答えいたします。市展の審査員は、美術協会から日本画、洋画、工芸、彫刻、書道、写真の各部門別にお一人ずつ選出いただいております。選考の基準につきましては、キャリア、所属団体の肩書などをもって市展審査員にふさわしい審査員と認識しております。議員ご指摘のとおり、市教育委員会といたしましても、審査に偏りが生じないように審査員が連続しないことが望ましいと考えますので、その旨を先般の美術協会の役員会でお話をし、改善の協議を始めたところです。  次に、2の(1)の③、作品の審査、解説、審査員との懇親会の開催日についてお答えいたします。燕市の市展の流れにつきましては、会期の前週に作品の審査を行い、その審査結果を踏まえて作品を展示し、その後会期中に作品解説会、授賞式を行っております。今年度、昨年度については新型コロナウイルスの影響により開催できませんでしたが、授賞式の当日には美術協会会員及び市展出品者との懇親会を開催しております。こうした流れであることから、審査日、解説日、懇親会を同日にするのは日程的には難しいですが、他市で同日に行っている事例もありますので、先般の美術協会の役員会でその旨をお話ししたところです。  次に、2の(2)の①、市展のパネル設置についてお答えいたします。市展の作品展示については、長辺180センチメートル、短辺120センチメートルの作品展示用のパネルを使用しており、作品の大きさや形状に応じて設置方法を変えております。例えば書道部門においては、大きい作品があることから、補助パネルを下部に連結して展示しており、結果として後方が見えないようなパネル設置となっております。一方で、書道部門以外のパネルについては、作品が大きくないことから、補助パネルは使用しないで、下部が空いた状態で設置をしております。  最後に、3の(1)の①、市展や文化祭のパネル設置者の違いについてお答えいたします。秋に開催しています市展や各公民館の文化祭には、市民の方々や各施設の利用団体等から、日々の活動等の成果の場として書道、絵画、手作り作品、写真などの作品を出品いただき、展示しております。議員ご質問の吉田産業会館で開催する市展や吉田地区文化展、中央公民館や分水公民館で開催する文化祭は、市内全域もしくは燕、吉田、分水の地区全体のイベントとして開催されているものであることから、シルバー人材センターへ委託してパネルの設置を行っています。一方で、地域の公民館での文化祭は地域におけるイベントであることから、地元の皆さんから運営していただいているものであります。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) それでは、松長小学校の今後の在り方からいきます。  「まつなが通信」の第1号では、地域の児童数が減少し、令和5年以降は複式学級が見込まれる状況となると説明しております。説明では、これらを踏まえ、市教育委員会では松長地区の子供たちのよりよい教育環境の実現に向けて、地域や保護者の皆様と話合いを始めました。これでお聞きしますけれども、市教育委員会の考える子供たちのよりよい教育環境とは何ぞやについてお伺いします。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 市教育委員会が考えるよりよい教育環境とはいかがなものかということでお答えさせていただきたいと思います。  まずもって、学校というものは子供たちの人格形成を支えるものであり、その人格形成の中の一つとして、ある意味今後の社会に必要な資質、能力を育成しなければならないと考えています。よって、学校の教育環境といたしましては、社会性の育成が可能であるということから考えたときに、ある程度の人数は必要であるだろうというふうに考えております。また、地域と共に歩む学校づくりということが現在進められております。それは、未来の地域を支える人をつくるということも学校教育の中の大事な視点であるからです。そういった意味においては、地域と密着した、地域の方と共につくり上げる学校教育の環境も必要であるというふうに考えています。以上の2点から、教育環境といたしましては、子供たちにとってきめ細やかで、かつ地域とつながりのある学校教育が可能なようにすることが必要であるというふうに考えます。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) これはもっともな答弁です。よりよい環境とは、今答えていただきました。私も書くので必死だったんですけども、本当にそれぞれが、私も質問の中で言いました。子供たちが将来社会にとって必要な人材となる、社会の中で、その集団の中でどう生きていけるか、これを学ぶのが、それぞれの段階においてですけども、小学校、中学校、高校とありますけれども、それ以外ないです。ところが、先ほども言っているんですけども、地域の皆さんに説明された複式学級になるメリットとかデメリットとか言っているんだけど、デメリットは分かります。