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平成12年第5回臨時会(第1日 7月31日)

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  1. 府中市議会 2000-07-31
    平成12年第5回臨時会(第1日 7月31日)


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    平成12年第5回臨時会(第1日 7月31日)            平成12年第5回府中市議会臨時会会議録  平成12年7月31日午前10時府中市議会定例会を本市議事堂において開会した。 1 出席議員    1番  佐伯好昭君          2番  山本廣文君    3番  瀬川恭志君          4番  戸成義則君    5番  松坂万三郎君         6番  金子徳光君    7番  土井惟克君          8番  神田治登君    9番  皿田博一君         10番  湯藤弘美君   11番  福元登志雄君        12番  棗田澄子君   13番  小森龍太郎君        14番  武田信寛君   15番  住田賢治君         16番  高橋源吾君   17番  赤松隆志君         18番  能島和男君   19番  小森順治君         20番  平田八九郎君   21番  伊藤正道君         22番  前木昭美君   23番  小田敏雄君         24番  大原一人君 1 欠席議員       な   し
       1 事務局及び書記    局  長  森下敏彦君       議事係長  表 千昭君    主任主事  皿田敏幸君 1 本日の会議に付した事件  第1        会期の決定について  第2        会議録署名議員の指名  第3 議案第61号 2000(平成12)年度府中市一般会計補正予算(第3号)に            ついて            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) これより、平成12年第5回府中市議会臨時会を開会いたします。                午前11時43分    ○議長(神田治登君) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事は、お手元に配付しております議事日程表により議事を進めたいと思います。  日程第1        会期の決定について  日程第2        会議録署名議員の指名  日程第3 議案第61号 2000(平成12)年度府中市一般会計補正予算(第3号)              について           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 説明員の出席を求めます。 市 長         橘髙泰司君   助 役           菅波次郎君 助 役         伊藤吉和君   収入役           粟根豊彦君 教育長         小川恵敬君   総務部長兼市史編さん室長  前原 昭君 市民生活部長      髙田義明君   建設部長          小川卓二君 総務課長兼選管事務局長 瀬尾 誠君   企画財政課長        佐々木清人君 保健課長        土井博司君   監理課長          田丸浩造君 都市計画課長      神田雅弘君   環境施設課長        石川秀生君           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 橘髙市長。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) おはようございます。  第5回市議会臨時会を招集いたしましたところ、御多用にもかかわらず御参集いただきまして、厚くお礼を申しあげます。  今議会には、一般会計補正予算(第3号)としてRDF建設に向けたお願いをいたしております。本件は地元の皆様方の御理解と御協力なしには実現できないものであり、地元説明会等も精力的に開催いたしました。また、先進地視察へも多数御参加いただく中で、RDFについて一定の認識と御理解をいただき、建設に向けての合意形成をちょうだいすることができました。改めて関係者の皆様方に厚くお礼を申しあげる次第でございます。  さて、現在のクリーンセンターは既に築後18年を経過し、新たなダイオキシンの規制値をクリアできないため、広域をも念頭に置いて新焼却施設の建設について検討してまいりましたが、昨年10月、広島県のリサイクルセンター構想の説明を受け、急遽RDF方式に変更すべく関係機関及び関係者と協議を重ねてまいりました。  経過及びそのRDFの内容については十分御存じのことと思いますが、府中市といたしましては来るべき21世紀を迎えるに当たり、環境問題は避けて通れない重要な課題として受けとめており、大気汚染、とりわけダイオキシンの発生を抑制し、環境にやさしく、地域の皆様方、市民の皆様方のRDFを建設してよかったと喜ばれる施設の建設に向けて最大の努力を傾注してまいりたいと存じております。どうか本日の議案を十分御審議した上、原案どおり可決いただきますようにお願い申しあげる次第でございます。  開会の御あいさつにかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。             (市長 橘髙泰司君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 再開いたします。  日程第1、会期の決定を議題といたします。  今期臨時会の会期は、本日から8月3日までの4日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神田治登君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は4日間と決定いたしました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ○議長(神田治登君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、議長において、山本廣文君及び戸成義則君を指名いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 日程第3、議案第61号、2000(平成12)年度府中市一般会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  前原総務部長。            (総務部長 前原 昭君 登壇) ○総務部長(前原 昭君) まず最初に、議案配付につきまして不手際がございまして、大変御迷惑をおかけしたことをおわび申しあげます。  それでは、府中市補正予算書並びに予算に関する説明書で御説明をさせていただきます。  1枚めくっていただきまして、                             議案第61号      2000(平成12)年度府中市一般会計補正予算(第3号)  2000(平成12)年度府中市の一般会計補正補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  (歳入歳出予算の補正) 第1条 規定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ16億7,447万7,000 円を追加し、歳入歳出それぞれ176億4,160万5,000円とする。 2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳 出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。  (債務負担行為の補正) 第2条 規定の債務負担行為の追加は、「第2表債務負担行為補正」による。  (地方債の補正) 第3条 規定の地方債の変更は、「第3表地方債補正」による。   2000(平成12)年7月31日提出                        府中市長 橘 髙 泰 司  1枚めくっていただきます。  「第1表 歳入歳出予算補正」でございます。  歳入でございますが、12款国庫支出金、補正前の額が15億3,245万5,000円、補正額が8億3,282万2,000円、計23億6,527万7,000円でございます。これは2項の国庫補助金を8億3,282万2,000円補正をするものでございます。  続いて、17款繰越金でございます。補正前の額1,000円、補正額が4,625万5,000円、計4,625万6,000円でございます。これは1項の繰越金を4,625万5,000円補正をするものでございます。  続きまして、19款市債でございます。補正前の額が10億6,270万円、補正額が7億9,540万円、計18億5,810万円でございます。これは1項の市債を7億9,540万円補正するものでございます。  歳入合計といたしましては159億6,712万8,000円、補正額16億7,447万7,000円補正をさせていただきます。計が176億4,160万5,000円でございます。  次、3ページをお願いいたします。  歳出でございますが、4款の衛生費、補正前の額が8億5,382万1,000円、補正額が16億7,447万7,000円、計25億2,829万8,000円でございます。これは2項の清掃費を16億7,447万7,000円補正するものでございます。合計といたしましては、補正前の額が159億6,712万8,000円、補正額16億7,447万7,000円、計176億4,160万5,000円でございます。  次、4ぺージをお願いいたします。  「第2表 債務負担行為補正」の追加でございます。(仮称)ごみ固形燃料化施設建設事業、期間は2001年度までで、限度額が26億1,404万7,000円でございます。これは今回補正をお願いしております、ごみ固形燃料化施設建設事業が2カ年にわたる工事となるため、次年度分、いわゆる13年度分を債務負担行為としてお願いするものでございます。  続きまして、5ページをお願いいたします。  「第3表 地方債補正」、地方債の補正でございますが、廃棄物処理施設整備事業、限度額1,570万円でございますが、これを先ほど申しあげました7億9,540万円を追加いたしまして、8億1,110万円にするものでございます。これはごみの固形燃料化施設建設事業分でございます。  では、次の事項別明細でございますが省略をさせていただきます。  恐れ入りますが、10ページをお開きをお願いしたいというふうに思います。  歳入でございます。  12款の国庫支出金、2項国庫補助金でございますが、右側12ページに書いてございますように、廃棄物処理施設整備費補助金として8億3,282万2,000円を補正するものでございます。  次に17款の繰越金、1項繰越金でございますが、前年度繰越金の一部4,625万5,000円を補正をさせていただきます。  次に19款の市債、1項市債でございます。これは3節の一般廃棄物処理事業の負債ということでございます。これを7億9,540万円補正をさせていただきます。  次の12ページをごらんください。  歳出でございますが、4款の衛生費、2項の清掃費、1目清掃総務費でございます。これは普通旅費並びに研修旅費として119万1,000円を、それから、消耗品費の需用費を10万円、それから職員研修会の負担金補助及び交付金3万円を補正するものでございます。  2目のじん芥処理費でございますが、建設工事施工管理委託料と整備計画書等の作成委託料として1,158万7,000円、工事請負費として16億6,156万9,000円を補正するものでございます。  なお、最後のページには参考資料として全体計画事業費の内訳を添付いたしております。今回の補正はRDF、ごみ固形燃料化の施設建設事業費として補正をお願いするものでございます。  以上、議案第61号について御説明をさせていただきました。原案どおり御可決いただけますようにお願いを申しあげて、提案説明とさせていただきます。ありがとうございました。            (総務部長 前原 昭君 降壇)
    ○議長(神田治登君) これにて提案理由の説明を終結いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 提案理由の説明が終了いたしましたので、ここで昼食のため休憩いたしますから、議案に対する質疑のある諸君は、昼休憩中に発言通告書を事務局へ提出願います。  それでは、昼食のため休憩いたします。午後は1時から再開いたします。                午前11時45分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 1時16分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 日程第3、議案第61号、2000(平成12)年度府中市一般会計補正予算(第3号)についての件を議題といたします。  既に提案理由の説明は済んでおりますので、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  小森龍太郎君。            (13番 小森龍太郎君 登壇) ○13番議員(小森龍太郎君) それでは、何点かお聞きをしてみたいと思います。  今回のRDFの工場というか、固形燃料をつくるということで建設をしていくということでありますが、従来進めてこられた計画というのは今のクリーンセンターを、炉をかえるというようなことで、焼却方式でいくということであったように思います。それでずっと方向性を出されて計画などもつくってこられた。我々もそういうものを見せていただきました。しかし、私とすればある日突然というか、というような格好でRDF方式でいくということになっていったわけであります。なぜ、そのときに我々のところまで話が来なかったのか、そしてまた、なぜ従来の焼却方式からRDFに変えていくということを決断されたのか、まずこの点についてお聞きをしてみたいというふうに思います。  それからそれに関連いたしまして、焼却方式でこれからもやっていくとした場合、例えば炉をかえるなら炉をかえるで一定程度のお金がかかる分と、それからRDF方式に変えたときの費用と比較をしてみたら、コスト的にはどちらがどうなのかということを数字でお示しをしていただきたいと思います。  さらにはRDF方式でいくということで私なりに調べてみましたところ、年間の維持費というものが相当かかるのではないかというふうに思っております。いろいろ今回の臨時議会に至るまでに、いろんな資料などを提示していただいたこともありましたが、その中でお聞きしてみれば2億数千万とかいうような年間の維持費であるというふうにお聞きをしたことがありますけれども、私はこれはそんなものでは済まないのじゃないかというふうに疑念を抱いております。ともすれば年間5億円ぐらいのお金がかかるのではないかということも私なりに調べてみましたところ、そういう数字が出てまいりました。実際のところそれはどういった金額になるのか。またその維持費というものも焼却方式と対比させてみた場合、どちらがどういうことになるのかというのを示していただきたいと思います。それをあわせて結局トータルでこれからずっとやっていく上で、トータルのコストというのはどちらがどのようなことになるのか、焼却方式とRDFの場合を対比させてみて、トータルのコストについても金額を示して、トータルでもずっと先は長いわけですから、一定程度の耐用年数の間のことで結構ですから、そういった意味でのトータルのコストがどのようになるのか対比をさせていただいて数字を示していただければと思います。  それから、私たち大変心配をしておることは、地元との合意というものがどのようになったのかということでございます。さきの、ずっと行われてきた議会の中においてもRDFの話が出てくるたびに、多くの議員の皆さんからも同じように地元との合意はどうなっているのか。これが地元とのコンセンサスが十分得られないのに進めていくということではおかしいぞというようなお話が多々あったろうと思います。私も大変そのことを心配いたしますので、地元との合意、十分なコンセンサスが図れているのかどうなのか、そういった今日までの状況についても若干お答えをいただきたいというふうに思います。  それからもう1点は、そもそもこれは広域にわたってやっていくということが言われておりました。神石郡3町1村、それから上下町とともに我が府中市も一緒になって広域でやっていこうということであったように私は聞いておりましたが、どうでもその話が御破算になった。ですから単独でいくということだろうと思いますが、どうして広域でやっていくということを示しておきながら、そしてまた、その方向で進めていったにもかかわらず、なぜ府中が単独ですることになってきたのか。恐らくは市民の皆さん、なかなかそこまでの経過というものが十分に理解をされていないと思いますし、私たちも本当の意味で理解ができたわけではございませんので、議会の場ではっきりとその経過についても御説明をいただきたいというふうに思います。  とりあえず1回目を終わります。            (13番 小森龍太郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) お答えをいたします。  まず、焼却方式からなぜRDF方式に変わったのかと、そういうような御質問であったと思いますが、当初クリーンセンターの建て替えと、そういうことでどうしても2002年の12月にはやらなきゃならんということで焼却方式でやっておりましたが、御存じのように昨年の10月に広島県リサイクルセンター構想が説明をされ、その後RDFによりまして火力発電をすると、そういうような方向が県から出されました。それに従いまして府中市も特にダイオキシンの問題に非常に神経を使っておりましたし、この対応について何とかしなきゃならんというようなことから考えまして、急遽このRDF方式に方向を変えたわけでございます。このRDF方式でありますと、特にダイオキシンについては、焼却方式に比べまして非常に発生度が少ないというようなこともございます。  それから、2番、3番の焼却方式並びにRDF方式の建設費並びにランニングコストについて具体的に数字を上げてと、そういうことでございますが、具体的な数字は今持ち合わせておりませんが、いわゆる焼却方式でやりましたら確かに建設費等については多少割安になりますし、けれども具体的にRDF方式にいたしますと、特にダイオキシンの発生が非常に少ないということで、ダイオキシンの発生対策あるいは灰の処分が要りません。この灰の処分にいたしましても現在府中市の場合は約1,000トン当たりが出ておりますけれども、これらの灰の処分の埋立場の延命なり、あるいはその灰のダイオキシン除去策、そういうような対応についても不要でございますので、県の方の指導といたしましてトータル的には焼却方式よりもRDF方式の方が割安になると、そういうような指導を受けております。  それから、地元との合意はどうなったのかと、そういうような御質問でございますけれども、特に本山町並びに鵜飼町との話し合いですが、特に一番関係の深かった本山町につきましてはダイオキシン対策、それから環境問題に対する対策、それから地元対策、そういうような3つの問題が大きなポイントになったわけですが、特にRDFの施設をつくって、きょうの市長のあいさつにもありましたように、よかったと、そういうような施設をつくってほしい、我々もそれに対する対策については万全を尽くしてやりましょうと、そういうようなことで地元との一定の協議をいただいております。それから、鵜飼町につきましても今までの懸案事項についていろいろお話を伺っておりまして、これから具体的な話をしていくということで合意をいただいております。  それから、5点目の今まで広域でやっておったのがなぜ途中から単独に変わったのかと、そういうことでございますけれども、これについてはさきの全員協議会でもいろいろ御説明を申しあげましたとおり、当初我々といたしましてはぜひとも広域でやりたいということで、いわゆるトータル経費の関係で広域の方が非常に安くつくということで努力をいたしておりましたが、最終的な調整の中で4町1村の方からトータル経費の問題で4町1村の方でやった方がより効果的になるんじゃないかというようなことも含めまして、広域から離脱すると、そういうような申し出がございまして、府中市といたしましては広域でやりたかったわけですけれども、いかんながらそういう状況の中で広域が実施できなかったと、そういうようなことでございますので御了解いただきたいと思います。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) 維持管理費についてお答えしたいと思います。  ちょっと細かい数字を今持っておりませんので、また後ほど数字についてはお話したいと思います。  ただ申せますのは、議員さん御存じのとおりだと思いますが、昨年の12月1日、ダイオキシン類対策特別措置法ができまして、これから処理施設をつくる場合は灰の溶融炉が必要だということがございます。大体この灰の溶融炉をつくりますと、60トン規模の焼却をする場合、9トンぐらいの灰の溶融炉が必要だと思います。そうしますとこの灰の溶融炉の施設だけで金額的に10億円近い金がかかるということもございますし、それから今現在、職員が、いつも話しておりますように10時ごろまで焼却をしております。これがごみを今後焼却していくとすると、やはり二交代、今の倍の職員の数が必要になってくるということもございまして、経費もかなり上がると思いますので、同等ぐらいはかかる予定でございます。  それからなお先ほど部長の方もちょっと触れましたように、RDF施設によりますと、もし60トン焼却した場合は、私どもの試算では埋め立てごみが約1,600トンぐらいになる予定です。年間です。それから、これを焼却のままでやっていきますと、灰とか、それから埋め立てごみが、不燃物・残渣ということで約3,700トン、それから先ほど言いましたように、灰の溶融を行うことにおいて量がこれは減りますので、これが約2,300トンぐらいで、ただ焼却だけで比べるということには金額的にはならないと思いますが、また委員会の方へでも資料を、維持費については出したいと思います。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 小森龍太郎君。            (13番 小森龍太郎君 登壇) ○13番議員(小森龍太郎君) 2回目の質問をさせていただきます。  焼却方式からRDF方式への方向転換、県の考えなどがあって、言ってみれば県の方向性に沿ってやっていくということのようでございますが、私はいろんな、全国で現在先駆けてRDF方式をとっておられる自治体等々を何カ所か勉強させていただきました。府中の実態とそぐわないようなところもありましたし、本当にこれで大丈夫なのかな、ちょっとこれじゃまずいんじゃないかなというような状況もあったりしました。例えばにおいが強烈にきつかったとかというようなことなどが、そういったことで言えると思います。それが府中にできるということで本当に大丈夫なんだろうかというような不安を持ちました。経済的に見ても、こういったRDF方式の方向性を打ち出しているのはまだまだ少数派だろうというふうに思うわけであります。そういう状況の中で私が大変心配するのは、そういう状況のときに府中がまだ全県的に先駆けてやっていくということによって、何か府中が高いお金を払って、言葉は適切じゃないかもわかりませんが、実験台のようなことになりはしないのかなということを大変心配いたします。  そしてもう一つ大きな心配は、これを県の方向というものがあるにいたしましても、本当にこれとってもらうことが、とってもらうというてもとってもらうんじゃなくて、本当はRDFの固形燃料を持って行って、ついでにお金も払ってくるということだろうと思うんですけれども、府中でつくったRDFが福山で本当に燃やしてもらえるのかどうなのか、こういったことについても昨今の県の動向を見ておりますと私は不安に思います。これを積極的に進めていこうという県の考え方があるのなら、広域の問題についてももう少しお骨折りをいただきたかったし、そういった点が県の対応、大変私は不十分ではなかったのかなというふうに思いますし、そういった点から2年先、3年先にいわゆる発電所ができたとして、本当に府中でつくったものがそこで燃やすことができるのかどうなのかというのが大変不安なんですけれども、もしそういった不安を解消していただけるような答弁がございましたら、お願いをしておきたいというふうに思います。  それから、コストのことでいろいろお話をいただきました。単純な比較ということにはならないんだろうということは私も幾らかわかりますが、いずれにいたしましても先ほどの答弁の中でもありました資料を出していただけるということであるならば、単純に比較にならないにしても、そこらあたりの対比させた数字がわかるような形の資料として提出をしていただきたいというふうに思います。  それから、合意形成に向けてといいますか、一定程度のコンセンサスがとれているというようなことでありましたが、それは事前の話でありますから本当に大切なのはこれから、できてからのことだろうと思いますので、できてからも本当に地元の皆さんが安心して生活できるような状況を今後とも御努力をいただいてつくっていただきたいというふうに思います。  それから、さっきのコストのところでもう1点お聞きしておけばよかったんですが、広域の話が御破算になった。そのことで府中単独でやるということで必然的にコストが上がるというふうに思います。ですから、そういった場合においても、府中で単独でやるという場合においても、まだRDFの方がトータル的には割安だということが言えるのかどうなのか。今答弁できなければ、そのこともあわせて資料として提出をしていただければと思います。  それから、先ほど心配ということで申しあげた点についてもう少しお尋ねをしておきたいと思うんですが、府中にRDFをつくる工場と申しますか、それができてから、仮にできたとして、できるとして、それを実際燃やす発電所の方がおくれて建設をされるやに聞いております。そうしますとその間、一定期間それが1年なのか2年なのか、その一定期間の間、でき上がったRDFをどういうふうにしておくんですか。そのまま一気に福山の方へ持って行って保管をしてもらっておくのか、それとも府中の、まだそれはどこになるのかわかりませんが、府中のとにかく市内で、あるいはできた工場の中でということなのかもわかりませんが、どこにストックをしておくのかということを示していただければと思います。  そして、そのストックの方法というのが、これまた、私素人なりに思うんですが、大変難しいのではないかというふうに思います。やはり湿気をおびたりすると、せっかく乾燥させてつくったRDFの固形燃料が湿ってしまうということになると、とんでもないことでありましょうから、そういった湿度をどのようにしてカットするのかということも大変大きな問題ではないのかなというふうに思います。それが一日や二日のことならまだしもですが、1年も2年もということであるのならば相当これは大変なのではないかなというふうに思います。でき上がって1年、2年たって湿気てしまったので、これは焼かれませんというようなことを言われてしまうと、何のためにRDF方式に今切りかえてやっていくのかということの意味がなくなると思います。ですから、そのストックの方法についてどうなるんでしょうか、お示しいただければというふうに思います。  それから、方向性を焼却方式からRDFに変えていったということにもう少し関連して言いますけれども、私はRDFというのが今日の状況の中で、何やら何か今言われているのが一番すばらしい方法だというようなことまで言われたりするわけでありますが、私は果たしてそうなのかどうなのかということを大変疑問に思うんであります。と申しますのは環境問題というものを真剣に考えていったときに、やはりごみをいかに減らしていくかということが大きな命題でありました。そして、分別をきっちりやっていくということも大変重要な課題というふうに位置づけられておりました。そして府中市のみならず環境ということをきちっと考えていく上で、行政の課題としてそういう方向でものを進めてこられたわけでしょう、この間。ごみをどうやって減らしていくか、そして分別をきちっとやっていくことをどのようにして徹底させていくか大きな問題であったわけでありまして、少なくとも府中市においてはそのことをずっと市民の皆さんにもお願いをしてきて進めてきたわけですよね。  それが今回RDFということになれば、一定程度ごみの量がなければ燃料がつくれないわけでありますから、ごみを減らしていこうという環境問題を考えていったときの大きな流れからはちょっと外れた方向になるのではないかということを心配いたします。ともすれば一定程度ごみを出してくれにゃあいけんようになるんですがのうというようなことになりはしないのか、大変私は心配をするところでありますし、言ってみれば昨今の状況、方向性から言えば逆行しているのではないかなとも言えなくもないと思います。その辺についてのお考えはどうなのか、お聞かせをいただきたいと思います。  分別ということにつきましても、RDF方式になったからこそ分別を徹底しなくてはならないということもあると思います。そのあたり分別についてもどのようにお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。            (13番 小森龍太郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) それではお答えをいたします。  RDF方式につきましてまだ実験段階で非常に不透明なところがあるんではないかというようなことでございますけれども、我々といたしましては先般も福岡県の苅田町の施設を地元の皆さん方と一緒に視察をさせていただきました。騒音の問題、振動の問題、それから臭気の問題、いろいろ調査をさせていただきまして、我々も感じましたし地元の方も感じられて、せめて苅田町以上のものをつくっていただきたいと、そういう御要望もありましたし、我々といたしましても苅田町以上の内容のものをつくっていきたいと、そのように考えております。  それからRDFの工場を、我々といたしましては今年度、来年度建設はさせていただきますけれども、実際に福山にできる発電所につきましては2004年度と。その間のストックヤードはどうするのかと、そういうような御質問ですけれども、この点につきましてはさきの全員協議会でも助役の方が御説明申しあげましたように、基本的には県の方で問題については対応していきたいと、そういうことで今お願いしておりますし、今後もお願いをする予定でございます。県の方といたしましてはそういう方法と同時に、それぞれの自治体の遊休施設等でできるものは対応してほしいということでございますけれども、我々といたしましては基本的には2002年度から4年度までは県の方で対応していただきたいということでお願いをしていきたいと思っております。なお、その間の貯蔵の方法等につきましては、御指摘のとおり具体的な内容については県といろいろ話をしながら、貯蔵の方法については考えていきたいと思います。  それから、RDFを実施すると一定程度のごみが必要ではないか、現在の資源循環型社会と、社会の構想と逆行するではないかと、そういうような趣旨の御質問であったと思いますけれども、我々といたしましては廃棄物問題の解決を図るためには資源の効率的な利用やリサイクルを推進することにより資源循環型社会を形成していくことが急務であると、そのように考えておりますし、今回のRDFにつきましてはこのような取り組みの一環として行われるものと思っております。したがいまして、現在行っております分別収集なり、それからごみの収集についての啓発なり、あるいはペットボトルの収集なり、できる限りの分別収集は徹底してしかる後にRDF方式の対応をすると、そのように考えておりますので、決してRDF方式にするとごみをふやすとか野放しにするとか、そういうような考えは決して持っておりませんので、その点は御理解をいただきたいと思います。  それから、RDF方式と発電所のことですけれども、本当に2004年度にできるのかと、そういうような御質問の趣旨だと思いますけれども、7月24日から25・26日と、実際にRDFを推進する自治体と県とが一緒になりまして、県は厚生省なり通産省並びに地元国会議員の方へもRDFの推進なり、それから火力発電所の推進なり、そういう面も含めて陳情も行っておりますし、それから県の方もぜひとも2004年度には実施すると、そういうような考え方を持って対応されておりますので、必ずできるものと考えております。  以上でございます。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 私の方からただいまの答弁を補足する形で総括的に御答弁申しあげたいと思います。  質問者御指摘のように焼却方式からRDF方式へなぜ変更するのかということでございますけれども、これは部長が言いましたように国・県の考え方に基づいてRDF方式の方が焼却方式よりもベターであると、そういう考え方で補助制度の改善等もなされているわけであります。  そこで、何がRDFのメリットなのかということについて、全員協議会でも若干の説明をさせていただいたところでございますけれども、いわゆるRDF方式というのは、それぞれの市町村では中間処理を行って固形燃料を製造する。そして、1カ所にその燃料を集めて焼却をする。その焼却の場合に有効に活用するために熱利用を行う、あるいは最終的な残渣、残滓についてはこれもまた有効に活用するというそういうことでありまして、RDFも最終的には燃焼方式、ただ府中市においては焼却をしない、こういうふうに我々は受けとめております。  したがって、RDFを選択するか焼却方式を選択するかトータルで考えるならば、それは最終的には焼却方式。ただし府中市では焼却しないと、こういうことでございますから、その全体構想というものがきちっと我々としても抑えておく。なぜ、それじゃRDF方式の方がベターなのか、メリットがあるのかということについて申しあげてみますと4点あります。  1つは、いわゆるその場で焼却をしないため、府中市で焼却しないためという意味でありますが、排ガス等の発生が極めて少ない。地域住民の理解を得られやすい。これが1点であります。そして小規模な施設の建設が可能である。3つ目には、製造されたRDFは燃料が容積が小さいために輸送に適する。また通過する沿道の住民にあまり迷惑をかけない。収集車でするというよりも、毎日するというよりも、この方が迷惑かけないという意味で適している。それから乾燥とか混合がされるわけでありますので、そのままのごみに比べて安定して燃焼させることができる。発電にも効率がよい。ただし質問者が御指摘のように、燃料にするためにごみをふやさなきゃならないんじゃないかということでありますけれども、この発電所はどこまでも発電所でありまして、ごみだけで発電を賄うという性質のものではないと聞いております。ですから、相当規模がでかくなれば、多く出れば、それはRDFだけで発電をすることも可能でありましょうけれども、まず段階的にこのRDFをまず燃やし、そしてなくなったから発電をしないということにはならないわけでありますから、その間は助燃材、あるいは補助燃料として使うというふうなことも考えられるというふうに聞いておるところであります。  そこで、そういうメリットはあるんだけれども、御指摘のように問題点もあるというふうに我々も認識いたしております。それが先ほどから出ておりますところの受入先の問題であります。