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12月17日-06号

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  1. 海南市議会 2020-12-17
    12月17日-06号


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    最終取得日: 2021-06-22
    令和 2年 11月 定例会               令和2年           海南市議会11月定例会会議録                第6号           令和2年12月17日(木曜日)-----------------------------------議事日程第6号令和2年12月17日(木)午前9時40分開議日程第1 諸般の報告日程第2 議案第94号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第11号)日程第3 議案第85号 海南市促進区域における固定資産税特別措置に関する条例の一部を改正する条例について日程第4 議案第86号 海南市水道事業給水条例の一部を改正する条例について日程第5 議案第87号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第10号)日程第6 議案第88号 令和2年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)日程第7 議案第89号 令和2年度海南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第8 議案第90号 令和2年度海南市介護保険特別会計補正予算(第2号)日程第9 議案第91号 令和2年度海南市水道事業会計補正予算(第2号)日程第10 議案第92号 令和2年度海南市病院事業会計補正予算(第1号)日程第11 議案第93号 新市まちづくり計画の変更について日程第12 発議第9号 海南市手話言語条例について日程第13 議員派遣件-----------------------------------本日の会議に付した事件議事日程に同じ-----------------------------------出席議員(18名)      1番  橋爪美惠子君      2番  瀬藤幸生君      3番  森下貴史君      4番  中家悦生君      5番  和歌真喜子君      6番  岡 義明君      8番  上村五美君      9番  黒原章至君     10番  川口政夫君     11番  東方貴子君     13番  宮本憲治君     14番  磯崎誠治君     15番  栗本量生君     16番  川端 進君     17番  川崎一樹君     18番  米原耕司君     19番  榊原徳昭君     20番  宮本勝利-----------------------------------説明のため出席した者   市長            神出政巳君   副市長           伊藤明雄君   教育長           西原孝幸君   病院事業管理者       鈴木孝志君   総務部長          岡島正幸君   くらし部長         瀬野耕平君   まちづくり部長       川村英生君   会計管理者出納室長    森下順司君   教育次長          橋本伸木君   消防長           杖村 昇君   水道部長          塩崎貞男君   企画財政課長        中納亮介君   子育て推進課長       海渡 聡君-----------------------------------事務局職員出席者   事務局長          小柳卓也君   次長            阿戸将之君   専門員           樫尾和孝君   主査            大野晃希-----------------------------------                           午前9時40分開議 ○議長(川崎一樹君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 諸般の報告 ○議長(川崎一樹君) これより日程に入ります。 日程第1 諸般の報告を行います。 事務局長から報告させます。 小柳事務局長事務局長小柳卓也君) 報告いたします。 令和2年12月16日付海総総第456号をもって市長から議長宛てに議案第94号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第11号)の提出がありました。 提出された議案は、既にお手元に配付しているとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 報告が終わりました。 以上で、諸般の報告を終わります。----------------------------------- △日程第2 議案第94号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第11号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第2 議案第94号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。 市長に提案理由の説明を求めます。 市長 神出政巳君  〔市長 神出政巳君登壇〕 ◎市長(神出政巳君) 皆様、おはようございます。 