社会性、これはとても教えるということは困難です。メリットと言っているのって一体何なんですか。本当にメリットがあるなら別に複式学級でも全然いいじゃないですか、むしろ。私は大きく捉えたときにメリットはないと思っているんですけども、その辺についてお聞きします。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 複式学級になったときの教育上のメリット、デメリットについてご質問いただきました。複式学級に関しましては、1つの学級の中で2つの学年の学習をするということがまずもって基本とされていますが、そのほかにも2つの学年のうちの1学年の学習を2つの学年の学齢の子供たちがいる中において学習をするという場面もございます。学年別学習と学級内での1つの学習ということでいいますと、そのような学習形態が2つ存在することになります。その2つの存在する学習形態の中で進められる授業に関しては、子供たちにとっては自分の学年よりも先の学年を学習するという場面が生じることもあるとともに、または別学年の授業を同一の教室の中で行うという学習状況においては、1つの学年の授業が進められているときに自学を行わなければならないという状況も生まれるということもあります。これらのことを鑑みて、文部科学省のほうでも、市教育委員会といたしましても、子供たちにとって教育環境として心配な面があるということは十分承知しております。ただし、逆に申しますと、今度複式学級だからといってということではないのですが、小規模校という意味で考えたときに、大変地域と密着した学習ができる、逆にまた教員一人一人が子供たち一人一人の様子に寄り添ってきめ細かな指導ができるという意味でのメリットはあるかと思っています。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) 教育委員会の皆様はきっと子供の頃勉強ができたと思うんですけど、この世の中でいろんな子供、みんながみんな勉強好きな子供ではありません。いろんな子供がいます。まさにいじめ問題なんか特にそうなんだけど、そういうふうなときに、確かに場合によってはすごく少人数で先生から見てもらえる。でも、さっきも言いましたよね。一番やっぱり保護者が心配するのは社会性なんです。仮に例えば勉強ができて、高校、大学と進学して、とても優秀な大学出てきても、社会性がなければ例えば引き籠もったりする、こんな例は幾らでもあります。保護者が望むのはそこでないかと思うんだよね。  それでですけども、先ほどの検討会、私らにとっても、議会にとっても、検討会にとっても必ず資料が必要になりますけれども、私はこれまでも資料のことについてはさんざん言ってきております。正確な資料、分かりやすい資料。そこで、ちょっとお聞きしたいんですけれども、この複式学級になるか、統廃合になるかということの中で、統廃合についてもそうですけれども、新潟県の小学校数は昭和29年の1,055校をピークに減少していって、令和2年には452校に減っております。実に603校も減っています。ということは、時代の流れの中で統廃合というのをこれだけやられてきたんです。また、燕市においても1972年の4月、旧小中川小学校と旧川前小学校が統合し、現在の小中川小学校になりました。このとき川前小学校は138人でした。今の松長が60人ほどですから、当時の川前は138人でした。いろんな事情があったと思います。合併しました。合併して、このとき、ちなみに1972年当時松長小学校は108人です。ということは、50人近くそこからまた減っていると思うよね。そうすると、複式か統廃合かというようなものを皆に検討してもらうときには、こういったものも資料としての提出はごく当たり前だと思うんだけども、提出しなかった理由についてお聞きします。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 検討会での資料の提出についてご質問をいただきました。検討会につきましては、まずもって松長小学校の児童数と学級数の推移についてはお示しさせていただいたところでございます。その後、説明会等において新潟県全体の児童生徒数の変遷、そして統合の状況につきましても、複式学級の状況につきましてもご質問いただいたものについては資料を提示し、お示ししたところでございました。通信の中に示させていただいたもの、もしくはあらかじめこちらのほうで提案させていただいたものはホームページにあるもののみにさせていただいておりますが、そのほかにも様々な形でご質問に応じて資料のほうを提示させていただいているところでございます。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) 「まつなが通信」みんな見ていますけども、それらは「まつなが通信」には載っていないけど、示されたということですけれども、これまで議会における懇談会にはこれらは全然説明も何もされていないんです。