我々も調査いたしておりますけれども、RDFは比較的いいんだが、しかし最終的に受入先が安定的に受け取ってくれるかどうかという問題、これが非常に大きなネックになっておったわけであります。したがって、幸いにして県は福山市と協議をされて福山市へリサイクル発電所を建設するということでございますから、またそのための予算措置等々も確実になされているわけでありますから、我々はそのことを固く信じておるところであります。そのことがなかったら我々も上程をするというようなことにはならない。あやふやなことでは我々も議案上程するということにはならない。その点はひとつ今後個別の協議があるというふうに理解をいたしておるところであります。  それからもう1つは環境対策上、たびたび申しあげておりますように、焼却方式に比べてというのは、現地での焼却に比べて燃料化する方が著しく公害対策上優位であると、このように理解をいたしております。県の資料等を見ましても焼却方式よりは100分の1以下になると、こういうふうに聞いておるところでございます。今までの既存の施設のデータからそのようなことが言えるということであります。御指摘のように全国的には四十数カ所に建設をされて、あるいは三十数カ所が稼働しているというふうに聞いておりますけれども、これは比較的な良好なものと、それから問題点が余りにも多過ぎる施設、いろいろと混在をしていると聞いております。私どもとすれば現在の技術水準でとり得る最高の対応ということで、メーカー側にそのことを求めているわけであります。したがって、そのことを端的に表現したのが苅田町同等のもの、あるいはそれ以上のものということで理解を得たいと、このように考えておるところでございます。  それから、合意形成について市長も冒頭に申しあげましたし、かつまた部長の方から説明をいたしたところでありますけれども、この合意形成にいたしましては過去二十数年間、多年にわたりまして地元住民、鵜飼、元町、そして本山の住民の方には迷惑をかけたところでございます。したがって、まず生活環境影響調査の中で予想を超えるダイオキシンが発生したわけでありますから、まず第一にこのダイオキシンの削減を限りなく行うということが第一であります。そして、ご承知のように住宅団地、工業団地等々、住工混在型の地域でありますから良好な環境を創造すると、そういう意味から環境基本計画あるいは環境基本条例を展望しながら行政として対応していきたいということであります。  したがって、そういう諸状況の中で地元住民の方々は苦渋の選択として、基本的には疑義はあるけれども苦渋の選択としてゴーサインを出していただいたと、このように受けとめておるところでございますので、市長が申しましたように感謝に耐えないと、こういう認識でおるところでございます。  それから、部長も説明いたしましたけれども循環型リサイクル社会、つまりごみを減らすということに逆行することにはならないかということでありますけれども、県や国の考え方はこのRDFを奨励するに当たって大前提があります。それはダイオキシン類を可能な限り削減する。そのためにはごみの排出・抑制が第一である。リサイクルの徹底が第二である。焼却炉の削減を可能な限り行う、そして24時間連続運転による熱利用、そして広域による処理経費の縮減を図る、こういう数点のことを大前提としてなおかつRDFの方がいいという、そういうことでありますので逆行を必ずしもするものではない。ちなみに、私どもは府中市では資源化率、リサイクル率と言いますけれども、県内でもトップクラスであります。県内が88%のリサイクル率でありますけれども、府中市は123%のリサイクル化率である。非常に先進地と言っても過言ではないというふうに受けとめておりますし、さらに府中市の一般廃棄物処理基本計画の中におきましても、これは昨年3月に策定したものでございますが、排出・抑制目標というものを明記いたしております。その中で家庭系については50%の削減を行うために、市民の協力を求めつつ行政としても対応する。はっきりしております。  それから、事業系については12%の削減を排出削減・抑制目標として掲げておるところでありまして、したがって、RDFにするからといってごみの減量化に逆行するのではないかということは、これは県も私どもも決してそのような考え方は持っていないということをこの際明確にしておきたいと思うわけでございます。  それから、委員会へトータルコストの資料を出すというふうに申しあげたところでありますけれども、課長の方からも若干その考え方の一端を述べたところでありますけれども、焼却施設プラス灰の溶融施設というものが、溶融施設が義務づけられましたから、これがプラスアルファになる。したがって、当初26億円あるいは16億円という、このことをこの席で大改造の予算として申しあげてきたところでありますけれども、これは灰の溶融施設は入っておりません。しかし、昨年の12月1日からそれが義務づけられるというようなことになりまして、10億円前後の溶融施設そのものがプラスアルファされると、こういう状況でございます。府中市の60トンの場合は9トンの溶融施設が必要であるということになりますと、建設費と維持管理費が主なものであります、トータルコストの。したがって、それも財政計画に大きな影響を及ぼすところでありますけれども、建設費についてこれらを2つのものを比較、考慮をするということになれば決して事業費において違わない。あまり違わない。ならば環境対策上、望ましいとされている施設を選択すべきであると、私どもはそのように思っておるところであります。  ちなみに、維持管理費につきましても5億何々とする維持管理費になるのではないかということでございますけれども、我々の試算におきましてはこれは今よりは上がります。今は1億数千万円でありますけど、非常に13市の中でも低い維持管理費でございますけれども、これははるかに超えることになりますけれども、倍ぐらいにはなると思いますけれども、維持管理費をトータル的に考えましても、県の考え方におきましてもトータルコストとして1割から4割の削減は可能であると。またいろいろな対応策によって可能な限り削減に努めなければならないと。その運営、努力というものが求められているというふうに思います。えどるようでございましたけれども、一応総括的な補足ということで答弁をさせていただきましたので、よろしくお願いします。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 小森龍太郎君。            (13番 小森龍太郎君 登壇) ○13番議員(小森龍太郎君) 助役の方から総括的に、また答弁をいただいたわけでありますが、その中でちょっと「あれっ」と思ったことがあります。それは最初に市民生活部長の方から答弁をいただいた、なぜ方向転換をしたのかということについてのことでございますが、県が、あるいは国がそういった方向でいくからそれにもっていくんだということでありましたが、先ほど助役が答弁の中でRDFをつくったのはつくったでええが、受入先がなかったらどうするんかなということを心配しておったけれども、県が受け入れると言ってくれたから、幸いそういうふうになったからよかったんだと、いうことであれば順番が逆じゃないですか。府中がさきにRDFを考えていたところへ県がそういう方向を出したから、幸いに受入先ができたということになりますよ、今の助役の答弁だったら。どっちがどうなんですか。どっちが先なんですか。私、そのことが大変大きな意味も持つんじゃないかとも思いますし、そのあたりについてはっきり正確に答弁をしていただきたいと思います。  そして、県がそのようなことで福山の方へ発電所をつくるということでありますが、だから府中で燃やすことがないからいいというようなことをおっしゃられましたけれども、府中で燃やすのが嫌なものは福山も嫌なんじゃないかなと思うんですけど、そのあたりは私はすっと落ちないんですけれども、そのあたりどのように考えておられるのか。そしてまた、福山の中での動き等々もあると思います。福山の市民の皆さんが考えておられることもあると思います。それでもし強烈な反対運動などが起きて県の計画自体がまた御破算になってしまったら、府中、何のためにRDFをつくったんかということにもなりかねないと思います。要請をしていかれたり、強くお願いをされたりしておるんでしょうけれども、私は大変不安なんであります。あくまでもこれから2年先、4年先に向けてお願いをずっと続けていってみたものの、ありゃりゃあになったときが大変私不安なんですが、そういう意味で言えば国や県と比べれば、府中市というのはそれは立場的にも弱いですから、なおさら、そうなったときにとんでもないことになりはしないかと思います。ですから、お願いとか要請ということがずっと続くんでしょうけれども、そのあたりの不安をどうにか解消していただけないものだろうかというふうに思います。  そして、先ほど言われた中で国・県の考え方として、第一義にダイオキシンを減らすことが第一義だというふうにおっしゃっられました。それからリサイクル、第二義的なものがリサイクルというような答弁いただきましたけれども、一義、二義というのがどうあれ、私はどちらも大切なことだと思います。ですから、ダイオキシンを抑えていくということは大変大きな重要な課題だろうということは私も理解をいたします。だからRDFなのかということについては、私はストレートにラインがつながらないのではないかなということを思います。RDFになったら全くダイオキシンが出ないんですか。そんなデータはないでしょう。だから、私が言いたいのは、なぜもう少し早くからこの議論をしなかったのか。これ市長、あとあなたからも答弁をいただきたいと思います。  その経過については今お聞きをしました。焼却方式からRDF方式に変わっていった経過は先ほどお聞きいたしました。そのときに何でもう少しこの場で議論をしなかったのか。私はこれ大きな問題点だろうと思います。私は常々市長には、あなたの政治姿勢として、もう少し議会とのコンセンサスを図っていただきたいということを再三にわたって申しあげているところでございますが、今回の問題についても、また何かやられてしまったなという気がいたします。  ですから、ダイオキシンを抑制することが第一義、リサイクルが第一義であっても、いずれにしてもダイオキシンを抑制するということが大きな課題でありますから、それは絶対やっていかなくてはなりません。だからRDFなんだということであるならば、そこで本当にRDFでいくことの方がいいのかどうなのかということを議論する必要があったんじゃないんですか。今確かにこの場でこういう形で議論ができるようにはなっておりますけれども、実際この場というのは予算を通すか通さんかということでしょう。その段階で議論をしたんじゃ遅いと思います、私は。なぜもっと早く議論をしていくことができなかったのか。市長、どのように考えておられるのかお聞かせをいただきたいと思います。  そして、そこで私は議論をずっと以前から始めておけば、何もダイオキシンが第一義だからRDFも第一義ということではなくて、またいろんな方法が考えられたのではないかということも思いますし、その中から助役は「ベター」という言葉でおっしゃられましたけれども、まさにその中からまたベターなものを選択していけばよかったのではないかというふうに思いますし、この段になってこういうことを私申しあげるのもなかなか難しいかなと思うんですけれども、これからももう少し時間をかけて議論をしていって、よりよい方法、助役の「ベター」という、そのよりよい方法を考えていくべきではないのかなということも思います。そのあたりどのように考えておられるか。もう3回目ですので出てこれませんから、きちっと的確な答弁をしていただきますことを要望いたしまして質問を終わります。            (13番 小森龍太郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) まず第1点目の私の答弁の中での方向性の問題でありますけれども、御案内のように私どもは現施設、焼却方式を大改造するということで進めてき、かつまた国・県に対して補助申請等も行ってきたところであります。また予算もそうでありました。したがって、私の答弁が誤解を招いたとすれば遺憾でありますけれども、この福山府中広域ブロック協議会の中で議論される途中で、御案内のように昨年の5月か6月に県がリサイクル等の審議会というものを設置いたしまして、各界各層からなる、構成メンバーとする審議会あるいは協議会、そこへ今後の廃棄物行政等々の諮問をいたしまして、そのことが新聞に出ておりました。  そこでちょうど昨年の12議会に、12月10日でありますけれども、経過の中で明記いたしておりますように、県からこのRDFについて参加意向調査がございました。ちょうど12月議会の最中でございました。県とすればそういうふうな方向で考えておるけれども、各市町村はもし計画すれば参加するかどうかという意向調査でありました。そのときには既に焼却方式で補助金申請もしているという、こういう状況のときでございました。我々はRDFについては今の焼却方式よりは望ましい、トータル的に望ましいという認識を持っておりました。  しかし、先ほども申しあげたように受け入れ体制が結局うまくいかない。県ももともとはRDFを奨励していたわけですから、御破算になりました周辺の町村の計画についてもこれは奨励していたわけでありますけれども、もともと。しかし、最終的な受け入れ体制ができないからストップをかけたという経緯があるし、甲世についても県が奨励をしてRDFを建設したわけですけれども、最終的な最終処分というものが非常に難しいということで変則的な扱いをされておるという、そういうような流れの中で我々は改造を目指した。なぜならば受け入れ体制というものが明確でないから、そのようなものにこちらが幾らいいものだというふうに思っても突っ込むわけにはいかないよ。したがって、改造がどこまでも我々の第一義的な目標でありました。  しかし、県の動き、国の動きというものが具体化する中でどちらを選ぶかというのであれば、既にかなり事務的には進んでおるけれども、どうしても変更してでもこれはRDFの方を選択すべきであると、こういう判断に立ったわけでありまして、十分な議会の議論を得なかったということについては、遅かったということについてはこれはおわび申しあげますけれども、ある程度の答弁の形で経過については御説明をさせていただいたところでございます。  それから、府中で焼却しないんだから福山で焼却すればいいんじゃないかと。どこで焼却しようが同じではないかということでありますが、しかし、これは同じ焼却方式といいましても立派な技術水準の整ったところで数を少なくして、一度に発電もあわせて有効的に焼却する方がこれがベターであると。それぞれの市町村が独自に焼却するというよりは、むしろその方が望ましいという、そういうことでありますから、この発電所についても最高の技術で建設されるものというふうに思っております。決して府中市で焼却しないんだからよそへ持っていけばいいという、そういう認識ではありません。これはトータルとして、やはりどちらのシステムがより環境上望ましいかという視点から考えるべきだというふうに理解と認識をしております。  それから、県の計画が御破算になったらという御質問でありますが、我々はそのように思っておりません。そのようなことは念頭にありません。これまでの接触の経過からして、市長が知事と会って話をした経過からしても、そのようなことは念頭にありません。  それから、もっと時間をかけて他の方法を含めて論議すべきでなかったかということでございますけれども、客観的に申しあげて全国的には問題のあるRDF処理施設もありますけれども、しかし、いい施設もあるわけでありますから、それを一つの参考にしてそれ以上のものを目指していこうということでありますから、現時点ではRDFが出たと、こういうふうに理解をいたしております。ぜひとも2002年の12月には間に合うようにひとつ我々も進めますし、御理解をその点はぜひしていただきたいと、このように思うところでございます。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) 私の方から答弁させていただきます。  助役なり担当部長、担当課長の方からも整理を含めて方向について答弁をいたしたところでございます。第一義的には県がリサイクルセンターを変えて、RDFの固形化を燃料として発電を起こしていくという大きな流れが変わりました。我々も焼却方式を進めておりましたが大きな流れが変わりましたので、いろいろ御指摘がありましたように将来的には環境にやさしい、地域の住民とのコンセンサスを得やすい施設の方がベターではないかというような考えで、RDFの県の流れと並行して選択をさせていただいたところでございます。  いろいろ地元の関係者とも御意見をいただく中で、合意の形成をいただいているところでございます。今後指摘がありましたように県の施設がおくれて完成されますので、その間について県の方もできるだけストックヤードを建設しながら対応していこうというお話も聞いているところでございます。我々もそういった方向で県の方へこれからもお願いし、より県が考えておる施設が立派なものができ、地域社会へ還元できるようなことになればというふうに思っている次第でございます。
     いずれにいたしましても、将来の環境をあわせながら判断をさせていただきまして、これからも議会を初め市民の皆さん方の御理解をいただく中で努力をしてまいりたいというふうに考えている次第でございます。               (発言する者あり)  方向を変える時期に意向調査ということが必要になります。その意向調査が12月になって方向が出たというようなことで、それを踏まえて我々も議会を初め地元の関係者へ説明申しあげていこうということで、時間的に十分御審議をしていただくような時期がなかったというようなことについては、我々も取り組みが、そのあたりについてはこれからまた十分説明ができるような対応していきたいというふうに考えている次第でございます。  以上です。             (市長 橘髙泰司君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午後 2時16分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 2時29分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き質疑を行います。  武田信寛君。             (14番 武田信寛君 登壇) ○14番議員(武田信寛君) さきの小森議員の質問とかなりの部分がダブると思いますけれども、御容赦いただいて御答弁いただきたいと思います。  まず1点目に広島県のごみの処理計画、大転換をされたわけでありますけれども、これにかかわって一、二伺ってみたいと思います。  広島県は今まで県内を8つのブロックに分けて、広域処理ということで強力に自治体を指導してこられました。その中で先ほどから議論になっております焼却方式ということでの広域化の指導であったわけですが、急転直下RDF方式と、こういうふうなことになったわけであります。さきの答弁にもございましたけれども、改めて転換をされた根拠、理由、そして県のごみ処理計画、理念、大筋では今まで御答弁いただいているわけですけれども、改めまして広域を含めて県が今後どのように県内のごみ処理計画を進めていこうとされているのか、その点を伺ってみたいと思います。  いわゆる8ブロック制で今日まで指導・協議をされておりましたけれども、そういう8ブロック制というのが今回白紙に戻してしまうのか。そうなりますと広域計画というのは、今まで進めておられた計画というのは根底からこれを見直しをしていこうとされているのか。まずその点を伺っておきたいと思いますし、福山府中ブロック、この協議会というのは、今回こういう方式に転換をすることによって現在時点でこの協議会は解散をされるのか、その点どうなのか1点伺っておきたいと思います。  それから、先ほど小森議員の質問に対して髙田部長の方から答弁をいただきましたいわゆるRDFの処分をめぐるタイムラグの問題です。2年間のタイムラグがあるわけですね。その間のRDFの貯留というのは、県の方で発電所の施設の中かどこかへ施設をつくる方向で今協議が進められているという、そういう答弁がある反面、県が関係自治体で遊休施設を使ってその貯留を検討をしてもらいたいというような趣旨の答弁であったように思います。非常に気になるところでございますが、私どもが今まで伺っておりますのはそういう方式でなくして、この2年間のタイムラグにかかわるRDFの引き取り、貯留の問題につきましては発電所あるいは県、そういったところで責任を持って対処をされる問題であると、こういうふうに認識をしておりますけれども、その点がどうなのか1点伺っておきたいと思います。  それから、発電所にかかわる問題でございますけれども、非常に福山の地元の皆さんには大変な御苦労や不安をお持ちだというふうに、私も関係地元の一員としてそういう施設をつくっていく場合の本当の意味での難しさ、困難さというものを経験をしておりますから、そういったことを危惧いたします。何としても地元の同意というものを前提にして、こういう事業というのを進めなければなりません。その見通しについてどのようなのか伺っておきたいと思います。  それから2点目でございますが、府中市のごみ処理計画の全体構想について、この際伺っておきたいと思います。これも先ほど来大変議論になっておりますが、ごみ処理の基本というのは、何といいましても第一義は減量化でなければなりません。そしてごみの再利用、これは事業系等については特にこういったことが言えると思いますが、再利用をどのように図っていくのか。  3番目にリサイクル、こういうふうに言われています。そして、いよいよ最終的な処分の段階が焼却、またはRDF及び埋め立てと、このようなことになろうというふうに思います。そのためにはデポジット制度や製造者責任、これの導入を含めた総合的な廃棄物対策、減量化、再利用、リサイクル、こういった目標値が当然府中市にも必要になってまいりますし、府中市も先ほど助役の答弁では家庭系の一般廃棄物については5%の減量を目指すんだというふうなことが言われましたが、もう少しそこの点を、今私が申しあげました減量化、再利用、リサイクル、そういう観点での府中市におけるごみ処理の構想、全体計画というものを伺っておきたいと思います。  これは既に先ほど答弁がございました。府中市は5%削減というふうなことを言われましたが、これは実施時期あるいは削減を図っていくための5%の削減の内容、具体的にどこをどのように削減をしていこうとされているのか。また事業系について12%程度の削減を目指すと、こういうふうなことを言われました。これはいわゆる先ほどの再利用に当たる部分だろうというふうに思いますが、その点についてもあわせてお示しを願いたいと思います。  それから、次にRDF化に伴いまして大きな大きな課題は、何と申しましてもごみの質の問題であろうというふうに思います。いわゆる家庭から、あるいは一部事業所から出していただくごみにつきましてはRDFに移行していく以上、今まで以上に厳格な選別というものが行われなければならないということが、今日まで他の自治体、先進自治体の中の経験を通して言われております。そうしませんとRDFの装置や機械の故障の原因にもなりますし、また有害物質が混入すると、こういうふうなことになりますと、思わぬ環境事案を引き起こす原因にもなります。したがいまして、ごみの選別方法をどのように図っていかれようとしているのか。有害物質の除去をどのように図っていこうとされているのか。これはもう具体的にお考えになっているというふうに思いますので、具体的に御答弁をいただきたいと思います。  現在、府中市が行ってる分別方式をRDFに切りかえることによって、どのようにこれを変更なさるのか。そしてまた市民啓発、指導をどのように図っていこうとされているのかお尋ねをしておきたいと思います。  次にRDFの品質について、もう少し伺ってみたいと思います。今までRDFの問題をめぐって、議会におきましてもカロリーの問題等からいろいろ議論が行われました。いわゆる生ごみの混入等があるためにRDFのカロリーがあまり上がらないんではないか、そのためにプラスチックの混入なんかが積極的に行われるんではないかという、そういうふうな危惧をされる点があろうというふうに思います。  私ども先般視察を行わさせていただいた先では、ペットボトルの混入というよりも木くずの混入等によってカロリーを上げていくという、そういう方がベターであろうという指導もいただきました。私は府中の場合、RDFに切りかえる際には府中市の特性を生かしたそういう品質管理というものができるんではないかと、このように思います。したがいまして、RDFのごみの質、大きくこの中を言いますと紙とか木くず、ビニール類、布、そして生ごみ、そういったものが入ると思いますけれども、その割合等をどのように考え管理をなさろうとしているのか、この点について伺っておきたいと思います。  それから、大きく3番目でございますが、RDFの製造工程から発生をするのではないかというふうに心配をされますダイオキシンや、いわゆる環境ホルモンと言われるような化学物質等の対策についてでございます。RDF方式になりますと、答弁では、そしてまた他市の実績等を見させていただいても、確かにRDFの数値というのは低うございます。しかし、実績というのが少ないために、その数値が果たしてどこまで保障できるのかなと、あるいは未知の化学物質が今後どのような形で検出をされるのかなと、そういう心配がございます。そういう状況の中でごみの乾燥工程、あるいはRDFの成形工程から発生するのではないかと予測をされるダイオキシンや環境ホルモン等の排ガス、そしてまたにおいの問題、さらに機械的には振動とか騒音の問題、そういう公害防止に対して具体的な対策といいますか、どういう処置を今後府中市の場合は考えていこうとされているのか。  先ほども九州の苅田町以上の施設をつくると、こういうふうなことをおっしゃいました。具体的にはどういうふうなことを検討をなさるのか。特に私も一番気になりますのが排ガスの関係でございますので、排ガスの除去装置の発注仕様をどのようにお考えになっているのか伺っておきたいと思います。  とりあえず1回目の質問を終わります。             (14番 武田信寛君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) 武田議員の御質問にお答えをいたします。  まず、一般廃棄物の8ブロック制による広域処理の問題についてでございますけれども、8ブロック制は今後どうなるのかと、そういうような御質問の趣旨であったと思いますけれども、広域処理の方針の転換は現在行っておりません。したがいまして、ブロック制は存続すると思います。ただ府中小ブロックは事実上、広域はできなくなって解散しましたけれども、事後処理につきましては今後の課題であると思います。  広島県は広域処理の基本的な考え方を、ダイオキシン類を可能な限り削減するためにごみの排出規制・抑制、リサイクルの徹底、焼却量の削減、24時間連続運転による余熱利用、広域による処理経費の縮減等を図るとしており、RDF化、焼却でなく、RDFは焼却による熱利用として位置づけております。  それから、いわゆるタイムラグの問題ですけれども、私、先ほど基本的には県の方で対応していただきたいと。県の方は遊休施設もと、そういうような御答弁申しあげましたけれども、御指摘のとおり市といたしましても基本的に県の方へタイムラグの期間のストックヤードについては要請をしていきたいと、そのように考えております。  それから、府中市のごみ処理全体の計画ですけれども、先ほど助役の方からも御説明申しあげましたように、府中市の資源化率は全体的に123%ということで非常に全国的にも上位のところを占めております。それから、削減計画につきましても家庭系につきましては国と同様の5%、事業系につきましては120%と、そういうことで1999年3月策定の府中市の排出抑制目標を設けております。  RDFにつきまして、いわゆるごみの質の問題でカロリーが高過ぎるとか、それから焼却施設へ負荷がかかり過ぎると、そういうようなことで、紙、木くず、ビニール等の管理はどうなるのかと、そういうような趣旨の御質問であったと思います。さきの答弁で申しあげましたように、府中市といたしましては、御指摘のとおりごみの減量化、再利用、リサイクル、そういうものを念頭に置いて実施をしていきますので、基本的にRDFをすることによりまして、ごみの質が現状より変わるというようなことは考えておりませんし、特段その管理についても具体的に現在今どのように考えておるかということについては御答弁できる資料を持っておりませんので、委員会の方でまた御答弁させていただきたいと思います。  きょうの答弁でも申しあげましたように、我々といたしましては、福岡県の苅田町を視察いたしました。そして、振動とか騒音とか臭気につきまして、苅田町以上のものをつくっていきたいというようなことで地元ともいろいろお話をさせていただいております。具体的にはその設置基準に該当するわけですけれども、我々として考えておりますのは、まず臭気指数につきましては施設内の廃棄孔におきまして5以下の基準値に達したい。それから振動にいたしましても、事務室とか中央制御室の中で35デシベル以下にいたしたい。それから騒音にいたしましても、先ほど言いました中央制御室や事務室の中におきまして50デシベル以下にいたしたい。それから排ガス中のダイオキシン類ですけれども、基準値といたしましては01 以下となっておりますけれども、これを0001以下にいたしたい。それから塩化水素につきましては25ppm以下、煤塵にいたしましても001グラム以下、窒素酸化物につきましては25ppm以下、硫黄酸化物については10ppm以下、そういうように非常に厳しい基準値の中でこれから具体的な対応をしていきたいと、そのように考えておりますのでよろしくお願いいたします。  私の方から以上のとおりでございます。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) 武田議員さんにお答えいたします。  先ほどの府中市のごみの削減計画でございますが、これは府中市の一般廃棄物処理基本計画を1999年の3月に策定しております。先ほど部長の方から説明がありましたように、家庭系については5%、事業系については12%の削減を目標にしております。家庭系につきましては2002年からその他のプラスチック等、大体埋め立てごみとして埋め立てておりますが、これが推計で272トンございます。これを容器リサイクル法の完全実施を行って削減したいと。また市民への啓発につきましては、RDFを含め容器リサイクル法の完全実施を行っていきたいと。それからまた事業系につきましては、やはり材質が均一でございますので、その材質は非常にリサイクルしやすいものもあると思われますので、そういうものを固めてリサイクルできるよう指導を行いたいと思います。  それから、先ほどの排ガス等につきまして部長の方から数値等は説明がございましたが、一応一般廃棄物の中にも野菜や魚介類にもごく微量のダイオキシン類が付着したり、また含まれたりしております関係で、これらを除去するということでございますが、これについては乾燥工程におけるごみの過乾燥、これ等がやはり起因すると推測されておりますんで、この施設の過乾燥を防止する最適な乾燥方式の採用とか、それからRDF製造のプロセスの排ガス、乾燥設備の排ガスをバグフィルターでの補修とか、触媒等での分解除去とか、さらにダイオキシン類の再合成防止策として水冷塔とか熱交換機、設備等の対策設備をいろんな最適な方法で組み合わせて除去したいという考えでございますので、よろしくお願いいたします。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 補足を兼ねて、答弁漏れについて私の方から御答弁申しあげます。  RDFの品質の均一化ということで分別収集の徹底、有害物質の排除、こういったやり方を変更する必要があるのではないか、いわゆる対処の仕方を変える必要があるのじゃないかということでありますけれども、これは当然そのようになると思います。したがって、現在比較的分別収集については良好な状況でございますけれども、このRDFの制度の導入に伴って市民の理解と協力が不可欠でございます。したがって、メーカーから現在出つつあろうと思いますけれども、その性能等、あるいは処理の工程等にあわせて、具体化次第市民にこのような分別収集の変更がありますよということについては理解と協力を求めていきたいと、このように思います。  それから、地元同意の見通しについてでございますが、とりわけ先ほども申しあげましたように福山市において一極大量燃焼と、こういうことでございます。いずれにいたしましてもどこで焼却いたしましても、それは非常に重要なことであります。したがって、私どもも情報交換を行政レベルで行っておるところでありますけれども、いろいろと御意見等はあるやに聞いております。しかし、誠心誠意説明する中で合意形成に努めたいと、このように承っておるところであります。したがって、見通しについては、ぜひとも予定どおり福山市へ県が発電所を建設できるよう期待をいたしておるところでございます。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 武田信寛君。             (14番 武田信寛君 登壇) ○14番議員(武田信寛君) ただいま助役の方から火力発電所の建設に伴う地元合意の件で最後の御答弁をいただきましたが、説明をしきって理解をしていただくと、こういう答弁でありましたが、当然のことでございまして、私はその中へあえてRDFの品質というふうなこと、そこが肝心な点だと思って質問をさせていただいたわけです。と申しますのは焼却するRDFの中へ、いわゆる廃プラ、ビニール、こういったものの混入、いわゆる塩ビ系の製品のごみの混入によってダイオキシンとか、あるいはその他塩ビ可塑剤と言われるフタル酸エステル、こういったもの、いわゆる環境ホルモンと言われるようなものが塩ビ系の製品の中から発生をされるんではないかという危惧を今多くの方が抱いておられるわけです。  そういう状況の中で安心をしてというよりも、少しでも心配をかけないための燃焼を行っていくというふうなことになりますと、排出をする側のごみの品質管理というのが非常に大事になってくるわけでございます。府中は府中で燃やさないんだから少々品質はどうなってもいいというそんなもんじゃありませんで、どれだけ府中で責任を持って塩ビ関係を排除していくかという、それが私は府中の使命でなければならないと思いますし、カロリーの面から言えばそれは先ほども申しあげましたが、木くず等の混入の割合等でこれはフォローできるわけですから、そういった点についての、私は発注をこれからされるんであれば、よく府中市で排出をするごみの品質については、こういう品質を府中ではつくっていくという、少なくともそういった一つの責任ある、私は製造の姿勢を示していただきたいというふうに思います。  将来恐らくRDFが全国的に主流になったときには、JIS規格とまではいかないにしても、行くでしょう、そういうことへ私はなってくると思うんです。そうしますと、ちゃんとした、今からごみの品質管理をしっかりしたものを、考え方を持っていくということがなければならないというふうに思いますので、その点についての考え方を再度伺っておきたいと思います。  それから、部長の方からも再度御答弁をいただきましたRDFのストックヤードの件でございますが、府中市として県へ強力に要請をしていくという御答弁をいただきました。これは当然のことでございまして、問題は今まで県が計画をし指導をしてきた広域というのがことごとく崩れるというようなこういうような状況の中で、果たしてそれが担保できるのかどうなのかという不安を抱くわけでございます。どのように発電所の建設時期等を含めて、RDFの貯留・保管というものを考えていくのか。これだけは明らかにしておいていただきたいと思います。  