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令和 5年産業建設委員会( 1月16日)

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  1. 鈴鹿市議会 2023-01-16
    令和 5年産業建設委員会( 1月16日)


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    令和 5年産業建設委員会( 1月16日)                 産業建設委員会会議録   1 開催日   令和5年1月16日(月) 2 場 所   第1委員会室 3 出席者   委員長  山中 智博   副委員長  池田 憲彦         委 員  森 喜代造   委  員  大杉 吉包         委 員  池上 茂樹   委  員  水谷  進 4 欠席委員  委 員  中村  浩 5 説明員   都市整備部長                   今村 隆之         都市整備部参事                  伊藤  実         都市計画課長                   齋藤 鎮伸         都市計画課副参事兼総務・交通政策GL       佐野 方彦         産業振興部長農業委員会事務局長         樋口 幸人         産業振興部次長                  伊藤 泰延         産業振興部参事産業政策課長           長谷川 徹         産業政策課副参事兼雇用経済政策GL        山本 保志         産業政策課副参事兼ものづくり産業支援センター所長 平井 則光 6 事務局   書  記  松山 洋介   書  記  酒井今日子 7 会議に付した事件
     1 所管事務調査    (1)市内経済の活性化に向けた取り組みについて    (2)次世代公共交通システムについて  2 その他    (1)次回の委員会の開催について    (2)その他              ――――――――――――――――                 午後 2時00分開会 ○山中委員長  皆さん,こんにちは。出席委員が定足数に達しておりますので,ただいまから産業建設委員会を開会いたします。  本日の委員会の資料につきましては,サイドブックスのフォルダを御確認ください。  それでは,本日の委員会は,お手元に配付いたしました事項書のとおり,昨年度の産業建設委員会が調査研究し,提言した,(1)市内経済の活性化に向けた取り組みについて,(2)次世代公共交通システムについての検証を行ってまいりたいと思います。  なお,提言検証に当たりましては,各委員会において検証シートを作成することとされておりますので,お手元に本委員会の所管事務調査事項検証シートをお配りしております。  この検証シートには,本日の委員会において皆様から頂いた御意見等を一番下の項目「委員会の意見等」にまとめ,議長に提出いたします。  なお,議長に提出した検証シートは,後日,市議会ホームページで公開する予定となっております。  また,検証シートの下から2段目の項目,「提言後の取り組み及び現状」は,事前に執行部に記入していただいた上でお手元にお配りしておりますので,御了承のほどよろしくお願い申し上げます。  それでは,事項書に基づき,委員会を進めていきたいと思います。  発言の際は,必ず名前を述べてマイクのスイッチを入れ,委員長の許可を得てから御発言いただきますようお願いいたします。  執行部につきましても,発言の際は役職を述べてからマイクのスイッチを入れ,委員長の許可を得てから御発言いただきますようお願いいたします。  それでは,事項1,所管事務調査でございます。  まず,(1)市内経済の活性化に向けた取り組みについて,本市の現状等を産業振興部から説明いただきます。  初めに,産業振興部長からお願いします。 ○樋口産業振興部長農業委員会事務局長  改めまして,皆さん,こんにちは。  本日は,産業建設委員会を開催いただきまして,誠にありがとうございます。  本日は,所管事務調査といたしまして,市内経済の活性化に向けた取り組みについて御審議いただきます。よろしく御審議いただきますよう,お願い申し上げます。 ○山中委員長  それでは,説明をお願い申し上げます。 ○長谷川産業振興部参事産業政策課長  それでは,私から,検証シート提言項目でございます,市内経済の活性化に向けた取り組みについて,御提言いただいた後の取組及び現状を説明申し上げます。  まず,右肩に数字を入れてございます,説明資料①-1という部分を御覧いただけますでしょうか。  まず,市内県内の経済情勢につきまして,鈴鹿商工会議所が市内の状況です。それから,財務省の津財務事務所が県内の,どちらも令和4年度上半期の状況につきまして公式に公表しております部分についてですが,どちらも個人消費など景気における数値は改善しているものの,企業は原材料の高騰や原材料不足によって今後の見通しに不安があるというふうに公表しております。  こういった公表につきまして,公表部分はもちろんですけれども,今後も関係機関と密に連携を図って情報収集に努めてまいります。  次に2番目,本市が認定窓口になっております,セーフティネット保証認定件数の推移でございます。  本市における,新型コロナウイルス感染症が事業者の資金繰りに影響を与えるということで,令和元年度以降の認定件数について,今まで御報告をさせていただいております。資料にありますように,令和元年度は32件がコロナ関連の融資でございます。令和2年度は2,228件という大きな件数に対しまして,令和3年度におきましては75件と減少していました。しかしながら,令和4年度になりまして,この12月末までの状況でございますが,147件と増加傾向にあります。  コロナ関連の融資制度におきましては,元金の返済据置期間の延長であるとか,当初3年間は実質無利子などの特例措置が設けられております。令和5年度中に返済が始まる債務もありまして,その返済金の資金繰りについても,先ほどございましたように,事業者が先行きに不安を覚える一因になるのかなというふうにも考えております。  本市といたしましては,このような事業者の方々が順調に借入れを返済し,事業を継続するように,資金繰りの支援等につきまして,実施に向けた要望を国,県に対しても行っているところでございます。  続きまして,物価高騰に対する事業者支援でございます。資料①-2を御覧ください。  物価高騰対策ものづくり企業等支援事業の状況を説明いたします。  12月補正予算でお願いいたしました原油価格・物価高騰の影響によります,市内で製造業と運輸業を営んでみえる中小企業小規模事業者及び個人事業主事業継続に必要な電気であるとか,ガス,ガソリン系の石油関係のエネルギー関連経費の一部を緊急で支援しようとする事業でございます。  今,ものづくり産業支援センター専門アドバイザーによる巡回訪問を行ったり,ものづくり広報という形で,ものづくり支援センターが個別にものづくり企業に送っている広報等で周知――もちろん広報すずかでも周知しておりますが――現在,申請を受け付けておりまして,申請期間は今月末となっておりますので,随時,今,処理をしている状況でございます。  資料②を御覧いただけますでしょうか。  2番目のキャッシュレス化の推進についてでございます。  これにつきましては,低下している市内消費を喚起し,市内経済の活性化を図るとともにキャッシュレス化を促進するために,スマートフォンのアプリを使用した形で,プレミアム率30%で本市独自のプレミアム付デジタル商品券ベルディPay発行事業に,今年度5月の補正予算でお認めいただいて取り組んでおります。  