宮代町議会 > 2021-03-17 >
03月17日-07号

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  1. 宮代町議会 2021-03-17
    03月17日-07号


    取得元: 宮代町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-28
    令和 3年  3月 定例会(第1回)          令和3年第1回宮代町議会定例会 第28日議事日程(第7号)                 令和3年3月17日(水)午前10時00分開議     開  議     議事日程の報告日程第1 会議録署名議員の指名について     ●議案の質疑、討論、採決日程第2 議案第2号 宮代町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について日程第3 議案第3号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例について日程第4 議案第4号 宮代町介護保険条例の一部を改正する条例について日程第5 議案第5号 宮代町児童福祉審議会条例の一部を改正する条例について日程第6 議案第6号 公設宮代福祉医療センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について日程第7 議案第7号 宮代町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について日程第8 議案第8号 宮代町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について日程第9 議案第9号 宮代町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について日程第10 議案第10号 宮代町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について日程第11 議案第14号 令和2年度宮代町下水道事業会計補正予算(第3号)について      ●議案の委員長報告、委員長の報告に対する質疑、討論、採決日程第12 議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算について      ●議案の上程、提案理由の説明追加日程第1 議案第22号 令和3年度宮代町一般会計補正予算(第1号)について     閉議出席議員(14名)   1番   山下秋夫君       2番   丸藤栄一君   3番   丸山妙子君       4番   浅倉孝郎君   5番   金子正志君       6番   西村茂久君   7番   小河原 正君      8番   泉 伸一郎君   9番   角野由紀子君     10番   塚村香織君  11番   合川泰治君      12番   土渕保美君  13番   川野武志君      14番   田島正徳君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  町長      新井康之君   副町長     渋谷龍弘君  教育長     中村敏明君   総務課長    赤井誠吾君  企画財政課長  栗原 聡君   住民課長    高橋暁尋君  税務課長    門井義則君   町民生活課長  齋藤和浩君  福祉課長    吉永吉正君   子育て支援課長 小暮正代君  健康介護課長  小島 修君   産業観光課長  井上正己君  まちづくり建設課長       会計管理者兼会計室長          石塚孝信君           大橋洋巳君  教育推進課長  大場崇明君本会議に出席した事務局職員  議会事務局長  長堀康雄    書記      小林賢吉  書記      岡村恵美子 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(田島正徳君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(田島正徳君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(田島正徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において、13番、川野武志議員、1番、山下秋夫議員を指名いたします。--------------------------------------- △議案第2号の質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第2、議案第2号 宮代町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第2号 宮代町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(田島正徳君) 起立全員であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第3号の質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第3、議案第3号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第3号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(田島正徳君) 起立全員であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。---------------------------------------
    △議案第4号の質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第4、議案第4号 宮代町介護保険条例の一部を改正する条例についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。 山下秋夫議員。 ◆1番(山下秋夫君) 1番の山下です。 1点だけ質問させていただきます。 この、今回の条例で、第1段階の人が600円、第2段階の方が900円というふうに上がっています。最高で2,300円上がるということで言われています。 しかし、この第1段階の人が、人数でいけば全体の1,656人いるということで、資料のほうに載っております。それで、第2段階が603人、第5段階までで約5,400ちょっといると、半数近くの人が第5段階以下だということで。この第1段階の1,600円の人たちの収入というのは一体どのくらいなんでしょうか。ここに説明文が書いてありますけれども、80万円以下ということなんですか。この辺のところ、はっきりとおっしゃってください。収入別でどのくらいになるのか、第1段階の人は。ゼロから入ると思いますけれども、幾らまでが第1段階の収入ある人なんでしょうか。それだけ1点であります。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) それでは、お答え申し上げます。 各段階の収入の考え方でございますが、保険料の算定に当たりましては、控除前の収入額を合計所得額という形で算定基礎としております。 本日、追加で資料配付させていただいたとおり、右側の第8期の欄でございますけれども、第1段階の方につきましては、生活保護受給者老齢福祉年金受給者本人年金収入等が80万円以下の方、こういった方がこの第1段階に該当しまして、保険料が、お示しさせていただいたとおり、年額で2万9,800円となるものでございます。 また、第2段階以降、その対象となる列に記載されている収入に基づいて、それぞれ段階が区分されるということでございまして、ご理解をいただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 山下秋夫議員。 ◆1番(山下秋夫君) ゼロから80万円ということでよろしいんだと思いますけれども、例えばゼロの人に、今回は600円引き上げて月額2,400円、年額で2万9,800円、本当にこれは取れるんでしょうか、介護保険料。生活保護からも取るということなんですけれども、果たして本当に取れるんでしょうか、100%。 私は、この低い収入の方、引き上げるということは、私はちょっと納得いかない。収入がないのに取る。これは、死ねというふうに言うことと同じことではないでしょうか。町の考えがどういうふうなのか、その辺のところももう一度お願いします。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) それでは、お答え申し上げます。 収入が低い方、低所得者、特に、ご質問いただきました生活保護受給者につきましては、介護扶助費ということで、生活保護費の中に含まれて給付されるというところでございまして、そういった方々の純粋な自己負担というのはないというふうに考えているところでございます。 また、この介護保険につきましては、全体の給付費の23%分を第1号被保険者、65歳以上の方で負担をする、分かち合って負担をするということで。ただ、一律の負担ということではなくて、その収入、所得の状況によって、所得の低い方からそれなりに所得のある方、11段階に分けてご負担をいただくという仕組みとなっております。 そういった関係で、所得の低い方につきましては、第1段階あるいは第2、第3段階に区分される方につきましては、その全体で支え合うというような仕組みをご理解いただいて、ご負担をいただきたいというふうに考えております。 また、第1段階から第3段階の所得の低い方につきましては、今般、基準額に対する割合が0.5、0.75、0.75となっておりますけれども、消費税率の10%への引上げに伴いまして、さらなる軽減措置が講じられているという状況にございます。第1段階では基準額の0.3、第2段階では0.5、第3段階では0.7ということでお示ししております基準に対する割合よりさらに低い割合でご負担をいただくということで、全体で、被保険者全員で支え合う仕組みということでご理解をいただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 山下秋夫議員。 ◆1番(山下秋夫君) 年収が80万円、これ、月々で割ると6万6,000円ほど。その中からこの2万9,800円とか、第4段階で5万700円払う。本当にこれができるのでしょうか。月々6万6,000円、そのほか、介護保険、健康保険全て払っていく。幾らで生活すればよろしいんでしょうか。 私はやっぱりそういう、人間としての尊厳を求めていく、やはり人間らしく生活していく、それが必要じゃないかな。無慈悲にゼロの人からも値上げをしていく。そういう考え方、町が持っているということですよね。値上げするということは。 私は、この中ではやはり、どなたでも必要なサービスを受けられる。それと、経済的理由だけで介護サービスを受けられなくなる。そして、介護サービスが誰もが提供されるような体制を町がつくる。この3つをやっぱり基本にして考えていかなくちゃいけないんじゃないかなと私は思っております。 しかし、この経済的な理由というのと、この値上げというのは、そういう低所得者に対しての生活を困難にしていく、さらに困難にしていく。生活保護費も引き下げられるということで言われている現在です。二重にも三重にも苦難の道がこの低所得者に対しては起きるんじゃないかなと思っておりますので、私はその辺のところも町はどういうふうに考えているのか、もう一度お願いします。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 この介護保険のサービスの保険給付につきましては、先ほど、第1号被保険者の方々には全体の23%分をご負担いただいているというふうにご答弁申し上げました。介護保険制度全体では、2分の1が公費負担でございます。残りの27%分が、40歳から64歳までの方の第2号被保険者にご負担いただいていると。残りの23%が、先ほどご答弁申し上げましたように、第1号被保険者の方にご負担をいただいております。 いわゆる、社会全体でこの介護保険制度を支えていく。それぞれお互いにこの制度を支えて、必要な方にはサービスを利用していただくというような仕組みであることをまずご理解いただきたいと思います。 そこで、この保険料の負担増といいますか引上げにつきましては、地域での支え合いだとかいろいろな部分で、いわゆる地域包括ケアシステムというものが構築され、今、それをさらに進めようということで、介護保険のサービス以外の部分でもしっかりと取り組んでいくことによって、この保険給付費の伸びが抑えられるというような、こういった仕組みを構築していくというものでございます。 そういった中で、例えば介護予防であったり、あるいは地域での支え合いで、サービス、介護保険のサービスを利用しなくて済む。住み慣れた地域で、議員ご指摘のとおり、その方の尊厳をもって生活できると。そういった、社会全体で支えていく仕組みを構築すると。そういうことによって、保険給付費の伸びが抑えられる。ついては保険料の引上げというものをしなくて済むというような、こういった連鎖といいますか仕組みがございますので、そういった部分で、お一人お一人の努力も必要かと思いますが、地域の皆さんあるいは全体で支えていく仕組みであるということをご理解いただいて、所得の多寡に関係なく、住み慣れた地域で生活できるような、そういった制度を運営してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。 丸藤栄一議員。 ◆2番(丸藤栄一君) 改めて、おはようございます。議席2番議員の丸藤でございます。 今回、介護保険料の引上げなんですけれども、これまでは予算案ということで、この介護保険料を2%引き上げる条例を提出されました。 確認なんですけれども、今回の引上げは標準で1,200円です。年間、高齢者への負担総額はどれぐらいになるんでしょうか。1点。 それから、町としては、介護保険料、なるべく引き上げないように努力はしていると思います。その表れの一つに、基金の取崩しだと思うんですけれども、それ以外にこの介護保険料が高くなる要因は、国が補助金を減額していることだと思います。 介護保険財政の枠組みは、介護費用によって、国が25%の負担であります。ところが、国は国庫支出金25%のうち5%を調整交付金として、高齢者の高齢化率だとかそういうことなどを口実に国庫補助を減額しております。これが、この保険料を引き上げる、その一つでもあると思いますが、宮代町の交付金は、今年度は幾つで、来年度、4月1日からは何%になるのか。その点、お尋ねしたい。2点お願いいたします。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 暫時休憩します。 △休憩 午前10時18分 △再開 午前10時21分 ○議長(田島正徳君) 再開いたします。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 今般の保険料の改定に伴いまして、第1号被保険者全員の負担増ということでございますけれども、3年間の1事業年期間で捉えますと、保険給付費の伸びが3年間合計で、総額で90億に達しております。そのうちの23%、第1号被保険者にご負担いただくということでございまして、第1号被保険者の保険料負担分については、約20億円が必要となっております。 第7期と比較いたしますと、この保険料の引上げに伴いまして、3年間で約3,600万円の負担増、収入の増額を見込んでいるというところでございます。 なお、この第1号被保険者負担分約20億と申し上げましたが、これをこのまま保険料の算定に移しますと、さらに引上げをせざるを得ないということでございまして、議員ご指摘のとおり、基金からほぼ全額、3億円を取り崩しまして、少しでもその引上げ幅を抑制しようということで取り組んだところでございます。 また、その保険者、本町については宮代町が保険者になるわけでございますけれども、国の負担につきましては、従来から25%と申し上げておりますけれども、20%分は確実に負担割合として交付されてまいります。残りの5%分につきましては、調整交付金という形で交付されてくるわけでございますが、市町村間のその被保険者の所得の格差等を考慮して、調整されて交付されてまいります。 数年前までは、宮代町につきましては、この調整交付金が少なかった、あるいはなかった時期もございますが、近年では調整交付金を頂いております。今般の第8期の保険料を算定するに当たりまして、調整交付金の見込額は1億7,700万円を見込んでおります。この数字を保険給付費から控除した形で第1号被保険者の保険料を算出することになっておりますので、こういった部分でも保険料の引上げの抑制につながっているというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。 ◆2番(丸藤栄一君) 議席2番の丸藤でございます。