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  1. 府中市議会 2022-09-20
    令和 4年第5回決算特別委員会( 9月20日建設産業分科会)


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    令和 4年第5回決算特別委員会( 9月20日建設産業分科会)               令和4年第5回府中市議会定例会            決算特別委員会建設産業分科会会議録  令和4年9月20日午前10時53分、決算特別委員会建設産業分科会本市議事堂において開会した。 1 出席委員   主 査  加島広宣         副主査    安友正章   分科員  田邉 稔         分科員    森川 稔   分科員  芝内則明 1 欠席委員   なし 1 説明のため出席した者   経済観光部長   若井紳壮   観光戦略推進担当部長                             宮本典明   建設部長     河毛茂利   参事        杉島賢治   商工労働課長   宮 康展   i-coreFUCHU推進課長                             近藤和成   観光課長     浅野昌樹   農林課長      田原慎吾   農委事務局長   池田弘昭   監理課長      松山浩一   都市デザイン課長  日野雄蔵   土木課長      大元唯至   環境整備課長   能島克則   上水下水道課長   田原 厚
      監査委員事務局長 切原秀隆   文化財室長     道田賢志 1 事務局及び書記   事務局長     皿田利光   議事係長      小林正樹 1 本日の会議に付した事件   議案第56号 令和3年度府中市一般会計歳入歳出決算認定について   議案第61号 令和3年度府中市水道事業会計決算認定について   議案第62号 令和3年度府中市下水道事業会計決算認定について            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~               午前10時53分 開会・開議 ○主査(加島広宣君) ただいまから決算特別委員会建設産業分科会を開会いたします。  これより議事に入ります。  御承知のように、決算審査は、予算執行が予算に従って適正にかつ能率的、合理的に行われ、市民の福祉の増進に役立ったかどうかを検討するという観点からなされるものであります。  令和3年度歳入歳出決算書とともに提出されております主要な施策の成果に関する説明書、財産に関する調書及び監査委員の各会計決算資料等を参考にされ、審査に当たっていただくようお願いいたします。  また、決算審査については、事務執行に係る過ちについて指摘を行えることになっていますが、質疑とあわせて分科会の審査の中で十分行っていただくようお願いいたします。  決算特別委員会に付託されました案件のうち、まず、議案第56号「令和3年度府中市一般会計歳入歳出決算認定について」の件を議題といたします。  補足があれば提案者からの説明を求めます。  若井経済観光部長。 ○経済観光部長若井紳壮君) 補足説明は特にございません。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○主査(加島広宣君) これより本分科会の審査区分となっている部分に対する質疑を行います。  質疑は、まず、主要な施策の成果に関する説明シートに記載の事業について行い、次に、それ以外の部分について款または項の番号順に行います。原則として後戻りしませんのでよろしくお願いいたします。  なお、歳入のうち本分科会の審査区分となっている歳出と関連のあるものについては、歳出のところであわせて質疑を行っていただきたくようお願いいたします。  これより主要な施策の成果に関する説明シートに記載の事業について質疑に入ります。  まず、事業名1-1、ビジネスチャンス拡大支援事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) このビジネスチャンス拡大支援事業、大変意味あるものと認識をしておるところですが、これのウになると思いますが、人材確保に取り組む企業と地元高校生とのマッチングについてで、高校から市内企業への就職支援で、対面とオンラインと書き上げられて、その成果も書かれておるんですが、片方では、やはり対面というのは非常に大事であると書かれて、また片方では、オンラインというのは入り口において非常に大事であるというふうな書き方をされておるんですが、今後、市内の高校生たち市内企業をPRする上において、どちらに重点を置きながら高校生の就職促進をしていこうとされるのかお伺いしたいのと、もう一つは、この中で就職者数36人で32%でありますが、その後、今その36名が皆さん府中市内において、そのままその企業において就業されているのか。離職等、あるいはそこにおいての課題が、またあったのならば、そこら辺もお伺いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) まず、企業説明会オンライン、もしくは対面式ということについての答弁をさせていただきたいと思います。  人材確保に取り組む企業と、それから地元高校生マッチングを図るため、府中商工会議所と連携いたしまして対面形式合同企業説明会を開催してきたところでございますけれども、令和2年度以降、新型コロナの影響によって一昨年は中止、昨年は初めてオンライン形式で開催をさせていただいたところでございます。  オンライン形式でございますと、ウェブ会議システム、Zoomでありますとか、そういうところを活用するのでございますが、企業側の会場と各学校をつなぐため、密を避けられるというメリット。それから、生徒が学校外の人との接触を避けられるためということで、コロナ禍においても開催が可能となったというものでございます。  ただし、反面、直接やはり対話できないということから、企業側からすれば、やはりその企業の魅力を十分に伝えることができない。また、生徒も質問しにくいといったようなコミュニケーションの難しさがやはり課題となっていると捉えております。  やはり、直接コミュニケーションを取りたい、人とちゃんと顔を合わせて話をしたいといったニーズがかなり多くありますので、令和4年度につきましても対面形式で開催したところでございますけれども、今後につきましては対面形式を前提として、このような今回のような感染拡大等、不測の事態により対面形式がどうしても困難であ  るといったように判断される場合については、そういったオンラインという形式も採用するといった、柔軟に対応させていただけたらなと考えております。基本的には対面。やはり一つの会場で膝を突き合わせて話をするところを基本としたいと考えております。  それから、離職者についてでございます。  こちらですね、一度高校にヒアリングをさせていただきまして、離職者につきましては全体で1名いらっしゃるということでございます。ですので、ほぼ離職されていないということのヒアリング内容でございました。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  森川分科員。 ○分科員(森川稔君) 1-1のエの項目なんですけれども、経験豊富なシニア人材専門人材と企業等のマッチング支援を行うという中で、昨年実績が1名、今年度に入って2件のマッチングができたということなんですけれども、この実績について、どんな形で進んでうまくマッチングができたのか。この辺についてお伺いいたします。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 産業連係室企業訪問、もしくはアンケート結果によるものでございますが、市内の中小企業の皆さんが現在人材確保にかなり苦労されている、困っていらっしゃるという現状が浮き彫りとなったものでございます。中には、この間社員がやめて困っている。で、だれかいい人知らないか。すぐ紹介してほしいといった、そういったあす、あさっても待てないような状況の相談もあったりする。これは産業連係室の話ですけれども、産業連係室はこの場合、個人的なつながりなど含めて、現有のチャンネルを駆使して日々マッチングに奔走しているところでございます。  そういった状況の中で、特にシニア人材マッチングについては連携協定を締結しております産業雇用安定センターとの連携によって対応をさせていただいているところでございます。  産業雇用安定センターでの人材登録情報産業連係室の活動の中での企業が求める人材といったものを毎月の定例ミーティング、もしくは個別に情報交換することによってスピード感を持ってマッチングを行っているものでございます。  今後もそういったシニア人材等につきましては、産業雇用安定センターとの連携を密にしまして、人材マッチングの機会を逸しないように対応していきたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) 森川分科員。 ○分科員(森川稔君) マッチングの中で、企業がどんな人材をちょっと要望されているのかわかれば教えていただきたいなと思うのと、あと産業雇用センターという登録について、シニアの方が本当にここにたくさん、府中市の例えば、シニアになられた方が登録されているのか。その辺がわかればちょっとお伺いしたいんですけれども。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) まず、登録者数ですね。市内の企業から産業雇用安定センターへの登録がどれぐらいあるかというところなんですが、これちょっとまだ数を済みません、今把握しておりませんのでちょっと答弁はしかねます。  あと、例えばどういった職種について、そういったマッチングの要望があるかというところでございますけれども、今までの実績で言えば、例えば建設業への建築士の紹介。それから食品業へのハサップといいますか、の経験者をだれかいないかということで紹介をさせていただいた実例がございます。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) イの企業支援、企業の創業にかかわる件なんですけれども、見ると予算300万円に対して175万円で58%で、私としては非常に低いと思うわけですけれども、府中市において廃業がある程度進む中、また、後継者が不足している中で、創業・起業支援というのは非常に重要な役割を持っていると思うわけですけれども、これがなぜここでは実績4件にとどまっているのかということと、府中市で産業ビジョンをつくる中で、産業連係室が実働部隊となっていろいろ経営革新を含めてやっている現状があるんですけれども、産業連係室起業支援創業支援に対して携わっていないのか。その辺教えていただければと思います。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) まず、執行率が低いんではないかという御指摘でございましたので、それに対してまず御答弁をさせていただきたいと思います。  コロナ禍によりまして、やはりそういった影響の中で創業者、創業を希望される方で、具体的に申し上げますと交付決定まで決まっていた方々が、どうしてもこのまま事業をやることができないといったような中止といった状況もございました。  そういった中で全体の執行率が54%でとどまっているものでございます。  ただ、この54%に決して満足しているわけではございませんので、そういった中で商工会議所、商工会と連携しまして今後もそういった創業支援をしてまいりたいと考えております。  また、産業連係室とのかかわりでございますけれども、産業連係室におきましても技術的な指導、それから外部専門人材の紹介、販路拡大支援等々ですね、幅広く起業支援を行わせていただいております。  当然、その中で創業される方への支援も対象とさせていただいていますので、そういったお話があれば、繰り返しになりますけれども、商工会議所、商工会、もしくは商工労働課と連携を取ってどうにか支援できないかを日々協力、連携をさせていただいているところでございます。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) やはり、そういったビジョンを掲げている以上、ネットワークを持って積極的にやるべきだと思うわけで、府中市においても商工会、商工会議所だけでなく、銀行もありますし、それから県の産業振興センターとか含めてたくさんありまして、そちらの機関も起業支援創業支援やっていると思うわけですので、目標をしっかり掲げて、今の廃業が進む中で、やはり次の府中市の産業を盛り立てていくという意味で、創業というのは非常に重要なところだと思いますので、その辺少し考えていただきたいなと思います。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 御指摘ありがとうございます。  いろんなチャンネルございます。そういった制度を周知も含めて、やはりもっともっと皆さんにお知らせをしていくということと、さまざまな機関ともっともっと連携をして、そういった創業のチャンスを皆様に御提供できたらなと思っております。 ○主査(加島広宣君) 続いて、事業名1-2、産学官連携支援事業について、質疑のある方は順次御発言をお願いします。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 先ほどとも関係すると思うわけですけれども、やはり産官学連携で、これも産業ビジョンの中で項目に掲げてあると思うわけですけれども、そういった大学含めた連携が、実績がどの程度出ているのかについて、まずお聞きしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 技術指導の件についてでよろしいでしょうか。  ただいまの産学官連携商工会議所、それから近畿大学さんと包括連携協定を結ばせていただいて、特に産業分野の中でこの産学官連携支援事業というものを活用しまして、技術指導を行わせていただいているところでございます。  分科員おっしゃるとおり、産業振興ビジョン、または中小企業、それから小規模事業者振興基本条例といったものを、という中で、そのベースにいろんな活動をしていくべきだという御指摘につきましては、まさにそのとおりだと考えております。  技術指導について、実績でございますけれども、産業連係室企業訪問などによりまして事業課題を掘り起こし、その解決策の一つとして近畿大学のいわゆるシーズとのマッチングをコーディネートしております。  昨年度、令和3年度につきましては技術指導が1件、それから委託研究が1件ということで合計2件をコーディネートさせていただいておりますけれども、結果的に技術指導や研究に至らなかったその他10件の技術相談をコーディネートもさせていただいているところでございます。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 今の場合、個別企業委託研究とか技術指導があったということですけれども、今言われたように、府中市全体の事業課題がこれから府中市の次の産業を育てていく場合出てくると思うわけですけれども、それに対して近大はシーズがあると考えていますけれども、先ほどもネットワークの話を言わせてもらったわけですけれども、府中市が次の産業について研究会なりを設けて、それに対して近大等がかかわってきて府中市のネクストインダストリーと言いますか、を目指して研究会をつくるとか、そういった方向は目指されないんでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 研究会の設置等の御質問だと思います。  現時点におきまして、産業連係室はどういった活動をしているのかでございますけれども、生産性向上だけではないんですが、生産性向上の課題の中身が各企業でさまざまであるということ。それから、多様な業種があることから、いわゆる汎用性のある中身よりも、専門性が高く、個別対応ですね。といったものが必要な場合が多いことでございます。そして、各企業の機密情報保護の観点ということもございますけれども、こういった個社対応、ハンゾーンといいますか、そういった対応をさせていただいておりますので、こういった個別な対応は当面続けさせていただこうかなと考えているところでございます。  御質問にありました研究会等のいわゆる次の産業創出に向けた研究会といったところの御質問だったと思いますけれども、今後、例えば市内企業のいわゆる共通する課題という認識の中で、例えば生産性向上でありますとか、それから共同受発注といったものを視野に入れた事業者間連携など、そういったさまざまな課題が抽出をされ、それを解決すべき共通の課題として一つの形として集約していくという中で、一つの手法として大学や企業との研究会設置といったものが必要になるタイミングがもしかしたらあるかもしれないということは認識をしているわけでございますけれども、今後につきましては、その必要性について検討していきたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 個別課題もあると思うんですけれども、府中市はリョービ・北川の2大企業の中で、鋳物、ダイカストにかかわって自動車部品の加工がかなり中心になっているところで、ただ単に共同受発注とか生産性向上だけやっていると、次の流れに取り残されるということがありますので、やはり府中市がドローンを次の目玉に掲げられたりしていますし、やはりEV化が進むということで企業単体ではなかなか難しいところがありますので、大学等の知恵をかりながらやっていく準備が、やはり今後必要じゃないかと思いますが、その辺含めてよろしくお願いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 例示としてEV、それからドローンというふうにおっしゃっていただきました。  当然のことながら、先ほど申し上げた生産性向上、それから共同受発注だけではないと考えております。そういったところですね、市役所、行政だけではなかなか物事を進めていかれない、そういった分野でもございますので、やはり大企業を初めとして中小企業の皆さん等の今抱えている課題が、将来にわたって解決していくべきものであるのであれば、そこは積極的にいろんなチャンネルを使って解決といいますか、連携して解決を図っていきたいと考えておるところでございます。  新たな産業創出という視点からも、そういったいろんなところからさまざまな知見をいただくことが必要だと考えておりますので、そういったことも視野に今後この事業を進めていきたいと思っております。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) 8番の事業評価のところでちょっとお伺いしたいんですが、インターンシップを、この間方針の中でも言われてきておりますが、コロナ禍でもありますが、インターンシップをどう具体的に進めていこうとするのか。そして、府中でそれを進めていく上において、もう1点として、企業の受け入れ拡大について、どのような課題が今府中市にはそこにあるという認識をされているのかお伺いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 現在、インターンシップ、令和4年度に予算をいただきまして、大学生だけではないんですけれども、そのインターンシップ受け入れに当たって市として支援をさせていただいているところでございます。  企業側が、インターンシップ受け入れるに当たりまして、課題といたしましては、やはり学生の受け入れに対応するための人員の確保でありますとか、やはり経費といった問題があると思います。  こういった課題につきましては、令和4年度に事業化をしておりますいわゆる経費に対しては支援といった部分も何らかご利用いただけるのかなと考えております。  また、対応するときの人員の確保につきましては、やはりそこは受け入れされる企業さんの方々とですね、しっかりちょっとお話をさせていただいて、場合によってはそういったインターンシップ受け入れに明るい方をちょっとお招きしながら、そういったアドバイス的なものもさせていただければなと考えておるところでございます。  あと課題といたしまして、特にやはり企業さんそのものの認知度といったものも高くないところも現実として話を聞かせていただいたところでございます。近畿大学と今産学官連携でさまざまな取り組みをさせていただいておりますけれども、その近畿大学の学生を市内企業へ就職してもらうためには、まず、府中市にどんな企業があるかを知ってもらうことが必要かなと考えております。  このような課題に向き合うために、先ほど申し上げましたインターンシップの事業に加えて、ワーキングホリデーといった事業もあります。このワーキングホリデー事業につきましては、就職活動が始まるタイミングではなくて、大学、例えば一、二回生の学生に対して府中市に来ていただいて、企業の情報をしっかりお伝えしていくと。そして、府中市をまず知ってもらおうというところから、いずれはファンになっていただくという入り口の部分をしっかりやっていかなきゃいけないということで、今回令和4年度の事業化をさせていただいたところでございます。  ただ、そういった情報を、やっぱり一方的に伝えるだけではなくて、例えば、近畿大学の学生が知りたいことでありますとか、それから府中市にしてこれをやってみたいよといったことがあるんであれば、そういったものをリサーチをさせていただく中で、やはり双方向で学生の興味を刺激するような情報を伝えることが大切であると考えております。  このような事業によりまして、学生の府中市に対する関心を高めていただきまして、興味はあるんだけれどもという段階から行ってみたい、それから住んでみたい、生活するにはやはり仕事を見つけないとといったような意識を醸成していただくというような流れが必要かなと考えております。  そして、職探しをする学生と人材を確保したい企業をつなぐための手段として、重ね重ねございますけれどもインターンシップを活用していただくというストーリー的なものを実現できたらなと考えておるところでございます。  一方、産業連係室取り組みに対しまして、近畿大学での企業による寄附講座というものも今実施をさせていただいております。この取り組みにつきましては、市内企業の内容を知っていただくための絶好の機会となっております。近畿大学の授業の1こまをお借りして、企業の方に行って話をしていただくといったようなところで、少しでも認知度を上げていただいて、どういった活動をしているかも知っていただきたいということの活動を行っているものでございます。企業にとっては、やはり学生にその事業内容を伝えることができるということでは、非常に効果的な取り組みであると捉えているものでございます。  こういった取り組みをそれぞれ断片的に行うんではなくて、やはり一連の事業としてうまく連結させていきながら、より効果的な事業にしたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) 私もそういうふうに思います。今の御説明、この予算をつけるときにもそのような説明があったと思います。  しかし、実際にこうやって成果ということで説明シートで出されたときに、そこに課題が明らかにその予算を、あるいは事業をするときに情報収集とか、あるいはニーズ調査とかを十分にした上で予算措置、予算根拠としていかなければ私はいけないんではないかと思うんです。今はこうだから次年度に向けてはその課題をこうしていくんですということでは、予算としてどうであるのかにもなろうと思いますので、その点については十分に今後考えていただきたいと思います。
     特に、この予算の協議をする中で、府中市のワーキングホリデーという話の中でインターンシップも含めて府中市の移住定住促進も図っていきたいと、大きなアドバルーンを上げたわけですから、やはりそこにはしっかりとした根拠を持っていただいて推し進めていただきたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 御指摘ありがとうございます。  やはり事業を進める中でいろんな課題がございますし、やはり御指摘のとおり、事業を設計するに当たって、もしくは今後進めるに当たっては、いろんなリサーチがやはり必要かなと考えております。  そういった中で、要するに効果が実際に見えるような形になるような手法をしっかりと考えていきたいと思います。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 続いて、施策名1-3、森林経営管理促進事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) イの森林環境譲与税事業補助金の⑤の実施済みの取り組みについてでちょっとお伺いしたいと思います。  森林整備は実質ゼロということになっておりますが、予算執行率は100%にここでなっておるわけですが、この予算執行の内訳をまずお伺いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) それでは、まず、森林環境譲与税補助の概要について御説明をいたします。  この森林環境譲与税事業補助の概要につきましては、災害防止の観点から森林整備の推進が喫緊の課題となっていることなどを踏まえまして、適切に管理が行われず荒廃した森林の公益的機能の再生のため、一つ目として公益的機能回復のための森林整備。二つ目として防災機能強化のための森林整備。三つ目として林道等維持修繕改良。この三つの補助制度を柱として創設をしたものでございます。  分科員お尋ねの事業シート5、実施済みの取り組み内容の記載につきましては、森林整備がゼロだったと書いているんですが、今、御説明をいたしました公益的機能回復のための森林整備の中の補助メニューとして、まずは協定を結ぶことによって一体的に人工林の整備を行うものと、公共建物、例えば社会福祉施設でありますとか病院というようなものも該当いたしますが、それらの建物に隣接をしている森林の整備をスポット的に行うというようなメニューもつくっておりまして、面的に整備をする部分につきましては実績として8.08ヘクタールございました。スポット的に整備するという部分が実績がゼロだったというところを、森林整備が実質ゼロだったというふうな表現にしておりました。