昨日、追加提出させていただきました議案第94号について御説明申し上げます。 議案第94号 令和2年度一般会計補正予算(第11号)は、子育てに対する負担の増加や収入の減少など、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている低所得のひとり親世帯を追加支援するため、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業に2,747万5,000円の増額補正をお願いするものであります。 なお、これに要する財源は、国庫支出金を充当しております。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 提案理由の説明が終わりました。----------------------------------- △議事の延期 ○議長(川崎一樹君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第94号の議事は延期いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。----------------------------------- △日程第3 議案第85号 海南市促進区域における固定資産税特別措置に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第12 発議第9号 海南市手話言語条例についてまで ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第3 議案第85号 海南市促進区域における固定資産税特別措置に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第12 発議第9号 海南市手話言語条例についてまでの10件を一括して議題といたします。 付託を受けた各常任委員会の審査の経過と結果について、委員長から報告願うことにいたします。 まず、総務委員会委員長にお願いいたします。 総務委員会委員長 宮本憲治君  〔総務委員会委員長 宮本憲治君登壇〕 ◆総務委員長宮本憲治君) 総務委員会の報告を行います。 去る12月3日の本会議において、当委員会に付託されました当局提出議案2件について、その審査の経過と結果を御報告申し上げます。 委員会を12月3日に開催し、付託議案2件について慎重に審査を行いました。 審査の結果を申し上げます。 議案第85号 海南市促進区域における固定資産税特別措置に関する条例の一部を改正する条例について、議案第93号 新市まちづくり計画の変更については、全会一致で原案可決いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 議案第85号について、委員から、そもそもこの条例の目的はとの質疑があり、当局から、本特例措置は、一定の要件を満たした場合、固定資産税を課税免除するという内容になっているが、そもそもこの条例中にある通称地域未来投資促進法は、地域の特性を生かし、高い付加価値を創出し、地域の事業者に対する経済的波及効果を及ぼす地域経済牽引事業を実施する事業者を支援し、地域の成長・発展の基盤強化を図ることを目的に制定されたものであるとの答弁がありました。 また、委員から、固定資産税が減免されるとのことだが、後から国の交付税がついてくるのかとの質疑があり、当局から、特例措置によって減収となる分は、後から交付税として補填されるとの答弁がありました。 次に、議案第93号について、委員から、今回の4万5,700人は、第2期人口ビジョンの推計によって立てられたと思うが、実行可能な人口となっているのかとの質疑があり、当局から、昨年度に策定した第2期海南市人口ビジョンでは、2060年の人口展望を3万1,640人と設定している。これを達成するためには、令和7年度、2025年には最低でも4万5,700人を維持する必要があると思うが、現状値から見て、令和7年の目標値に近い数字になるのではないかと考えているとの答弁がありました。 以上が質疑応答の概要であります。 以上、審査の結果と経過の概要を申し上げ、総務委員会の報告といたします。 ○議長(川崎一樹君) 次に、建設経済委員会委員長にお願いいたします。 建設経済委員会委員長 森下貴史君  〔建設経済委員会委員長 森下貴史君登壇〕 ◆建設経済委員長森下貴史君) 建設経済委員会の報告を行います。 去る12月3日の本会議において、当委員会に付託されました議案1件について、その審査の経過と結果を御報告申し上げます。 当委員会は去る12月3日に開催し、付託議案について慎重に審査を行いました。 まず、審査の結果を申し上げます。 議案第86号 海南市水道事業給水条例の一部を改正する条例については、賛成多数で原案可決いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 議案第86号 海南市水道事業給水条例の一部を改正する条例について、まず委員から、約320万円の経費削減ができるとのことであるが、その内訳はとの質疑があり、当局から、納付書の印刷代44万8,000円、郵送料94万1,000円、口座振替手数料115万2,000円、コンビニ取扱手数料65万1,000円の経費削減ができる見込みであるとの答弁がありました。 続いて、委員から、2か月に一度の徴収にしていたが、毎月徴収に変えたという事例は全国的にあるのか。また、県内での状況はどうかとの質疑があり、当局から、全国的な状況では、2か月徴収と毎月徴収との選択制に変更しているところもあるが、そういったところでは下水道使用料と一緒に徴収しており、1回当たりの徴収額が高額になっていることも一因ではと思われる。また、県内では、和歌山市と岩出市、田辺市の3市が2か月徴収をしており、毎月での徴収はしていないとの答弁がありました。 