再質問させていただきます。 そうしますと、3年間の負担総額は3,600万円ということでよろしいですか。 それから、介護保険財政の枠組みで、国が国庫支出金25%のうち5%を財政調整交付金として本来なら来るわけなんですけれども、その辺で調整しているわけなんですけれども、先ほど、1億7,700万円、金額は、言われてもちょっとどの程度なのか分からないので、パーセンテージで表せないでしょうか。もう一度お願いいたします。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 第1号被保険者の負担増、この保険料の改定に伴いまして、増額が3年間で約3,600万円でございます。また、財政調整交付金につきましては、先ほど、1億7,700万円とご答弁申し上げました。給付費の総額に占める割合は、約2%でございます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。 ◆2番(丸藤栄一君) 町は町として努力はしていると思うんですけれども、やはり値上げの理由の一つに、やはり国が調整交付金を減額して、本来5%が、今の答弁ですと、約2%だと。これがやはり、この値上げの大きな理由になっていると思うんです。 これは、国の政策とはいえ、ですから、別枠できちっと調整交付金を交付する仕組み、これをきちっと働きかける必要があると思うんですけれども、これは町長からお願いしたいんですが、どうでしょうか。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 その交付金の関係ですが、国のほうから来るものは、高齢者人口や所得水準を基に交付される財政交付金制度になりますので、とても大切なものですので、町からは、きちんと国のほうに要望してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。 ◆2番(丸藤栄一君) 町長、答弁ありがとうございます。 質問じゃない。 今、町長から、国に対して要望するということがあったんですけれども、ぜひこれは、町のほうから、町長のほうからも強く要求していただきたい。このことをお願いして質問を終わります。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 山下秋夫議員。 ◆1番(山下秋夫君) 議席番号1番の山下です。 この第4号について、討論を行いたいと思います。 宮代町第8期介護保険料の改定提案、第5段階で年額1,200円を引き上げる計画ですが、本人年収が80万円以下の方が生活困窮世帯だというふうに私は感じております。月々6万6,000円ほどしか収入がありません。その中から保険税などを引くと、1食幾らぐらいで食べて生活すればよいのでしょうか。介護保険法第1条、介護が必要になっても尊厳を保持し、能力に応じ、自立した生活を営めるよう、必要な給付を行うと載っており、お金の心配することなく、必要な介護サービスの必要なときに利用できること、また、自立困難や生活困難であっても、人として尊厳のある暮らしが送れるよう、町民が安心して生活できる介護保険制度に改めるよう提案をいたします。 第1に、介護保険料を誰もが支払える保険料にすることです。保険料負担の軽減と減免制度の拡充を求めます。 第2に、経済的理由介護サービスを受けられない高齢者をなくすことです。 第3に、介護サービスが確実に提供される体制をつくることを町が責任を持つことではないでしょうか。 私は、このことを申し上げまして、議案第4号 宮代町介護保険条例の一部を改正する条例について反対といたします。 ○議長(田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第4号 宮代町介護保険条例の一部を改正する条例についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立多数〕 ○議長(田島正徳君) 起立多数であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第5号の質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第5、議案第5号 宮代町児童福祉審議会条例の一部を改正する条例についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。 丸山妙子議員。 ◆3番(丸山妙子君) 議席番号3番、丸山妙子でございます。 1点、質問させていただきます。 宮代町児童福祉審議会条例の一部を改正する条例で、3条の10人を15人に改正するということなんですが、今まで10人だった審議会2つが1つになって15人になりますが、人数が多くなることでの審議委員の発言の活発性、審議内容の進み方など、担当課はどう考えていらっしゃるか、お聞かせください。 以上です。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(小暮正代君) それでは、お答えを申し上げます。 今回の改正で、委員の構成を10人から15人に引き上げさせていただくものでございますけれども、一応、委員といたしましては、児童福祉法の第9条によりまして、公正な判断をすることができるものであって、かつ児童または知的障がい者の福祉に関する事業に従事する者及び学識がある者というふうになっているところでございます。 これまで、児童福祉審議会におきましては、学識経験のある者を中心に選定させていただいておりました。また、子ども・子育て支援法に基づく計画づくりにつきましては、次世代の社会を担う子供の育成に関し、識見のある者といたしまして、児童福祉に関する事業に従事する者、また学識経験者、また保護者の方に参加をいただいて審議をしてまいりました。それぞれのお立場でそれぞれの意見を、これまでも活発に出してきていただきましたので、今後もそのような形の選出をさせていただきながら、審議のほうを行ってまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 丸山妙子議員。 ◆3番(丸山妙子君) 丸山妙子でございます。 今、ご答弁いただきました。活発な審議ということで、10人から15人になりますとなかなか、人数が多くなるとどうしても活発な発言にならないんですけれども、そのあたりは、活発なということを今、ご答弁いただきましたが、そこのところ、もう一回お聞かせいただきたいんですが、何か工夫とかされて、充実した内容になるようにされるのでしょうか。 以上です。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(小暮正代君) それでは、再質問にお答えを申し上げます。 特に子ども・子育て支援事業計画の審議が大きなテーマになってくると存じます。その計画につきましては、様々な子供の育成に関すること、また、子育て支援に関すること、たくさんの施策をご審議いただくものでございます。 先ほども、繰り返しになりますけれども、それぞれが、保護者であれば保護者の立場から、また、サービスを実施している方の事業者の方につきましてはそれぞれの視点から、今までも活発にご意見をいただいているところでございますので、引き続き同様な審議をしてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 丸山妙子議員。 ◆3番(丸山妙子君) 丸山妙子でございます。 施策の充実で確認していただくということで、質問にはなりませんけれども、充実をよろしくお願いします。 以上です。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。 角野由紀子議員。 ◆9番(角野由紀子君) 9番、角野です。 今、ご答弁をいただきましたが、これ、条例ですので、児童福祉審議会条例ということで、組織19人以内というふうになっておりますが、これについて、今、課長がご答弁いただいた、事業者、また保護者、学識のある方々という、そういう組織15人に対する内容を明記する条例をよそではやっているような気がするんですが、例えば、児童福祉関係者、教育関係者、保育所関係者、保護者または公募による市民とかという、そういうふうに明記する、条例ですので明記してあるところが普通なのかなと思いますが、これについては、その15人ということで、具体的に今、課長がご答弁されましたが、それを条例に明記ということはしない理由というのは何かあるのでしょうか。お伺いします。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(小暮正代君) それでは、お答えを申し上げます。 条例のつくり方につきましては、議員がおっしゃられているとおり、実際に選出させていただくごとに構成の内容を条例に記載している自治体もございますし、宮代町のように、この法律に基づいて、児童福祉法のほうでこういった、先ほど申し上げた、公正な判断ができる者であって、福祉事業に従事する者、学識経験者というふうに、既に法律のほうに記載されてございますので、それに基づいて選定をするということで、明記をしていない自治体もあるところでございまして、宮代町の場合につきましては、今回、今までの条例にも記載してございませんでしたので、特段、この法律に基づいて実施するということで、このような形になっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 角野由紀子議員。 ◆9番(角野由紀子君) ご答弁いただきましたそのとおりかと思いますが、1つ、再質問させていただきますが、これ、基本的には、次世代育成支援の協議会もそちらのほうに移ったということで、子ども・子育てに関する施策それぞれ話し合うということなんですが、公募というのを考えているかいないかだけお伺いします。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(小暮正代君) それでは、お答えを申し上げます。 保護者の方につきましては、基本的な公募をさせていただきたいと考えておりますが、今までなかなか、実際、参加していただける方が少ないという中で、幼稚園であるとか保育園であるとか学童保育所であるとか、そういったところにお声かけをして参加をいただいていると。広く、実際子育てをしている方の立場のご意見も重要かと存じますので、そのような形で実施をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 角野由紀子議員。 ◆9番(角野由紀子君) 今、ご答弁いただきました。 審議内容ですが、子ども・子育て支援に関する事項について調査し、審議し、また、意見を述べるというふうに、新たにこの変わった条文になりました。ということで、今、子ども・子育てをどのようにやっていくかという過渡期というか、充実をしていかなければいけないという流れになってきている中で、児童福祉審議会というのは大変重要な、一番メインのところの会議になるのかなというふうに思っております。 ここを見ると、いろんな自治体の会議の内容を見るところで、全てしっかり審議されているなというのがよく分かるようになっておりますので、宮代町のこの児童福祉審議会、しっかりと話し合えるような流れにしてほしいということを要望して終わります。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第5号 宮代町児童福祉審議会条例の一部を改正する条例についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(田島正徳君) 起立全員であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第6号の質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第6、議案第6号 公設宮代福祉医療センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。 山下秋夫議員。 ◆1番(山下秋夫君) 1番の山下です。 議案第6号、この議案の概要によると、30人から50人に改めるということで言われています。その中で、50人になると、1.66倍以上の定員となると思います。その中で、この体制、例えば、先生とか看護職員をどうするのか。その辺のところをまずお話しください。 それと、今、コロナ禍ということで、これは密にならないのかどうか。その辺の体制はどういうふうに扱うのか。このこともお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 公設宮代福祉医療センター、いわゆる六花における通所リハビリ、デイケアでございますけれども、1日の利用人数と、あと、制度改正に伴いまして、短期通所、いわゆる半日コース、こういったことが利用ができるというような見直しが行われました。 これによって、これまで30人という定員で通していたところでございますけれども、半日利用のいわゆる利便性が増したということで、利用者が増加したという状況にございます。 そういったところから、30人を超えるような利用する日が散見されるようになってきましたので、今般、30人から50人に定員を増やしていただくものでございます。 定員増に当たりましては、その利用者数に見合ったスタッフの配置、これ、配置基準がきちっと示されておりますので、これを守ってスタッフを配置するということで、現場では対応をしているところでございます。 また、ご心配いただいておりますように、新型コロナウイルスの感染症拡大に伴いまして、施設側、事業者側では、密にならないというようなこと、まして通所でございますので、ウイルスを外部から持ち込むことが一番心配されているところでございます。その辺につきましては、しっかりと対策を講じているというふうに認識をしておりまして、密にならないことも当然でございますけれども、発熱であったりそういった方の利用は控えていただくような対応をしていただいているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 山下秋夫議員。 ◆1番(山下秋夫君) スタッフをそれによって増やしていくの、いかないの、規定によってスタッフをやりますよということなんですけれども、実際どのくらいになるのでしょうか。 そのことと、あともう一つなんですけれども、利用を、新型コロナウイルス感染症で密にならないようにしっかりと対処するということで言っていますけれども、これは今、新型コロナウイルス感染症、緊急事態宣言が出ているんですけれども、今のままの体制、増えた分の体制でコロナ禍の密ということになるんでしょうか。それとも、今の体制の中の、体制のままの密を、人数が増えないようにする計画なんでしょうか。治ってから、これ、収まってから50人体制にするような感じなんでしょうか。もう一度お願いします。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 今般、改正で、50人定員というふうにさせていただくものでございますけれども、現状では30人を少し超えるぐらいの利用者がいるということが散見をされると。それだったら、40人でいいのではないか、あるいは45人とか小刻みに定員を増やしていくということも我々としても考えたところでございますけれども、今後のその高齢化率、あるいは高齢者の増加、さらには要介護認定の認定者数の増加、こういったところも見据えて、当面、50人に、上限を50人と設定することによって、しばらくは間に合うだろうというふうな考えがございました。 その利用者数に応じてスタッフは配置をするということになるわけでございますけれども、利用者の状況については、見込みを現場のほうで立てて、スタッフを配置していくというふうに考えております。 また、配置基準、人員の基準であったり設備の基準につきましては、現段階では、1人当たりの専有面積が3平方メートルというふうな基準がございますので、この基準はクリアしていると。50人になったとしてもクリアするというようなところでございます。 また、スタッフ、医師、あるいは理学療法士、作業療法士、こういった方々、さらには看護職員であったり介護職員、こういった資格を持っているスタッフについても、利用者の人数、状況に応じて柔軟に対応するというようなことで、現場とは調整を図っているというところでございます。 以上でございます。 失礼しました。 50人に定員を増やすという時期は、あくまでも上限の設定でございますので、今般、ご議決いただきましたら、速やかに条例のほう、公布させていただきたいなというふうに考えております。 ただ、現場サイドでいきなり50人というのは、ケアプランの策定とかありますし、あるいは新型コロナウイルス感染症の状況等も勘案して、ケアマネジャーと利用者さんが調整を図ってサービスを利用していただくということでございまして、50人に増えたからすぐ50人利用できるということではなくて、状況に応じて利用していただくということで、本人さんの、利用者さんの意向を重視したいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。 