8月22日からの一次販売におきましては,市内在住の方を対象といたしまして,22日間で発行総額の36.6%にとどまっておりましたけれども,対象者と限度額を拡大いたしまして,二次販売は10月20日から申込み受付を開始いたしまして,こちらのほうにつきましては19日間の予定でしたが4日間で予定の発行総額に達することができました。御協力もありがとうございます。皆さんに御購入もいただいているかと思っております。  また,これに対しまして,参加店のキャッシュレス化というか,キャッシュレスでの対応も大事だと思っておりまして,参加店に向けて説明会も開催いたしまして,市内でベルディPayを使っていただけるお店は792店舗に上がっております。  この事業におきましては,高齢者の方などスマートフォンの取扱いを苦手としている方を対象といたしました利用者向けの説明会を各地区の公民館等で開催いたしまして,主にシニア世代の方192人に参加いただいて御説明させていただいております。  そのほか,市内ショッピングセンターイオンモール鈴鹿1階と,この市役所本館2階に臨時の対面の相談窓口を設置いたしまして,こちらも高齢者の方をはじめ,多くの方々に来所,相談いただいております。イオンモール鈴鹿につきましては,今週もずっと常設で窓口を設置いたしております。  このような説明会であるとか,相談窓口に来て対応させていただいて,そういった方々からは,ベルディPayの利用開始後に,使い始めるまでの操作は難しかったけれども店頭で実際使ってみたらキャッシュレスは簡単だった等のお声を頂いておりまして,デジタルを通じた買物に対して慣れていない方にこういうキャッシュレスという機会に触れていただくきっかけになったと考えております。  続きまして,資料③になります。  ものづくり産業支援センターが行う支援活動効果検証についてでございます。  ③-1にありますように,上の支援状況,件数につきましても,令和元年度以降のコロナ禍におきましても,年間100件前後の支援を行うことができております。また,この支援活動の最終日には支援先の各企業で完了報告会を行いまして,支援先の事業者とともに支援の総括と効果検証を実施しております。  支援のテーマ分類といたしましては,下にありますように,現場,経営・管理というふうに分かれておりますけれども,人材育成や経営・管理における資金計画等のニーズが高くなってきているということを感じております。  また,資料の裏面にいっていただきますと,支援の評価における企業側の満足度に関して,先ほどの検証を行う部分で満足度をはかっておりますが,企業側からは5と4の評価を93%頂いておりまして,企業満足度は高いのかなというふうな状況でございます。この企業満足度の高さに満足することなく,引き続き企業に寄り添った支援活動を行ってまいりたいと考えております。  また,ものづくり産業支援センターの新たな支援への取組といたしましては,先ほど申し上げました物価高騰対策ものづくり企業等支援事業という部分で,ものづくり企業のお声を吸い上げて制度設計した部分もありますが,そのほかに,資料③-2でございます,本市の基幹産業でございます自動車産業が現在変革期を迎える中,今後の支援につなげるために市内関係企業アンケートを行い,自動車のEV化に対する課題におきまして各企業の影響調査を行っております。  調査結果からは,市内の企業の中でも自動車のEV化に対しまして,意識や認識,取組の差があることも分かってきましたので,自動車関連企業出身専門アドバイザーと協議をいたしまして,各企業に合わせた支援プログラムを検討していくとともに,専門家であるとか講師を招いたり,最新の情報提供や今後の方向性の情報提供に努めていきたいと考えております。  御提言ありがとうございました。取組についての説明は以上でございます。よろしくどうぞお願いいたします。 ○山中委員長  以上で説明は終わりました。  まず,皆様から御質疑,御意見等を頂きまして,その後にまた検証シートに記載する意見の集約をさせていただきたいと思います。ですので,まずは先ほどの説明につきまして,皆様から御質疑,御意見等があれば,御発言願います。 ○水谷委員  説明は大体理解はできました。それで,昨年の提言項目が,市内経済の活性化に向けた取り組みということになっています。いろいろと説明いただきまして,一つ一つは全て納得して,支援であるとか,ベルディPayでしたか,キャッシュレスについてとか,大体分かるんですけども,結果的に,このことによって市内経済が活性化されたのかどうかということ。要するに,例えばこのことによって売上げが上がった,利益が上がったとか,新規の企業が立ち上がったとか,それから反対に利益が下がった,売上げが下がった,倒産が増えたとか,そういった情勢は把握されているのかということ。それが分かれば教えてほしいんですけども。 ○長谷川産業振興部参事産業政策課長  まず,ベルディPayの取組につきましては,市内経済の活性化というところも1つ。先ほどキャッシュレス化について大分申し上げましたので。それと市内経済の活性化は2つとも大きな課題であると思い,取り組んでいます。  現在,今週金曜日,1月20日までがベルディPayの使用期間となっておりまして,今,購入いただいた方と,それから参加店の方に別々にアンケートを実施しております。そちらのアンケートをまた分析して。感覚的には,先ほども申し上げましたように思ったよりも御好評いただいて,早く売り切れたであるとか,あと市内のほうも,手前みそかも分かりませんけども,お店にのぼり旗が立ったりとかという効果はあったんじゃないかなと思っております。  また今回,エネルギーの,企業に対してという部分につきましては,商店以外の部分,ものづくり産業であるとか,物流業の方に対して支援を行っております。こちらは今やり始めているところなんですけれども,その辺のところで,電気代であるとか,特にガソリン代の部分での物流業のコストがかなり上がっているのかなというふうには,肌感覚としてはございます。そちらのほうも,また事業が終わりましたら検証等をさせていただきたいと思っておりますので,そういったところで今後また御報告もさせていただきたいと思っております。 ○水谷委員  分かりました。当然,全てが終わって,いろいろと聞き取り調査をして,それでどうであったかということが一番大事になってくるし,困っているところに手を差し伸べて,ガソリンとかいろんなとこでやっているのは当然大事なことなんですけども,向こうが求めているものとこちらが与えるものとが違うと,やはりそういう向こうの活性化につながっていかないと思いますので,その辺は結果等が分かってくれば,また公表していただきたいというふうに思っています。  以上です。 ○大杉委員  EV化につきまして,まだ調査段階というところで分からない点が多々あろうかと思いますけども,これのアンケート結果を見てみましても,エンジン部門に携わる企業の,それも下請等々を含めて,非常に影響があるというふうに危機感を持ってみえることがうかがえますし,逆に,よい影響があるというふうな,別のところの製造でそういったところもあると。  アンケートを取っていただいた段階ですので,まだ今後のことは非常に分かりにくいと思うんですが,市民の方々もこのことに関しては大変関心が高くて,心配していらっしゃる方も見えますので,分からなかったら今後やっていただけたらよろしいんですが,今からどのようにEV化が進んでいって,大体何年先ぐらいにはこのような状態になると,例えば,ハイブリッドが今,主流になってきましたけども,これも続けるのか,ぴたっとやめてもうEV化専門でいくのか,何年ぐらい先からそうなって,例えば鈴鹿市ですと本田技研工業の考え,それから下請の考え,どのように転換していこうと考えていらっしゃるのか。