さらに、委員から、実施しても支払いが困難となり、滞納額が増えれば水道事業としては余計に苦しくなると思われるがどうか。また、ただし書において、「管理者が特別の理由があると認めるときは、この限りでない」との記載もあるが、その規定の範囲はとの質疑があり、当局から、未納者の対応については、督促状催告状の送付、電話催告の実施、さらには給水停止予告などの措置を行っているが、給水量や収益は毎年減少しており、年間の使用料収入は約10億円となっている中で、今後、総額約40億円をかけて行う紀の川から室山浄水場までの導水管更新事業室山浄水場の更新なども必要となってくる。本市水道行政にとって、直営を継続するためにも、事務の効率化は何よりも重要であり、できる限りコストは削減したいので、2か月徴収とすることの趣旨や実施については十分市民に周知していきたい。また、ただし書の規定については、滞納者及び金銭管理ができない方であり、それ以外の方は、原則2か月徴収となるとの答弁がありました。 さらに、委員から、分割納付ができるといったことを広報するのかとの質疑があり、当局から、金銭管理ができない方については、社会福祉協議会社会福祉課との連携により把握できるので、相談をいただければ毎月徴収を認めますというような広報をする予定はないとの答弁がありました。 次に委員から、2か月に一度の検針や徴収では、空き家になった際に確認が遅れ、滞納も増えるのではと危惧するが、その対応は考えているのかとの質疑があり、当局から、水道メーター検針で使用がゼロであることを確認し、水道料金督促等を行う中で転居が判明すれば、債権管理条例に基づき、税務課等関係各課に照会を行い、転居先の住所を調査し、当該転居先支払いの督促及び閉栓の手続を併せてお願いしている。また、住民票の手続をせず転居した場合は、家主や周辺への聞き取り等により転居先を調査している。それでもなお転居先が不明な場合には、やむを得ず徴収不能扱いとせざるを得ないこととなる。今後、どのような方策が適切なのか、他市の状況なども調査研究していきたいとの答弁がありました。 次に委員から、滞納のうちどの程度が不納欠損となるのかとの質疑があり、当局から、令和元年度の不納欠損は238件で153万3,767円との答弁がありました。 以上が本委員会での質疑応答の主なものであります。 以上、審査の結果と経過の概要を申し上げ、建設経済委員会の報告といたします。 ○議長(川崎一樹君) 次に、教育厚生委員会委員長にお願いいたします。 教育厚生委員会委員長 米原耕司君  〔教育厚生委員会委員長 米原耕司君登壇〕 ◆教育厚生委員長米原耕司君) 教育厚生委員会の報告を行います。 去る12月3日の本会議において、当委員会に付託されました発議1件の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 当委員会は去る12月3日に開催し、発議1件について慎重審査を行いました。 まず、審査の結果を申し上げます。 発議第9号 海南市手話言語条例については、全会一致で原案可決いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 委員から、なぜこの時期に発議するのかとの質疑があり、発議者から、現在、障害者手帳を持つ聴覚障害者は聾者を含め36万人いる。また、高齢化に伴う難聴や中途失聴など音が聞こえない人は確実に増え、既に数百万人に上るとの推計もあり、障害を持った方が安心して活躍できる社会を実現するためには、手話言語法の早期の制定を強く求めなければならないとの思いがあった。そんな折、本年10月21日、和歌山聴覚障害者協会から、海南市手話言語条例制定の陳情を受け、直ちに関係部署と協議し、今定例会への発議となった次第であるとの答弁がございました。 以上が質疑応答の主なものであります。 以上、審査の結果と経過の概要を申し上げ、教育厚生委員会の報告といたします。 ○議長(川崎一樹君) 次に、予算決算委員会委員長にお願いいたします。 予算決算委員会委員長 宮本勝利君  〔予算決算委員会委員長 宮本勝利君登壇〕
    予算決算委員長宮本勝利君) 予算決算委員会の報告を行います。 去る12月3日の本会議において、当委員会に付託された議案6件の審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本委員会を12月3日に開催し、付託された議案6件のうち、議案第87号から議案第90号までの人事異動等に伴う人件費補正予算の部分については、先例に従い、全委員による質疑を行いました。 その審査の概要を申し上げます。 委員から、人事異動であればプラスもマイナスもあり、全体ではとんとんになると思うが、減額補正になる理由はとの質疑があり、当局から、減額理由の最も大きなものとしては、育児休業取得によるものである。育休中、あるいは取得予定の職員の給与は無給ではあるが、予算編成時には、翌年度に万一予定が変更となって復帰する場合に備えて、通常勤務に見合う人件費を計上している。 しかし、ほとんどの場合は、編成時の予定どおり育児休業を取得するので、当該職員補充職員として、育休任期付職員を採用することとなる。採用した任期付職員は、当該職員よりも給与が低い場合が多く、予算計上時の人件費との間に差が生じる。 2点目は、共済費の減額が含まれている。予算編成時には翌年度の共済負担金率が確定していないため、若干余裕を見た負担金を計上している。今年度は、見込値より負担金率が低くなった。 3点目は、予算編成時には変動も想定して計上しているが、転居や扶養家族の増減などの身上異動による職員の各種手当の減額であるとの答弁がありました。 以上が質疑応答の概要であります。 質疑終結後、議案第87号から議案第90号までのその他の補正部分と、議案第91号、92号については、質疑を省略して、総務分科会建設経済分科会教育厚生分科会へ委託をいたしました。 