小河原正議員。 ◆7番(小河原正君) 7番、小河原です。 1つ、お聞きしたいことがあるんですが、このリハビリ関係で、1日20人増やす、それはそれでいいんですけれども、リハビリの、私も経験があるんですけれども、患者さんだけじゃなくて、リハビリをする先生方が何人いるのか。 リハビリの通う人を完全に治すには、相当のスタッフが必要だと聞いています。それも専門家です。専門家のスタッフが、免許取った先生がそれなりの数がいないと、まず、1日50人近くの人を、患者さんを診るということは不可能だと私は思います。 それ相当のリハビリを行っている場所では、四、五十人いると、先生たちが、やはりそれに近い数がいるわけ。この医療センターでそれだけの数が確保できるのかどうか。私はちょっと心配だなと思って。 ただ、行って、ただ簡単なリハビリだけをやるんだったら間に合うかもしれないけれども、本当にリハビリで体を治すという患者さんがほとんどだと思いますので、それを面倒見るんだったら、相当数のスタッフが、先生が必要。それはどうなっているのか、教えてもらいたい。 以上。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 議員ご質問のスタッフ数でございますけれども、手元にある資料ですと、その公設宮代福祉医療センターは、デイケア、通所リハビリ以外に、老人保健施設であったり、診療所等幾つも事業所という形で運営しておりますので、それ、事業所別に、スタッフ数については、ちょっと手元に資料がなくてお答えできないところではございますけれども、ある資料の中でお答えするとすれば、まず、理学療法士につきましては、常勤で2名おります。作業療法士も常勤で7名、言語聴覚士につきましては、常勤1名、非常勤1名、こういった形。そのほかに、看護師であったり介護福祉士、介護士、こういった方々が六花の中では、総勢で100名のスタッフで運営されているというところでございます。 また、利用者数、あるいは事業所においてスタッフが不足しているというような状況になりましたら、介護報酬が減額されるとかそういったこともございますので、しっかりとした、基準に見合った、あるいは利用者数の増加に従ってスタッフを確保していただくということが大前提として考えております。 また、その確保に当たりましては、公設宮代福祉医療センターにつきましては、指定管理という形で、地域医療振興協会に委託をしているところでございます。その地域医療振興協会においてスタッフの確保策を適宜行っていくものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 小河原正議員。 ◆7番(小河原正君) おおよそは分かりましたけれども、リハビリをやる患者さんというのは、みんな、リハビリのやってもらうところが違うんですよ、と思います。いろんな種類があるわけで、種類というのはおかしいんだな、患者さんのやっていただくリハビリをお願いするところ。それに対して、リハビリを担当する先生、先生がまたみんな違うわけ。担当、その、やる先生の内容が。それだけの数が本当に確保できるのかなと。 私は、ただ50人増やしてと言って、患者さんがリハビリのために入り、増えて、満足なリハビリもできなかったら問題だと私は思うんですよ。やはり、数はあまり、そう増やさないで、完全なリハビリをやってもらえる医療センターだと、そういうほうが、私は患者さんのためだと思う。ただ来てくれればいいですよと。 それで、看護師さんはリハビリの免許持っていないはずですから、できるわけないと思うよ。ただ、面倒は見てくれると思うけれども。特別なスタッフは何人、本当にどのぐらい確保できるのか教えてもらいたいぐらいだ。どのぐらいスタッフも増やしているのかどうか。リハビリを行う先生が何人ぐらい増えるのか。それも必要だと思いますので、その数を明確に教えてもらいたいぐらいです。 そうでないと、医療センターはリハビリをやるために増やしましたよと、これだけで終わってしまったら、それはもう患者さんに対して、私は、本当に思った医療センターにはならないと私は思いますので、それ、どのぐらいの数をスタッフは数えるのか。 私も、こんなこと言っては申し訳ないけれども、経験したけれども、何十人といる。例えば50人か60人ぐらいの患者さんの中に何十人もいるんです。そのリハビリを行う先生の数が。看護師さんはやらないですけれども。それは、面倒を見ることはありますけれども。 そういうことが本当のリハビリのための医療センターになると思いますので。もう一回、完全にそのスタッフを何人ぐらいそろえるのか。それはやっぱり必要があると思いますので、教えてもらいたいと思うんですけれども。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) それでは、お答え申し上げます。 通所リハビリテーションの人員、設備につきましては、国のほうで定めている基準がございます。この基準の中では、診療所併設のリハビリテーション、通所リハビリでございますので、その配置基準で申し上げますと、利用者10人当たり、10人までは1人と。その1人につきましては、理学療法士であったり、作業療法士、言語聴覚士、こういった方々、資格を持った方々をスタッフとして配置しなければなりません。10を超える場合は、その利用者数に応じて、20人であれば有資格者2人というような配置基準がございます。 じゃ、何人増やせばいいのかということではなくて、現状、もう、30人を超えた利用者が散見されている実態がございますので、条例改正を速やかに行う必要があるということで、今議会において議案として上程をさせていただいたものでございます。 上限を50人、定員を50人としたところは、今後の中長期的に見た利用者数の増加を見込んで50人とさせていただいたところでございまして、あしたからいきなり30人から50人に増えるということではなくて、今後のその増加の見込みを立てて、それに合ったスタッフの配置人数、配置を確保していくというふうに考えているところでございます。 議員ご指摘のとおり、リハビリが必要とする箇所、部位については人それぞれでございますが、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、そういった資格を持った方々が適切なリハビリを行うということで対応しているというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 小河原正議員。 ◆7番(小河原正君) 言っている内容は理解しますけれども、質問にはならないかもしれませんけれども、本当のリハビリをやる医療センターであるなら、完全にスタッフを、それなりの数を、完全に専門的なスタッフをそろえないと、私は本当のリハビリにならないと思いますので、そのことを絶対忘れないで医療センターはやってもらいたい。そのことをお願いしておきたいと思う。 以上で終わります。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。 西村茂久議員。 ◆6番(西村茂久君) 議席6番の西村です。 質疑を聞いていて、ちょっと心配になってきたんですけれども、50人に定員が増えるということは、一般的には前向きでいいことだと思うんですが、この定員を増やすというのは、地域医療センターの側からか、利用者なのか、町なのか、どこからの声が強かったんでしょうか。それが1つです。 それと、もう一つは、心配するのは質の低下なんですけれども。利用人数は今のところ、30人定員で増えると。どの程度かといえば、数人程度と、現在は。見込み的にも、50人という枠を持っていれば心配はないというところから設定をされていると思うんですが、これ、一時的な増加なのですか。長期的にわたってこれ、ずっと増加を続けるのか。その辺の見込みをもう一度教えていただきたいんですが。 スタッフについては、先ほど、人数、それから職種についてご答弁あったんですけれども、これを取りまとめるのは六花の長なんですか。それとも、老人保健施設の長といいますか、責任者、それがやるんですか。教えてください。 以上です。 ○議長(田島正徳君) ここで休憩いたします。 △休憩 午前11時04分 △再開 午前11時20分 ○議長(田島正徳君) 再開いたします。 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) それでは、ご質問に順次お答え申し上げます。 今般の条例改正の必要性が生じたきっかけでございますが、公設宮代福祉医療センターと宮代町の間では、定期的に担当レベルでの合同会議を開催しております。また、運営状況につきましては、一般の方々にも参加していただいて、懇話会を設置して協議しております。さらには、振興協会と本部の方々と町のほう、町長を含めて協議会というものを設置して、この運営に当たって議論をしているところでございます。 そこで、合同会議の中で、月ごとに利用状況についてそれぞれの部門ごとにご報告をいただいているところでございますが、この中で通所リハビリについての利用者数が増加傾向にあると。たまに1日当たりの利用人数が、1日利用と半日利用の方々合わせて30人を超える日が見られるようになったということで、条例を改正する必要が生じたということで、今議会で議案として提案をさせていただいたところでございます。いわゆる合同会議の中で、その利用状況を確認しながら条例改正の必要が生じたということでご理解をいただきたいと思います。 それから、質の低下が心配されるということでございますが、このデイケアにつきましては、スタッフの配置基準について、細かく基準として規定されております。定員を増やすということによって、それに見合ったスタッフを確保していくことによって、質の低下がしないよう対応していくということでご理解をいただきたいと存じます。 それから、今後の見込みということで、50人を上限に、定員を50人とさせていただくものでございますけれども、やはり現状を踏まえますと、30人前後の方々がご利用いただいている状況にあります。また、デイケアにつきましては、六花だけではなくて町内にはほかにも幾つか施設が事業所としてございますので、ケアマネジャーと利用者さんとの間で調整を図っていただいて、施設を選択していただくということで考えております。 将来的には50人を超えることも今後の高齢者人口の増加、あるいは認定者数の増加、こういったところを見ますと、50人を超えるということも考えられますが、物理的にデイケア施設の1人当たりの占有面積が3平方メートルという基準がございますので、なかなかそれを超えての定員を引き上げるというような見直しは困難だというふうに考えているところでございます。 また、それに合わせて介護スタッフ、理学療法士、作業療法士、こういった方々の確保、専門職の確保というのは、一般的にはなかなか難しいという状況も伺っておりますので、やはり利用者数とスタッフの人数、これをバランスを取りながら利用していただくというそういった環境を整えていく必要があろうかというふうに考えております。 また、このデイケア施設の管理者でございますけれども、公設宮代福祉医療センターにつきましては、診療所、さらには老人保健施設との併設のサービス事業者ということでございます。全体を取り仕切っております職員につきましては、センター長が老人保健施設の常勤医師として従事しておりますので、そこで全体を取り仕切る役割を持つのはセンター長というふうに認識をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 西村茂久議員。 ◆6番(西村茂久君) よく分かりました。 ただ、ちょっと念のためにお聞きしておきますけれども、このいわゆる合同会議というものを初めて聞いたわけですけれども、この構成は、構成と言ったら変ですけれども、どことどこが何人ずつぐらい、通常でやっているやつ。あと、定期的な会議だということであるならば、年に何回やっていますか。 それから、もう一つは、50名を超えて、今回50名ですけれども、超えて入れるというのは、いわゆる平米という制約がありますから、それ以上はできないということで、定員の上限という形になるわけですけれども、問題はそのスタッフなんですよね。数人程度であればこれは別なんですけれども、日によっては利用者の人数が多いと。そのときに通常考えられるのは、はしょってしまうんですよね。いわゆる質を落としてしまうという。そういうことにならないために、ある程度定員を増やした以上は、スタッフについても柔軟に対応できる、そういう体制確保が必要だと思いますが、今のお話の中では、それは考えているということですから、それはそれで結構でございます。センター長が仕切っているということですよね、分かりました。 今回出されたときには、いいことだと思ったんだけれども、質疑の中でどうも怪しい部分も見えてきたので質問をしたわけです。合同会議だけ教えてください。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) 合同会議につきまして、お答え申し上げます。 合同会議のまず構成メンバーでございますけれども、公設宮代福祉医療センター六花側からは、センター長をはじめ、診療所長、それから事務部長、それと事務スタッフに出席をいただいております。また、町側からは、健康介護課、私をはじめ担当スタッフ3名ないし4名ということで、年おおむね3回ないし4回の会議を開くようにしております。ただし、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、資料提供のみということで、会議の開催には至っておりませんが、決してこの会議を解散するとかやめるとかいうことではなくて、この新型コロナウイルス感染症が収束された後には、改めて合同会議を開催してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第6号 公設宮代福祉医療センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(田島正徳君) 起立全員であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第7号の質疑、討論、採決
    ○議長(田島正徳君) 日程第7、議案第7号 宮代町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。 山下秋夫議員。 ◆1番(山下秋夫君) 1番の山下秋夫です。 1点だけご質問させていただきます。 この改定により、スタッフたちの労働強化にならないのかどうか。その辺のところがどういうふうに考えているのかお聞きしたいと思っております。 以上です。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 今般の指定地域密着型サービスの事業の基準の改正でございますけれども、幾つかポイントがございまして、感染症対策の強化、業務継続に向けた取組の強化、いわゆるBCPの計画策定、それとハラスメント対策強化、こういった点をしっかりと事業所で取り組むということで、一時的な計画策定の際には負担は生じると思いますが、よりよいサービスの提供につながるということで、事業所スタッフの方々にはご理解いただいて、利用者さんへのサービス向上ということで取り組んでいただきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 山下秋夫議員。 ◆1番(山下秋夫君) ただいま答弁の中で、一時的な労働強化につながるということを言っておりました。しかし、これが継続的に行うということになると、人数の改定とか、そういう労働条件の問題も含まれてくるのではないのかなと私は考えております。今でさえもスタッフの成り手がいない、その辺のところを町としてどういうふうに考えているのか。これ以上にやっていったら、なおさらまたスタッフが足りなくなるのではないのかなと私は考えております。町のほうはその辺はどういうふうに対処するつもりでしょうか。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 この地域密着型サービス事業の事業者におきましては、こういった感染症対策であったり、BCP、ハラスメント対策、しっかりと取り組むことが、その事業所のPRにつながるというふうに考えております。それが逆になかった場合は、利用者さんから利用の申出等がなくなる可能性がありますので、しっかりと自分の事業所はこういった取組をしているというアピールポイントにしていただければというふうに考えております。その中で働くスタッフさんについては、きちっと自信を持ってサービス提供に取り組んでいただけるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 山下秋夫議員。 ◆1番(山下秋夫君) このサービスの提供というのは必要ですよ、それは。私は心配しているのは、働いている人たちなんですよ。働いている人たちがこれ以上仕事が増えて、辞めていく人も出てくるのではないですか、これだと。また、労働強化につながるとなると、事業所はそれは構いませんよ。