もし分かれば,そこら辺を今までの調査の中で分かった範囲内でお答えいただければありがたいんですが。分からない点がまだかなりあろうかと思いますが,よろしく。 ○長谷川産業振興部参事産業政策課長  ありがとうございます。確かに,業界の動き,また企業の動きということがありますので,そちらのほうも公式に発表されるものは私らもアンテナを高くして,なるべくしっかりと捉えるようにはしているんですけども,それ以外の部分はなかなか伝わりにくいものがございます。  まず,本田技研工業の三部社長が就任されたときに,2021年4月になりますけれども,本田技研工業国内企業に先駆けて2050年にカーボンニュートラルを目指すということを宣言されました。そこが各企業,下請の企業にも当然伝わっていることかと思っております。  ハイブリッドカー,EVカーというところは,企業の今後の動向にもよってくると思いますので現状どうなるかはあれなんですけども,今回,2030年に20%,2035年に80%,2040年には100%のEV,HVの販売比率で,2030年にはハイブリッドも含めてという形で100%電動化というふうに本田技研工業は捉えてみえる。まず,そこの2030年の電動化というところが出てくるかなというふうには考えております。  そういうような社長の宣言がありまして,せんだっても12月にN-VANをまずは電動化するというような発表もされておりますし,それから,ソニーと合弁会社を設立して,アメリカで電気自動車を販売するということも公式に発表されておりますので,そういう部分は逐一私どもも押さえながらです。  こういうアンケートにつきましては,やはりそういうような状況が下請にも伝わっているかと思いますし,今回私どもが取ったアンケートにつきましては,当然記名式というか,企業ごとアンケートをちゃんと取っていますので,今後の支援につきましては,アンケートを基にというか,企業に対してアプローチをしていくような形になってこようかと思います。こういう部分で,社長であるとかプレスの発表についてどういうふうに受け取られているかとか,どういうふうな形で,先ほどおっしゃったような,よい部分についてはビジネスチャンスと捉えている会社もあるかと思いますので,そういうところも踏まえて,私どもは企業に寄り添った支援を考えていきたいと考えております。今のところそういうところですが,すみません,よろしくお願いいたします。 ○大杉委員  ぜひとも企業と密にしていただいて,今後の成り行きを適時に捉えていただいて,そして大変難しいことですけども,ものづくり産業支援センターもお見えになりますけども,企業からの情報を得とんのやなしに,先行してこれから行政がそこら辺の指導を。いろいろ密にしていただいた中で,こういう形で行くんやと。  今,聞いていますと,完全にEV化されるのは今から17年後ぐらいになるんですね。それまでにハイブリッドと並行して。しかし,このときに私が問題視しているのは,鈴鹿市の産業が,エンジンが製造されないことによってやはり売上高と申しますか,そういったものがどのぐらい減少して,従業員の数もどのように影響してくるのか。早期にそこら辺の調査をやっていただいて,企業指導をやっていっていただいて,もし減るのならばその部分をほかで充当せんと,人口が減るがや,産業もこういう状況になってきたらさらにまた人口が減ってくると。こういう悪循環がまた起こりますので,私が言いたいのは先手で,行政が主導権を握ってやっていっていただきたいなということです。  割と,恐らく自動車関連の市民の方々だと思いますが,むちゃくちゃこれは真剣に考えてみえます。あまり私どもも今までこれについての正確な情報は執行部からもらっていないんですけども,これから適時にそういう情報を流していただいて,今,こういう状況ですからこういう指導をこれからしていきますとか,何年先には完全にEV化されますからそのときの企業の状態はこういう状態になっていて,そしてその不足分はどういうふうにカバーしていくかと,こういうところがもし分かれば,これから御指導いただきたいなと,そういうことでございますので,どうぞひとつよろしくお願いいたします。  以上です。 ○池上委員  今回,検証ということで,特にキャッシュレス化についてはベルディPayの参加店が792店で,多いのかどうか分かりませんけど,ただ僕も,ある車の整備と販売をしているところへ行かせてもらったら,やはりその社長も,前は紙であったので,今回それだったらやめておこうと思っていたけども,今回電子化されたことはすごく評価していましたし,使い勝手がいい,使い勝手というか,使うほうもいいし,お店のほうも簡素化されて,何ていうのか,換金もすごく楽にできるということですごく評価されていたので,私はこの提言に対してすごいしっかり取り組んでいただいたなと思って高く評価しております。また,これからもやっていただきたいなと思う。  ただ,発行総数の6割強というのがちょっと残念だなというのが……。 ○長谷川産業振興部参事産業政策課長  この時点で100%……。 ○池上委員  総発行額の63.4%というのは何か。上と下を足して100%ということか。 ○長谷川産業振興部参事産業政策課長  二次販売で63.4%で,100%に達したと。すみません,ちょっと書き方が……。 ○池上委員  総発行額を,上にも下にも書いてくれとんねやね。そしたらすごくいい取組だったんじゃないかなと思います。  以上です。 ○森委員  アンケートの最後に書いてあります,今後についてでありますけれども,これは令和5年度に何回開催するとか,いつ頃とか,そこら辺の具体的なところは考えていますか。 ○長谷川産業振興部参事産業政策課長  車のEV化についての取組でございます。  今,国の,まさに経済産業省の自動車課に私どもの職員が1人行っておりまして,そこからの説明等もできると思いますので,国からのそういうセミナー等を,今のところ何回というふうには決めていないんですけども,まず先ほどの企業への国からの情報提供等はすぐできると思っております。  あとそれから,ものづくり産業支援センターで専門のОBを中心にこういう支援の仕方,取組を考えておりますので,そちらのほうにつきましても,件数的にはどういう形でやっていくかというのはこれからなんですけれども,今の通常の支援と併せて,こういう大事な課題のテーマとして企業に働きかけていくというような形で考えております。  以上でございます。 ○森委員  例えば,令和5年度はどうですか。令和5年度に開催するのは。今度いつ頃かというと,令和5年度とか,それか令和6年度とか,いつ頃の開催の予定かなと思って。 ○長谷川産業振興部参事産業政策課長  アドバイザーとの協議については随時行っていきますので,回数を決めずに,できるだけ多く取り組んでいきたいと思っております。そこら辺についてはフレキシブルに取り組みますので,それでどんどん支援も進めていきたいと考えております。  ただ,セミナーを何回かというのはまだ決めていないんですけれども,そちらのほうもなるべく予算がかからない形で事業者に説明できればいいかなというふうには考えております。  以上です。 ○池田委員  この提言3つのそれぞれ「検討すること」に対して,「取り組み及び現状」に①,②はそれぞれ実施していることを書いてもらってあるんですが,③はなかなか新たな支援制度って難しいことなので,それがEV化のことですよね。ただ,それが今後「検討していく」というようなことで終わっているので,何か答弁が1年ずれているような気がするんですが,そこら辺の進み具合でやっぱりこういう表現しかなかなか難しいでしょうか。そこら辺をお願いします。 ○長谷川産業振興部参事産業政策課長  ありがとうございます。