じゃ議会にはなぜ説明しなかったのかお聞きします。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 松長小学校の在り方検討会における内容についてのご報告は、その都度「まつなが通信」によって行わせていただいておりましたので、そのほかのものについてお示しする機会がございませんでした。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) この「まつなが通信」なんですけど、第3号では三方崎保育園及び真学園の保護者アンケートの結果を載せています。これは、今後松長小学校に入学予定の子供の保護者を対象にしています。回答数22名のうち統合を希望19名、複式学級で松長小学校の存続希望3名とパーセンテージにすれば約86%が統合を希望しています。しかし、統合に向けて話が前に進んでいかない。この話が前に進んでいかなかった理由についてお聞きいたします。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 保育園、こども園等の保護者アンケートの結果を受けて統合に向けて話が進んでいかなかった理由ということでお話しさせていただきたいと思います。  私の記憶によりますと、当時の委員会のほうではこの保護者アンケートの調査結果について大変重く受け止めたというふうに認識しております。ただし、その段階ではまだあまりにも、複式学級の現状について私たちはよく知らなければならないという検討のほうがまず前段階にあり、この後今回保護者が不安に思っている内容についても、現状を知ってからさらに検討を進めていこうという形になったというふうに記憶しております。よって、次の「まつなが通信」のほうでも示させていただいたとおり、その後視察等にも伺わせていただいて、その視察等の結果をまた反映した上でアンケートを実施するということで動いていったように考えております。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) 現状を知ってからと。このときの保護者は、まさに自分の子供を複式学級になるかもしれない松長小学校に入学させるのか、そうじゃなくて違うところに、当事者です。私この人たちの意見が一番大事だと思っているんだけど、その後いろんな地域の人たちとの話合い及びアンケートの中でどんどん問題がすり替わっていると私は思うんだよね。なぜかというと、一番最初はというか、子供たちの将来のために考えるべきであって、どんどん、どんどん、この全部意見を読んでいますと、学校がなくなると寂しいとか、そういう意見も出てくるんです。でも、これは子供の将来にとっては違うことだよね。それらを同じ土俵に上げてどんどん、どんどん引っ張っていって、しまいには今度このままでいいなんていうのが半分ですよみたいな、これがおかしいんですけど、これは皆さんが子供たちのよりよい教育環境のために複式学級というのはよろしくないんだということを本当に地域住民の方に熱を持って例えばお話ししてくれば、こんなふうにならなかったと思うんだけど、そうは思いませんか。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 検討会で取り上げた内容についてお答えさせていただきます。  検討会につきましては、まさしくその時点、その時点で検討会の委員の皆様が次このことについて話し合う必要があるだろうということで話合いの中身を決定していらっしゃっていました。よって、私どものほうであらかじめこの方向が正しいというような形でのご提案の仕方は一切しておりません。この形態にさせていただいたものにつきましては、検討会自身の位置づけについて改めて振り返ってみますと、教育委員会として一方的にある方向について方向性を示すのではなく、あくまで地域の方たちと一緒に、地域の方たちのご意見を頂戴しながら、地域の方たちがご提言を教育委員会に提案をしていただき、その提案いただいた内容について承らせていただいた中で、今後の小学校の在り方を決定していくという方向が望ましいというふうに定められていたからでございます。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) とてもずるいなと思うんですけども、私たち11月30日の議員懇談会で示された資料に児童数、学級数の推移と今後の見込みについての表があります。令和3年5月現在の見込み数とありますが、令和3年からお聞きしますけども、令和3年5月では61人子供数がいたのかな。現在は何人ですか。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 令和3年5月1日現在が61名でございます。現在という数については、今ここで、申し訳ございません、資料ございませんので、お答えできません。