こういうサービスをやりますよということで。それだと利用する人もサービスは増えるのですから結構なんですよ。私は働いている人がどうなるのかということで心配しているんですよ。 今でも低賃金で働いている。これが実態ではないのですか。これ以上労働強化につながるようなことがあれば、人は集めたくても集まらない、今現状でどうなんですか。定員が足りているんですか、スタッフ、各事業所は。四苦八苦しているんじゃないですか。現状でも。 私は働いている人のことを心配しているんですよ。制度そのものの改正のことを言っているんじゃないですよ。どうなんですかと、ここを聞きたいんですよ。足りているのか、足りていないのか。現状でも。 お伺いします。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 先ほど来、感染症対策だとかBCP、ハラスメント対策、こういったものについてしっかり取り組むというふうにお答えしたところでございますけれども、一方で議員ご指摘のとおり、スタッフ等の負担増が心配されるということもそのとおりだというふうに考えております。そういった中で、サービス別にはなりますが、例えば夜間対応型訪問介護の事業所におきましては、オペレーターの配置基準が見直されて緩和される、いわゆる兼務が認められるとか、小規模多機能型の居宅介護においても、人員配置基準を見直しするといった、いわゆるスタッフの配置基準が緩和されているということで負担軽減にも一方ではつながるということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。   〔発言する人あり〕 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 各事業所におけるスタッフの不足の状況でございますが、資格を持っている方が退職したりとか、そういった場合には、スタッフの配置基準に照らして、不足している場合は、介護報酬の減算がされてしまいます。そうしますと、その事業所の運営に支障を来すということになりますので、各事業所の管理者においては、スタッフの確保に取り組んでいるというふうに認識をしているところでございます。 現在では、そういったスタッフが足らないというような事業所からの報告については、現時点ではいただいていないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。 丸山妙子議員。 ◆3番(丸山妙子君) 議席番号3番、丸山でございます。 1点質問いたします。 先ほど答弁の中で、ハラスメント対策の強化とかあったんですが、このハラスメント対策の強化とか、高齢者虐待防止の推進など、概要のほうで出ているんですけれども、こういうものは事業所においてそういうものが出た場合、町にはどのように報告があるのか、定期的に事業所との会合とかがあるかお聞きします。 1点です。それだけです。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 今般の改正につきましては、ハラスメント対策の強化、いわゆるマニュアルの作成であったり、虐待防止の推進ということで、委員会を開催するとか、あるいは指針を整備して研修を実施する、こういった事業所の取組を義務づけるといった内容での改正ということで、まずはご理解いただきたいと思います。 その後、仮にですけれども、虐待等ありましたら、施設側からの申出というのは町のほうには寄せられることはないかと思います。いわゆる虐待の場合は、加害側と被害者側ということで、被害者側の受け止め方によって、このケアは虐待につながるのではないか、あるいは身体拘束、こういったものも細かく基準として定められておりますので、それを基準を超えた場合は虐待に当たるといったことが、ご家族なりご本人から通報されることもあろうかと思います。そういった場合は、町のほうで現状をしっかりと調査をさせていただいて、証拠があるかどうかもありますけれども、虐待の有無について調査、必要に応じて指導申し上げるといったことになろうかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 丸山妙子議員。 ◆3番(丸山妙子君) 分かりました。 ということは、今、高齢者虐待も見えないところで多かったり、訪問介護でお金がなくなったりとかいろんな問題がありますけれども、そういう場合、もし町に相談があった場合は対応するということでよろしいのですか。 以上です。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) 高齢者虐待への対応につきましては、これは町の役割としてございますので、何らかの方法によって通報があった場合は、町のほうで調査等の対応をしていくということになります。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第7号 宮代町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(田島正徳君) 起立全員であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第8号の質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第8、議案第8号 宮代町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。 西村茂久議員。 ◆6番(西村茂久君) 6番、西村です。 今回4本出ていますよね。それで、第8号については指定地域密着型の介護予防サービス、それで、以前、介護サービスの種類ということで、介護給付と予防給付、地域密着型と居宅介護支援、予防支援、要するに組合せは4つあるんですよね。これ、大変なボリュームを持って条例改正をしなくてはいけないと。その元になっているやつが、省令基準ということを聞いておるのですけれども、この点、我々実際に見る方も、同じ内容的にはそう大きく変わらないので、これを見たときに、何とか、一本化はできないけれども、介護給付のところと予防給付のところ、これがそれぞれ一本化できないものかと、こういうふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 健康介護課長。 ◎健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 今般の議会で議案の上程をさせていただいた介護サービス絡みの条例改正については、議員ご指摘のとおりでございます。 どうしても国から出されている省令が、要介護認定者を対象としたサービスの人員だったり、設備の基準、それとはまた別に、要支援の方、いわゆる予防給付に絡むサービス事業所の基準ということで、それぞれ国が別に立てて省令として規定をしているという状況でございます。その国が示した基準を各市町村で条例として定めなさいというようなことが以前ございまして、それに基づいて、町の方はそれぞれいわゆる区分ごとに条例を制定させていただいているというものでございます。 確かに同じような内容で、繰り返し改正の内容が同じようなものが繰り返し出てまいりますので、なかなか理解しにくい部分もあろうかと思いますけれども、やはり1つにしたくても、大本の国が示している国の基準に従うべき基準を市町村条例で定めるということで、従うべき基準がそれぞれ別建てになっておりますので、市町村条例も別に制定をしなくてはいけないというふうなことで、ご理解いただければと思います。 何分ちょっと複雑といいますか、ご指摘は十分理解できますが、そういった仕組みであるということでご理解いただければと思います。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) 西村茂久議員。 ◆6番(西村茂久君) 分かりました。 ただ、ちょっと頭を少し使っていただければ、これ2本にできるのではないのかなと思うんです。 法律なんかもそうですけれども、条例において必ず国のほうで省令に基づいて、内容的には省令基準に合わせる必要があるんですが、その条例の形としては、町独自の形を取ってもいいのではないかなと。これ、職員の方は、私は変な心配ですけれども、職員の方大変だと思うんですよ。実際のこの4本のために、かなりのページ数を参考資料としてつけてあるわけですよね。現行と改正の対比を。これはちょっと考えていただいてもよろしいのではないかなと。 これは、要望しておきます。特にお答えする必要はないんですけれども、本当にこの膨大な作業を何とかする必要はあると思います。お願いします。 ○議長(田島正徳君) ほかに質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第8号 宮代町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(田島正徳君) 起立全員であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第9号の質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第9、議案第9号 宮代町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第9号 宮代町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(田島正徳君) 起立全員であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第10号の質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第10、議案第10号 宮代町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第10号 宮代町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(田島正徳君) 起立全員であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 ここで休憩いたします。 △休憩 午前11時53分 △再開 午後1時00分 ○議長(田島正徳君) 再開いたします。--------------------------------------- △議案第14号の質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第11、議案第14号 令和2年度宮代町下水道事業会計補正予算(第3号)についての件を議題といたします。 本件は既に上程、説明済みであります。 これより質疑に入ります。 本件に対する質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第14号 令和2年度宮代町下水道事業会計補正予算(第3号)についての件を起立により採決いたします。 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立全員〕 ○議長(田島正徳君) 起立全員であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第15号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(田島正徳君) 日程第12、議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算についての件を議題といたします。 本件について委員長の報告を求めます。 丸藤予算特別委員会委員長。   〔予算特別委員長 丸藤栄一君登壇〕 ◆予算特別委員長(丸藤栄一君) 予算特別委員会委員長の丸藤でございます。 本委員会に付託されました議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算の予算特別委員会での審議内容についてご報告いたします。 まず、3月3日に予定されていました総務文教委員会と福祉産業委員会の町内視察は、新型コロナウイルス感染症が拡大し、緊急事態宣言が出される下で中止いたしました。 本議案につきましては、3月4日の企画財政課分の審議に始まり、5日、8日、10日、12日の教育推進課分までの5日間、議長を除く全員出席の下、審議が行われました。また、討論につきましては、それぞれ反対、賛成討論がありましたが、本日の本会議の中で改めて行う趣旨の発言がございました。 それでは、審議結果をご報告いたします。 本委員会に付託されました議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算について、採決の結果、本件は賛成多数により原案のとおり可決されましたので、ご報告いたします。 以上でございます。 ○議長(田島正徳君) これをもって委員長の報告を終了いたします。 これより質疑に入ります。 委員長の報告に対する質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 丸藤栄一議員。 ◆2番(丸藤栄一君) 議席2番の丸藤でございます。 議案第15号 2021年度令和3年度一般会計予算について、日本共産党議員団を代表して、反対の立場から討論を行います。 まず初めに、町予算は国と密接な関係がありますので、2021年度の政府予算についての特徴から述べます。 今月の2日、2021年度政府予算案が自民、公明などの賛成多数で衆院本会議で可決され、参院へ送られました。 感染が収束しない新型コロナウイルス感染症への対策は全く不十分で、国民の命と健康、暮らしを守るには程遠い冷たい予算です。衆院採決の際、日本共産党と立憲民主党は組替え案を共同で提出しました。参院での徹底審議を通じ、抜本的な組替え実現が不可欠です。 21年度予算案は、一般会計総額は106兆6,097億円と過去最大規模です。菅義偉政権は、1月末に成立した20年度第3次補正予算と合わせて、15か月予算と位置づけています。重大なのは、最大の緊急の課題である新型コロナウイルス感染症対策で、21年度予算案は、5兆円の予備費以外にすぐに対応できる予算がほとんどないことです。必要な対策は補正予算に計上したという政府の言い分は通用しません。補正予算は基本的に3月末までです。それまでに新型コロナウイルス感染症が収束することはあり得ず、21年度予算案に十分な対策費を具体的に盛り込むべきです。巨額の予備費で対処するのは、国の歳出は国会で議決するという財政民主主義からも問題です。野党共同の組替え案は、予備費の積み上げをやめ、医療機関の減収補填などの経済支援、感染再燃防止のための検査拡充、生活困窮者への1人10万円給付金、持続化給付金の再給付など、切実な要求を提起しました。真剣に検討し、実施すべきです。 21年度予算案に計上されたマイナンバーカードの普及促進などの新型コロナウイルス感染症対策に便乗した項目や、成長戦略に基づく大型開発事業推進など、不要不急の予算は根本から見直す必要があります。第3次補正予算で費用が追加されたGoToトラベル事業は、感染抑止に逆行するもので、きっぱり断念すべきです。国民に自助努力を迫る管首相の冷たい姿勢を反映し、社会保障費は高齢化に伴う自然増さえ1,300億円も削減しました。年金も0.1%のマイナス改定です。軍事費は9年連続の増額で、過去最大の5兆3,422億円に上ります。新型イージス艦取得や長距離巡航ミサイル、戦闘機の開発などに拍車をかける姿勢はあまりに異常です。国民の税金で賄われる予算は、もともと所得の再配分や景気の調整などの国民の暮らし向上に使われるべきものです。新型コロナウイルス感染症対策には無為無策で、国民の苦しみをよそに、大企業のための事業や軍事費に巨額の税金を使うのは本末転倒です。世界的な新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中で、日本の消費税に当たる間接税を減税する動きが50か国余りに広がっています。予算案が消費税5%への引下げにも背を向けているのは大問題です。消費税のこれまでの税収は、大企業や大資産家向けの減税で消えています。消費税を減税するとともに、大企業や富裕層への応分の負担が求められます。 こうした中、宮代町の2021年度一般会計予算案の総額は104億5,100万円となり、前年度に比べ、額で1億7,200万円、率で1.6%の減となりました。 まず、新年度予算案で評価する事業に、高齢者等タクシー助成事業の実証実験の実施、身近な場所で子育てサロンの事業、子供たちの居場所づくり事業、また、補正ではありますが、小学校のトイレ洋式化等改修などは、町民の願いを実現する予算措置であります。しかし、当初予算案の中で、町民の利益と暮らしを考えた場合、どうしても容認できない基本的な問題があることを指摘せざるを得ません。 第1は、新型コロナウイルス感染症対策で、町民の命と暮らし、営業を守るために最善を尽くすこと、新型コロナウイルス感染症が広がり、2度目の緊急事態宣言が出される下で、16日現在、宮代町の新型コロナウイルス感染の陽性者は、累計で110人となっています。