岩国市議会 > 2016-12-20 >
12月20日-06号

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  1. 岩国市議会 2016-12-20
    12月20日-06号


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    平成 28年 第6回定例会(12月)平成28年第6回岩国市議会定例会会議録(第6号)平成28年12月20日(火曜日)――――――――――――――――――――――――――――――議事日程(第6号)平成28年12月20日(火曜日)午前10時開議┌───┬───────────────────────────────────┬───┐│日 程│   件                           名   │備 考│├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 1│会議録署名議員の指名                         │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 2│諸般の報告 F-35Bの岩国飛行場への配備に係る市の対応について   │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 3│経済常任委員会審査報告                        │   ││   │ 議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)    │   ││   │         〔所管分〕等10件                 │   ││   │教育民生常任委員会審査報告                      │   ││   │ 議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)    │   ││   │         〔所管分〕等4件                  │   ││   │建設常任委員会審査報告                        │   ││   │ 議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)    │   ││   │         〔所管分〕等10件                 │   ││   │総務常任委員会審査報告                        │   ││   │ 議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)    │   ││   │         〔所管分〕等10件                 │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 4│議員提出議案第8号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書   │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 5│議員提出議案第9号 基地対策特別委員会の設置について         │   │├───┼───────────────────────────────────┼───┤│第 6│各常任委員会特定事件の調査について                  │   │└───┴───────────────────────────────────┴───┘――――――――――――――――――――――――――――――本日の会議に付した事件 目次に記載のとおり――――――――――――――――――――――――――――――出席議員(32人) 1番 前 野 弘 明 君 12番 藤 本 泰 也 君 23番 桑 原 敏 幸 君 2番 渡 辺 和 彦 君 13番 中 村   豊 君 24番 石 本   崇 君 3番 細 見 正 行 君 14番 桑 田 勝 弘 君 25番 石 原   真 君 4番 阿 部 秀 樹 君 15番 河 合 伸 治 君 26番 山 本 辰 哉 君 5番 田 村 順 玄 君 16番 越 澤 二 代 君 27番 丸 茂 郁 生 君 6番 重 岡 邦 昭 君 17番 片 岡 勝 則 君 28番 長   俊 明 君 7番 広 中 英 明 君 18番 片 山 原 司 君 29番 坪 田 恵 子 君 8番 三 原 善 伸 君 19番 貴 船   斉 君 30番 大 西 明 子 君 9番 松 川 卓 司 君 20番 植 野 正 則 君 31番 山 田 泰 之 君10番 広 中 信 夫 君 21番 松 本 久 次 君 32番 小 川 安 士 君11番 武 田 伊佐雄 君 22番 藤 重 建 治 君――――――――――――――――――――――――――――――説明のため出席した者       市長             福 田 良 彦 君       副市長            白 木 勲 君       教育長            佐 倉 弘 之 甫 君       水道事業管理者        高 田 博 昭 君       政策審議官          村 田 光 洋 君       総務部長           杉 岡 匡 君       危機管理監          宗 正 誠 司 君       総合政策部長         村 上 昇 君       行政経営改革担当部長     青 木 英 子 君       基地政策担当部長       高 田 昭 彦 君       市民生活部長         井 上 昭 文 君       焼却施設建設事務所長     村 上 栄 一 君       健康福祉部長         福 岡 俊 博 君       保健担当部長         松 林 美 子 君       産業振興部長         平 井 健 司 君       農林水産担当部長       河 平 悦 司 君       都市建設部長         辻 孝 弘 君       都市開発担当部長       髙 﨑 智 船 君       拠点整備担当部長       中 岡 達 夫 君       由宇総合支所長        手 島 康 宏 君       玖珂総合支所長        前 川 良 昭 君       周東総合支所長        武 安 由 博 君       錦総合支所長         隅 浩 基 君       美和総合支所長        松 崎 敏 典 君       会計管理者          藤 本 玲 子 君       教育次長           山 口 妙 子 君       監査委員事務局長       重 村 久 幸 君       農業委員会事務局長      迫 良 史 君       選挙管理委員会事務局長    沖 啓 治 君       水道局次長          桑 原 健 二 君       消防担当部長         國 清 宏 君――――――――――――――――――――――――――――――会議の事務に従事した職員       議会事務局長         木原宏       庶務課長           樋谷正俊       議事課長           村上篤史       議事調査班長         桂健治       書記             福本和史       書記             木下勝貴       書記             河杉祐太朗――――――――――――――――――――――――――――――午前10時 開議 ○議長(桑原敏幸君)  所定の出席議員がありますので、会議は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付しておるとおりであります。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(桑原敏幸君)  日程第1 会議録署名議員の指名をいたします。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、32番 小川安士君、1番 前野弘明君、2番 渡辺和彦君を指名いたします。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第2諸般の報告 ○議長(桑原敏幸君)  日程第2 諸般の報告をいたします。 F-35Bの岩国飛行場への配備に係る市の対応について、当局の報告を求めます。  (別  添) ◎市長(福田良彦君)  皆さん、おはようございます。それでは、F-35Bの岩国飛行場への配備に係る市の対応について御報告をいたします。 まず、F-35Bの岩国飛行場への配備に係る市の対応につきましては、簡単にこれまでの経緯を申し上げますが、去る11月2日に開催された市議会全員協議会において、これを承認するとの考えを申し上げさせていただき、その後、11月8日にF-35Bの岩国飛行場への配備に関する山口県及び関係市町の協議を行い、機種更新に係る配備計画について受け入れることといたしましたが、協議後、10月27日に米国ビューフォート航空基地で発生したF-35Bの出火事故情報提供を受け、翌11月9日、受け入れの判断を留保したところでございます。 その後、11月29日にF-35Bの出火事故について国から説明があり、また、先日12月16日には市議会全員協議会において、議員の皆様にも同様の説明がなされたところでございます。 市としましては、事故後、機体の安全性について、いま一度確認する必要があるとの考えから、事故に関する情報を把握し、国にも説明を求めるなど必要な対応を行ってまいりました。 国は、事故の原因や機体の安全性について、11月29日の説明及び12月16日の全員協議会において、米側は、機体の構造上の問題があると疑う理由はないと判断している。政府としても、配備に関し安全性について問題はないと考えている旨説明されました。 また、12月13日に県と市の連名で国に対して行った「岩国基地配備機の安心・安全対策の取組について」の照会に対し、先般16日に回答があり、政府としては、これまでも安全性を最大限確保し、地元住民に与える影響を最小限にするよう米国政府に申し入れを行っており、今般発生した事故に対する対応を含め、引き続き機会を捉えて申し入れていく考えである。米側に対して、迅速な情報提供を求めるとともに、関係自治体等への迅速な情報提供に努めていく旨の回答があったところでございます。 さらに、昨日でありましたが、12月19日には、岩国基地司令官ファースト大佐とF-35Bのパイロットであるワーシュ少佐が来庁され、私と議長とでF-35Bの出火事故について情報交換をさせていただきました。 その中で、事故原因に関して、兵器倉内ブラケットふぐあいを起こし、電気系統油圧系統で出火したが、火事というより閃光(フラッシュ)のような、いわゆる秒単位の極めて短い出火であり、機体のコンピューターが感知して、ほかのところに影響が及ばないようすぐに消火した、との説明があり、これまでの国からの説明内容に加え、より詳細な状況が把握できたところであります。 また、米軍だけでなく、製造元であるロッキードマーチン社も含めて原因究明に当たったかという質問については、最終的には在日米軍司令部からきちんと情報提供があると思うが、ロッキードマーチン社と情報を共有している。原因はブラケットふぐあいによるものであり、再発防止策もとられている旨説明がありました。 こうした国や米軍の説明にあるように、このたびの出火事故を受けて、米側は初期段階の調査において事故原因を特定し再発防止策を講じており、これを受け国が、機体の安全性に問題はないという見解を示したことについては、市として一定の理解をし得るものであり、私は、留保している判断を解除し、F-35Bの岩国飛行場への配備を了承することとしたいとの考えでございます。 しかしながら、御承知のように、本年9月にハリアー、また、今月になって、ホーネット、オスプレイの重大事故が相次いで発生し、全員協議会においても事故に関連して多くの御意見や御質問がございました。 議員の皆様も、私と同じように、航空機の安全性や安全対策に大きな関心をお持ちであると受けとめたところでございます。事故が相次いだことに対して、F-35Bの配備に関しても慎重に対応するべき、配備の容認は時期尚早ではないかとの御意見もございました。 国や米軍に対しては、岩国基地に配備される全ての航空機に関して、機体の安全性が確保されることはもちろんでありますが、その運用においても、安全対策の徹底を強く求めるものであります。 先ほども申し上げたとおり、私は、留保している判断については解除する考えでございますが、議員の皆様からこれまでのような御意見をいただいたことも踏まえ、国に求めております安心・安全対策など、実効性のある対応を国が示すことを条件としたいと考えております。 また、こうした考えをもとに、今後、山口県や関係自治体とも協議を行い、適切に対応してまいりたいと考えております。 