特にストックヤードにはやはり限界というものがあろうと思いますし、これがまたそういう状況の中で発電所の稼働が1年でも2年でもおくれるというようなことになると、ストックヤードが足りないというふうなことになってまいります。そういった際にどこが責任を持つのか。府中市が責任を持つんですか。今他の自治体では、北九州の方で電源開発が持っている焼却炉でこれを処分をされているというふうな実態もございますが、一つの選択肢とすればそういったことも私は考えられるというふうに思いますので、そこら辺も含めてこのRDFの製造、そしてまた火力発電所の稼働、そのタイムラグにかかわります府中市が抱える可能性がある問題として、これは再度御見解を伺っておきたいと思います。  それから、府中市のごみの処理の全体構想について、先ほど担当課長の方からも御答弁をいただきました。容器包装リサイクル法が2002年から適用になる。それに加えて家庭電化製品のリサイクル法というのが近々制定をされるという、こういうふうに言われております。そうしますと不法投棄というのも、これから大きな一つの行政の対応いかんによっては考えられてくるというような問題であろうというふうに思います。したがって、私は今回のRDF化にかかわって府中市の将来のごみ処理構想の、やはりそういったことも含めて今からしっかりしたものを準備をし、昨年の3月に策定をされた減量化計画が着実にこれが実施ができる、そういう体制というものを早急に示していただきたいというふうに思いますので、再度そこら辺の方向性について伺っておきたいと思います。  それから、次に質問に入らさせていただきます。RDFの採算性、コストの点につきましては先ほど小森議員の方からかなり突っ込んで質問がされました。これは私もぜひ示していただきたいなと思いますのは、どうしても私たちこの議論をするのに、焼却方式とRDF方式の相違に伴いますコストがどのようになるのか。これはいわゆる財政計画との絡み、府中市の財政運営との絡みも環境問題だけでなしに、そういった意味の問題も入ってまいりますので的確な判断ができるように、これは委員会の方へ比較ができる資料をぜひ示していただきたいというふうに私の方からも要望をさせていただきたいと思います。  それから、発電所にかかわっての問題であります。採算性についてでございますけども、先般の全員協議会の方へ出していただきました資料によりますと、RDFの処理に伴います処理費が1トン当たり1万円から1万4,000円と、こういうふうに言われておりますけれども、これはいわゆる電力を売る価格とか、あるいは物価とか、あるいは処理量とか、そういったものによる原価主義によってこれは決まってくるというふうに思いますけれども、いわゆる採算ベースに乗るのが何年度ぐらいになるのか。と申しますのは、これからこちらへ参加をしていくというようなことになりますと、府中市が出費をしなければならない処理費に大きくかかわってまいりますので、一応の計画は15年間の事業計画が示されておりますけれども、そのうち事業採算ペースに乗るのは何年ごろになるのか。そしてまた参加をする自治体が17市町村ぐらいあるというふうに伺っておりますけれども、この参加自治体がそろうのは何年ぐらいになるのか、1点伺っておきたいと思います。  それから、それに関連をいたしまして、参加を予定されている17の自治体が発電所の建設に対しまして出資をされますね、量によって。これは参加が二、三年あるいは四、五年おくれる自治体についても、来年度、再来年度で出資が行われるのかどうなのか、その点を伺っておきたいと思います。  それから、少し事業費について伺ってみたいというふうに思います。  これも先ほど来議論がされております維持管理等にかかわっての問題でございますけれども、問題は今1億3,000万円ぐらい年間処理経費がかかっていると思いますが、これが2億五、六千万円というふうに今言われております。単純に言いまして1億円近い、あるいはそれを超える経常経費が必要になってくるというふうなことになりますけれども、そうした際にその経費にかかる基準財政需用額、これの算入がどのようになるのか。そして、交付税の算定基準にあります投資的経費、経常経費、公債費と大きく3つございますけども、その中の経常経費にかかる算定基礎がどのように変わってくるのか、お尋ねをしておきたいと思います。  そして、焼却方式をとっております現在の方式と比較して、恐らく交付税はふえてこなきゃなりませんし、どのぐらいふえるのかお尋ねをしておきたいと思います。  それから、補助対象の事業範囲、2分の1の補助というようなことになっておりますが補助対象になる事業範囲、特に今回予算で示されております中へ1億数千万円、単市分がございます。この単市分はどこの部分になるのかお示しを願いたいと思いますと同時に補助対象事業の範囲、どういった施設までなるのかお尋ねをしておきたいと思います。  それから、2分の1が補助であとは起債対応と、こういうようなことになりますが、予算書の中にあります70%の通常債、いわゆるこれは公害対策債というふうに示されておりますが、こういった財源対策債を含めて起債の元利償還に伴います交付税措置、これがどのぐらいあるのか。そういうことをすべてトータルをしまして、最終的には総事業費の42億8,000万円という事業費がありますが、そのうち補助金、今申しあげました交付税措置等を除いた市の持ち出し分というのは、交付税は特にわかりませんから、計算上ではどのぐらいになるのか伺っておきたいと思います。             (14番 武田信寛君 降壇) ○議長(神田治登君) 佐々木企画財政課長、答弁。           (企画財政課長 佐々木清人君 登壇) ○企画財政課長(佐々木清人君) それでは、ごみの燃料化施設の整備事業の全体計画から御説明を申しあげます。  12年度、13年度で整備をするわけでございますが、全体事業費につきましては予算書の一番最後についています議案第61号、参考資料を御参照ください。全体事業につきましては42億8,510万3,000円。そのうち国庫補助対象事業なんですが、それが41億6,411万円、それに対します2分の1が国庫補助金であります。その額が20億8,205万5,000円。そのうちの補助裏で差し引きしたものが交付税の事業費補正と申しまして5%、1億410万3,000円、これが建設年度にそれぞれ交付税の需要額として算入されることとなっております。  それから起債ですが、起債20億7,450万円、これにつきましてはその内訳としまして通常債、これが交付税上では公害防止事業債と申します。それのトータルが16億5,820万円、それから財源対策債4億1,630万円、この財源対策債と申しますのは昭和51年度以降、地方財政対策における地方財政不足額を地方交付税の増額と建設事業債の増発により補てんされていることとなっておりますが、この補てんのために増額された建設事業債、その20%分を財源対策債と申します。  それから、交付税での跳ね返りですが、元利償還金につきまして、元利償還金、これは3年据え置きで15年間で償還をいたしますが、元利償還金が24億7,759万2,000円、これが元利償還金が要ることとなります。そのうち交付税の措置でございますが14億8,739万1,000円、これが交付税で措置されるようになります。そのうち公害防止事業債、通常債ですが、これが50%交付税の方へ算入されることとなっております。その額が9億9,020万1,000円。それから財源対策債でございますが、これは100%交付税で算入されることになります。この総額が4億9,719万円、これだけが交付税で措置されるようになっております。交付税についての説明は以上でございます。  一般財源を忘れていましたので、うち一般財源でございますが1億2,854万8,000円、そのうちの幾らかが交付税で措置されるということになっております。  以上です。           (企画財政課長 佐々木清人君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) お答えをいたします。  まず第1点のごみの質の問題ですが、いわゆるRDFの方法にした場合、特に塩ビ系の中から非常にダイオキシン類が発生するので、そういう問題についての対応をどうするのかと、そのような趣旨の御質問であったと思いますけれども、我々先進地の苅田町を視察いたしまして、特にごみを排出される側の家庭の主婦の方あるいは小学生、中学生の方に実際にその処理場を見てもらって、市民の意識の考え方、そういうものから変えていっていただきたいと、そういうようなことでそういう市民啓発もされておりましたし、それと同時に分別収集の徹底、そういうものを図りながら我々としても、これから先ほどおっしゃいましたようなことについて特に念頭に入れて対応していきたいと思っております。  それから、発電所の採算性についてですけれども、これについて県の方からこの点についての見解が出ております。このRDF発電事業の採算性については長期間にわたる事業の採算性を評価するために、時間的要素を考慮した世界的共通の収益分析方法とされているキャッシュフロー分析方式を用いて実施をしております。この結果、事業開始後5年目で単独赤字が黒字化をして、6年目以降、累積でも黒字が見込め、15年間で配当を行った上で出資金、課税金等すべての投下資本が回収されると。なお採算性については、監査法人に評価を依頼したところキャッシュフロー分析結果及び収支見通し等は妥当であり、採算性ありとの評価を得ていると、そのような文書をいただいておりまして、基本的には事業開始後5年目で黒字に転換をすると。長期的な見通しの中でも採算性はあると、そのような見解でございます。  なお、参加自治体17市町村の出資金の出資年度でございますけれども、これらの点については環境施設課長の方から御答弁申しあげます。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) RDFの品質についてでございますが、これにつきましてはJIS規格が今後検討される予定でございます。先ほど部長の方からもちょっと答弁がありましたが、塩ビ等につきましては来年度ごみの収集について再編を行いたいと。この時点で考えたいと思います。この中にはもちろん先ほど議員さんの方からおっしゃいました廃家電が来年度から、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、テレビ等が事業者の責任において容器包装リサイクル法と同じような形で義務づけられますので、それも含めての再編を考えていきたいと、このように思っております。  それから、出資金でございますが、参加がおくれるような市町村についてはどのようになるのかということでございましたが、既に今年度、福山市、それから広島県、これらが全部出資いたしまして、今年度分は8億円出資されておられます。来年度につきましては、参画する他の市町村が全部割り振りをいたしまして出資いたしますので、今年度と来年度分で16億円という出資金になる予定でございます。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 佐々木企画財政課長、答弁。           (企画財政課長 佐々木清人君 登壇) ○企画財政課長(佐々木清人君) 経常収支比率の状況でございますが、昨年9月に提出しました財政推計との比較になるんですが、平成14年度から元利償還が本格的に始まるんですが、それから約21%ぐらいの、現状では伸びになるのかと思います。  以上です。           (企画財政課長 佐々木清人君 降壇) ○議長(神田治登君) 武田信寛君。             (14番 武田信寛君 登壇)
    ○14番議員(武田信寛君) 私の質問がちょっとまずかったのかなというふうに思うんですが、まず財政課長に再度伺ってみたいと思うんですが、いわゆる基準財政需要額を算定しますよね。その際に経費の部分で清掃費というのがございます。そこへ府中市の人口、そしてまたごみの量とか質とか、そういったものに伴って府中市が必要とする清掃費に係る事業費というのが、これ基準財政需要額を算出する上において必要な数字として出てまいります。それが今の焼却方式からRDF方式へ変わった場合に、これがどの程度変わるのか。といいますのは、かなり先ほども議論がありました。私も申しあげましたけれども、ランニングコストが変わってくるわけです、RDFになりまして。そうしますとそういう経常経費というのがふえてくるわけですから、その方式の転換に伴います基準財政需要額の算出の方法といいますか、算定基礎といいますか、そういったものが変わってくると、こういうふうに思うわけです。そこら辺を把握されていればお示しをいただきたいと思うんです。  それでこれにもやはり関連をいたしまして、交付税の算定をするのに経常経費、投資的経費、そして公債費という、大きく3つある。その中の経常経費に係る部分で、やはりここの交付税措置に係る清掃費というのが変わってくるんだろうというふうに思うんですが、もし把握されていればお示しいただきたいし、そこのところを把握できてないようでしたら、これはひとつ早急に調査をしていただいてお示しをいただきたいなというふうに思います。これ、毎年これからかかわってくる部分でありますので、この点についてはぜひはっきりしておきたいというふうに思います。  それから、部長の方から答弁がなかったんですが、タイムラグにかかわる県へ対する担保、これをやはり府中市としてはしっかり現時点における県の考え方というものを、責任ある方向というものを示していただいた上で、私はこれは提案をなさるべきだと、こういうふうに思いますので、この点について再度質問をしておきたいと思います。  それから、先ほど部長の方から苅田町以上の施設をつくるということで、いわゆる発注仕様にかかわるいろんな規制数値、目標数値というものを御答弁いただきました。その中で騒音に係る部分が50デシベルというふうに御答弁だったというふうに思うんですが、この数字は35じゃないかと思いますが、ちょっとそこら辺お尋ねをしておきたいと思います。といいますのが、いろいろよその施設を見させていただいた際にいろいろ調査をさせていただいて、このぐらいの数字というのがどうしても本当に環境を保全をしていくそういう工場をつくるというならば、より厳しい数値というものを私は設定をして、そして建設にかかっていくべきだと、こういうふうに思います。  特にダイオキシンの問題、環境ホルモンの問題、そしてにおいの問題、この点につきましては一番、市民、住民にとって大きな大きな問題・課題でございます。これをどのようにクリアをしていくかというふうなことは、先ほど数字でお示しになりましたダイオキシンの場合0001ナノグラム以下、やはりこれは私は発注仕様の中へしっかり位置づけをしていただきたいと。このことがダイオキシン類を抑制するだけでなくして、心配をされる環境ホルモン、そういったものの抑制に対しても私は効果が上がってくると。さらに臭気の問題、これについてもクリアをしていくことができる。ただ単にダイオキシンだけの問題としてこの数値を設定するというのでなくして、この設定の中にはそのような意味合いを持つものだということをしっかり私は受けとめて、今後の発注等については御検討をいただくことでなければならないんだろうというふうに思いますので、あえてその点を申しておきたいと思います。この点は数字は出していただいておりますから、要望ということにさせていただきたいと思います。  十分に私の頭の中で現時点で整理ができませんので、足らないところはあすの委員会の方でやらしていただくとして、私の質問を終わりたいと思います。答弁の方はひとつよろしくお願いいたします。             (14番 武田信寛君 降壇) ○議長(神田治登君) 佐々木企画財政課長、答弁。           (企画財政課長 佐々木清人君 登壇) ○企画財政課長(佐々木清人君) 交付税の措置でございますが、事業費補正につきましては投資で建設年度にそれぞれ5%を算入されるようになります。  それから、公債費につきましては公債費の基準財政需要額の方へ元利償還金の公害防止事業債が50%、財対債は100%算入されるようになっております。  それから、経常経費につきましてはもうちょっと猶予をください。委員会までに調べて報告申しあげます。           (企画財政課長 佐々木清人君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) お答えいたします。  ストックヤードの問題について県の方から一定の担保が必要ではないかと、確約したことが必要ではないかと、そういうような御指摘でございます。まだ具体的に正式に県と協議をしておりませんが、そういう武田議員の趣旨を踏まえて、そういう姿勢でこれから話をしていきたいと、そのように考えておりますのでその点の御答弁で御理解いただきたいと思います。  それから、数値の問題で騒音35デシベルではないかと、そのような御指摘でございますが、資料を持っておりませんので、正式にはまた委員会の方でお答えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午後 3時24分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 3時39分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 本日の会議時間は、議事の都合により、あからじめこれを延長いたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き質疑を行います。  瀬川恭志君。             (3番 瀬川恭志君 登壇) ○3番議員(瀬川恭志君) それでは、何点かにわたりましてお伺いをしたいというふうに思います。先ほどからいろいろ答弁をいただいておりますので重複する点もあろうかと思います。よろしくお願いをいたします。  まず最初に、事業費42億8,500万円という数字で載っておりますが、先般の全員協議会の資料からいきますと約6億円ぐらい少なくなっている。これは、では今後の入札あるいはいろんな形の中でこの金額が下がってくるのかどうか、その辺内訳についてお知らせをいただきたいというふうに思います。  また、先ほどから国庫補助金2分の1というふうな形での御説明でございました。この国庫補助金2分の1というのは、裏づけ的にはどういう形で2分の1という数字が出ておるのでありましょうか。先ほどもこの2分の1の基礎になるものは何かというふうなところもあったように思いますが、その辺についてお伺いをしたいと思います。  また、地方債につきましては20億円というふうな数字、それを3年据え置きの15年償還というふうな形の中で、公債費なり財政の見通しなりというふうなものが先ほど説明がありました。それでは、平成11年度末の起債の残額、これはどれくらいの金額で、これからRDF、この起債を足してどういうふうになっていくのか。先ほども説明があったと思いますが、もう少し詳しく御説明をいただきたいというふうに思います。  それと、さきの全員協議会の資料の中にこのような施設ができますよというふうな、地図の上で落としてあるというふうに思います。しかし、面積だとかあるいは施設の概要につきましては苅田町以上のものをつくるんだというふうなことでありますが、では建物なり周辺整備、そのようなものについてはどのようにお考えなのか。またこの費用の中には現在ある焼却施設の壊すといいますか、解体といいますか、こういう費用は含まれてないように思うわけですが、この辺については将来どのように考えておられるのか聞いてみたいというふうに思います。  また、先ほどから維持管理費の問題が出ております。これにつきましては委員会の方へ資料を提出というふうなことでございますが、RDF製造をしますと46%ぐらいのRDFといいますか、固形燃料ができるというふうなことで、トン当たり1万2,000円という予算、あるいはこの中の職員の人件費等についてみますと、若干現在の府中市の予算あるいは決算書の中身とかけ離れているような数字箇所が見受けられます。概算であるというふうなつけ加えもあるようでございますが、この辺はきちっとした根拠数字に基づいて、やはり数字を出していただきたいというふうに思います。  それから一つにはRDF、これがやるというふうになりますと、苅田町の例ではありませんが、この機械設備の保証、こういうところが大変重要になってくるんじゃなかろうかというふうに思います。この辺についてはどのようにお考えでございますか。  まず、第1回目の質問を終わらせていただきたいと思います。             (3番 瀬川恭志君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) 瀬川議員の御質問にお答えをいたします。  まず、第1点の事業費の総額のことでございますけれども、全員協議会の席では49億円程度の試算をいたしておりましたけれども、今回予算として42億円程度の要望をいたしておりますけれども、これはいろいろ試算をいたしまして計算したわけでございますが、具体的に入札の段階では、我々といたしましても最大限いろいろ研究し、それから検討した中で対応していきたいと思いますので、瀬川議員の御要望に沿うような形で頑張っていきたいと思います。  それから、国庫補助金の2分の1の裏づけはどうかと、そういう御質問でございますが、これは補助対象額の2分の1でございます。おおむね42億円ですから補助対象額は41億円程度で、その2分の1の二十数億が今年度並びに来年度の補助金の対象となります。裏づけはどうかということでございますけれども、基本的にこの補助金の制度は4分の1の補助金制度でございますけれども、府中市は公害対策の指定地域に入っておりますので、その分がプラス4分の1と、そういう加算がついておりますので合計2分の1と、そのような考え方でおります。  それから、維持管理費の面で職員の対応とかそういう関係で金額的な問題をおっしゃいましたけれども、いわゆる職員等の配置につきましては、先ほども課長が申しあげましたように現在の8時間でなしに稼働時間が伸びるというようなこともありまして、いわゆる交代制の勤務、そういうようなことになりまして7人と、そういうようなことで人件費等も膨らんできます。具体的には委員会等で資料を出させていただきたいと思います。  私の方からは、以上のとおりでございます。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 佐々木企画財政課長、答弁。           (企画財政課長 佐々木清人君 登壇) ○企画財政課長(佐々木清人君) 起債の残高でございますが、現在財政の方で決算の統計をやっておる状況なんですが、普通会計ベースで今のところ御勘弁を願いたいと思います。地方債残高、11年度末の見込みでございますが、123億8,276万7,000円ございます。それで12年度の借入返済、RDF関係の20億円等を加えますと、12年度末では146億9,673万1,000円というような見込みになるかと思います。よろしくお願いします。           (企画財政課長 佐々木清人君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) 私の方からお答えしたいと思います。  まず解体費でございますが、これはこの予算には入っておりません。それから、保証につきましては、通常1年とかいう決まりがありますが、これにつきましては今後入札段階においていろいろ内部で相談して、何年の保証ということにするのか、これから検討していきたいという考えです。  それからまた苅田町以上のものをつくるという中で、先ほど武田議員の方からも質問がありましたように、騒音とか振動が50とか35とかいう基準は通常の特定施設についての基準よりはるかにきつい基準でございます。そういうようなものを用いたり、それから排ガス、ダイオキシン等につきましても先ほど話しましたように、ダイオキシンがRDFを製造することにおいて発生するであろうと思われる過乾燥によるものについては最適な乾燥方式の採用とか、それから乾燥設備の排ガスをバグフィルターで補修するとか、触媒塔の分解除去とか、それからダイオキシン類の再合成防止策として水冷と熱交換機等の設備をいろいろ組み合わせて対応したいという考えでございます。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 瀬川恭志君。             (3番 瀬川恭志君 登壇) ○3番議員(瀬川恭志君) 説明ありがとうございました。  全員協議会の説明資料の中に工程表、計画表等あります。そういう中にやはり具体的なものは、これからやはり発注仕様書あるいは設計図をつくる中でというふうな形で、まだ具体的なものができていないというふうな状況であります。このほかの事柄につきましては委員会で説明を求めたいと思います。  以上で終わります。             (3番 瀬川恭志君 降壇) ○議長(神田治登君) 福元登志雄君。            (11番 福元登志雄君 登壇) ○11番議員(福元登志雄君) 私がお伺いしたいことはかなり出ましたので、少しつかめることと出てないことについてお伺いしたいと思います。  まず、本山、鵜飼町の地元の皆さんに一定の御理解を得たということを市長さんが冒頭に申されました。その合意ができたというのは本当に納得してもらったというふうに理解してよろしいんでしょうかどうか、その辺について確認しておきたいと思います。  それから、RDFの品質についてかなり質問が出ております。ASTMの規格からいきますと、RDFの製品分類としてRDF1からRDF7というふうに区別されています。日本でもJIS規格で、これが今後決まっていくんだろうと思います。そういうことの中で品質基準が決まりますれば、その品質基準に従って完全な品質管理をやるということが、今まで前の議員さんがおっしゃったことの管理の徹底ということが大事になってくると思います。そういう中で2年間の保管期間の問題があります。ストックヤードを県と話をして、しかるべき措置をやるという話でございます。どうも不安であります。県の対応が、今回の広域が崩れたということもありまして、非常に不安なものであります。  全員協議会の資料からいきますと、平均3年間で、1年間の府中市が福山に出すRDFのトン数が9,761トンということになっています。これを2年間掛けますと約1万9,500トンということでございます。そうしますと事業規模は既に福山発電株式会社の事業規模も決まりましたし、1日390トンということがわかっているわけですから、おおよそこの1万9,500トンが、県の協議はやるわけなんですが、この1万9,500トンというものが、発電に使うための絶対量として1万9,500トンというものはどの程度のものなのか。あるいは何日の分、例えばストックヤードが何カ月分のものができるのか、そういうことを恐らく何らかの形でお調べになっているはずです。ですから、やはりそういうことも示していただく中で、我々としてはこの事業の推進について検討していきたいというふうに考えています。  2年間の保管ということになりますと、お話がありましたように品質の劣化というのは私は必ずあろうと思います。そのことも心配ですし、そういうことを含めましてやはり府中市が保管するということでなくて、やはり直近のところで保管していただくということがベターであろうと思います。株式会社でありますから、もし品質が悪かったら受け取らんということになりかねないわけなんです。そういう心配がございます。そのあたりについてお考えをお聞かせ願いたいと思います。  それから、2年間福山の方で預かっていただくことになりまして、まだ決まってないかもわかりませんけれども、保管料金とかいうようなものが要求されるのかどうなのか、そういう見通しがあればお教え願いたいと思います。  苅田エコプラント株式会社を視察をされたと、地元の方が視察されたということを聞いております。私どももそこを視察いたしております。3万5,000人分で7時間で42トン、それをRDFにしますと23トンになるそうでございますが、耐用年数15年間、1年1カ月かけまして31億円という総事業費でございます。60トンと42トン、差はございますが少し割高じゃないかというふうに思います。42億8,000万円というのは割高ではないでしょうか。その点についてお答え願いたいと思います。  まず1回目はこれで終わります。            (11番 福元登志雄君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 私の方から数点について御答弁申しあげます。  地元の合意形成にかかわっての御質問でございますけれども、納得したのかという趣旨でございますが心情的に納得していただいておりません。しかし、4万府中市民のためにどうしても必要不可欠な施設であるから、苦渋の選択としてそれはオーケーしましょうということであって、いろいろな地域の考え方なり意見なりがある中でのゴーサインというふうに理解をいたしております。したがって、100%全面的にオーケーというふうには受けとめておりません。これから、とりわけ環境問題に対する行政の相当な努力と誠意と責任を持った対応というものが前提条件になっているところでございます。  それから、3点目の割高ではないかということでございますけれども、これは午前中からも話が出ておりましたように48億数千万円、これは予算要求の段階においての大概算でございまして、現時点ではおおむね県と協議をいたしまして1トン当たり7,000万、60トンですから42億円程度と、こういうことで調整をして計上いたしておるわけであります。したがって、今後先ほども部長から申しましたように、課長からも申しましたように、これが入札ということになれば、これはルールに従って適正な落札金額になるであろうというふうに思っておるところであります。  ただ問題は安ければというふうには理解いたしておりません。苅田町以上のものをきちっと地域住民、市民の信頼にこたえ得るような、このような施設にしなければならないというふうに思っておるところであります。  それから、2点目のストックヤードの件でございますけれども、これは具体的なことは課長から答弁しますけれども、いずれにしてもタイムラグがあるわけでありますから、必要にして十分な構造を持つストックヤードにしてもらわなくては、これは福山市住民も迷惑するわけでありますから、我々はこの問題については単に府中市だけの問題ではございません。廿日市市、大竹市、宮島町、その他14年度に完成する施設がございます。したがって、県に対して強く要請をしていきたいと思いますけれども、府中市のみならず14年度に参画する市町村は数々ございますので、そこら辺と連携をとりながら確実にストックヤードの建設をしてもらうと、こういうことで対処していきたいと、このように思っております。  したがって、県の責任においてこの対応をしてもらうわけでありますから、保管料をくれというようなことについては毛頭考えておりません。出す気もありません。これは当然計画どおりやってもらうということでございますので、その点はそのように認識をいたしておるところであります。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) お答えいたします。  ストックヤードについてでございますが、ストックヤードにつきましては大体ああいう発電施設でございますので、約60日分のストックが必要だということでございますので、今度できる発電所は日量390トンでございます。それの60日分ということで2万3,400トンぐらいのストックヤードができる予定でございます。  それから、府中市のごみは現在約1万トンを年間収集しておりますので、年間5,000トンぐらいのRDFができて、2年で約1万トンのRDFができると思います。もちろんごみの、今後RDF化が進みまして、ごみの再編をする時点ではごみ量については変更があると思います。  保管料につきましてはこれは府中市も出資者の一人ですし、今後先ほどおっしゃられたとおり株式会社ですので、どういう話になるかわかりませんが、現在のところ保管料は考えておりません。  以上です。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 福元登志雄君。            (11番 福元登志雄君 登壇) ○11番議員(福元登志雄君) 答弁ありがとうございました。  苅田エコプラント以上のものをつくるということでございます。現在日本で稼働しているRDF施設は38カ所でございます。府中市も入れまして計画しているところが12カ所でございます。この38カ所の中には、きょうもお話がありましたようにいいところもうまくいっているところもありますし、うまくいってない問題が多いということも、この中から見まして問題点があるところはわかります。さりとて苅田町だけを見て、これが本当にいいんだということで、本当にいいんかどうか私はやはり疑問があります。もう少し幅広く調べていただいてということにならんだろうかと思います。そういうことを一応念のためお聞きしたいと思います。  先週でしたか中国通産局から講師をお呼びして、商工会議所が産業廃棄物の今後の見通しについてお話がございました。ますます事業所の方は排出した責任が法律によってどんどん課せられてまいります。そういうことで確かに環境問題が大きな問題になっているわけですから、私はそれはそれで事業所としては守っていくべき義務があると思います。申し上げたいことは、私どもも市民もできるだけごみを出さないということを今回のRDFをPRするときに、さらに分別収集について強力なPRをお願いしたいというふうに思います。  福山地区のある地区によりますと、ペットボトルあるいはトレーですね、これも洗浄して出さなければならないというようところも、これは自主的にやられています。そういうことをさらに全市的にそれが行えるように、しっかりとPRをしていただきたいと思います。  以上です。            (11番 福元登志雄君 降壇)
    ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 1点目の件でありますけれども、比較的良好に稼働しているのが苅田町、それを我々も見学し見さしていただいて、我々はつくる以上はそれ以上のものを目指そうやと、こういうことで現在諸準備を進めているところであります。したがって、苅田町がベストだというふうには思っておりません。やはり苅田町もそれなりに課題や問題点があるやに聞いております。そういったことをどのように克服してよりすばらしいものをつくるかということで、新たに開発された技術もございましょうし、他市でうまくいっているものもあるでしょうし、そういったことを技術評価の中でメーカーに求めていきたいと、このように考えております。  それから、何よりも市民の理解と協力がなければ分別収集は徹底いたしません。したがって、先ほど申しあげましたようにその処理工程、そして円滑に維持管理をしていくための市民の負担というものが当然伴うものというふうに理解いたしております。したがって、市民啓発というものが非常に大切であるということであります。いずれにいたしましても今以上に分別収集の徹底を図る分野があるというふうに認識いたしておりますので、その点についてはこれから建設までの間に市民の協力と理解を得るための取り組みをしていきたいと、このように思っておるところであります。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 小森順治君。             (19番 小森順治君 登壇) ○19番議員(小森順治君) 大分時間も経過しておるようでありますけれども、まず今まで説明を聞きますと、所管の委員会へ資料を提出するというものがかなり中身としてあります。そういうものを含めて過去の例を見てみますと、ペットボトルをスタートさせた。ペットボトルの収集をスタートさせたときは、市の職員の皆さんがモデル地域になったところへ出向いて行かれて一定のPR用の物を持って説明をなさいました。と同じような方式で、今なぜRDFなのか。府中市が抱えている大きな課題として2002年がタイムリミットなんです。それ以降は燃やすことできないわけでしょう。したがって、今ダイオキシン対策であるとか、苦渋の選択をしていただいた地元への説明であるとか、こういったものをよりわかりやすい形にしてPRのための広報紙をこの臨時議会が済んだら早急に市内へ配布してほしい。それで市民の皆さんにごみの減量化の問題であるとか、なぜ今府中市がRDFを選んだのかというふうなことを理解してもらわなきゃならない。RDFにしたけれども、好き勝手にみんなが出していいというものじゃありませんので。というのは環境ホルモンの問題もあります。RDFにしたら絶対にダイオキシンが出ないのかという保証はないわけでありますから、その辺をきちっとした形で説明のためのPR広報紙を出す意思があるのかないのか、その時期をいつにするのか、その1点だけお聞きしたいと思います。             (19番 小森順治君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) お答え申しあげます。  これだけの事業規模と予算、そして血税を使う事業でございます。したがって、いろいろと御意見や御心配の発言が全国的にも、また府中市内にもあるやに聞いております。そのためにはその方々の理解と協力を得るために啓発というものがぜひとも必要であるというふうに認識をいたしております。したがって、広報紙になるのか、あるいは特集号になるのかさておきそういったことについての配布をできるだけ速やかに行っていきたいと。ただ議会終了後直ちにということにはならないと思います。それはどういう施設がどのようなものになるのかということが定まって編集をすべきだというふうに理解いたしております。いずれにいたしましても速やかにそのような考え方で対処したいというふうに認識いたしております。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 小森順治君。             (19番 小森順治君 登壇) ○19番議員(小森順治君) 一定の形で広報紙等、あるいは特集号を使って市民へPRをなさるということでありますから、そのことができるだけ早い時期に市民の皆さんにお渡しできるような形をおとり願いたいというふうに思います。  私の会派の最初に質問しました瀬川君の質問で答弁漏れがあるようです。RDFの府中でやろうとする施設は面積的にどうなのか、建物はどうなのか、あの周辺をどういうふうにやるのかということについて一切答えてないんです。ところが四十何億円の予算を組んである。その辺について説明ができればしてください。             (19番 小森順治君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 特にさきの質問者に対して答弁漏れがあったということでございますが、ほかのことも関連して補足するのはおかしいんでありますけれども、まず第一に補助対象にどの程度のものがなって、ならない部分はどの部分かということもあったと思います。そのことも含めてこの際私の方から申しあげたいんでありますが、例えば駐車場であるとか、そのための車庫であるとか、あるいは造園工事、こういったものは補助対象外、単市分でございます。それから構内道路工事、構内の道路工事についてはこれは単市分になると、そういうことであります。それから周辺対策としての整備事業、これは当然この事業の補助対象にはなりません。それぞれの補助制度にのっかって適用が採択になるよう極力努力をしていきたいと、このように思っております。したがって、周辺対策についてはこれは単市分もありますし、補助対象になる事業もあると、こういうふうに思います。  それから建物の面積、それから敷地等は明らかにしておるところでありますが、建物の構造とか建坪とか建築面積とか、いろいろこれは一応の試算はしておりますけれども、各メーカーのそれぞれの独自のノウハウに基づいて中身が決まるわけであります。それを包み込む建物と、こういうことになりますので、現時点でどの程度ということは具体的に数字として明らかにすることは非常に困難であります。いずれにいたしましても落札者が決まればそれは当然公表できると、こういうようにひとつ御理解を賜りたいというふうに思います。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 小森順治君。             (19番 小森順治君 登壇) ○19番議員(小森順治君) 御答弁いただきましたが、入札等の関係とかいろいろあるから、建物の規模とかその辺は理解ができるんでありますけれども、助役もおっしゃいましたし、市民生活部長も苅田町にあるエコプラントよりもすばらしいものをつくるとおっしゃった。私たちも苅田町のエコプラント見に行きました。建物の前には公園をつくってある。子どもたちが遊ぶグラウンドもある。そういうことをやるんですね。再度お尋ねいたします。             (19番 小森順治君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 環境整備ということで、先ほど申しあげたとおりそのような対応をしていくと、当然のことであります。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 住田賢治君。             (15番 住田賢治君 登壇) ○15番議員(住田賢治君) 大分多くの方が質問されまして重複するところもたくさんあると思いますが、2年半ぶりの登壇でございます。多少緊張いたしております。  まず最初に、焼却方式からRDFに変わったことにつきまして何度も出ておりますが、これは市民の皆様に一番知らさなければならない大切なことじゃないかなということで、あえてまた聞かせていただきたいと思います。  7月10日の施設整備計画についてということで資料をいただきました。昨年の10月15日に広島県へ、まだ焼却方式で整備計画を提出していた。こうした中で広島県は10月12日、昨年ですよ、広域処理福山府中ブロック協議会で広島県リサイクルセンター構想ということでRDFのことについて説明があったと。府中市としたらまだ焼却方法で一生懸命やっているところへ、突然県の方から固形化問題でぱっと出た。地元協議がなかなか難しい中で、待ってました、これで地元協議がうまくいくんじゃないかなというふうになったんじゃないかなというふうなうがった考え方もあるんですが、やはりこういう施設でございますので地元の協議が一番大切でございます。地元のそういうちゃんとした同意がなければ、こういう施設についてはなかなか前に行かないと思います。しかし、40億円を超える大きな事業でございます。府中市全体の問題としてやはりもっと早く議会に知らしめて、議会の中でもっと協議する必要があったのではないかなというような気がいたしております。その点についてこの固形燃料化についての県のそうした指導とメリット、どうしてここへ来たかということを再度知らしめていただきたいと思います。  今までいろいろと協議の中で、問題は府中があと2年でこれを固形化いたすとすると、平成15年の発電所、福山にできる発電所の完成までに2年間のストックができるということでございます。そのストックをどうするかということがこのたび今協議されているところでございます。聞いてみますと7月10日の全員協議会のときにおいても、ある委員から文章でそこらの約束事というのはどうかというような意見も出ておりましたが、先ほど聞いておりますと、これからそういう協議をしていきたいというような話でございます。その辺についての本当にきっちりしたストックヤードを設けてきちっとしてやっていただけるのか、再度その辺についても御答弁を願いたいと思います。  RDFそのものが、まだ全国で38カ所ですか、これから18カ所ということでございますが、これまでもうまくいっているところは、どうもそのところに発電所とかセメント工場とか、そういうものがあったところでなされているように私が視察したところでもありました。これから福山の箕島沖へこのRDFを持っていくようでございますけれども、過去に府中市におきましても出口川のカドミ問題がございまして、箕沖にこれを運ぶんだということがこの議会で出たとたんに、福山の方からそれはだめだというようなことで、九州の方へ持っていっているようでございますが、このたび7月十何日でございましたが、福山の方の田尻町の町民の方から公開質問状が福山市の方へ出されているようでございます。いろいろと環境問題、安全性、そして事業面、そういうことで出ておりますが、RDFといいましてもこれはごみでございます。そこらあたりがさきの質問者の中にもきっちりとした受け入れができるのかというような質問がございましたが、答弁はございませんでした。そこらあたりにつきましてはもう一度御答弁を願いたいと思います。  この発電所でございますが、採算が合わなければRDFの処理費を上げていくという県の説明がございます。維持費が2億5,000万、現在の焼却方式の3倍でございますが、先ほどもございましたが発電所は株式会社、答弁の方は府中市も入っているのでその辺は心配ないというような答弁でございましたが、これから採算が合わないということで3億円、4億円に上がっていくんじゃないかなという懸念もございます。そうしたことについて再度御答弁を願いたいと思います。  ごみを焼却するということは多少のものは入れても焼却でできますが、このRDFということになりますと、金属類なんかが少しでも入りますと粉砕機で粉砕すると爪を破損してしまうとか、500度から600度の加熱をして乾燥させるために、ごみの成分によっては火災が起きることもあるんではないかというようなこともよその地区で言われております。そうしたこともこれからの問題であろうと思いますが、これから十分協議されていくと思いますが、その点についてどのような答弁でございましょうか。固形化になるときちっとしたダイオキシンの調査もできないということになっております。  またこのRDFを府中市でする場合、うわさによりますと産廃を本山団地のみ処理するのではないかというような声をちょっと聞きましたが、もし本当であれば府中市全体の企業からそういう話があった場合にはどのように対処されるのでございましょうか。  1回目の質問、どうぞ御答弁よろしく。             (15番 住田賢治君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 私の方からお答えいたします。  RDFの変更についての御質問でございますけれども、何よりも地元協議というものが大切であることは申すまでもないことでありまして、いち早く地元の方へはこういう動きになりつつあるということについては連絡調整を図ってきたところであります。  それから、議会の報告と議論をしていただくいとまがなかったということでありますけれども、中間報告という形で当然すべきであったというふうに思っております。とりわけ2月10日に専決処分の報告をして一定の論議はさせていただいたところでありますけれども、しかし、それは委託料の増額の予算でございまして、ほぼ広島県あるいは福山市はそういう方向でいこうという合意形成はできていたとは思いますけれども、しかし、確実にその方向へ踏み出すというところまではなかったわけであります。しかし、全体的な流れとすればRDFの方がベターと、こういう共通の認識に立って流れとしては進んでいたというふうに理解をいたしております。  したがって、県の指導ということでありますけれども、県の方は参画意向調査を12月10日にいたしましたし、その後事務レベルにおきましてもこういう構想でいった場合どうなるのかという事務レベルの話はありましたけれども、直接指導という形はなかったように記憶いたしております。  いずれにいたしましても、そういった経過について地元や議会へ十分報告をなすべきであったというふうに思っておるところであります。その点については先刻もおわびを申しあげたところでございます。  それから、さきの質問とも相関連するわけでありますけれども、ストックヤードについて県は必ずストックヤードを設置してタイムラグを解消すると、こういうふうに我々は確信しておりますけれども、全員協議会の中で県から・・・           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩します。                午後 4時27分 ○議長(神田治登君) 再開します。                午後 4時27分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○助役(菅波次郎君) というようなことで、ひとつ御理解を賜りたいというふうに思います。  それから、昼からの質問者の中でも出ましたけれども、これは発電所とそれぞれの地域でのごみ処理施設というものは一体のものであります。したがって、トータルとして、とりわけ福山市の住民というものが不安や心配を感じておられるわけでありますから、そういうことのないように県や福山市と我々は直接は出向いて説得はできませんけれども、強力な取り組みがなされるものと期待をいたしておるところであります。  それから、採算性の問題にかかわりまして健全経営ができなければ持込料といいますか、搬入料の値上げをするのではないかということでございますけれども、現時点では県はこういうことを念頭に置きながら事業を進めておりません。先ほども申しましたように6年目からは黒字になるであろうと、こういうことで現在進めております。  現実に御指摘のようなことが発生した場合にどうするかということでございますが、これは我々も株主の一人でございまして、ただ県が決めるべきものではない。企業としてどうあるべきかということについて、株主として出資者として当然発言をしていくべきだし、全体で考えるべき問題だというふうに認識いたしております。  それから、火災の発生と先進地の例であったやに聞いておりますけれども、我々も調査をいたしております。なぜ起きたのかと。火災といいましてもこげた部分も含めればかなり事例はあるやに聞いておりますけれども、そのトラブルがなぜ起きたのか、そしてどのような解消策をとったのかということについても我々も調査をいたしております。いろいろな対応策がございますが、それらの悪いトラブルの例を参考にしながら、府中市において今後建設する処理施設についてどうそれを教訓として反映していくかと、こういうことが課題であります。したがって、具体的な対応策も提言を受けておるところであります。そのようなことをこれから詰めていきまして、技術評価の段階でそういうことのないように万全を期していきたいと、このように思っておるところであります。  このごみ処理施設は60トンでございます。したがって、ある程度の余裕というものを持たせておるわけでありますが、それはいつかも申しあげましたように、この地域の環境問題を総合的にレベルアップするためには企業と住民とが共生して、共存しておるわけでありますから、企業の排出する事業系の廃棄物についても一定程度の対応をしていかなければならないということは申しあげておるところでありまして、現実に昨年度から助成金を出すことによって業者への委託の助成をいたしておるところであります。今後RDF処理工場においてどのような廃棄物を吸収できるか。またそれはどのような形で行うかということについて検討していきたい。したがって、全市的に行うのか、当面住工団地を中心に行うのか、こういったことはこれから詰めていきたい。しかし、行く行くは全市的にこれを行うべきものであると。しかし、その60トンの処理能力の中でその対応をできるかどうかという問題もあります。したがって、最も環境が良好でないところを中心に対処すべきところというふうに理解をいたしております。しかし、状況によってはそういうことも念頭に入れながら今後対処すべきであると、こういうふうに思っておるところであります。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 住田賢治君。             (15番 住田賢治君 登壇) ○15番議員(住田賢治君) 福山との関係についてはなかなか御答弁は難しいと思いますが、言ってもごみでございますので、武田議員のときもございましたが、やはり受け入れ側に納得がいくようなそういう方法できっちりした処理をしていただきたいと思います、するとすればですよ。  企業との対応でございます。これもやはり府中市のこれからの活性化のため、多くの企業が元気があってたくさんの税金を入れてもらわなければならないということでございます。公害対策にたくさんお金がかかるということはそれだけ企業の力が弱るということにもなろうと思いますが、誘致したときとこれから育成していくという意味で、そういう方面につきましては十分考慮していただいて、企業との対応については頑張っていただきたいなと思います。  どちらにしてもストックヤードの問題、発電所が、まさかできないとは思いませんが、実際にこのRDFそのものが本当にいいか悪いかというのがまだちょっとわからないんじゃないかなというような気がいたしております。発電所ができるまで2年ほど待って、それからRDFにかかっていかれてはどうでしょうか。今のクリーンセンターにおきましては十分に基準の方はクリアしておられると思います。そこらあたりが環境課長の方から現在の状態の方をいただいた中で、もう一度質問したいというふうな気がいたします。よろしくお願いします。  それから、府中市が株式会社の何には入っておるわけでございますが、これを生産せずに2年間待って、それから発電所ができて生産するということができるのかどうか、そこらあたりちょっと一緒に御答弁お願いいたします。             (15番 住田賢治君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 企業への対応につきましては、御指摘の点を踏まえて中小企業振興対策の意味からもコスト削減の一助になればというふうな観点からも対応していきたいと、このように思っておるところであります。  それから、ストックヤードの件につきましては再三御答弁、御説明申しあげておりますように、現時点でここまできた以上県を信頼しておるというふうに申しあげざるを得ないというふうに思います。信頼できないという前提に立って発電所が完成後、それからRDF処理工場を建設したらどうかという御意見でございます。慎重の上にも慎重にして石橋をたたいて渡る手法としては当然そういうことになろうと思いますけれども、現時点におきまして我々は県を信頼申しあげておるし、そして2002年の規制基準をクリアどうしてもしなきゃなりません。現施設ではクリアできません。焼却はできません。したがって、ぜひとも本年度、来年度で建設をしていきたいと、このように思っておりますので御理解を賜りたいというふうに思います。  それから、3点目の生産云々の件についてはちょっとどういう意味で・・・               (発言する者あり)  ということで、ひとつ御理解を賜りたいと思います。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) お答えいたしたいと思います。  今現在の府中市のクリーンセンターは基準をクリアしておりません。ただ2002年の11月末までは経過措置の中で焼却ができておるだけで、現在2002年の11月末を越すとこの焼却炉はもう使えないということが前提でございます。               (発言する者あり)  それまでに、だからそれの施設をつくらなくちゃいけないということがございます。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 住田賢治君。             (15番 住田賢治君 登壇) ○15番議員(住田賢治君) 御答弁ありがとうございます。  やはり最初に申しましたように、これは地元合意というものがやっぱり大切じゃないかなという気がいたします。しっかりとした計画のもとに本当に府中市の市民になる、そういう施設でなければならないというふうに思います。もっともっと議論が必要ではないかなという気がいたします。集中審議の一つでもしてもいいような問題だと思いますが、そういうもしお気持ちがあれば頑張ってやってみればと思いますが、どうでございましょうか。  今環境課長の方から、基準はクリアしてないが2002年までにこれをクリアするために焼却方式で最初進んでいたということでRDFになったということでございます。そうしたことが市民の皆さんに本当にちゃんとわかるような、そういう今後説明をしていただきたいというふうに思います。  私は終わります。             (15番 住田賢治君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午後 4時39分
    ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 5時27分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き質疑を行います。  大原一人君。             (24番 大原一人君 登壇) ○24番議員(大原一人君) 時間が大分経過いたしましたので簡単に質問をいたしたいと思います。さらに、私は1回しか出ませんから、2回目は出ませんからしっかり答弁お願いします。  発電施設との契約というところまでいかんにしても、確かに、固形化したものはとってやるというような約束がない限りはどうもいけんじゃないかというようなことが全員協議会で出ました。それが何らかの形で議会に提出してもらわんと議会がなかなか理解できんのじゃないかというようなことが先ほどから出ましたが、どうもはっきりした答弁が聞こえませんので、その辺をどのようにされようとしておるのか、これをまずお尋ねをしておきたいと思います。  これははっきりもらわないといけんのじゃないかと思うんです。それから、完全に今の施設ができて、そうして固形化ができた。これは私の解釈は違うのか知りませんけれども、一応一般廃棄物が固形化されると、一応製品ということになると思います。つまり有化物、これは専門的には有化物というんでありますが、有化物になるとですね、今度は買い取ってもらわないけんのが普通の考え方です。これを逆に有化物を金を出してとってもらうというんでありますから、本当にこれは有化物という表現がええんか悪いんか、間違っておるんかおうとるんか、この辺をひとつお尋ねしてみたいと思います。  それから、小森議員からちょっと出ましたけれども、初めてつくる施設に対しての周辺整備をどうするかというのが出ております。大変ありがたいことだと思っております。その辺も十分ひとつ計画の中へ入れてもろうて、やってもらうということも私は必要なんじゃないかと思いますし、この施設は府中市にとっては日本一の施設をつくってみせるんだという意気込みがあるように聞いております。自信を持って言っておられるんでありますから、恐らく日本一の施設になるんじゃないかと思います。そうなるとかなり視察団が大勢来られるように思われます。  そのときに、施設はいいんだけど何か周辺が全く手つかずじゃないかというようことではやはりこれもイメージが非常に悪いので、これからこの日本列島をすべてRDFごみ処理ということに国の方ではそう言っておるんでありますから、あっと驚くような施設と、そして周辺整備を含めてやることが必要なんじゃないかと思うんでありますが、その辺についてももう一遍御答弁願いたいというふうに思います。  これは最後になりますが、実はRDF、本日の臨時会に向けて、どういう団体かよく知りませんけれども、陳情が出ておるように聞いておる。私はそれを見ておりませんけれども、これは議会運営、議長に申しあげるんであります。議長、きょうおられるから答弁はよろしいんでありますが、これ理事者に言っておるんじゃないんです。こっち向けて言ようるんです。これはどのような団体かにかかわらず、これやはり市民の声として上がってきておるんでありますから、これをやはり議会でちゃんと上げて、その結果この陳情内容がいいか悪いかということはこれ議会が判断するんでありますから、議長が勝手に今回都合が悪いからこれは出さないということになったようでありますが、実は議運に議題として出ておるにもかかわらず、これを議長権限でやるというのはどう考えてもどうも納得できないものがあるんであります。今後議長におかれてはこういうことのないように、ひとつ要望をしておきたいと思います。答弁はいいです。  以上です。             (24番 大原一人君 降壇) ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) ストックヤードのことでございますが、府中市の場合は福山へリサイクルセンターが建設できる2年間ちょっとあるんですが、期間を府中市だけでストックするということになります。そういうことにならないように私も知事へお願いをいたしましたし、また西部の方でも大竹市あるいは廿日市市等も施設を建設する予定になっておりますので、そういう方並びに福山へ出資される市町村と連携しながら、府中市が一番早くお願いするようになりますが、既に知事の方へお願いをしております。知事の方もできるだけ要望にこたえられるように考えていきたいというふうに言っていただいておりますので、我々もそういった取り組みを今後していきたいと。市民の方に迷惑がかからないような取り組みをしていきたいというふうに考えている次第でございます。  以上です。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 2点、3点について私から御答弁申しあげます。  RDF処理施設で加工されたものはごみなのか、もしくは燃料なのか、燃料のことを有化物というふうに御指摘になったと思うんです。いろいろとものの本を研究いたしましても両論ある。しかし、我々はどこまでも燃料をつくるんだと。その燃料をもとに発電を行うんだというふうに理解をいたしております。したがって、ごみを加工してできたものはごみではない。それはどこまでも有化物である燃料であると。したがって、発電所は燃料により発電を行う施設であると。したがって、ごみ処理施設ではない管理、そういうふうに理解いたしております。  そうしますと有化物であるから、これは有償か無償かと、引き取りの問題になるわけでありますけれども、現時点ではそれはそれぞれの市町村から有償で引き取っていただくと、こういう考え方でございます。基本にかかわる御質問でございまして、両論ある中で我々はそのような見解に立っておるということであります。  それから、3点目の周辺整備の問題でありますけれども、再三申しあげておりますようによりよい施設を我々は建設するということを申しあげております。そして、RDF処理工場の周辺対策についても可能な限りその景観とか美観とか、あるいは地域住民への開放とか、そういったことについてこれは地元の要望もさることながら、要望があろうがなかろうが行政として可能な限り対策を講じていくべきものというふうに理解をいたしております。  これはいろんな補助制度等、適用ができるならばそれらを活用したいし、もしできなければ年次計画的に段階的にでもそれは単独でも対応していくべきものというふうに理解をいたしております。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 大原一人君───。  湯藤弘美君。             (10番 湯藤弘美君 登壇) ○10番議員(湯藤弘美君) それでは幾つか質問させていただきます。朝からいろいろと出ていまして、私も聞きたいことが随分出ました。それでもこれだけはというのを幾つかお聞きしたいと思います。  このたびのRDFというのは本当に26億円かけて今の焼却炉を改修して、何とかダイオキシン規制へ間に合わせますよというそういう方向が去年の秋まで進んでいたわけですけれども、私たち議員にはことしになってから急に聞かされたものです。初めて私が聞いたときも燃やさない、そして水分を飛ばしてただ固形にするだけで、しかもそれを発電の燃料に使う。これほどいいことはないという、その説明を聞いて、本当にそのとおりならばこれほどすばらしいものはないというふうに思ったんです。でも、2月、3月、3月の議会にも一般質問のことに対してお答えが出ました。そしてまた6月の議会では8月30日に入札するんだということで、それでは予算をつけないでやるんかというようなことで、とにかくぱぱぱっと、私にしてみたら浮上した、そういった問題なんですね。だから2月以降、私も私なりに可能な限りいろんな資料も調べてみたり、いろんな人の御意見も聞いてみたりしたんですけれども、やはりいまだに本当にRDFがすばらしい、これしかないんだという確証を私自身が持てないわけなんです。ですから私自身がそういった確証を持てないのに、議会でこれを賛成する反対するということがきちっと大変やりにくい。やっぱり少しでもきちっとわかってから態度を決めたい。それが議員としての責任であるというふうに思うわけです。  7月10日に全員協議会が持たれました。この中でも幾つか私の疑問点があるわけですけども、それでまず幾つかお聞きしてまいりたいと思います。  10日に出された資料の7ページ、それから8ページにわたって維持管理費の比較表が出ています。広域でやるのが単独になったわけですから、比較のところはあんまり変わらない。随分何か損をしたなというような気もするわけですが、この維持管理費でやっぱり納得がいかないわけなんです。例えば一番上にある用役費、ここのところではトン当たり7,000円の用役費として出ているわけです。その中身が灯油、石灰、電力、水道、下水、電話、各種測定事務、消耗、その他と。水道以下のところはまあわからないでもないんですが、例えば灯油にしますと、このRDFをつくるのに1トン当たり灯油が30リットル要るとか、それから60リットル、70リットル、多いところでは80リットル要るという、そういったことをいろんなところでやっているところから上がっているわけです。そうすると30リットルから80リットルまでというと随分の幅があるわけです。この概算はどういうふうに出されたのかというのをお聞きしましたら、コンサルで聞いてそれはここに上げたんだということをお電話で聞いたらそういった答えでした。  コンサルで聞いたから上げる。それではちょっと、概算だからやむを得ないなかなとも思うんですが、具体的にはごみの質によって随分違ってきますから、それから季節によっても違ってくるということはわかるんです。夏場、スイカなんかが多かったら、またその分だけ灯油が要るだろうなということはわかりますけれども、大体どのあたりをとってコンサルがこういうふうにしちゃったかということをもしわかればお示しいただきたいと思うんです。  今のトン当たり30リットルから70、80というふうになりますと、トータルのところがこれの、または2倍とか3倍とか幅がずっと広がっていくわけです。それから石灰にしても10%の石灰をというふうにはなってますけれども、これは塩酸を中和するわけですから、塩酸度が多かったら当然石灰は多くなると思うんです。だからそれによってまた値段が変わってくる。その辺での当局の見解をお聞かせいただきたいと思います。  それから資料4のところで、ずっとごみ燃料化の施設の整備事業の工程計画表が出ているわけですけれども、ここのところでずっと上を見ましたら、7月10日の全員協議会まではここの表では議員には一切知らされてないわけです。6月の議会で質問した、それで答えをいただくということです。ですから、やはり今までも出てましたけれども、何らかの形で議会に図っていただきたかったし、それから厚生委員会もございますし、やはり話し合いに参加させていただきたかったと思います。ここに来てから急に日にちがないよと出されて、しかも、きょうの31日に臨時議会です。ここで予算を決める。ちょっと無理があるんではないかなと思います。  それから一番下の方へいくわけですが、環境アセスメントのところで住民説明会を5月25日から27日、そして6月末から7月にかけて住民説明会というのがございます。この住民というのは府中市民を指すのか、それからある一定の地域の、いわゆる地元の方というその方を指しているのかどうか、それをお聞かせください。  それから、その下へいきまして都市計画決定の手続なんですが、住民周知というところがあります。7月25日から8月1日までですから、あしたまでです。あしたまでの住民周知というのはどういうことを指すのか。私は希望としてはごみ問題というのは府中市民全体の問題ですから、府中市民にきちっと知らせる、周知する、そういったことをぜひ考えていただきたいと思っているわけですが、先ほどのいろいろなやり取りの中では広報に知らせてほしいというようなことがございました。それではちょっとあまりにも幅が狭過ぎるんではないかと思うんです。やはり府中市民全体に知らせるというそういうことを考えたら対面でする、ひざを交えてするとか、それからいろんな機関があるわけです。町内会もあれば女性会もある、そして学校や保育所なんかでは、やはりごみ問題に関心を持ってもらうためのいろんな施策とっていますよね。だから、いろんな形で一般市民に知らせるという方法はあったと思うし、これからでも早急に手だてをとればできるんではないかと思うんですよ。  先ほど前の議員から陳情の件が出ましたけれども、この陳情は9月までお預けというふうに私は伺ったわけですけれども、決して無理なことは書いてない。2点しか上げてないわけです。  1点はごみの問題は私たち全市民の課題です。全市民にRDF方式の計画を周知徹底してください。これは9月まで待たなきゃいけない問題でしょうか。  それから、2番目がRDF方式はあまりにも急に打ち出されたことです。市民とともにもっと時間をかけて再検討してくださいとございます。決してここの団体はRDFに反対も賛成もしているわけじゃない。何が本当に市民の環境を守るためにいいのかというので、勉強しながら一生懸命考えてこの陳情というのは出されたんだと思うんです。だから、私はやはりこういうのは重く受けとめて、議員としてこの議会でも考えていかなきゃいけないと思いますし、出された2つの観点というのは私はそのとおり私も思っていることと重なりますから、あえて読ませていただいたわけですけれども、急いで、今まであまり知らせないでおいて、ここのところでぱぱっと決めてしまうよというのではなくて、やはり市民の皆さんにきちっとわかってもらう。そして、進めていくというのが筋だと思うんです。  答えてほしいことはさっきここに言ったことですが、まだいろいろございますが、今までも出ましたけれども、そもそもごみというのは何かということですね。本当にごみというのは全部処分しなきゃいけないものかどうか。中には再利用、リサイクルできるもの、とことん詰めていったら相当減らすことができると思うんです。ですから、質問の3番目は今府中市の廃棄物減量審議会がございますね。だから、そこの審議会の中では府中市のごみを減量するというために何回、どういった内容で、どのくらい審議されたのかということもかいつまんでで結構ですからお答えいただけたらと思います。  私は市民のそういった団体、それからまだほかにもあるかどうか、公衛連もあると思いますし、いろんなところでどのくらいごみを減らすという問題について諮って、自治体から、行政の方から市民へ働きかけられた努力、本当にしていらっしゃるとは思うんですけれども、まだまだ不徹底ですから、今の時点は。それでこんな問題が起きているわけですから、ここまでこういった努力をしたのに、まだこういったことが徹底できないんだと。だから、RDFしかないんだということが私に納得できるように御説明いただけたらと思います。  1回目の質問、以上で終わりにいたします。よろしくお願いいたします。             (10番 湯藤弘美君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) 湯藤議員さんにお答えしたいと思います。  先ほどおっしゃられました灯油とか石灰、それから電力、水道、このもろもろのものでございますが、これについては先ほど議員さんがおっしゃられるように、やはりごみ質、それから四季、いろんな形の中で量が変動するものでコンサルの方もそれの平均をとって出しているもので、これがそれじゃすぐ府中へ当てはまるのかどうかということは多少の幅はあると思います。  それから、廃棄物減量審議会でどのような活動をしておるのかとお尋ねでございますが、これは年2回行っております。これにつきましては先ほど議員さんおっしゃられましたように町内会とか、それから老人会の代表の方、女性会の方、それから公衆衛生の代表の方、それからまた市民団体の方、15名ぐらいで構成しております。この中でどういう活動をしているのかということでございますが、例えば今年7月から全域に広げましたペットボトルについても、大体集めればこの程度の料金がかかると。それについてどう思われますかと。1本についてどれぐらいかかるんだというような中でいろいろ審議をしていただいて、それではやろうとか、モデル地域を当面やってみようとかいう形で行っております。  また先ほど前の質問者の中にもありましたように、来年度から廃家電とか、もちろんRDFに進めるという考えでございますので、ごみのいろんな減量、それから再編、このようなものは審議会の中でいろんな団体の方にいろいろ協議していただいて、その中でどういう方法が本当にいいのかということでやっておりますので、団体としては15団体ぐらいがその中で代表者を送っておられます。  以上です。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) 全員協議会の中の資料の環境アセスメントの内容で、6月から7月にかけて住民説明会があるのはどの範囲を示すのかと、そういう御質問の趣旨であったと思いますけれども、これは関係地区の住民の方でございます。  それから、具体的に住民周知について、さきの議員の御質問の中で住民に徹底してほしいということで、助役の方から広報等を通じて周知すると、そういう御答弁申しあげましたけれども、そのほかそれぞれの各種会合、各種団体等の中で説明をやったらどうかと、そういうような御趣旨の御意見であったと思いますけれども、そういう点を踏まえまして今後対応していきたいと思います。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 湯藤弘美君。             (10番 湯藤弘美君 登壇) ○10番議員(湯藤弘美君) ありがとうございました。  今の廃棄物減量審議会なんですが、そうしますと、そちらはごみを、中身をどんなふうにするかというそういった審議が中心だったわけですね。だから、ごみの減量を進めるために市民にどういう働きかけをするかという具体的な方向なんかも話されたんでしょうか。というのは、実はこのたびのRDFですね、これはダイオキシン対策で出されてきたものですよね、国の方も。とにかくそこのところで燃やさないんだからダイオキシンが出ない。それから、先ほどの方へのお答えにもありましたけれども、RDFというのは固形燃料であるから有化物ですよね。有化物というのはダイオキシンの規制を受けないわけですよね。だから、ごみ焼却炉の場合だったらダイオキシンの規制をきちっと受けるわけです。RDF製造をするとなればその規制がないわけですから、実際にどのぐらい出るかというのはわからない。前に2月でしたか、初めて専決について出されたときの答弁の中に、たしか0001から0003ですかね、RDFにしたら、その程度のダイオキシンだというのをちょっと私も記憶しているんですけども、微量はとにかく出ると。だけども混合をつくればその測定は義務づけられてないわけでしょう。そうするとどういうものが出るかわからない。府中市はやりますよとか、またはその後やるようになったならばそのようにお答えください。  それから、燃焼させないんだからダイオキシンは一応たくさんは出ない。幾らか出るかもしれないけれども、灯油を使ったりするわけですから、だけどもそこのところではまだ環境ホルモンのどんなものが出るかということは、まだきちっとしたデータは出てないわけですよね。だから、今の段階では騒音も少ないし臭気も少ないということですが、相当進んだといいますか、新しい施設でも冬の間は臭気はなかったけども、この夏に行ったらひどかったよというそういったこともちょっと聞いているんです。それは多分持ち込むごみは、そのとき夏だから相当腐ってということもあり得るだろうとは思うんですけれども、だから、その辺の臭気というのが果たしてRDFの製品化されたものでも、本当にできたものを甲世なんかのある分はちょっとかいでみるとにおうんですけれども、このたび府中市でつくるのは、そういったにおいの点では本当に絶対大丈夫なのかどうか、その辺もちょっと聞かせてください。  それから、さっき言いましたダイオキシン対策としてこれがもし出てきたとすれば、ごみは燃やさないんだからダイオキシンは出ない。ところが福山に迷惑をかけないために極力塩ビや、そして金属的なものというのは取って、そちらはならないようにきちっとして、今度は質のいいRDFをつくって福山の方へ供給しなきゃいけないから、おいおい府中市のごみのあり方をきちっと検討していくんだというお答えがありましたけれども、そうであるならばRDF化しなくてもそれはできることだと思うんです。ダイオキシンを出さないようにするというためには、塩素系のもの、塩ビは一切出さないようにする。それから、燃焼過程でダイオキシンを誘発する金属類、そういったものは一切針1本でも入れないようにするということを市民にきちっと徹底したら、そのダイオキシン対策にはなると思うんです。  今燃焼していますけれども、これが修理をすれば26億円、そして今度は灰の溶融炉、それをするのに9億円から10億円かかると言われた。それを入れて、そして燃焼を続けるんだったら人件費が2倍要りますということでしたから、2倍ですと4,900万円ですか、年間。7,000万の7人分でしょう。違いますかね、その辺わかりませんが、それを全部入れてもRDFの42億円を使って、それは施設ですから、そこのところへ灯油だ石灰だ、いろんなものを入れていきます。電気代も要ります。そして、しかもそこのところではやっぱり私は二酸化炭素を相当出すようになると思うんです。地球の温暖化に反するんではないかと思うんですよ。灯油で燃やすわけですから。同じようにやっぱりここで燃やしていくわけですね。そして、しかも今度は運搬していくわけです、福山まで。運搬していく車からも排気ガスが出ます。全体のトータルで考えたら、本当に地球環境を壊すということにはどれもみなつながっていくわけですよ。  それを極力減らしていくという方向で考えていってほしいんですけれども。今のごみを府中市で燃やすのを徹底して分別していこうやというふうに、市民の皆さんに協力を。きちっと自分たちで出すごみですから。こういったダイオキシンを出さないような、そして、しかもなるべく燃やすものは減らしていくようなごみにしていきましょうという、そういったことを働きかけて、みんなで頑張っていくという方向は本当に絶対にとれないんでしょうか。私も主婦の代表として出ているという気持ちもあるんですが、なるべくみんなでできることはやって実行して、そしてむだを省いていく。しかも、地球環境も守っていく。そういった方向で何とか行けないかなという思いがあるわけです。  RDFは今まで随分たくさんのところで進められています。10年間の間には火災を起こしたり、それからまだ、小倉ですか、新しくても塩素が強くてパイプが1年でもう穴があいたということもちょっと聞いているわけですが、いろんな修理費が随分要るとか、いろんなそういった悪い状態なんかも加味して、今のこれがいいというふうに決めたと菅波助役さんはおっしゃったんですけれども、本当にRDFでないといけないのか。ごみをもっと減量化して市民の方で頑張っていくという方向はとれないのか、そういうことでお答えをいただきたいと思います。  長くなりましたが、よろしくお願いします。             (10番 湯藤弘美君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) 湯藤議員の御質問にお答えいたします。  RDFにつきましてダイオキシンの発生についてゼロではないか。いわゆるダイオキシンの数値についてはRDFの場合ははっきりしないのではないかというような趣旨の御質問がありましたけれども、これにつきましてはさきの説明会の中でも話をいたしましたように、県の方でいろいろ調査をいたしまして、国内7カ所のRDF製造施設で16件の測定を行ったところ、平均値で004ピコグラム、最大値で01、最小値では検出下限以下になっております。  焼却施設の規制は01ピコグラムでございまして、これをRDFにいたしますと100分の1以下の数値になると、そういうふうなことを承っておりまして、非常に微量のダイオキシンが検出されるということでございますし、それと先ほど御説明申しあげましたように具体的に規制につきましては、府中市といたしましてもダイオキシンの問題につきましては00001ピコグラムですか、それぐらいの数値に置きかえておりますので、その点については我々としてそういうふうな考え方を持っております。  それから、においについても大丈夫かということでございますが、我々といたしましてはその点については特に配慮いたしまして、これからの発注の中でも特ににおいについては規制値をクリアするようにということで対応していきたいと思います。  それから、RDFをつくっても府中で焼かなくても福山の方へ迷惑をかけるんではないか。それから、運搬に対しても非常にいわゆる公害が発生するのではないかと、そのような趣旨の御質問でございましたけれども、特に福山で燃やします発電につきましては特に24時間連続稼働で、それから高温で燃やしますので、一般的にダイオキシンが発生するというのは物を燃やし始めるときとか、それから燃やしているのをとめると。いわゆる400度程度のところが非常にダイオキシンが発生しやすいということでございまして、そういう火力発電をいたしますと、連続運転で常に安定した高温で稼働するということになりますとダイオキシンの発生も非常に少ないということや、それから、運搬につきましてもごみそのものを運搬するんではなしに、加工したものを運搬するわけでございまして、日量のごみの10分の1程度になりますので、府中市の場合でも1日10トンの車で2日程度で1回というぐらいで、非常に少ない稼働で運搬できるということで交通の面での公害ということも少ないのではないかと考えております。  以上でございます。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) 先ほど廃棄物減量審議会について、より減量に向かって協議したらいいんじゃないかということでございまして、もちろん先ほど答弁で答弁漏れがありましたが、昨年ボカシ等を使ってそれに補助を出すとか、コンポストに出していくとか、そういう形もとっておりますし、それから先ほどの質問者の方へも説明いたしましたように、資源率は府中市の場合大体123%ぐらいできておるはずです。それから広島県の平均が88%、全国的には52%で、市民の方はかなり減量、それから資源化には努力も協力もしておられるという感じはいたしますし、審議会の中ではもちろんそのあたりも審議をいたしております。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 湯藤弘美君。             (10番 湯藤弘美君 登壇) ○10番議員(湯藤弘美君) 先ほどのダイオキシンですが府中市は00001ピコだからという、でも今後ごみ質によってそれはわからないわけですよね。産業廃棄物、中小企業の方のごみも入れるようになるとか、いろいろそうなればその辺はちょっとわからないけれども、一応今のところは微量だということですね。それで一応承っておきます。ごみ審議会の出されている分で、確かにボカシやらいろんなことを取り組まれました。それではなおさらもっと一歩進めて、確かに国の平均、県の平均よりも府中市はこれだけだから高いからいいよというのではなくて、これドイツに比べたらうんと低いです。だから水俣ですか、23種類、徹底してごみの分別をしてというようなことも出ておりましたけれども、努力すればまだまだこの地球環境を守るという点で、こういった減量化を進めることはできると思うんです。  もし万一RDFの製造に踏み切りましたよとなったとしても、やはりごみ減量は進めたいにこしたことはないわけですから、なるべくごみを燃料として持っていくよりも再利用、それからリサイクルにできるように、それから今学校でもいろいろ子どもたちに教育してくださっているものが、そのまま家庭でも生かせるようにしなきゃいけないと私は思うんですけど、学校では随分細かく分別を教えています。それからいろんなスーパーなんかにも住民の要求でいろんな入れ物を置いて、そこのところへトレーをきちっと洗って入れたり、牛乳パックを入れたり、そういう回収もそういった業者の方にも努力してもらうということでやっているわけです。これが徹底されたらもっともっと府中市の今の小国の埋立地のごみの中には相当そういったことに回せる資源に使えるものがあるはずなんです。だから、私は原則的にはやはり皆さんにごみとして燃やしてしまう。終極的には福山で燃やすわけですから、今の予定だと。燃やすものをなるべく極力を減らしていく。生かせるものは生かしていく。そのために、再度いろいろと審議会やそいういったところにも働きかけてほしいし、この議会でも私たちもそれを考えていきたいというふうに思います。  それからもう一つ、RDF化しますと、今度は福山の方の発電所に持っていくということで15年間が縛られちゃうわけです。今までいろんなところでやっているところでは、15年間機械がもたない。今までの説明で6年目からは黒字になるという言葉がありましたけれども、一体どんなふうに6年目からは黒字になる予想なのか、その辺をちょっと聞かせていただきたいと思います。  それから、15年間は府中市も出資をして、結局それが抜けられないわけですよ、そこから。途中でやめたというわけにいきません。そうすると途中でこれでは採算が合わないということで、どんどんどんどん引取料とか、いろんなものが上がった場合には、これはどんどん市民の税金をつぎ込まなきゃいけないということになるんです。だから、今はやっぱりきょうの予算ということでは今が瀬戸際ではないかと思うんですよ。だから、本当にRDFでないといけないのか、RDF化が本当にベターなのか、その辺をもう一度お答えいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。             (10番 湯藤弘美君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) RDF発電の採算性のことでございますけれども、先ほどの御答弁で5年目で単独黒字化できると、そういうような御答弁申しあげましたけれども、これは実際に県の方のそういう採算の計算でございまして、具体的に6年目以降どうであるとかいう詳しい数字はありませんけれども、6年目以降も累積でも黒字は見込めると、そういうようなことでございまして採算性はありと評価していると、そういうことでございますので、その点の御答弁でお願いいたしたいと思います。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) RDFが今日時点において、本当にベターなのかどうかという、そういう趣旨の御質問でありましたけれども、まず第一にRDFとごみの減量化、リサイクル化等とは矛盾しないと思っております。県も先ほど申しあげましたように、県もダイオキシン対策を徹底するためにはごみの排出量の抑制、これが大前提です。そして資源化、リサイクル化というものを行う、それがいわゆる循環型のサイクルでありますから、その一環として焼却方式かRDF方式かと。広い意味では焼却方式で最終的に。そういうふうにとらまえております。部長も言いましたように循環型社会の構築に向けての取り組みの一環としてのRDFであると。したがって、いろいろと問題点があることは重々承知をいたしております。しかしながら、今日時点でよりよいものを目指せば、今日の技術水準の中でそのことは決してこの減量化と矛盾するものではなく、その良好な環境を保全し向上さすためには、有効・適切な手段・方法であるというふうに思います。そういう意味でベターであるというふうに思います。  そうでなかったら国や県は奨励しません。そういう意味での我々は、国の施策の中で呼応して我々も今日とり得るベターな方法として選択をしていきたいと、このように思っておりますので、ひとつRDFについては御理解を賜りたいというふうに思います。             (助役 菅波次郎君 降壇)
    ○議長(神田治登君) 赤松隆志君。             (17番 赤松隆志君 登壇) ○17番議員(赤松隆志君) RDFとごみ発電につきましては、これまで議会で機会あるごとに問題点を指摘してきました。しかし、府中市は2002年のダイオキシンの規制まで時間がないというので遮二無二突き進もうとしています。この議会は、これまでの検討段階から実施に踏み込む予算を審議をする議会となりました。そこで私は改めてRDFとごみ発電の抱えている問題点について、できるだけ具体的に質問をしたいと思います。市当局はこの今回の予算、総額42億8,800万円、それ以前の調査費4,500万円を加えれば、優に43億円を超える費用をかけて実施をしようと。そういうのであれば、市の答弁は検討するとか、あるいはそのようにならないように実施をするとかという願望を含んだ抽象的な答弁をするのではなくて、既に4,500万円もかけて実施をし、そして技術評価をして、はやこの予算の議決の先には入札をするという段階でありますので、答弁においてはきちんとした証拠に基づいたそれの資料と、そしてそれをきちんと議会に提出をした上で、同時にここは本会議でありますのできちんと答弁をしてほしい。そういうことをまずもって求めるものであります。  それでは、まずRDFとセットになっておりますごみ発電についての方から質問をいたします。ごみ発電はRDFの受入先となるものでありますが、このごみ発電の計画は三重県や福岡県、そして広島県といろいろあるようでありますが、まだいずれも実用化はされておりません。そしてこの問題でいろいろ私も私なりに調べてみましたが、実施のネックになっているのは技術の面、コストの面、そして住民の合意、簡単に言えばこの3つの点だと考えます。  住民の合意の問題については、この広島県の場合は福山に建設をするということでありますので、この点についてはあえて触れません。しかし、このごみ発電にとって、かかわって、府中市にとって一番の問題はコストの面ではないでしょうか。このごみ発電の経済性の問題について、ある意味では全国のさまざまな県がこの経済性の問題について分析をしております。  インターネットで引っ張ってきたんですが、一つはこれ富山県の例であります。富山県では、このごみ発電について総合的経済性については県におけるRDF発電を採算性を確保した上で事業化するためには、最低限RDF発電の売電による赤字分の支払いを市町村に求める必要がある。このことを考慮し、市町村における総合的経済性について試算した結果は下の表のとおりである。全体のごみ処理経費は直接燃焼方式を採用する場合と比較をして、23%から51%増加すると算定されている。このため市町村にとっては、直接焼却方式の方がRDF処理方式と比較して経済的にも有利であるという結果となっている。富山県はこういう結論を出しています。  1つだけではいけないので、次は静岡県であります。  静岡県の採算性を調査をしたら、実証試験によるRDFの発熱量は4,000キロカロリー、1キロ当たり以上得られたが、電気事業法の改正により売電単価はキロワット/時当たり10円となることが見込まれるため、上記のケースでは単年度黒字に17年、累積黒字に29年を要する。このため初期投資の負担を軽減する方法として、県有地などの利用や焼却灰については市町村に処理を委ねるなど行う必要がある。静岡県はこういうふうな試算をして、やはり採算合わんよということでやめたんです。  富山県や静岡県でそろばんをはじいたら合いませんよというのが、何で広島県に行ったら合うのか。同じ日本の国内であります。そのからくりについてはどうなのか。府中市はこのコストの問題についてどう考えるか。結局このRDFの全国の自治体の会議という組織がありまして、国に対してもっとコストの点できちんと優遇をしてくれんと、ごみ発電、そしてRDFというのは採算とれんよというのを盛んに国に対して出しているわけです。その一つが電力の価格の問題であります。例えば中国電力は太陽光とか風力発電というのは1キロワット当たり24円84銭、ところがごみ発電になると平日の昼間は10円30銭、夜間とかあるいは休日は4円50銭の単価でしか買わんよと。こんな低い単価では、とてもじゃないごみ発電は採算が合わんから、せめてそういうごみをそれなりにやるというプレミアをつけて、太陽光とか風力発電並みに高く買うてくれと。それの差額ぐらいは国がそれなりに援助せんと、このごみ発電はできんよというのが、それなりに採算を検討した結果のあれです。県も、かつてはそろばんはじいたけれども、このごみ発電というのは採算が取れないと言っている。それが何で急に黒字になる。5年間で赤字で引っ繰り返るという形になったのか、この数字の中身については、ただ単にこう県が言いましたからというんじゃなくて、慎重にやっぱり独自にちゃんと検討する必要があるんじゃないですか。まゆつばでだまされんように。  次に、この点について市当局の見解を求めるものであります。  次の問題でごみ発電の問題として、熱効率、カロリーを上げるためにRDFにプラスチックを混入をすると、府中市の議会ではこの間答弁をしています。ところが恐らくごみ発電に投入するRDFの3分の2以上、大多数のRDFを受け持つ福山市は、福山市議会においてRDFにはプラスチックは混入をしないと、そういう答弁をしておるんです。府中ではプラスチックどんどん入れてカロリーを上げますと。福山ではプラスチックは入れません。普通のごみだけでRDFをつくる。カロリーの点は全然眼中にないんです。結局恐らくこれは福山がことしから進めている、いわゆるリサイクルプラザ、プラスチックごみを分別収集して日本鋼管で燃やすという事業との整合性を持たすためだと思いますが、そうなると結局一番多い福山市のRDFはカロリーが低く、ひいては、ごみ発電、会社ですからごみ発電の効率が悪い。赤字になったらRDFの処理が高騰をするということにつながりませんか。そういう点ではどうなんですか。とにかく福山と府中では説明が違うというんでは納得はできません。そういう点においては県はどういう指導をしているんですか。  また、府中市もこれまで論議がありました。いわゆる容器リサイクル法という問題であります。この点においては避けては通れません。このRDFに府中市はプラスチックを混入するんだというのを言っていましたが、容器リサイクル法を実施するということになると、その関係のプラスチックは別に排出をするということになるんじゃないんですか。この点について実は静岡県が採算のらんよという関係で試算をしているんです。容器リサイクル法によってプラスチック等がごみから除かれることによりRDFの発電量が低下することが予想されるため、発電量及び売電収入計画に影響が出ることが考えられる。この問題については県は収支計画についてどう考えているんですか。簡単に5年先には黒字になりますよと言っていますが、ある意味ではそういうリサイクルの問題でも大きくごみ発電、RDFの問題がもとから変わってくるんですよ。そこの収支はどういうふうになっている。この兼ね合いはどうなっているか。2点目の質問であります。  3点目は、いわゆる焼却灰は向こうへ行ったら、今までは府中市でやって小国へ来たんが要らんようになりますと。焼却灰の心配は要りませんよというのを盛んに言われていました。それから、もし府中市でするんだったら焼却というのは溶融炉で溶融スラグにするんだと。溶融スラグにして重金属などを無害化して建設資材にするということでありますが、しかし溶融スラグにする、いわゆる溶融炉、これは各地のごみの焼却炉に実績としてそれはあります。しかし、問題はこの溶融スラグが建築資材として実用化されたということを私は聞いたことはありません。それどころか逆に私が聞いたのは、その建設資材をするために四国の方ですか、ずっと溶融スラグを敷いて実験をしたら、建設廃材として道路敷の材料にしたら、いわゆる酸性雨の影響で重金属が溶け出した。これは建設資材にならんよということを聞いているんです。ですからRDFの溶融スラグというのは石灰を入れますから、その分だけ溶融スラグの量は莫大なんです。溶融スラグはできますが、それが建築資材として使われるという見通しは現段階で全くないんです。そうなればどうするんですか。それは小国へ行くかどうかはわかりませんが、少なしどっかの埋立処分場へ持って行かざるを得んでしょう。会社ですからそれの処分費用は、しっかりコストとしてかかってきますよ。この点について、単純な建設資材になりますからええですよというんじゃなくて、それのきちんとした見通しがどうなんか、コスト的にどうなんか、責任ある答弁をしてください。実際に42億円かけてやろうというわけでしょう。そこの先がどうなるかというのはちゃんと教えてください。  次に、そしたら翻って府中市のRDFの施設の問題であります。  この臨時会の予算審議の以前よりごみの燃料化施設の入札手続が進んでいます。そのこと自体が問題でありますが、府中市は10社を指名し、9社が入札に応じたと聞いておりますが、この9社はどこなのか、明らかにしていただきたいのと、それからこの公告がありました。この入札審査資格として清掃施設工事の総合評点が1,100点以上の者ということになっているんですが、素人では1,100点という中身がわかりません。これはどういうことなのか、わかりやすく説明をしていただきたい。それで結局応札した9社が、結局これはRDFという非常に特殊なプラントもんでありますから、この入札の公告の中では1990年度以降元請けとして完成または完成予定であるごみ燃料化施設の施工実績を有する者、または性能を確認するための実証施設を建設し必要な実証が完了している者、いわゆるかつてそれなりのRDF施設をつくったという実績がある企業でないとだめですよというのがあります。  先ほど、さきの質問者が実際に日本国内全国で稼働しているのは38台しかないんよと。わずかそんなもんなんです。そういう中でこの9社は、ある意味では受注実績、実際に稼働している実績はどれくらいあるんですか。最高が何台、最低が何台ですか。これまでの答弁の中に、そうは言ってもその中にはいいもんもありゃ悪いもんもあるというふうな助役が答弁をされましたが、そういう中ではさらに突っ込んで聞くんですが、この9社の中の実績、いいもんもあれば悪いもんもあるというので具体的に聞くんですが、いわゆる生石灰を使うプラントですね。Jトカレル方式とかいうんですが、この実績しかない会社というのはないんですか、それは何社あるんですか、お聞きをいたします。  3点目でありますが、具体的に技術的な問題で聞きます。  ごみを円筒状の固形燃料にする場合、ごみの蘇生が問題だと言えます。RDFのトラブルの象徴と言われる御殿場市の場合に、ごみ質が設計基準と異なって、それが機器の故障につながっているとメーカーが主張して、これが企業と行政の争いのもとになっていると書いてありました。ごみというのは季節によっても、あるいは一時的に特定の大量ごみが搬入されても変動はするわけでありますが、燃やす場合にはそれはとにかく燃やせばいいんですが、対応できても。とにかく固形化するということになれば話は別なんであります。  7月10日に全員協議会の資料を配られました。そこの中でちょっとくってみたんですが、計画ごみ質は府中市の過去の分析結果をもとに設定をする。固形燃料の正常の目標値は性能指針により設定をするということしか書かれておりませんが、この計画ごみ質の数値というのはどうなのか。またそれの変動幅はどのように設定をしているか。固形燃料の正常の目標値はどうなのか。説明をしていただきたいと思いますし、現実にはごみ質というのは非常に変動するんですが、変動してもきちんと固化してちゃんとRDFができますよという、そういうふうな施設を建設するにはどのようなプラントにすればいいのか。技術評価とか何とかいうので実際審査せないけんわけですから、府中市の行政としてその点はどのように把握をされているのか。また実際稼働している施設でこのデータを把握しているのか。過去の分析結果をもとにと設定をしておりますが、市民の消費生活は年々変化をしておりますし、資源ごみとの分別方式が変わればごみの蘇生も大きく変化をします。本来ごみをこれまで焼却をしている。この焼却方式からRDFに変えるということになれば、まず府中市のごみの蘇生が今どうなっているのか。それをデータとしてきちんとつかんで、それが設計のベースにする。何よりもそれが基本じゃないですか。これを見たら過去のデータによって参考にする。そんなもんでいいんですか。そこら辺の技術的な問題についてお聞きをしたいのであります。  それから、RDFは水分を蒸発するための加熱をするだけということでありますが、300度から500度に加熱をいたします。過去のプラントでは火災や爆発の事故が発生しています。お隣の甲世のプラントでもぼやはしょっちゅうで、スプリンクラーはついているがそれを待ってはおれないのでばけつで水をかける。稼働中は本当に神経をすり減らすということも聞いています。  府中市が設置しようとするプラントの発注仕様書での設定温度は幾らなんですか。また火災防止策としてどのような対策をとるような設計になっているのか。全員協議会で渡された資料は、各設備仕様にはプラントメーカーの責任設計ということになっているんですが、やはりメーカー任せじゃなくて、これがきちんと本当に稼働するかどうかというのは、コンサルも入れながら行政そのものがそれの知識を得て把握せないけんのじゃないですか。ですからこの問題はやっぱりRDFの基本的な技術の一つなんで、それをどのようにつかんで、どのように解決をしようとしているのか。  それから、5点目はどこのRDF施設でも共通問題点として公に語られるのが、ごみの中にボルトなどの金属類あるいは長尺物、さらにはビデオテープやストッキングなどが破砕機の爪を破損をしたり、あるいは巻きついてこの破砕機がストップをするということが問題だというのを聞いています。もちろん市民がごみを出すときにそういうのを入れんようにというんで、分別の徹底を呼びかけるのは当然ではありますが、それと同時にたとえ紛れ込んでも事前にチェックをして排出するシステムとか、あるいはそこら辺の技術的な工夫が必要じゃないかと思うんですが、その点については今回府中市が苅田町以上の仕様というんじゃなしに、この仕様についてはどのように考えられているんですか。  臭気のにおいあるいはダイオキシンの問題というのは繰り返しません。これまでも質問がありました。ただ私は担当課長に、この議会までにやはり技術的な問題、きちんと論議をしたいから、この議会までに見積仕様、それの基本的なところはきちんと資料として出してほしいという請求をしていたんですがいまだに出ておりません。ただ口頭で言ってそれで終わりというんでは困るんで、きちんと資料としてください。それをお願いします。  最後に技術的な問題をお聞きしますが、RDFそのものはまだまだ実績がなく、過去のプラントではいろいろ問題を起こしています。質問があったわけですが、RDFのそういう施設だけにプラント建設中の管理監督、そして試運転を経て市が引き取る場合の確認、トラブルを発生した場合のメーカー責任、通常のもの、プラントもの以上に厳格なチェックが必要となると思いますが、御殿場市の場合はトラブルは完全に解決しないまま、そうはいっても補助金との兼ね合いでやむなく引き取ったと言われていますが、この引取条件、そこのチェックは契約条件としてきちっと考えておられるのかどうなのか。さきの答弁者においては今後考えるんだという点では、やはりそれは甘いと思うんです。一番肝心なきちんとした技術になっているかどうか。それをチェックをすると同時に、そこの条件はきちっと詰めないけんと思いますが、そこにおいても答弁を求めます。  第1回目を終わります。             (17番 赤松隆志君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午後 6時39分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 7時04分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き質疑を行います。  菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 私の方から御答弁申しあげます。  多岐にわたる御質問でございますが、まず、第1点目の富山県あるいは静岡県等々の検討結果、採算性が合わないという御指摘でございました。広島県では可能なのかということでございます。これにつきまして県の資料に基づきまして御答弁申しあげたいと思います。  事業の採算性につきましては部長が若干申したところでありますけれども、長期間にわたる事業の採算性を評価するために監査法人に評価を求めたということを申しあげたところであります。その結果、事業開始後5年目で単年度黒字化し、6年目以降累積でも黒字化が見込め、15年間で配当を行った上で出資金、借入金等、すべての投下資本が回収される。なお採算性について、ただいま申しあげたように監査法人に評価を依頼したところ、キャッシュフロー分析の結果及び収支見通し等は妥当であり採算性ありとの評価を得ていると。これが結論であります。それに至るデータでありますけれども、いわゆる県の現時点での採算性については試算の段階であります。したがって、15年間の資金計画、収支見通し、そして想定の貸借対照表で試算を行っております。  その中で特に事業の採算性の評価についてはどういうことなのかということでありますけれども、売電単価との関係で申しあげてみますと、この売電は株式会社のリサイクルセンターが行うわけでありますけれども、現在の売電単価は過去の実績から8円前後で推移をしている。したがって、試算の段階では83円を試算をいたしております。資料によりますと総電量から特定供給量、つまり特定供給量といいますのは、これは福山の下水処理場へストレートに送電する。そして福山市のRDF製造施設へ送電する。そういうものを総送電量から引きまして、それに対して83円の売電単価を掛けたものが10億円とか11億円とか12億円と、先ほどおっしゃったように。そういうような収入を見込んでおるわけです。これが4円であったり16円になったりするかということでありますが、過去の実績から控え目に見て8円前後と、こういうことでありますから妥当なものであるという判断を得ているものでございます。  ちなみに、この計画の中で中国電力がどれぐらいの量を1日当たり送電を受けるかと、買うかということでありますが、42万キロワット1日当たりということになっております。  それから、電気事業法に基づく特定供給については1日当たり7万1,000、つまり下水処理場であるとか福山市のRDF処理施設へ送電するのが。そういったことから、結論的に事業の採算性の評価については、キャッシュフローとともに事業全体のキャッシュフローを算出して事業利回りを求めたものである。また現在価値に換算、例えば割引率、国債の最近5年間の平均利回り等々、こういったものを使用しておるわけでありますが、換算したキャッシュフローを併記している。その評価結果は次のとおりである。こういうことで2点ございます。  