非常にこのシートの表現がわかりづらいというようなところがございましたことをおわびを申し上げます。また、今後改めてまいりたいと思います。  お尋ねの予算執行の内訳でございますが、公益的機能回復のための森林整備のうち、先ほど説明した面的に行う森林整備については278万2,000円で、スポット的に行う整備につきましてはゼロ。林道等の維持修繕改良については112万4,000円で合計で390万6,000円で執行率が100%となっております。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) じゃあ、続いて⑧の事業評価の中に書かれておることについて、ちょっとお伺いしたいと思います。  公道等重要インフラ施設保全森林整備については、本市において知見がないことが進捗の原因となっているというふうな文言が書かれております。  しかし、事業としては昨年度から始まっていると認識しておるんですが、知見がないままに事業に当たっていた。知見がなかったと書かれておるんですから、知見がなかったということはどういうことなのかということと。また、それをするためにどのような知見が必要であって、どのような体制づくりをして今後進めていこうとされているのかお伺いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) まず、公道等重要インフラの施設保全整備について説明をいたします。  この事業は対象施設を主要な幹線道路といたしまして、道路管理者と協議調整をし、路線を選定しましてインフラ施設沿いの森林所有者探索でございますとか、事業説明、同意取得、事業発注を府中市において実施する事業でございます。  知見がないまま事業に当たっていた理由という御質問でございますが、これは事業初年度でありまして、所有者への同意取得の効率的な聴取の仕方でありますとか、近隣市町の事例などの情報収集も十分でなかったと。手探りで行ってきたというところが知見が十分でなかったというふうに記載をしているところでございます。  あと、今後必要な知見が何かと。今後の進め方についてはということでございますが、事業実施につきまして、森林所有者の同意取得が不可欠となりますので、こちらにつきましては路線でやっていくことになりますと、所有者の数も膨大でありまして労力を要すると。また、森林整備手法につきましても効果的な除伐の方法など、専門的な知識が必要です。今後、事業の促進を図っていく上で森林組合など認定事業者へのヒアリングや、また近隣市町等での成功事例なども参考にしまして、事業実施に向けた手法などの見直しを現在行っているところでございます。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) 一つの事業をするのにいろんなメニューを継続されて立案されるのは結構だと思います。それがそれぞれ本市にとって大きな課題解決につながると思いますが、先ほども言いましたように、やはりしっかりとした根拠を持って、そして実働できるような施策になるよう、初歩的なところで見逃してしまっている部分が多いんではないかと思いますので、その点については十分留意をお願いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 御指摘ありがとうございます。真摯に受けとめさせていただきまして、改めて今後の事業の推進を考えてまいりたいと思います。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 森林整備方針で機能別ゾーニングによる森林の見える化と書いてあるんですけれども、この機能別ゾーニングというのはどういうもので、アウトプットとして何か出てきて一般の方でも見られるようなものなのか。また、今問題になっているのは生育して、放ったらかしになっているような人工林があるんだけれども、その生育状態を含めてゾーニングされているのか。その辺教えていただければと思います。 ○主査(加島広宣君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) それでは、機能別ゾーニングにつきまして御説明をいたします。  森林の機能別ゾーニングにつきましては、広島県さんで実施をしていただいた航空レーザーを使用した森林資源解析データというものがございますが、こちらをもとにいたしまして森林を客観的な指標により数値化をいたしまして、機能別に色分けをし、図示、見える化したものでございます。  今後、森林の適切な整備や維持保全を行っていくために、森林整備の基本的な考え方を検討するための基礎資料でございまして、これをもとに今後市でどのような整備をしていくかを考えていきたいと思っております。  現在、この森林ゾーニングを活用して府中市の森林が抱えている問題や課題を整理しておりまして、今後、市として森林整備の基本的な考えを示していきたいと思っております。  こちらの今持っているゾーニングの結果につきましては、内部資料というところで作成をさせていただいておりますので、現在のところ、市民の皆様にお示しさせていただけるようなものにはなっていないんですが、今後、先ほども申しましたように、基本方針、基本的な考え方を示していく中で、また違うお示し方ができるのではないかということも考えているところでございますので、またそのような見える化、もっとわかりやすい見える化ができるようなものを考えていきたいと思っております。  また、森林整備の必要な面積でございますが、この機能別ゾーニングによりまして、さまざまな機能を持つ森林の分布状況の把握は可能となったんですが、それらをもとに今後森林整備が必要な面積、エリアも検討をしていく考えでございます。  したがいまして、現時点で森林整備が必要な面積は算出をできていないということでございます。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 続いて、事業名1-4、チャレンジファーム広島・上下農場研修生の新規就農に向けた支援事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) チャレンジファームの研修生の新規就農に向けた支援ですけれども、新規に就農されて、その後、農業に向けた定着というか定着率は何かわかっているんでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 府中市で新規就農、チャレンジファームは今新規就農者が1名、この春からということでございますが、これまでにも国の交付金等を活用して新規就農をした若者がいますが、今のところ交付金を使って就農した方の離農はありません。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 続いて、事業名3-1、駅周辺の賑わいづくり事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) スリーディラボとかものづくりワークショップとか、周辺にぎわいづくりでイベントをされているわけですけれども、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)がそういったにぎわいの拠点になっていると思うわけで、こういったワークショップをイベントだけじゃなしに、今後あそこに行けばいつでも3Dのプリンターとか含めて、そういったものに挑戦できる。そういう常駐化は考えられていないのでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長(近藤和成君) スリーディラボとの関係性、今後の展開性でございますが、昨年度実施しましたプレプログラムにつきましては、プレイヤー候補の発掘、施設の利用条件のニーズ把握、施設機能のニーズ検証を主な目的として実施しております。  スリーディラボとは、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)オープン以降、さまざまな連携を模索しながら取り組みを重ねており、一部を御紹介しますとプログラミング教室、ミニ四駆イベント、また廃材ワークショップなどの廃材を使った商品開発の可能性というところについて連携しているところでございます。  第2期整備で計画しておりますカフェエリアですが、単なるカフェテナントの誘致ではなく、府中らしさを兼ね備えた取り組みができないか継続して意見交換しておるところでございます。  具体的には3Dプリンターやレーザーカッター等による制作や実演を行いながら、コーヒーを飲んで過ごせるハブカフェのような空間をイメージしております。収益性という課題はございますが、第3期整備で予定をしておりますワークスペースへの展開やプログラミング教室や3Dキャド講座を発展させた職業プログラム講座の取り組みを見据え、産業PR、ものづくりに触れる場、市内企業の人手不足解消など、本市の地域課題解決につなげていきたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 続いて、事業名3-2、ブランドデザイン実現に向けたステップについて、質疑のある方は、順次御発言を願います。  森川分科員。 ○分科員(森川稔君) アのこどもの国公園の充実についてお伺いをいたします。  5月に、この施設が開園したときに私も行ってみておりましたが、開園当時には入場予約がなかなか取れないような、かなり盛況な状況でありましたが、その後、時々あそこを通るんですけれども、そんなに当時に比べるとちょっと人が減っているのかなと思うんですけれども、現在の入園者数の状況を調べられていればお聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) こどもの国公園の現在の入園者数という御質問でございますので答弁させていただきます。  こどもの国公園がオープンして以来、ポムポム、児童館等公園の利用者合わせまして5月が1万6,000人、6月が約1万人、7月が約1万1,700人、8月が約1万2,600人というところで入園者数は伸びておるようでございます。  こどもの国公園につきましてはフリースペースでございますので、市内市外の把握はしておりませんが、夏場が猛暑のためちょっと減少しておりますが、秋になればまた増加していくと考えております。 ○主査(加島広宣君) 森川分科員。 ○分科員(森川稔君) そうですね。暑い夏のときにも通ったんですけれども、駐車場は車でいっぱいだったんで、多分おっしゃるような状況になっているのかもしれませんけれども、引き続き状況を確認していただければと思います。  そういったことで、あそこに人が集まってきているということで、そこから回遊を勧めるということで、回遊バスを業者が運行させているんですけれども、この利用状況がわかればちょっとお伺いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) シャトルバスの利用状況でございます。  5月からシャトルバス土日に運行しておりまして、利用者につきましては5月が約7,000人、6月が約2,000人、7月が約1,000人、8月が約1,000人という状況でございます。これもちょっと減少気味でございますが、これも夏場の猛暑が影響しているのかと思っておりまして、秋になればまた増加してくるんじゃないかなと考えております。  市といたしましては、ポムポムが市外からの集客を期待できる施設でございますので、市全体への人の流れをつくるチャンスであると捉えておりまして、無料バスの運行は回遊性をつくる大きなツールと考えておりますので、今後はシャトルバスに乗る仕掛けも少し、何かバスそのものに乗ることが楽しくなるとか、そんなことも踏まえた仕掛けもつくってまいりたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) 森川分科員。 ○分科員(森川稔君) 先ほど聞いたこどもの国の入場者数に比べれば、かなり少ないような形ではあるんですけれども、これは子供連れで来るとどうしてもバスに乗るんじゃなくて自分の車で移動していくというような、そういうことがあるのかなとは思いますが、やはりせっかくあそこに人が集まったものを、これを市内に回遊していただいて、市内ににぎわいをするということで、今後ともいろいろ考えて事業を進めていただきたいなと思います。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) ありがとうございます。先ほども述べさせてもらったように、回遊性を高めるようにシャトルバスを上手に使いながら、また、そのほかにポム小道の整備なども考えながら、そういう回遊性を高めてまいりたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) グランドデザインでトイレの検討設計、これが実施されて完成されれば、またポムポム公園へたくさん来るようになると思うわけですけれども、資材高騰や製品納品に時間がかかっている等、懸念事項もあると書かれているんですけれども、こどもの国公園トイレの完成の予定等について、どうなっているか教えていただければと思います。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) こどもの国のトイレの完成は来年1月末を見込んでおります。