最後に申し上げますが、市としましては、F-35Bの配備並び岩国基地における全ての航空機の運用に関して、引き続き、市民の安心・安全を第一に、国や米軍に言うべきことは言うという姿勢で対応してまいります。 以上で報告を終わります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(桑原敏幸君)  ただいまの報告に質疑、御意見はありませんか。 ◆21番(松本久次君)  それでは、確認と意見についてお伺いをしたいと思います。 ただいま、市長の報告の中で、昨日、岩国基地司令官ファースト大佐及びF-35Bのパイロットであるワーシュ少佐が来庁されまして、市長、議長とでF-35Bの出火事故について、事故原因についてを情報交換をされました。 市長の報告では、国からの説明内容に加え、より詳細な状況が把握できたと報告されたところであります。この情報交換の内容につきましては、昨日、メール等で報告がありましたので申し上げませんが、私ども憲政会では一定の理解をしたところでございます。 ここで、確認なんですが、報告の中では留保している判断を解除し、F-35Bの岩国飛行場への配備を了承したいとの考えに至ったと報告をされました。また、その後の報告の中では、留保している判断については解除する考えがあるが、議員の意見を踏まえ、国に求めている安心・安全対策、実効性のある対応を国が示すことを条件としたいと考えているとの報告でありました。 ここのところが大変重要であります。憲政会の中でも、国の対応が悪いということで、留保の解除については拙速に了解すべきでないと、大半の意見でもあります。先日開催の全員協議会で私も質問しておりますが、安心・安全策の防犯カメラ等の設置について、また進捗の見えない地域振興策等について、これが来年度の国の予算に反映されるのかを聞いたところであります。 その中で、谷井防衛省地方協力局次長は、予算に反映すると答弁しておられますけれども、具体的な中身については話してはおられません。そういった状況の中で、市長は、また近いうちに国へ報告に行かれると思いますが、国の具体的な実効性のある対応が見られない場合には、留保の解除はないと考えてよいのか、お伺いをします。また、山口県や関係自治体とも協議を行い、適切に対応するとの報告でありますが、山口県は岩国市より先行して一定の理解を示しております。県の事情はわかりませんけれども、憲政会の中では遺憾に思うというような意見も出ているところでございます。そのあたりの連携について、市長はしっかりと対応していただきたいと思っております。今の留保の解除はないということで考えてよろしいんでしょうか。 ◎市長(福田良彦君)  先ほど壇上でも申し上げましたとおり、先ほど私は、今現在判断を留保している。その判断については解除し、F-35Bの岩国飛行場への配備を了承することとしたいという考え、さらに加えて、しかしながら、先ほど議員からお話しのように、これまでの皆さんからいただいておりますような安心・安全対策、そのほか地域振興策、さらには情報提供のあり方、こういったことにつきましてもしっかりと意見を踏まえて、国に対してその実効性をしっかりとした条件として示していきたいというふうに思っています。 国に対してもし、先ほどそういったことを――安心・安全の徹底、情報提供のあり方、また市が要望しているさまざまな地域振興、こういったことに対して我々がその対応を示しておりますが、そういったことに対して国が誠意ある対応がなされない場合どうするかという、そういったお話でございますが、やはりそういった場合には、私は今回の留保している判断の解除、それはできない。そして、受け入れを見合わせることもあり得るということは、そういった姿勢で国に対して明確に意見を申し上げていきたいというふうに思っております。 また山口県とか、あと近隣の他の自治体の考え、これももちろんあるというふうに思っております。しかしながら、さまざまな課題とか、それに対するまた財政支援については、これは国に対してしっかりと取り組んでほしいという思いは、これは県も、また近隣の自治体のほうも共通な思いだというふうに思っておりますので、この辺はしっかりと基地周辺の自治体とも連携して取り組んでまいりたいというふうに思っています。 また、国におかれては、そういった我々の声、また議会の声などもしっかりと受けとめていただいて、誠意ある対応を求めていきたい。また、そういった姿勢で私も臨んでいきたいというふうに考えております。以上です。 ◆21番(松本久次君)  今、市長の力強い、国に対して求めていくということでありましたので……。ただ、しっかりと担保をとらないと、アバウトの「やります」ということでは、非常に我々も信用ができないというところがありますので、その点についてしっかりと担保をとっていただいて、判断をしていただきたいというふうに思います。以上です。 ○議長(桑原敏幸君)  ほかに。 ◆30番(大西明子君)  諸般の報告の事故原因に関して、兵器倉内ブラケットふぐあいを起こし、電気系統油圧系統で出火したが、火事というよりフラッシュのような、いわゆる秒単位の極めて短い出火であり、機体のコンピューターが感知して、ほかのところに影響が及ばないようすぐに消火した、というようにあります。 一つは、こんなフラッシュのような、いわゆる秒単位の極めて短い出火を、米海軍安全センターがなぜクラスAにしたのか。そのところを納得がいくような説明を、市長はここを疑問に思わなかったんでしょうか。その点、市長はどういうふうに理解しておるのか、お尋ねします。 それから、私は16日の全員協議会で、このブラケットの破損について、破損した理由が書いていないと、原因がないということで、ロッキードマーチン社との資料をやっぱり調査する必要があるんではないかという質疑をしたんですが、ここでは、ロッキードマーチン社と情報を共有していると。原因はブラケットふぐあいによるもので――またふぐあいで、具体的なことが一つもわかりません。で、再発防止策もとられている。具体的に示していないのに、どういう再発防止策をとったのか、私たちには一つもわかりません。 そういう意味で、市長は、このロッキードマーチン社の情報、これを取り寄せて、そしてそれについて意見を述べたところがここに全然出ていないんです。そういうこのたびの出火事故を受けて米側は、初期段階の調査において事故原因を特定して対策を講じており、安全だと。要するに機体の安全性に問題がないという見解を示していることに一定の理解を示しているわけですが、せっかく製造元であるロッキードマーチン社も含めて原因究明に当たったかというところまで質問したんですから、その調査内容はどういうものであったのか、そして、それがどういう対策をとられているのかということも聞いて、やっぱり報告すべきだと思いますが、聞いておられるのか。そういう気持ちがないのか、お尋ねします。 ◎市長(福田良彦君)  昨日、岩国基地司令官ファースト大佐、そして、まさにそのF-35Bのパイロットであるワーシュ少佐が来庁されまして、具体的な事故内容等について情報提供があったところであります。 これまでの情報によりますと、そのワイヤを束ねるブラケットが破損したために、一部のワイヤの固定が不十分な状態となって、その風とか、そういった振動によってワイヤがすれることによって保護膜が剥がれ、電気系統及び油圧系統に障害を与えて出火したというのが、これまでの我々が持ち得ている情報でありまして、昨日のさらに詳細な情報によりますと、その出火というのが、面積の大きな炎が機体から吹いたというようなイメージがありましたが、昨日の説明では、5秒から10秒程度の極めて短い秒単位の時間の中で閃光といいますか、フラッシュ、火花のようなそういったものがあったと。しかしながら、そのF-35Bの安全性の高機能コンピューターが感知をして、ほかの場所に及ばないようにすぐにシグナルを発して、パイロットが着陸し、安全に格納庫前まで自走して、そこでメーンスイッチを切ったという、そういった報告がありました。 さらに、これは議長のほうからも質問されておられたわけでありますが、そのロッキードマーチン社も含めて原因究明に当たったかと。そういった中では、先方のほうからは具体的な――最終的には在日米軍司令部のほうからきちんとした情報提供があると思うがという前置きがありましたが、しっかりとそのロッキードマーチン社と情報を共有をしていると。そして、特に原因はブラケットふぐあいということも明確に把握したと。そして、それに対して再発防止策も講じているという、そういった説明があったわけであります。そういったブラケット等ふぐあいによって再発防止策をとったと。そのどういった内容かについては、今後、詳細な情報提供があるというふうに聞いておりますが、その実際運用している部隊のパイロット等がそれをしっかりとロッキードマーチン社とともに原因を把握し、その対策をしたという明確なそういった説明があったということを、今回我々は一定の評価もさせていただいたところであります。(「答弁漏れ」と呼ぶ者あり) ○議長(桑原敏幸君)  クラスAクラスBの。 ◎市長(福田良彦君)  今回、この事故がなぜクラスAの事故になったのかという、そういった率直な疑問についてどうかという御質問でありますが、これは、私も実は質問を投げかけた箇所でありまして、御承知のように、クラスAの事故の定義は、200万ドル以上の損傷ということでランクづけの定義がございます。今回のこの事案がいわゆる200万ドル以上の事故に当たるのかどうか、そういった素朴な質問、私も同じような見解を持っておりました。それはどういったものかということでお聞きをいたしました。 そもそもこのF-35Bがかなり高額な機体であるそうであります。140億とも180億とも言われておりますが、そういった機体であるからこそ、ある一定程度の損傷があれば、それに見合ったそういった修理なり、部品の価格も上がってくる。それが今のそういったクラスAの事故に――数字を積み上げた段階でそういったクラスAに定義されたと。 しかしながら、今後詳細な金額について精査するということも情報として持っておりますので、これが最終的にクラスAであるのか、クラスB事案になるのかということは、また今後米側のほうがその辺は決定されるというふうに聞いております。 今回、ちょっと例えは悪いかもしれませんが、高級車、外車とか、いろんな大きな高級車であれば、パンクをしてもかなり高額な修理代がかかるわけでありまして、そういったイメージ的なものは、やはり物そのものがかなりの高額であるがゆえに、クラスAクラスBの定義について、かなり金額も上がってしまうという、一般的な例えとして、そういったこともございました。以上です。 ◆30番(大西明子君)  クラスAについては、1機の金額がやはり高いんだと思います。それは米海軍安全センターがまだBになるかどうかということも一言も言っておりませんので、火事というより、フラッシュのような、いわゆる秒単位のものだったという説明を安全だというふうに言われていますが、私の16日の質疑に対して、国からの答弁の中に、私も急いで議事録を確認すればよかったんですが、ウエポンベイの中が温度が熱くなって、そうしたときには、私はミサイルとかそういうものが積んどって大変なことになる、爆発するんではないかという質疑をしたときに、そうなったときには何か、投棄する――落とすという意味に私は――新聞記者もそう思ったんで、大西さんはどうかと言われたんですが、確認をしていたんで。市長はその私に対する答弁について、国の答弁をどのように受けとめられたのか、1点お尋ねいたします。 それから、破損したものについて再発防止もとられていると言うんですが、具体的に原因を示して、そして、こういう再発防止をしているんだという説明がなければ、今、FA-18や、それから――たびたび落ちていますね。だから、市民はすごい不安に思っているわけですよ。その不安に対してきちんと答えようと思えば、そういった疑問に――原因がわかったら、その原因がどういうぐあいで、どういうふぐあいによってできたのか。で、その対策はこういうことをしましたよということを、やっぱり議会にも市民にも知らせて安心をしてもらうというのが市長の責任じゃないですか。言われたから、説明があった。で、中身はようわかりませんと。そのうちあるでしょう。こういう説明ではやっぱり納得がいかないというふうに思いますが、いかがですか。 ◎市長(福田良彦君)  先般の全員協議会での大西議員と防衛省とのやりとりについて、詳細を確認をしておりませんが、私の記憶の範囲内でお答えをさせてもらいますが、そのウエポンベイ内で出火した案件について、そのウエポンベイ内のそういった兵器等を投下するとかしないとかという、そういった記憶は、私はちょっと持ち得ておりません。 しかしながら、たしか谷井さんだったと思うんですが、谷井次長さんのほうからは、同じように、数秒程度の閃光といいますか、火花が生じたというそういった文言があったということは記憶もしておりますし、あくまで今回は、ウエポンベイ内のそのワイヤを固定しておったブラケットふぐあいがあったために、機体の振動とか、その兵器倉を開封したときに、風等によってワイヤがすれると。(「そんなことでええんかって言いおるんよ」と呼ぶ者あり)それにふぐあいが生じたというふうに聞いております。 それと、今回、全てのF-35Bに対しては点検を行ったと。そして、まず異常がないことを確認したと。