1つは施設の生涯年、15年間の事業活動を通じて、会社は投下資本、資本金と借入金でありますが、投下資本を全額回収した上でそれに対する55%の利回りを確保しており、会社経営としての健全性が確保されている。この利回りが事業の全体の採算性や銀行が融資する際の判断基準となる。そういう評価であります。それが1点。  第2点目がまた国債の割引率で現在価値に換算した場合でも、投資回収額は投下資本を上回り事業採算性は確保されている。つまり回収額の方が投下資本より若干上回っていると、そういう意味で採算性はあると、そういう分析評価をしているわけであります。したがって、他県でどのようなデータでどのような条件のもとで取りやめたのかは定かではございませんけれども、我々が入手している現段階におけるこの事業の採算性について公式に県から入手しておる資料は以上のとおりでございます。  そのほか長期借入金であるとか、どこから借りてどのように返済するかというようなことも一つの大きなウエイトを占めるわけでありますが、直接質問ございませんので割愛をしていきたいと思います。  第2点目の福山でのプラスチックは入れないという。しかし、府中市ではプラスチックは入るというようなニュアンスでの従来の答弁でありますが、基本的にはプラスチックについては分別収集を徹底して入れないというのが原則であります。カロリーを上げるためにあった方が望ましいというような考え方は県も我々もとってないところであります。従来答弁いたしましたのは、分別収集を徹底してもまれに混入するということはあり得るという程度のことでございまして、全面的に入れるということになればこれは訂正をこの際申しあげたい。そのようにお受け取りになった場合は、これはそのようなことではないというふうに思いますので、そのように訂正をしていきたい。  ちなみに、プラスチックや紙のリサイクル推進に逆行するのではないかというような危惧が、心配がございます。したがって、このRDF製造施設の運営では破砕施設の歯の破損とか、あるいは成形機の摩耗と破損による消耗品コストが非常に大きくなる。これは金属類のほか雑誌、段ボール等の紙類による影響とされており、これらを事前に取り除くことにより維持管理費の大幅な削減が可能となる。また硬質プラスチックも機械選別が非常に難しいことから事前に分別が要求されると、こういう考え方でございます。したがって、リサイクルにかかる住民の負担もそれなりにふえるということを前提とした考え方でございます。  それから、カロリー計算から言うならば、プラスチックを入れてRDF化した方がいいのではないかと、こういう趣旨の意見もあります。しかし、それは先ほど申しあげたように、県の考え方はRDFはプラスチックを除いても水分が10%程度、生ごみは50%程度になるわけであります。したがって、カロリー的には問題はないと、プラスチックを除いても。なおまたごみ資源エネルギーセンターの計画も、リサイクルできるものは極力リサイクルをした後の可燃性ごみをRDFにしたものを受け入れることにしていると。これは福山市がこの部分を強調しておるものというふうに思います。  なお、焼却・発電施設の設計はごみ量とカロリーの積で行うため、ごみのカロリーが高くなると施設を大きくする必要性がある。したがって、問題は焼却発電施設設計時とRDFのカロリーが異なってくることであると、こういう公式の見解であります。したがって、福山市と府中市が異なるということでございますけれども、原則プラスチック類等は分別収集を徹底して、生ごみと一緒に燃料化を避けるという考え方でございます。  それから、発電所で溶融施設によって溶融スラグというものが出るわけでありますが、これを御質問者は建築資材化というような御指摘がありましたが、県当局においても路盤等の公共工事への活用を図る。したがって、現在土木建築部と協議を進めていると、こういうことでございます。溶融スラグの利用先は本当にあるのかと、そういう意味でこれは路盤材と公共工事への活用を図ると、こういうことでございます。ということは最終処分の埋め立てということはできるだけ避けると、こういうことでございます。  それから、私の方からRDFの火災防止対策、あるいは金属類の混入の問題でございますが、まず火災については、私どももこの発注仕様に当たって、また設計業者等を通じて、先刻も申しましたように全国的にはいろいろ問題点のあるRDF処理施設、こういったことは具体的に何が原因でこのようになったのか、そういうトラブルの事例というものを率直に出し合って、そしてどのように改善対策を講じてきたかということを我々も調査いたしております。その中に乾燥設備においてごみの発火あるいはこげるというか、そういったトラブルがあったやに聞いております。これに対しても一定の対策を講じることによってクリアをできると。もちろん原因が判明したものも判明しないものもあるわけでありますけれども、対策を講じているということであります。  さらにまた、乾燥設備以外に圧縮成形機において火災が発生した事例もあると、こういうこともあります。いわゆる摩擦熱で圧縮するわけでありますから、そのときにこげるとか火災が発生するという事例が過去あったと、こういうことであります。そのための具体的な対応でありますが、いわゆる火災の原因がどこにあるのかということでありまして、それは成形後に発生する粉塵がもとになっているという、こういう分析であります。したがって、これを改善するためには成形品排出箇所において集塵をする、その粉塵を。そういう対策によって火災の発生を未然に防止することができる。成形後にするか成形前にするかによってその対策がなされたと、こういうことでございます。  さらに金属類の件でありますけれども、金属類の選別回収物のリサイクルがごみの付着で困難となるというトラブルも発生いたしております。これは乾燥前選別回収と乾燥後選別回収というふうに、やり方によって改善の対応が可能であると。つまり乾燥前選別回収におきましては、生ごみ等の付着によって資源品としての引き取りが困難であることから乾燥後の選別回収とした、こういう事例。さらに選別された金属類の貯留をコンテナ方式としているため臭気の拡散が起こったと、こういう事例もございますけれども、コンテナを密閉方式とすることによって、その臭気は脱臭装置に導いて処理をすることによって改善をしたと、こういうふうにいろいろとトラブル、その原因というものがあるわけでありますが、しかし、いずれのメーカーにおいてもそのメーカーの信用の名において的確に改善策を模索しながら改善をしている。しかし、それが万全であるとは言いがたい。日進月歩の今日、より望ましい改善策を我々は技術評価の中で求めていき、よりよいものを目指したいと、このように考えておるところであります。  それから、瑕疵担保責任のことが先ほど出ましたけれども、課長はこれからということでありますが、原則2年です。2年間はメーカー責任においてきちっと対応してもらわなくてはならない。そのことを契約条項の中に差し込むというのが私どもの考え方であります。御指摘のように管理監督の問題もあるし、トラブルの責任の問題もありますし、引取条件の問題もあります。そのようなことでその点については御指摘のように万全を期していきたいと、このように思っておるところであります。  その他については伊藤助役等から答弁をさせていただきます。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 伊藤助役、答弁。             (助役 伊藤吉和君 登壇) ○助役(伊藤吉和君) 残された幾つかの御質問について答弁申しあげます。  まず現在告示に従いまして一般競争入札に参加の意思があるということで、技術評価などに参加している企業が9社ございます。これを公表せよというようなお問いかけでございました。順を追って御説明いたしますが、5月22日に一般競争入札を行うという公告をごみ固形燃料化施設工事ということで行ってございます。その際に条件つき一般競争でございますので、つけている条件といたしまして経審点が1,100点以上、ほかにも細かいことはあるんですが、ポイントとしては経審点1,100点以上と、御指摘のように施工実績を有する社、または性能を確認するための実証施設を建設し実証が完了しているものというような条件をつけてでございます。これにしたがいまして10社の資格確認がございまして、1社条件を満たさないということで、9社に対し入札参加資格の確認を行ってございます。  その名前等なんですが、実は私もちょっと知らなかったんですが、指名の方式というのは一般的な指名競争入札と、あと府中市の場合に1億5,000万円以上で行われます公募型の指名競争入札、それから今回初めて対象になるわけでございますが、10億円以上の一般競争入札という、大きく三通りの入札方式があるわけでございますが、今回行っております一般競争入札というのは他の指名競争なり公募型指名なりと基本的に違う点がございまして、それはいわゆる指名という行為がないわけでございます。9社と申し上げましたのは、あくまで入札参加資格を確認しているだけでございまして、一般競争の場合は入札当日に参加することをもって初めて参加者として確定するという性格だそうでございます。  つまり指名競争であっても公募型であっても、いわゆる入札する権利を行政の方が付与するわけですね。それによってこういう人たちに入札の権利を与えましたよということで、指名時点で公表しているわけでございます。府中市でもそうしてございます。しかしながら、私も実は指名したような気でいたんですが、一般競争の場合はあくまで入札する者として確定させているものではなくて、入札に参加できる資格を確認しているだけという性格だそうでございまして、建前的には公表するべきものは持ち合わせないということになるんだそうでございます。それはその一般競争の性格であるとともに、やはり一般競争の場合、その入札参加者の自由な意思を最大限尊重するという配慮があるそうでございまして、指名の公表は入札実施後と。結果とともに公表するというのが世の習いだそうでございまして、府中市もそのように実施しておるところでございます。ですので9社の名前については御報告するのを御容赦いただきたいというものでございます。  それから、経審点について1,100点以上ということで申しあげましたけれども、経審点の何たるかはともかくといたしまして、何で1,100点にしたのかというお問いかけだったやに受け取りましたが、一般競争といってもどのような条件をつけるかということによって、いわば何社応札してくるかということがあるわけでございます。今回我々は性能発注方式という非常に複雑な方式をとっておりますので、あまり多くの社を相手にできないという事務的な事情がございました。そういう中でたかだか大手を中心に10社前後の参加を得られれば、最終的に建設をするのは1社でございますので、十分であろうという判断のもとに、言葉はよくないですが一定の足切り的な考え方で1,100点という線を出したわけでございます。  これによって経審点の条件と実績要件というものであわせて、参加するだろう大体会社の数をもくろみましてつくった条件でございます。こういう形で実施してございますが、さまざま参加する会社の実績、その他で、我々もいろいろ得手不得手といいますか、そういったものがあるやに聞いておりますのでいろいろ危惧してございますが、どの会社も基本的には実力があるという考え方のもとに、今後厳しい技術評価、それを加えることによりまして当初もくろんでおります性能の確保を図るということを行っていくわけでございまして、いずれの社にあってもこれに追随し、入札当日まで、いわば技術評価などに耐えていただければ入札に参加いただけるというものでございます。  そういう意味でできるだけ、過去の実績もありますが、それのみではなく現時点での技術、設計提案を厳しく審査・指導することによって間違いのないものをつくり上げていくということで努力いたしてまいる所存でございますので、よろしく御理解いただきいたと思います。  以上でございます。             (助役 伊藤吉和君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) ごみ質についてお答えしたいと思います。  ごみ質につきましては基準ごみ、それから比較的乾燥している高位ごみ、それから水分を含んでおります低位ごみの過去10年間のごみ質の実績をもとに、仕様書の中へ入れております。それから仕様書の提出ですが、これにつきましてはかなり分厚い書類でございますのであす委員会へでも提出して、皆さん全員にということにはならないんで持ち回って見ていただきたいという考えでございます。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 赤松隆志君。             (17番 赤松隆志君 登壇) ○17番議員(赤松隆志君) それでは2回目に入ります。  まず最初にごみ発電のコストの点というので、あえて県外の事例を挙げました。恐らく市が答弁をされるのは県が出した採算性の資料だというのがわかった上で県のあれを出したんですが、それなりにここでかなり詳しく答弁がされたんですが、やはりそれの資料をきちんとやっぱり議会へ公開をしていただいて、そして審議をすべきじゃないのかなというふうに思うんであります。私も県議を通じてこの事業採算表というのは手に入れています。確かにこの表の収支の見通しの5年目からは黒字になるように試算をしています。そして、いろいろ何度も言われましたこの事業の採算性については監査法人に評価を依頼しており、キャッシュフロー収支見通し等は妥当であるとの評価を受けているというて書いてはあります。  ただこの表の収支5年目から黒字になるように試算をしているのはどうなのかというので聞いてみますと、結局その前後から福山市の松永工場のごみの焼却場がRDFに切りかわった。つまり広島県が採算の数字を示すことができるのは、本来日量100トン以上の処理量があり単独でも十分対応ができる福山市が、わざわざ本来RDFというのは遠隔地とか島嶼部とかいうところで、きちんとしたダイオキシン対策をした焼却場の設置が困難なところにRDFの施設というのを考えているのを、わざわざそういう必要がない福山市もその市内のごみをRDFにするという二度手間をあえて踏み切ること。それによって、数字としてはこういう採算がとれるような数字が描かれるようになったというふうな説明を受けています。  ただそういうふうな中でも、実はこの説明がありました売電価格というのは低く云々というのでありますが、同時にこれも恐らくいろいろ試算についての説明をされたんで市も持っておられると思いますが、ごみ資源エネルギーセンター(仮称)の事業内容についてというふうな資料の一番最後に事業採算性についてという項目があります。この事業は一般廃棄物の処理の一環として行うものであり、事業収入は市町村からのRDFの処理費と売電収入から成り立っている。RDF料、売電単価、金利等の変動要因についてはできるだけ経営努力で吸収する予定であるが、大きく変動する場合は参加市町村の理解を得てRDF処理費の変動で対応していく。結局はそうは言っても電力価格の方を上げてくれというわけにはいかんから、もう一つの、一方の市町村から受け入れるRDFの処理費を上げることによって採算をとらざるを得んということを県はきちんと書いてあるんですね。その点についてはどうなのか。この資料は恐らく市も持っておられると思いますから、市当局はいろいろ説明はされたんですけれども、この県の姿勢についてどうお考えなのかお聞きをいたします。  これまでも過去の質問もありましたので繰り返しませんが、結局RDFの方式と、それからそれ以前に検討していたごみの焼却方式での改修をすることによって対応する、それのコストの比較というのは私は容易に出るんじゃないかと思うんです。その前のごみの焼却方式を改修することによってどうなるか。それから実際の経費がこれはどれぐらいかかるというのもきちんと試算をしているわけでしょう。その2つの見積資料をきちんと出して、こういう形になりますよと、設備費はこうですよ、維持管理費はこうですよという形で、いろいろ説明をつけんでも数字としては出るんじゃないですか。それをきちん答弁として出していただきたいのであります。  2回目の質問の3点目でありますが、先ほど助役の方から、いわゆる入札については条件つきの一般競争入札というので、9社というのは資格を与えているだけやから公表はできないというのと、もう一つはそこの条件というのはそれなりのもんだというのがあったんですが、そこの技術の問題で改めてお聞きをしたいんであります。私が調査した範囲ではRDFのプラントの製造実績があるのは、川崎製鉄を中心とした日本リサイクルマネージメントと石川島播磨重工業や荏原製作所などのJカトレルシステムの2つが主なもので、あとは単発的に一、二社が見受けられる程度というふうになっているんじゃないかと思います。  石川島播磨重工業や荏原製作所などのJカトレルシステムという、いわゆる生石灰を使った方式というのは、御殿場の事故以来グループとしては機能してないと。今単独で売り込んでいる。  一方、日本リサイクルマネージメント、RMGの方も99年からは減資して、この会社自体はメンテナンス会社になっているというふうな状況で、ある程度メーカーとしてはかなり限られている。実際の実績も全体として38プラント程度ですから、なかなか限られているんじゃないかなというふうに思うんです。実際このRDFの専門家の言葉なんですが、ごみの固形燃料化技術があたかも確立された比較的簡単な技術に見がちである。RDF化はごみから所定の規格を有した製品を製造する技術である。プラント建設、いわゆるハードよりも、さまざまなごみからいかにしてRDFを製造するか。つまりソフトが重要であることに留意すべきである。これは各社の製造過程で必ず同じような事故や故障が発生していることからも、ハードや装置よりも運転方法が極めて重要な要素であるという形で、環境計画センターの専務理事の鍵谷さんがセミナーで言われているんであります。  そういう点では、ある意味ではRDFのプラントの一番のポイントは乾燥設備である。しかし、この乾燥設備というのは先発メーカーと後発メーカーではかなりの、まだ現時点では技術的な差があるんだというふうなことも言われています。だから、そういう中では、ある意味ではプラントそのものをつくる能力よりも、RDFを実際に正常に運転しているノウハウをどれだけそこの会社が身につけているかというのが、やっぱり一番の基本じゃないかなというふうな気がするんですね。  ところが入札の公告を見ますと、入札制度はいわゆる低入札価格制度といいますか、何のことはない、いわゆる制限価格は決めない。だから、ある意味では用意ドンでボーンと入れたら、たとえ採算とれん突っ込み入札でも、それでも構いませんよというふうな方法になるんであります。ただこういうふうな入札制度の場合に、ある意味では結果として本当にそういう運転のノウハウをきちんと身につけているメーカーがきちんと落札ができるのかどうか。専門の鍵谷さんも設備そのものはいずれもそれなりのものはつくるだろう。問題はそれをずっと運転するノウハウだよという点での、その評価については技術評価という形で言われましたけれども、そこはきちんとどういう形でやっていくのか。ある意味ではそこでやっていく、そういう入札として公告している以上、私は本当に安心できる業者がきちんと落札をして、そしてつくったものが安心して本当に稼働して、いろいろ言われました。それなりの故障の原因とか何とかいうのは、ノウハウとしてそれなりに調査をしてつかんでいるんだというのは、るる助役の方から説明あったんだけれども、それが本当に入札の結果、指名の業者で担保できるのかどうかという点においては、やはりちょっと疑問なような気がいたします。  そういう点ではもう少し慎重にこの入札は考えるべきじゃないかなという点で、2回目の最後の質問をしたいのは、このRDFの製造施設の完成予定は2001年の何月なのか。2002年の12月の基準、あるいはそれともそれをどうクリアするかというのもあるけれども、その余裕の問題というのはどの程度あるのかという点とあわせて、2回目の質問を終わります。             (17番 赤松隆志君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) まず第1点目のコストの件にかかわっての県の考え方でありますけれども、最悪の場合に採算性がとれないといった場合に、市町村に負担転嫁をするのではないかと、こういう県の方向性なんでありますが、私どもは軽々に市町村への負担転嫁を求めるべきものではない。国策によってこれは行う事業でありますから、市町村と県が連携をしながら国への要望等、またこれは広島県のみならず全国であちらこちらで共通の課題になるであろうというふうに思います。広島県だけがうまくいかずに、よそがうまくいくというような性質のものでもないというふうに理解をいたしております。したがって、最悪の場合は協議すべきものでありましょうけれども、その前に政治的にも、また国策としての国へ要望する等々の措置が講じられるべきものというふうに考えております。  それから、焼却とRDFとのコストの比較でありますが、これは委員会へ提出していきたいと、このように思います。  入札の運転方法のノウハウの問題については、このハード面もさることながら、要はこの維持管理費に最も影響を及ぼすのは運転管理のノウハウであります。運転方法あるいはその施設によって対応するべき修理・補修のやってくるものが、恐らく下請けになると思います。本体から直接来るということはまれであろうと思います。そういうようなことからコスト面から考えても非常にこれは大切なことでございまして、その点についてどう評価をして、そのことを契約あるいは入札に反映をしていくかということが大きな課題であります。したがって、我々もそういった側面からいろんな情報を収集しておるような状況でございます。  何度も申しますように、メーカー本体が来て修理をする、補修をするというよりも、その一連の工程の中のやはりそれぞれの下請け等々が大きなウエイトを占めるわけでありますから、そういったところとの連携というものが非常に重要になります。しかし、トータル的には全工程を総括的に管理するのはメーカーでありますから、そこら辺の連携というものが大切になるというふうに思います。御指摘の点を踏まえてこのことを今後反映をしていきたいと、こういうふうに思います。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇) ○市民生活部長(髙田義明君) RDFの完成予定ですけれども、一応事業年度といたしましては、本年度並びに来年度の2年度になっております。ただ実際にこれから入札、契約、それから議会への提案ということになりますと、工事着工が10月から11月になりますので、それらを考えた場合は2001年度までですけれども若干繰越明許というような形で、2002年度の2カ月ぐらいは経過するんじゃないかと、そのように考えております。  以上でございます。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 赤松隆志君。             (17番 赤松隆志君 登壇) ○17番議員(赤松隆志君) 3回目となりました。お疲れのところ、かなり時間をとらしていただいて突っ込んで質問をさせていただいたんですが、結局詰まるところは入札の問題であります。先ほど菅波助役は御指摘の点というのは十分配慮してやりますというふうな答弁ではあるんですが、入札の方法が低価格制度という形の制度をとっていて、本当にその点が担保できるんかなという点で疑問でもあります。それから、具体的な技術の点、それなりに調査はしているんだというんで、言えば口頭で答えるけれども、ある意味では、絶対に資料はなかなか議会にも出したがらないというふうな姿勢の中で、ましてや市民に開示はしないと。それから、ある意味でRDFにプラスチックを、いや府中も混入しないんだというのはきょう初めて聞きましたよ。これまではずっとプラスチックを入れると言っていたじゃないですか。その場その場に応じて、一番基本がころころ変わるようなそんないい加減なことを言われて納得ができるもんじゃありません。そういう点では具体的に突っ込みゃ突っ込むほど、余りにも拙速なやり方だなというふうな思いが強くするんであります。
     本当にごみの焼却方法、RDF、ごみ発電というのはがらっと180度変える方法であります。本当にこれが府中市のごみの処理のあり方にとっていいのかどうなのかという点では私は大いに疑問として持っています。私どもはやはり本来のごみの焼却のあり方というのは徹底的な分別収集、リサイクルをしていって、最低限焼却をしなくてはならないごみについては基本的には自区内処理、府中市なら府中市の行政において、必要最低限ごみはその適切な規模の焼却方式というのが、やはり現時点ではコスト的にも、あるいはごみ処理の本質から言っても、やはりそれが一番適切じゃないかなというふうな思いをして、3回目の質問を終わります。答弁があれば言ってください。             (17番 赤松隆志君 降壇) ○議長(神田治登君) 伊藤助役、答弁。             (助役 伊藤吉和君 登壇) ○助役(伊藤吉和君) 入札の問題について、誤解がもしありゃせんかということで御答弁申しあげます。  まず低価格入札調査制度でございますけども、幾ら安値を入れても取れるというものではございませんで、これ以下だと通常は失格よという線はあるわけでございます。低価格入札でもあるわけでございます。それを下回った場合に、通常はこの価格を下回ると、要するにできないんじゃないかと思われる価格を下回るわけでございますから、そこで調査をするわけです。何であなたはそう安い値段でできるのという調査をするわけです。それでいろいろ事情が、例えば製品を持っているとか、いろんな事情があるわけでございますけども、それらによって、なるほどこの安値なら安値でも、あなたに限ってはできますねと判断できた場合に、安い値段でも任せるというのが制度なわけですよ。だから安値でもぐって、手抜き工事でやれるというそういう制度じゃない。絶対ない。もっと言えば発注仕様を決定しているわけですね、もちろん。ですから、要するにどんな値段であろうと基本的には仕様に従って施工管理をきちんとやることによって、製品は間違いないものをつくらせるということができるわけでございます。それらにあわせてこの制度が運用されるものでございますので、最低制限価格を定める云々というものとあわせて、御懸念はごもっともでございますが間違いのないものをつくらせることができるものというふうに考えております。  それから技術的な、要するに、御指摘のようにこのプラントについてはハードそのものよりも、要するにソフト、ノウハウ、そういったものが重要だということで、私どももそういう認識を持っております。ちょっと言葉を選ばずに言わしていただければ、機械自体は一定水準以上の技術を持ったメーカーであれば、大手と言われるところであれば大体そろえられるであろうと。しかしながら、そのソフト、ノウハウがどこに一体蓄積されているのかと。これは我々も議員御指摘と全く同じ気持ちでございまして、いわば技術評価の上で最大のポイントと私は思っております。そういった実際のごみと格闘し、いいRDFを製造できる経験とノウハウ、そういったものを持っているところがどのようにかかわってもらえるのかと。しっかりかかわってもらわないと、やはりいいものはできないというふうに考えておりますので、技術評価の過程の中でそのような技術を最大限取り組むべく評価を図っていくつもりでございますし、そういった調査も進めておるところでございます。  非常にポイントを突いた問いかけかと思いますが、我々もそれらに気がついていないわけではございませんで、いいものをつくる最大のポイントだというふうに思っておるわけでございますので、ぜひ厳しい目で監視いただいて、間違いなく仕事が進んでいることをやはり見ていただく必要があろうかと考えております。  以上でございます。             (助役 伊藤吉和君 降壇) ○議長(神田治登君) 能島和男君。             (18番 能島和男君 登壇) ○18番議員(能島和男君) 議案集そのものについて質問してみたいと思います。  繰越金が組んでありますが、4,625万5,000円、これで繰り越しはもうほかに残額はありませんか。これだけですか、それを聞きたい。  それから、委託料が二、三組んでありますが、この委託、管理委託あるいは計画書等作成委託料というふうにあるんですが、この委託先について、あるいはどういうものを委託するのか聞いておきたいと思います。  それからもう一つ聞いておきたいのは、先ほどから論議がありましたように、ざっと20億円の借金をすると。長期借り入れやるわけですが、15年間でこれを返済していきますが、年々どれくらいの額になりますか。15年間返済するのに、元利、利息がどういうふうになるのか。これはできたら委員会の方に何年度は幾らになるというふうな一覧表を出していただければ幸いであります。起債に対しての交付税措置ということが言われておりますが、再度もう一度聞いておきたいというふうに思います。  それから、建設費全体なんですけれども、けさほどから二人の質問者の方が建設費が高いじゃないかという指摘がありました。私も高いと思う。ところが答弁の方は、トン当たり7,000万円で、七六、四十二の42億円、こういう答弁でした。ところが先ほどから話になっておるお隣の福山市は、多分190トン炉の施設だと思うんです。これが76億円です。そうしますとこちらはトン当たり4,000万円、府中市で7,000万円、何で福山で4,000万円か、この点をちょっと解明してほしいんです。もし私の質問がおかしかったら福山当局に聞いていただきたい。議会での答弁だということであります。余りにも差がひどい。建設費全体について聞いておきたいと思います。これが第1点であります。  それからもう一つは、入札関係の方から多少やらしていただきたいんですが、まず一つは公表の問題です。現時点で公表は避けたいということであります。それはそれでいいんですけれども、例えば振り返ってみまして、鵜飼の工業団地、これはコンペ方式です。この場合は開発公社の理事会で、その都度A業者はこういう計画だ、B業者はこういう計画だということを、コンペ方式ですから図面等も出されて公表されておる。あるいは指名競争入札の場合は、入札調書を見れば場合によっては最少、例えばどこどこの道路工事、何々というんが書いてありますよね。まだ金額入れてない。だから、入札前から業者指名が出ております。ところが今回は条件つき一般競争入札だということで公表しがたいということなんですが、条件つきといったらどういうことになるんですかね。もう一回条件の内容とか、工事執行規則見たら一般競争入札と指名競争入札と随契です。この3つの方法しかありません。コンペ方式が最近はやったり、あるいはまた今回は私に言わせれば、一般競争入札といいながらもコンペ方式が加わったような、あるいは随契が加わったようなそういう種類の入札発注の形態をとっておるというふうに思うわけでありますが、この入札ということについて聞いておきたいと思います。  同時にコンサルタントとの関係なんですけれども、今の現時点であの時系列を見ますと、既に指名の通知はしておるというふうに思いますが、どこの会社がどうだという評価をするのはコンサルタントに任してあるということだろうと思うんですが、この点はどうなんでしょうか。どういうコンサルタントに委託して、どういうふうな立場から評価するのか。点数制出ておりましたけれども、その点について多少聞いておきたいというふうに思います。  それから、何としても今回一番問題、不安な材料の一つは、福山市との関係で、他の行政のことはあまり言いたくないんですけれども、しかし、あそこに発電所をつくると。その発電所に府中市のRDFを運び込むということでありまして、果たしてこの発電所が本当に計画どおり進むのかどうかということについて、やはり一種の疑問を持たざるを得ない、というのはけさほどの論議がありましたように、だれもRDFを燃やすということになれば、うちの地域には御遠慮願うという住民感情が出るのは当然です。しかも私聞き及んだところによると、日本鋼管との塵排の関係等が、あわせて箕島ですからいろいろあって、これに対して見直してほしいという陳情あるいは運動も起こりつつあるし、これはだんだん広がっておると思うんです。そうしますと16年稼働といいますけれども、保証はないと思うんです。だから文書契約とかというのがあったと思うんですけれども、だからストックヤード2年ということが論議されております。私は2年で果たしていいのかどうかという点も危惧するわけであります。そういうふうに一つは思います。  同時に今も論議がありましたが、採算性の問題では、県の文書をそのまま読まれたり、あるいはずっと出ておりますけれども、私ども県の資料を手に入れております。例えばこの採算性で、先ほどから5年たったら黒字になるという一覧表を見ましても、まず最初に気になるのが稼働した最初の年ですよ、平成16年度から稼働するんですけれども、このときに21億5,700万円利益が上がるということになっておる。稼働した年に。内訳は売電が11億3,500万円、そしてRDF処理費収入が10億2,200万円、それだけが入って、それによってずっと15年間の返済計画なり経営の数字が出ています。これが本当に16年度からそういうふうな利益が上がるのかどうか。ちょっと見ただけでわかると思うんですよ。しかも先ほど言いましたように一定の運動も起こっておるということになれば、そうしますとこの計画書、先ほど試算だというふうに助役おっしゃっいました。確かに試算と書いてありますが、この試算そのものが私は最初から信頼性ない。団地の資金計画の方がよっぽど信頼性があるかもわからんような内容になっておるんです。だからこういうもので私は判断するのはやっぱり説得力ないし、理解しがたいというふうに思うんですが、本当に5年間たったこの時点で黒字になるんでしょうか。それがもしうまくいかなかった場合に、府中市の固形化燃料つくったものはどういうふうに運用されるんかということが問題です。  同時に関連して言えば、これは県が計画した各自治体のRDF施設の計画がそのままいってこういう数字になるんでしょう。18市町村あります。私が聞き及んだところによりますと、例えば大竹市は西の端から福山市の東の端まで運搬するだけでも大変なんだと。うちはおりたよという話も聞いております。廿日市市は二の足踏んでおる。宮島町はやめた。そういうふうに私は聞いておるんですよ。さらに福山市だって・・・私が言いたいのは、この間の4町1村の広域化の問題で私質問したときには、どう言うて答弁したんですか。議事録ありますよ。もうほとんど合意形成できて、あと微調整だけだと言って、そのあと四、五日したら、相手の方やめたということでしょう。この4町1村でそういうことなんですから、この18市町村の中で計画どおりいくわけないわけです。計画どおりいかなんだらですね、RDF処理収入がずどんと落ちますよ。そうすると、さっき言ったように経営が採算とれないということで、加入しておるところから、皆さん方多少の負担金お願いしますということにならざるを得ない。それは先ほど赤松さんが読んだところです。その点について非常に危惧するんですが大丈夫ですか。それが一つです。  同時に法人でしょう。あれは第三セクターの法人化でしょう。法人化で参画する場合は、団地問題で大分論議しておりますが、やっぱり議会の承認が要りますね。出資もするんでしょう。この点の手続はどういうふうに思っていらっしゃいますか。  それからもう一つ問題は、北九州市の若松でこの発電にかかわっての実験がずっと続いておる。甲世のRDFをそこへ持っていっておるんですね。これが24トン処理です。1時間に1トンずつずっと24時間連続でやっておるんですね。その結果、大体それの10倍ぐらいの規模を超すと、もう実験のデータががらっと変わってくるというんです。ということになると福山市は390トン、はるかに超えております。ということになると実際発電がうまくいくんかどうかということも疑問になるというふうなことも言われておるんですが、この点についてはどうでしょうか。  