今、国民も町民も、新型コロナウイルス感染症の急拡大で、不安と苦しみの中にあります。病気になっても必要な治療が受けられない、医療体制が壊れ、入院できず、自宅で療養している間に症状が悪化、重症化して死亡するという事態を、マスコミを通じて目の当たりにしています。ですから、ワクチン接種に対する関心も高まっています。PCR検査の実施で、町民の命を守るという積極的な施策が打たれないまま今日を迎え、さらに変異ウイルスへの脅威も高まっている事態を迎えています。今必要なことは、PCR検査の実施と、町にある医療機関、発熱外来が受診できる体制の拡大です。 第2は、コロナ禍の下で、町民の所得が上がっていないにもかかわらず、都市計画税などの町民負担は重くなっており、財政悪化の原因となるまちづくりは見直すべきです。町民の所得は増えないままで、都市計画税は1億4,717万円となっており、相変わらず町民への重い負担となっています。 この都市計画税を財源として、東武動物公園駅西口、東口の整備事業などに使われますが、特に東武動物公園駅東口については、町の財政規模に見合った駅前広場にすべきで、町の財政を悪化させる駅東口の開発計画や中心市街地の創出については見直す必要があります。 第3は、福祉交流館すてっぷ宮代に高齢者の憩いの場がありません。旧ふれ愛センターは、2015年5月に、廃止、閉館されました。その後、町は民間業者への活用を計画しましたが、思うようにいかず断念しました。 私どもは、旧ふれ愛センターの施設を再利用、復活を求めてきました。この間、再整備についての質問に対して新井町長は、「高齢者の憩いの場があれば、ひまわりの家との交流の場も広がってくる。また、障がいのある方の放課後デイサービスなどを含めた福祉の拠点になればよいと考えている」と答えてきました。その答えが、社会福祉協議会の移転に伴っての福祉交流館すてっぷ宮代は5月6日オープンとなりまして、ボランティアの育成やワークショップ、交流会など、福祉団体同士が連携するきっかけとなるプラットフォームづくりも支援するということです。もちろん、新たな福祉の拠点づくりに異論はありませんが、一方の高齢者の憩いの場についてはかないませんでした。町内に高齢者が憩える場所、囲碁や将棋ができ、風呂も入れる施設が1つくらいあってもよかったのではないでしょうか。また、予算審議の中で、ある議員がふれ愛センターの愛がなくなったという議論がありましたが、すてっぷ宮代の有料化はその現れではないでしょうか。この有料化については撤回すべきです。 第4は、ジェンダー平等が求められている中、宮代町の女性幹部職員の比率が約15%と非常に少なく、倍化が求められています。この問題でも、私ども党議員団は、これまでも改善を図るよう求めてまいりました。しかし、現在、課長級で7.7%、副課長級で5.6%、主幹級で10.5%、主査級で22.7%で、全体で14.9%、約15%であります。これでは、庁舎内で女性の声が反映されていると言えないのではないのでしょうか。女性がもっと社会進出すべきと言われる中、宮代町の女性幹部職員の比率は、現在の倍以上は必要です。 第5は、敬老会に参加できない高齢者に対しては、自治会や地域住民任せにしないで、町は責任を持ってお祝いをすべきです。そもそも敬老会の趣旨とは何でしょうか。毎年9月頃に開催される敬老会は、宮代町の発展に寄与された高齢者の方々に深く感謝し、その長寿を心からお祝いし、敬老思想と高齢者福祉の高揚を図る、これが目的ではないでしょうか。特に、敬老会に参加できない高齢者に対する工夫が必要ではないでしょうか。自治会や地域住民任せにしないで、町が責任を持ってお祝いをすることが求められています。 第6は、久喜宮代衛生組合への負担金増額の撤回と、新ごみ処理施設におけるプラスチック全量焼却にせず、資源化の推進を求めるべきです。今回の久喜宮代衛生組合議会で、宮代町の負担金が2,121万円増額することが明らかになりました。しかも、宮代町の負担金が、これまでの人口割から処理量割への変更により負担金が増額することを、衛生組合の副管理者の新井町長は、昨年の3月に管理者である久喜市長と協議をしていながら、1年以上にわたり議員に何ら説明がないままきました。議員がこのことを問題視して、町長が初めて説明をするといった失態であります。理由は何にせよ、町長の説明責任は重大であるにもかかわらず議員への説明がなかったということは、住民への背信行為ではありませんか。久喜宮代衛生組合への負担金の増額を撤回し、元に戻すよう求めます。 また、2026年度に建設、稼働する予定の新ごみ処理施設で、これまでの資源プラスチック類及びプラスチック容器包装の分別を廃止して、プラスチックの全量を、ほかの燃やせるごみと一緒に焼却処理しようとしています。プラスチック全量焼却によって、新ごみ処理施設からの温室効果ガス排出量は、現在の久喜宮代衛生組合の焼却炉よりも大幅に増えることが明らかになっています。これは、地球温暖化防止対策にも背を向けるものです。新ごみ処理施設におけるプラスチック全量焼却の方針を撤回し、引き続きプラスチック資源及び容器包装プラスチックの分別回収に取り組み、ごみの原料と資源化焼却量と最終処分量の削減、リサイクル率の向上を進めるよう求めます。 第7は、小・中学校の適正配置の問題です。このことについて、文科省の手引では、学校規模の適正化や、適正配置の具体的な検討については、行政が一方的に進める性格のものではないことは言うまでもありませんと指摘しております。そして、学校教育の直接の受益者である児童・生徒の保護者や、将来の受益者である就学前の子供の保護者の声を重視しつつ、地域住民の十分な理解と協力を得るなど、地域とともにある学校づくりの視点を踏まえた丁寧な議論を行うこと。基準を機械的に適用しないよう、注意喚起をしています。そのとおりではないでしょうか。小・中学校は、児童・生徒の教育のための施設であるだけではなく、各地域のコミュニティーの核としての性格を有することが多く、防災、保育、地域の交流の場など、様々な機能を併せ持っています。また、学校教育は、地域の未来の担い手である子供たちを育む営みでもあり、まちづくりの在り方と密接不可分であるという性格を持っています。2016年12月議会で、小・中学校の統廃合について慎重な取組を求める請願が採択されたことの重みを真摯に受け止めるべきです。 以上、2021年度一般会計予算について、容認できない7点の基本的な問題について指摘をし、本案に反対するものです。 先ほども言いましたが、今、町民は新型コロナウイルス感染症の急拡大で、不安と苦しみの中にあります。また、町の経済も危機に直面しています。こうした厳しい状況の下で、新型コロナウイルス感染防止に力を注ぎ、町民の命と健康、暮らしを守り、子育てを一層支援し、気候変動や地震など、自然災害から町民の生命、財産を守ることが、町政が直面する最大の課題ではないでしょうか。 私ども日本共産党議員団は、町民の命と健康、暮らしと営業を守るため、2021年度も引き続いて広範な町民と協力、協働して取り組み、安心・安全なまちづくりに全力を尽くすことを表明し、反対討論を終わります。 以上です。 ○議長(田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 塚村議員。 ◆10番(塚村香織君) 10番、塚村香織でございます。 議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算について賛成の立場で討論いたします。 「首都圏でいちばん人が輝く町」というビジョンに沿った宮代町第5次総合計画の新たな事業も加わりました。 特に、コロナ禍の時代に合った事業としては、切れ目のない子育て支援として宿泊型産後ケアやDV被害者への緊急避難支援、新たな保育園の開設、学校へ行きづらいと感じている児童・生徒のための教育支援センター設置へ向けての取組など、また、高齢者の方への支援として、敬老会補助金の見直しや新たな介護施設の設置についての取組など、女性や子供、高齢者の方々への新たな支援が加わったことを評価しております。しかし、高額なコンサルタント料などや細かな見直せる事業もあるとは思いましたので、有効にご活用いただけるよう今後も要望させていただきます。 町民の皆様が主体的に自分らしく輝く町となるには、魅力的な町へとブランディングすることも必要ですが、それと同時に一人ひとりの負担や重荷、輝けない理由を軽くする支援も大切だと思います。私自身も一人の町民として、地域での居場所づくりなどの活動を通して、自分らしく取り組んでいきたいと思っております。 宮代町の今後10年間への新たなフェーズに期待を込めまして賛成いたします。 以上です。 ○議長(田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 西村茂久議員。 ◆6番(西村茂久君) 議席6番、西村でございます。 議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算について反対の立場から討論をいたします。 本当初予算案は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、前年度比1.6%減、額にして1億7,200万円減の104億5,100万円であり、歳出額を補填するため財政調整基金から1億円繰入れとなっています。 まず、歳入について申し上げます。 予想されていたとはいえ、コロナ禍の影響や税制改正により、個人、法人町民税、固定資産税が大きく落ち込み、軽自動車税、町たばこ税合わせた主要財源の町税全体で前年度比4.2%、1億5,336万円減となっております。他方、主要財源である地方交付税は6,800万円増、率にして3.2%増の21億6,200万円、また地方債の臨時財政対策債が2億6,700万円増、率にして74.5%増の6億2,500万円となっており、通年とは異なる歳入構成となっていました。 次に、問題となる歳出について、できるだけ簡潔に意見を申し述べます。 令和3年度は、第5次宮代町総合計画に基づく前期実行計画の初年度であり、これを予算化した実行計画事業について、特徴的なものについて賛否を表明いたします。 西原自然の森活用事業の里山体験及び移築民家活用事業については、基本的には賛成ですが、里山体験はコンセプト次第により変わります。新しい村魅力アップ事業は、プラン策定の基礎調査ですので経緯を見守ります。集落で支え合う営農事業については了といたします。宮代農業人材育成事業については、町農業発展のためには必要であり、メニューはたくさん用意されていますが、着実な実行を期待いたします。 東武動物公園西口わくわくロード事業は、令和3年度はアクセス道路の整備が中心でありますが、西口商業施設の開業もあり、コンサルタントの選定次第では、本当にわくわくロードになるか否かが決まります。東武動物公園駅東口のにぎわいロード事業は、令和7年度の駅前広場東口通り線完成を目指し、にぎわいのある東口周辺整備事業となるかどうか早期の合意形成に全てがかかっております。進捗状況を見守ります。 宮代型デマンド交通事業は、循環バスを補完し、地域公共交通としての高齢者等タクシー助成事業ではありますが、令和3年度からの実証実験を見守り、費用対効果を判断せざるを得ません。一方において、循環バスの充実を求める声も強くあることを申し上げておきます。広域道路ネットワークの整備については、促進努力を強く求めます。 その他、各種事業については、ゼロ予算でリストアップされた事業もあり、和戸駅周辺整備事業を除き西高東低のオンパレードであり、コメントのしようがありません。 次に、分野別予算の各課所管分の主な事業について取り上げます。住民課の戸籍住民基本台帳管理事業で、マイナンバーカードの受付交付で国の方針をうのみにし、100%安全神話を町民に押しつける姿勢には反対をいたします。 税務課については、歳入確保のために、各事業の達成に頑張っていただきたいと思います。 町民生活課については、空き家対策事業の内容として、増加させない講座と適正管理をうたっていますが、空き家周辺の住民の不安解消、空き家問題の解決に当たって、十分機能する予算と人員となっていないことは残念です。また、進修館管理事業では、進修館をコミュニティー活動の拠点施設と位置づけているならば、また、改修工事に億の金をかけるくらいなら、抜本的な見直しをする計画を検討するべきではないでしょうか。 その他、福祉課、子育て支援課、介護課、産業観光課、まちづくり建設課、教育推進課の各所管分については、基本的には賛成いたします。 最後に、本案に反対する最大の理由は、町民生活課所管の清掃総務事業、久喜宮代衛生組合負担金の変更にあります。この変更に当たっての経緯については、了承をいたします。しかし、組合の歴史と、私自身の20年以上のごみ処理問題に携わってきた歴史を考えれば、とても了承できることではありません。昭和36年に、旧久喜町、宮代町が、久喜宮代衛生組合を設立、まずは、し尿の共同処理から始まりました。このとき、宮代町は一部市外収集を行うも、当初は焼却炉がなく埋立て処理でした。3年後、バッチ式の焼却炉、それでは足らず、さらに7年後、機械化バッチ式の焼却炉が竣工いたしました。その間、久喜町は久喜市となり、宮代町も大規模住宅開発が進み、急速な人口増を背景に、昭和50年に、現在地に1号炉、さらに5年後、55年に2号炉が竣工しました。組合はそれまで何でもかんでも焼却し、公害物質をまき散らしてきました。ちなみに平成に入るまでの分別は、危険物、粗大ごみ、乾電池のみで、現在のプラスチック、新聞、雑誌、段ボール、瓶、缶、ペットボトル等はされておりませんでした。周辺住民、とりわけ風向きが年間を通して多く、ばいじん、悪臭に悩まされてきた宮代台自治会が公害防止協定締結に取り組んできた経緯があります。 劇的に変化したのは、平成4年の組合が提示した現在地での施設拡張計画、最終処分場計画を機に猛烈な反対運動が巻き起こり、当時管理者の坂本市長から田中市長にバトンタッチ、ダイオキシンの測定、今日の分別体系が確立されました。そのときから何でも燃やす政策と決別し、組合は我が国でトップクラスの40%台の資源化率を誇るその第一歩を踏み出しました。組合設立から30年、公害物質の垂れ流しに決別し、遅きに失したとはいえ平成10年度台から新設炉検討委員会、堆肥化推進委員会など、次々と住民参加の組織が立ち上がり、ごみ行政の方向が確立されるようになりました。しかし、平成21年の久喜市を含む1市3町の合併によりこれまでの方向性が覆され、今日の結果に結びついたと言わざるを得ません。 令和9年の久喜市単独のごみ処理施設稼働が現実性を増す中で、50年余りごみ処理体制を対等に行ってきた組合が、平成22年、組合構成を変更し、負担金の計算方法についても、長年続いてきた2対1を、平成27年、榎本町長時代に見直しに合意、令和3年に均等割に加えて人口割を処理量割へ変更することに新井町長は合意しました。加えて、久喜市に平成27年事務委託を申し入れたことを含め、議会のみならず町民に丁寧な説明抜きに行われたことは、誠に遺憾であります。処理量割は受益者負担の原則、排出量抑制への動機づけといった理由は、一見合理的に見えますが、私はそうは思いません。60年間続いたこれまでの負担金の計算が間違っていたと言うのでしょうか。また、宮代町ごみ処理基本計画は、総排出量抑制に重点的に取り組んだ内容を含んでおります。動機づけは理由に当たりません。何よりも組合の運命が限られている中での拙速な変更を認めるわけにはいかず、この事業には反対をいたします。 なお、令和7年度からは、組合から宮代町へ分別、収集、運搬、そして、その基礎になるごみステーションの管理までが移管されると聞いております。本予算は評価できる事業も多々ありますけれども、全体として評価し難い事業が多く、反対せざるを得ません。 町長は予算編成に当たり、マイナスシーリングを挙げていましたが、実績減は当然のことであり、予算全体を通してそれがなされていたとは到底思いません。1つの典型として、顧問弁護士委託事業であり、この事業は包括化、個別化は別として、近隣市町、特に杉戸町の倍の費用をかけていることは象徴的であります。また、新型コロナウイルス感染症感染収束の見込みがない中で、ひたすら国の方針に従うだけで、独自財源でのPCR検査を含め、その実施に関心を示さず、本予算案でもそのかけらも見当たりません。残念であります。町長は防災無線で町民に呼びかけていますが、正直、またかの感想で、評価の意見を聞いておりません。もっと親身に町民に寄り添っていただきたいと思います。 以上で、反対討論といたします。 ○議長(田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 土渕議員。 ◆12番(土渕保美君) 議席ナンバー12番、土渕保美でございます。 令和3年度宮代町一般会計予算に対して賛成の立場で討論させていただきます。 第5次総合計画の未来像である「首都圏でいちばん人が輝く町」を実現するため、令和3年度から令和7年度に取り組む様々な事業があり、宮代町の魅力を引き出し、宮代ならではの自然を生かした事業をはじめ、町を活気づけるチャレンジショップ推進事業、地域コミュニティをサポートする地域コミュニティセンター事業、身近な場所で子育てサロン事業など、幼い子供から、シニア、高齢者まで、町民の方々が参加したくなるよう心の行き届いた数多くの事業が多いことです。