さらに、その全てのF-35Bのパイロット、きのうも来られておりましたが、全てのパイロットとその整備スタッフ、そういった全てのかかわる者に対して、その調査結果、これを伝えたと。そして、各飛行前後にブラケットの部分の点検、これも行うということで、できることの全ての再発防止策を実施をしているということも説明でございました。以上です。 ◆32番(小川安士君)  先ほど市長の解除の条件として示されたことに関してなんですが、国が示すべき実効性ある対応とは、具体的にはどのようなものを示しておられるのか、もう少し具体的な御説明をいただきたいと思います。 特に、関連した文書を読みますと、地域振興策、そして安全確保にかかわる部分、そういった両面が含まれるんじゃないかと思うんですけれども、市民にとっては安全の確保が第一でして、次元の違うものを含んでいる、かなり幅の広いものを考えておられるんじゃないかと思うんです。市民としたら、絶対に安全が確保できるという、このことが先決であって、このことが満たされるのがまず必須の条件だと思うんです。そのことに関してどのように考えておられるのでしょうか。 沖縄での事故等を見ましても、日本からの調査権が及ばない。現地の海上保安庁も苦々しい思いをしながら現場を眺めておられると、そういった状況がマスコミの報道にもうかがわれるわけなんですけれども、今回のF-35の機体のはらんでいる問題点についても、米側からはいろんな報告、説明があります。しかし、多くのマスコミがそれらについてうのみにして、オウム返しに伝えているだけじゃないかと、そういった観測をしているわけです。市長は、そういった立場には立ってほしくないわけです。その点で、市長は、どのように安全性確保について考えておられるのか。特に地位協定にかかわる発言もしていく、そういった決意もお持ちなのかどうか、その点、いかがですか。 ◎市長(福田良彦君)  まず、さまざまなそういった米軍の事故等の検証についても、私は国に対して申し上げたいのは、やはり国がみずから主体性を持って事故の検証に当たり、また速やかに情報を提供するということは、これはしっかりとやってほしいということで、国に対してもそれは言っていきたいというように思っています。これは議員とも同じ考え方だというふうに認識をしております。 そういった中で、議員のおっしゃるとおり、まさに今回は、そのF-35Bの最大限の安全性を確保するために、機体の整備の点検とか、パイロットなどへの安全教育などの徹底、これをしっかりと徹底するように申し入れていきたいというように思っております。 また、先ほど申し上げたように、その運用については、日米合同委員会の合意とか、岩国日米協議会、これにおける確認事項、こういったこともしっかりと守るように、遵守するように、これはしっかりと米側のほうに要請をしていきたいというふうに思っています。 あわせて、いろんな具体的な条件といいますか、何を話すんだという話でございましょうから、それにつきましては、まず安心・安全対策につきましては、航空機騒音、そういったことでもしっかりと実情に合った対策を講じること。また、先ほど松本議員のほうからもありましたが、防犯灯など、そういった項目も含まれるというように思っております。また地域振興、これだけちょっとかなり広範囲にわたりますが、これまでしっかりと国に、地域振興などについては多岐にわたって要望をしております。これは全般であります。 そういった中で、やはりさまざまな課題に対して財政支援、これについてもしっかりと国に対して要請をしていきたいというように考えております。以上です。
    ◆32番(小川安士君)  もう少し踏み込んだ立場でスタンスを示されないと、国のほうの地位協定の改定にまでに及ぶような協議が日米間でなされるとは思えないわけです。そこを抜きにして、どのような地域振興があっても、市民の安全は確保できないということを指摘したいと思うんです。 ですから、交渉に当たっては、まず岩国市長が一番大事なこととして何を求めているのか。このことを発信して、そのことで時期を待ちながら、改めて解除するかどうかの協議に入っていくと。こういったステップを踏むべきであるのに、この段階で解除するというふうな思いを示されるというのは間違いじゃないかと思うんですけれど、その点について再度確認させてください。 あわせて、機体がはらんでいる問題点だけではなくて、海兵隊の運用、このことが原因で事故が起きているのではないかというふうに想像できる向きがあります。それは、海軍と海兵隊で事故率が違うからです。倍以上の開きがあって、海兵隊の事故が多発しているわけです。その点では、海兵隊の運用に関してもきっちりした意見を述べていく、そういったスタンスを示さないと、機体の問題と運用と両面からの問題点を克服をして、安全確保をするという道につながっていかないわけなんですけれども、その点にも明確に踏み込んでいくスタンスなのか。そして、それが認められない場合は解除しないのか。その点、確認させてください。 ◎政策審議官(村田光洋君)  まず、安心・安全か、地域振興かという議論もございますが、御承知のように、岩国市の基地政策の基本方針といいますのは、基地機能が変更される際には、その影響により周辺環境が現状よりも悪化することとなる場合、及び十分な安心・安全対策が講じられると認められない場合は、これを容認できないという、これが基本方針でございまして、第一義には住民の安心・安全、住民生活に悪影響があるかないかを基本に判断しております。 今回のF-35Bも、そもそも皆さんにも騒音のコンター図もお示しをしておりますけれど、20機が16機に更新する。その運用を考えると、そのコンターも住民生活、現在よりは影響が悪化しないという、こういったことで、基本的にはF-35Bについては容認しようということで、一旦判断しておりました。 しかし、事故があったので、その後の対応が続いておりますけれど、今回は、その事故についていろいろ検証した結果、一定の理解をし得るものであるということで、そうはいいましても、その後、いろんな事故も続いておりますので、さらにその住民の不安解消のために、いろんな市民感情がありますので、一定の条件をつけて国に臨んで国の対応を確かめて、最終的な判断をしようということでございますので、基地政策の基本方針というのは、あくまでも住民の安心・安全を第一義に考えているということでございます。 ◆6番(重岡邦昭君)  それでは、少しお聞きをしてみたいと思います。 第1回・第2回全員協議会の中で、米国からの情報の中、F-35Bにかかわる構造の、機体の安全性というところで、試験飛行を行っているんだということが書いてあります。それで、せんだっても宮澤政務官に確認したんですが、そこのところのしっかりとした答弁はなかったんですが、改めて国から市長のほうにどういう話があったのかわかりませんけれども、この試験飛行については、私がこの12月定例会で何を指しているのかと聞いたら、市長は、改良中なんだというふうな答弁があったわけです。私とすれば、この改良中ということは、F-35Bはまだ開発途上だというふうに受けとめておったんですが、国からも市のほうからも市長のほうからも、まだ詳しい説明がされておりません。 したがって、そういうそのF-35Bの開発途中においての議論をもう少し詰めておく必要があるんではないかと。それを抜きにして機体の構造に問題がないということを言われても、市民も私も、そう、はい、わかったというわけにはいかないというのが一つあります。そういうことから考えましたときに、市長が市民の安心・安全な暮らしを本当に守っていこうという確固たる信念がちょっと見えてこないんです。その中で、きょうの報告の中にも、そうした市長のスタンス、この安全保障、つまりいろいろな機能・配備に関していろんなことについてふらついておられるんだろうというふうには思っておるんです。つまり、市長の曖昧な答弁を具体的に説明しますと、留保している判断を解除し、F-35Bの岩国飛行場への配備を了承すると、前段でこう言っておるんですが、後段で、留保している判断については解除する考えでございますが云々とあって、安心・安全対策等、実効性のある対応を国が示すことを条件としたいと、こういうふうに打ち消しておられるんです。そしてまた、先ほどのある質疑の中から、条件としたいということを、先ほど答弁の中で、条件を示すというような言葉にまた変わっておるんです。条件としたいというのは確約をとってから留保を解除する。条件を示すというのは、解除をするその中で、答えは返らなくても希望しておる、国に要望している、米国に要望している。自分は反対反対、留保を解除しないと言っているのに、勝手に政府あるいは米国がやってくるんだ。そういうような対応をとっておられるのか、ちょっとその辺が、先ほどからの答弁の中で二転三転してきているんです。私はせんだってのいろいろと市長の答弁の中で、重岡さんは、いかにも、もう容認ありきだというような発言をされておられるけれど、そうではないというふうに強い言葉でおっしゃった。私は信じたかった。しかしながら、きょうの答弁ではまた二転三転しているんですよ、言い方がね。つまり、私は、そのあたりの考え方をもう一遍整理をして、市民の暮らしと安心・安全、これをきっちりと守るためには、今、改良中――開発途上にあるF-35Bを市民の頭上を通すということは、やはり今、時期尚早、早い。こう言いたい。つまり、まだこの文面では留保を解除をしたというふうには受けとめていないんですが、もう一度、るる今聞きましたけれども、明快にあなたの腹の中、覚悟を持って説明をしてください。 ◎市長(福田良彦君)  ちょっと言葉足らずでございました。先ほどから壇上で申し上げておりますとおり、留保している判断を解除し、配備を了承することとしたいと。しかしながら、国に求めております安心・安全対策、さらには実効性ある対応を国が示すことを条件としたいと。そして、議員の御懸念は、条件を示して、言いっ放しで認めるんじゃないかということだというふうに思っていますが、そうではございません。しっかりとそういったことをまず口頭申し上げ、そして、それに対して我々が期待する対応を国が示さない場合は、その受け入れの判断を見合わせることもあり得るということであります。そこで初めて、国の大臣なり、副大臣のほうといずれお会いして、そこでいろんな私どもの決意、強い思いをしっかりと述べると。それに対して国のほうがその対応を示さない場合には、受け入れを見合わせることもあり得るということで、先ほどからお話をさせていただいておりますので、そういった御理解でよろしくお願いをいたします。 ○議長(桑原敏幸君)  答弁漏れがあるんよ。今、開発中かどうかというのを、それをはっきりしとかんにゃいかんから。 ◎政策審議官(村田光洋君)  試験飛行ということでございますけれど、そもそも今回事故を起こした飛行機は、ビューフォート航空基地にある第501海兵戦闘攻撃訓練飛行隊所属となっております。新しい航空機が配備される場合は、自衛隊もそうですけれど、一旦こういった訓練飛行隊というところで一応ソフトウエアとか、いろんなのをチェックして、それから実戦部隊に配備されます。そういうことからして、そういうことを捉えて試験飛行中というふうに言われた場合もあるかもわかりませんけれど、我々はそういう認識でございます。 したがって、今度岩国に配備される予定のそのF-35Bというのは、ユマにおります121部隊ですけれど、これは、まさに実戦配備された部隊ということで、訓練飛行隊の中でいろんなソフトウエアも含めて、いろんなチェックをする中でこういったことが起こったという、そういう意味でございます。 ◆6番(重岡邦昭君)  またますますわからなくなったんですけれども、12月定例会では、間違いなく改良中という言葉を使われたんで、その改良中とは何ぞやというのを確認したかったんです。改良中ちゅうことになりゃ、開発途上ということですから、もう一遍詳しく説明してください。 質疑が2回ということですので、先ほどから今回、市長の今の答弁ではまだ留保を確実に解除しておるわけじゃない。あくまでも条件をしっかりと示してくれることが大事だとおっしゃいましたね。 そこで、私はこの8年間ずっと安心・安全対策43項目――市長がずっと追い求めてこられています。その中で、38%は私も実施できたものというふうには解釈しております。しかしながら、市はこの8年間で42%――ずっとこの8年間協議をしておりますけれども、それも達成をしたというふうにして、達成率を80%としております。 それで、先ほどの話に戻りますけれども、条件の中には、この8年間協議中の42%――8年間協議中なんですよ。これを本当の意味で80%に持っていく。この確約がないと留保を解かないんだということなんでしょうかね。この安心・安全対策の43項目は非常に大事な問題です。これを抜きにして留保を解除するというわけにはいきません。 特に、100%のうちの残りの2割、2割の中には地位協定の問題がある、地域協定の問題……。これについては、この8年間、福田市長、あなたのほうから、国の問題だとして岩国市民の安心・安全、これを守るために、この地位協定の考え方――私見を、一度たりともあなたはこの場で市民に対して説明されていないんです。これはやはり、まさに今の沖縄の現状を考えたときに、まさにあなたは地位協定の問題までしっかりと踏み込んで、市民の安心・安全対策を確定さす。あなたにはその責任があるんですが、そうした地位協定の問題をどう考えているのか、あなたの口で改めて答えてください。 