それから、ストックヤードの話が出ました。これは府中市には建設しないんですか。向こうの方へ建設するという話でありましたが、府中市の方はどうなんでしょうか。  以上、聞いておきたいと思います。             (18番 能島和男君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 10分間休憩します。                午後 8時08分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 8時20分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き質疑を行います。  能島和男君に対する答弁を求めます。  佐々木企画財政課長。           (企画財政課長 佐々木清人君 登壇) ○企画財政課長(佐々木清人君) それでは繰越金のことでございますが、今回4,625万5,000円を補正財源としてお願いしております。1999年度一般会計の決算見込額の状況でございますが、歳入決算見込額171億7,173万3,910円、歳出決算見込額167億6,367万2,868円、差し引き4億806万1,042円の黒字決算見込みであります。うち翌年度へ繰り越すべき財源1億4,890万6,055円を差し引きますと、実質収支額、決算剰余金は2億5,915万4,987円となっております。地方財政法第7条の規定によりまして、1億3,000万円を財政調整基金に積み立てさせていただきます。したがって、2000年度への繰越額は1億2,915万4,980円となる見込みでございます。当初予算で1,000円を損目で計上させていただいておりますので、今回4,625万5,000円を補正財源としてお願いしているものでございます。したがいまして、差引繰越金の残高は8,289万8,987円となっております。  それから、交付税の方の措置なんですが、起債の元金が20億7,450万円、これに対する利子が4億309万2,000円でございます。合わせますと24億7,759万2,000円、これを元利償還金として支払うようになります。そのうち交付税の措置ですが、詳しいことは委員会で表をまた配らしていただきますが、元利均等の期間が10年間あるんですが、そのうち平均的なものを言いますと元利金の償還金が1億9,881万3,000円、そのうちの交付税への算入措置が1億1,935万5,000円、単年度の一般財源の繰り出しは7,945万8,000円というようになります。詳しくは起債償還計画につきましては委員会の方で配らせていただきます。  以上です。           (企画財政課長 佐々木清人君 降壇) ○議長(神田治登君) 伊藤助役、答弁。             (助役 伊藤吉和君 登壇) ○助役(伊藤吉和君) 一般競争入札方式を採用していることにつきまして、ちょっとお問いかけの趣旨が十分理解できていないかもしれませんがお答え申しあげます。  入札といいますか、発注は、御指摘のように大きく分けまして一般競争と指名競争と随契という形に分かれるものでございまして、そのことにつきましては前も触れたところでございますが、一般競争といいますのは、言うとおり一々入札者を指名することなく仕事を希望する方に応札を可能とするものでございますが、ただだれでもいいというわけにはまいらないわけでございまして、仕事によって通常さまざまな条件がつくものでございまして、条件がつくのが一般的というものでございます。  今回RDF施設につきまして府中市が行いました公告では、入札参加資格ということで7つの条件をつけてございます。一々読み上げませんが、先ほど申しあげた経審点が1,100点以上、実績もしくは実証がある。それから参加申請書を提出している。指名除外のような扱いは受けていないとか、営業停止してないとか、いろいろ7つの条件をつけて、これを満たすものでなければ入札に参加できませんよというふうにしておるわけでございます。その上での一般競争入札というものでございまして、これが条件つき一般競争入札というものというか、そういうものでございまして、今回採用している入札方式でございます。よろしゅうございましょうか。  以上でございます。             (助役 伊藤吉和君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 福山市との関係において、発電所が確実に建設される見込みはあるのかと、こういうことでございますが、保証があるのかということでありますけれども、我々は県を信頼をしておりますし、また信頼せざるを得ないと。また今日的な状況のもとで県知事が政治的決断をしたことについて、我々はそのことをそうではないという立場にありません。  それから、採算性についてでありますけれども、試算の確実性のことだと思いますけれども、しかし、いろいろ御意見はあるでしょうけれども、一応県当局においてもいろいろ協議をして、監査法人の評価を受けて、これならまず大丈夫であろうというそういうことでございますので、それが不確実なものであり、でたらめであるというふうに我々が申しあげるという立場にないということはひとつ御理解をいただきたいと思います。  それから、大竹市や廿日市市がリタイヤするんじゃないかということでございますが、我々はそのようなことを一切聞いておりません。26日も部長等は一緒に同道して厚生省へ陳情へ行っております。  それから、法人への出資の件でありますが、これは新年度予算になると思いますが、予算議決で対応するということでございます。  それから、ストックヤードの件でございますが、府中市へ予備的につくるのかということでございますが、その建物の構造、敷地等から、これは県の責任において福山市へ計画どおり建設をしていただくというスタンスでございます。  建設費が割高であると。福山は190トンを76円で、トン当たり4,000万円ではないかと、うちは7,000万円ではないかと、こういうことでございますけれども、これは私どもの方の1トン当たり7,000万円というのはまあまあ県と協議をいたしまして、この程度の予算は確保しておくべきだということでございます。それから、その前提として60トンは8時間稼働ということを前提の概算であります。それから、福山市の場合は恐らく8時間でないと思います。これは16時間というふうに判断をいたしております。したがって、稼働時間によって単価は全然変わってくるということであります。この点については稼働時間について福山市へあすまでに確認をいたしたいというふうに思います。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) 委託先でございますが、これは東亜化学でございます。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 能島和男君。             (18番 能島和男君 登壇) ○18番議員(能島和男君) 建設関係なんですけど、もう少し答弁してもらわんと、私が特に聞きたかったのは、言ってみりゃこれはコンペ方式のような形態をとっておるんじゃないかということを申しあげたんですね。それの審査はコンサルタントにやってもらうということじゃないんですか。そのときにじゃあ市当局はどうするんかという点なんです。というのはプラントというのは各メーカーによって全部ノウハウが違うし、また形も違えば、あるいは技術的なもんも違うし、値段も違うわけですが、それを一般競争入札ということになればなじまない面もあるわけですから、それを審査するのはコンサルタントに委託しておるんでしょう。そうじゃないんですか。だから、その点の当局が責任持って審査やるんだということになればそういう答弁してほしいし、コンサルタントに任せておるということならそれはそれで、また一緒にやるんならやるでいいと。この点をひとつはっきりしてほしいと思うんです。  それから、どうしても私理解できないのは、先ほど部長も助役も答弁された福山市の発電所の採算性、そして県の計画性なんです。もう一回言いますが、初年度、16年度稼働するということなんです。そして、RDF処理費収入が10億2,200万円でしょう。売電収入が11億3,500万円、17年度が処理費収入が9億7,600万円、そして売電が10億8,300万円、先ほどおっしゃったように1キロワット8円3銭でしょう。そういうものがずっと積み重なって、一体11億3,500万円、16年度入るんかどうなのか。初年度入らなんだらずっとこれは尾を引きますよ。これも理解できないんです。同時に先ほど言いましたように、18市町村が計画どおりRDFを稼働させたとして、10億2,200万円の手数料が入るわけでしょう。そうすると計算すれば、例えば府中市が手数料等を払うのは5,000万円か6,000万円だったですかね。1億円いってません。そうすると4市でしょう。ということになると、果たして16年度がこれだけの収入があるんか。これだけの収入がなかったら借金返しの5億6,800万円、いろんな経費がありますから、それが賄えないということになるんです。だから、これの信憑性については単に県が言いよるからということでなくて、もう少し市当局として本当にこれでやれるんだと、さらに落ちるように、また議会もきちっと報告できるようにやってもらわないと、ただこの計画あるからだけではやはり不安だし、不確かな要素だと思うんです。  3月16日の新聞に書いてあるのは、この発電所は運用開始は全国4番目の2004年の予定、年300日の稼働でごみ約2万2,000トンから一般家庭8,000戸分の2万3,700キロワット発電、電力会社に売って約11億円の収入を見込むと。やっぱり11億円ということを書いておるんですよね。これはちょっと説得力ないと思うんですが、この点についてもう一回聞いておきたいというふうに思います。  以上2点。             (18番 能島和男君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) お答えしたいと思います。  見積設計図書の技術評価についてでございますが、これは現在各メーカーから提出された設計書が市が建設したい施設、方針にも合っているかどうか。これをコンサルと市の担当者でいろんな基準がございますが、そのあたりを協議しながら各メーカーへの質問、提案をして、各メーカーの水準を統一した中での入札を行いたい。こうした作業を通して発注仕様書に仕上げるようにしていきたいと、そういうことでございます。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 発電所の採算性の問題でありますけれども、御意見は、御質問は十分理解できるわけでありますけれども、先ほど申しあげたようにそうではないだろうということについては、我々として確信を持って県へ申しあげる立場にない。しかし、本当に確実に信頼性が持てるのかということについて再度確認することはできると思います、県へ。そういう作業はしてみたいというふうに思います。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 能島和男君。             (18番 能島和男君 登壇) ○18番議員(能島和男君) 維持管理費から技術の問題、いろいろ聞きたいことあるんですけれども、さっきかなり出ましたんで省略しますが、私が言いたいのは、今回の府中市のRDF導入は今なぜ府中市がRDFかと。この点については質問者がかなり出ました。私も3月議会で申しあげたところでありますが、広島県そのものも発電所へ投資を敬遠してきたということを聞いております。ところが、今全国で発電所をやりかかっておるのは広島だけでしょう。あと三重とか、あるいは福岡、大牟田、ありますけどね、大牟田なんかは今はかなりいろんな問題出ておるというふうに聞いております。  備後の方になぜ目を向けたかということについては、一つは福山市が処分場が3年か4年かで行き詰まってしまうと。あるいは府中市はダイオキシン問題でいろんな住民感情等の問題がある。あるいは芦田川は汚れておる。あるいは甲世の一つの一定の今までの実験台がということで、福山市に発電所をつくろうじゃないかと。これは国の方が厚生省、通産省、それにエコタウン計画見ればいろいろ出てきますが、大企業がのっかって、一定の政治家ものっかって政策的にこの東部に持ってきたと。それに県が乗り府中市が引っ張られたということで方向転換になったというふうに私は思っております。  そうでなかったら本当にRDFがよりベターだということになれば、この問題は今から1年や2年前じゃないんですよ。平成9年から県では論議されておることを聞いております。資料も一定量そのとおりのあります。もっと早くから積極的に対応していたら、そして議会にも特別委員会をつくってくれと。こういう問題もあるし、大いに研究してより一層ベターなものを選択しようじゃないかというのが当局の私姿勢だと思うんです。そういうものを抜きに2月に一定の全員協議会の報告がありましたけれども、言ってみれば何の住民への情報公開もないし、議会への対応も本当に少なくてここまで来て、それから先ほどもありましたが、予算提起される。これに対してどうか、賛成してくれということで、あまりにも拙速的なという点については私はどうしても疑問が残るし、理解できない。このことを申しあげて質問を終わります。             (18番 能島和男君 降壇) ○議長(神田治登君) 戸成義則君。             (4番 戸成義則君 登壇) ○4番議員(戸成義則君) 大分時間が経過をいたしておりますので、簡単に二、三点聞いてみたいと思います。  今回のRDFの施設の問題でございますけれども、元町団地等につきましてはこれは大事業でありますし、また今回のRDFの施設の問題、これは大事業でございます。団地の場合は二、三回、あるいはそれ以上に集中審議のような形でなされておるわけでございますが、今回臨時議会でということでございます。少し早過ぎるんじゃないかなという感じもいたしておるわけでございますが、市民の皆さんに見える形での議論がしてみたいというふうなことは皆さんが思っておられると思うんでありますけれども、ひとつこれから質問させていただきます。先ほどからずっといろいろ出ておりますけれども、重複する面も多少あるかと思いますけれども、私の思いをひとつやらしていただきたいと思います。  今回の議案第61号の補正予算のまず差しかえというのがございました。議会のたびに訂正があったり、あるいは差しかえがあったり、議案提出に当たって職員の慎重さが欠けておるんじゃないかと、こういうふうなことが感じられてなりません。今回のごみ固形化問題につきましても本当にこれは大丈夫なんだろうかと。不手際があったので変更するというようなことがありはしないかと。  先ほど赤松議員の質問にもございましたように、カロリーの問題にいたしましてもプラスチックを入れるというようなことを聞いておりましたが、今回は入れないというような答弁でございました。どうやら心配の方が先に立つようなことでございまして、また技術的に本当にこの施設で間違いないのだろうか。全責任を持って遂行できるのかどうか。いま一度信念のほどを聞かしていただきたい、こういうふうに思うのであります。  それから、この施設について知りつくした技術屋がいないというようなこともあろうかと思います。これは聞くところによりますと、福岡県の苅田町では非常に詳しい方が実際この道をなさっておるというふうなことも聞いております。その点について、今後ちょっとしたトラブルでもメーカーを呼ばなきゃならん、こういうようなことでは大変なことだと思うんですね。したがいまして、これはひとつ職員の研修等も含めた、あるいはしっかりした技術を持った人を雇用されるのかどうか、その辺についてもお尋ねをしてみたいと思うのであります。  それから、広域のごみ処理についてでございますけれども、周辺5町村、上下町、三和町、神石町、油木町、豊松村と共同処理を目指して、今年1月から8回にわたって会合がなされ、事業化に向けて協議をされてきたところでございますけれども、破談になったということでございます。この経緯について去る6月16日の議会には説明があったわけでございますけれども、どうもすっきりしないというのが実情でございます。もっと市民の皆さんの前に具体的に、この項がいけなかったんだと、こういうことがいけなかったんだというふうなことを市民の皆さんにやはり知っていただくということが大事ではないかというふうに思うわけであります。  数字で見てみますと、共同処理の場合1日80トンが、今度は単独でやれば60トンということでございます。2億8,000万円が必要であるというふうになっておりましたが、2億5,000万円、わずか3,000万円しか変わっていないというふうなことでございますけれども、これは少しどうなんかなという感じがいたしてならないわけでございます。  それから、RDFの施設の建設に当たって地元の本山町やあるいは鵜飼町、聞くところによると18項目とかあるいは30項目あるんじゃないかというようなこともちょっとうわさではございますけれども、地元の皆さん方の苦渋の選択をしていただくわけでございますが、協議なりあるいは要望事項なり、もし差し支えなかったらどういうふうなことが要望あったと、あるいはこういうことについてはこういう話があったと、こういうことはこれで話をつけたというようなことがわかれば、ひとつお知らせできればお知らせを願いたいというふうに思うのであります。  それから、ある環境を考える団体から全国でも多くの問題が多発している施設である、不安を持っている多くの市民に知らせてほしいというような陳情があったように聞いてございます。実は私自身もよく理解をいたしてございませんけれども、今までどおり焼却方式による施設を改善して対応するのがよいのか、あるいはRDF施設について福山の発電所で処理してもらうのがよいのか、まだ疑問な点があろうかと思います。どうもすっきりしない面もございます。多くの市民の皆さんは恐らく戸惑いを感じておられると思うんですけれども、PRをもう少ししていただくということで、先ほど助役の方から答弁がございましたが、早急にひとつ市の広報なり、あるいはどのような方法でも結構でございますが、市民に周知をしていただきたいというふうに、これは要望でございます。  ごみ焼却炉の全面的な改造に向けて、3,570万円の調査費を急に2月に1,456万円を増額をいたしたわけでございますが、RDFの施設の調査変更についてどのような調査が行われたのか。その結果が具体的に公表されていないわけでございまして、どのようにこれからなっていくのかというようなことも、約5,000万円を使って調査をしておるわけでございますから、やはり調査の結果を皆さんの前で明らかにしていく方がいいんじゃないかと、こういうふうに思いますが、その辺について1回しか質問しませんので適切な答弁をお願いいたします。  以上でございます。             (4番 戸成義則君 降壇) ○議長(神田治登君) 髙田市民生活部長、答弁。           (市民生活部長 髙田義明君 登壇)
    ○市民生活部長(髙田義明君) 私の方から御答弁申しあげます。  まず最初に、当初広域でやっていたけれども広域がつぶれた原因について、全員協議会で説明があったけれども市民に納得できる説明をしてほしいと、そういうような御趣旨の質問であったと思います。この点につきましては助役の方から全員協議会の中でそれぞれ御答弁申しあげておりますけれども、いわゆる建設につきまして建設費なり、それから設備計画作成業務委託料、地元環境保全対策、それから用地費、維持管理費のこれらの点についてのそれぞれの府中市と4町1村の分担について協議をしたわけでございますけれども、我々といたしましては特にこういう俗に言う迷惑施設と、ただ単にごみだけの問題、それから人口だけで割り切れる問題じゃないということで、特に斎場建設につきましては、新市町との関係でそういうことを勘案しまして、おおむね四分六の関係で話をつけたわけでございますけれども、これらを勘案して、当初府中市といたしましては全体的に人口割85、均等割15の、いわゆるこれでは実質的に府中市が6084、5町村が3916と、いわゆる6対4の割合で提案を申しあげたわけでございます。  それだけで結論を申しあげますと、建設費のことにつきましてはおおむね府中市の提案でよかったと、了解と。それから整備計画作成委託料についても、いわゆる府中市の提案、四分六の提案でおおむね合意、それから地元環境保全対策につきましては多少の微調整が残りましたけれども、そのほか用地費につきましては府中市が全額負担するということで合意。それから一番問題になりましたのは、何回も御説明申しあげておりますように維持管理費の問題でございます。この点につきましては、当初府中市がごみ量70%、均等割30、いわゆるこれを換算いたしますと、府中市6、5町村が4、四分六の関係で提案を申しあげましたけれども、町村の側につきましてはごみを主体として考えてほしいということで、我々といたしましてもその方向でいろいろ議論を重ねております。  最終的に維持管理費につきましては、府中市といたしましては、ごみ量を75、均等割25の64対36の割合で提案をし、それらを踏まえまして4町1村の方からごみ85、均等割15、いわゆる7対3の割合でしてほしいと、そういう要望があり、最終的に折衷案といたしまして、府中市からごみ80、均等割20の67対33と、そういう御提案を申しあげたところでございます。これが6月13日の首長会議の結果でございますけれども、そういう提案を踏まえまして、当時上下町長さんがいらっしゃいませんでしたので、あと上下町長を踏まえて議論をし、その結果について府中市の方へ報告するということで、その結果が調整つかなったところでございますが、結果といたしましては、この維持管理費について最終的に調整がつかなかったと、そういうことでございます。  それから地元との話し合いのことでございますけれども、地元から出されました要望なり、それから協議の内容、お話し合いの結果等についての御質問でございますけれども、この点についてはまた委員会の方へでも要望書等について提出させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。           (市民生活部長 髙田義明君 降壇) ○議長(神田治登君) 石川環境施設課長、答弁。           (環境施設課長 石川秀生君 登壇) ○環境施設課長(石川秀生君) 戸成議員さんにお答えしたいと思います。  途中で計画変更した。それについてどのような金の使い方かということだろうと思いますが、一応当初は改造で計画を立てていたわけです。焼却炉の改造ということで契約をして、それをずっとやってきておりましたんで、既に基本計画とか基本設計についてはもう完了していたわけです。今度はRDFになるとそれが流用できないんで、新たに今度はRDFについての基本設計等を行わなくちゃいけないと。それからまた環境影響評価やなんかは、これは調査を行っておる時点でございましたが、これはRDFになってもそのまま利用できますんで、そういうようなもの、それからまた流用できないものとしては、やはり整備計画、見積仕様書、このようなものは既に計画自体のあれが全部完了しておりましたんで、これは焼却で完了していたわけです。だからRDFに変わったことにおいて新たにそれの計画、見積仕様書等の出しかえ、また地質調査等が新たに含まれましたが、改造であれば現施設の改造ですんだわけですが、あの下の段へRDF工場をつくるとすれば、それを地質調査等が全部含まれて、そういう金額になったわけであります。だから、そのまま流用できるものと流用できないもの、まだ未実施のものと、それから既に完了していたものと、こういうことでございます。           (環境施設課長 石川秀生君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 私の方から一連の対応についての緊張感の欠如、心配であると、したがって信念のほどをと、こういうことでございますけれども、この点につきましては先般も陳謝いたしたところでありますけれども、このような重要な議案の作成に当たって起債の部分が欠落しているというようなことについても、御指摘のとおり緊張感の欠如と厳しく受けとめておるところであります。要はこの事業はダイオキシン対策はもとより、地域の、ひいては府中市の全体の環境問題を良好にするための唯一の方策であると、そういうふうに理解をいたしております。したがって、ぜひ情報を開示すべきものは開示し、議論と御意見をいただく中でぜひとも実現をしていきたいと、このように考えておるところであります。  それから、第2点目の技術評価等に当たってコンサルへ依存をせざるを得ないということもありますけれども、ということは行政内部に精通した専門家がいないというのはこれ事実であります。したがって、このネックをどう克服するかということで私ども検討いたしております。苅田町に責任を持って対応された工場長さんもおられることでありまして、我々も接触をいたしておりますけれども、我々が正式に依頼すれば協力はやぶさかでないと、そういう感触も得ておるところであります。したがって、建設の当事者としていろんな角度からのアドバイスをいただくようこれから詰めていきたいと、こういうふうに思っておるところであります。  なおまた行政内部における技術的な研修というのは非常に難しゅうございますけれども、しかし、できるだけ幅広く若い者も含めて、先般も研修会を開いたところであります。RDFの基礎から問題点はどこにあるのか等々を踏まえて、幅広く全体でのレベルアップに努力をしているところでございます。  いずれにいたしましてもいろんな問題があります。我々の非力さというものを痛感をいたしておるところでございますけれども、その足らざるところは専門家のアドバイスを得て対処していきたいと、こういうふうに思っておるところであります。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 戸成義則君───。  佐伯好昭君。             (1番 佐伯好昭君 登壇) ○1番議員(佐伯好昭君) 時間も大分経過してまいりましたが、私なりに今回の問題について質問をしてみたいと思いますが、その前に一つだけどうしても言っておかなければならないことがございます。  それは最初の質問のときに申されました13番議員あるいは18番あるいは14番の皆さん方が御心配されているように、あるいは今の4番の皆さんが心配されているように、RDFとは何かということを市民とともにこの問題を考えていって決めることがベターです。いつも元町団地造成の問題にしても、やれそら30%できた、ほらそれ、こういう形になっていくパターンを今までつくってきた。今回もそういう傾向がある。したがって、地域住民、この施設をつくる地域の皆さん方も非常に、先ほどから何遍も言うように苦渋の選択をし、問題は、その地域が府中市の公害対策協定地域に、指定地域に選ばれたと。これは何であったかということであります。ダイオキシンの問題があり、全国で3つ目の指定をしていただいた。そして、ある代議士を利用してここまで何とかこぎつけた。この苦渋の選択の、地元の地域の皆さん方が公害に対する知識、それをむだにすることなしに、私たちは3日後には何らかの結論を出さなきゃならない。それを市民の総括を得るまでに、また待ったらどうか。何をしたらどうかという議論が、あるいは陳情が出てまいりました。  そういうことがないようにしてほしかったのでありますが、ご承知のように県がその結論を出すのがおそかった。それまで府中市は焼却方法でいきます、焼却方法でいきます、ダイオキシン対策は8ブロックで行います。したがって、100トンの焼却施設が要ります。したがって、24時間稼働やります。ずっとやってきた。11月、12月の暮れになって、県がおくれた。あなたたちはこういう情報は読めなかったんですか。県が先ほど2年前からこういう計画があったじゃないかという意見もある。そういうときに県が脱焼却方法でいくことも検討しよるんじゃなかろうか、どうなんだろうかということを県の方へたたくことはしなかったんですか。それをしないで公害指定地域に指定してもらい、そしてまた今回は皆さんの力を借りて、国・県へ行って、予算は幾らもらえますか、どうしますかという形で、この予算を国庫補助何ぼ、何分の1、公害指定しておるからやってきたんでしょう。そしたら3日先には我々にその結論をくれ。私たちも苦渋の選択ですよ。今からこれを待つわけにはもういかないでしょう。  そしたら、この苦渋の選択をして、その地域にこの施設を持ってくる地域住民の気持ちをむげにすることはできないでしょう。どういう気持ちでしたか。それを陳情という形で地域住民から上がってこなきゃならない。私たちも3日後にはそのことを結論出しますよ。私たちは信託を受けているんです。市民の信託を受けているんだから、白紙委任は受けていません。したがって、これは何らかの形で結論を出したら、それを市民に持っていって説明をして歩きます。これが議員の仕事でしょう、信託。ましてや皆さん方も先ほど質問がありますように、RDFとは何かということを互いに周知しろと。これもあなたたちも一生懸命頑張りなさい。私たちは信託を裏切らないように住民に説得をして歩きます。その地域住民の一陳情の団体が、もう議員を選んだ人がおるでしょう。そこへこの過程が今回はどういうふうに進んでいっとるのかということをその人はなぜ聞かなんだか。そういう団体を知っている人に、ここまできたんですよということをどう説明してあげれなかったのか。親戚の人もおるとか聞いております。苦渋の私たちは選択をしなければならないこの勤めの中で、また住民にというのはあまりにも酷過ぎます。そのことをまずもって言って、次の質問に移りたいと思います。  私たちがいろいろとこの問題を考えるときに、今回の問題は固形燃料工場であります。すなわちこれはどういう形でそういう問題が起こるのかと言いますと、厚生省と通産省がタッチしておるからであります。厚生省はごみとして扱っております。そこで受入先のそのごみ、先ほど24番議員から御質問がありましたように、これは有化物であるかどうか。すなわちそこから先は通産省がタッチしている。リサイクル法によるペットボトルの問題もそうであります。地方自治体が集めるまでの間は一般ごみです。集めたものをペットボトルとして処理するのは通産省のものであります。そこの境目が今十分できてないから、先ほど来これは自民党が申しあげました巡回型社会形成推進基本法、これが5つの柱になっておるんであります。すなわち環境基本法の中に載って巡回型社会形成基本法というもの、すなわち廃棄物処理法、資源有効利用促進法、容器包装リサイクル法、家庭リサイクル法、建築リサイクル法、食品に関するグリーン券購入法という法律なんかを使用してきておるんであります。これは私が説明するまでもなく理事者の皆さん方はよく御存じのはずです。  焼却炉から脱焼却炉へ変わった。このメリットは何であるか。あるいはデメリットは何であるか。先ほど来助役さんはRDFのデメリット、メリットは何かということになる。助役が言えば焼却の調査を明確にした上で、そのデメリットをカバーする方法がRDFのメリットになる。すなわち逆のことがメリットになる。基本的には燃料費を有効利用できるほか、運送コストも軽減、貯留もできる、貯めておかれる。燃料の特性として常に熱効率が高く、発熱量も一定だと、こういうことも言いましたね。ダイオキシンがましてや一番少ないですよということも言いました。逆に言ったらデメリットは何と。これは先ほど来から皆さん方がおっしゃっていました。造成工程にお金がかかることであります。しかし、それは建設費及び維持管理費もかかるが、全体のプランとしてはごみ焼却炉並みのコストでダイオキシンの発生、ごみ焼却すべてを考えれば同じぐらいなりますよと、こう言うたんです。さてどちらを選ぶかということでしょう。  そこでなぜこの問題を出してきたかというと、これの有化物を取り扱ってくるところができたから自治体ものぼせたんでしょう。のぼせたというのは、その施設ができたから県もそこへ受入先ができました。やれやれ。そこで福山市の住民はたまらないよ、ちょっと待ってちょうだいというのが福山市の住民の御意見なんでしょう。だから、府中市はただ捨てるだけがいいんではない。そこのところもよく考えて、だから、先ほど来助役さんも言うように、そのこともわきまえてあそこは燃やすんだから、プラスチック類、特にそういう塩化物的なものは入れませんということでしょう。それは福山市の住民に対しても、そういうふうな中から考えだした。この一つの大きな利点は、何と申しましても熱効率を自由にすることができるということでしょう。熱効率を自由にすることができる。すなわち固形燃料にする工程で破砕、拡散したり、いろいろまぜ合わせるにしたがって熱量をほぼ一定にできるんでしょう。これがこれの一番効果のあるところなんです。  そして製造工程で、破砕、風力選別あるいは自選アルミニウム選別という有害物も除去していっているのが、これが逆に言ったら一番いいところでしょう。だから、そうすると、ただこの地域の皆さんがこの熱、この施設をつくってもいいよ。苦渋の選択をされたんなら、あれほど全国に発信した府中市公害対策指定地域が全国の者に見ていただいて、ああいいものをつくってくれたな、この熱利用をどう使うかということも考えてみる必要があろうと思います。熱利用というか、固形物をも考えてみる必要があると。  それがある地域では、発電ではなしに熱利用法というものをつくった。そして、そこの地域は事業ごみだけを利用したんでしょう。事業ごみだけを利用してやっている。もちろん火力が上がり過ぎるぐらい上がっておるんでしょう。ただ問題は生ごみを入れることによって、塩化によってボイラーは入る。それはもうそろそろ新しい技術によって、そのボイラーは伸びるような研究へ今進んでいっておるんでしょう。ですから、本山の団地の中につくるなら、昔、ダイオキシンのある、いわゆる焼却をしたときにその熱を使ってプールをつくろうじゃないか、あるいはその熱を使って何とかしようじゃないかという意見もその地域の人の了解を得るために熱有効を使おう。焼却のときもございました。今肝心なことは、この輸送コストが今度は水分を10%しかない固形燃料ですから、これを有効に使う方法を考えておるかどうか。ここをまず1点考えておるのか。これを有効に使う方法を考えておるんかどうか。  府中市には、ご承知のように首無地蔵の辺へ、ちょっと笑い話になるかわからんが、温泉をつくったらどうなんやということも言われたことがある。そしたら、あそこへボイラーでこれを使って下から掘って燃料に使われてみたらいかがですか。それはちょっと問題がありましたように、JIS規格に将来は統一していこうという経過も起こっておる。ですから、そういうことは考えたことがあるのかないのか。  広島県は400を超すエコノタウンの模索をしております。その400の中に10のプロジェクトに分けてある。その中に熱効率を使ったらどうかというものを考えております。まず府中市はこの固形燃料をどのように利用するのか。ただ単に福山に持って行って焼いてもらって、はいはいと言われる。将来の展望でしょう、これは。  大体質問も行き渡りました。私は何回も申しあげますが、公害対策指定地域にされたこの地域を、ああよかったな、いいもんができたな、さすが府中市はこのダイオキシンを含めてその地域を立派なものにしたなというぐらいのことは府中市の宣伝になりますよ。悪い宣伝を発信したんだから。置き去りにしておいて。それはやがては府中市全体の信頼問題にもなるということを十分自覚してほしいので、あえてお尋ねをしておるわけであります。  まず第一に、もう大分経過いたしておりますので、そのことのお答えをしていただきたい。それとほかにもありますので尋ねたいと思います。             (1番 佐伯好昭君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) 多岐にわたる御意見拝聴させていただきました。