新たな支援制度,EVは共通の課題だと思っておりまして,そこに取り組んでいくという部分,それから物価高騰の部分につきましては,ある程度,今回,交付金の事業でさせていただいている部分もあるんですけれども,私どものアドバイザーが巡回でいろいろつかんできて,電気代なりがかなり高騰して,それもコストも月何百万円とかかっているところもあるということを聞いてきまして,そこについては交付金を活用した形での新たな支援という形でさせていただいているところでございます。  それと,EV化については,今後ものづくりの支援のほうで取り組んでいきたいと思っております。 ○池田委員  今後検討していくのは分かったんですけど,実施したことも書いてもらえやんかなという,そういう意味です。  EVはなかなか難しいので,これは引き続き検討していくで分かるんです。 ○山中委員長  多分,副委員長がおっしゃっていただいたのは,「具体的内容」の③に「検討すること」と書いていただいてあって,例えば①,②なんかは「実施している」に対して,③に関しては「検討すること」に対して「検討していく」というような感じになると,検討に対して検討するというので。  ただ,やっていただいているのはあれなので,ここの表現とやった内容が書き込まれていないんじゃないかなというようなところを,多分,副委員長はおっしゃっていただいているんじゃないか。すみません,私が申し上げて。  一回,表記を整え直していただくような感じですか。 ○長谷川産業振興部参事産業政策課長  申し訳ございません。ありがとうございます。  そうですね,説明とちょっと……。SUZUKA産学官交流会との連携はなかなか,今,SUZUKA産学官交流会自体がコロナでとどまっているところがあって,御提言いただいている部分も今後の課題にはなってくるんですけれども,先ほど言わせていただいた①とダブる部分もあるかも分かりませんけれども,ものづくり産業支援センターとしてのそういうエネルギー関連の部分であるとかの表現のところ,人材育成についても回数を増やしたりとかしていますので,その辺も逆にアピールというか,表現させていただきたいと思いますので,どうもありがとうございます。すみません,よろしくお願いいたします。 ○山中委員長  ほかにいかがでしょうか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    山中委員長  ほかにございませんので,では,ここからは検証シートに記載する委員会の意見等をまとめてまいりたいと思います。  改めまして,今,皆さんのそれぞれの御意見を頂戴しましたので,もう一度,例えば検証シートに記載するというところで,このような御意見というところでおっしゃっていただくところがありましたら,御意見等がございましたら御発言のほどよろしくお願い申し上げます。 ○水谷委員  先ほども言わせていただきましたとおり,今回のことで様々な対象の相手方からアンケートを取っているということですので,そのアンケートの検証をしっかりとしていただいて対応していただくとともに,結果どうだったということだけではなくて,その先を何を望んでいるのかというところをしっかりと読み取って支援していっていただきたいというふうに思います。  以上です。 ○山中委員長  ほかにいかがでしょうか。  もし,何か御意見をもうちょっと考えたいということがありましたら,お時間を取らせていただきますが,いかがでしょうか。  今,水谷委員がおっしゃっていただきましたアンケートの点なんかは,大杉委員も先ほど,今後の情勢を踏まえて先手を打っていただいて,企業の動向を調査して寄り添った支援をと,水谷委員と同じような意見を既におっしゃっていただいているかなと思いました。  例えば,森委員はセミナー等というようなところで,今後ということでしたけども,積極的にセミナーなども開催するなど,アドバイザーを活用して企業に支援していくようにというところも,意見としても入れさせていただいてもいいのかなと思いました。  池上委員は御評価いただいただけでした。何かこういうふうなところが,もしございましたら。 ○池上委員  ものづくり支援ということで,EV化についてのこともすごく,鈴鹿市としてもいろんな企業が淘汰,淘汰というよりも,マフラーとかそういうところなんかは,アンケートにもありますけど,だんだん仕事が本当になくなっていくような部署がたくさん出てくるとなったときに,やはり本田技研工業は大企業であるがゆえに,鈴鹿市の税収に関してもどうなっていくんだろうというのがすごく心配されるところです。やっぱりその辺の支援というのもまた難しいところですけど,企業誘致は関係ないのであれですけど,何とかそういう企業が仕事ができるような体制というのを,なかなか行政としても難しいんですけど,支援していけるようなところを検討していくことがやっぱり大事なのかなと思いましたので,今後,まだこれからしっかりと考えていただければと思います。  以上です。 ○山中委員長  ほかにいかがでしょうか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山中委員長  ございませんので,皆様,本当に企業の動向,ニーズなどをしっかり調査してできるところを,行政として難しいところはあるとは存じ上げながらも,やっぱりそこが結局は税収,収入につながってくる,鈴鹿市の今後の体力につながってくるところですので,今,池上委員からもおっしゃっていただきました,企業が仕事ができる体制に,どこにニーズがあるんだ,何ができるんだというのをしっかり適宜見極めて支援いただきたいというような,そんなところになるのかなと思いますが,よろしかったでしょうか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山中委員長  という内容でまとめてまいりたいと思います。  検証シートの作成に当たりましては,文面の詳細につきましては正副委員長に御一任いただきたいと思いますが,これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○山中委員長  御異議ございませんので,そのように決定いたしました。  この件につきましては,以上で終了いたします。  それでは,引き続き,委員会を行います。執行部入替えのため,しばらくお待ちください。          〔産業振興部説明員退室,都市整備部説明員入室〕 ○山中委員長  それでは,引き続き,委員会を再開いたします。  次に,(2)次世代公共交通システムについてでございます。  執行部につきましては,発言の際は役職を述べてからマイクのスイッチを入れ,委員長の許可を得てから御発言いただきますようお願いいたします。  それでは,本市の現状等について都市整備部から説明いただきます。  初めに,都市整備部長からお願いいたします。 ○今村都市整備部長  改めまして,皆さん,こんにちは。  本日は,産業建設委員会を開催いただきまして,ありがとうございます。  本日,所管事務調査といたしまして,次世代公共交通システムについて,本市の取組状況について説明させていただきます。よろしくお願いします。 ○山中委員長  それでは,説明をお願い申し上げます。 ○佐野都市計画課副参事兼総務・交通政策GL  それでは,お手元の資料を御覧いただきたいと思います。  令和3年度に産業建設委員会から頂きました提言は,次世代公共交通システムについて,2点でございます。  1点目,C-BUS運行については,将来的な市の財政負担の方向性を明確にするとともに,他の公共交通機関との連携を見据えるなど,利用者ニーズに応じた効率的な運行形態に向けて検討を行うこと。  2点目は,一ノ宮地区乗合ワゴン実証実験の結果を踏まえ,本市の交通空白地域における最適な移動手段を検討するとともに,新たに策定される地域公共交通計画に基づき,各地域づくり協議会や福祉分野と十分な連携を図り,移動困難者の課題解消に努めることでございます。  