申し訳ありません。後ほどまた改めてお答えします。 ◆11番(タナカ・キン君) 私もこの質問に当たっては、12月9日の日に松長小学校に電話して確認しております。これは、現在は59人なんです。そうすると、例えば議員懇談会ですよ、じゃ一番最近の数字、5月段階では61人だったんですけど、今の段階では59人になっております。これが正確な数字ですよね。我々は、例えば絶えず新しいデータに基づいてやっぱりこんなふうになってきているのか、じゃこの理由は何なのかとか、それが出てくれば、なぜ61が59になったんだと。例えば5月の段階ということは、入学して頭の段階ではいますから、じゃその2人はどうしたのとか、そういう質問も出るかと思うんだけど、それが出ないですよね、これじゃ。それで、今度は厳しいのお聞きしますけど、令和4年の1学年は5人になっております、見込み。来年度の新1年生ですよね。ここで、私教育長にお聞きしますけども、これは5人で間違いないですか、伺います。 ◎教育長(山田公一君) あくまでも現時点での見込みということで認識しているところでございます。 ◆11番(タナカ・キン君) 自信なさそうに後ろで聞いてそう言いましたよね。私は今回これを一般質問しようと思ったのは、地域の人のあれでもって来たんですけれども、5人だったのが3人減って2人だと。私それ聞いたときに何よと。それで、1年生が複式になるためには1年、2年で8人以下ですから、2人であっても複式にならないわけです。ということは、2人の子供を持つと。そのときも男女1人ずつだと。僕も男ですから、体もちっちゃかったですから、本当小学校の頃は体も普通は女の子のほうが大きいから、2人で体育の時間どうするのと。駆けっこばっかりずっと6年間も負けちゃうの。冗談じゃないなと。そういうふうに心配していて、11月30日の懇談会を迎えました。その後、今度は1人になったと。あなたたち一体何をしているの。見込みは見込みかもしれないけど、地域の人たちとの話合いの中からそういうような情報だって当然入ってくると思うんで、私はこれはとても許せないと。令和5年度から複式学級となる見込みだというけど、当初は2年、3学年だったんですけども、これ1、2学年もそういうふうになるんだよね。今の見込みでは、今度令和5年は1学年5で、2年生になっているのが1人だとしたら6ですから。この場合は2学年、3学年のほうが優先なのか、1、2年のほうが優先なのかお聞きします。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 今いただいたご質問につきましては、議員のお話しされた令和4年度の入学児童数が1人になるということを仮定とした場合の複式学級の在り方ということでお答えさせていただきたいと思います。  令和4年度が1人になった場合、2学年が今現在の推定値で11名ということになっておりますので、この場合につきましては1学年と2学年合わせて12名になります。1学年につきましては複式学級にする場合は8人以下ということになっておりますので、1年生と2年生の複式学級は生じないということになります。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) ちょっと私が聞いたのはそこではなかった。令和5年に複式学級になるときに、令和5年だと1年生が今度6人入ると。じゃ2年生に今度1人のがなりますから、6人でしょう。だから、いろんなことをあなたたちは想定しなきゃ駄目なんだ。これはこの問題については最後にしますけども、これは1人、緊急事態ですよ、これ。複式だとか統廃合以前の、想像してみてください、皆さん。生徒1人に先生が1人になった場合、学校での授業というよりも、これ家庭教師から勉強見てもらっている感じになりませんか。しかし、マンツーマンで勉強見てもらうのはせいぜい1時間がいいとこです、家庭教師だって。小学校1年生は特に無理だと思う。この先生のことが好きだったらいいですけど、ちょっと苦手だなと思ったらどうするんですか。毎授業毎授業ここにいるんです。体育の授業どうするんですか、1人で。仮に1人になった場合、体育の授業はどうなるかちょっと聞いておきます。 ◎教育委員会主幹(鈴木華奈子君) 1人になった場合の授業の在り方についてお答えさせていただきたいと思います。  県内の中には1人学級で指導を受けているという児童もおります。体育についてもほかの学習についても同様でございますが、教員は目の前の子供の状況に応じて指導内容を工夫して実施していく形になります。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) 私たちは、一番最初言いましたよね。教育委員会も言っていますよね。子供たちにとってよりよい教育環境をやはり模索しなきゃいけないわけです。よりよいとは思わないわね、これ。体育の授業ばっかりでなく、遠足どうするんですか、これ。