また、都市計画マスタープランも見直され、国土の均衡ある発展と、公共の福祉の増進に寄与するという目的を達成するために、時代の流れに合わせた人口減少、少子高齢化社会、そして、変化する時代の中で、現代のまちづくりの潮流は、コンパクト・プラス・ネットワーク、SDGs、国土強靱化、低炭素型まちづくり、技術革新を活用したまちづくりなどを掲げ、県の指針により宮代町は、幸手市、杉戸町とともに1市2町による幸手都市計画区域の位置にあり、当町だけではなく近隣市町との連携を図り、よりよい宮代町になるよう、令和3年度から始まる住民主体による横串を取り入れた多くの事業に希望を託し、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 小河原正議員。 ◆7番(小河原正君) 7番、小河原です。 前段者の西村議員が、ほぼ反対の内容を申し上げておりますが、私も簡単に反対の内容をしたいと思いますので、私の意見を聞いてもらいたいと思います。 議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算については反対の立場で討論をしていきます。 一般会計は予算総額104億5,100万円で、前年度より1億7,200万円、率として1.6%の減となっております。歳入では、特に財源として新型コロナウイルス感染症拡大による所得の影響が見込まれているので、町税全体では、前年度よりも大幅な減額、1億5,337万円を見込んでいます。これを見ましても、宮代町の財政も厳しい状況が認められているわけです。そういう中で、歳出では、福祉医療の分野が増額等や、高齢者等のタクシー利用助成事業、また西原自然の森活用事業をはじめ、東武動物公園駅東西口周辺整備事業については、一定の成果があるとは認めます。また、新型コロナウイルス感染症対策では、宮代町は今日の朝の新聞を見ますと、110人の感染者が発表されていますが、それなりの国、県の言いなりに対応はしてきたことは認めます。しかし、予算の全体を見ますと、何件かの政策について不満があります。 細かい点では、敬老会、カーブミラー、照明などで不満があります。特に、久喜宮代衛生組合の対応については、問題と思っております。特にこの件は、突然、人口割から処理量割に変更内容が発表されまして、久喜市が約2,120万円の減、宮代町は逆に2,121万円の増額、納得できない内容であります。特に宮代町の厳しい財政状況の中に、このように2,000万円以上の金がかくも簡単に引き上げられるわけであります。これは誰が考えてもおかしいと思わないのがおかしいと私は思っております。 昭和36年度久喜宮代衛生組合が発足しまして、ほとんど宮代側に処理場を設置して運営してきた。運営費については今日まで人口割で2対1の割合で運営をしてきました。この歴史を見ますと、この久喜宮代衛生組合の処理場については、相当近隣に迷惑をかけております。知らないでは済まないような状況です。知らなかったで通したら、それこそ何やっているんだと言われるような内容です。西村議員が前段である程度申し上げていましたけれども、あの近隣にはビニールがまだ埋まっています。それを知らんぷりしているわけです。また、ダイオキシンの問題では、えらい宮代町は苦労しているわけです。風向きによっては健康を害しているというので、町中が紛糾した状況があります。そのことも知らないで、もし今回の内容、突然処理量割により引き上げて、宮代町の厳しい財政であるにもかかわらず平然と引き上げてくるということが、私は分からない。この心境が全然分からない。宮代町はこれまで苦難の時代を過ごしてきたわけです。知らない人は知らないで済まないような内容ですから、これはぜひ歴史をひもといてよく勉強をしてもらいたいぐらいです。あのビニールの解決もしていないのです。埋立ての。それをほっぽっておいて、宮代町だけ予算を引き上げるというのはとんでもない話です。よくそういうことを知らないで引上げまでのっかってきた、私は普通の人の気持ちだったらできないことです。 また、ここで私はちょっと心配なのが出ました。この今度の久喜市の問題で説明のとき、宮代町も職員の処理対策室だか職員を置くとかということで説明がありました。大体こういうことをやるというのは、多分、私の今までの経験から言って、今まで全体の予算で賄っていたのは、多分これからは個人の支払いの方法を考えると思っています。それが個人は重量割という、こういうことで、名前を変えてきたということはどうも怪しい。久喜市に言われるばかりではなく、宮代町も本当に怪しい。これから、個人から従量化をして、使用料を巻き上げる、こういう考えではないか、巻き上げるというのは取りやめます。個人から使用料を払ってもらう、こういう方向をはらんであるのだと思います。これも許せない。この予算を賛成した人は、そういうことでも考えて賛成していると思います。私は、もう先を見ています。多分そうだなと。そういうような状況の中で、町の長い歴史の中苦労してきた中、また、近隣の問題の解決がまだ終わっていない状況の中で、長い間骨を折ってきたり苦労してきた人に顔向けがもうできません。よくまあ、白々しく顔向けできますねと後で言いたいくらいです。 ぜひ、町全体のことを考えれば、この問題については特に賛成しかねます。そのために反対をいたします。 以上です。 ○議長(田島正徳君) ここで休憩いたします。 △休憩 午後1時57分 △再開 午後2時10分 ○議長(田島正徳君) 再開いたします。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 泉伸一郎議員。 ◆8番(泉伸一郎君) 議席番号8番、泉伸一郎でございます。 議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算について、賛成の立場で討論いたします。 一般会計予算の総額は104億5,400万円で、前年度と比較して1億7,200万円、率にして1.6%の減となっています。新型コロナウイルス感染症の影響により、町税全体の大幅な減額が見込まれることを踏まえたものだと思います。 令和3年度は、第5次総合計画前期実行計画の初年度になります。東武動物公園駅東西口周辺整備事業、西原自然の森活用事業や、高齢者等タクシー利用助成事業などに予算を重点配分されています。 評価するところを述べさせていただきます。 1、西原自然の森活用事業では、里山体験整備保全活動を実施し、町の自然を守り、育てる取組が推進されます。また、指定文化財である建造物を生かした文化活動や体験講座、地域活動ができる場所が整備されます。さらに5月オープン予定の福祉交流館すてっぷ宮代によって新たな福祉の拠点づくりと、町民の交流や憩いの場がスタートされます。これらは3課の連携によるものです。 2、東武動物公園西口に建設予定の店舗に併せて進める東武動物公園駅西口周辺整備事業、東武動物公園東口駅前広場の早期完成を目指し、杉戸町と連携して進める東武動物公園東口周辺整備事業を前向きに推進する姿勢が見えること、さらに姫宮駅西側周辺活性化事業と和戸駅周辺活性化事業にも視野を向けていることに期待します。 3、宮代型デマンド交通事業では、循環バスで対応できない地域のニーズに対応するため、循環バスを補完する地域公共交通として、高齢者等タクシー助成事業が実施されます。実証実験としてですが、少しでも早く本事業が開始されるよう願います。 また、便利バスが走る事業において、令和5年度からの次期運行計画に向けて、運行内容の検証等、さらには宮代地域公共交通会議で次期運行計画の協議が行われます。循環バスの利便性の向上、充実が進むよう期待します。 4、母子保健事業では、子育て世代包括支援センターにおいて、妊産婦、乳幼児の状況を継続的、包括的に把握し、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を提供しています。 また、産後ケア事業として、今までの訪問型に加えて、医療機関での宿泊型が始まります。さらなる切れ目のない支援の充実に期待します。 5、教育関係では、GIGAスクール構想により整備された児童・生徒1人1台体制の情報端末を活用した授業が始まります。小・中学校ICT教育が推進され、児童・生徒の情報活用能力を高めます。また、教師への研修などにも配慮されています。 6、防災関係では、一般住宅耐震対策事業として、住宅の耐震化に対する補助制度や、災害時に危険となる既存ブロック塀の撤去に対する補助制度を実施しています。また、橋梁定期点検が38橋を実施されるとともに、橋梁の補修設計、補修工事が実施されます。コロナ禍でもしっかりと防災事業が進みます。さらに防災行政無線の情報等を確認するためにも便利なテレビ埼玉のデータ放送を使った情報配信サービスもあります。これはさらなる周知をお願いいたします。 本年3月11日、東日本大震災から10年となりました。特に東北の方々は未曽有の災害を被りました。突然に絶望の中に落とされた思いだったでしょう。今なお4万1,000人以上の方が避難生活を続けています。しかしながら、この10年、復興に向け、言葉に言い尽くせない大変な努力をしてこられました。10年、20年先を見据え、懸命に努力されてきたものです。その負けじ魂と復興を信じて結ばれた絆と勇気に心から敬服いたします。 現在の新型コロナウイルス感染症による影響も深刻な状況となっております。行政においても先が不透明であります。しかし、希望を忘れずに、勇気を持って第5次総合計画を進めていかなければならないと思います。コロナ禍に負けずに、5年、10年先をしっかりと見据え、一致団結して町政の着実な一歩を進めることを願い、賛成討論といたします。 ○議長(田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 金子正志議員。 ◆5番(金子正志君) 5番、金子正志です。 令和3年度宮代町一般会計予算に反対の立場から討論いたします。 最初に結論3点。 令和3年度は新型コロナウイルス感染症対策最優先にし、ソフト事業は見直すべき。 2点目、第5次総合計画の開始は新型コロナウイルス感染症の影響が完全に落ち着いてからにすべき。 3点目、令和4年度以降は次世代のために、より長期的、広域的な視点を持って予算を組むこと。 詳しく述べます。 昨年の今頃、新型コロナウイルス感染症が始まったばかりで大変な状況になるという時期でした。いろいろ予算に対する要望はありましたけれども、取りあえず執行することが大事だと思い、賛成いたしました。新型コロナウイルス感染症の影響は私が思っているよりもはるかに長く、まだまだ続いております。下手したら第4波もあるかもしれないです。そういう状況にあって、今年も賛成するべきだなとは思っていました。しかしながら、1年前の予算と考え方が変わっていない。この新型コロナウイルス感染症の1年をみんなで乗り越えたのに変わっていない。それに対して失望しまして、反対いたします。 第5次総合計画につきましては、討論で私はこのように述べました。コロナ禍で先が見えにくい時代だからこそ、何が本当に大切なのか、議会には長い目で世の中の移り変わりを見ていく力が求められています。新型コロナウイルス感染症の影響で悪化する経済状況の中で、第5次総合計画を性急にまとめることが町民のためにふさわしいことなのか説明する必要があります。この新型コロナウイルス感染症の状況で、説得力ある説明ができるとは思えません。これがそのときの反対理由です。 そして、今回の予算に第5次総合計画、実行計画が出てきております。それらの中に細々としたソフト事業、幾つもあります。今新型コロナウイルス感染症で不要不急の外出は控えてください、国中で言っています。宮代町、このソフト事業、緊急性があるのか。不要不急のソフト事業は控えるべきだと思います。予算書にはたくさん載っています。それをばっさり控えるべき。その辺がリーダーシップの発揮の仕方なんですよね。 新型コロナウイルス感染症対策が大変なときに、埼玉県知事は、テレビで放送するだけではなく、街頭に出て訴えています、直接県民の方に。私、夢見ました。埼玉県知事が雑貨屋さんでいらっしゃいませ、いらっしゃいませと言って手伝っているんです、お店の方たちを。これは単なる夢ですけれども。私もそこに飛び込んでいらっしゃいませと手伝った。そこで目が覚めたんですけれども。その知事は、今年度のボーナス100%カットした。そして、自民党を含め、皆さんの賛成で可決された。県民の皆様には真剣に取り組んでいるという姿勢をアピールすることが大事なんだと思います。ところが、それはうちの町長はできなかった。 2点目の第5次総合計画に関しては、人口が3万4,000から3万1,000人に減る中で、減らないというのを想定して組んでいます。日本中が人口が減るのに、この宮代だけ減らない。そういう何というのかな、あり得ないことを前提にして計画を立てるということは絶対と言っては悪いけれども、絶対に近いほど間違っているんだ。間違いを基に組んだ計画は間違っているの。だから、新型コロナウイルス感染症が落ち着くまで1年か2年か分からない。スタートは待つべきなんですよ。それをもう織り込んでしまった。これは賛成したら議会の恥ですよ。賛成討論していた人たちも考え直してほしい。こんなこと繰り返したら町は大変なことになってしまう。 私の子供は4人とも笠原小学校を卒業したんですけれども、子供たちに世界に飛び立って活躍できるようになれという指導をしてきましたんで、町から3人飛び出してしまったんですけれども、その子供は社会人になって宮代町からちょこっと通ったんですけれども、通い切れないということで東京に住んでしまった。でも、僕は宮代町のこと好きだし、いい町だと思うから、社会人生活終わったら帰ってくるよと。40年後ですよ。その次の世代が宮代町に住み出したときに、孫連れて帰ってくるかもしれない。そのときに宮代町が行政サービスがもうできないぐらい貧しくなって、そんな状態になっていたらどうするんですか。お父さんたちのせいだよと。帰ってきてみたら、こんなことになっていたと。はらっパークもない、ぐるるもない。学校は汚いままだ。道路は凸凹だ。そういう状態になってしまうでしょう。そういうことを想像して10年後、20年後の計画を立てるんですよ。 あと数年で団塊の世代が全部後期高齢者に入るんです。三、四年ですよ、あと。それで、その団塊の世代は第1次ベビーブーマーと言われています。第2次ベビーブーマーは今45歳から50歳なんですよ。つまり今から15年たつと、第2次ベビーブーマーが高齢者の仲間入りしてしまうんですよ。どういうことかというと、15年後から納税世代ががくんと減り出すんです。新型コロナウイルス感染症でがくんと減った。国も金がなくなった。もうおいしいお金は来なくなりますよ。そういう状態に15年後、宮代町は第2次ベビーブーマーたちが高齢者の仲間入りする。 今、インフラ整備とか長寿命化とやっていますでしょう。あれをやって寿命が10年、20年延びる。これは非常に危険なことなんですよ。いつも言いますけれども。つまり宮代町の税収がどんと減る頃とインフラ整備、長寿命化した寿命のもう最後の寿命が重なってしまう。一番金が必要なときに一番金がなくなるんです。だから、先送りしていてはいけないんです。 今回の資料の中で人口のピラミッドがありましたけれども、1歳から17歳、つまり高校生以下、平均して男と女合わせて250人ぐらいなんですよ。今年生まれる子は減るでしょう。来年は生まれる子はうんと減るともう発表していますよね。つまり250人が200人に近づくような数字が続くと思うんです。これどういうことかというと、今17歳の子は60年たつと77歳、50年たつと67歳、私と同じ年。つまり50年たつと250人掛ける平均寿命80年として、250人掛ける80年分の2万人、宮代町の人口は2万人になるんです。これほぼ確実でしょう。社会増、転入と転出を見ていると、大体イーブンなんですよね。出ていった分だけ入ってきている。だから、宮代町の都合のいいようには計算できないんですよ。出ていかないけれども、人だけどんどん来るなんて考えられない。そういうこと基に考えますと、50年、60年かかって2万人に向かっていく宮代町。この宮代町のことをどうするかという、単独でやるんだったら、その覚悟が必要。その覚悟が全く見えない。広域でもいこうとしない。もう大反対ですよ。声を大きくして言いたい。 結論を繰り返します。1点目、令和3年度は新型コロナウイルス感染症対策最優先し、ソフト事業は見直す。2点目、第5次総合計画の開始は新型コロナウイルス感染症が完全に落ち着いてから。3点目、令和4年度以降は次世代のために、より長期的、広域的な視点を持って予算を組むこと。これを考えるいい機会になったと思います、今回の新型コロナウイルス感染症のことは。 最後に、歴代町長に敬意を表するならば、町長報酬20%削減を示していただきたい。 以上、反対討論といたします。 ○議長(田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 丸山妙子議員。 ◆3番(丸山妙子君) 議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算について、賛成の立場で討論をさせていただきます。 コロナ禍の中での差別と偏見に対して、町としてこれほどまでに対策をした年はなかったと思います。