そして、もう一遍、くどいようですが、80%の残りの42%、8年間協議中ですけれども、それを確実なものにするのか、そこをはっきりと答えてください。 ◎市長(福田良彦君)  まず、その日米地位協定の改定は、全て私にかかっているということで、非常に重い宿題をいただいたところがありますが、(「あなたの私見でいいんよ。それを話さないと、あんた、根底が崩れるでしょう」と呼ぶ者あり)日米地位協定の抜本的な改善、見直し等につきましては、事あるごとにいろんな情報交換なり、また、市としての考え方につきましては、国とのやりとりの中で述べさせていただいておりますし、(「それをここで話しなさい」と呼ぶ者あり)渉外知事会とか、いろんな基地がある首長同士の情報交換の中で、またしっかりとした連携を持って取り組んでいこうということは、これまでも申し上げた機会はあるというように思っておりますが、改めてそういった機会を、しっかりといろんな場を捉えて発言はしていきたいというふうに思っています……(「今、一番大事なときじゃないかね。今、あなたが発言しないと」「重岡さん」と呼ぶ者あり)また、しっかりとした安心・安全対策43項目につきましては、もちろん中には難しい課題もありますが、やはり市民の多くの方々が納得の得られるような、そういった成果を上げるように、しっかりと国に対して強い思いで臨んで成果を得たいというように考えております。(「答弁になってない、答弁になってないよ、あなた。こんな大事な時期に」と呼ぶ者あり)(「そうだ」と呼ぶ者あり) ○議長(桑原敏幸君)  答弁漏れ。(「それで市長の責任が果たせるんかね」と呼ぶ者あり) ◎基地政策担当部長(高田昭彦君)  先ほど、改良中ではないかというような再質問がございました。 先ほど審議官のほうから御答弁いたしましたように、今回事故を起こした部隊につきましては、ビューフォート航空基地所属の訓練飛行隊所属ということで、そうした中で、やはり航空機というのは、システムの更新というのはどの航空機におきましても当然その都度その都度あるわけです。そうした試験を実施した上で、航空機の性能を向上させていくということがございますので、そうした意味で試験ということを用いているというふうに思っておりますし、また、前回の全員協議会での宮澤防衛大臣政務官の発言におきましては、F-35Bについては、アメリカ国内で既に試験飛行は終わらせておりまして、運用段階に至っているがゆえに各地で展開している。現状として、私たちはこのように認識しています、というふうな御答弁でございました。 ◆5番(田村順玄君)  市長の今回の留保を解くという――条件つきだという御説明でございますけれども、この間、8月からこのF-35Bの配備に関していろいろと対応をしてこられました。しかし、その後、最近ではオスプレイの事故、ホーネットの事故、それから市長が視察した後のF-35Bの出火事故と、次々と新しい事実が出てきて、本当だったらもっと早い時期に、一定の岩国市の見解を国に示すはずだったんでありましょうけれども、計算が狂ったというか、大きく違ったという状況であると思います。 そうした中で、市長が条件つきでこれを留保するというふうにおっしゃったということは、まだまだ米軍がこれからもごく近いうちに、本当にタイトな時間でこれだけの事故があったわけでありますけれども、何か起こるということがあったときには、自分も立場がない。それを担保するために、今のようにおっしゃっていると、私はそういうふうにしか理解できません。 これまでいろいろと、きょうも説明がありましたけれども、例えば、クラスAの事故で出火事故、最初はそういう発表があって、クラスAというのは200万ドル以上の被害額があるか、死亡した方があるという重大事故です。こういうことがあったわけでありますけれど、フラッシュ程度で火が出たと。先ほども質問がありましたけれども、これで200万ドルの事故が、火災事故があったのかどうかということ。少なくとも百歩譲ってクラスBであったとしても、一定の被害があったことは事実で間違いありません。 しかし、きょうの説明を聞いてみたら、全く、ほとんど何も形もないような感じで報告を受けております。ユマまで行かれて航空機を見てこられた。騒音を聞いたら、体感で得た。例えば、私はどうしても今欲しいんでありますけれども、ウエポンベイの中の火災の現場――たった1枚でも結構です。その出火した部品、部分が、写真か何かで見られたんでしょうか。事故報告というものに――これまでいろいろ聞いてこられた報告の中で、事故報告書あるいはペーパーで、いろんな報告で、いろいろあったんでしょうか。全て言葉だけで聞いてきていることであります。これまでに、今現在持っているんだけれど、これだよというふうに示していただけるものがあれば、私はそれを市民に示していただきたいと……。 きのうの121の副司令官もわざわざアメリカから来て市長に会っていろいろと説明をした。理解をした。岩国基地の司令官は恐らく市長と行かれたときに、行かれて見られた程度でありましょうけれども、全く具体的に誰もわからない。そういう中で、事故報告書になるようなもの――軍事機密もあるでしょうけれども、見せられるものが1枚でも2枚でも出たのか、それを改めてお聞きしたいと思います。 ◎政策審議官(村田光洋君)  写真については入手しておりません。まさに田村議員が言われるように、いろいろ軍事機密などもあるのだというふうに思います。といいますのも、ユマ基地に視察した際も、私も同行しましたが、かなり米軍はF-35Bに対して非常にナーバスになっておりまして、写真撮影もいろいろ制限されましたし、各個人のカメラもチェックもされました。そういったことがあるので、今の段階で、初期段階の調査ですので、まだそこまでは出ていないというふうに――出し得ていないというふうに考えております。 田村議員が先日も御紹介されましたように、いろんな事故が起こりましたら、最終的に事故報告書というのがきっちりした形で、何ページにも及ぶものが出ますので、いずれその段階では、いろんな詳細なデータが示されるものと考えております。 ◆5番(田村順玄君)  今、審議官がおっしゃった話は、少々信用できないんです。それは何かといいますと、今回、市長や審議官がユマに行かれました。そのユマに行かれた日程、全く同じ日程で岩国基地の航空機マニアがユマに行っているんです。そして、その行っている間を、きょうは市長が来ているというようなことも含めて、彼のホームページの中でユマのルポを逐一報告しているんです。そして、写真を撮ってはいけないと言いましたけれども、そのマニアの方はユマの飛行実態を、F-35が目の前でばんばんと飛んでいる写真をたくさん流しているんです。それができて、なぜ市長や審議官が行かれて、写真は制限してあるから写真も撮れないとおっしゃるんでしょうか。私は少々、我々に隠していると思います。 ◎政策審議官(村田光洋君)  説明がちょっと大ざっぱで申しわけありません。確かに飛行とか、そういった写真は撮れます。私が言いましたのは、コックピットの中とか、田村議員がさっき言われましたウエポンベイの内部とか――もちろん機体のそばまで行って目視はしましたが、そういったパーツの写真といいますか、そういう接近した写真が非常に制限されたということでございます。 ○議長(桑原敏幸君)  ほかに。 ◆31番(山田泰之君)  ダブるところもあると思うんですが…… ○議長(桑原敏幸君)  マイクを使ってください。 ◆31番(山田泰之君)  できるだけそこは省いていきたいと思うんですが、市長の報告では、国が機体の安全性に問題ないという見解を示したことについては、岩国市としては一定の理解をしているということを、ここにあります。ですけれども、私は、留保している判断を解除し、F-35Bの岩国飛行場への配備を了承することにしたいと。これは昨日の米側の説明やら、質疑がいろいろあったと思うんですが、新聞報道を読んで、何があったんかなと、私はちょっと疑問に思っておるところです。よくわからないんです。何をもってきょうのような発言になったのか。また、先般の全員協議会での発言でも、初期段階の調査結果というのは、きょうもいろいろ言われました。ですけれども、やっぱり最終報告のものが私は要ると思うんです。そして、それを一定のものにして私たちに示していただきたい。 というのは、全員協議会のときにも言いましたが、19日にオスプレイは飛ぶぞということを言いましたけれども、約束どおり――私の言うとおりにやっぱりオスプレイは飛んだと。墜落した原因とか何かも、しないまま、そういう原因究明もしないまま、もうそういうことをやると。アメリカは、米軍――海兵隊のほうは相当に焦っておるんだと思うんですね。ですから、きのうのような会談だったんだと思うんですが、最終報告を見て判断して、やっぱり進めていくといくのが私は大事だと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎政策審議官(村田光洋君)  最終報告が当然出ると思いますけれど、初期段階のその調査であっても、米側の説明――繰り返しませんけれど、そういった一定の見解が出て、それを聞いて、国も一定の見解を出したということでございますので、我々は、まさに運用当事者である米側の見解あるいはそれを受けての政府の見解というものを、それを聞いて判断するわけでございますので、最終的な事故報告が出るまでもなく、初期段階でそういった安全性についての一定の見解が出たということで、それはそれで一定の評価をし得るものというふうに考えております。 ◆31番(山田泰之君)  国に対していろいろ安心・安全対策が、実効性のある対応を求めておると。まだこれは国からは何ら説明がないと私は思うんですが、それにもかかわらずそういうふうに留保を解除したいということを言っておられます。これ、そういう国からの指針といいますか、いつ説明があるんでしょうか。 ◎基地政策担当部長(高田昭彦君)  今回、こうした判断をさせていただいて、これを受けて、先ほど言いましたように、山口県あるいは関係自治体と協議を行い、適切に対応してまいりますということでございますので、今後、そうした県とも協議しながら、国に対してそうした要請をしに行く場を設けていきたいということでございます。 ○議長(桑原敏幸君)  ほかにありませんか。 ◆3番(細見正行君)  先般の岩国市議会全員協議会において、国の説明では、今回のF-35Bの岩国飛行場への配備は、日本の安全保障上必要不可欠であるという中身の説明がありました。市長も、市政クラブの我々も、木を見て森を見ずということのないようにすべきだと考えております。そういうことでは、福田市長の了承することとしたいとの考えは支持するものであります。 私は、本来、安全保障は国の専管事項であって、反対運動などをして足を引っ張ることなどは、とても許されることではないと考えます。 そこで、お尋ねをいたしますが、市長の了承することとしたいというのは、岩国市の取り組んでいる基地との共存、その延長線またはその一環としてのことであるのか、確認いたします。 ◎市長(福田良彦君)  基地との共存という大きなその意味合いは、ここに基地があること、これによってもちろん安心・安全対策とか、そういったことは、市民の不安について不安を払拭する努力、これはこれとしてやっていかなければなりません。 そういった中で、やはり国防なり安全保障政策は国の専管事項とはいいながらも、市としてはしっかりとその辺については理解をし、協力するという姿勢も明確に示しております。 そして、基地との共存というのは、やはり――わかりやすく申し上げれば、例えば国際交流、教育、また防災、まちづくり、さまざまな面において米軍家族、またそういった軍属を含めて、関係者とともによりよき関係をつくる中で、まちづくりに生かしていきたいという思いでさまざまな取り組みを構築しながら、お互いが理解を深めながら、それをまちづくりに生かしていこうという思いが根底にはございます。 そういう中で、今回、ファースト司令官みずからが、このF-35Bにつきまして、みずからが知り得る情報を提供したいということで、昨日、議長とともにその説明を聞いたわけであります。これもやはりそういった基地の司令官みずからが、我々に対してそういった場に出てきて説明をするという、そういった姿勢、これは非常に今後の市のまちづくりにとっても非常に意義があったというふうに思っております。 今後、そういった人間関係もしっかりと信頼性を深めながら、基地があっても住みよいまちづくり、常々言われておられますが、そういったことに大きな前進につながるというように思っていますので、今回の司令官のそういった情報提供につきましては、大きな評価をさせていただいているところでもございます。 ○議長(桑原敏幸君)  いいですか。(「はい」と呼ぶ者あり) ◆18番(片山原司君)  市長のほうには意見としてお尋ねをしたいと思うんですが、先般の全員協議会でも、私は岩国市長と市民がいたく傷つけられて、信用をおとしめたというふうに思っております。その中心は何かというと、米国からも、国内の防衛省からも、あるいは外務省からもそういった情報がなく、岩国市が右往左往させられてしまったということです。いわゆるホットライン的な、重要な事項は早期に市長に直接入るような形というのをお願いしたわけですけれども、それについては、市長、その後の対応、意見というのは御存じかどうか。そして、どういうふうに思っておられるか。