分科会はいずれも12月3日に開催し、慎重審査を行いました。 分科会では、討論・採決は行わず、12月16日開催の本委員会で、各分科会座長から審査の報告をいただき、報告に対する質疑の後、討論・採決を行いました。 なお、分科会座長の報告につきましては、本日、お手元に配付してございます。 次に、審査の結果を申し上げます。 議案第87号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第10号)、議案第88号 令和2年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第89号 令和2年度海南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議案第90号 令和2年度海南市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第91号 令和2年度海南市水道事業会計補正予算(第2号)、以上、議案5件については全会一致で原案可決いたしました。 議案第92号 令和2年度海南市病院事業会計補正予算(第1号)については、賛成多数により原案可決いたしました。 以上、審査の経過及び結果を申し上げ、予算決算委員会の報告といたします。 ○議長(川崎一樹君) 以上で、各委員会委員長の報告が終わりました。 これより各委員会委員長の報告に対する質疑を行います。 御質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 これより討論を行いますが、討論の通告がありますので、これを許可いたします。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 議案第92号 令和2年度海南市病院事業会計補正予算(第1号)について反対の討論をいたします。 現在、新型コロナ感染症の第3波が全世界で猛威を振るっています。大阪の吉村知事は、大阪モデル赤信号発信で、不要不急の外出を控えるよう緊急指示を出していました。北海道でも同じように感染拡大で、特に旭川市などでは医療崩壊につながりつつあるとのことです。大阪と北海道医療スタッフが足りず、自衛隊に災害派遣の支援をお願いする緊急事態です。 このような状況下で、市民の方々の関心も、年末年始に大勢の人の移動がある中で、もし海南市でコロナ感染者が多く出た場合には海南医療センターで診てもらえるのか、入院治療はできるのかなどとよく私は聞かれます。 私は、本補正予算案分科会審議において、海南医療センターでのコロナ感染症に対する病院としての姿勢などを質疑させていただきました。 県からコロナ感染症に対する答弁は厳しく止められているとのことで、事務長がいろいろと一般論的な答弁をしてくれました。 私が、万一医療センターで受け入れないといけない事態になったらどのようにされますかとの質疑でも、事務長は、公立病院としてしっかりと対応していきたいとの答弁でした。 しかし、事務長経営者ではありません。事務長がそこまで答弁してくれましたが、横に座っている管理者は無言でした。病院経営のトップである鈴木病院事業管理者からの、「市民のために我々は最善を尽くします」の一言の発言を期待していましたが、鈴木病院事業管理者からの発言は一切なしで、涼やかに見ていました。 海南医療センターは県の病院ですか。海南市が経営する海南市民の病院です。 コロナ感染症に関しては、県から厳しく発言しないよう求められているとしても、市民の不安を払拭するための経営姿勢管理者が私は発言するべきだと思います。 予算決算分科会での質疑は後日ネット公開ですから、公開しての答弁がしにくければ、休憩中にでも話をしてくれてもよいと思います。しかし、それもなしです。 海南医療センタートップ経営者予算決算分科会の審議を他人事のように観戦していることに私は驚きを覚えました。誰のための病院経営なのか、私には全く分からなくなってしまいました。 市民の方には、新型コロナ感染症には、海南医療センターは、それなりのことはできるかもしれませんが、議会では、それすら答えてくれません。そのときになるまで分かりませんと答えざるを得ません。 市民目線ではなく、県の動向ばかり気にした病院事業管理者の経営には、貴重な税金を補正予算で投入し、新しい機器を購入するなど、資格はないと私は考えます。 本市の民間の医療機関では、必要な事態では、検査も受け付ける体制でいるとのことです。開業医の方々も、電話での診療に快く応じてくれています。このような民間施設に資金援助するほうが海南市民のためになると私は判断いたしました。 よって私は、議案第92号 令和2年度海南市病院事業会計補正予算(第1号)について反対をさせていただきます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 私からは、まず議案第87号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第10号)についての討論を行います。 賛成ですが、初めに、問題がある事業について、先にその問題点を述べておきたいと思います。 マイナンバー制度に係る戸籍住民基本台帳事務費システム修正委託料であります。 マイナンバーについては、政府は、利用時には暗証番号が必要としているから他人には使用することができないとしていますが、国民の間で不安や疑念を持っておられる方は今でも多くおられます。その要因の1つは、個人情報漏えいが心配だという声です。実際に人的漏えい事故も起きております。 もう一つは、マイナンバーを介して児童扶養手当、個人の銀行口座、医療、介護、年金、運転免許証、税、そしてさらに、報道によると、新たに小中学校生の成績までマイナンバーにひもづけし、一元化しようとしております。 