令和3年度も引き続き新型コロナウイルス感染症対応をされていくと思います。 予算面でもたくさんの財政を使います。その中で、昨年度、令和2年度の取組の中で、学校における人権作文発表会は笠原小でリモートで行われました。子供たちの素直な人権に対する意識の高さにびっくりいたしました。その後、町の人権の研修も人数を減らし、新型コロナウイルス感染症対応をされてきました。今回、町の広報紙の中にフラフープが折り込みとなりました。私も1回目から参加しておりましたが、全戸配布は初めてのこととなりました。町民の人権の意識の高さは必要です。差別や偏見を思いやりやエールにというエコバッグ、それこそが皆さんの宮代町の財政を豊かにしていく意識の根本だと思います。私たちの中には無意識の差別がございます。誰でもあります。人権を常に意識し、学ぶことの大切さ、思いやり、尊重、これは今後この町の令和3年度にも生かされ、対応されていくと思います。 その中で、配偶者からの暴力及び虐待の数も増えています。その中で、被害者への緊急避難支援費の増はまだ少ない額ではございますが、とても大切なことです。 この1年で在宅の時間が多くなり、家庭内でのいざこざ、不安、そして自死も全国的には増えております。今回、広報紙に人権の枠組みで自死も取り扱われておりました。一つ一つの小さな事柄が大きく町をつくっていくと思っております。 さて、その中で特別委員会のときに町職員のネームにかわいらしいバッジがついていることを何度も見かけました。何だろうと思っておりましたら、一昨年から実施している職員の人権のLGBTの研修を受けた者、そして、今年はそのときに受けなかった方たちが全員受けたとの、その印だそうです。職員が意識をしっかり持っている。研修されていることは、町民がそのバッジを見ることによって、安心して相談もでき、非常に大切なことだと思い、私たち議員一人ひとりの意識の向上も大切だと感じました。 今回、研修ではDVのドメスティックバイオレンスの講習ができず、オンラインとなりましたが、それがユーチューブとなり、開催され、私も見させていただきました。この一人ひとりの町民の命を守る大事な根本である人権教育、人権の活動が町民一人ひとりの命を守ることにつながるので、非常に大事だと思いました。 さて、私も第5次総合計画には反対をさせていただきました。しかし、高齢化が進む中、外に出る人が多く、この1年で外を散歩する、町内を歩くといろんなところが気づきがございました。その中で、新しい村の今後20年たったこれからの楽しみ、東武動物公園西口からのわくわくロード、町民に愛されるロードづくりが進んでいくのだと感じております。 その中で、町民生活課に関しては、一番町民に身近で町民生活に日頃寄り添った早い対応をしていただいております。しかし、今回は清掃総務費5億4,500万、町財政の中で、私は1億円以上のものがこんなにあるのかと思いました。消防総務も4億9,600万、障がい者支援7億、子育て1億7,900万、児童手当4億4,400万、介護保険特別会計で5億2,900万、都市計画道路整備で1億3,300万、東武動物公園東口周辺整備も1億9,500万、上水道配水管施設整備事業も4億3,800万、浄水場施設整備事業1億1,600万、公共下水道事業16億1,000万、学校給食運営管理事業3億1,400万、公債の償還事業が7億9,900万でございます。 その中で前段議員からも出ておりました町民生活課所管の衛生組合の処理の金額に対してでございます。それに対しては、私も考えるところがたくさんございました。この5年間、町民生活に関わる中で、昨年から中島出張所、消防組合です。中島出張所の廃止、そして福祉協議会の移転。なかなか議会に説明がございませんでした。今回、私たち衛生組合議員も衛生組合会議で初めて耳にいたしました。このことに関しましては、5年前からのいきさつ、説明をいただきましたが、なぜこれまで説明がなかったか。私は今でも事務組合がなぜ事務組合をなくし、委託になったか理解ができません。もともと事務組合とは経費を節減してするための組合だと思います。より効率的にするために事務組合があるのに、平成27年に委託と決まったようです。この町の財政は豊かではありません。しかし、前へ進むべき必要な金額は出していかなければなりません。その中でなぜ事務組合が廃止になってしまったのか、そこは考えます。 今後令和6年度にし尿も北本市に、衛生組合の事務分担も久喜市、宮代町、それぞれとなります。細かい作業から全てなるため、担当課は担当職員、兼務ではありますが、4人を配置とお聞きしております。令和9年には燃えるごみ、プラスチック類などは今後検討していくことだと思いますが、久喜の新炉に委託することになっていきます。環境省のプラスチック資源再生化に向け、今後考えていかなければなりません。このようなことを考えると、私は衛生組合議会として今後の跡地利用に関して、そして組合がスムーズに事業を委託していけるよう、そして一番困る町民のごみ出しです。それに不都合が起きないように賛成はいたします。しかし、執行部の今後の議会への説明は必ず必要だと思います。そして町民への理解はさらに必要です。 2,000万という数字、先ほど1億以上を挙げましたけれども、税金1円から始まると思います。私は町民の一人として1円の積み重ねということで考えてまいります。そのときに2000万、実質は876万2000円とのことですが、この大きさというものを職員の方、町長。町長は副管理者です。副町長は参与です。そして財政はなぜここを確認しなかったのか。そこは財政がきちっと止めるべきところではないでしょうか。 今まで私は町民のときに、ごみは町の担当課に聞けば分かると思っておりました。議員になって全て衛生組合に任せっきりだということがよく分かりました。でも、それではこれからのごみ行政はやってまいれません。町としてのごみの考え方、昭和36年からの地域の皆さんのもう亡くなった方、地主さんもいらっしゃいます。その方たちの声をよく耳にしました。この跡地利用に関しても責任を持っていくのが衛生組合議員の仕事だと思っております。スムーズにきちっと生かせる土地利用、住民の方が納得できるように持っていくために私は賛成をいたしますが、執行部職員の責任を求め、賛成といたします。 ○議長(田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 浅倉孝郎議員。 ◆4番(浅倉孝郎君) 議席番号4番、浅倉孝郎です。 議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算について、賛成の立場から討論します。 コロナ禍で日本経済が大きなダメージを受け、景気の悪化に伴い、国民所得にも大きな影響を及ぼしています。町の税収、そして歳入が減少する中で、令和3年度の予算編成に当たっては、例年継続して実施している事業の経費に対し、一定の割合を削減するマイナスシーリングを実施し、昨年度の予算106億2,300万に対し、今年度の予算は104億5,100万円と1億7,006万円の減、1.6%削減した予算となりました。昨年度と比べ、ぜい肉(無駄)を落としたスリムな予算になっています。県内では財政非常事態宣言を出し、徹底した経費の削減をする自治体がある中で、宮代町はこうした宣言をすることなく、第5次総合計画の実行計画をはじめ、町民の命と暮らしを守る行政サービスが滞ることのない予算編成になっていることを評価します。 次に、5つの分野ごとに述べます。 1つ目は、定住人口の促進に大きくつながる子育て、教育活動を予算化されていることです。国土交通省が行っている令和元年度住民市場動向調査によると、初めて家を購入する平均年齢は39.1歳だそうです。そして家を購入するタイミングは、子供が幼稚園や小学校に入学するときが多く、こうした家庭の場合、子育ての環境がよいかどうかが最重要になるそうです。まさに子育て、そして学校の教育が子育て世代の定住の決め手となり、定住人口を増やす大きな大きな要素となっています。子育て、教育について、令和3年度予算では貧困対策、居場所づくり、ICT教育、サポート体制、学習に力を入れています。ここは大変評価します。 コロナ禍により子供の貧困が広がる中で、宮代町は経済的理由によって就学困難と認められる生徒並びに特別支援学級に就学する生徒の保護者に対し就学援助事業を行い、サポートしています。大変意義のある事業です。 ただし、課題があります。私が独自に就学に関わる制服等衣類の経費を算出したところ、中学生の場合、就学援助金だけでは足らないことが分かりました。制服の購入費がネックとなっています。制服を譲ってもらうなど、購入費を抑えれば、就学援助金で就学に係る制服などの衣類を経費で賄うことができます。こうしたこともあり、全国的に、また近隣市町の中学校では制服などのリユース事業をPTAなどと協力しながら行っています。これは同時に就学援助金をもらっていないが、家計が厳しい家庭に対しての強力なサポートになります。制服やジャージ、体操着などは卒業後、ほとんどが捨てられてしまいます。毎年200着以上の制服が町内で廃棄されます。卒業生が寄附し、新入生に譲ることは就学援助になり、資源の有効活用にもなります。町内では百間中学校1校が行っていますが、ほかの中学校からも実施をしてほしいとの声を保護者からいただいています。 制服リユース事業は、学校任せではなく、町も積極的に関わっていくべきです。なぜいいと分かっているのにやらないのか、私は全く理解ができません。多くの子育てをしている家庭が助かる事業です。制服やジャージ、体操着を集めれば、再来年度入学する家計が厳しい新入生に制服などを譲ることができます。町が主体になって今すぐ取り組んでください。期待しています。 また、昨今子供が1人で家にいるひとり親世帯や不登校などで学校に通えない児童・生徒の居場所が問題となっています。特に学校から帰ると自室に籠もり、ゲームをずっとやっている、こうした子供が多くなっています。こうした中で、地域のみんなで子供たちの居場所づくり事業は、子供が孤立しないために、また学校に通えない児童・生徒の学外の場づくりとして大変期待しています。令和7年度までに3か所以上の居場所を整備し、さらに宮代町教育センターを設置するなど、子供の居場所づくりを積極的に進める予算です。居場所を必要としている子供たちが安心して遊べる、学べる、くつろげる場所を早期に設置してください。居場所づくりに関しては、空き教室や図書館などの活用の検討もお願いします。 来年度4月から児童・生徒に1人1台の端末が配置されます。小・中学校ICT教育の推進事業は、児童・生徒の学習面や情報活用能力の向上が期待されます。生徒一人ひとりに合った最適化された学習を行うことができるから、保護者の皆さんも大変期待しています。また、先生方の業務の効率化が図られ、働き方改革にも寄与します。みらいスクールステーションを余すところなく活用し、他市町村より一歩先を行く宮代らしいICT教育になることに期待します。ただし、学校間での格差がないよう、学校間での連携をお願いします。 学校給食運営管理事業です。こちらは評価しています。宮代町の給食は、学校給食調理コンクール表彰式の自由献立部門で、埼玉県教育委員会教育長賞第1位や協賛団体賞を受賞するなど、クオリティーの高い給食を提供しています。私の子供も給食を毎日楽しみにしています。ありがとうございます。他市町村から宮代町に引っ越してきた保護者からも給食の質の高さの声をいただいています。 さらに毎月海外の食事を給食として出し、日本にいながら海外の食事を堪能できる国際色豊かな給食を提供しています。私はここは高く評価しています。来年度も引き続き海外の食事を提供するということで楽しみにしています。こうした海外の食の提供は、その国の文化や歴史、日本との関わりを学ぶ絶好のチャンスです。学活や社会、理科、地理などの時間でその国のことを学び知る機会の提供をお願いします。給食がグローバル教育につながるすばらしい試みですので、今後の展開を楽しみにしています。 学習面では、小・中学校学力向上推進事業をはじめ、英語教育推進事業、日工大サイエンスプロジェクトなど、英語教育の推進や日本工業大学との連携など、宮代町ならではの学習となっています。引き続き基礎学力の向上や英語教育の推進をお願いします。また、小中一貫教育推進事業を通じて、中学生が小学生に勉強を教える双方向にメリットとなる学習支援ができる環境づくりをお願いします。 埼玉県学力・学習状況調査で、中学校において県平均より低い教科が目立ちます。小学校での基礎学力をきちんとつける宮代版寺子屋みたいな新たな取組に期待しています。 子育てに関しては、保育園の待機児童ゼロを目指し、取り組んでいることを高く評価します。子育て世代が定住する際に、保育園の待機児童がゼロというのは大きな魅力です。待機児童ゼロが実現するようお願いします。また、みんなで子育て!こども未来事業、ファミリーサポートセンター運営事業、子育ての施設等利用給付金事業、保健予防事業、母子保健事業、子育て世代包括支援センターなど、未就学児の子育てに対し、妊娠期から就学まで切れ目のないサポートを行っていくことも高く評価します。さらに放課後子供教室、学童など、就学のサポートも充実しつつあります。放課後子供教室は、現在、百間小学校1校ですが、他校へも広げていただき、子育てするなら宮代町と胸を張って言えるような子育て支援をお願いします。 ただ、心配されるのは、小学校の安全・安心です。小学校の登下校を見守ってくれるスクールガードが減少しています。保護者もスクールガードの減少を心配しています。スクールガードがいない地域は先生が途中まで送るなど、先生方の新たな負担もあります。スクールガードの募集は学校の通信で行っていますが、それだけではなく、自治会などに協力を要請するなど、町からの積極的な声がけをお願いします。スクールガードをしている方からは、子供たちから挨拶をされると元気がもらえるととてもやりがいを感じています。長年スクールガードをしてきた方に対し、町から表彰していただくようお願いします。それがまたスクールガードさんの新たなやりがい、生きがいにつながります。できれば来年度から表彰をお願いします。 また、学校と地域とのつながりが希薄化しています。学校応援団、サポーター制度を導入するなど、地域との連携を深めてください。 2つ目は、町の拠点づくりが大きく進む予算措置がされていることです。東武動物公園駅西口わくわくロード事業、東武動物公園駅東口にぎわいロードのロード事業は、東武動物公園駅に町の新たな顔となる開発を進める事業です。町民の多くの方が最も期待している事業です。今年9月以降に東武ストアと良品計画がオープンし、西口に新たなにぎわいが生まれます。また、東口は現在解体工事が進み、こちらも新たな建物が建設されています。 西口は市民参加でコンセプトを決定していくということですが、これまで4年間町民の皆さんの声を聞き、さらにまた2年間町民の声を聞く、合計6年間町民が参加をつくるコンセプトです。相当わくわくするロードになるのではないかと大変期待をしています。 民間企業の協力も必要です。東武動物公園、東武ストア、良品計画、日本工業大学との連携、協力もよろしくお願いします。また、町として民間企業に積極的に働くようお願いします。 東口はイメージ図と大きくかけ離れた駅前となることが推測されます。にぎわっていないにぎわいロードにならないよう、町の積極的な働きかけに期待しています。 もう一つは、西原自然の森の再整備事業です。移築民家の新たな活用、すてっぷ宮代の福祉施設と町民の憩いの場、そして里山の体験、西原自然の森はまさに宮代町の魅力であるこれからの大きな拠点となります。里山体験では、子供たちが自然観察や野外体験などをしている姿が今から思い浮かんできます。移築民家では市民団体や民間企業が様々な使い方をしている楽しいイメージが浮かんできます。西原自然の森が宮代町の新しい大きな魅力となる、また拠点となるようお願いします。 ただ、すてっぷ宮代の多目的室を有料にすることは反対です。町民がいつでもどこでも集い、安らぎ、くつろげる、時には学び、体験できる場として無料で自由に使うことができるよう、こちらは強く要望します。 町内の公園がリニューアルされ、地域の新しい憩いの場、健康づくりの場、集い、楽しめる場となる地域のオリジナルパークをつくろうにも期待しています。町内の公園が地域ごとに子供の遊具あるいは中高年のための健康遊具などがあり、地域の方や子供たちがいつも楽しく使っている新しい交流の場となるようお願いします。 ただ、宮代町の拠点は東武動物公園駅だけではありません。和戸駅、姫宮駅もまた町の重要な拠点です。和戸駅、姫宮駅の活性化事業にも併せて力を入れてもらうようお願いします。 3つ目は、高齢者の健康づくりや疾病予防、介護予防の予算が充実していることです。健康長寿でありたい、これは誰もが望むことであります。宮代町にいれば誰もが健康長寿になれるための様々な事業が予算措置されています。ここは大変評価しています。 健康マイレージでは、宮代独自のプレゼント(クオカード)がもらえます。ただ、私としては、これでは宮代町のオリジナルとは言えないと思っています。高齢者の皆さんのモチベーションもいま一つ上がりません。私はもっと宮代町らしいオリジナルな取組に期待しています。例えば日本一周約1万2,000キロです。1日1万歩歩くと4.5年ぐらいで達成できます。