これ調書作成当時は、まだ入札前ということもありまして、不落とかそういうことがあるんじゃないかなとちょっと懸念しとったんですが、実際には施工業者も決まりまして、現時点では資材の調達等特に問題は起きておりませんので、1月末には完成できる見込みでございます。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) 先ほど、市外からの方が大変多い、人流を生むものであるというふうな御報告がありました。ちょっとここでこういうことを言わせていただくのはおかしいのかもわかりませんが、例えば、こどもの国が現在まだトイレに際して整備中であるわけですから、そうすると完成したときにはどういうふうなこどもの国になるよとかというふうな、南北道でいうと橋のところへありますよね。完成したらこういう形の橋になりますよと。国道でもそういうふうなものがありますが。そういう完成をしたときに、こどもの国ですから夢があるような、そういう看板というか、そういうものを設置して、いろんな方からすごいねという話と一緒に市外の方から聞くんですが、1点だけ子供がトイレに行きたくなったら靴脱がさなきゃいけないという話の中で、聞かれればいやいやもうトイレできますよと。今度はすごいのができますよという話をするのですが、やはりそこにそういうふうな看板を設置されてもいいんではないかなと。そこら辺はこうやってグランドデザインという名前を使ってするわけですから、発想を柔軟に持っていただいて、人を固定化できるように、またリピーターが生まれるような、そういうことを一つ考えていただければと思います。  もう1点は、現在もトイレの関係で周りを囲んで重機も入っているんですかね。何か工事をされていますね。ああいう、よく都市でもいろんなところに最近はそこに絵が描いてあるとか、いろんなことがあるわけですが、行政もそこに投資をするわけですからそういう工夫も検討することはできないのかちょっとお伺いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 現在、こどもの国のトイレにつきましては建設中でございまして、御指摘のように仮囲いをして、今工事をしとるところでございます。  もう既に、実はそこに完成予想図みたいなものを張り出そうということでさせてもらっておりまして、それだけじゃなくて、またほかに例えばこれが学生のチャレンジコンペということで御提案いただいていますので、そのあたりをしっかりコマーシャルできる。どういうところにこだわりを持っているとか、そういうことができるようなものをアピールしていきたいと考えております。さらには、完成の暁には、そういったところを見学会を開催を予定しておりますので、広くアピールしてまいりたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) では続いて、イの河川空間整備の検討、設計についてというところで、市全体の施設、公園、広場での対応の取り扱いを統一できていない課題があるということを記載されております。これはキッチンカーとか店舗とか、そういうことを言われとると思うんですが、数年前に私の記憶では条例等の規制が変わって、市内の公園においてそのようなことを今後できるようになったからということで、下水道工事をされるという提案が1回あったと思うんですが、実質的にここへ書いてあるわけですから課題がまだあるのならば、そのようなことの中で想定できたことではなかったのかと私は思うんですが、その点について、今後も含めてどのように対応していくのか。条例改正していくのか、あるいは全体の設置そのものを市内全体を1回検証していくかということもあると思うんですが、その点についてお伺いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 今お話のありました公園の改正があって、下水道という話がありましたが、これにつきましては都市公園法の改正がございまして、Park-PFIということで公園の管理も一般企業、一般のPFIみたいな活動でやっていけると。例えば、福山市の図書館のところの例を見ていただければ、そういう活動ができるようになったというところでのお話であったと思います。  今回書かせていただいておりますのは、結構キッチンカーというのが非常に需要が高くて、ポムポムのほうもその辺を配置すると非常にお客さんが来られて喜ばれていると。これは実はポムポムはポムポム、「道の駅 びんご府中」は「道の駅 びんご府中」みたいな形でキッチンカーが来たら帰るみたいな形になっとんですが、これを少しエリアマネジメントじゃございませんが、少しそういう仕組みをつくっていって、その需要、キッチンカーの中にもいろんな種類があろうと思うんですけれども、そういう需要に合わせた、うまく回せる仕組みであるとか、その辺が曜日ごとにどうなるかとか、そういうところを少し検討課題で残るんじゃないのかというところで、今回のグランドデザインのエリアの中でどうしていくかが、まだ課題で残っとるということで書かせてもらっております。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) じゃあちょっとお伺いするのですが、キッチンカーのお話が出たんですが、例えば営利目的で府中市内の公園、運動施設等において、そういうものを配置、例えばイベントするからということで配置をすることは府中市の条例の中では引っかかることはないということですね。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 公園条例というのがございまして、その中で営業する場合は許可が必要になってまいります。許可を得ていただいて使用料等も発生すると思うんですが、それらに合えば公園内でもキッチンカーの営業はできるものと考えております。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員
    ○分科員(芝内則明君) それは現在、府中市に公園利用の上における営利目的についての条例があるということですね。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 今、公園条例がございます。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 昼食のため休憩といたします。  午後は1時から再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時57分 休憩                午後1時0分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加島広宣君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  続いて、事業名3-5、ワーケーション推進事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) ワーケーション事業推進のためのシステム開発についてで、ウのことについて御質問をさせていただきます。  今議会一般質問でもウェブでの予約等を推進したらどうかと質問をさせていただきました。ここの変化とか課題を見ますと、結局、そういうシステムを開発することができたこと。そして、しかしそこには課題があったと。なかなかそれが職員の中で十分に活用することになっていなかったということが書かれておるわけですが。  さて、先ほど来から私言わせていただいているように、そこに合うものをつくらなければ効果はないと思うんですが、そういうふうな上においてその課題は想定されていなかったのかどうなのかということ。検証の上でこの開発はされたのかどうなのか聞かせていただきたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) システム開発に伴いましての課題の検討ということでございます。  これまでキャンプ場利用者から予約の電話がつながりにくいといった意見がございまして、ウェブの申し込みのシステムの構築をしたわけですが、これは利用者の利便性の向上を目的とした受け入れ環境の一環としております。令和3年度にキャンプサイトの予約システムの構築を行いまして、本年8月から運用を開始しているところでございます。  想定している課題でございますが、システムの導入の効果といたしまして、キャンプサイトやワーケーション施設の平日の利用を初めとした利用者の増の実現。それからシステム導入がキャンプ場利用者にとって有効かつ利便性が高くなり、それぞれのキャンプ場の受け入れ環境の向上や魅力の向上につながるなどを課題と考えておりました。  今回導入した予約システムにつきましては、大手キャンプ場予約サイトのプラットフォームを活用いたしまして、三つのキャンプ場の予約をいつでも受けることが可能となっております。また、システム開発と同時にホームページも作成いたしまして、ウェブ広告、パンフレット等を作成いたしまして、情報交換、情報発信するなど利用者の利便性向上だけでなく、PR効果も目指しているところでございます。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) そういうふうな取り組み、評価は非常にいいと思うんですが、私が聞きたいのはそれを十分に使い切れていなかったというふうな表現をされているので、職員のところでそれを活用するには、その部分を例えば職員のほうを先に研修をするとか、それだけの人に対してのことが十分ではなかったと私は読ませていただいたんですが、そこら辺はどうであったのか。例えば、そこら辺は十分把握されて実施に踏み切られたのか。急に行政サイドでそういう施策をつくり上げて、ぽっとそこに投げられたのかお聞きしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) システム構築に当たりまして、職員への操作の扱い、こういった不安ももちろんありましたが、これにつきましてはシステムの開発事業者、そして市と事前に調整を行いまして、事前の操作研修、システムについての情報共有を行いまして、現在は職員も使いこなしているところでございます。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) では続いて、エのキャンプ場等指定管理者の選定についてで、次期指定管理者と現雇用スタッフとの処遇の課題はどのように今後対応されていくのか。今考えておられることで結構ですので御説明をお願いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 指定管理に当たりまして、現雇用スタッフの処遇についてお答えいたします。  現在、三つのキャンプ場では指定管理者として、府中市まちづくり振興公社の職員が施設の管理運営に従事しているところでございます。  市は、次期指定管理者の選考に当たりまして民間事業者のノウハウやアイデアを取り入れ、これまで以上に利用者にとって快適で満足度の高い施設運営を目指しているところでございます。  管理者の移行に当たりましては、事業の継続性を重視し、混乱が生じることなく円滑に移行できるよう調整していくように考えておりまして、現スタッフの雇用につきましては重大な大切なことと考えておりまして、丁寧な対応をしていきたいと思っております。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) もう1点だけお聞かせ願いたいと思うんですが、現雇用のスタッフ、あるいはまちづくり振興公社には、現段階において今後の方向性については御説明もされておると認識をしとけばいいんでしょうか。雇用体制等について。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) まちづくり振興公社の職員のそういった処遇につきましては、ただいま庁内で検討しておりまして、先方のまちづくり振興公社には、まだこういった話はしておりません。 ○主査(加島広宣君) 安友副主査。 ○副主査(安友正章君) ワーケーションの今の事業について、キャンプ場の指定管理者については今説明があったので今後事案についてはどうかなということで。じゃあ、今後、いつ頃この指定管理者の選定をするのかという予定は、いつ頃までにこのキャンプ場を有効活用するために指定管理をするのか。あと、四季の里についてはレストラン等もありますので、このレストランの利活用についても今後どのような対応を取られるのかというのと、これ矢野温泉公園といえば温泉があるんですけれども、こういった温泉の利活用を将来的に含めて、この指定管理者と共に考えていく予定があるのかちょっとお聞かせください。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 指定管理者の募集の予定でございますけれども、まず、募集するに当たりましてサウンディング調査というものを行いまして、昨年9月までに10社が参加していただいています。その中で、キャンプブームの背景を受けまして集客数をふやすために遊休施設へのキャンプサイトへの転換や既存施設の有効活用、そしてアスレチックを活用した健康促進の取り組みなど、誘客や魅力づくりに積極的、意欲的なアイデアが多く寄せられております。  