もう少し言いますと、将来的には、所得税健康保険料介護保険料など、その人がどれだけの社会保険料を納め、どれだけの社会保障を受けられたかが明らかにされます。そのことにより、事ほどさように社会保障を確実に削っていこうとするものであり、ここにその問題があるということを明らかにしておきたいと思います。 続いて、路線バス運行支援事業補助金についてであります。 大十バス路線存続という喫緊の課題であり、紀美野町登山口と海南駅を結ぶ大十さんのバス路線は、本市にとっても重要な幹線路線でもあり、市民の移動手段の保障という面から赤字補填を行い、公共交通として引き続き運行していただきたいと思っています。 続いて、発議第9号 海南市手話言語条例について討論いたしたいと思います。 手話を言語と条例できちっと定める。この条例案は理念だけではなく、市の責務として、手話の普及等を図る施策を推進するものという実践的なものであり、賛成いたします。 さもすれば、私たち健常者は、見るもの聞くものまるで空気みたいに思いがちでありますが、こうして条例により広く啓発され、市民一人一人が、聴覚障害者のみならず、あらゆるハンデを持っておられる方々への理解が深まることを期待して、賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 私は、議案第86号 海南市水道事業給水条例の一部を改正する条例について反対の立場で討論いたします。 この条例は、水道料金を毎月徴収から2か月ごとの徴収に変更するものです。私どもは、市当局と同様、水道事業が将来にわたって安定的に運営できるように願っていますし、そのために経費削減に取り組むことは重要だと考えます。しかしながら、今回の水道料金の2か月ごとの徴収により、経費削減どころか悪化することはないか危惧しております。 1つは滞納の問題です。 お聞きしたところ、この3年間、毎年およそ4,000万円、4%の滞納が発生しているということです。もちろん公平性からいっても滞納解消に努めなければなりませんし、暮らしが苦しくて払えないという方には相談に乗り、滞納解消暮らし再建の手助けが必要でしょう。 しかし、現に発生している滞納4%が5%になれば1,000万円増えてしまいますし、滞納対策費も増えることになります。それでは経費削減額の320万円など吹き飛んでしまいかねません。 そして、さらに重要なことは、生活や事業が苦しい方にとって水道料金の納付が難しくなる場合が出てこないかという問題です。 市は、2か月ごとになっても支払額は変わらないので影響はないとおっしゃいます。それは余裕を持って支払いできている側の論理ではないでしょうか。 大概の方にとって、2か月ごとの支払いになっても支障はないでしょうし、2回が1回になって手間が省けるという方もあると思います。しかし、余裕がない場合、1回の支払いが倍になるということなのです。 そこで、2か月ごとの支払いになることを知らせる広報に、「どうしても毎月支払いを希望する方は相談してください」と書き加えてはどうかと提案いたしました。それに対して、市は、「できない」という答えでした。それではこの条例に賛成するわけにはいきません。それで反対といたします。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 以上で、通告による討論は終了いたしました。 他に討論ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認めます。 よって討論を終結いたします。 これより、当局提出議案9件及び発議1件について順次採決を行います。 各議案についての委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 議案第85号 海南市促進区域における固定資産税特別措置に関する条例の一部を改正する条例についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 次に、議案第86号については、起立により採決を行います。 お諮りいたします。 議案第86号 海南市水道事業給水条例の一部を改正する条例についてを委員長報告どおり原案可決することに賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 しばらくそのままお待ちください。 お座りください。 起立多数。よって本案は原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第87号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第10号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第88号 令和2年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第89号 令和2年度海南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第90号 令和2年度海南市介護保険特別会計補正予算(第2号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第91号 令和2年度海南市水道事業会計補正予算(第2号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 次に、議案第92号については、起立により採決をいたします。 お諮りいたします。 議案第92号 令和2年度海南市病院事業会計補正予算(第1号)を委員長報告どおり原案可決することに賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 しばらくそのままお待ちください。 