2ページ目から詳細について御説明申し上げます。  2ページを御覧ください。  まず,本市の交通施策に係る予算の多くを占めております,コミュニティバスについての概要を説明申し上げます。  1,西部地域C-BUSの概要と利用者数についてでございます。概要としまして,高齢化率が高くバス路線が廃止となった経緯があります,市街地から離れております西部地域において,平成17年から本格運行を実施しております。  利用者数につきましては,赤色の椿・平田線,青色の庄内・神戸線共に通勤・通学を目的とした利用が多くなっている状況で,令和3年度西部地域全体で約12万人の利用で,1日当たり330人程度となっております。共に利用者は減少傾向で,過去10年での利用者数を比較しますと,椿・平田線は10年前の平成24年と比較しますと約半分減少しております。庄内・神戸線につきましては,約60%減少しております。  次に,3ページを御覧いただきたいと思います。  2の南部地域C-BUSの概要と利用者数についてでございます。概要としましては,西部地域と同様にバス路線の廃止地域に平成23年から運行し,約6万3,000人の利用があり,1日当たり170人程度の利用でございます。  利用者数は,白子・平田線が通勤・通学を目的に利用されており,緑色の太陽の街・平田線につきましては買物等の目的に利用されております。白子・平田線,太陽の街・平田線共に10年前と比較して60%近く減少しています。  次に,4ページを御覧ください。  3のC-BUSの事業費と収支率について,路線ごとに説明申し上げます。  事業費は全体として増加傾向にございまして,今後もその傾向は続く見込みとなっております。運転手確保のための人件費の高騰でありますとか,原油高等による燃料費の高騰,こういったものが主な要因となっております。  収支率につきましては,平成28年の運賃値上げにより一時的に増加し,回復したものの,その後減少傾向で,西部地域では令和3年度25.8%,南部地域では15.5%となっております。これは,沿線人口の減少に加えまして,新型コロナウイルス感染症拡大の影響により移動手段を変更された利用者の皆様が,従前のバス利用に現在戻っていないという状況を表しております。  次に,5ページを御覧ください。  4としまして,C-BUSの現状の整理でございます。南部路線,太陽の街・平田線の現状を整理いたしました。C-BUSの他の路線と比べますと,1日7便と運行本数が少なく,これが利用者数が少ないことに加え,収支率の低さにつながっております。  下に時刻表がございます。こちらを御覧いただきますと,通勤・通学の移動ニーズに対応できておりませんことから大量輸送ができておらず,利用率と利用者数と収支率に影響しております。朝一番の便につきましては,近鉄平田町駅,旭化成,イオンモール鈴鹿に8時台に到着しますことから,通勤・通学に比較的対応はできております。しかしながら,帰りの便が15時台で最終ということになりますので,往復での利用ができません。このことにより,往路の利用が避けられているということが予想分析されます。  次に,右側の運行車両表を御覧ください。  A号車,B号車,C号車と,この3台で運転手5人体制で現在運行しております。  一例としまして,一番上のA号車を御覧いただきたいと思います。  青色の線が白子・平田線,緑色が太陽の街・平田線,そして点線が回送を示しております。  まず,A号車は国府台東を6時20分に発車します。6時58分に白子駅西に到着,ここまでは白子・平田線として運行しております。このA号車が太陽の街まで回送していきまして,7時25分太陽の街発の太陽の街・平田線に替わります。8時7分にイオンモール鈴鹿に到着しまして,今度は白子駅まで回送,8時50分発の白子・平田線に替わります。その後は引き続き白子・平田線として運行し,途中,運転手の休憩時間,こういったものを含みながら,19時53分国府台東着でA号車の運行が終了というような形で,太陽の街・平田線を3台で回しているという形になります。  このように,3台で運転手5人による,そして2路線の運行につきましては,効率よく運行するために,今現在,過密なダイヤ編成になっております。これが原因で,増便でありますとかバス停の増設といった現在の路線よりも拡充するという見直しにつきましては,車両と運転手の確保が必要となってまいります。  次に,6ページを御覧ください。  5の鈴鹿市地域公共交通計画に基づく施策の進捗状況についてでございます。  具体的な内容としまして,①C-BUSの運行維持につきましては,路線運行維持のために,今年度,西部路線におきましては,椿・平田線沿線の自治会であります大久保町自治会と意見交換をいたしました。内容としましては,バス停の番号で⑤になるんですけれども,大久保バス停の移設を要望されました。これは,利用者の方の高齢化に伴いまして,集落の奥までバスが入ってこれないか,運行できないかというところの路線の見直しについての御要望を頂きました。現時点での回答としましては,バス車両の大きさ,それからダイヤ変更になりますと運行時間が増えるというところ,移設につきましては予算の大幅な増加というところもございますので,なかなか難しいというお答えをさせていただきました。しかしながら,運行事業者であります三重交通株式会社も参画しております,鈴鹿市地域公共交通会議の場でも,このような大久保町自治会の御要望があったということについては情報を共有させていただいて,今後の路線並びにダイヤ改正につきましては,検討材料の1つとして対応させていただくといった旨の回答もさせていただきました。  また,杉の子特別支援学校からは,コミュニティバスを利用していただく学生が今後増えるという情報を頂き,増便の要望をされております。令和4年度から開設された就労希望コースというコースがございますけれども,こちらに在籍する生徒が将来的に社会参加を目指されておりまして,スクールバスの利用に加えて,可能な限り公共交通機関を利用した通学を学校としては求めているということでございました。こちらにつきましては,単純に増便という形になってまいります。その場合,市の費用負担が増えますことから,引き続きの検討課題,また杉の子特別支援学校に関しましては,三重県教育委員会と再度検討していただきたいという旨の回答をしております。  このように,沿線の自治会でありますとか団体からの要望,お問合せにつきましては,事業者や鈴鹿市地域公共交通会議のメンバーにも共有させていただいております。そして,御意見も頂こうというふうに考えております。  ②の効率的で持続可能なC-BUSの在り方の検討・協議につきましては,下にお示ししておりますスケジュールで,令和5年度にかけて産業建設委員会での提言,それから沿線自治会での要望,こういったものを踏まえながら検討・協議を進めて,必要に応じて令和6年度から路線再編の実施に向けてまいりたいと考えております。  1点目の提言につきましての検証につきましては,以上でございます。  次に,2点目の移動困難者の課題解消に努めることにつきましての検証でございます。  7ページを御覧いただきたいと思います。右肩に資料2と記載しております。  7ページ,1,地域公共交通ネットワークの現状と公共交通空白地域等の移動ニーズへの対応につきましては,左側に鈴鹿市の地図を示し,その上に250メートルの人口メッシュを重ねております。さらに,交通ネットワークを重ねております。紫色で囲った円が鉄道駅から800メートル,バス停から300メートルの区域となりまして,その外側がいわゆる空白地域でございます。  公共交通空白地域等の移動ニーズへの対応としまして,地域公共交通ネットワークは鉄道をはじめとした基幹交通とタクシーで構成されており,その基幹交通に接続する支線状況がないといった状況でございます。  