また、その一方でコロナ禍の影響で収益の見通しが立たず、収支計画がつくれない、コロナの収束が見込まれない中、キャンプ場以外での誘客につながる自主事業の実施が困難。それから、現在のウクライナ情勢、物価高騰などの情勢によって先行きが不透明なため、もう少し時間が欲しいなどの意見がございました。  こうした意見をもとに、事業者の積極的、意欲的なアイデアのブラッシュアップ、コロナ禍やウクライナ情勢の状況を見きわめ、事業者、地域などと十分協議した上で指定管理の導入時期、そして規模については今後検討していきたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) 安友副主査。 ○副主査(安友正章君) ということは、次年度にずれていく可能性もあるということですかね。コロナとか今いろんな事情があるということですけれども、できるだけ早くね、こういった活用は必要と思いますので。この指定管理者のまた公募が再度行われるのか、それとも今10社応募がある中で、その人たちの中で進めていくのか。この辺については、時期的なものと現行の10社の人たちのことをどのように配慮していくかについて聞かせてください。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 選定時期につきましては、施設整備や運営に係る前向きな意見などを尊重いたしまして、戦略的な制度設計を行いつつ管理者の選定については引き続き行っていく予定です。時期については今後調整していく予定でございます。  それから、公募につきましては、先ほどの10社につきましてはサウンディングへの参加ということで、あくまでもこういった課題が整理された暁には公募という形を取っていきたいと考えております。  それから、先ほどの質問でお答えが漏れておりましたので答弁させてもらいます。  レストランの活用につきましてですけれども、これは四季彩工房内にレストランがあるわけですけれども、こちらは現在そば処の営業でございまして、これはサウンディングの中の意見といたしましては、売店とかキッズコーナーなど、こういった案も出ておりまして、今後参考にさせていただきたいと考えております。  それから、矢野温泉につきましては、キャンプ場をはじめまして多くの方に訴求力のある大きい資源でございますので、利用客の満足度の向上に大きく寄与するものと考えております。  市としては、温泉の利活用についても、どういったことができるかということで、今後とも引き続き検討していきたいと思います。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  森川分科員。 ○分科員(森川稔君) 1点ちょっとお伺いをいたします。  事業評価の最後のほうに老朽化施設の問題という記述があったんですけれども、どういった施設が老朽化しているのか。ちょっとこの辺についてお伺いをいたします。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 利用者の満足度を得るためには、各施設の整備、設備を充実させ、価値や魅力を向上させることが大変重要なことと考えております。  こういった施設ですけれども、指定管理者と連携する中で安全・安心を第一といたしまして、施設の点検、修繕を実施しているところですが、施設につきましては開業から数十年経過しておりまして、老朽化による破損や休止している施設など対応が必要な施設があると把握しております。  具体的にお答えいたしますと、羽高湖森林公園キャンプ場におきましては、トイレや炊事関係の施設、安全・安心面に支障がありまして早急に改修する必要があると考えております。トイレにつきましては令和3年度から新築工事を施工中でございます。  また、サン・スポーツランドにおきましては、休止しているスカイサイクルとスケート場など、今後利活用の方向性を定める必要があるとも考えております。  河佐峡につきましては、給水ポンプやウォータースライダーのプールサイドの床面の老朽化がございます。これも今年度修繕いたしまして、事故の発生を未然に防ぐための安全対策を講じたところでございます。  矢野温泉四季の里におきましても、和式トイレ、これ改修要望が出ておりましたところですが、これも令和3年度に洋式トイレに改修しております。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 続いて、事業名3-6、観光地域づくり実践事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 観光トイレについては昨年できて、非常にドライバー、観光客含めて人気が出ているわけですけれども、市がそれに対しておもてなしトイレということで認定されたわけですけれども、今後10年以上にわたって維持しようとすればなかなか難しいところがあるんですけれども、府中市は公衆トイレとして予算も立てておられる部分があると思うわけですけれども、今後、補助なり支援なりの考えはないでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 昨年度、地域の観光振興に取り組む5団体におかれまして、広島県観光連盟や市のデジタル化に係る補助金を活用されまして、観光客がストレスなく安全・安心に観光を楽しめ、周辺の観光スポットへ立ち寄ってもらうことを目的に、新たにトイレを設置されたところでございます。  御質問の市からの補助につきましては、6月議会でもお答えしたところでございますけれども、その財源として活用された県観光連盟や市の補助金において、維持管理を地域の皆様で実施していただくという計画のもとに採択しております。市としては直接的な支援は難しいため、設置者による維持管理をしていただいていると考えているところでございます。今後ともそういった考えでおるところでございます。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 中には県道の筋に建てられているところも幾らかあるわけですけれども、ドライバーとか含めて公衆的なトイレの役目をかなりしていると思うわけです。  そういったことで、今後について住民が掃除等、環境の整備、維持しているわけですけれども、そういった公共性を持ちながら自分たちで浄化槽を含めて、かなり費用がかかっている状況の中で、それを今後とも継続的に実施するためには、やはり市が何らかの形で関与していただくことがいいんじゃないかと思うわけで、せっかくおもてなしトイレと指定されている状況の中で支援を考えていただきたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 地元負担のお願いにつきましては、先ほど申し上げたところなんですけれども、そのかわりということではないんですけれども、側面的な支援といたしまして、市といたしましては先ほど言われました備後府中おもてなしトイレ、こういったものを認定いたしまして、最近でありますとサニタリーボックスを設置したりですね、それから観光地として広くPRするために備後府中観光トイレツーリズムという取り組みをつくりまして、広報でありますとか、そういったもので周知いたしまして、観光地の一つとしてトイレを活用してもらって、そして地域の観光振興に取り組まれる団体を支援していくという。こういった形を取らせていただいておりますので、今後の財政的支援についても御理解をいただきたいと思っております。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 続いて、事業名3-7、恋しき・翁座保存・活用事業について、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  安友副主査。 ○副主査(安友正章君) この事業名のエの部分ですね。恋しき・翁座など歴史的建築物の保存と活用に向けた制度設計についてというとこなんですけれども、コロナ禍の中で検討委員会の開催とか旅行会社へのプロモーションは進まなかったと書いてあります。翁座のもともと寄附を受けて用地買収をされて、僕はかなりの時間がもう過ぎていると思っております。早期の活用で、この町なかのにぎわいづくりをして稼ぐ観光の推進が今まさに必要だと思いますけれども、どうもその取得した用地も買収した、それからの経過時間がどうも長過ぎるんじゃないかなと考えていますけれども、この辺についてはまたどういうふうなお考えであるのか。  それと、この中に耐震強度や保存すべき部位が明確になったとあるが、その保存すべき部位というのはどの辺なのか教えていただけますでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 翁座の活用、これ今後の改修についてお答えいたします。  翁座などに代表されます歴史的建造物については、建物としての魅力を保存するだけではなく、周辺に点在する白壁の町並みなど、府中市の魅力ある歴史的、文化的観光資源であると認識しております。  活用改修につきましては、翁座につきましては翁座活用検討委員会の状況を踏まえ、計画的・段階的に進めていくこととしております。  しかし、活用検討委員会につきましては、昨年度議論を開始したところでございますが、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、会議の開催を令和4年度に繰り越しているところでございます。年内をめどに第2回活用検討委員会を開催いたしまして、前回の意見を踏まえ、より活用策の具体化、それに伴う改修内容の精査及び事業規模、改修に向けたスケジュールなどを協議していきたいと考えております。  そういった活用検討委員会の答申や方向性が示された後には、市として翁座の保存活用の道筋等、活用策のみならず、白壁の町なみを含む上下地域が一体となったにぎわいの創出に向けた活用策の方向性を示したいと考えております。  改修時期でございますが、活用検討委員会の答申の後、県・消防などの関係機関と調整を図りながら、耐震を含む施設の安全対策をはじめ、芝居小屋として一番輝いていた時代に復元することから着手いたしまして、その後、実際に活用しながら段階的に必要な改修に取り組んでいきたいと考えております。  買収、取得してから活用までの期間が長いという御指摘でございますが、これにつきましては従来どおり、来訪者への一般公開に加えまして、演劇とか落語とか神楽とか、こういったイベントなんかも検討していきたいと考えております。  それから、耐震補強や保存すべき部位が明らかになったという点でございますが、これは翁座は築後90年が経過しております。そして、国の登録有形文化財に登録されるなど、その希少性は言うまでもございません。  具体的に申しますと、歴史的文化財的価値がある構造物といたしましては、舞台に施された回り舞台や奈落、舞台両袖にある太夫座、舞台上部の竹組みのぶどう棚、折り上げ格天井や擬宝珠高欄、そして2階への階段の手すりなど、こういったものは非常に希少性が高く、保存だけではなく価値を明らかにしまして観光客に訴求することも重要なことだと考えております。  それから、保存すべき部位につきましては、教育委員会が主体となって作成中の翁座保存活用計画におきまして、翁座の価値の素材を明らかにして保存と活用に向けて必要な事項を整理しております。  これら保存すべき部分と部位について、文化財的価値が高い順に判断いたしまして、それを部位ごとに設定しております。例えば、文化財としての価値が高い部位は材料自体を保存するということ。例を言いますと、建物の骨組みとか基礎とか板類等、こういったものが該当いたします。  それから、文化財として価値を有しているんだけれども、経年による定期的な取かえが必要な部位。材料の形状や材質、仕上げ、色彩の保存を行う部位。例といたしましては塗り壁とか外壁の板材、屋根の板材、屋根のふき材とか、こういったものが該当いたします。  そのほか、当初の部材が既にもう存在しない部位。それから所有者の自由裁量に委ねる部分。具体的にはカーテンとか火災報知機とか、後でつけたようなものですね。  これらの基準に基づきまして、建物全ての部位にお価値づけを設定しております。基準を設定しております。保存すべき部位、活用や補強のためにやむを得ない変更も可能な部位、活用のために自由に改変できる部位を明確にすることで、保護と活用の両立を図り、観光資源としての活用も図れるものと考えているところでございます。 ○主査(加島広宣君) 安友副主査。 ○副主査(安友正章君) 随分、保存の活用に、保存する部分が多くてね。僕はね、活用するのか保存するのか、こういう議論をした場合ね、保存を優先すると活用はどんどん遅くなる。こういうところをしっかりと考えてもらわないと、寄附を受けた、用地も買収した。ほいで保存で行ったらもう何も活用はできなくなってしまう。じゃあ活用して稼ぐ観光をしたいというふうにおっしゃっているけれども、こういうことをしっかりとしないと、今のお話聞いていると保存を中心に行ったらいつになっても活用はできないかもしれない。どっかの時点で決断はしなきゃいけないときがある。両方を、じゃあいつ完成するのか。せっかく寄附をいただいたね、当家の方はいつ芝居小屋として活用していただけるんでしょうかねって言って質問を受けたりするの。せっかく寄附をしたのにずっと今のままで、寄附された方の思いというのは活用してほしいと。昔の芝居小屋として何とかしてほしい。そのために寄附をしましたというね。ここの当家の思いというのを、できたらね、しっかりと受けとめて活用する。こんないいものをね、やはり活用していかないと。今、市長も稼ぐ観光、稼ぐ農業、いろんなことを言っているけれども、やっぱりあるものをしっかりと活用したら、ひょっとしたら稼ぐ府中になっているかもしれない。だからそこのところをね、保存なのか活用なのかという議論をね、いつまでもしても俺は10年かかると思うよ。10年かかったら今の当家の人は見られないかもしれない。府中市もこの10年の間、稼ぐ稼ぐという話ばっかしで、全くこの翁座という、中国地方でもこれだけ大切なものとしてみんなが認めている、県も認めている。それをいつまでも保存保存で済ませてしまったら本当に活用はできなくなってしまうと。僕はこういう恐怖心を今感じた。