今回の米軍の岩国基地の司令官とアメリカのパイロットの少佐の方が来られたのは、その一つだろうと思うんですけれども、これは、いわゆる体制をつくったというのとは少し違うと思うんです。そういう中でお尋ねをいたします。 ◎市長(福田良彦君)  片山議員のほうから、先般の全員協議会の中でそういったホットラインを構築して、そういったシステムといいますか、仕組みを構築しながらやるべきという御提案の意見がございました。 また国に対して、我々が非常に右往左往させられたそういったことに対して、しっかり反省等もして改善を求めるという趣旨のお話もされたところであります。 今回まさに昨日、米側のほうから速やかにそういった情報提供等もしたいということもありました。また、全員協議会以降、ちょうどこの週末でありましたが、政務でしょうか、岸副大臣のほうも岩国に入っておられて、いろいろな話をする機会もありました。今後、そういった外務、防衛、もちろんでありますが政府におかれましても、そういった速やかな情報提供の体制のあり方、また私個人に対しましても、いろんなメールとか、携帯電話を含めて、さまざまな連絡の手段を講じて――今までもないわけじゃありませんでしたが、そういった情報伝達手段についても速やかなライン、仕組み、これは検討していこうという話はさせていただいております。大変貴重な御提言をいただいたというふうに受けとめております。 ○議長(桑原敏幸君)  よろしいですか。 ◎16番(越澤二代君)  今回のF-35Bの機種変更については、前回の全員協議会でも申し述べましたとおり、安全性について、これまでの全員協議会の議論の中でおおむね理解したというところではございますけれども、やはり今、18番議員も言われましたように、市民への情報収集、情報提供など――大変重たい選択を迫られる。市民にとって、不安もすごく高まったということについては、本当にあってはならないことだというふうに思っております。 そこで、国に対して、きょうの市長からの発言では、安心・安全対策について実効性のある対応を国が示すことを条件に、留保している判断を了承したいとの御報告でございました。 これから本当に市民の安心・安全体制が最重要だろうというふうに思っております。その条件の中に、当然市民の安心・安全対策が盛り込まれるというふうに思っておりますし、情報の提供体制についても正確にやっていただけるというふうに思っております。 あわせて、F-35Bだけではなくて、岩国基地に所属する機種全体の運用に関しても同じように市民の不安は生じるわけでございますので、今後、その体制もあわせてしっかりと市民の安心・安全対策を取り組んでいただきたいというふうに思っております。 これからまた、十分な条件等を示されて協議をされるというふうに思っておりますので、その交渉に大きく期待をしたいという意見を申し述べて、公明党議員団の意見とさせていただきます。 ○議長(桑原敏幸君)  ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  ほかになければ、今の質疑、御意見を踏まえて、最後に市長のほうで何か意見がありましたら。なければいいですが、あれば……。 ◎市長(福田良彦君)  きょうも非常に多くの議員各位のほうから御質疑、また御意見をいただいたところであります。やはり共通するのは市民の多くの方が抱いていらっしゃる不安をどう拭っていくのか、また航空機全般に対しましても、しっかりと安心・安全の運用を徹底すべきという、そういった御意見も多かったというふうに思っています。 しっかりと――私は昨日も基地司令官に申し上げましたが、今回のこのF-35B事案だけでなくて、全ての岩国に配備されている航空機については、安心・安全な運用を徹底するように強く申し入れをしたところであります。 その前提の上で、このたびお示しをさせていただいております安心・安全対策、そして実効性のある対応、これをしっかりと国が示すことを条件として、今留保している判断を解除し、F-35Bの岩国飛行場への配備を了承したいということを、改めて判断させてもらいたいというふうに思っております。 今後、山口県また関係の町長とも最終的な調整をさせていただいた後に、国にしかるべき対応をしっかりと、強く申し入れをさせていただきたいということを改めて申し上げ、そして御理解賜りますようにお願いいたしまして、最後、私の意見とさせてもらいます。よろしくお願いします。 ○議長(桑原敏幸君)  以上で、本件は終わります。(「議長、緊急動議」と呼ぶ者あり) ◎30番(大西明子君)  F-35Bの岩国基地への配備に反対する決議を提案いたします。 ○議長(桑原敏幸君)  今、大西さんのほうから動議がありましたが、ほかに2名以上の賛成者を必要としますので、確認します。動議の賛成者の挙手をお願いします。  〔賛成者挙手〕 ○議長(桑原敏幸君)  所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 本動議の取り扱いを協議するため、ここで暫時休憩をいたします。午前11時7分 休憩 ――――――――――――――――――――――――――――――午後 1時   再開 ○議長(桑原敏幸君)  休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。お手元に配付いたしておりますとおり、大西明子さん外6名からF-35Bの岩国基地への配備に反対する決議の動議が提出されております。 お諮りいたします。この際、F-35Bの岩国基地への配備に反対する決議の動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第3F-35Bの岩国基地への配備に反対する決議 ○議長(桑原敏幸君)  日程第3 F-35Bの岩国基地への配備に反対する決議を議題といたします。  (別  添) ○議長(桑原敏幸君)  提案者において説明をお願いします。 ◎30番(大西明子君)  F-35Bの岩国基地への配備に反対する決議につきまして、提案者を代表して提案理由の説明をいたします。 それでは、案文の朗読をもって提案理由にかえさせていただきます。『F-35Bの岩国基地への配備に反対する決議 12月16日に岩国市議会全員協議会が開かれ、岩国基地に配備される予定のF-35Bの兵器倉(ウエポンベイ)内で出火したクラスAの事故について、初期段階の調査結果であること、岩国飛行場に配備予定のF-35Bは既に米軍による点検が終了し、異常がないことが確認されていること、F-35Bの岩国配備に関し、安全性については問題ないと考えている、との説明が行われた。 しかし、ハリアー、ホーネット、オスプレイと、米軍岩国基地に所属・飛来する同型機の相次ぐ墜落事故に、「次はどこで事故が起きるのか」、「人ごとではない」、「安全は守れるのか」と、住民から懸念と怒りの声が相次いでいる。 よって、岩国市議会は、岩国市に対して、市民の安心・安全を守るため、下記の事項について十分検討し、対応されるよう求める。記1 F-35Bの配備については、最終情報提供がない状況で安全は確認されていない。よって配備は容認すべきでない。2 事故機の原因究明、再発防止対策が明確になるまで飛行停止を求めること。3 市街地上空の飛行、及び低空飛行訓練はしないよう求めること。 以上、決議する。  平成28年12月20日岩 国 市 議 会 』 以上、全会一致で御賛同いただきますよう、よろしくお願いをいたします。 ○議長(桑原敏幸君)  本件に質疑はありませんか。 ◆4番(阿部秀樹君)  今の、反対する決議の内容について少し質疑をしてみたいと思います。 反対する決議ではありますけれども、下のところの事項に、十分検討し、対応されるよう求めると書いてありますけれども、この内容からすると、例えば安全が確認された場合、それから原因究明等ができた場合には、配備を認めるというふうに私は解釈するんですが、その辺はいかがでございましょうか。 ◎30番(大西明子君)  この決議を出す背景としましては、全会一致でしたいということで、一点共闘で、皆さんが賛成しやすいような内容として提起をいたしました。 ところが市長のほうが、先に認めるという最初の案がありますので、急遽、ここについて、皆さんに応援していただけるということでありますが――しかしこれは、いろんな人たちの立場があるので、ここで含みを持ってこういう表現にさせていただきました。 ○議長(桑原敏幸君)  ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  ほかになければ質疑を終結し、本件は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。 これより討論に入ります。 ◎32番(小川安士君)  日本共産党 小川安士です。決議案に賛成をし、全員一致で採択されることを願いまして、賛成討論をさせていただきます。 F-35Bの火災事故については、初期段階の調査報告が先日の議会全員協議会で防衛省から行われました。それは、クラスAの事故として引き続き調査がされているが、岩国配備予定の機体は既に点検が終了し、異常はないことが確認されているなどとするものでした。 しかし、その点検は初期段階の調査に従ったものであり、現在行われている詳しい調査の結果に基づいた本格的な点検や調査ではありません。この段階での配備容認は拙速に過ぎます。 19日に岩国基地司令官が来られ報告をされましたが、その報告は、火災のようなものではなく、閃光を強調されたまさに子供だましのようなものでした。宮澤政務官の議場での報告は、電気系統及び油圧系統に障害を与えたことが局所出火の原因としており、閃光と油漏れの可能性を示しており、基地司令官の説明にも消火という語句が含まれて、単なる閃光だけでとまったとは思えません。海軍の安全センターのホームページは、けさの時点でも更新されておらず、クラスAの事故として扱っています。配備を容認せず、防衛省に独自調査をするよう求め、アメリカ側へも責任ある立場からの事実の報告を求めるとともに、日本からの調査を受け入れるよう求めるべきです。 国が実効性ある対応を示すことが条件と言いますが、国はまだ何も示していません。1月の配備に間に合うとも思えません。岩国市民や飛行予定地付近の住民の安全を守り、国の主権を守るために、1月の配備容認に反対をするべきです。 以上、容認反対決議への賛成討論といたします。 ○議長(桑原敏幸君)  ほかにありませんか。 ◎1番(前野弘明君)  ただいまの決議に対して反対という立場で討論をさせていただきます。 といいますのも、文面におきましては安心・安全を確保するということにおいては同意すべき内容がたくさんあるわけでございますが、配備に反対する決議というふうになっています。このことに関しては、大変誤解を生みやすいということでございます。そういった意味で、反対する決議ということに対しては反対させていただきます。 現状況におきましては、いろんな情勢を見ますと、抑止力を低下させるわけにはいかない状況があるように思われます。この地域とアジア地域のいわゆる安全のためにも、国防のためにも必要なことであるようにおもんぱかられますので、ぜひともその点は大切な部分だというふうに思います。 しかし、市民の安心・安全は確保しなくちゃいけない、そのことは申し上げておきます。 以上で、反対討論といたします。 ○議長(桑原敏幸君)  ほかにありませんか。 ◎6番(重岡邦昭君)  F-35Bの岩国基地への配備に反対する決議に、市民クラブ・草の根は賛成の立場から討論を行いたいというふうに思います。 今回、このように議会でまずは議論に上げていただいたことに、私は意義があると。要するに、これを議論することなく葬り去ろうとすれば、私は何回も動議を繰り返し、発令せんにゃあいけんかったところですが、そうした意味では、まずはよかったというふうに思います。 それから、きょうの市長の報告の中での質疑で、国防は国の専管事項だと。だから、もう決まったことはそのまま行くのが我々議会の役割であり、市民の責任ではないかというようなことの(「そんなこと言ってない」と呼ぶ者あり)質疑があったというふうに思いました。 私はまさに、国防は国の専管事項を否定しているわけではございません。あくまでも私は、市長の専管事項としてきょうの質疑に臨んだつもりでございます。つまり、市長の専管事項としては、市民の安心な暮らしを保障する、これが市長の専管事項であろう。しかしながら、この8年間、市長はその安心・安全な生活を送る、その手だても示していない。それを繰り返し、今日まで8年間来た。その責任は無責任というほか私はないというふうに思っております。 つまり、最低でも市長の言う安心・安全対策43項目、これを80%確立をするまでは、このF-35Bの配備の留保を解除するということはあってはならない。しかしながら、きょうの質疑の中で、それは安易にはしないんだという答弁もございましたので、そこは一定の理解をしておるところでございます。 しかしながら、もう一方では、安心・安全対策43項目の中で、従来、この8年間協議がされていない残りの2割、その中に地位協定の見直しが入っているわけです。先ほど、私の質疑の中で、それは国のことだからというふうに答弁を避けられましたけれども、じゃあ、なぜ安心・安全対策43項目に入れ込まれたのか。それは市長として――一つの地位協定に問題があるから、安心・安全対策の43項目の中に組み込まれたわけでしょう。 