一例としまして,現在実証実験中の一ノ宮地区は,御覧の赤色の点線地域というところでございます。  このように,既存の地域公共交通での対応が困難な移動ニーズに対応するために,地域が主体となって実情に応じた移動手段を検討し,その取組が支線交通である場合に市が財政支援をするということは,持続可能な地域公共交通ネットワークの構築に寄与すると考えておりますことから,右側で矢印の下に示しておりますように,地域が主体となって移動手段を確保していく際の手順,ルール,市の支援メニューを明記した手引書を作成することを計画の施策としております。  次に,8ページを御覧いただきたいと思います。  地域が主体となって新たな移動手段を導入するというイメージでございますけれども,左の図は今のネットワークのイメージを示しております。こちらは紫色の点線で空白地域を2か所示しておりますが,現状,こういう空白地域が生じていると。将来的には矢印の右側,その空白地域を地域内支線という地域主体の移動手段によって解消していこうというものでございます。  次に,9ページを御覧いただきたいと思います。  3,市内の公共交通空白地域(西部)につきましては,西部のコミュニティバス路線における空白地域を赤色の点線の円で囲んでおります。地図の左側に高齢者を対象とした移動を伴う付添い支援としまして,椿・庄内地区の移動支援の取組であるおでかけハッピー号が運行されております。  次の10ページにつきましては,同じくコミュニティバスの南部路線の示している空白地域という形になりますけれども,先ほどの9ページに比べますと,交通空白地域のエリアは小さくなっております。これは,沿線に伊勢鉄道,近鉄,三重交通の営業路線など,複数の交通ネットワークが存在することによるものです。さらに,旭が丘地区や稲生地区をはじめとしました移動を伴う付添い支援,こういったものが,地域が主体となって複数展開されているというところでございます。  次に,11ページを御覧いただきたいと思います。  先ほどの9ページ,10ページで御覧いただきましたように,5の既存の地域公共交通での対応が難しい移動ニーズに応えるために,国土交通省のホームページから一部使用させていただいておりますけれども,見直しのイメージでございます。路線バスが廃止されますと,矢印が下に3つ降りておりますけれども,左側にコミュニティバス,真ん中②番乗合タクシー,右側タクシーの活用といったものが示されております。  さらに,青色の括弧で,新たな移動手段として病院や商業施設等の送迎サービスなども求められております。  右側に実情に応じた移動手段の導入イメージとしまして,1番目に時間,行先,利用頻度といった移動ニーズを把握して運賃の負担の在り方を協議した上で,まず,今ある交通事業者で対応できないかを検討いたします。  2番目に,緑ナンバーと言われる既存の公共交通を使うのか,もしくは新たな移動手段を検討するのかを明確にしていきます。  3番目に,手引書に基づいて,地域が主体となって実情に応じた移動手段を導入するという流れになります。  次に,12ページを御覧ください。  その移動手段導入に向けての手引書についてでございます。  6の手引書の概略です。手引書策定に向けまして現在協議中でありますが,概略としまして2点。  (1)実証実験。これは,地域が検討した結果,新たな移動手段が必要と判断した場合に実証実験へ進みます。  (2)の本格運行につきましては,実証実験の運行実績が運行継続判断条件を上回った場合に本格運行に移行するということとなります。左側に実証実験の準備・開始までの手順と地域の取組,右側に実証実験開始に向けた市の取組を示しておりますが,赤字で示しております今後整理すべき事項としましては,策定する自治体の特徴を示していくものとしまして,まず地域組織というものをどの程度とするかといった地域組織の定義,実験の際の指標の設定,実験する期間,本格運行の際の指標の設定,こういったものがございます。  手引書の策定につきましては,交通事業者や学識経験者,自治会連合会をはじめとした地域の代表,また陸運支局や県の交通政策課,三重県警などから構成されます鈴鹿市地域公共交通会議におきまして,今後,検討・協議を進めてまいりたいと思います。  さらに必要に応じまして,地域主体交通の導入主体の地域の皆さん,それから現在付添い支援などを既に導入していただいています地域づくり協議会の皆さんの御意見,また産業建設委員会をはじめとしました市議会の皆様の声も参考としまして,策定作業を進めてまいりたいと考えております。  以上が,令和3年度提言に係る検証となります。  報告は以上でございます。 ○山中委員長  以上で説明は終わりました。  それでは,同様に,御質疑,御意見等があれば御発言お願い申し上げます。 ○水谷委員  資料と丁寧な説明,ありがとうございました。  それで聞いていて,このC-BUSの今,検討するとか,いろいろ現状とか取組を書いてもらっていますけども,これはやはり鈴鹿市地域公共交通会議というんですか,あの会議が最終的な決定権というんですか,そこが決めてくるのか,それともよそのほうがこうしていきたいというものを承認していただくような会議になっているのか,その辺はいかがですか。 ○齋藤都市計画課長  水谷委員の御質問につきましては,最終的には鈴鹿市地域公共交通会議に諮って承認いただくという形でございます。  以上でございます。 ○水谷委員  分かりました。何か聞いていてもというか,様子を見ていても,すごくゆっくりというか,本当に何か物事を早く解決して地域の人たちに喜んでもらおうという,そういったものがなかなか感じてこれないように思うんです。要望があると,それはお金がかかるから検討材料だと言う程度で,要望があるのであればやって乗ってもらったらいいだけだなと思うんですけど,それもお金がかかるから検討だと。各地域,その辺と話し合うのもそれはそれでいいんですけども,何かその辺がスピードに欠けるというんですか,それは一体何ででしょうかと思うんですけども。  難しい質問ですか。もうちょっと違うことを聞いたほうがよろしいですね。 ○齋藤都市計画課長  水谷委員の御質問につきましては,そういう要望があったときに,まずはその地域に入ってお話を聞いた上で,その路線が変更できるかというところの地域の合意形成が最初に出てくるかと思います。そこからスタートするに当たっては時間もかかるということで,やっぱりスピード的にはすぐ変更できるといいんですけれども,なかなかそういうところが見えてきていないというところがすごくスピードが遅いと言われるところかと思います。  以上でございます。 ○水谷委員  この問題についてはかなり年数をかけて,新しい交通システムについてということでわざわざ提言を上げてきているんですけども,これまでにも議会でもいろんなところから出てきていて,当然行政も視察もし,いろんな調査もし,聞き取りもし,ありとあらゆることをしてきているはずなんです。計算もして,赤字,黒字,あらゆることをして分かっているのに,何か解決策が見いだせないというか,その辺が見ていてももどかしさというか,それは公共交通の会議が何らかの足かせになっているのか,そうじゃなければ,行政が本当はこんな考え方があるんだけどもということをもっと出して,お金がかかってもそれで回収できれば,喜んでもらえれば,投資と効果というのを考えれば十分行政としてはいいと思うんですけども,その辺はどうなんでしょうか。こういう聞き方はちょっと分からないか。