お座りください。 起立多数。よって本案は原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第93号 新市まちづくり計画の変更についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 発議第9号 海南市手話言語条例についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。----------------------------------- △日程第2 議案第94号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第11号) ○議長(川崎一樹君) 次に、この際、先ほど議事を延期いたしておりました日程第2 議案第94号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。 4番 中家悦生君 ◆4番(中家悦生君) ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業について、増額補正予算について質疑をさせていただきます。 まず、当該給付金事業ですけれども、その対象者につきまして、対象者数、それから、今回、通知及び振込時期について、政府として、スケジュールは、年内に支給対象者に通知が到達し、多くの自治体において支給対象者の口座に給付金が振り込まれる見込みということがあるんですが、その点の確認をさせていただきたいと思います。 対象者数、通知及び振込時期の確認ということで、年内に実施されるのかどうかを確認したいと思います。 それと、もう一点は、令和2年12月11日の時点において、基本給付、2次補正分の申請を行っていない者についても、今回基本給付を併せて申請することにより支給するということになっていると思います。それで、このことについての周知方法、それから、いつまでの申請が有効になるのか。また、それをもって振込ということになると思いますけれども、その辺の予定について伺いたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 海渡子育て推進課長子育て推進課長(海渡聡君) まず、今回の対象者数でございますけれども、今回事業の対象者でございますけれども、主には令和2年12月11日時点で既に基本給付の支給を受けている方でございまして、当市におきましては377世帯、564人でございます。 次に、通知方法でございますけれども、本日お認めいただけましたら、明日12月18日に対象者の方に直接案内チラシのほうを発送する予定でございます。 振込時期でございますけれども、先ほどの対象者の方には、申請不要で、12月25日金曜日に振込予定でございます。 続きまして、未申請の方に対する周知広報でございますけれども、こちらにおきましては、再度徹底するということで、12月の市報のほうで掲載しております。 また、次に、いつまでの申請が有効なのかということですけれども、2月末ということになっておりまして、それぞれ申請がございましたら、申請後、速やかに審査を行い、それぞれの方に振込予定としております。 ○議長(川崎一樹君) 4番 中家悦生君 ◆4番(中家悦生君) 御説明をいただいたのでよく分かりました。 それで、再質疑なんですが、先ほど対象者数が377世帯、564人ということで、今回の支給対象者については、2次補正分の基本給付の受給後に再婚等により児童扶養手当の受給資格を喪失した場合や転居等を行っている場合でも、この基本給付、2次補正の支給を行った都道府県等から支給されることが示されていると思うんです。 それで、このことについて、先ほどの377世帯、564人の方の中に、当該のような再婚等で児童扶養手当の受給資格を喪失した場合とか転居等を行っている方というのが含まれているかどうかということと、市において追跡して給付するということになるのかを確認したいと思います。 あと、もう一点、2点目のほうで、先ほど12月に市報で広報してくださっているということでしたけれども、追加で今回申請がされる場合は2月の末までが有効ということなので、それまでの期間にいま一度、さらなる周知というか広報をされたほうがよいのではないかと私は思うんですけれども、その点についてのお考えというか、予定といいますか、あれば伺いたいです。 ○議長(川崎一樹君) 海渡子育て推進課長子育て推進課長(海渡聡君) まず1点目の先ほど申しました377世帯、564人の中に再婚した方とかそういった者が含まれているかということですけれども、実際のところ把握はしておりませんが、どちらにしても、この方には再度振り込むということですので、その対応を行ってまいりたいと思います。 また、再度の周知方法でございますけれども、12月の市報へは出しておりますが、例えば1月の広報に出すか、2月の広報もしくはその他の方法を取るかどうかについては検討してまいりたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 今、中家議員の質疑によって、377世帯の方が給付金を受けられる権利があるということが分かりましたが、これは、ひとり親家庭全体が幾らで、そのうちの何%なのかは分かるでしょうか。 それから、2月の末までに申請をすれば、その資格が得られるということが分かりましたけれども、今年になって所得が減った方というのがいらっしゃると思うんです。やっぱりCOVID-19で随分職を失ったというお話を聞きまして、さらに別の仕事ということが難しい方がいて、今年になって所得が大きく減っている方についての対応がこの給付金ではできる仕組みなんですかね。そこのところをお聞きしたいんですが。 