     だからぜひね、せっかく府中市が持っているお宝、財産をね、しっかりと活用して芝居小屋なら芝居小屋でもしっかりとね、その辺をどこかで線を引いていかないと、ただ時だけ過ぎてしまうという気もします。文化財として残すことも大切。でも、何かしなきゃいけないというのが、この翁座だと思いますよ。だからぜひ、その辺を含めて早く、10年と言わず、3年後には完成させてほしいと僕は思います。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 御指摘いただいた部分でございますけれども、保存の議論が先行しているところも正直ございます。観光課といたしましては、年内に活用検討委員会の議論の方向性を出しまして、その答申に基づいて具体的な事業計画を立てまして、早期の施設の改修、そして活用を具体化していきたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) 安友副主査。 ○副主査(安友正章君) 答申を受けてということですけれども、そのメンバーの方ね、やはりしっかりと学術経験者の方も必要であるけれども、やはり町を動かす商人の方も必要だし、だからその辺のことのバランスもしっかり取ってね。本当に答申はこの翁座を残して活用するというようなね、やっぱりしっかりとした僕は答申であってほしいなと思いますので、その辺のことも含めてしっかりとやっていただけたらと思います。はい。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 翁座が出たんで、「恋しき」のほうなんですけれども、検討委員会でもって宿泊と料亭含めた今後の方針が出たということなんですが、料亭に関してはいろんな形で今回の予算も出されて進んでいるようなんですけれども、宿泊について何らかの方向性なり予定があるんでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 「恋しき」の活用検討委員会の答申については、6月に出されたところでございます。その中で宿泊と料亭機能の回復、再現。こういった答申になっております。  そのうちの宿泊機能についてでございますけれども、これは府中市の町なかにおきまして空き家を利用いたしました分散型ホテル。こういった構想をされている事業者がおりまして、現在、そちらの事業者と意見交換、今後のことをいろいろ議論しておるところでございます。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 分散型ということはその周辺にゲストハウスというか宿泊施設をつくるのであって、「恋しき」そのものを宿泊できる施設にするわけじゃないということですか。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 分散型ホテルというものは、一つの建物の中に客室とかフロントとかレストランとか、そういったものが一つの建物の中に入っているのではなくて、町なかに点在する空き家を活用して、ある空き家はフロント、ある空き家はレストラン、ある空き家は客室に活用する。そして、利用者の方にその地域を回遊していただいて観光を楽しんでもらう。そういった目的なんですけれども、宿泊棟も幾らか、一つではなくて幾つか必要でございますので、その宿泊棟の一つとして「恋しき」の離れの建物を活用するという構想を立てられております。  ですから、「恋しき」としては、「恋しき」の建物全体を宿泊施設ということではなくて、離れの一部からそういった宿泊棟へ使っていくというふうな考えでございます。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 続いて、事業名3-9、観光資源の観光商品化事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) ウの藤野昌言観光PVの活用ということで、昨年映画もつくられてきたわけでありますが、観光資源として活用されていく上においてもろもろの事情等もあるかと思いますが、現在も府中公園に本当に小さな小さな看板が立っとるわけですが、このような形で映画をつくって、そこに歴史的なもの、医療についての功績とかもあるわけですから、それを観光として活用するならば、しっかりとした観光掲示板をつくっていくべきではないかと思いますが、その点について何か課題とか、いろんなことがあるのならば御説明をお願いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 藤野昌言先生の府中に残した功績を、これを映画化いたしまして藤野先生の生家跡とか藤野神社をはじめ、ゆかりがある「恋しき」、そして「恋しき」の庭園、それから石州街道出口通り、上下の白壁の町並み、こういったところを市内の各地の観光地でもロケを行っています。  映画の完成後は市内での試写会をはじめ、テレビ放映、DVDの作成、映画を広く周知することで府中市の観光地及び歴史を紹介しているところでございます。  先ほど御質問にありました藤野神社入り口の案内板につきましては、老朽化しており傷んでいるところでございますので、この看板の設置者及び関係団体等と連携いたしまして、藤野先生の功績など内容を充実させた上で、広く市民や観光客に知ってもらうための取り組みを充実させたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) 芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) できることならそういう形で早急に設置をお願いしたいと思います。  それから、映画等をつくられたら、よくいろんなロケ地等を見ますと、そこでその映画のロケをされた一部分がここでこの部分を撮影されたとかがよくあるんですが、そういうふうな一つの府中市の中の魅力づくりとしても設置もまたできるんではないかと思いますので、それはこの映画そのものを一過性のものにするのではなくて、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)で流すとかいろんなことをされとるわけですから、そこに付加価値をつくり上げていくことも大事ではないかと思うんですが、そこら辺はどういうふうにお考えでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 御意見のように、市といたしましてもロケ地での府中市の観光地とか、ロケをしたところを、例えばマップに落として観光客に来てもらうための道しるべになればと思いますし、先ほどの案内板とかも神社の入り口だけではなく、そういったロケ地などに設置することも有効なことだと考えております。  ロケ地を回遊してもらう仕掛けとして、そういった看板をつける。そしてPRするということで観光客の誘客につなげてまいりたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 教育旅行の誘致活動ということで、広島市内とか生徒が府中の10社の企業等へツアーしたということが成果として出ているわけですけれども、こういった企業のものづくり、町のツアーに関して、同じ市内の子供たちがその企業を回って、あるところではものづくり体験する。そういったことで府中市の企業に愛着が府中市に残るということも必要なんじゃないかと思うわけで、今後これを続けていく上で市内の小・中学生を含めた子供たちに、こういったツアーを観光を含めてやるというプランはないんでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 浅野観光課長。 ○観光課長(浅野昌樹君) 教育旅行の取り組みにつきましては、府中市観光協会におきまして、令和3年度より備後府中ものづくりまちづくりツアーとして商品化しております。  児童・生徒の受け入れにつきましては、シートには10社と書いておりますが、10の事業所、それから商店なども含めまして現在18社にふえているところでございます。そういった事業者様にも御協力を得ることができまして、府中市への教育旅行としては初めての4校、472名の生徒が訪れ、府中市の産業史、独自の技術、付加価値の高いものづくりを学び、体験していただいているところでございます。  府中市の市内の学生について産業活性化の面でツアーに取り込めないかというところでございますけれども、このツアーは府中市のものづくり企業の見学だけではなく、本市ものづくり産業の歴史を学び、企業を訪問し、体験を重ね、より一層の探求心を求めていくことを目的としております。  本事業に参画していただいている企業におきましては、備後府中ものづくり町ツアーに市内学生を取り込むことで企業の受け入れ体制の充実やスキルアップ、企業のイメージアップにもなり、ひいては産業活性化にもつながると考えております。将来の学生の地元企業への就職の意識づけにもなると考えておりますので、今後とも観光協会と連携して市内学生の受け入れ取り組みをしていただけるよう働きかけを行いたいと考えております。 ○主査(加島広宣君)ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 続いて、事業名4-4、市内排水路(浸水)対策事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  森川分科員。 ○分科員(森川稔君) この事業は目崎と元町、そして中須中之町地区では予定されている市内排水路浸水対策で、私たちの地域でもこうした取り組みは、これまでにない行政の動きだということで町民も大変期待をしておりますが、ただ1年おくれて令和4年10月末に地元説明会をすることになっておりますが、まだ今のところそういった動きも見えておりません。町民からすると、早くそういったものを見せていただいて、我々の声を取り入れて、基本設計とか基本構想とかをちゃんとやってもらえるんだろうかなというふうな声を聞いていますんで、その辺のところについてちょっと現状を教えていただければと思います。 ○主査(加島広宣君) 大元土木課長。 ○土木課長(大元唯至君) 市内排水路浸水対策事業につきましては、平成30年7月豪雨、令和2年7月豪雨を受けての排水路の調査及び浸水改善対策検討の調査業務でございます。  業務内容につきましては、市街地全体の排水路や都市下水路、排水樋門、用水路、用水堰などの調査を行い、管理者などの把握も行って排水経路を図面化するものでございます。これらの調査をもとに、用水路の日常的な管理、豪雨時の管理を認識することで浸水被害の軽減を図るものでございます。  このほかの業務といたしましては、ゲリラ豪雨などにより浸水被害が発生している目崎地区につきましては令和3年7月1日、元町地区につきましては令和3年8月6日と10月19日、中須中之町地区につきましては令和3年7月27日に浸水被害の状況などの聞き取りを行い、浸水の要因の現地調査をして具体的な対策を検討しております。  今回の調査と並行して、町内会の水利関係者の皆様の浸水の状況や堰、用水の管理、利用状況などの聞き取りも行っております。今回の調査結果や今後のスケジュールを地元説明会の中で地域の皆様へ報告して、浸水対策についての意見交換を令和4年10月末までに行いたいと考えております。  また、来年度行う詳細設計の中で、住民の意見・要望についても検討し、実施に向けての説明会を来年度開催するよう計画しております。  今後も地元関係者、関係部署、関係機関との連携を密に情報共有を図り、浸水対策が早急に進んでいくよう取り組んでまいります。 ○主査(加島広宣君) 森川分科員。 ○分科員(森川稔君) ちょっと先ほど説明は来年度というのは、この令和4年度ということでよろしいんですかね。 ○主査(加島広宣君) 大元土木課長。 ○土木課長(大元唯至君) 今回の業務委託の報告は、10月末までに行います。実施、工事等につきましての説明は来年度行うように考えております。 ○主査(加島広宣君) 森川分科員。 ○分科員(森川稔君) そうすると、今回説明を受けていろいろ若干の要望を出して、それがいろんな設計のもとに反映していただけるということで非常にいい動きだと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) 続いて、事業名4-9、住生活基本計画の策定(府中の暮らし方)について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 公共施設において、耐震化を積極的に進めていくことが書いてあるんですけれども、公共施設において、まだ耐震化ができていない部分はどのぐらい残っているんでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 市有建築物の耐震化の状況につきましては、庁舎とか教育関係施設などを含め198棟。そのうち124施設が耐震性があり、耐震化率は62.6%となっております。残りの74棟につきましては、耐震性がないか確認できておりません。この耐震性が確認できていない私有建築物の74棟のうちの7割に当たる51棟が集会所になります。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 74棟、それから51棟について集会所が中心ということなんですが、今後どういう形で耐震化を進めていく計画になっているんでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 市有建築物につきましては、防災上必要な施設で大規模なものを中心に先行して耐震化を行っておりますが、今後はそれ以外のものにつきましても施設管理者に働きかけを行ってまいります。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) ということは、その地区の集会所を管理している管理者が自分たちの負担でもって改修を進めていくことでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) なるべく財源の確保はしていきたいと思っておりますので、有利な補助とかがあれば活用していきたいと思っています。その辺がなければ自主財源で改修することとなろうかと思います。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) もう1点、事業評価のところなんですけれども、耐震改修のところで、相談は多かったが事業対象外のものも多くありと書いてあるんですけれども、どういうような基準で対象とならなかったのか教えてください。 ○主査(加島広宣君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長(日野雄蔵君) 先ほどの公共施設のほかに、民間の住宅についても耐震化を促進するよう努めております。  その中で耐震性のない昭和56年以前の建物につきましての木造住宅につきまして、現在、耐震化の補助制度を府中市で作成しております。  そうしたところ、いろいろ相談等がございますが、その中で例えば軽量鉄骨の建物であるとか、昭和56年以後の建物なんかの相談もございまして、そういうところが今補助の対象になっていないところでございます。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) それでは、主要な施策の成果に関する説明シートに記載の事業についての質疑は、これにて終了いたします。  10分間休憩をいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後1時55分 休憩                午後2時5分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加島広宣君) 再開いたします。  休憩前に引き続き質疑を行います。  次に、款または項の番号順に質疑を行ってまいります。  まず、歳出の4款衛生費とこれに関する歳入について、質疑のある方は順次御発言をお願いします。  森川分科員。 ○分科員(森川稔君) 4款衛生費、1項の保健衛生費で出口川湧水対策費についてお伺いをいたします。  これは先日も一般質問で加島議員が出口川の汚泥の流出について質問された際、村上副市長が遅くても11月末までには全容を確認して対策等、市民の皆さんや議員に報告をすると言われましたので、それを待ってもよいかとは思ったんですけれども、せっかくきょうここに管理監督者の方々がいらっしゃいますので、ちょっと1点だけ質問をさせていただきます。  今回のこういった部分については、機械の整備・点検という部分だろうと思うんですけれども、一般企業であればですね、仕事をしてきた私にとっては、こうしたふぐあいがあれば始業点検等で問題があれば上司に報告したり、または管理監督者が1カ月に一遍とか3カ月に一遍、始業点検表を確認して回って問題はないかとか。こういった動きでこうした故障に対して早期に手を打ったりして、事故を未然に防ぐという、そういう手法を取っているんですけれども、出口川の湧水については、対策のそういう設備についてはどういうふうな運用をされてきたのか。ちょっとその辺のところをせっかく管理監督者がいらっしゃいますんでお伺いをしたいなと思います。 ○主査(加島広宣君) 能島環境整備課長。 ○環境整備課長(能島克則君) 湧水処理場についての日々の始業前点検につきまして、運転管理者が通常であれば午前8時からの出勤時に各処理水槽をはじめ、施設内の状況、またこの辺りと前日の運転停止後の状況との変化がないことを点検して、その辺の異常がないことを確認した上で水処理を開始しておるところです。  報告規定等につきまして、例えば契約書では緊急時、今回事故が起こりましたが、緊急時発生時の対応としては、発生時には必ず報告するようには規定してあるところです。  毎月初めには、各月分の日報及び月報を整理したものを総括責任者と環境整備課の職員とで毎月の作業内容について確認しておるところです。  定期的な協議は行っておるところではありますが、施設状況の報告等については口頭のみでの報告で日報に記載されていないところも事案も確認しております。こういうところは今後改善していかなければいけないなと考えておるところです。  通常の施設の日常的な管理及び定期的な設備点検等については、委託先事業者で実施しております。おかしいところがあれば随時報告することにしております。報告があったものについては現地確認を行った上で、修繕方法等を協議した上で修繕対応等、実施しております。
     分科員の先ほどの御質問にもありましたように、一般質問でも答弁しておるところでございますが、委託先事業者への指導としては、市長から事故原因と対応策について事故分析を行うよう指示しておりまして、現在整理しているところでございます。  緊急時、事故発生時の市の内部統制をはじめ、初動、情報発信等のルールづくり、施設管理や運転管理などを各種マニュアル等の整理、設備改善の洗い出しを含めて、先ほども御質問あったように11月をめどに整理してまいります。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) なければ、4款衛生費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、5款労働費とこれに関する歳入について、質疑のある方は順次御発言をお願いします。ありませんか。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) なければ、5款労働費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、6款農林水産業費とこれに関する歳入について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 先ほどから観光の話が出ているんですけれども、七ツ池に行ったことがあるんですけれども、そこにも立派なトイレがあって、いろいろ利用できるような状況になっているんじゃないかなと思うわけで、そこで75万円ほど予算がついているんですが、七ツ池の利用状況というか、この予算は利用者のために使われていると思うんですが、その辺の状況を教えていただければと思います。 ○主査(加島広宣君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) 七ツ池の指定管理料75万円でございますが、これは地元町内会へ公園の管理を指定管理でお願いをしているものの経費でございます。地元町内会の人たちには熱心に管理をしていただいておりまして、七ツ池周辺の草刈りでありますとかトイレの清掃、管理等も行っていただいておりますので、春は桜とかがきれいに咲いたりして利用者の方も一定数いらっしゃると認識をしているところでございます。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) 水路しゅんせつ報償費というのが書かれて、ここで聞くよりも予算のときに聞けばよかったんですが、これはどのような内容のものなのか。個人なのか団体なのか。報償費ということでありますから個人と認識しとるんですが、その点についての御説明をお願いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 田原農林課長。 ○農林課長(田原慎吾君) この水路しゅんせつ報償費でございますが、町内会などの地域で水利施設の土砂等をしゅんせつする作業に対しまして、作業実績報告を受け、確認できたものについて報償費を支払っているものでございます。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) なければ、6款の農林水産業費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、7款商工費とこれに関する歳入について、質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) なければ、7款商工費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、8款土木費とこれに関する歳入について、質疑のある方は、順次御発言を願います。ございませんか。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) なければ、8款土木費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、11款災害復旧費とこれに関する歳入について、質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) なければ、11款災害復旧費の質疑はこれにて終了いたします。  そのほかにありませんか。              〔そのほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、議員間討議についてお諮りいたします。本議案について、議員間討議を要求される方は挙手を願います。                〔挙手する者なし〕 ○主査(加島広宣君) それでは、本議案について、議員間討議は実施いたしません。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加島広宣君) 続いて、議案第61号、令和3年度府中市水道事業会計決算認定について、の件を議題といたします。補足がありましたら提案者からの説明を求めます。  河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 補足説明は特にございません。 ○主査(加島広宣君) これより、本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加島広宣君) 続いて、議案第62号「令和3年度中市下水道事業会計決算認定について」の件を議題といたします。補足がありましたら提案者からの説明を求めます。  河毛建設部長。 ○建設部長(河毛茂利君) 補足説明は特にございません。 ○主査(加島広宣君) これより、本案に対する質疑を行います。  まず、主要な施策の成果に関する説明シートの事業名4-3、浸水対策事業について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  芝内分科員。 ○分科員(芝内則明君) アの雨水計画見直し業務の実施ということで、中須排水区についてであります。  今議会で一般質問でも出ていたと思いますが、ポンプ場整備に必要な敷地として関係機関との調整とありますが、どのような調整があるのか。その点についてお伺いしたいと思います。実際にこの排水区ができることによっての効果は非常に大きなものであると認識をしておりますので、そこら辺をスムーズに、そして早急なものという視点で私も見ていますのでお答えをお願いしたいと思います。 ○主査(加島広宣君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 中須排水区に整備します中須ポンプ場の設置場所は、中須グラウンドの東側に当たります。  整備に当たりまして、まず確認する事項といたしましては、隣接する県河川と敷地、建物、また排水放流先といった協議があり、あわせましてグラウンド敷地との調整も必要となってまいります。  