世界一周だと約4万キロ、1日1万歩歩くと約14年間で達成できます。大きなチャレンジはモチベーションが上がります。日本一周を達成すると5万円分のありがとう券がもらえる。地球一周だと30万円分のありがとう券がもらえる。こうした大きなチャレンジこそ宮代町のオリジナルではないでしょうか。 また、高齢者の皆さんの健康づくりにも寄与します。私の母親にこの話をしましたら、ぜひチャレンジしたいと言っていました。検討をお願いします。 来年度から宮代型デマンド交通事業が始まります。タクシーを使った新たな町民の足が誕生します。多くの方が利用していただくことに期待しています。さらにこれからは高齢者だけではなく、一歩進んだスマホのアプリなどを活用し、高齢者を含めた住民全体が利用できる宮代らしい新しいデマンド交通も検討をお願いします。 また、健康診査、疾病予防、フレイル対策、認知症予防、そのほか健康に関する講座など、病気にならない、介護にならない予防対策が非常に充実しています。こうした予防対策に多くの高齢者の皆さんが参加することで、宮代町に住んでいれば誰でも健康長寿になれると私は信じています。また、医療費や介護費の大きな削減効果を生みます。今後はさらに予防対策を拡充し、参加率を上げ、日本一の健康長寿の町となることを願っています。 さらに健康支援サポーター、地域介護予防活動支援事業、地域密着型予防、高齢者困り事サポート事業など、高齢者になり、困ったことがあっても様々なサポート体制が充実しています。万一体が不自由になったとしても安心のサポートを受けることができます。こうしたサポート事業に期待しております。 おかえりなさい!地域デビュー事業は、これから定年を迎える方、既に迎えている方にとっては、新たな地域での交流、そして人生を豊かにしてくれるこれからの時代になくてはならない事業です。縁じょい通信や縁じょい交流会を通じて仲間をつくり、大規模な市民活動フェアなどでマッチングを行い、宮代町には図書館族やスポーツジム族はほとんどいない。定年退職された方は皆生涯を通じて地域で生き生きと活躍している、こういった町になってくれるよう期待しています。 第4次総合計画の実行計画で進めてきた地域交流サロン事業は町内に定着しています。高齢者の居場所は健康づくりにも大きく貢献しています。継続してもらうようお願いいたします。 4つ目は、新たな産業につながる事業が予算措置されていることです。産業関連の予算で最も注目すべき事業は、新しい村魅力アップ事業です。町長が4年かけて町民と対話し、それでも足らないと、さらに1年半、合計5年半かけてつくる新しい村魅力アッププランです。抜本的な新しい村の改革になるはずです。また、そうなることに期待しています。言うは易く行うは難しと言います。プランをつくって何もしないでは通用しません。これは肝に銘じてください。 一方、これまで町中心で運営を行ってきましたが、限界が来ていることも確かです。指定管理者に道の駅などを立て直してきたプロフェッショナルな民間企業に任せるという選択肢もお願いします。 農業では、米を生産する農家の生産者年齢が高くなっています。そして、小規模な田んぼは生産効率が悪く、耕作放棄地になっています。またなりやすいです。集落で支え合う営農事業は、宮東・中島地区における20ヘクタール以上の農地集積と基盤整備を令和7年までに行う計画です。宮東・中島地区の農地集積を事例に、町内の各地で農地集積を行うというもので期待しています。 しかし、その間、小規模農地を耕作放棄地としてしまう危険性があります。農地を集約化できるところがあれば、先行して行うことをお願いします。もたもたしていると取り返しのつかないことになります。 宮代農業人材育成事業は、新しい農業の担い手が次々と生まれ、宮代町の農業を盛んにしてくれることに期待しています。 小商いからはじめようチャレンジショップ推進事業は、3万円ビジネス講座を通じて、令和7年度までに起業者を15人以上と目標設定しています。あわせて空き店舗や公共施設の空きスペースなどをチャレンジショップとして活用するということで、町のあちこちに新しいお店がオープンし、新たなにぎわいづくりになることを期待しています。 5つ目は、地域共生型社会の実現に向けて大きく前進する事業が予算化されていることです。地域の高齢化が進み、地域住民の希薄化、コミュニケーション不足が問題となっています。こうした中で地域の力となる地区コミュニティセンター事業は、令和7年度までに新たに地区コミュニティセンターを2か所設置し、地区担当者を配置し、自治会活動や市民活動をサポートする新たな地域の活性化、地域共生型社会の実現に向けた事業として期待しています。 また、東日本大震災から10年がたちました。災害はいつ何どきやってくるか分かりません。日頃の対策が重要です。みんなで備える防災力の強化、防犯・防災事業など、地域の防災力を強化し、地域の安全や安心を守る事業に期待しています。そして、安心して暮らせる地域力向上の事業につながっていくことをお願いします。 また、新しくハザードマップを作成したことで、こちらを活用した講座などを行い、宮代町にいれば安全・安心に暮らせると胸を張って言える地域共生型社会の実現をお願いします。 最後に、大きな課題を指摘します。久喜宮代衛生組合議員の分担金割合です。人口割から処理量割にはいまだに経緯の不透明感が払拭できていません。コロナ禍で財政が厳しい中、負担増となる割合の変更はいまだに疑問を抱いています。また、久喜宮代清掃センターだけではなく、組合全体の維持費など、共通費までが処理量割になっているのは納得できません。分担金割合は引き続き久喜市と再度協議するなど、宮代町に不利にならない分担金割合にするよう要望します。 令和3年度予算は今まで述べてきたように、期待できる事業が多いです。逆に言えば、期待するしかない、お願いするしかない事業も多いということです。また、不透明感で納得のいかない事業もあることも事実です。しかし、コロナ禍において、住民の命と暮らしを守る事業は推進していかなければなりません。こうした思いが強くあることから、予算には賛成とします。 以上です。 ○議長(田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○議長(田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第15号 令和3年度宮代町一般会計予算についての件を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔起立多数〕 ○議長(田島正徳君) 起立多数であります。 よって、本件は委員長報告のとおり可決されました。--------------------------------------- △追加議案の提出 ○議長(田島正徳君) 町長。 ◎町長(新井康之君) 追加議案を提出します。 ○議長(田島正徳君) ただいま執行部から追加議案の提出がありました。 議会運営委員会の開催を求めます。 暫時休憩いたします。 △休憩 午後3時05分 △再開 午後3時16分 ○議長(田島正徳君) 再開いたします。--------------------------------------- △議会運営委員長の報告 ○議長(田島正徳君) 議会運営委員会の審議結果の報告を求めます。 角野議会運営委員会委員長。   〔議会運営委員長 角野由紀子君登壇〕 ◆議会運営委員長(角野由紀子君) 議会運営委員会委員長の角野でございます。 それでは、先ほど開催いたしました議会運営委員会の審議結果について報告をさせていただきます。 議案第22号 令和3年度宮代町一般会計補正予算(第1号)が提出されましたことから、議事日程について審議しましたところ、議案第22号についての件は、これを日程に追加し、追加日程第1として、日程の順序を変更し、直ちに議題として上程、提案理由の説明をし、質疑、討論、採決については3月22日に行われる本会議において議案第20号の質疑、討論、採決の後に行うことを確認しましたので、ご報告いたします。 以上でございます。--------------------------------------- △日程の追加
    ○議長(田島正徳君) お諮りいたします。委員長報告のとおり、議案第22号 令和3年度宮代町一般会計補正予算(第1号)についての件は、追加日程第1として、日程の順序を変更し、直ちに議題として、上程及び提案理由の説明を行い、質疑、討論、採決については3月22日に行われる議案第20号の質疑、討論、採決の後に行うことにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(田島正徳君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第22号 令和3年度宮代町一般会計補正予算(第1号)についての件は、追加日程第1として、日程の順序を変更し、直ちに議題とし、上程及び提案理由の説明を行い、質疑、討論、採決については3月22日に行われる議案第20号の質疑、討論、採決の後に行うことに決定しました。--------------------------------------- △議案第22号の上程、説明 ○議長(田島正徳君) 追加日程第1、議案第22号 令和3年度宮代町一般会計補正予算(第1号)についての件を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 町長。   〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第22号 令和3年度宮代町一般会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。 本議案は、既定の予算額に歳入歳出それぞれ1億7,805万6,000円を追加いたしまして、予算の総額を106億2,905万6,000円とさせていただくものでございます。 補正予算の主な内容でございますが、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等の交付に伴う新型コロナウイルス感染症対策事業の実施による歳入歳出予算の増額補正でございます。 以上でございますが、詳細につきましては、担当課長より補足説明をさせていただきますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(田島正徳君) 補足説明を求めます。 企画財政課長。   〔企画財政課長 栗原 聡君登壇〕 ◎企画財政課長(栗原聡君) それでは、令和3年度宮代町一般会計補正予算(第1号)について補足説明を申し上げます。 一般会計補正予算書の1ページをご覧ください。 第1条歳入歳出予算補正については、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億7,805万6,000円を追加して、総額を106億2,905万6,000円と定めるものです。 次に、歳入歳出補正予算の補正の内容について、事項別明細書によりご説明申し上げます。 予算書の6ページをご覧ください。 14款国庫支出金、2項国庫補助金、1目総務費国庫補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金については、自治体が実施する感染症対策事業に対して交付される交付金を計上するものです。 2目民生費国庫補助金の子ども・子育て支援事業交付金については、子育て支援センターやファミリーサポートセンターなどが実施する感染症対策に要する経費に対する補助金です。 保育対策総合支援事業費補助金については、公立及び民間保育所等の感染症対策に要する経費に対する補助金です。 児童虐待・DV対策等総合支援事業費補助金については、子どもの見守り強化事業実施に伴う補助金です。 15款県支出金、2項県補助金、2目民生費県補助金の子ども・子育て支援事業補助金については、先ほどの国庫支出金と同様、子育て支援センターやファミリーサポートセンターなどが実施する感染症対策に要する経費に対する補助金です。 18款繰入金、2項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金については、このたびの補正に伴う財源調整として基金からの繰入額を増額するものです。 歳入については以上です。 続いて、歳出ですが、8ページをご覧いただければと思います。 2款総務費、1項総務管理費、5目財産管理費、庁舎等管理事業については、庁舎における感染症対策として、手指消毒液を購入するものです。 6目企画費、OA管理事業については、庁舎内の通信環境LAN工事を実施するものです。 13目進修館費、進修館管理事業については、進修館における感染症対策として、消毒液などを購入するものです。 3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、社会福祉事業については、コロナ禍で生活が困窮した町民に対する食事食材支援事業を実施するものです。 福祉交流センター運営事業については、陽だまりサロンにおける感染症対策として、空気清浄機等を購入するものです。 2目老人福祉費、高齢者施設等感染症対策事業については、高齢者入所施設職員を対象としたPCR検査を実施するものです。 10ページになります。 2項児童福祉費、1目児童福祉総務費、学童保育所運営事業については、学童保育所における感染症対策として、トイレの一部を洋式化する工事を実施するものです。 児童福祉対策事業については、民間保育所及びファミリーサポートセンターが購入する熱風消毒保管庫、空気清浄機、衛生用品等の購入費に対する補助金を交付するものです。みんなで子育て!こども未来事業については、子育て広場及び子育て支援センターげんきっ子のサーモカメラなどの備品購入並びに子育て支援センターげんきっ子のトイレ等のフローリング張り替え工事を実施するものです。 子どもの見守り強化事業については、見守りが必要な子供のいる家庭訪問、食材や弁当の提供を通じて、家庭状況の把握、必要な相談、生活、学習支援を実施するものです。 3目保育園費、みやしろ保育所運営事業については、みやしろ保育所における感染症対策として、空気清浄機や園児用机などの備品などを購入するとともに、テラス改修工事及び壁かけサーキュレーター設置工事などを実施するものです。 国納保育所運営事業については、国納保育所における感染症対策として、空気清浄機等備品を購入するとともに、保育室、トイレの床修繕及びエントランス空調設備工事を実施するものです。 4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費、保健衛生総務事業については、新型コロナウイルスワクチンに関する問合せ等の増加に対応するため、保健センターの電話回線増設及び電話機器の更新を実施するものです。 12ページになります。 2目予防費、新型コロナウイルスワクチン接種事業については、新型コロナウイルスワクチン接種率向上及び地域経済活性化のため、新型コロナウイルスワクチン接種者へ宮代町ご当地商品券「ありがとう」を進呈するための経費の計上です。 6款農林水産業費、農業費、農業振興費、新しい村管理運営事業については、新しい村における感染症対策として、サーマルカメラ等備品購入や村の集会所網戸取付工事などを実施するものです。 7款商工費、1項商工費、2目商工振興費、商工業振興事業については、町内事業者に対する相談窓口を継続して開設するための費用、スマホキャッシュレス決済キャンペーンを実施するための費用を計上するものです。 10款教育費、2項小学校費、1目学校管理費、小学校施設管理事業については、小学校におけるトイレの尿石除去、低学年トイレの洋式化など改修工事及び体育館のネットワーク工事を実施するものです。 14ページになります。 3項中学校費、1目学校管理費、中学校施設管理事業については、中学校におけるトイレの尿石除去を実施するものです。 4項社会教育費、社会教育総務費、社会教育活動事業については、飛沫防止パネル及びサーマルカメラを導入するものです。 3目図書館費、図書館管理運営事業については、町立図書館における感染症対策として、従業員トイレの手洗い場、水栓蛇口の交換工事を実施するものです。 5目資料館費、資料館管理運営事業については、郷土資料館における感染症対策として、ペーパータオル等の衛生用品や、サーマルカメラ購入及び空調設備の更新を行うものです。 5項保健体育費、保健体育総務費、総合運動公園管理事業については、総合運動公園における感染症対策として、アルコール消毒液やペーパータオル等の衛生用品の購入、サーマルカメラの購入、プールの出入口付近、ロビー床改修工事を実施するものです。 2目学校給食費、学校給食運営管理事業については、給食センターにおける感染症対策として、消毒用アルコール、サーマルカメラ、空気清浄機などを購入するものです。 補足説明は以上になります。 ○議長(田島正徳君) これをもって提案理由の説明を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(田島正徳君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 △散会 午後3時30分...