    ○今村都市整備部長  いろんな意見をありがとうございます。  まずC-BUSについては,二十数年という長い歴史の中でのほぼ完成形に近いのかなという気がしております。比較的地域にも密着したような交通手段であって,大幅な変換というのは結構大変なのかなという気もします。あと,それ以外の地域の公共交通なんですけれども,各地域によっていろんな問題を抱えているというのも当然認識もしておりますし,これは2年ぐらい前からいろいろ都市計画課内でも議論があったんですが,公共交通とは何かというところまで掘り下げていきまして,公共交通とは誰もが乗れる交通なんじゃないかというお話があったりとか。それで,高齢者の方で運転免許証返納者も公共交通で拾うのかなとかという,そこまで掘り下げて議論はしておりました。  今現在としては都市計画課で一手に引き受けているような状況でございますけれども,部局をまたいで,福祉部局であるとか,地域振興部局であるとか,地域の持っている課題に応じて担当課も振り分けさせていただくのも一つかなと。そこで,個々に対応するというようなことも考えております。  御存知のとおり,一ノ宮地区で実証運行をやったわけですけれども,結構地域づくり協議会の方々も頑張っていただいたんですが,実際何が原因かというのはこれからまた突き詰めていくわけなんですけれども,ああいう結果に終わったということも踏まえまして,どんどんこれからはいろんな地域の声も聞いて,手引書も作成していきながら,時間がかかるかも分かりませんけれども,1つずつ解決していきたいとは考えておりますので,御理解賜りますようお願いします。 ○水谷委員  分かりました。  三重交通株式会社のバス路線を使って,バス路線というか三重交通株式会社を使って運行しているところを,今日,明日でああだこうだと曲げることは当然難しい話と思いますけども,我々もいろんなところに視察に行ったりとか,いろんないい事例なんかを見てきていますので,これがあかんならすぐこれというようなもの,例えば今,一ノ宮地区の実証実験を見ていても,いつまでこれをやるのというようなイメージを持ってしまうんです。あかんということであれば早く決断して,じゃあどうしようかということを,次の手を常に考えてもらっているというような体制でやはりこれからも進んでいってもらわないと,終わったからさあ次どうしましょうではずるずる行ってしまうだけですので,その辺を各部署をまたいでしっかり考えていただきたいなと思います。  以上です。 ○森委員  平成28年度から今日に至る間ですけども,大体利用者を含めて半分ぐらいにずっと右下がりで落ちているわけでございます。これは例えば,令和4年度から五,六年先にまた半分落ちたら,当然ながら考える余地は出てくると思います。今,言っておりました,一ノ宮路線がどうしても人が乗るのが少ないというふうな場合は,例えば考え方としては,乗合タクシーとかそういった方向性は考えてはいらっしゃいますか。お尋ねします。 ○齋藤都市計画課長  森委員に御質問いただきました乗合タクシーの方法につきましては,地域のいろいろな移動ニーズがございますので,それを見据えた上でどういった手法が望ましいかということを検討した中の1つとして,タクシーの乗り合いは検討材料としては,手法としてはございます。 ○森委員  そうすると,鈴鹿市全体の中で南部路線,西部路線,いろいろ路線があるわけですけれども,今から五,六年先だったらもっとこれが右下がりで減る可能性は考えられると思いますけども,ただそういった中で早く手を打つためには,乗合タクシーとか,それ以外の専門のバスとか,そこら辺も考える余地はあるのではないかなと思うところであります。  意見というふうなことでさせていただきますけれども,本当にこれからはC-BUSは大変な課題になろうかと思いますので,またその節はよろしくお願いします。  以上でございます。 ○池上委員  水谷委員も言われましたけど,いろんなところに行くとやっぱりタクシーの有効利用というか,タクシーも最近乗る方が減ってきて,空き時間があると。そこの空き時間を行政と一体となって,利用者の確保と,またタクシー会社の継続というか利益向上に向けてタッグで取り組んでいるところがあるんですけど,鈴鹿市地域公共交通会議には三重交通株式会社も来るけども,タクシー会社も来ますよね。その中で,例えばC-BUSだけにこだわらずに,部長の話だと形ができていると言うけど,特に南部路線は,路線はあるけど乗っている人は本当に空気の状態です。そういったところをタクシー業界ともタッグを組んでやろうという考えは,今,ないんですか。 ○齋藤都市計画課長  池上委員がおっしゃられましたタクシーとの共同につきましては,現状,タクシーは鈴鹿市には50台を切るような形で減っているんですけど,当然,鈴鹿市地域公共交通会議におきましては,バス事業者とかタクシー事業者もおりますので,その地域の実情に応じた形でタクシーがふさわしいのかというところは,共に考えていくような形ではおります。なので,タクシーをやらないというわけではないというとこです。 ○池上委員  鈴鹿市地域公共交通会議もずっと毎年のようにやって,いまだに考えていく状況というのはすごい答弁としてはスローで,本当に少子高齢化,特に高齢化が進む中で,運転免許証も返上せなあかんという中で,やっぱりタクシーを利用することで,今50台ぐらいしかないところも維持していかなあかんと思うんです。  そういうときにやっぱり早く手を打たなあかんと思うんですが,何か今,課長の答弁を聞いているとよそごとのような感じで全然危機感がなくて,やはりこの公共交通は委員会で提言も出されて,他の公共交通機関との連携を見据えるというようなことも書かれているので,C-BUS路線がないとこでも大変なところもたくさんあるので,そういったことを早期に手を打っていく必要があるんと違うかなと思うんです。  一ノ宮地区のバスも失敗のような感じもしますし,それでまた1年,2年,様子を見るみたいなことでは,やはりこの委員会の提言が生きてこないと思うんです。だから例えば,1か所そういうタクシー会社と連携してそういった公共交通を走らすとか,もうちょっといろんな角度から進めていく必要があると思うんですけど,この提言を受けてどのようなことを今やり出しているのかを教えてほしいんですけど。 ○齋藤都市計画課長  池上委員がおっしゃられました今後のところですけど,令和4年と令和5年につきまして,手引書を作成する予定でございます。それにつきましては,公共交通の空白地域等というところの中で,地域組織が主体となって新たな移動手段の中の1つとしてタクシーがございますので,それは令和5年度中に手引書を作成して実施へ向かいたいなというところでございます。  以上でございます。 ○池上委員  確認なんですけど,令和5年度はこの4月からになるんですけど,そのうちにタクシー会社とも連携して,そういった道筋をつけていくという,今の言い方でよかったですか。 ○齋藤都市計画課長  令和5年度に手引書を作成して,それに基づいて地域の実情にふさわしい交通手段を地元主体でやっていくことに対して,行政及び交通事業者とともに支援をしていくというような状況でございます。 ○池上委員  すごくスローな感じがして,僕はもう令和5年度からタクシー会社とどこの地域でどのようにやっていくかというぐらいのペースじゃないと,公共交通の空白地域はさっき地図で紹介もしてもらったぐらい幾らでもあるので,もうちょっとやっぱりスピードを出していかなあかんのかなと思います。  大事な提言が出された中で,来年度はどうすんねやというぐらいやっぱりスピード感を持ってやってもらわな,運転免許証を返せ返せと言っても返せん理由が,足がなくなる,病院へ行けなくなる,買物ができなくなるというのは,大方の運転免許証を返納しない方の理由になっているので,そこを解消していくためにスピード感を持ってやっていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。 ○山中委員長  すみません,今,私のほうからというとあれなんですが,一ノ宮地区の実証実験がどうなったかというので,部長からはあのような結果になったというのでしたけれども,たしか打合せのときも私もちょろっとしかお伺いしていないので申し訳ないんですが,正式に結果が出て,これはそういうような形として委員の皆様にも,例えばどこの段階で発表されるとか,そういうようなところを一応確認でお伺いしたいんですが。 ○今村都市整備部長  一応,今月25日まで2年間実証運行を行うわけなんですけれども,今あのような状況であるということだけであって,結果としてはまだなかなか言い切れる部分ではないんですけれども,年度内には何らかの形でできるか……。 ○佐野都市計画課副参事兼総務・交通政策GL  部長の答弁を補足させていただきます。  1月25日で運行を終了するということにつきましては,一ノ宮地区の協議会とも合意を得まして,その方向性で今,残りの日数を運行している状況です。部長が申し上げました,年度末を目途に実証実験の結果報告というところにつきましては,期限を切ってというところはないんですけれども,一応年度間の取組という中で報告書をまとめ上げていきたいというところでございます。その結果をもって,先ほど池上委員の御意見もございましたけれども,手引書を作っていくベースとさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○山中委員長  すみません,突っ込んでいいのか分かりませんけど,部長があのような結果と言うと,ばら色の結果ではないのかなということなので,今,実証実験ということでしたので,実証実験としては終了するという理解でよろしかったでしょうか。 ○今村都市整備部長  あのような結果というのはちょっと失言でございました。実証運行をやって,皆さんが失敗だったとかいろいろ外からも声は聞こえるんですが,いろんな結果が出たというのは事実であって,実際,曜日とかのいろんな変更とかもしたんですが,収支率が全然上がってこなかったというのは事実でございます。だから次どうするのか,二の手,三の手というのは当然あれを基にして考えていかなければならないのかなと。  手引書についても,来年度,令和5年度につくっていくわけなんですが,それもデマンド型の乗合バスであったりとか,デマンド型のタクシーであったりとかも,当然その地域の声も聞きながら手引書の中へ反映させていただいて,その地域に応じた交通手段を地域主体で考えていっていただくようには思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○山中委員長  本来でしたら副委員長にかわらせていただかなあかんかったかもしれませんが,申し訳ありませんでした。 ○池上委員  さっき部長から,今までは都市計画課だけでやっていたけど,部をまたいでと言われましたやんか。これは福祉部局も交えてということで,今,稲生地区なんかでもそうですけど,福祉タクシーを地域づくり協議会でそういった病院までとかのお助けという形で,旭が丘地区でも個人的にやられていたりとかしていますけど,そういったことも,地域公共交通というのにとらわれずにやっぱり利便性を図る取組として,今,取り組んでいるところとコラボしながらとか,そういうことも考えているということでよろしいですか。 ○今村都市整備部長  そうですね。本当に1つの枠にとらわれるのではなくて,いろんな部局をまたいだ,様々な分野がありますし。  これは余談なんですが,僕はインターハイをやっていまして,そのときに思ったのは体の不自由な方が見学に来られたときにどないすんねやというのがあって,実はこれはもう僕は大失敗だったんですけど,伊勢市はノンステップバスを用意したんです。うちはそんなん全然気が回らなくて,そうするとやっぱり当然,今,公共交通の空白地域の生む話が出ていますけど,例えば交通弱者の方をじゃあどうやって救っていくんだとか,本当に裾野が広がってくるような問題だと思います。ですので,福祉部局のほうも,当然高齢者の方も視野に入れて考えていかなあきませんし,そういった交通弱者の方も何とか拾っていくような形で進められないのかなというふうに,私見ではございますが一応考えております。  以上でございます。 ○池上委員  新しい視点が出てきたということで,それでまた先送りされやんように,それはそれで含めてやっていくという形で,やっぱりこれが出てきたってそれに対してそこにばっかり集中してしまうとまた期間が延びてしまうので,提言も,今の委員会でもそういった方向で出されたと思うんですけど,あんまり時間はないということは認識していただきたいなと思いますので,よろしくお願いします。 ○山中委員長  ほかによろしかったでしょうか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山中委員長  それでは,検証シートに記載する委員会の意見等をまとめてまいりたいと思うんですけども,皆様から頂いた意見で,スピード感を持って地域のニーズを踏まえてというような点が非常に多かったかなと思います。改めて,今,各委員からの御意見を頂戴した中で,検証シートにこのような意見としてまとめていったらどうだろうというところで,御意見がございましたら頂戴できたらと思いますが,いかがでしょうか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山中委員長  今まで頂戴した意見の中で,例えば運転免許証返納者などが増えている中,少子高齢化の中で早く手を打たないといけないと,そういうところで危機感を持ってという御意見もありました。そういうところから,いろんな角度から部局をまたいで枠にとらわれず,市民の皆さんの利便性を図るよう引き続き取り組んでいっていただきたいと,そういうような点になるかと思うんですが,よろしかったでしょうか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○山中委員長  それでは,そういった内容でまとめてまいりたいと思います。  検証シートの作成に当たりまして,文面の詳細につきましては正副委員長に御一任いただきたいと思いますが,これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○山中委員長  御異議ございませんので,そのように決定いたしました。  この件につきましては,以上で終了いたします。  引き続き,委員会を行います。執行部退室のため,しばらくお待ちください。                 〔執行部説明員退室〕 ○山中委員長  それでは,長丁場になっておりまして申し訳ありません,引き続き,委員会を再開いたします。  次に,事項2,その他でございます。  まず,(1)次回の委員会の開催についてでございますが,次回の委員会は,定例日どおり2月の第1月曜日である2月6日午前10時から開催いたしたいと思います。  内容としましては,令和4年度の産業建設委員会における活動内容等をまとめてまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  次に,(2)その他について,何かございませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山中委員長  なければ,以上で本日の事項は全て終了いたしました。  これにて産業建設委員会を閉会いたします。                 午後 3時27分閉会           -------------------------------------------      鈴鹿市議会委員会条例第29条第1項の規定によりここに署名する。               産業建設委員会委員長  山中 智博...