であれば、あなたはなぜ地位協定の見直しを安心・安全対策43項目の中に入れ込んだか。それははっきりと市民に向かって説明をされなければならない。それをあなたは放棄されてきた。これは、はっきりと指摘しておきますよ。(「関係ない」と呼ぶ者あり)関係ないことはない。関係ないことはないですよ。F-35Bの問題は、まさに空母艦載機移駐の――来年迎えてくる移駐に関連してきている。つまり、今、沖縄でやられていることを、皆さん、承知してください。オスプレイが墜落しました。米国も日本政府も不時着なんだと。みっともないことをしています。あくまでも、あれだけの大破を見れば、これはもう墜落ですよ。たまたま死亡する案件でなかったから済んでいるようなことですけれども。 しかしながら、そうして不時着といいながら、機体に問題はないといいながら、あれだけ――ここに岸副大臣、宮澤政務官が来て、米国に対してはしっかりと運用、安全性、情報伝達、これについては徹底的に強い抗議をして、飛行停止の問題までもそこははっきりと要望していくんだということを、ここでおっしゃった。その舌の根も乾かないうちに、どうですか。たった6日間――事故の原因究明もしていないんですよ。それをたった6日間で飛行を再開している。ニコルソン中将のあの態度は何ですか。我々日本人の矜持を、誇りをむげにしたようなその態度。確かに安全保障上の問題として米国にそれは守ってもらっているんかもしれない。しかし、それが日米同盟でお互いの立場を尊重し合う仲間と言えるんですか、あの態度が。 まあ、そうしたことを言えば1時間でもしゃべってみせますけれども、余りここでから1時間も話せば、その辺からやじが飛んでくるのでやめますけれども、第二の沖縄になる、そうした想像力も働かせながら、我々議会は、議会の責任として市民の安心・安全を徹底的に追求していく、その役割を持たなくちゃならない。 それを申し上げて、賛成の討論といたします。日本人の矜持をお忘れなく。 ○議長(桑原敏幸君)  心強い賛成討論でしたね。ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。 御異議がありますので、本件は起立により採決いたします。F-35Bの岩国基地への配備に反対する決議を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(桑原敏幸君)  起立少数であります。よって、本件は否決されました。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第4経済常任委員会審査報告         議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)〔所管分〕等10件        教育民生常任委員会審査報告         議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)〔所管分〕等4件        建設常任委員会審査報告         議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)〔所管分〕等10件        総務常任委員会審査報告         議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)〔所管分〕等10件 ○議長(桑原敏幸君)  日程第4 経済常任委員会に付託いたしました議案第134号等10件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。 ◎17番(片岡勝則君)  それでは、経済常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号) 本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第139号 平成28年度錦帯橋管理特別会計補正予算(第2号)議案第140号 平成28年度岩国市市場事業特別会計補正予算(第1号)議案第144号 岩国市観光交流所条例議案第153号 指定管理者の指定について議案第154号 指定管理者の指定について議案第155号 指定管理者の指定について議案第156号 指定管理者の指定について議案第157号 指定管理者の指定について議案第158号 字の区域の変更について 以上9議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)のうち、当委員会所管分の審査におきまして、農林水産業費の農業振興費の中山間地域所得向上支援事業費補助金に関し、委員中から、本事業の整備概要及び運営について質疑があり、当局より、「本補助金は、JA山口東が主体となって進めている農産物直売所の整備に係るもので、設置場所はJA山口東本所の敷地内、延べ床面積が約1,000平方メートル、平成29年11月にオープンの予定で、総事業費約4億円のうち2億円を補助するものである。本施設の運営については、中山間地域に南北2つのルートを設定し、年末年始を除き、毎日集荷することで、販路の確保による所得や生産意欲の向上、雇用の確保、少量規格外品の付加価値化等につながるものである」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「直売所ができることで、岩国市地方卸売市場や市内の朝市への出荷に係る影響はないのか」との質疑があり、当局より、「直売所へ出荷される農産物の確保については、既存の生産者が増産することにより、その必要量が確保される見込みで、直売所が新たな販路となるというメリットにもつながるものと考えている」との答弁がありました。 続いて、商工費の観光費の観光交流施設管理運営費に関し、委員中から、本事業の概要及び施設整備に伴う目的について質疑があり、当局より、「今回の補正予算で計上している事業は、岩国市観光交流所となる國安家住宅内の空調設備を整備するに当たり、設計業務を委託するものである。登録有形文化財である本施設を、観光客と地域住民との交流や観光情報を提供する場としての位置づけとし、周辺の景観と一体となったものとして活用を図りたいと考えている」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「市内には観光協会や観光プロモーション戦略協議会といった団体もあるほか、観光のみならず、地域のまちづくりを推進するという目的も掲げている各種計画との兼ね合いも重要となる。本施設を管理運営していく中で、それら団体との協議や計画との関連については、どのように捉えているのか」との質疑があり、当局より、「市内の関係団体とは、施設の位置づけや情報提供のあり方について協議を重ねているところである。本施設は来年の3月に開館を予定していることから、地元のまちづくり団体とも一体となって、観光交流を中心としたまちづくりを進めてまいりたい」との答弁がありました。 本議案のうち、当委員会所管分については、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第144号 岩国市観光交流所条例の審査におきまして、委員中から、本施設の設置後の、観光客の動線を含めた岩国・横山地域の観光における全体的な考え方について質疑があり、当局より、「現段階では、錦帯橋の下河原の駐車場を起点として、本施設を情報収集等の場として利活用していただいた後、錦帯橋から横山へという流れを想定しているが、今後整備が予定されている(仮称)錦帯橋資料館が完成した暁には、近接の大明小路を含めた新しい周遊の形態ができることにより、滞在時間を少しでも延ばしていただけるものと考えている」との答弁がありました。 本議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、経済常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(桑原敏幸君)  ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ質疑を終結し、議案第134号を除き、これより討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第134号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、議案第139号、140号、144号、153号、154号、155号、156号、157号、158号、以上9議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、教育民生常任委員会に付託いたしました議案第134号等4件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。 ◎30番(大西明子君)  教育民生常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号) 本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第135号 平成28年度岩国市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)議案第136号 平成28年度岩国市介護保険特別会計補正予算(第2号)議案第149号 岩国市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例 以上3議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)のうち、当委員会所管分の審査におきまして、総務費の再編関連特別事業費の学校施設等整備事業費に関し、委員中から、図書館改修事業の建設関係工事請負費が減額となった理由について質疑があり、当局より、「中央図書館空調設備改修工事において、昨年秋の当初予算要求時には、業者からの見積もりをもとに工事費を計上したが、工事を発注するに当たり、昨年度末に完成した実施設計に基づき工事費を精査したところ、約6,321万2,000円の減額となったこと、及び入札を執行した結果、約916万1,000円の減額となったことから、補正をお願いするものである」との答弁がありました。 本議案のうち、当委員会所管分につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、教育民生常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(桑原敏幸君)  ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ質疑を終結し、議案第134号を除き、これより討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第134号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、議案第135号、136号、149号、以上3議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、建設常任委員会に付託いたしました議案第134号等10件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。 ◎14番(桑田勝弘君)  建設常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告いたします。議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号) 本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第137号 平成28年度岩国市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)議案第138号 平成28年度岩国市特定地域生活排水処理事業特別会計補正予算(第2号)議案第141号 平成28年度岩国市水道事業会計補正予算(第1号)議案第142号 平成28年度岩国市工業用水道事業会計補正予算(第1号)議案第143号 平成28年度岩国市下水道事業会計補正予算(第1号)議案第148号 岩国市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例議案第150号 岩国市営住宅条例等の一部を改正する条例議案第151号 愛宕地区排水施設JR横断部河川改修工事の工事委託に関する基本協定の一部変更について議案第159号 柳井地域広域水道企業団規約の変更に関する協議について 以上9議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告をいたします。議案第150号 岩国市営住宅条例等の一部を改正する条例の審査におきまして、委員中から、「本市の市営住宅の募集のしおりには、盲導犬、介助犬及び聴導犬を除き、犬、猫などのペットは飼えませんと書かれているが、条例のどこに規定してあるのか。