要するにRDF工場によってこれを熱利用ができないかというふうに承ったんでありますけれども、府中市の総合計画の中でクリーンセンターの大改造、これについて単に焼却をし、最終的に最終処分場へ持って行くということでなしに、その熱を有効に活用していくべきだと明記しておるんです。考えたことはあるんです。考えたことはあるんですが、しかし現実の問題として、それをどのような形で実現するかということになりますと、いろいろな問題点もございまして、経費等の問題もございまして、展望としてはそのように現在でも持っておるわけであります。  現在このRDF処理施設をつくる。そして府中市でその熱を利用するということになると、府中市で焼却をするということになります。あるいはもう一つの方法は脱臭装置であるとか乾燥装置、こういうものの余熱を利用できるかという問題です。これについてはちょっと確認をしてみる必要があると思いますけれども、しかしRDF処理工場で府中市で製造し、それを府中市で焼却をすると。その焼却施設を設置するということについては、これはそういう例もないことはないんです。がしかし、これは経費の面からいっても効率性からいっても妥当かどうかという、そういうような感じがしないでもありません。したがって、このRDF処理施設の乾燥段階、脱臭の段階でその余熱が利用できるかどうかということも、これは専門家と十分協議をしていきたいと、こういうふうに思っておるところであります。したがって、熱利用を考えたことがあるかという御質問と承り、考えたことはあるというふうに御答弁申しあげてみたいと思います。  以上です。             (助役 菅波次郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 佐伯好昭君。             (1番 佐伯好昭君 登壇) ○1番議員(佐伯好昭君) 私の質問の仕方が悪かったんでしょうが、府中市で燃してしまえと。今出てものを燃してしまえと言っておるんじゃないんですよ。最終的には10番議員がおっしゃったように、この問題は分別方法が命なんですよ。だから、このランニングコストはいかに安くあげるかということは、その使用する、あるいは自治体の姿勢にかかって幾らでも安くできます。幾らでもとは言いませんが、例えば水分をいかに少なくするかということも一つの考え、ましてその燃したものをいろんなまぜあわせ方があるんですから、木くずと生ごみだけにしてその燃料は今度は逆にボイラーに使って灯油費を安くしていくとか、灯油関係の70じゃ、80じゃおっしゃいますが、平均には私は90リットル要ると思っております。1トン当たりですよ。ですから、そこへもその燃料として使えばいいわけですから。  だから、要は固形燃料工場ですから、そこで出るものはいろんなプロセスを組むことによって、ごみをまぜることによって、いろいろその性質が変わってくるんだということをまず認識をしてほしいんですよ。そこで肝心なことはフロアシートによると一等最初に入ってくるのはどこかというと、破砕機に一等最初に入ってくるんです。入ってくるとすぐ破砕機がぼーんといくんです。だから、分別収集だけしっかりしとけば破砕機械というのは壊れないんですよ。それを破砕機械には、鉄にも丈夫な、何にも丈夫な、かれにも丈夫な、分別収集がしっかりしていないから、そこが経費がかかるし、同時にそこにもっといいものをしようとすると金がかかってくる。これはやり方によってどうでも変わってくるんだと。ある程度経費は下がってくるんだということであります。これは十分自覚しておく必要がありますよ。だから、先ほど17番議員もおっしゃったように、これをどう使うかというのは、その中におる技術者のノウハウなんですよ。それをまたどう指導していくかというのが、設置者である理事者なんですよ。そのことをまず自覚をしてほしいと思います。  さてそこで、先ほど来から入札等の問題がございました。御存じのようにこの入札につきましては一般指名競争入札ですね。そうすると、この問題は今から三、四年前からRDFというのはずっとしてきております。それともう一つはじん芥処理もやってきております。おおむね60件というものが一つの団体、大手の5つという業者に、いわゆる入札をされております。したがって、それはちょっとおかしいんじゃないかということで、今からいつごろですか、平成11年8月13日に公正取引委員会が勧告を出しました。この勧告を受けている業者が今回の指名入札の中に入っているのかどうか。そして、今この指名業者はその公取の独禁法禁止違反でありますよと。したがって、あなたたちは48条2項の規定により勧告を申しますと言って、勧告したことに訴訟を行っております。その勧告に従いません。私たちはそういうことをしておりませんと言っているのが大手5社であります。その大手5社がほとんど60件というものをやってまいりました。この点をどういうように考えていらっしゃるのか、お尋ねをしてみたいと思います。  そして今先ほど来、トン7,000万円とおっしゃいました。私があるところで入手したのでは、トン6,500万円から7,000万円までがあります。過去、平成9年から12年の間に10社あります。その10社の平均をとってまいりました。そうするとトン当たり6,500万円から7,000万円までの間が2件、7,000万円から7,500万円までが1件、7,500万円から8,000万円までが3件、8,000万円から8,500万円が1件、8,500万円から9,000万円が2件、9,000万円以上が1件とあります。平均は7,500万円から8,000万円となっております。非常にばらけておるんです。そういう中で、先ほど助役さんは最低制限価格を設定しない。いわゆる最低価格をしないで、最低した人については再度あなたはこれでできるんかできんのかと言って尋ねます。どこの業者でもできんと言う者はおりません。すべてできると言います。できんと言う者はおりませんよ。そしたら、そこら辺が今の勧告を含めてどのようにまず考えておるのかお尋ねをしたいと思います。  そして、オンブズマンが全国でいろいろと監査請求をしました。自治体に監査請求。それを申しあげるならば最近の話をいたしましょう。  まず米子があります。その次が南高知清掃組合、それと尼崎クリーンセンターがあります。そしてもう一つ、下関があります。そしてもう一つは福岡があります。そして一番近くの問題を申しあげますと、米子の問題は7月11日に監査報告の結果を言いました。監査報告の結果、これを見るとどういう監査請求をしたのかといいますと、60社が大体大手5社が勧告の受けておる人が順番でとっているんじゃないかと。したがって、それは2%というマージンを余分にとっている。したがって、1,000万円というものが談合されることによって市民に損を与えた。だから、市長さん払いなさんなと。損害賠償請求を市長にしたわけです。その結果、市長はどういう監査請求はどういう形を出したかというと、発注の均等化を大義名分として談合を繰り返していた。平成10年9月までの間に本件工事を含め60件の工事、もしくは見積合わせをし、参加者競争を排除し、あらかじめ取り決めておいて業者に発注するという不法行為が続投されたと、こういうことが監査請求にあります。  そして、さらに申しあげますのは、その監査の実施について監査対象局がそのことをしたら談合が何ぼにもわからん。地方自治体で今まで監査請求されて、談合したかせんかというのがわかったのは一回もありません。これは私がすべてずっと調べてみました。それは何が限界かということであります。調査権のない自治体の調査には限界があるんです。調査権がないんですもの。談合したと思われる人にちょっと来てくださいよ。調べてみました。ありませんよで終わるんです。調査権がないんです。だから、今やっておる、勧告を出された5社についてはどのように思っておるんですか。彼らはやってないと言っておるのをまた府中市はそれでやらせるのかどうか。彼らはやってないから従来どおりやりますよということでしょう。だったら、今回の分もそのとおりでやられると、私はよくわからないが、どこかに決まったとすれば、既にうわさは飛んでおる。どこかと決めたとしたら、そしたら工事がスムーズにいきますか。一言だけ言うておきます。18番や17番より、ちょっときついかもわからないんですけど、はっきりと申しあげておこうと思います。  だから、こうした場合、私は助役に今度は一つ聞くが、公取委員会に情報を集めることによってある程度談合というものは防止できるんじゃないかと思う。あなたたちは入札価格を聞いた。ある程度9業者の中から、うちは何ぼでできますよ、うちは何ぼでできますよと言ったときに、入札価格いうんですか、そういうものが出ておると思うんです。だから、助役にこのことを防止するには自治体としてどのような努力をするのが一番いいか。談合情報対応マニュアルというのが出してあります。これでは何の役にも立ちません。  以上申しあげて、3つの質問をまず答えてください。             (1番 佐伯好昭君 降壇)           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩します。                午後 9時29分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 9時40分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩前に引き続き質疑を行います。  佐伯好昭君に対する答弁を求めます。  伊藤助役、答弁。             (助役 伊藤吉和君 登壇) ○助役(伊藤吉和君) 大変こういう場でお答えを申しあげにくい御質問を多数いただいたように感じております。ただ一言で申しあげまして、こういった大きな発注には、とかくつきもののいろいろな談合関係のうわさといいますか、そういったものが正直申しあげましてないわけではございません。そういったことから御懸念も本当にみずからを、我々の対応をしっかりさせるという意味で、戒めるべく改めてしっかり対応しないといけないと今感じておるところでございます。まずこのような言うまでもないことですけど、談合は一言でいいますと高値落札をもくろむものでありまして、当然絶対に回避しなければならない問題でございます。  一般的には落札者をあらかじめ合議でもって取り決めて、入札価格をコントロールするということで達成されるわけでございまして、このうち相互に規制し合う、お互いに、例えば順番を決めるとか、そういったやり方でもって行うものは、いわゆる独占禁止法に違反するわけでございます。公正な取り引きに違反するわけでございます。その際に金品、その他対価が伴えば刑法に言うところの談合罪が成立するということで、大変犯罪としても反社会的なことはもちろん、重い罪であるというふうに、当然のことですがそういうものでございまして、これに対する対応は要するに発注者の毅然とした対等というのが、要するに覚悟がまず第一に求められる。それは発注する内容について十分熟知する必要がありますし、当然価格についてできるだけ熟知する。自分が発注する者が一体幾らかわからんようなあり様では談合やられ放題になるわけでございますから、十分知ると。その上で適切な予定価格をつくっていくというものが基本になるわけでございます。あわせておかしな動きがないかどうか十分に監視し、それに類した情報があればささいなものでも速やかに対応すると、これが基本的な態度であろうというふうに認識しております。  御指摘の焼却炉談合と言われているものでして、昨年の8月に大手5社が排除勧告を公取委から受けたわけでございます。このときの大手5社というのは、新聞で報道されているとおりでございますが、三菱重工、日本鋼管、日立造船、川崎重工、タクマ、この5社でございまして、この排除勧告をこの5社は応諾拒否ということで、現在も再審査という形で事は済んでいないわけでございますが、これに対する国・県・地方公共団体、市町村ですね、市町村の対応というのはこの排除勧告が出た8月以降、9月以降、次々と指名除外を行っております。本市におきましても昨年9月10日から本年1月9日までの4カ月間、指名除外という形で一定のけじめをつけておるところでございます。  それでこの5社と今回のRDFの発注について、さきの答弁でも申しあげましたように、一般競争入札でございますので入札日当日にならないと入札参加者というのは確定しない建前でございますので、この5社がどういう扱いになるかということについては、その上では何ら予断を申しあげることはできないんですが、正直申しあげますと、先ほど申しあげたように談合情報とおぼしき看過できない情報が今月の初旬から10日ごろにかけてもたらせてございます。7月10日が見積設計図書の提出期限ということで、これに前後した一種の情報というふうに御理解いただければと思うんですが。私どもとしては談合マニュアルに沿って対処するほどの確定情報ではなかったものの、やはり非常に大きな発注工事でありますし、もしものことがあっては大変なことになるということで、何ら証拠的なものはもちろんないわけでございますが、すぐさま私自身が広島の公取事務所に赴きましてこの情報を公取委の方に相談しますとともに、公取側の持っている情報をいただくなど連携を既に行ってございます。現在もささいな情報でもあればお互いに交換し合い、もしも必要な対応が発生すれば速やかにお互いに行うということで、当初申しあげましたような談合的な動き、もしくはそれを予見させるような行動、そういったものについては極力神経をとがらしているところでございます。  このような体制の中で詳細までは申せませんが、さまざまな防止策をとっておりますので、御安心くださいとまではなかなか言えない性格のものではございますが、最後までこのようなスキャンダルの発生しないことを願いつつ、発注者として毅然とした対応をするために緊張を図っていると、そういうところでございます。  以上でございます。             (助役 伊藤吉和君 降壇) ○議長(神田治登君) 佐伯好昭君。             (1番 佐伯好昭君 登壇) ○1番議員(佐伯好昭君) ありがとうございました。  公取の勧告を承諾しないで今審査を続けておるということは、従来どおりでもいいんだというような姿勢があったとすれば、これまた大変なことではなかろうかというふうに思う中で、当然調査権のない自治体の調査は限界がある。したがって、先ほど助役が答弁いただきましたように公取委に情報を集めることによって談合もある程度防止はできるんなかろうか。毅然とした態度でやってほしいと思います。これは要望しておこうと思います。  さてそこで先ほどからペットボトル、すなわち容器包装リサイクル法の完全実施ということでございます。この問題については、私もちゃんと要望しておこうと思います。それはRDFという焼却をしない固形化燃料工場が本山の団地にできるとすれば、今ペットボトルリサイクル法という、業者がこれをある程度利用されているのかどうかわかりませんが、産業廃棄物処理業者があります。ここに一般処理が運ばれておるということであります。すなわちごみとは何かと。先ほどだれかごみとは何かということをお尋ねでございましたが、ペットボトルのごみというのはどこまでかということです。これはあくまで地方自治体がペットボトルというものは収集義務を負っております。そのペットボトルをつくる事業所が責任を持って回収する。その費用は出す。しかし、それにはいろいろの問題があるから、そこでこの事業所は日本容器包装リサイクル協会へ委託しております。したがって、事業所は何本生産しておる、何を何本したということも市場へ出した本数がわかってますから、それによって委託したリサイクル協会へ処理するんであります。そこでこれが容器包装リサイクル法を適用しておる。だから初めはリサイクル品目がガラス容器とペットボトルだけだったんだが、完全実施だということで紙もプラスチック製品あるいはプラスチック製品の容器包装も新たに加えた。すなわちこの4つが新たに加わってリサイクル法という形をとっております。  そこで今府中市へ運ばれているペットボトル、その自治体は分別収集を完全にやっておるんですか。例えば豊松村、ある村にはごみと一緒に持って来たんじゃ、これは一般廃棄物でしょう。その村がペットボトルを収集して一定のステーションにペットボトルだけを置いて、あるいはペットボトルを初めドリンク缶、アルミなどもいろいろ置いて、そこのステーションから、はいよろしゅうございましたと言ってリサイクル協会の指定を受けた中間処理が持ってくるのには違反ではありません。そこからごみでありませんから。すなわち先ほど来申しあげましたように、巡回型社会に沿う環境基本法にのっとる容器包装リサイクル法でやっておるからであります。その点をしっかりと見極めてやってください。せっかくRDFで公害のない燃やさない施設をつくろうと苦渋の選択をした地域の人のためにも、これは産業廃棄物だから関係ないんだというもんではないということをはっきりと自覚し、県の方にもそのあたりのことを強く要請される。何をどこでどういうふうに運んでおるのか。そこをしっかりととらえておく必要が今後あるのではなかろうかと思います。これは要望して、時間も経過しましたのでこれで終わりますが、要望事項であります。             (1番 佐伯好昭君 降壇) ○議長(神田治登君) 松坂万三郎君。             (5番 松坂万三郎君 登壇) ○5番議員(松坂万三郎君) 皆様大変お疲れでございます。  あとの詳細につきましては私は委員会の方で聞かしていただきますので、資料整理並びに先ほど来これから委員会の方へ提示されるとおっしゃいました資料の方、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。             (5番 松坂万三郎君 降壇) ○議長(神田治登君) 金子徳光君───。  伊藤正道君。             (21番 伊藤正道君 登壇) ○21番議員(伊藤正道君) 大変時間が経過いたしておりますが、我が会派も最後の質問ということでいろいろ意気込んでおりましたけれども、長時間にわたって質問、答弁がございまして、私がせっかく通告しておりますので若干時間をいただいて質問をさせていただきたいというふうに思います。  平成14年の12月のダイオキシン規制をクリアするために現在の焼却炉を改築していこうという、そこから始まりまして、当初は焼却方式で検討されておりましたが、急遽RDF方式に変更され、職員の皆さんにおきましては計画案の作成あるいは地元へ出向いて説明・協議、大変な努力をされておることと私は理解するわけでございます。しかし、今日までいつもこういった状態が出てきておりますが、そのこともどなたかさきの質問者からも指摘されましたが、議会に対する対応が大変まずいんではないかというふうに指摘すれば、いつも申しわけないと、先ほどの助役の答弁からも若干のおわびのようなことがございましたが、今日までRDFにつきまして早く情報を入手された方もいらっしゃるかもわかりませんが、議会全体といたしましては1月の31日に我々の議会の制度検討委員会の総会を予定しておりました。終了後20分か25分ぐらいの短期間でこのRDFにかかわるごみの資源エネルギーセンター構想について、10日ぐらい前に福山の市議会で全員協議会において説明されたその資料そのままをコピーをして我々に配付して、若干の説明がなされたわけでございます。そこから端を発して今日までちょうど期間的には6カ月という短い時間で、しかも四十数億という大きな事業をこれから我々が決断する中で、大変我々も勉強したつもりでございますが、何しろ専門家でもございませんし、それぞれの議員として研修を深めてきておるところでございます。  またこの変更に伴って2月21日に厚生委員の協議会を開いて、RDFについての整備計画が若干資料として出されて説明をされました。そのことは3月定例議会では予算の審議が間に合わないから、RDFの補正予算、整備計画のいろんな資料をつくる整備計画をするための専決をするというようなことで、実際には3月の定例議会で整備計画等に対する委託料の予算の専決が提案されて、そこから若干の質疑が始まったものと思います。さらには具体的には6月16日、これも先ほどどなたか質問されておりましたけれども、広域でやるんだということで、かなり合意を得ておるような感じで広域広域というふうに言っておられましたけれども、6月16日ではこの広域がくずれたということを資料をもって、今日までのいろんな交渉経過、話し合いの経過をずっと詳しく日程的に示されて報告がございました。  本格的には7月10日に全員協議会を開いて、正式にここで初めてRDFの施設の整備計画が示されて、いろいろな今日までのいろんな問題点を整備して初めてここから我々は協議に入ったところでございます。そして今日、急遽予算がないのにもう既に入札をやるというようなことで、今日この臨時議会で予算案が提出されて審議をしておるところでございます。我々といたしましても会派ごとにいろいろ2月の2・3日には美祢市、先ほどお話にありましたような苅田町の施設に負けないような立派なものをつくるんだという、苅田町の施設も視察してきたところでございます。  また先般は会派で札幌市と留萌市、札幌市は10年前につくった古いRDFの施設を勉強してまいりましたし、また留萌市では2年前につくった新しい施設ということで、古い施設と新しい施設を比較して勉強に行ってきたところでございます。その他にも近くの甲世の施設であるとか、ほかにも過去の委員会のときに厚生委員会で関東の方のこのRDFの施設を見たところでございます。また具体的に県の方へ先般出向きまして、県庁でもこのRDF構想についていろいろと資料をいただいて勉強してきたところでございます。そういう今日までの短い期間でございますが、いろいろ過去の経緯を踏まえて、私は4点ほど時間をいただきまして質問させていただきたいというふうに思います。  先ほどの質問者の中にも広域が決裂したその経過についてもっと具体的に市民にわかるように答弁せよと、説明せよということで、内容的にはそういうことだったと思いますが、結果的には今日まで資料を示されておりますように、広域を断ってきたということで結論づけられておられますが、我々の耳に入っておるところにつきましては、お互い今日府中市も初め各自治体は大変な財政難です。できるだけ支出を少なくして負担を少なくしていいものをつくっていこうというそういう気持ちは私は理解するわけでございますが、結局広域でやろうというその土俵の上に上がってぎりぎりのところまでいって、一方的にもうだめだとシャットアウトしたら当然広域は成り立たないわけですね。  そのことについて私は今日まで4町村のいろいろな状況も聞いてまいりました。結局先ほど部長が説明されましたような数字的な背景で合意ができなかったというところはわかりますが、そこから先についてはどなたも説明がなされておりません。私は関係町村の方からも聞きましたけれども、お互いにここまでいったんじゃけれどもどうしても合意ができなかったと。ひとつせっかく広域でやろうということで県の指導をいただいてやってきたんであるから、県の方に調整をお願いしたということを耳にしたわけですね。先般の研修会にまいりまして聞きますと、町村の方は県の方へ調整役をお願いしますということがありましたけれども、府中市さんは調整を断られたという趣旨の説明がございました。  結局他の町村が最終的にはそういうことがありましたけれども、丁寧に私は何日にどなたが来てからあいさつされました、電話がありましたというようなことが記録として記載されてございますが、結果的には府中市が一歩も譲らんと。こういう言葉がちょっと感情を込めて言いますと、県の言うことは府中市がきかへんのよと、こういうようなことも他の町村から耳にしております。先般の研修会の中でも府中市さんは、よかったら県がここまできたんだから県が中で調整をとって、広域でここまでやってきたんだ、広域でやっていただきたいということで説明したんですけれども、残念ながら府中市さんは応じていただけなかったという趣旨の説明がございました。この件について事実かどうか、過ぎたことについてはこれ以上こだわりませんけれども、この広域でやろうということが決裂したその原因もそこにあるんではないかというふうに私は受けとめておりますので、その件についてひとつ事実を答弁願いたいというふうに思います。  それから、市長さんはあまり今回のこの件については答弁されておりませんが、ストックヤードについて知事さんに十分お願いしてあるということですけれども、ただお願いするということでなくしてどうなるんかと。計画は計画ですから、このとおりに、先ほど答弁の中で現在のこの計画がぴしっといく保証があれば文句ないんですよ。結局RDFをつくってそこへ運んで処理できる、これが2年後にできるということで、そのストックヤードの問題もいろいろ論議されましたけれども、もしそれが延びた場合にはどうしてくれるんかということはやはり県に強く言わにゃいけんでしょう。お願いします、お願いしますで、どうしてくれるんかと一緒に、府中市の今の実態の中から、そういうことについて私は知事さんにお願いしてあるだけでは今回のこの決断についてはすっきりしませんので、もう一回そこら辺について市長の方からはっきりとした御答弁をいただきたいというふうに思います。  それからもう1点、これは助役さんがずっと重要な部分については答弁されておりますが、RDFの処理費についてでございます。予算書の中ではトン当たり1万2,000円ということで、県の勉強会では多少上がるときがあるかもわからんというようなことがございましたが、助役の方では国・県が指導しておるんでそんなことはないよと、こう言うて助役が言われたのは信用できんと思います。県が言ってもらいたいんです。先ほどの答弁の中で、私の記憶違いかわかりませんが、皆さん加盟の自治体にはあまり迷惑かけないと、1万2,000円について。それは当然国や県が指導しよるんだから当然そっち見て言うんじゃというんでなくして、そういうところへこういうときにはそういうようなのはちゃんともろうてこないけんでしょう。議会で質問があったら、それに適正に答弁できるようなものを持ってこれなきゃいけんのじゃないですか。市長さんにしてもこれからお願いしますとか、これは国や県へ言うもんじゃとかいう問題の答弁では私は納得できないと思います。  それから細かいことですが、周辺整備について助役さんの方が苅田町以上のものをつくるというようなことで、意欲のほどは理解できますけれども、それでは全体事業費の42億8,500万の中にこの周辺整備費はどれくらい入っておるのか。先般の説明の中では緑地帯をつくるとか何とかいうことでありましたけれども、そういう今のような、口では助役さんの言葉は大変明瞭なんですけれども、答弁は明瞭でも中身についてはそういう内容についてもっと具体的に答弁されるべきじゃないですか。そういうことについて総事業費の中に含まれておらんと。今後どの程度どういうふうにするのかということをひとつこの場で御答弁願いたいと思います。  一番大きな問題は広域が決裂したことについて適正な答弁をいただければ、2回目の質問を終えます。             (21番 伊藤正道君 降壇)
    ○議長(神田治登君) 橘髙市長、答弁。             (市長 橘髙泰司君 登壇) ○市長(橘髙泰司君) ストックヤードのことでございますが、一番大切な件でございますので私も知事に直接話をさせていただきまして、府中市は2年間固形燃料を貯めておくということになりますので、ぜひストックヤードを考えていただきたい。県知事もそういう方向で考えているということでございますので、これ以上の答えはないというふうに思っておるところでございます。               (発言する者あり)  それは県の計画を実施するということが前提でございますので、もしという話はないと思います。             (市長 橘髙泰司君 降壇) ○議長(神田治登君) 菅波助役、答弁。             (助役 菅波次郎君 登壇) ○助役(菅波次郎君) まず周辺整備のことでありますけれども、42億数千万の今回の予算の中には周辺整備については一切入っておりません。これは先刻も御答弁申しあげたように、周辺整備は処理施設と一体のものとして段階的に年次計画を立てて対応すべきものというふうに思います。その場合に補助事業になじむものがあればそれを活用する。補助事業の対象にならないということになれば、これはぼつぼつでもこれに対して対応していくと、こういうことでございます。したがって、総事業費の中には入っていないというふうに御答弁させていただきたいと思います。  それからRDFの処理費でございますけれども、これは県の見解でも処理料の問題、処理あるいは処理方式の問題、売電収入等によって異なってくるけれども、現時点での試算では1万円から1万4,000円、RDF1トン当たりがそういうことであります。これをごみ1トン当たりに換算いたしますと、5,500円から7,700円程度というふうに県は考えていると。これは極めて流動的でありまして、かなり幅を持った言い方をしておるところであります。したがって、1万2,000円というのは1万円から1万4,000円と、これはRDFの1トン当たりの単価であります。ごみに換算すると5,500円から7,700円、こういうことで御理解を賜りたいと思います。  それから広域化の解消の問題でありますが、基本的にはこれは部長が経過の中で申しましたように、6項目ある中で施設整備に係る経費、整備計画作成業務委託費、既に使っている経費、それから起債償還、用地費については合意に達しております。ただ地元環境保全対策費について非常に町村側がこれはいつまで続くのかわからないではないか。したがって、一定の限度を設けてその中で四分六なら四分六にしようと、こういうことでございまして、この点についてはある程度若干の詰めで合意に達するものというふうに我々は理解しておりました。  したがって、最もネックになりましたのが維持管理費の問題であります。その内容については部長から申しあげたところでありますけれども、最終的に県との関係において事実関係がどうであるのかということでございますけれども、我々は6月13日、首長会議を開きまして、13日の段階でも町村長側からこうしてほしいということがありました。我々も譲歩いたしました。そして中をとってこういうことでまとめようじゃないかということ、それを提案いたしました。それがほんのその差というのは何百万の話であったと我々は思っております。それが決裂に至ったというのはほかの要因もあったんではないかという御指摘でありますけれども、しかし、我々は維持管理費の問題が最大のネックであって、最終的には3分の2対3分の1、つまり67対33でいこうではないかと。特に本来この維持管理費はごみ量100%でというのが町村側の要望でございました。しかしながら、この府中市が主体となって建設をしていくわけであります。ある程度の共通経費というものは応分の負担をしていただきたいと、こういうようなことから若干双方が歩み寄れば、我々は妥結していたというふうに理解いたしております。  そこで御指摘の県との関係でありますが、県は当初から当事者間で話し合いが不調整の場合には中へ入ってもいいよという、そういう話はございました、これは。しかし、我々はまず当事者同士で話をすべきだということで、経過にも書いておりますように、幹事会、助役会、そして首長会議と、そういう段階を踏まえて合意に達すべきものは、4項目については合意に達しておるわけですから、最後の地元調整費と、それから維持管理費、こういうことでありますから、私どもおおむね妥結ということになるものと確信をいたしておりましたけれども、結果の通知については事務レベルでだめよと。そして、こちらから電話して結局あれはだめになりましたということが正式にあって、最終的には7月3日の段階で陳謝に来られたと、こういうことでありますけれども、まず町村側と当事者同士が話をしている最中に自分たちは、つまり町村側は県へ白紙委任をしましたよという連絡は何らありません。府中市さん、そうは言わずにうちはこういうことじゃけん、県へ話をしましたよ、委任しました、全然ない。事務レベルでも我々段階でもありません。  仮に町村側は県へ白紙委任したとして、県の方は何月何日に町村側から白紙委任がありました。府中市さんはどうされますかと、こうあるべきだと私は思います。しかし、それはありませんよ。ただどういう受けとめ方の違いがあるかもわかりませんけれども、当初申しあげた最終的に県が出てもいいですよということ、これはありましたよ。しかし、我々は当事者でまだ話をして、どうしても行けんときにはお願いしようと、こういうスタンスでありましたから、13日の首長会議は合意に達しておるわけですから、市町村長が集まって最終的に妥結しましょうやと、我々はそういうふうに理解をしておりました。  ところが先ほどから申しあげておるようにそういう結果でありますから、我々は残念であります。広域のメリットについては、これは双方にメリットがあるわけでありますから、また議会に対しても地元に対しても、直前まで我々は広域でいくということをお願いし、協力を求めてきたわけでありますから、うちから断るとか、何とか要領よく断るように仕向けるとか、そういうような考え方も態度もいたしておりません。はっきり申しあげます。  ただ維持管理費については、もう少し、何百万の問題ですよ、それぞれの町村と我々といえば。だから、そこは胸襟を開いて話し合うべきだったというふうに思いますし、また町村長から断りがあったときに、おいちょっと待ってくれと、県へこのために打診に行ったわけでありますから、すぐ。ところが県はもう調整不能と。市長や我々にも連絡なし。事務局が聞きましたときに、もうそれ調整不能ですと、こういう宣告を受けたわけでありますから、我々も唖然とするし残念と言うほかはないと、こういうことでございまして、私も県の松本課長に電話いたましした。府中市が断ったというふうな受けとめ方をされておるけれども、そういう事実があったのか。いやそんなことは言っておりませんよ。ただ町村側から白紙委任があったけれども、府中市からは白紙委任がなかったということは言いましたよと。これはだれに対しても言いますよということであります。しかし、県からはうちへないじゃないですか。町村から話をしておる。当事者からうちへないじゃないですか。こういうことで私が申しあげたんでありますけれども、事実関係はそういうふうに我々は理解いたしております。  したがって、どのように情報が錯綜してこうなったかわかりませんけれども、我々が広域を断るとか、あるいは要領よく断るように仕向けるとか、そういうような考えは全くありません。またそのように我々は何とか合意形成に向けて努力をぎりぎりまで、市長みずからがここは譲ろうやということで言うたわけでありますから。しかし、その点については残念の一語に尽きるわけであります。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 休憩します。                午後 9時18分 ○議長(神田治登君) 再開いたします。                午後 9時19分           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(神田治登君) 伊藤正道君───。  以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第61号は、予算特別委員会に付託いたします。  以上をもって本日の日程全部を終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査のため、8月1日から8月2日まで2日間休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神田治登君) 御異議なしと認めます。  よって、8月1日から8月2日まで2日間休会とすることに決しました。  次は来る8月3日、予算特別委員会終了後に本会議を開きます。  ただいま御出席の諸君には別に通知はいたしません。御了承の上、御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。  大変御苦労でした。                午後 9時20分...