場所につきましては、既に土地計画決定をされた位置ではございますが、現在、中須グラウンドとして使用されておりますので、施設図の設計につきましてコンパクトなポンプ場という基本方針を踏まえ、建物や施設の配置を工夫することで可能な限りグラウンドへの影響を少なくしたいと考えております。  進みぐあいですが、現在は日本下水道事業団から発注された業務委託によりまして、敷地周辺の地形測量についておおむね完了し、これから地質調査を行うよう準備をしております。  今後は計画するポンプ場敷地内の設備配置計画などにつきまして検討を進め、あらかたのものが見えてくる段階で並行して関係機関等の調整を行っていく予定にしております。  先ほども申しましたように、グラウンドへの影響。これは最大限検討は行いますが、平成30年7月豪雨で大きな浸水被害のあった中須排水区について、命を守るため避難をしていただく時間を稼ぐためのポンプ場整備。こちらについてはしっかりと進めていきたいと考えております。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) イの項で住宅かさ上げの関係で、止水板の補助というのがあるんですけれども、予算を組みながらPR不足ということか、実績がゼロとなっているわけですけれども、これは住民からの要望が出たわけじゃなしに、ただ予算を組んだだけの状況になっているんですけれども、ゼロの要因は何なんでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 浸水対策事業として実施しております止水板の設置や住宅のかさ上げに対する補助制度でございますが、制度の開始が令和3年8月からとなっております。新設した制度であり、令和3年度につきましては止水板について2件、かさ上げについて1件の問い合わせを受けまして、止水板につきましては実際に1件は申請書類を持ち帰りいただいたわけですが、申請には至っておりません。また、かさ上げの相談につきましては内容が新築であったため、補助要件に該当しなかったというものでございます。  結果といたしまして、令和3年度の実績はそこにありますようにゼロでございます。  本年度につきまして、現在直接の問い合わせは残念ながら入っておりませんが、既存の建物のかさ上げなどを施工されています、そういったなりわいの業者さんからの問い合わせ、確認が1件入っている状況でございます。  浸水対策のみならず、災害対策においてみずからの命はみずからで守る。日頃から災害に備えて準備をする。自発的に避難をするといった、いわゆる自助につきましては、共助・公助とともに大変重要なポイントであると考えております。浸水対策一つを見ましても排水ポンプだけで全て解決できないことや、公助には限界があることも平成30年の豪雨災害以降、私も身をもって経験してきたところでございます。みずから行動を起こすこと、自発的に取り組むこと。こういった重要性をしっかりと啓発・周知することで、自助に対する補助金制度を有効活用していただけるよう、全庁を挙げまして取り組んでいく必要があると考えております。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 自助・公助の精神はよくわかるわけですけれども、このかさ上げの件で洪水が起きたときに道路が川になりまして、その道路から出てくる水が家に押し寄せるというようなときに、家の庭の入り口をかさ上げするとか、そういったのも補助の対象になるんですか。 ○主査(加島広宣君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) ただいま御質問いただきました、臨時的に壁を立ち上げるというようなものは、初めのほうの止水板というものになりまして、こちら補助対象になっております。状況に応じて、例えば家の周りのブロック塀はあるんだけれども、出入口だけが閉鎖できないというようなところへ設置をしていただくものになりまして、こちらについては上限は半額ではございますが補助制度を設けておりますので、しっかりと周知もしていきたいと考えます。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) それでは、主要な施策の成果に関する説明シートに記載の事業についての質疑はこれにて終了いたします。  続いて、令和3年度府中市下水道事業会計決算書について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  森川分科員。 ○分科員(森川稔君) 14ページなんですけれども、2、工事の水位計2台と監視カメラ2台が設置されたとなっておりますが、それぞれ2台の機器はどこに設置されて、だれが監視業務を行い、どのように活用されていくのか。これについてお伺いをいたします。 ○主査(加島広宣君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 平成30年7月豪雨を受け、緊急対策として固定式大型ポンプを2台、中須西之町を含む中須排水区の最下流に位置します中須グラウンドと新環境センターの近くに設置をしました。  このポンプによる排水操作の判断や同じく緊急対策で補修をした排水樋門の操作の判断。これにつきまして設置時点では職員による現地確認以外の手法がございませんで、初動や休日夜間の対応が困難であるという状況もあるために、中途補正であったと記憶していますが、水位計と監視カメラの設置を予算措置していただき整備をしております。  水位計と監視カメラ各1台を一組としまして、砂川の堤防の内側と外型、それぞれに設置をしております。  これによりまして水位の情報と画像データを上水下水道課や登録をしております職員のスマートフォンから確認ができますので、河川、水路の状況把握と排水操作や樋門操作の判断に大変有効に活用しております。通常時は1時間に1回水位測定の結果と定時の画像が記録をされておりまして、専用のソフトを通じて随時確認することが可能となっております。  一方、大雨等により、昨日の台風のときもデータは飛んできたわけですが、堤内堤外の水位が上昇した場合には、あらかじめ設定した水位を超過したら登録職員にはメールによる注意喚起が届きます。メールを受けますと、休日・夜間であっても水位情報や画像データを随時確認できるため、速やかな初動につなげることが可能となっております。そのデータの設定は安心・安全に監視・運用するために、水位を3段階に設定しております。  少し具体的に申し上げますと、70センチ、次が1メートル、その次が1.5メートルという3段階設定をしておりまして、それぞれを超えた段階でメールが配信されてまいります。  水位計とカメラの通常の管理は固定式大型ポンプより排水樋門とあわせまして、上水下水道課で維持管理と監視を行っております。 ○主査(加島広宣君) 森川分科員。 ○分科員(森川稔君) 職員のスマホなんかにデータが飛んでくるということなんですけれども、そういったものがよくテレビで年寄りがそういうところへ見に行くなと言われるんであれば、町内会等にもそういった監視カメラの情報を渡されるようなことは、今後検討はされないのかなというところをちょっと教えていただきたいのが一つと、あとこれはカメラとか水位データについては通信か何かされていると思うんですけれども、こういった保守管理費用が年間どれぐらいかかるか、あわせてお伺いします。 ○主査(加島広宣君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 水位計及び監視カメラのデータにつきましては、現在一般向けには公開をしておりません。常時、上水下水道課の複数職員の登録をしており、また、昨日、一昨日ですか、台風などで待機の体制が発動された場合は、上水下水道班員が集合しますが、そちらでも監視を行っております。  費用についての御質問でございますが、通信費用等としましてシステム通信料、サーバー利用料、システム運用費としまして月額が2万9,700円、年額で35万6,400円かかっております。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) 下水道関係の件で監査意見書の財務的な内容で、28ページ貸借対照表の中で、流動比率が19.3%で全国的に低いのは低いんですけれども全国平均で68.5%となっております。それと比べてもかなり低いと。一般的には150%以上が望ましいということになっているんですけれども、この流動比率に関して問題ないのでしょうか。 ○主査(加島広宣君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 流動比率につきましては、65ページの説明にもございますように、短期債務に対してこれに応ずる流動資産が十分にあるかどうか、その割合を示すものでございまして、府中市下水道事業につきましては、まだ建設半ばで建設に要する投資が大きい、その割には整備区域がまだ小さく、使用料収入も十分に入っていない状況の中での数字でございまして、なかなか全国比率と比べるとどうしても低位にはなると思われます。  また、総括質疑での答弁でも少し触れたんですが、なかなか大都市の下水道事業と中山間地域の府中市の下水道事業を同じ物差しではかるのは当然なんですが、なかなか独立採算という枠の中で小さい市町の下水道事業は厳しいところがあるというところも、今回も少し触れさせていただいて答弁にかえさせていただきます。 ○主査(加島広宣君) 田邉分科員。 ○分科員(田邉稔君) ということは、キャッシュフロー上の問題に関しては市からの繰り出しで賄われていると考えてよろしいですね。はい。  それで、もう一つ、資本的収支差額で23ページですけれども、この差額が5億7,500万円となっていますけれども、この資本的収支の支出のオーバーに関しては、どこから補填されているんでしょうか。
    ○主査(加島広宣君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 公営企業会計でございますので、資本的収支の部分は投資に関する部分でございます。  まず、投資が多いのは見直しをかけました汚水処理施設整備構想に基づきまして、汚水管渠の埋設処理区域の拡大に事業費を投入している関係でございます。財源としましては、補助金なり起債なりがございますが、後は起債の償還の部分も大変多くございまして、そういった部分に一般会計の繰り出しをいただいて賄っているという説明になろうかと思います。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。  森川分科員。 ○分科員(森川稔君) 21ページなんですけれども、会計のところで重要契約の要旨について、一番上に雨水全体計画策定業務1,034万円というのが、これあるんですけれども、これってどういったもので、どんなアウトプットが。これちょっとできたのかできていないのか私判断できなかったので、それを含めてちょっと御説明いただけませんか。 ○主査(加島広宣君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 雨水全体計画策定業務について答弁させていただきます。  平成30年7月豪雨により発生しました内水浸水被害の対策を検討するために、令和2年度に府中市浸水対策検討委員会を設置し、対策の方向性がロードマップで示されたところでございます。  お尋ねの雨水全体計画策定業務につきましては、コロナ禍で示された強制排水機能の整備の項目に向けまして、中須排水区における雨水排除に必要な事業を実施するための計画策定を行ったものでございます。  アウトプットについてでございますが、業務委託の成果品は出てきておりますが、公開はしておりません。ですが、引き続き令和4年度で実施中の中須ポンプ場の設計業務の中で具体的な配置計画や設計案などにつきまして、今後建設産業委員会などで説明させていただく場面などを想定しておるところでございます。 ○主査(加島広宣君) 森川分科員。 ○分科員(森川稔君) ということは、これちょっと前に聞いたことがあると思うんですけれども、中須西之町の地区で、雨量が降ってくるとどういった増水になってくるか。これを地図上で水位がわかるような、そういう分析をしたという。そのどういうんですかね、契約ということで理解しとけばよろしいですか。 ○主査(加島広宣君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 個別には中須排水区の雨水の事業計画になるんですが、下水道事業自体が汚水事業と雨水事業という大きなたてりがございまして、その中で事業を行うには全体計画の策定業務というものが、これ事業を実施するに当たっての必要なステップを踏んだというふうに御理解をいただければと思います。 ○主査(加島広宣君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加島広宣君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加島広宣君) 以上で、決算特別委員会に付託された案件の本分科会における審査は終了いたしました。  分科会報告の作成については御一任願います。  以上で、決算特別委員会建設産業分科会を散会いたします。                午後2時42分 散会...