また、その実態はどのようになっているのか」との質疑があり、当局より、「市営住宅等におけるペットの飼育については、岩国市営住宅条例第25条の『入居者は、周辺の環境を乱し、又は他に迷惑を及ぼす行為をしてはならない』という規定に基づき禁止しているもので、入居の際には、入居のしおりや住宅請書においてペットの飼育禁止を約束していただいている。しかしながら、実際には、ペットを飼育している入居者がおり、年間約30件の苦情が市に寄せられることから、職員が個別に指導に当たっている」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「ペットの飼育が禁止されているにもかかわらず、それを飼育している入居者がいる以上、何らかの整理が必要なのではないか。条例改正後は、市営住宅の管理を指定管理者が行うことができるようになる中で、ペットを飼育している入居者がどのぐらいかといった実態把握に努めるべきではないか」との質疑があり、当局より、「正確に把握することは困難であろうが、まずは実態の把握に努め、その後、調査結果をもとに対応してまいりたい」との答弁がありました。 続いて、委員中から、「指定管理者の選定に当たっては、市内の業者を育成することや、ひいては税収の還元につながることなども踏まえ、総合的に判断すべきであり、そういった意味からも、市内の業者を優先させるべきではないか」との質疑があり、当局より、「今回の議案は、あくまで市営住宅等の管理を指定管理者に行わせることができるよう条例改正するものであるが、今後、岩国市ふるさと産業振興条例や、工事等の発注における市内業者優先発注の原則を踏まえ、現時点では市内業者の中から指定管理者を選定しようと考えている。また、指定管理者が行う住宅の修繕等への対応についても、地元業者への発注に努めるよう仕様書に定めるなど、市内業者へ配慮してまいりたい」との答弁がありました。 本議案につきましては、討論において、一部委員から、「指定管理者制度の導入は、正規職員の減員や予算の削減が懸念され、地域経済の衰退や税収の減少にもつながりかねない。このことから、その導入に係る必要性について理解できないため反対」との意見がありましたので、挙手により採決いたしました結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、建設常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(桑原敏幸君)  ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ質疑を終結し、議案第134号を除き、これより討論に入ります。 ◎31番(山田泰之君)  議案第150号 岩国市営住宅条例の条例の一部を改正する条例に、日本共産党市議団を代表して反対の討論を行います。 公の施設の管理運営を民間企業等に委ねる指定管理者制度は、小泉改革の官から民の構造改革路線の重要な柱として導入し、2003年の地方自治法改正により実施され、今日まで岩国市は145施設を民間に委託しております。 例えば、供用会館・集会施設、社会福祉施設、観光施設、産業(農林)振興施設、文化施設、体育施設、その他7施設を指定管理者制度として、各社・団体に委託しております。 このたびの議案第150号 岩国市営住宅条例等の一部改正は、市営住宅を指定管理者制度に移行させるものであることは明らかで、まさかとは思っておりましたが、とうとうここまで来たかの感が否めません。この条例改正の主な内容は、岩国市営住宅条例第67条の2に、市営住宅及び共同施設の管理を指定管理者に行わせることができ、第67条の3で、(1)市営住宅及び共同施設の維持管理及び修繕に関する業務、(2)入居者の公募並びに入居及び退去に関する補助業務、(3)家賃及び使用料の収納に関する業務、(4)入居者の指導及び連絡に関する業務、(5)前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認める業務、等が主な内容となっております。現在、市営住宅入居者は3,947人が生活しておられますが、住宅にお住まいの皆さんは24時間、または中には生涯を市営住宅で過ごされる方もおられるでしょう。しかも、機密度の高い個人情報、プライバシーが密接にかかわる施設です。指定管理者が行う修繕等、管理についても単に土地や建物の管理だけでなく、隣人とのいさかいや近所づき合い、自治会のあり方など、さまざまな問題で相談事が持ち込まれるのは現実ではないでしょうか。このようなことは市役所の維持管理体制であってこそ対応できるし、入居者の安心感も育つものと思われます。市営住宅管理者は、高度な個人情報を扱っており、しかも主たる業務は岩国市が行っております。指定管理者制度の導入は正規職員の減員や予算の削減が懸念され、契約期間ごとに管理会社が変わることも起こるわけで、その都度、対応する人もかわります。このようなことでは入居者の信頼や安心感は生まれません。民間に委託すれば3,500万円程度の経費が削減できるとのことですが、地域経済の衰退や税収の減少にもつながりかねません。今まで岩国市の職員が市営住宅の維持管理を行っていても何ら支障はありませんでした。今までどおり岩国市が行うべきであります。 よって、議案第150号 岩国市営住宅条例等の一部を改正する条例について反対であります。 以上で討論を終わります。 ○議長(桑原敏幸君)  ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第134号及び御異議のあります議案第150号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、議案第137号、138号、141号、142号、143号、148号、151号、159号、以上8議案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、150号を起立により採決いたします。議案第150号 岩国市営住宅条例等の一部を改正する条例を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(桑原敏幸君)  起立多数であります。よって、議案第150号は可決されました。 次に、総務常任委員会に付託いたしました議案第134号等10件を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。 ◎15番(河合伸治君)  総務常任委員会に付託された事件について、審査した結果を御報告をいたします。議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号) 本議案のうち、当委員会所管分は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。議案第146号 岩国市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例議案第147号 岩国市税条例等の一部を改正する条例議案第152号 財産の無償貸付けについて議案第160号 岩国市非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例議案第161号 岩国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例議案第162号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第3号)議案第163号 岩国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び岩国市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例議案第164号 室の木地区調整池設置工事請負契約の一部変更について 以上8議案は、慎重審査の結果、原案妥当と認め可決すべきものと決しました。請願第1号 民主主義と地方自治を尊重して沖縄県との誠意ある話し合いを行うよう求める意見書を提出することについて 本件は、引き続き審査すべきものと決しました。 それでは、審査の状況について、御報告いたします。 議案第162号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第3号)の審査におきまして、総務費の総務管理費の市民会館等関係費に関し、委員中から、市民会館改修事業の入札が不調に至った経緯について質疑があり、当局より、「本事業は、耐震補強を伴う大規模改修ということで、建築工事、電気設備工事、機械設備工事の3業種に分けて発注を行い、市外の大手企業と市内業者との共同企業体による、条件つき一般競争入札として実施した。 1回目の入札では、建築工事に1企業体、電気設備工事に1企業体、機械設備工事に4企業体の結成届が提出されたが、開札の前日に、建築工事と電気設備工事の企業体から入札辞退の申し出があったため、機械設備工事も含めて入札を中止をした。辞退の理由としては、事前に公表している予定価格の範囲内での応札が難しいためという内容であった。 2回目の入札を実施するに当たり、価格については内容を一部修正したことにより増額し、入札参加条件である総合評定値を1,500点から900点に下げ、劇場またはホールの実績要件を外すなどの要件の緩和を行ったが、建築工事と電気設備工事について企業体結成届の提出がされず、2回目の入札も中止した」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「今回の入札においては、予定価格と実勢価格に乖離があることにより、入札の不調が続いたと聞いており、このようなことが続くと市民にしわ寄せが来ると思われるが、今後の取り組みとして、新たな入札方法についての考えがあるのか」との質疑があり、当局より、「国等から、予定価格を決定する上では、実勢価格を勘案するように指導もあったことから、品質の確保に向けて取り組むため、工事によっては、プロポーザル方式やVE方式、ECI方式などの新たな入札方式を取り入れることも検討してまいりたい」との答弁がありました。 本議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第164号 室の木地区調整池設置工事請負契約の一部変更についての審査におきまして、委員中から、「本議案では工事費が増額されることになっているが、本件工事に係る設計段階で実施されたボーリング調査が不足していたのではないか」との質疑があり、当局より、「今回実施したボーリング調査は、設計業務受託業者との協議の上、中学校建設時のデータも活用する前提で、1カ所のみとしたものであるが、結果的に工事費の増額を余儀なくされることになったことからも、調査不足であったと認識している。改めて、設計受託業者の負担によるボーリング調査を2カ所ほど実施をし、設計変更に至ったものである」との答弁がありました。 これを受けて委員中から、「設計業務における落札率が低かったことも踏まえ、より適切な調査がなされていれば、今回のような契約変更とならなかったのではないか。また、行政として業者に対して、何らかの措置を講ずるべきではないか」との質疑があり、当局より、「業者に対しては、今後、指導を含めた適切な対応を促すことで、より慎重な業務執行に努めるとともに、我々においても、より詳細に調査をするべきであったと認識しており、今後においては、互いにこれまで以上に厳しい目で対応していきたい。また、現在、設計等の業務について、設定していない調査基準価格等を設けるなど、品質の確保に向けて努力してまいりたい」との答弁がありました。 本議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、そのほかの案件につきましては、特に申し上げるべきことはございません。 以上で、総務常任委員会の審査報告を終わります。 ○議長(桑原敏幸君)  ただいまの委員長の報告に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ質疑を終結し、議案第134号及び162号を除き、これより討論に入ります。 ◎6番(重岡邦昭君)  議案第152号 財産の無償貸付けについて。ちょっと今、総務常任委員長のほうからこの報告がなかったんで、急に壇上に立って、総務常任委員会での議論の不足を補いたいというふうに思って前に出ました。賛成討論です。 つまり、私がここに、壇上に立ったのは、今の入札契約を取り巻くこのたるんだ状況について少しくぎを刺しておかなくては、我々の議会の役割が本当に果たせるのか、そういうような思いで、ちょっと壇上に立たせてもらいました。 まず、この契約あるいは入札は何を目的に行なわれるのかという、そもそも論を我々は見失っているんじゃないか、そういうふうに思うわけです。 つまり、この目的は、社会の秩序及び経済の基盤、そうしたものを守っていくために行われるわけでございますが、どうも昨今、これが発注者の理念なき独断で思いどおり行われているような、そういうような状況がどうもかいま見えてきます。そこに温情主義とか、そういったものがなかったのか、非常に危惧しております。 つまり、社会の安定と取引が成立していくためには、こうしたことをしっかりと議論をして、そして範例として行政の継続の中でそれを定めておく必要があるのではないかと、そういう思いがしておるわけです。 