友達と触れ合うことができません。そうしたときに、もし勉強がつまらないと感じたとき、ほかの学校に行った保育園のときの友達のことをこの子は思うかもしれない。そうしたら、学校行くのがつまらなくなって、学校行くのが嫌だと言ったらどうするんですか。誰が責任取れるの、本当に。そういうことを保護者の人たち、当事者ですよ、これから小学校に入る人たち。これ先ほど緊急事態と言いましたけども、来年もし仮に本当に今現在1人という予定だったら、これはもうこの1人も含めて5人の子供さんをスクールバスか何かを出して、違う学校のほうに行って勉強してもらうということがやはりよりよい教育環境だと思うんですけれども、こういったものを、子供たちを守るための最善を尽くしていただきたい。だから、今ほどずっと教育委員会に聞いていますけど、最後に市長にお聞きしますけれども、ここは緊急事態宣言なので、これをただ単に統廃合だけの問題じゃないということなんですけども、どういうふうにしていったらいいのかまた検討して、最善を尽くすための検討をしていただけるのかどうかを確認します。 ◎市長(鈴木力君) まず、在り方検討会の皆さん15回にわたり、2年間にわたり真摯に検討していただいたことにつきましては私からも感謝を申し上げたいと思います。タナカ議員今おっしゃったように、市として決断をすべき時期に来ているんだろうと思います。教育委員会においては、子供の教育環境を最優先するという視点に立って、この問題どうすべきかを教育委員会としての結論を早急に出してもらいたいというふうに考えており、先般の議員懇談会の終了後、私からも教育委員会にその旨伝えたところでございます。今その方向で検討しているというふうに伺っています。今議会の最終日、議員懇談会の中で改めて教育委員会の最終的な方針を皆さんにもう一度ご提案する準備をしているというふうに聞いておりますので、よろしくお願いします。 ◆11番(タナカ・キン君) 市展について。審査の在り方ですけども、先ほど言ったこれは汚いですねと言われた方は、実は今年は初めて三条の市展にも出したんです。なぜかというと、三条で習っているから、出せるんです。みんな落ち込んで、自分は向いていないんじゃないかとみんな友達の中で言っていたそうですけれども、数時間後に三条の役所から電話が来て、おめでとうございます、あなたの作品は市展賞でしたと。ほとんど同じなんですよ。だから、いろんな多様性を本当に見る力のある人とない人ではこんなもんだなと思いますんで、とにかく審査員を2年続けてというのはよろしくないので、皆さんで、美術協会で考えていっていただきたいと思います。  それで、パネルも本当、補助のパネルも出して、1枚のパネルなんです。そこを本当に考えていっていただきたい。  最後の3ですけれども、これ私今年も西燕公民館で展示するとこに見ていたんですけど、大勢が集まってくるんです。みんなまちづくり協議会の役員の人たちが集まるんですけど、合併してからもう15年もたったりすると、みんな同じように高齢者になっているわけ。そこにいると私が一番若いぐらいなんです。そこに70の私が一番若いぐらい。そうしたときに、だんだん、だんだんみんな体が動かなくなるんだわ。例えば後期高齢者、重いですから、何かあったら大変だと。そこで、私提案なんだけど、市の職員の方もそこの地域にいらっしゃるので、その若手の方で年に1回そういうようなお手伝いをされたらいいと思うんだけど、そういうことを考えてみたらいいかと思うんだけど、伺います。 ◎総務部長筆頭部長) 田辺一幸 君) 職員の関係でありますので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  地域等における職員の活動につきましては、これまでも多方面からご意見をいただいていたような経緯も確かにございます。職員の自主的、積極的な諸活動が促されますように、人事担当として環境を整えていく必要があるというふうに考えております。  以上です。 ◆11番(タナカ・キン君) 是非そうしてください。やっぱりクリーンデーなんかにもこの職員はやられているとか、そういうことも分かっていると思うんですけども、これらもやはり自分もその地域に住んでいる人間として、地域の人たちの難儀を軽減するためにも積極的に関われば、ものすごく地域の人たちから喜ばれると思いますんで、そのことを要望して、私の一般質問を終わります。 ○議長(大原伊一君) 以上で一般質問を終わります。 ○議長(大原伊一君) お諮りします。議案審査のため、明日から19日までの6日間休会としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原伊一君) ご異議なしと認めます。よって、議案審査のため、明日から19日までの6日間休会と決定しました。  次回は、12月20日に本会議を再開します。  全員ご起立願います。大変ご苦労さまでした。          午前11時41分 散会...