2点お願いします。 ○議長(川崎一樹君) 海渡子育て推進課長子育て推進課長(海渡聡君) ひとり親全体の数に対して何%かということですけれども、そもそもひとり親家庭の数が総数どれだけかということはちょっと分かりかねますので、そのパーセントというのは分かりません。 次に、今年になって所得減った方への対応ということですけれども、先ほどの377世帯の中には、家計が急変したことによって児童扶養手当受給者と同水準となった方で、既に基本給付を出している方が15世帯含まれておりますので、対応のほうはできているかと思います。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 他に御質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより討論を行います。 討論ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認めます。 よって討論を終結いたします。 これより本案に対する採決を行います。 お諮りいたします。 議案第94号 令和2年度海南市一般会計補正予算(第11号)を原案可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は原案可決することに決しました。----------------------------------- △日程第13 議員派遣の件 ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第13 議員派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。 本件については、地方自治法第100条第13項及び会議規則第170条の規定により、お手元に配付いたしました議員派遣の件のとおり議員を派遣いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 お諮りいたします。 ただいま可決されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その扱いを議長に御一任願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。----------------------------------- △市長の挨拶 ○議長(川崎一樹君) この際、市長から挨拶の申入れを受けておりますので、これを許可いたします。 市長 神出政巳君  〔市長 神出政巳君登壇〕 ◎市長(神出政巳君) 閉会に際し、お許しをいただき、御挨拶を申し上げます。 本11月定例会におきましては、議員の皆様方には年の瀬を控え公私ともに御多用の中、本会議並びに各委員会を通じ、連日にわたり慎重なる御審議を賜り、誠にありがとうございました。 おかげをもちまして、提案させていただきました諸案件につきましては、いずれも御可決、御同意を賜り、厚く御礼を申し上げます。 御審議をいただく中で、皆様方より賜りました貴重な御意見等を真摯に受け止め、今後のさらなる市政発展のため努力してまいる所存であります。 特に、コロナ禍の公表につきましては、厳しい御指摘をいただきました。市内では、幸い現在まで、市民の皆様方の御理解、御協力、医療関係者の御尽力により、ぎりぎりクラスターが発生していない中、私どもは、県や保健所の見解以上のことはお答えできませんでしたが、今後、改めて庁内協議をさせていただき、次回2月定例会までには、必要と思われることについて、極力県からの報告に基づき御説明を申し上げたいと思います。 どうか、なお一層の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 そして、年末の御挨拶に来られる方々のお話では、飲食、漆器、石油精製等は厳しい状況でありますが、農業、そして殺虫剤をはじめ家庭用品等は、例年以上のところもあるとのことであります。 結びに、本年も余すところ僅かとなりましたが、寒さも一段と厳しさを増す時節柄、議員の皆様方には、くれぐれも御身御自愛の上、輝かしい新年をお迎えくださいますよう御祈念申し上げ、御挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(川崎一樹君) 挨拶が終わりました。----------------------------------- △議長の挨拶 ○議長(川崎一樹君) この際、私からも一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には、連日にわたり御精励を賜り、各案件について慎重に審査され、本日ここに閉会の運びとなりました。 令和2年は、新型コロナウイルス感染症の対策をしながらの議会運営となりましたが、皆様の御協力の下、大過なく職責を果たすことができましたことを心から厚く感謝を申し上げます。 コロナ禍により、今、社会の在り方が問い直されていますが、新しい年がよき変化をもたらすことを心より願っております。 結びに、ますます寒さが厳しくなりますので、皆様におかれましては、くれぐれも御自愛いただき、健やかな新年を迎えられますよう祈念申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。 以上で、今期定例会の日程は全て終了いたしました。 よって令和2年海南市議会11月定例会はこれをもって閉会いたします。 ありがとうございました。                           午前10時32分閉会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。  議長   川崎一樹  議員   川口政夫  議員   栗本量生  議員   川端 進...