ちょっと脱線して――今言った私の説明を一つの例として言っておきたいのが、岩国空港ビル株式会社でございますが、今回の入札は細かいことまでは触れませんけれども、やれ適正化法に触れていないとか、地方自治法に触れていないとかということで、それを片づけようとしております。 しかしながら、三セクということであって、その会社は税金で一部は設立されております。また、今回の岩国航空ビル株式会社の立体駐車場については、全てが税金で賄われているということを鑑みたときに、やはり特別のルールをそこで定めておかないと、先ほどのように秩序が守られてこない。 そこでお願いなんですが、岩国空港ビル株式会社の役員、福田市長なんですね。今回こうした、どうも不明瞭な中で契約を交わされたことについて、私は、福田市長、出資者の一人として、あるいは役員の一人として重たい責任があるんではないかというふうに思いますので、そこはしっかりと今回肝に銘じておいてもらいたい、そういうふうに思います。 そこで、今回のYMCAの1年間の無償貸し付けでございますけれども、市の主たる説明では、公益性を理由に上げております。しかし、この公益性について、総務常任委員会では非常に残念ではあるんですが、深く審査をされなかった。こういうことがあります。これは、私は総務常任委員会の一員として深く反省をしておるところでございます。今回の総務常任委員会の決定事項は、これからの行政の秩序あるいは法律として今後ずっと生きてくる。これについて少し軽々に総務常任委員会で決めた。ちょっとこれは私は禍根を残しているなというふうに思っております。つまり、何が言いたいかといえば、公益性の定義について確立をしておくべきではなかったか。ここを指摘したいということでございます。 この公益性を拡大解釈をしていけば、銀行とかスーパーとか、いろいろあるわけですが、例えば、こうした企業が何かの折に救援を求めた、支援を求めてきたときに、行政はどのように対応していくのか。今のままでは、私は理論武装に欠けてくるのではないか、こういうふうに思っております。やはりこの公益性については医療法人、学校法人、福祉法人、そうしたものを含めて、公益性の定義をこれからしっかり定めておく必要があろうし、我々議会もこの公益性について議論をこれからも交わしておく必要があろうかというふうに思います。 そうした意味で、新たな行政の秩序を確立するために、私は、我々議会にもそして市長部局に対してもそれを求める中で、新たな提案として、この今回の無償貸し付けについての議論をもっと深めていく。そして、この中で、今たるんでいる入札契約の中で市がやはり先頭に立って、今の入札契約にくさびを打つ、そういう責任を持ってもらう。(「長い」と呼ぶ者あり)これが必要ではなかろうかというふうに思うわけです。 以上、るる述べて賛成の討論としたいというふうに思います。(発言する者あり) ○議長(桑原敏幸君)  ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  ほかになければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第134号及び162号を除き、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、議案第146号、147号、152号、160号、161号、163号、164号、請願第1号、以上8件は委員長の報告のとおり決しました。 これより、議案第134号及び議案第162号の討論に入ります。 まず、議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)の討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第134号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第2号)は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、議案第134号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第162号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第3号)の討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。議案第162号 平成28年度岩国市一般会計補正予算(第3号)は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、議案第162号は原案のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第5議員提出議案第8号地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書 ○議長(桑原敏幸君)  日程第5 議員提出議案第8号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書を議題といたします。  (議案別添) ○議長(桑原敏幸君)  提案者において説明をお願いいたします。 ◎28番(長俊明君)  議員提出議案第8号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書につきまして、提案者を代表して、提案理由の説明をいたします。 それでは、案文の朗読をもって提案理由にかえさせていただきます。『地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書 地方創生が、我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっている。 このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向を酌み取り、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められている。 また、地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等さまざまな議員活動を行っており、近年においては、都市部を中心に専業化が進んでいる状況にある。 一方で、統一地方選挙の結果を見ると、投票率が低下傾向にあるとともに無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低さや地方議会議員のなり手不足が深刻な問題となっている。 よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成28年12月20日岩 国 市 議 会 』 以上、全会一致で御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(桑原敏幸君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。 これより討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。本議案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第8号は原案のとおり可決されました。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第6議員提出議案第9号基地対策特別委員会の設置について ○議長(桑原敏幸君)  日程第6 議員提出議案第9号 基地対策特別委員会の設置についてを議題といたします。  (議案別添) ○議長(桑原敏幸君)  提案者において説明をお願いいたします。 ◎21番(松本久次君)  それでは、議員提出議案第9号 基地対策特別委員会の設置につきまして、提案者を代表して、提案理由を御説明申し上げます。 岩国飛行場は、昭和13年に旧日本海軍が建設に着手され、戦後まもなく接収されて以来、在日米軍基地としての機能を長年にわたって果たしてきており、このことは日本の防衛のみならず、国際社会の平和と安定に対し、多大な貢献を果たしてきたものと考えております。 しかしながら、基地が起因する各種の負担は、基地が所在する関係自治体のみならず、大きな問題とすべきであることは、明白でございます。関係自治体への、また岩国市民への騒音や治安等に対する安心・安全面での不安は払拭されているとは言えません。 こうしたことから、在日米軍再編に係る諸問題を調査するため、本市議会に基地対策特別委員会を設置するよう提案するものであります。 以下、議決すべき事項でございますが、1 本議会に、基地対策特別委員会を設置する。2 特別委員会の委員は、10人をもって構成をする。3 特別委員会は、次に掲げる事件についての調査を行う。 (1)基地に係る国の施策への対応に関すること。 (2)再編に係る諸問題に関すること。 (3)その他、岩国市における在日米軍再編に関することのうち、特別委員会が必要と認めるもの4 特別委員会は、議会の閉会中も調査を行うことができるものとし、調査終了まで継続して調査を行うものとする。 以上のとおりであります。全会一致で御賛同いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
    ○議長(桑原敏幸君)  本議案に質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ質疑を終結し、本議案は委員会付託を省略することにして御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決しました。 これより討論に入ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  別になければ討論を終結し、これより採決に入ります。本議案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第9号は原案のとおり可決されました。 続いてお諮りいたします。ただいま設置されました基地対策特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、大西明子さん、片山原司君、河合伸治君、貴船 斉君、重岡邦昭君、田村順玄君、藤重建治君、藤本泰也君、細見正行君、山本辰哉君、以上10人を指名いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました10人の諸君を基地対策特別委員に選任することに決しました。 ここで暫時休憩し、休憩中に基地対策特別委員会の開催をしていただき、正副委員長の互選をお願いいたします。 ここで暫時休憩をいたします。午後2時 2分 休憩 ――――――――――――――――――――――――――――――午後2時30分 再開 ○議長(桑原敏幸君)  休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 ここで、基地対策特別委員会の正副委員長を発表いたします。委員長 貴船 斉君、副委員長 藤本泰也君。以上であります。―――――――――――――――――――――――――――――― △日程第7各常任委員会特定事件の調査について ○議長(桑原敏幸君)  日程第7 各常任委員会特定事件の調査についてを議題といたします。  (別  添) ○議長(桑原敏幸君)  本件につきましては、お手元に配付しておりますとおり、各常任委員長から閉会中の調査のための特定事件の申し出がありました。 お諮りいたします。各常任委員会の閉会中の特定事件の調査については、申し出のとおりそれぞれ付議することにして御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認めます。よって、各常任委員会特定事件の調査については、申し出のとおり付議することに決しました。 ここでお諮りいたします。今期定例会における議決事件の中で、字句、数字、その他の整理を必要とするものにつきましては、会議規則第43条の規定により、議長に一任していただきたいと存じますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(桑原敏幸君)  御異議なしと認め、さよう決しました。 以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。 これにて平成28年第6回岩国市議会定例会を閉会いたします。午後2時31分 閉会 ――――――――――――――――――――――――――――――  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                         岩国市議会議長  桑 原 敏 幸                         岩国市議会議員  小 川 安 士                         岩国市議会議員  前 野 弘 明                         岩国市議会議員  渡 辺 和 彦...